JPH0747752Y2 - 海底面探査装置 - Google Patents
海底面探査装置Info
- Publication number
- JPH0747752Y2 JPH0747752Y2 JP4590687U JP4590687U JPH0747752Y2 JP H0747752 Y2 JPH0747752 Y2 JP H0747752Y2 JP 4590687 U JP4590687 U JP 4590687U JP 4590687 U JP4590687 U JP 4590687U JP H0747752 Y2 JPH0747752 Y2 JP H0747752Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ship
- starboard
- port
- receiving
- traveling direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は海底面探査装置に係り、特に海底面の凹凸情報
を等深線図に表すと共に、海底面からの戻り散乱強度を
濃淡記録として得られる海底面探査装置に関する。
を等深線図に表すと共に、海底面からの戻り散乱強度を
濃淡記録として得られる海底面探査装置に関する。
[従来の技術] 一般に、海底面の探査では、例えば「海洋音響−基礎と
応用−」(海洋音響研究会編)の第175頁〜185頁に示さ
れているようなマルチビーム測深機で海底面の凹凸情報
を得てこれを等深線図で表し、回転面からの戻り散乱強
度の濃淡記録はマルチビーム測深機とは別体のサイドス
キャンソーナーを使用して得ていた。
応用−」(海洋音響研究会編)の第175頁〜185頁に示さ
れているようなマルチビーム測深機で海底面の凹凸情報
を得てこれを等深線図で表し、回転面からの戻り散乱強
度の濃淡記録はマルチビーム測深機とは別体のサイドス
キャンソーナーを使用して得ていた。
マルチビーム測深機は第2図に示されているように船ま
たは曳航体等20の進行方向に対して直角に送波ビーム21
を形成し、更に進行方向と並行に複数の受波ビームを互
いに隣接させて形成し、送波ビーム21と受波ビーム22と
の交点23(受波ビームと同数)までの斜め距離を船20等
き進行に従って順次計測し、これらの計測結果から推進
を算出して等深線図を完成していた。
たは曳航体等20の進行方向に対して直角に送波ビーム21
を形成し、更に進行方向と並行に複数の受波ビームを互
いに隣接させて形成し、送波ビーム21と受波ビーム22と
の交点23(受波ビームと同数)までの斜め距離を船20等
き進行に従って順次計測し、これらの計測結果から推進
を算出して等深線図を完成していた。
これに対し、サイドスキャンソーナーは第3図に示され
ているように、船または曳航体31からその進行方向に対
して直角に右舷送波ビーム32と左舷送波ビーム33とを別
個に形成し、曳航体31等の進行に従って順次海底の凹凸
や海底地質の変化に起因する反射率の相違に基づく散乱
強度と反射物から戻ってくる時間とを計測し、該計測結
果に基づき水平距離を算出し、濃淡記録を得るものであ
る。
ているように、船または曳航体31からその進行方向に対
して直角に右舷送波ビーム32と左舷送波ビーム33とを別
個に形成し、曳航体31等の進行に従って順次海底の凹凸
や海底地質の変化に起因する反射率の相違に基づく散乱
強度と反射物から戻ってくる時間とを計測し、該計測結
果に基づき水平距離を算出し、濃淡記録を得るものであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上述した従来の海底面探査装置では海底面の等深線図を
作成するための装置と濃淡記録を得るための装置とが別
個に必要であったので、海底探査装置が大型になるとい
う問題点があった。
作成するための装置と濃淡記録を得るための装置とが別
個に必要であったので、海底探査装置が大型になるとい
う問題点があった。
従って、本考案の目的は単一の装置で等深線図と濃淡記
録とを得られる海底探査装置を提供することである。
録とを得られる海底探査装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は船または曳航体の進行方向に対して直角に送波
ビームを、上記船または曳航体の進行方向と平行に互い
に隣接した複数の受波ビームをそれぞれ形成し、上記送
波ビームと受波ビームとの交点までの斜め距離を上記船
または曳航体の進行方向に従って順次計測し、該計測結
果に基づき水深を算出して等深線図を作成するマルチビ
ーム測深部と、上記複数の受波ビームを上記船または曳
航体の直下を境にして右舷側と左舷側とでそれぞれ加算
してサイドスキャンソーナーの右舷受波ビームと左舷受
波ビームとにそれぞれ対応する相当右舷受波ビームと相
当左舷受波ビームとを形成し、該相当右舷受波ビームと
相当左舷受波ビームとの戻り時間に基づき濃淡記録を得
る濃淡記録作成部とを備えたことを特徴としている。
ビームを、上記船または曳航体の進行方向と平行に互い
に隣接した複数の受波ビームをそれぞれ形成し、上記送
波ビームと受波ビームとの交点までの斜め距離を上記船
または曳航体の進行方向に従って順次計測し、該計測結
果に基づき水深を算出して等深線図を作成するマルチビ
ーム測深部と、上記複数の受波ビームを上記船または曳
航体の直下を境にして右舷側と左舷側とでそれぞれ加算
してサイドスキャンソーナーの右舷受波ビームと左舷受
波ビームとにそれぞれ対応する相当右舷受波ビームと相
当左舷受波ビームとを形成し、該相当右舷受波ビームと
相当左舷受波ビームとの戻り時間に基づき濃淡記録を得
る濃淡記録作成部とを備えたことを特徴としている。
[考案の作用] 上記構成に係る海底面探査装置で海底面を探査するに
は、船または曳航体の進行に伴い、該船または曳航体の
進行方向に対して直角に送波ビームを、進行方向と平行
に互いに隣接した複数の受波ビームをそれぞれ形成す
る。マルチビーム測深部は上記送波ビームと受波ビーム
との交点までの斜め距離を上記船または曳航体の進行方
向に従って順次計測し、該計測結果に基づき水深を算出
して等深線図を作成する。これに対して、濃淡記録作成
部は上記マルチビーム測深部で形成される複数の受波ビ
ームを上記船または曳航体の直下を境にして右舷側と左
舷側とでそれぞれ加算してサイドスキャンソーナーの右
舷受波ビームと左舷受波ビームとにそれぞれ対応する相
当右舷受波ビームと相当左舷受波ビームとを形成し、該
相当右舷受波ビームと相当左舷受波ビームとの戻り時間
に基づき濃淡記録を得る。
は、船または曳航体の進行に伴い、該船または曳航体の
進行方向に対して直角に送波ビームを、進行方向と平行
に互いに隣接した複数の受波ビームをそれぞれ形成す
る。マルチビーム測深部は上記送波ビームと受波ビーム
との交点までの斜め距離を上記船または曳航体の進行方
向に従って順次計測し、該計測結果に基づき水深を算出
して等深線図を作成する。これに対して、濃淡記録作成
部は上記マルチビーム測深部で形成される複数の受波ビ
ームを上記船または曳航体の直下を境にして右舷側と左
舷側とでそれぞれ加算してサイドスキャンソーナーの右
舷受波ビームと左舷受波ビームとにそれぞれ対応する相
当右舷受波ビームと相当左舷受波ビームとを形成し、該
相当右舷受波ビームと相当左舷受波ビームとの戻り時間
に基づき濃淡記録を得る。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
り、船等(図示せず)の進行方向に対して直角で両舷方
向に広がる広い送波ビームを形成するために、信号発生
回路1で形成される送信信号は整相回路2で送波器4の
各エレメントに応じた信号に変換される。各々の信号は
パワーアンプで電力増幅され、送波器4に供給されて超
音波信号として海中に送出される。海底面からの反射信
号は受波器6で受波され、電気信号に変換される。これ
らの電気信号は各エレメント毎にアンプ6で増幅され、
バンドパスフィルタ7で雑音成分が除去された後に整相
回路8に供給されて進行方向に複数本の受波ビームを形
成する。各受波ビーム毎の信号は検波回路9で検波さ
れ、斜め距離検出回路10で送信と受信との間に要した時
間に基づき斜め距離を求め、更に深度変換回路11により
上記斜め距離を深度に変換する。等深線図作成処理器12
は各受信ビーム毎の深度情報を処理し、記録器13に等深
線図を記録させる。
り、船等(図示せず)の進行方向に対して直角で両舷方
向に広がる広い送波ビームを形成するために、信号発生
回路1で形成される送信信号は整相回路2で送波器4の
各エレメントに応じた信号に変換される。各々の信号は
パワーアンプで電力増幅され、送波器4に供給されて超
音波信号として海中に送出される。海底面からの反射信
号は受波器6で受波され、電気信号に変換される。これ
らの電気信号は各エレメント毎にアンプ6で増幅され、
バンドパスフィルタ7で雑音成分が除去された後に整相
回路8に供給されて進行方向に複数本の受波ビームを形
成する。各受波ビーム毎の信号は検波回路9で検波さ
れ、斜め距離検出回路10で送信と受信との間に要した時
間に基づき斜め距離を求め、更に深度変換回路11により
上記斜め距離を深度に変換する。等深線図作成処理器12
は各受信ビーム毎の深度情報を処理し、記録器13に等深
線図を記録させる。
一方、整相回路8から出力される各受信ビーム信号の
内、船等の直下を境にして左舷側分は加算回路13で加算
して検波回路16で検波される。同様に、右舷側分は加算
回路15で加算し、検波回路15で検波する。加算回路13、
16の出力はそれぞれサイドスキャンソーナーにおける左
舷受波ビームと右舷受波ビームとに相当している。濃淡
記録作成所力では右舷及び左舷受波ビームの検波出力の
大きさと、送信から受信までに要した時間とに基づき水
平距離を算出し、濃淡記録を記録器18に出力する。これ
らの動作は船等の進行に従って順次行われる。
内、船等の直下を境にして左舷側分は加算回路13で加算
して検波回路16で検波される。同様に、右舷側分は加算
回路15で加算し、検波回路15で検波する。加算回路13、
16の出力はそれぞれサイドスキャンソーナーにおける左
舷受波ビームと右舷受波ビームとに相当している。濃淡
記録作成所力では右舷及び左舷受波ビームの検波出力の
大きさと、送信から受信までに要した時間とに基づき水
平距離を算出し、濃淡記録を記録器18に出力する。これ
らの動作は船等の進行に従って順次行われる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案ではマルチビーム測深
部で形成される複数の受波ビーム利用して相当右舷受波
ビームと相当左舷受波ビームとを形成したので、等深線
図の作成に要する部分と濃淡記録の作成に要する部分と
を一部重複して利用でき、海底探査装置を小型化できる
という効果を得られる。
部で形成される複数の受波ビーム利用して相当右舷受波
ビームと相当左舷受波ビームとを形成したので、等深線
図の作成に要する部分と濃淡記録の作成に要する部分と
を一部重複して利用でき、海底探査装置を小型化できる
という効果を得られる。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は従来のマルチビーム測深機の原理を説明する斜
視図、 第3図は従来のサイドスキャンソーナーの原理を説明す
る斜視図である。 1……信号発生回路、2……整相回路、3……パワーア
ンプ、4……送波器、5……受波器、6……アンプ、7
……バンドパスフィルタ、8……整相回路、9……検波
回路、10……斜め距離検出回路、11……深度変換回路、
12……等深線図作成処理器、13……記録器、14、15……
加算回路、16……検波回路、17……濃淡記録作成処理
器、18……記録器。
視図、 第3図は従来のサイドスキャンソーナーの原理を説明す
る斜視図である。 1……信号発生回路、2……整相回路、3……パワーア
ンプ、4……送波器、5……受波器、6……アンプ、7
……バンドパスフィルタ、8……整相回路、9……検波
回路、10……斜め距離検出回路、11……深度変換回路、
12……等深線図作成処理器、13……記録器、14、15……
加算回路、16……検波回路、17……濃淡記録作成処理
器、18……記録器。
Claims (1)
- 【請求項1】船または曳航体の進行方向に対して直角に
送波ビームを、上記船または曳航体の進行方向と平行に
互いに隣接した複数の受波ビームをそれぞれ形成し、上
記送波ビームと受波ビームとの交点までの斜め距離を上
記船または曳航体の進行方向に従って順次計測し、該計
測結果に基づき水深を算出して等深線図を作成するマル
チビーム測深部と、 上記複数の受波ビームを上記船または曳航体の直下を境
にして右舷側と左舷側とでそれぞれ加算してサイドスキ
ャンソーナーの右舷受波ビームと左舷受波ビームとにそ
れぞれ対応する相当右舷受波ビームと相当左舷受波ビー
ムとを形成し、該相当右舷受波ビームと相当左舷受波ビ
ームとの戻り時間に基づき濃淡記録を得る濃淡記録作成
部とを備えたことを特徴とする海底面探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4590687U JPH0747752Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 海底面探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4590687U JPH0747752Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 海底面探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63153180U JPS63153180U (ja) | 1988-10-07 |
JPH0747752Y2 true JPH0747752Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=30865073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4590687U Expired - Lifetime JPH0747752Y2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 海底面探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747752Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP4590687U patent/JPH0747752Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63153180U (ja) | 1988-10-07 |
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