JPH07477B2 - 波力フイン推進装置 - Google Patents

波力フイン推進装置

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JPH07477B2
JPH07477B2 JP60181864A JP18186485A JPH07477B2 JP H07477 B2 JPH07477 B2 JP H07477B2 JP 60181864 A JP60181864 A JP 60181864A JP 18186485 A JP18186485 A JP 18186485A JP H07477 B2 JPH07477 B2 JP H07477B2
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JP
Japan
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propulsion
fin
elevation angle
energy
fins
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JP60181864A
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JPS6243395A (ja
Inventor
宏 信永
良亮 藤野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/50Measures to reduce greenhouse gas emissions related to the propulsion system
    • Y02T70/5218Less carbon-intensive fuels, e.g. natural gas, biofuels
    • Y02T70/5236Renewable or hybrid-electric solutions

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は波力フィン推進装置に係り、特に波のエネルギ
ーを推進エネルギーに変換して、船舶等の省エネルギー
運転が可能となる波力フィン推進装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に海洋上に存在するエネルギーを何らかの手段で回
収し、推進エネルギーに変換しようとする例としては風
のエネルギーを利用する帆船がよく知られているが、波
のエネルギーを利用した推進装置は前例がない。
[発明が解決しようとする問題点] 波浪中の航行する船舶等はその前方に存在する波を砕破
したり乗り越えたりして進まなければならない。また波
が大きいと船体外板との摩擦抵抗も増大する。これを解
消するために大きなエネルギーを必要とし、このため推
進エネルギーを減少させていた。
[発明の目的] 本発明は上述したごとき問題点に鑑みて創案されたもの
であり、その目的は波のエネルギーを回収し、推進エネ
ルギーとして利用することで船舶等の省エネルギー運転
が可能となる波力フィン推進装置を提供することにあ
る。
[発明の概要] 本発明は船舶等の両舷側部に俯仰自在に枢支された推進
用フィンと、その推進用フィンの枢支軸を軸周りに回動
させて推進用フィンの仰角を可変する仰角可変用モータ
と、上記推進用フィンの前方から流入する水流の流速お
よび方向を検出するセンサと、これらセンサから得られ
る情報に基づいて上記仰角可変モータに送信して上記推
進用フィンが最大推力を発生するに最適な仰角を設定す
るコントローラとから構成し、推進用フィンが最大推力
を発生するように水流の流速および方向に応じて推進用
フィンの仰角を可変するようにしたものである。
[実施例] 以下に本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。
第1図〜第3図に示すように、船体1の船首部及び船尾
部には波のエネルギーを回収して推進エネルギーに変換
するための推進用フィン2が吃水線下に設けられる。こ
の推進用フィン2は波浪による吃水線の変動で空中に露
出しないように、且つ波の表面付近のより大きな波のエ
ネルギーの回収が可能な位置に配設される。推進用フィ
ン2の船体側端部には枢支軸3が取り付けられ、この枢
支軸3は船体外板4の係合部5に回転自在に嵌合されて
船体1内に設けられた仰角可変用モータとしての油圧式
サーボモータ6に連結されている。尚、上記係合部5に
は水密ブランド7が施されている。
また推進用フィン2を支持する枢支軸3の位置は小さな
動力で回動駆動できるようにフィン2に作用する力(揚
力、抗力)の作用点とする。
波の状況に合せて角度を調整するフィン角制御手段8は
第4図に示す構成になっている。すなわち、推進用フィ
ン2の前方から流入する水流の流速および方向を検出す
るセンサとして船体外板4のそれぞれの推進用フィン2
から船首方向へ所定の間隔を隔てた位置には水位計兼流
速計9が取り付けられると共に、推進用フィン2の直前
および直後には水位計10,11が取り付けられる。また、
船体1内にはこれら三つの計測器9,10,11から得られる
情報に基づいてサーボモータ6に送信して推進用フィン
2を最大推力を発生するに最適な仰角に設定するコント
ローラとしての演算器12が設けられる。演算器12の出力
側にはソレノイド13が接続されると共にこのソレノイド
13によって制御されるソレノイド弁14が接続されてい
る。更に、推進用フィン2を回転駆動させるための油圧
式サーボモータ6に作動油を供給するために、油タンク
15、油圧ポンプ16及び油圧ポンプ16によって供給される
差動油をサーボモータ6の回転方向、回転角度に合せて
制御するソレノイド弁14がそれぞれ連設されている。
尚、ソレノイド弁14とサーボモータ6を結ぶ二本の管は
制御状態に応じて供給管及び戻り管の両方の働きをす
る。更にソレノイド弁14から油タンク15まで戻り管が設
けてある。
次に本発明の作用について述べる。
船舶が航行中、波は船体外板4に沿って流れる。この
時、水位計兼流速計9で海水の水位、流速及び周期を計
測し、水位計10,11で推進用フィン2における波の傾斜
(流れの方向)を計測する。この計測によって得た情報
を演算器12で演算処理し、信号にしてソレノイド13へ送
る。信号を受けたソレノイド13はソレノイド弁14の作動
を制御し、ソレノイド弁14まで供給されている作動油を
サーボモータ6へ連通している二本の供給管(戻り管)
のどちらにどれ程の量供給するかを制御する。これによ
り推進用フィン2の仰角を調整する。この時、推進用フ
ィン2を海水の流れの方向及び流速に対して最適の仰角
に制御させるまでの時間の遅れに対しては、水位計兼流
速計9で計測した時点からのずれを演算器12により演算
して信号を先行させる。このように推進用フィン2の仰
角は海水の流れの状況に即した角度に常時調整される。
船舶の航行及び波浪等によって推進用フィン2に流入す
る水流は例えば第1図の破線のようになる。水流の方向
を基準にフィン角制御手段8によって流速に応じて最大
の揚力を発生するように仰角が調整されると、揚力Lが
水流の方向と垂直に発生する。
また、推進用フィン2には水流の後流方向に抗力Dも発
生する。これによって得られる推進力は揚力Lの推進力
方向の成分L′と効力Dの推進力方向の成分D′の差と
なる。
このようにして、これまで推進エネルギーの減少の原因
になっていた波のエネルギーを推進エネルギーに変換す
ることで、省エネルギー運転が可能となる。
また、船舶は航行中ローリングを起すことがあるが、こ
の場合、一つの推進用フイン2に対する水流は波浪の場
合と同じであるので水位計兼流速計9及び水位計10,11
によって、水流の方向及び流速を計測し、上記作用と同
様にしてローリングに伴なうエネルギーを推進エネルギ
ーに変換することができる。
この時、沈下している舷側部にある推進用フィン2に
は、この部分が浮上しようとするのに伴ない下方向に揚
力が発生し、浮上している舷側部にある推進用フィン2
には、この部分が沈下しようとするのに伴ない上方向に
揚力が発生するので、ローリングを抑制する作用もあ
る。更にピッチングに対しても同様の効果がある。
尚、本実施例では推進用フィン2をサーボモータ6で直
接駆動するようにしたが、第5図に示すように構成して
もよい。
サーボモータ6に回転アーム17が取り付けられ、その先
端にピン18を介してロッド19の一端部が接続される。ロ
ッド19の他端部には連結棒20を介してスライド金具21が
設けられている。このスライド金具21は、レバー22に嵌
合されボルト23によって適宜位置に調整し固定される。
レバー22は枢支軸3の一端にボルト24で固着され、他端
に推進用フィン2が設けられている。
以上のように構成されているので、枢支軸3の軸心から
スライド金具21の連結棒20の軸心までの距離を自由に変
えられ、推進用フィン2の回転角は任意に調整でき、更
にレバー22は枢支軸3とボルト24で連結されているの
で、これを調整することで、推進用フィン2の基準角も
自由に変えられる。
また、本実施例では推進用フイン2を船首部及び船尾部
の両舷側に4つ設けたが、これ以外にも他の部分に多数
設けてもよい。
更に本実施例では油圧式サーボモータ6を用いたが、電
動式サーボモータにして演算器12からの信号で直接駆動
させてもよい。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば次のごとき優れた効果を発
揮する。
(1) 推進用フィンの前方から流入する水流の方向お
よび速度に応じて推進用フィンが最大推力を発生するよ
うに推進用フィンの仰角を可変するので、波のエネルギ
ーから推進エネルギーへの変換効率を高めることができ
る。
(2) 船体の舷側部の水流の変化に即して推進用フィ
ンを調整するので、ヒービング、ピッチング及びローリ
ングに伴なうエネルギーを推進エネルギーに変換するこ
とができる。
(3) 推進用フィンによって発生する揚力の垂直方向
の成分は、そのフィンが取り付けられた部分の上下運動
を押えようとする方向に作用するので、ヒービング、ピ
ッチング及びローリングを押えることができ、安定航行
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は本発明の要部断面図、第4図は本発
明のフィン角制御手段を示す系統図、第5図は他のフィ
ン駆動手段を示す図である。 図中、1は船体、2は推進用フィン、3は枢支軸、6は
サーボモータ、8はフィン角制御手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶等の両舷側部に俯仰自在に枢支された
    推進用フィンと、該推進用フィンの枢支を軸周りに回動
    させて推進用フィンの仰角を可変する仰角可変用モータ
    と、上記推進用フィンの前方から流入する水流の流速お
    よび方向を検出するセンサと、これらセンサから得られ
    る情報に基づいて上記仰角可変モータに送信して上記推
    進用フィンが最大推力を発生するに最適な仰角を設定す
    るコントローラとを備えたことを特徴とする波力フィン
    推進装置。
JP60181864A 1985-08-21 1985-08-21 波力フイン推進装置 Expired - Lifetime JPH07477B2 (ja)

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JPS6243395A JPS6243395A (ja) 1987-02-25
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