JPH0748131A - 中空ガラス物品の製造方法及び装置 - Google Patents

中空ガラス物品の製造方法及び装置

Info

Publication number
JPH0748131A
JPH0748131A JP19440193A JP19440193A JPH0748131A JP H0748131 A JPH0748131 A JP H0748131A JP 19440193 A JP19440193 A JP 19440193A JP 19440193 A JP19440193 A JP 19440193A JP H0748131 A JPH0748131 A JP H0748131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass article
hollow glass
support ring
blowing means
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19440193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takemi Murakawa
武美 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP19440193A priority Critical patent/JPH0748131A/ja
Publication of JPH0748131A publication Critical patent/JPH0748131A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空ガラス物品を支持リングから切り離すと
き、ガラス小片が中空ガラス物品内に入ることを防止
し、かつ、中空ガラス物品の取出し時、支持リングに妨
げられることなく取出すことができ、さらに、中空ガラ
ス物品の厚さむら(偏肉)を防止し得る中空ガラス物品
の製造方法及び装置を提供すること。 【構成】 支持リング(4)上に供給された円盤状の溶
融ガラス塊(a)を円形穴(4c)から垂れ下らせた
後、金型(5)に入れ、ブロー手段(2)により空気を
吹き込んで中空ガラス物品(b)を成形し、成形後、支
持リング(4)に支持された中空ガラス物品(b)を切
り離して取出す形式の中空ガラス物品の製造方法におい
て、中空ガラス物品(b)を成形した後、ブロー手段
(2)と支持リング(4)とを一体的に垂直位置から1
00〜130度上方に傾動させ、次いで、支持リング
(4)に支持された中空ガラス物品(b)を切り離して
取出すようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電球用バルブ、魔法瓶
用バルブ、ビーカー・フラスコ等の中空ガラス物品を製
造する中空ガラス物品の製造方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中空ガラス物品は、ブロ
ーイング機と呼ばれているガラス成形機により製造され
ている。このブローイング機は、ガラス溶融炉に連設さ
れたフィーダーから間欠的に供給される溶融ガラス塊を
円盤状に成型し、機本体の回転テーブルの周囲に等間隔
で配設された支持リング上に順次供給し、該支持リング
の円形穴から垂れ下らせた後、金型に入れてブロー手段
により空気を吹き込み所望形状の中空ガラス物品を成形
している。成形後、この成形された中空ガラス物品は、
支持リング上の環状ガラスとつながっているため、中空
ガラス物品を取出す際には、この環状ガラスと中空ガラ
ス物品とをディスクカッターで切り離して中空ガラス物
品を取出している。
【0003】上記ディスクカッターにより支持リングか
ら中空ガラス物品を切り離す際、ガラス小片が発生し、
これが中空ガラス物品の内部に入り、未だ高温の中空ガ
ラス物品の内面に付着し不良品となる問題があった。
【0004】上記の問題を解決するために、中空ガラス
物品を支持リングから切り離す際、支持リングを180
度回転させて中空ガラス物品の開口部を下向きにして切
り離すようにした提案がなされており(特公昭55−3
6607号公報、特公昭62−35973号公報ご参
照)、また、同様の目的で、中空ガラス物品を支持リン
グから切り離す際、支持リングを90度回転させて中空
ガラス物品の開口部を横向きにして切り離すようにした
提案がなされている(ヨーロッパ特許明細書公告番号
323 415 ご参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記180度回転させ
る方式のものは、中空ガラス物品を支持リングから取出
す際、支持リングが中空ガラス物品の取出しの支障にな
り、該中空ガラス物品の取出しに困難性が伴う欠点があ
る。
【0006】また、支持リングを90度回転させる方式
のものは、中空ガラス物品を支持リングから切り離す
際、ガラス小片が飛散して中空ガラス物品内に入るのを
防止することが不十分であり、しばしばガラス小片が中
空ガラス物品内に入る欠点がある。
【0007】また、上記両方式は、支持リングだけを回
転させており、これであると、支持リングの熱変形や回
転支持部等の使用に伴う磨耗により、支持リングとブロ
ー手段との中心ずれが生じ、中空ガラス物品の厚さむら
(偏肉)を起こし易い欠点がある。
【0008】本発明は、従来技術の上記諸欠点に鑑みて
開発されたものであって、その目的とするところは、中
空ガラス物品を支持リングから切り離すとき、ガラス小
片が中空ガラス物品内に入ることを防止し、かつ、中空
ガラス物品の取出し時、支持リングに妨げられることな
く取出すことができ、さらに、中空ガラス物品の厚さむ
ら(偏肉)を防止し得る中空ガラス物品の製造方法及び
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の方法は、支持リング上に供給された円盤状
の溶融ガラス塊を円形穴から垂れ下らせた後、金型に入
れ、ブロー手段により空気を吹き込んで中空ガラス物品
を成形し、成形後、支持リングに支持された中空ガラス
物品を切り離して取出す形式の中空ガラス物品の製造方
法において、中空ガラス物品を成形した後、ブロー手段
と支持リングとを一体的に垂直位置から100〜130
度上方に傾動させ、次いで、支持リングに支持された中
空ガラス物品を切り離して取出すようにしたものであ
る。
【0010】また、本発明の装置は、回転テーブルの周
囲に等間隔で配置された支持リング上に供給された円盤
状の溶融ガラス塊を円形穴から垂れ下らせた後、金型に
入れ、該支持リングに対向させて設置されたブロー手段
により空気を吹き込んで中空ガラス物品を成形し、成形
後、支持リングに支持された中空ガラス物品を切り離し
て取出す形式の中空ガラス物品の製造装置において、回
転テーブルに傾動可能に設置された複数のブロー手段
と、各ブロー手段と一体的に傾動するよう設置された複
数の支持リングと、回転テーブルの所定位置でブロー手
段と支持リングとを一体的に垂直位置から100〜13
0度上方に傾動させる傾動手段と、支持リングに支持さ
れた中空ガラス物品を取出し位置で切り離す手段と、切
り離された中空ガラス物品を取出す手段とを具備させた
ものである。
【0011】
【作用】本発明は、支持リングに支持された中空ガラス
物品を切り離す際、支持リングをブロー手段と一体的に
100〜130度上方に傾動させているため、切り離し
時発生するガラス小片が中空ガラス物品内に入ることを
防止できる。
【0012】また、本発明は、支持リングを上記のよう
に、100〜130度上方に傾動させているため、切り
離された中空ガラス物品を取出す際、支持リングに妨げ
られることなく取り出すことができる。
【0013】さらに、本発明は、ブロー手段と支持リン
グとを一体的に傾動させているため、ブロー手段と支持
リングとの中心ずれを防止することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明装置の要部正面図、図2は傾動
手段の側面図、図3は物品取出し位置での側面図、図4
はブロー手段及び傾動手段の縦断正面図、図5は本発明
の成型プロセスのダイアグラムを示している。
【0015】図1〜図4において、(1)はブローイン
グ機の回転テーブル、(2)はブロー手段、(3)は傾
動手段、(4)は支持リング、(5)は金型、(6)は
金型開閉手段、(7)はディスクカッター、(8)は取
出し手段を示している。
【0016】ブローイング機は、連続的に回転する回転
テーブル(1)を備えている。そして、ガラス溶融炉の
フィーダーから間欠的に供給される溶融ガラス塊(a)
を円盤状に成型し、ブローイング機本体の回転テーブル
(1)の周囲に等間隔で配設された支持リング(4)上
に順次供給し、該支持リング(4)の円形穴から垂れ下
らせた後、金型(5)に入れてブロー手段(2)により
空気を吹き込み中空ガラス物品(b)を成形し、成形
後、支持リング(4)に支持されている中空ガラス物品
(b)を支持リング(4)から切り離して取出すように
構成されている。
【0017】ブロー手段(2)は、回転テーブル(1)
の周囲に等間隔で傾動可能に配設されている。このブロ
ー手段(2)は、図4に示すように、ブローヘッド(2
a)を備えている。このブローヘッド(2a)は、摺動
軸(2c)の下端に固着してある。この摺動軸(2c)
の上部には、摺動ピストン(図示省略)が取り付けてあ
る。摺動ピストンは、筒状本体(2b)内で上下方向に
摺動可能とされている。また、摺動軸(2c)は、回転
スリーブ(2d)内に回転可能でしかも上下方向に摺動
可能に挿入されている。そして、回転スリーブ(2d)
は、軸受(2e)を介して筒状本体(2b)内に回転可
能で軸方向には移動しないように支持されている。回転
スリーブ(2d)の下端には、支持リング(4)と、回
転用鎖車(2f)とが固着してある。摺動軸(2c)に
は、ブローヘッド(2a)へのブローイングエア供給用
のエア供給孔(2g)が貫通形成されている。筒状本体
(2b)は、トラニオン軸(2h)(2i)により、回
転テーブル(1)上の軸受箱(2j)(2k)に垂直状
態から上方へ傾動可能に支持されている。一方のトラニ
オン軸(2i)を支持する軸受箱(2k)と筒状本体
(2b)との間には、歯車箱(2m)が設置してある。
この歯車箱(2m)は、筒状本体(2b)の側面に固着
してある。この歯車箱(2m)内には、軸(2n)を介
して平歯車(2p)が回転可能に取り付けてある。この
軸(2n)の軸線は、回転スリーブ(2d)の軸線と平
行である。回転スリーブ(2d)には、上記平歯車(2
p)と噛合する平歯車(2q)が固着してある。また、
上記平歯車(2p)には、傘歯車(2r)が一体に形成
してある。この傘歯車(2r)は、一方のトラニオン軸
(2i)上の傘歯車(2s)と噛合する。この傘歯車
(2s)は、ピストン(2t)と結合されている。この
ピストン(2t)は、軸受箱(2k)内のシリンダ室
(2u)に摺動可能に挿入されている。上記ピストン
(2t)の摺動方向は、トラニオン軸(2i)の軸方向
に平行である。そして、上記ピストン(2t)と傘歯車
(2s)とは、トラニオン軸(2i)の上で摺動自在と
され、かつ、回転しないように遊嵌されている。しか
も、上記傘歯車(2s)は、軸受箱(2k)に固着して
ある回り止め用部材(2v)にスプライン係合させてあ
る。上記歯車箱(2m)内の機構は、ブロー手段(2)
の傾動時に支持リング(4)を図3に示す位置へ回動さ
せるためのものであって、各歯車の歯数比が適正に設定
されている。
【0018】傾動手段(3)は、ブロー手段(2)を垂
直状態から上方へ100〜130度、好ましくは100
〜120度傾動させるためのもので、図2及び図4に示
すように、ブロー手段(2)の筒状本体(2b)の一方
のトラニオン軸(2h)に固着したピニオンギア(3
a)と、このピニオンギア(3a)に噛合するラックギ
ア(3b)と、このラックギア(3b)を進退移動させ
るエアシリンダ(3c)とからなる。このエアシリンダ
(3c)は、一方の軸受箱(2j)に取り付けられてい
る。
【0019】支持リング(4)は、図4に示すように、
水平部(4a)と吊り下げアーム部(4b)とを備え、
水平部(4a)の中央には、ブローヘッド(2a)と対
向する円形穴(4c)を有するオリフィスプレート(4
d)が取り付けてある。そして、支持リング(4)は、
吊り下げアーム部(4b)の上部を回転スリーブ(2
d)の下端に固着することによりブロー手段(2)と一
体的に傾動せしめられる。またこの支持リング(4)
は、回転スリーブ(2d)に固着した回転用鎖車(2
f)により、回転させることが可能とされている。
【0020】金型(5)は、図1に示すように、中空ガ
ラス物品(b)の外形形状と相似形の型内面を有し、蝶
番部(5a)を中心として2つ割りに開閉動作可能な構
造を有する。そして、支持リング(4)の下方部の位置
で回転テーブル(1)に金型開閉手段(6)を介して開
閉動作可能に取り付けられている。
【0021】ディスクカッター(7)は、図3に示すよ
うに、静止部材(9)に支持ブラケット(7a)を介し
て自由回転可能に設置されている。ディスクカッター
(7)の設置位置は、中空ガラス物品(b)の取出し位
置とされ、また、ディスクカッター(7)の支持軸(7
b)の軸線は、傾動上端位置にあるブロー手段(2)の
軸線と平行としてある。
【0022】中空ガラス物品(b)の取出し手段(8)
は、図3に示すように、静止部材(9)に回転軸(8
c)を介して回転可能に支持され、適当な回転駆動手段
により回転駆動される回転ドラム(8a)と、この回転
ドラム(8a)の周囲に等間隔で配設され、適当な開閉
手段により開閉動作されるチャック機構(8b)とを備
えている。上記取出し手段(8)は、中空ガラス物品
(b)の取出し位置に設置されるものであり、かつ、回
転ドラム(8a)の回転軸線を、傾動上端位置にあるブ
ロー手段(2)の軸線と略平行とし、しかも、回転ドラ
ム(8a)の周速度を回転テーブル(1)の移動速度と
一致させてある。
【0023】本発明装置の実施例は、以上の構成からな
り、次のような動作を有する。即ち、本発明装置の実施
例は、図5において、P1の位置で円盤状にプレス成型
された溶融ガラス塊(a)が支持リング(4)上に供給
される。この溶融ガラス塊(a)は、その中央部を垂れ
下らせながら、回転テーブル(1)によって支持リング
(4)と共にθ1の領域に運ばれる。このθ1の領域で
は、金型(5)が閉じられて溶融ガラス塊(a)の垂れ
下り部が金型(5)で包囲され、ブローヘッド(2a)
が下降して、その中へブロー手段(2)により空気が吹
き込まれる。これにより、溶融ガラス塊(a)は、金型
(5)内で中空ガラス物品(b)として成形され、この
成形が完了すると、金型(5)の開放とブローヘッド
(2a)の上昇復帰が行なわれる。そして、成形された
中空ガラス物品(b)は、回転テーブル(1)によって
支持リング(4)と共にθ2の領域に運ばれる。この領
域で成形後の中空ガラス物品(b)は、傾動手段(3)
によりブロー手段(2)及び支持リング(4)と共に垂
直状態から上方へ100〜130度好ましくは100〜
120度傾動せしめられる。この上方への傾動時、支持
リング(4)の吊り下げアーム(4b)の向きが図3に
示す位置へ回動せしめられる。このように吊り下げアー
ム(4b)を上向きとする理由は、支持リング(4)で
支持された中空ガラス物品(b)を切り離す際、該吊り
下げアーム(4b)が、中空ガラス物品(b)とつなが
っていた環状ガラス(c)の下方への落下排出を妨げな
いようにするためである。この動作は、次のように行わ
れる。即ち、図4において、ピストン(2t)が図4で
示す右端位置に移動せしめられ、これによって、傘歯車
(2s)が傘歯車(2r)に噛合する。この傘歯車(2
s)は、回り止め部材(2v)にスプライン係合してい
るため回転しない。この状態で、傾動手段(3)のラッ
クギア(3b)によりピニオンギア(3a)が回転し、
これによって、ブロー手段(2)が支持リング(4)と
共に軸受箱(2j)(2k)に対して、トラニオン軸
(2h)(2i)を中心にして回転する。この回転時、
歯車箱(2m)がブロー手段(2)と一体的に回転す
る。この歯車箱(2m)の回転により、傘歯車(2r)
が歯車箱(2m)と共にトラニオン軸(2i)の回りを
回転(公転)する。しかし、この傘歯車(2r)は前記
した回転しない傘歯車(2s)と噛合しているため、軸
(2n)の回りを自転しながらトラニオン軸(2i)の
回りを公転する。この結果、傘歯車(2r)と一体の平
歯車(2p)が軸(2n)を中心として回転し、この平
歯車(2p)に噛合する平歯車(2q)が回転する。こ
の平歯車(2q)の回転によって、回転スリーブ(2
d)が回転し、この回転スリーブ(2d)に固着された
支持リング(4)が回転し、図3に示す状態、即ち、支
持リング(4)の吊り下げアーム(4b)の向きを上向
きとする。
【0024】このように、ブロー手段(2)及び支持リ
ング(4)が傾動せしめられると、中空ガラス物品
(b)は、回転テーブル(1)によって支持リング
(4)と共にディスクカッター(7)の位置を通過し、
環状ガラス(c)とつながっていた中空ガラス物品
(b)が支持リング(4)から切り離され、取出し手段
(8)のチャック機構(8b)によりチャックされて取
り出される。一方、切り離された環状ガラス(c)は、
下方へ落下排出される。
【0025】中空ガラス物品(b)が支持リング(4)
から切り離されると、ブロー手段(2)及び支持リング
(4)は、直ちに一体的に傾動手段(3)によって垂直
状態に復帰せしめられる。この復帰動作において、支持
リング(4)の吊り下げアーム(4b)の向きは、前述
した動作と同様にして元に戻される。この状態で回転テ
ーブル(1)の回転により、ブロー手段(2)及び支持
リング(4)は、溶融ガラス塊(a)の投入位置P1へ
移動せしめられて次の成型サイクルが開始される。上記
動作は、回転テーブル(1)の周囲に等間隔で配設され
た各ブロー手段(2)及び支持リング(4)について同
様に行われる。
【0026】上記実施例は、本発明を説明するためのも
のであって、本発明は、図示した実施例に制約される訳
ではなく、特許請求の範囲に記載した意味と範囲内にお
いて改変して実施することができることは明らかであ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、支持リングに支持され
た中空ガラス物品を切り離す際、支持リングを傾動手段
により、100〜130度上方に傾動させることができ
るため、切り離し時発生するガラス小片が中空ガラス物
品内に入る恐れをなくし、不良品の発生率を減少させる
ことができる。
【0028】また、本発明によれば、中空ガラス物品の
取出し時、支持リングを100〜130度上方に傾動さ
せているため、この支持リングに妨げられることなく中
空ガラス物品を取出すことができる。
【0029】また、本発明によれば、支持リングとブロ
ー手段とを一体的に傾動させたから、支持リングとブロ
ー手段との中心ずれを防止することができ、中空ガラス
物品の厚さむら(偏肉)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部正面図
【図2】本発明装置の傾動手段の側面図
【図3】本発明装置の物品取出し位置での側面図
【図4】本発明のブロー手段及び傾動手段の縦断正面図
【図5】本発明装置の成型プロセスのダイアグラム
【符号の説明】
1 回転テーブル 2 ブロー手段 3 傾動手段 4 支持リング 5 金型 6 金型開閉手段 7 ディスクカッター 8 取出し手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持リング上に供給された円盤状の溶融
    ガラス塊を円形穴から垂れ下らせた後、金型に入れ、ブ
    ロー手段により空気を吹き込んで中空ガラス物品を成形
    し、成形後、支持リングに支持された中空ガラス物品を
    切り離して取出す形式の中空ガラス物品の製造方法にお
    いて、 中空ガラス物品を成形した後、ブロー手段と支持リング
    とを一体的に垂直位置から100〜130度上方に傾動
    させ、次いで、支持リングに支持された中空ガラス物品
    を切り離して取出すことを特徴とする中空ガラス物品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 回転テーブルの周囲に等間隔で配置され
    た支持リング上に供給された円盤状の溶融ガラス塊を円
    形穴から垂れ下らせた後、金型に入れ、該支持リングに
    対向させて設置されたブロー手段により空気を吹き込ん
    で中空ガラス物品を成形し、成形後、支持リングに支持
    された中空ガラス物品を切り離して取出す形式の中空ガ
    ラス物品の製造装置において、 回転テーブルに傾動可能に設置された複数のブロー手段
    と、各ブロー手段と一体的に傾動するよう設置された複
    数の支持リングと、回転テーブルの所定位置でブロー手
    段と支持リングとを一体的に垂直位置から100〜13
    0度上方に傾動させる傾動手段と、支持リングに支持さ
    れた中空ガラス物品を取出し位置で切り離す手段と、切
    り離された中空ガラス物品を取出す手段とを具備させた
    ことを特徴とする中空ガラス物品の製造装置。
JP19440193A 1993-08-05 1993-08-05 中空ガラス物品の製造方法及び装置 Withdrawn JPH0748131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19440193A JPH0748131A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 中空ガラス物品の製造方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19440193A JPH0748131A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 中空ガラス物品の製造方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0748131A true JPH0748131A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16323993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19440193A Withdrawn JPH0748131A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 中空ガラス物品の製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748131A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3729302A (en) Removal of glass article from ribbon forming machine by vibrating force
KR100283507B1 (ko) 중공성형기
US5814119A (en) Transfer mechanism
JPH0748131A (ja) 中空ガラス物品の製造方法及び装置
AU773060B2 (en) I.S. machine
US5707413A (en) Method and apparatus for blow and blow production of hollow glass article
JPH08208248A (ja) ガラスレンズおよびガラスレンズの成形方法
US1865967A (en) Machine for manufacturing hollow glass bodies
US2038519A (en) Machine for forming glass articles
US6766663B2 (en) I.S. machine
US3642461A (en) Method of treating bottles during ribbon separation
US1756813A (en) Method of and apparatus for making hollow blown glassware
EP1670727A1 (en) A press-and-blow machine for the manufacture of hollow glassware
CN113121090B (zh) 一种可钢化玻璃生产用棱角挤压装置及其实施方法
SU1435549A1 (ru) Разъемна форма дл центробежного формовани стеклоизделий
CN113523254B (zh) 一种贵金属制造高真空的连续铸造机
US1405204A (en) Machine for making hollow glassware
JP3568233B2 (ja) ガラスレンズ成形用プリフォームの成形装置
US1299482A (en) Glass-forming machine.
JP6555088B2 (ja) ガラス物品の製造方法及びガラス物品の製造装置
JP2757288B2 (ja) 中空ガラス製品の成形方法
US3210172A (en) Glassware sizing machine and method
JPH04254423A (ja) ブローエアー調整機構
GB191016794A (en) Improvements in the Apparatus for Production of Blown Glass Articles.
JPH0624756A (ja) ガラス製品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001031