JPH0747881A

JPH0747881A - バックミラー

Info

Publication number: JPH0747881A
Application number: JP3073087A
Authority: JP
Inventors: W Edelman Carl; カール・ダブリュー・エデルマン
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-04-05
Filing date: 1991-04-05
Publication date: 1995-02-21

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】外観において通常であるが、通常のミラーに
関連する「盲点」を見るのを車輛の運転者に可能にする
バックミラー。【構成】凹状領域は、ミラーの後面２上にあり、該領
域は、ミラーの前方から見たとき凸状領域４であり、該
領域は、凸状の一定の比率を有している。該凸状領域
は、平坦な反射性面３を有するミラーの残部の外方へ配
置される。平坦な領域から凸状領域への像の瞬間的な移
動は、眺める物体の歪みを排除する。該ミラーは、反射
性面を保護すると共に、通常のバックミラーフレーム内
に該ミラーを固定するのを容易にするために支持物１９
を有してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車輛用バックミラーに
関し、特に、運転者の窓の外側に設置されるバックミラ
ーに指向される。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】バック
ミラーは、自動車輛の安全運転のために肝要である。通
常の平坦なバックミラーは、車輛に隣接して運転者の背
後に配置される「盲点」を有することが周知である。
「盲点」は、特に運転者が車線を変更する際に事故へ屡
々導く。

【０００３】「盲点」の問題の明らかな解決は、「盲
点」領域を捕捉する様に調節されるバックミラーを自動
車の外側に有することである。外側のミラーにおいて欠
ける視野を補償するため、自動車の内側で該ミラーを調
節してもよい。これは、運転者の自動車のいづれもが視
野に入らない様に、外側のバックミラーが角度を与えら
れることを必要とする。該位置にある際の外側のミラー
を介する光景が視野に対する運転者の自動車の関係を示
さないため、運転者は、この方法をあまり使用しない。
大抵の運転者は、その自動車の側部または後部を含む角
度に外側のミラーを置く。

【０００４】「盲点」の問題を解決するために多くのそ
の他の試みがなされた。例えば、トラックの運転者は、
半球の凸側を露出してバックミラーに設置される鏡付き
半球を使用する。トラックが通常、大きいミラーを有す
るため、鏡付き半球の解決方法は、屡々充分である。し
かしながら、この方法は、半球が美的に不快で魅力的で
なくミラーの平坦な部分の全体の領域の過度に多くを占
め、従って、適正に作用することが不可能なため、通常
のバックミラーを有する自動車に使用されるべきでな
い。

【０００５】多くの仕事は、この分野においてなされ、
本特許出願人が承知する関連特許は、１９６５年３月３
０日付米国特許第３，１７５，４６３号、１９６８年６
月２５日付第３，３８９，９５２号、１９８１年１２月
２２日付第４，３０６，７７０号、１９７３年１０月４
日付西独特許第２，２１３，５８６号および１９８７年
２月４日付ＥＣ特許第２１０，７５７号である。これ等
の内、ＥＣ特許は、最も関連する。しかしながら、該特
許のバックミラーは、変化する曲率の凸状領域に平坦な
部分を結合し該領域と該部分との間にある傾斜部分を備
えている。変化する曲率の凸状領域は、ミラーで見る物
体が平坦な部分を去って凸状領域内に移動する際に連続
的な歪みを形成する。該特許は、一定の曲率を有する凸
状部分が使用されてもよいが、傾斜部分が残ることを間
接的に述べる。ＥＣ特許の装置が一定の凸状の比率の領
域内で過度な歪みを生じる理由は、凸状領域へ導く漸進
的な傾斜のためである。この傾斜領域の除去は、任意の
傾斜が物体を小さくして収縮させる形態の歪みを形成す
るため、非常に重要である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の重要な一目的
は、視野の歪みなしに「盲点」を捕捉可能である平坦な
前面を有するバックミラーを提供することである。

【０００７】本発明の別の目的は、樹脂、ガラスまたは
その他の透明な材料の単一片で作られ曲率の一定の半径
を有する凸状部分を備えるバックミラーを提供すること
である。

【０００８】本発明の別の目的は、平坦面領域から一定
の半径の凸状領域への瞬間的変化を有するバックミラー
を提供することである。

【０００９】本発明の別の目的は、凸状領域内を見ると
きに一定の高さおよび巾を有する反射された像を生じる
凸状領域を備えるバックミラーを提供することである。

【００１０】本発明の別の目的は、通常のバックミラー
と同様な態様で通常のバックミラーフレーム内に固定可
能なバックミラーを提供することである。

【００１１】本発明の好適実施例では、前述の目的およ
び利点は、平坦な前面を有する樹脂、ガラスまたは同様
な材料の単一片を利用するバックミラーによって達成さ
れる。該材料の後側は、平坦な部分と、介在する傾斜な
しに該部分に直接隣接する一定の曲率の凸状部分とを有
している。該材料は、後面に銀めっきすることによる様
に鏡付けされる。発泡材または樹脂の様な材料は、通常
のバックミラーフレーム内への該ミラーの装着を容易に
するために樹脂、ガラスまたはその他の材料の後側に設
置されてもよいが、これは不可欠ではない。

【００１２】

【実施例】図面を参照すると、図示のミラーは、平坦な
前面１と、後面２とを有する樹脂、ガラスまたは同様な
材料の連続的な単一片である。後面２は、平坦な部分３
と、後方から見た際に一定の曲率の凸状領域４とから成
る。樹脂、ガラスまたは同様な材料は、代表的に後面２
に付着される銀またはその他の反射性材料の様な被覆５
によって鏡付きとなる。凸状領域４の最高点１０（前か
ら見たとき）は、図４に示す様に平坦な後部分３と同一
の平面内にある。移行線１１は、平坦な底部分３と、凸
状領域４との結合部に示される。

【００１３】バックミラーの形状は、使用される凸状領
域の寸法によって部分的に指令される。ミラーは、最初
に所望の形状に塑造されるか、または矩形ミラーブラン
クとして塑造された後に使用されるべきバックミラーフ
レームの形状によって切断されるかのいづれでもよい。
特定のバックミラーの形状の一例は、図２に鎖線１３に
よって示される。凸状領域４の最高点１０（前から見た
際）は、バックミラーが整合される斜角のために凸状領
域の中心１２ではない。最高点１０は、通常、図３、図
４に示唆される様に移行線１１に密に隣接する。最高点
１０と凸状領域の中心１２との間の位置の差異と、大抵
のバックミラーフレームの非対称的形状とにより、最終
形状の凸状領域の側部１５，１６，１７，１８は、通
常、同一寸法ではない。成形するためにミラーを切断す
る以前の凸状領域の側部１５′，１６′，１７′，１
８′は、図３に示される。

【００１４】図４では、支持物１９が材料の後面２に配
置されて示される。支持物１９が使用されるとき、該支
持物は、ミラーの後面２の被覆５を保護するのに役立つ
と共に、図１に示す様なフレーム内へのミラーの装着を
容易にし得る。代表的に材料１９の後面２０は、使用さ
れるべき接着剤または噛込み装置の様な通常の装着方法
を可能にする様に滑らかで平坦である。材料１９は、発
泡材、樹脂または任意のその他の同様な材料でもよい。
しかしながら多くの場合には、フレームの形状に依存し
て支持物を必要とせず、ミラー自体は、両面接着テープ
またはその他の周知の材料によってフレーム内のポスト
（図示せず）に取付けられてもよい。

【００１５】本発明のバックミラーを使用するとき、平
坦な領域３で見られる自動車は、任意の自動車が通常の
平坦なバックミラーで行う様に見える。自動車が「盲
点」へ移動する際、自動車の像は、凸状領域４に向って
ミラー面を外方へ横切って移動する。しかしながら、自
動車が「盲点」に入るとき、自動車の像は、凸状部分４
においてのみ認められる。車輛は、平坦な部分３で見ら
れたときよりも遠く離れて見えるが、凸状領域が一定の
曲率を有するために歪んでは見えない。

【００１６】ミラーの凸状部分４によって反射される像
が平坦な部分３で見るときよりも遠く離れて見えるた
め、運転者がミラーの如何なる部分で像を見ているかを
直ちに認め得る様に明瞭な基準をミラーに設けること
は、望ましい。この目的のため、黒い矢印２７，２８
は、移行線１１に設けられてもよい。この特徴は、物体
が最初にミラーの外側端縁１６においてミラーの視野に
進入するときに特に有益である。

【００１７】好適実施例では、本発明のミラーは、樹脂
から作られ、射出成形法によって製造されてもよい。樹
脂ミラーは、後面２を形成するために凸状部分の研磨を
必要とするガラスミラーよりも容易かつ安価に製造可能
である。

【００１８】本発明を詳細に説明したが、当該技術の熟
達者は、本発明の多くの変更が本発明の精神から逸脱す
ることなく実施可能なことを認める。例えば、他の型式
の反射性ガラスは、二方ガラスの様に使用されてもよ
い。従って、本発明の範囲は、図示説明した単一の実施
例に制限されるべきではない。むしろ、本発明の範囲
は、添付請求項およびこれ等と同等なものによって定め
られるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】代表的なバックミラーフレーム内に装着される
本発明のバックミラーの斜視図。

【図２】最終的な形状を鎖線で示す図１のミラーを製作
するバックミラーブランクの正面図。

【図３】図２のミラーブランクの背面図。

【図４】付着される光学支持材料をも示す図２の線４−
４に沿うミラーブランクの断面図。

【図５】ミラーブランクの上側端面図。

【図６】ミラーブランクの右側端面図。

【符号の説明】

１前面２後面３平坦な部分４凸状領域５被覆１０最高点１１移行線１９支持物２７黒い矢印２８黒い矢印

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】平坦な前面と、後面とを有する一片のシ
ートを備え、該後面が、平坦な部分と、前記前面から見
るときに凸状の部分とを有し、更に、前記後面を被う反
射性被覆を備え、前記凸状部分は球面であり、該球面の
最高位置が前記平坦部分の平面に近接している、バック
ミラー。
【請求項２】請求項１に記載のバックミラーにおい
て、前記凸状部分が、前記平坦な部分に直接隣接するバ
ックミラー。
【請求項３】請求項２に記載のバックミラーにおい
て、前記球面の最高位置が、前記平坦な部分の平面内に
ある、バックミラー。
【請求項４】請求項３に記載のバックミラーにおい
て、支持物面が、前記被覆を保護すると共に、フレーム
内への前記バックミラーの容易な装着を助長するために
前記後面に取付けられるバックミラー。
【請求項５】請求項１に記載のバックミラーにおい
て、支持物面が、前記被覆を保護すると共に、フレーム
内への前記バックミラーの容易な装着を助長するために
前記後面に取付けられるバックミラー。
【請求項６】その前方から見るときに平坦な反射性面
と、凸状反射性面とを有する一片のミラーを備え、該凸
状反射面が、該平坦な反射性面にすぐ隣接して横たわ
り、前記凸状面が、前記平坦面にすぐ隣接している最高
位置を備えた球面であるバックミラー。
【請求項７】請求項６に記載のバックミラーにおい
て、前記ミラーが、前記平坦な反射性面に平行の平坦な
前面を有するバックミラー。
【請求項８】請求項７に記載のバックミラーにおい
て、基準マークが、前記平坦な反射性面と前記凸状反射
性面との間の境界線を示すために前記ミラーに設けられ
るバックミラー。
【請求項９】請求項６に記載のバックミラーにおい
て、前記球面の最高位置が、前記平坦な反射性面の平面
内に横たわるバックミラー。
【請求項１０】請求項１に記載のバックミラーにおい
て、前記一片のシートが、樹脂であるバックミラー。
【請求項１１】請求項１に記載のバックミラーにおい
て、前記一片のシートが、ガラスであるバックミラー。
【請求項１２】請求項６に記載のバックミラーにおい
て、前記一片のミラーが、樹脂であるバックミラー。
【請求項１３】請求項６に記載のバックミラーにおい
て、前記一片のミラーが、ガラスであるバックミラー。