JPH0748230Y2 - ミシンの針棒の補助糸掛け - Google Patents

ミシンの針棒の補助糸掛け

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JPH0748230Y2
JPH0748230Y2 JP40276390U JP40276390U JPH0748230Y2 JP H0748230 Y2 JPH0748230 Y2 JP H0748230Y2 JP 40276390 U JP40276390 U JP 40276390U JP 40276390 U JP40276390 U JP 40276390U JP H0748230 Y2 JPH0748230 Y2 JP H0748230Y2
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JP
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thread
needle bar
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hook
auxiliary
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JP40276390U
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JPH0493071U (ja
Inventor
政夫 石井
Original Assignee
ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、本縫いミシンの針棒
の補助糸掛けに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ミシンの糸掛けは、第３図のよう
に針棒１の下部に固定され１個の糸通し孔を有するもの
が多く使われている。また、第４図に示されているよう
に、複数個の糸通し孔を持つ針棒糸掛けが知られてい
る。この糸掛けでは、針棒１に補助糸掛け３を取り付け
て糸通し孔４に糸Ｔを通すことにより糸に適切な抵抗を
与えたり撚りや撚り戻りを防いでいた。これは、実開昭
４９ー１１６１に開示されている技術である。
【０００３】
【従来技術の問題点】ところが、縫製を行う際、第３図
の１個の糸通し孔を有する糸掛けや実開昭４９ー１１６
１に開示されている糸掛けでは糸の太細や糸の種類に関
係なく一定の抵抗を与えるため、違う糸で縫製を行おう
とすると適切な抵抗がかからず、ループが倒れるなどし
てループの形状や形成される位置が一定せず目飛びが発
生したり、糸切れが起きることがあった。
【０００４】
【手段】針棒下端に固定され糸通し孔を形成した針棒糸
掛けと、一端を本縫いミシンの針棒に回動・固定自在に
取り付けられ、針棒糸掛けの糸通し孔に一致する糸通し
孔を有する補助糸掛けとを設け、縫製品の種類によって
補助糸掛けの針棒に対する固定位置を変更可能としたミ
シン針棒の補助糸掛けを取り付ける。
【０００５】
【作用】通常の縫いをするときは補助糸掛けの糸通し孔
が針棒の糸通し孔と一致するように固定し、空縫いや落
とし縫いをするときには補助糸掛けの糸通し孔が針棒の
糸通し孔と異なる位置にくるように固定端を中心に一定
角度回転させてから固定して縫製を行う。
【０００６】
【考案の実施例】第１図に示されているように、１は針
棒であり、主軸（図示せず）に取り付けられたクランク
機構（図示せず）の運動により上下に運動する。５は、
補助糸掛けで、針棒糸掛け８に取り付けられる。補助糸
掛け５は上方部の一端を螺子６で針棒１に固定され、下
方部の他端に糸Ｔを通す糸通し孔７を有する。なお、糸
通し孔７は、針棒糸掛け８の糸通し孔２と一致させるこ
とができる。補助糸掛け５は螺子６を緩めることにより
螺子６を支点にして回動させることができ、適当な位置
で螺子６を締めて固定できる。
【０００７】綿糸やスパン糸あるいは太い糸で縫製を行
うときは、第１図のように補助糸掛け５を針棒１に対し
て平行になるように固定し、針棒糸掛け８の糸通し孔２
と補助糸掛け５の糸通し孔７を一致させ、その孔に糸Ｔ
を通して縫製する。また、テトロンフィラメントやメタ
リックス糸のようにループ乱動の激しい糸や細い糸で縫
製を行うとき、あるいは空縫いをするときには、螺子６
を緩め第２図のように補助糸掛け５を針棒１に対して螺
子６を支点にして一定角度回転させ適当なところで螺子
６を締めて固定し、第２図のように糸Ｔを通す。
【０００８】このようにすることにより、糸Ｔに適当な
抵抗を与えて空縫いをする場合には一定形状のループが
形成されるようにし、テトロンフィラメントやメタリッ
クス糸のようにループ乱動の激しい糸では撚りや撚り戻
りを防いで安定したループが形成される。
【０００９】
【効果】この考案によれば、いかなる種類の糸であって
も、また、空縫いをする場合でも安定した形状と位置の
ループを得ることが出来目飛びや糸切れ等の縫い不良を
少なくすることが出来る。また、縫製の種類を変更する
ために糸を別の種類のものに交換する際、従来の技術で
は１つの補助糸掛けで異なる抵抗を糸に与えることが出
来なかったため、補助糸掛けを交換する必要があった
が、この考案では、補助糸掛けを適度に回動すれば適切
な抵抗を糸に与えられるので補助糸掛けを交換すること
なく各種の糸の縫製に対応でき、汎用性に優れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の実施例
【図２】この考案の実施例
【図３】従来例
【図４】従来例
【符号の説明】
１・・・針棒 ２・・・針棒糸掛けの糸通し孔 ５・・・補助糸掛け ６・・・螺子 ７・・・補助糸掛けの糸通し孔 ８・・・針棒糸掛け

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 針棒下端に固定され糸通し孔を形成した
    針棒糸掛けと、一端を本縫いミシンの針棒に回動・固定
    自在に取り付けられ、針棒糸掛けの糸通し孔に一致する
    糸通し孔を有する補助糸掛けとを設け、縫製品の種類に
    よって補助糸掛けの針棒に対する固定位置を変更可能と
    したミシンの針棒の補助糸掛け。
JP40276390U 1990-12-28 1990-12-28 ミシンの針棒の補助糸掛け Expired - Lifetime JPH0748230Y2 (ja)

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JPH0493071U JPH0493071U (ja) 1992-08-13
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