JPH0747709Y2 - 装飾的感温計 - Google Patents

装飾的感温計

Info

Publication number
JPH0747709Y2
JPH0747709Y2 JP1992055757U JP5575792U JPH0747709Y2 JP H0747709 Y2 JPH0747709 Y2 JP H0747709Y2 JP 1992055757 U JP1992055757 U JP 1992055757U JP 5575792 U JP5575792 U JP 5575792U JP H0747709 Y2 JPH0747709 Y2 JP H0747709Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
decorative
thermometer
butterfly
wings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992055757U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0622936U (ja
Inventor
光 平野
Original Assignee
光 平野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光 平野 filed Critical 光 平野
Priority to JP1992055757U priority Critical patent/JPH0747709Y2/ja
Publication of JPH0622936U publication Critical patent/JPH0622936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0747709Y2 publication Critical patent/JPH0747709Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、新規な装飾的視覚を
呈する装飾的感温計に関するものであり、さらに詳しく
は、雰囲気温度に応じて表示手段が開閉し、この開閉状
態によって標準温度に対する現在温度の高低を、新規な
装飾的視覚のもとに表示することができる装飾的感温計
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内の温度を表示する手段として
は、アルコールや水銀の膨脹率を利用したいわゆる寒暖
計がもっぱら使用されているが、これらはメーターとし
ての機能は奏するものの、装飾的機能については奏し得
るものではなく、たとえ室内の適宜個所に配置したとし
ても、その外観は機能的で味けないものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上述した
従来の温度表示手段における問題点を解決するために検
討した結果、達成されたものである。
【0004】したがって、この考案の目的は、標準温度
に対する現在温度の高低を、新規な装飾的視覚のもとに
表示することができる装飾的感温計を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案の装飾的感温計は、渦巻状のバイメタル
からなる感温部材を介し、温度の変化に応じて翼部を開
閉する蝶、とんぼなどの装飾を有する温度表示具を、透
明容器内に収納固定したことを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案の装飾的感温計は、上記のように構成
したため、上記温度表示具に対し、蝶、とんぼなどの装
飾を施こしておくことによって、これら装飾の翼部が温
度変化に応じて開閉する新規な装飾的視覚を呈し、現在
温度が標準温度よりも高い温度であるか、または低い温
度であるかを、容易に視認することができる。
【0007】また、上記装飾の条件を変更することによ
って、様々な視覚的効果を楽しむことができる。
【0008】さらに、例えば室内を冷暖房する際に、標
準温度を冷暖房の基準温度に設定しておけば、上記装飾
翼部の開閉状況を視認することによって、適切な冷暖房
が行われているか否かを即座に判断することが可能で、
この判断結果に応じて冷暖房の度合いを調節すれば、省
エネルギーに大きく貢献することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この考案の装飾的
感温計の一実施例について詳細に説明する。
【0010】図1はこの考案の装飾的感温計の一実施例
を示す斜視説明図、図2は図1における温度表示具の構
造説明図、図3は図1における透明容器の構造説明図で
ある。
【0011】図1に示した実施例において、この考案の
装飾的感温計は、温度の変化に応じて翼部を開閉する温
度表示具10を、透明容器20内に収納固定することに
よって構成されている。
【0012】そして、図示したように、温度表示具10
には蝶の装飾が施されており、この蝶の翼部17の開閉
状態を視認することによって、現在温度が標準温度より
も高い温度であるか、または低い温度であるかを、容易
に判断することができるようになっている。
【0013】上記温度表示具10は、図2に示したよう
に、蝶の胴体、頭部および触覚の装飾が施された一対の
胴体部11、12と、これら胴体部11、12を連結す
る連結部材13と、この連結部材13と一体化され、透
明容器20の台座22にこの温度表示具を固定するため
の固定部材14と、前記連結部材13の両側に設けられ
る感温部材としての一対のバイメタル15、16と、こ
れらバイメタル15、16の取付片15c、16cとか
ら大略構成されている。
【0014】ここで、胴体部11は、先端に蝶の頭を装
飾するための頭部11aおよびこの頭部11aに形成し
た孔部11b部を有しており、孔部11bには別途線材
11cが挿入されて、この線材11cは蝶の触覚として
の装飾を果たすようになっている。
【0015】胴体部11の頭部11aに続く部分には接
続部11dが形成され、またこの接続部11dに続く本
体部11eには、長手方向にスリット11fが形成され
ている。
【0016】一方、蝶の胴体から尾にかけてを装飾する
ための胴体部12は、胴体部11の本体部11eを挿入
する中空部12aを有しており、その先端側には、胴体
部11の接続部11dと接続する接続部12bが形成さ
れている。
【0017】連結部材13は、後述するバイメタル1
5、16の中空部に嵌合する外径を有するパイプ状を呈
しており、その長手方向には一対のスリット13aが形
成されている。
【0018】また、連結部材13に、板状の固定部材1
4が一体化されており、固定部材14の下部には、後述
する透明容器20の台座22にこの温度表示具10を固
定するための差込み部14aが形成されている。
【0019】感温部材としての一対のバイメタル15、
16は、それぞれ渦巻状を呈しており、これら各バイメ
タル15、16の各外周には、取付片15a、16aが
それぞれ形成されている。
【0020】上記の構成からなる温度表示具10を組付
けるに際しては、まず連結部材13を中心として、この
連結部材13のスリット13aにバイメタル15、16
の取付片15c、16cを嵌入することで、連結部材1
3とバイメタル15、16を連結する。
【0021】次に、バイメタル15の取付片15cに、
胴体部11のスリット11fを係合しつつ、胴体部11
の本体部11eをバイメタル15の中空部15b、連結
部材13の中空部13bおよびバイメタル16の中空部
16bへと差し込む。
【0022】さらに、バイメタル16の中空部16b側
から、胴体部12を差込み、胴体部11の接続部11d
と、胴体部12の接続部12dとを接続することで、温
度表示具10の組付けが完了する。
【0023】なお、この組付けの前後に、胴体部11に
蝶の頭部11aおよび触覚(線材)11cを、胴体部1
2に蝶の胴体および尾の装飾をそれぞれ施す。
【0024】さらに、バイメタル15、16の取付片1
5a、16aに対し、蝶の翼部(図1の17)の装飾を
取付固定することで、装飾を施した温度表示具10を完
成する。
【0025】ここで、各バイメタル15、16の取付片
15a、16aの位置は、標準温度で、蝶の翼部17が
半開きの状態となるよう、各バイメタル15、16の性
状をあらかじめ設定しておく。
【0026】一方、上記温度表示具10を収納する透明
容器20は、図3に示したように、透明な球状部21、
容器内に傾斜して配置した台座22、安定に設置するた
めに底部を平坦とした基部23、および上記台座22の
中央に形成された差込み孔24から構成されており、上
記球状部21、台座22および基部23を相互に嵌合し
て組立てることにより、全体として球状の外形を呈して
いる。
【0027】上記台座22は、温度表示具10の視認性
を高めるべく、前方に向かって傾斜して配置されている
ことが望ましい。
【0028】なお、この透明容器20の形状は必ずしも
球状に限定されるものではなく、箱型およびピラミッド
型などの任意の形状に設定することができる。
【0029】また、透明容器20の基部23は、必ずし
も透明にする必要はなく、黒色などの適度の着色を施す
こともでき、さらには容器が球状の場合には、基部23
の内部に鉛などの錘を収納して、容器自体の設置安定性
を向上することもできる。
【0030】しかして、上記透明容器20の基部23に
台座22を組付け、この台座22の差込み孔24に、上
記温度表示具10の固定部材14の差込み部14aを差
込み固定した後、台座22上に球状部21を組付けるこ
とによって、この考案の装飾的感温計が完成する。
【0031】かくしてなるこの考案の装飾的感温計にお
いては、あらかじめ設定した標準温度では、蝶の翼部1
7が半開きの状態となっているが、室内温度または外気
温度が標準温度よりも高くなった場合には、バイメタル
15、16の熱膨脹率の相違を利用して翼部17がその
時の温度に対応して大きく開いた状態に、また室内温度
または外気温度が標準温度よりも低くなった場合には、
同じくバイメタル15、16の作用により翼部17がそ
の時の温度に対応して閉じた状態となる。
【0032】したがって、この考案の装飾的感温計によ
れば、蝶の翼部が開閉する新規な装飾的視覚によって、
標準温度に対する現在温度の高低を翼の開閉状態で判断
することができる。
【0033】この実施例においては標準温度を約22℃
に設定し、温度が約32℃になった時完全に開いた状態
になり、約12℃になった時完全に閉じた状態になるよ
うに設定してある。
【0034】なお、上述した実施例においては、温度表
示具10に対する装飾を蝶を例にとって説明したが、蝶
以外にもとんぼなどの他の装飾を施すことができ、これ
ら装飾の翼部(羽根)などを開閉動作するように装飾す
ることによって、様々な装飾的視覚を楽しむことができ
る。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の装飾的
感温計は、上記のように構成したため、上記温度表示具
に対し、蝶、とんぼなどの装飾を施こしておくことによ
って、これら装飾の翼部が温度変化に応じて開閉する新
規な装飾的視覚を呈し、現在温度が標準温度よりも高い
温度であるか、または低い温度であるかを、容易に視認
することができる。
【0036】また、上記装飾の条件を変更することによ
って、様々な視覚的効果を楽しむことができる。
【0037】さらに、例えば室内を冷暖房する際に、標
準温度を冷暖房の基準温度に設定しておけば、上記装飾
翼部の開閉状況を視認することによって、適切な冷暖房
が行われているか否かを即座に判断することが可能で、
この判断結果に応じて冷暖房の度合いを調節すれば、省
エネルギーに大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の装飾的感温計の一実施例を示
す斜視説明図である。
【図2】図2は図1における温度表示具の構造説明図で
ある。
【図3】図3は図1における透明容器の構造説明図であ
る。
【符号の説明】
10 温度表示具 11 胴体部 11a 頭部 11b 孔部 11c 線材(触覚) 11d 接続部 11e 本体部 11f スリット 12 胴体部 12a 中空部 12b 接続部 13 連結部材 13a スリット 14 固定部材 14a 差込み部 15 バイメタル(感温部材) 15a 取付片 15b 中空部 15c 取付片 16 バイメタル(感温部材) 16a 取付片 16b 中空部 16c 取付片 17 翼部 20 透明容器 21 球状部 22 台座 23 基部 24 差込み孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻状のバイメタルからなる感温部材を
    介し、温度の変化に応じて翼部を開閉する蝶、とんぼな
    どの装飾を有する温度表示具を、透明容器内に収納固定
    したことを特徴とする装飾的感温計。
JP1992055757U 1992-08-07 1992-08-07 装飾的感温計 Expired - Lifetime JPH0747709Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992055757U JPH0747709Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 装飾的感温計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992055757U JPH0747709Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 装飾的感温計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0622936U JPH0622936U (ja) 1994-03-25
JPH0747709Y2 true JPH0747709Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=13007719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992055757U Expired - Lifetime JPH0747709Y2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 装飾的感温計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0747709Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218686A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Tlv Co Ltd 温度表示器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63223535A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Junkosha Co Ltd 体温計
JPH0314440B2 (ja) * 1981-07-22 1991-02-26 Kogyo Gijutsuin

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60181636U (ja) * 1984-05-15 1985-12-02 矢野 寛治 形状記憶合金を利用した温度検出器
JP3014440U (ja) * 1995-02-07 1995-08-08 リオン熱学株式会社 キノコ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314440B2 (ja) * 1981-07-22 1991-02-26 Kogyo Gijutsuin
JPS63223535A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Junkosha Co Ltd 体温計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218686A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Tlv Co Ltd 温度表示器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0622936U (ja) 1994-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6096533U (ja) ル−バ−の角度自動調整装置
JPH02136227U (ja)
JPH0282355U (ja)
JPH0747709Y2 (ja) 装飾的感温計
CA2289974A1 (en) Fast response residential sprinkler arrangement
US1909708A (en) Thermometer construction
US6705918B1 (en) Eye assembly for toy, stationery or ornament
US3771364A (en) Direct reading comfort index thermometer
JPS581790Y2 (ja) 大気の大循環実験装置
JPH04333606A (ja) 造花
CN208579847U (zh) 水温计
JPS582370Y2 (ja) ゴルフボ−ル
JPH0345757Y2 (ja)
JPH032212Y2 (ja)
JP2892976B2 (ja) 花生け用具
PFAENDTNER Response of winter forecasts made with the GLA Fourth Order GCM to Changes in the horizontal grid resolution[Abstract Only]
KR200293290Y1 (ko) 휴대용 깃대
JP2564686Y2 (ja) 信号機模型
JPH0517548Y2 (ja)
Curr et al. A CTOA description of size effects in R-curves for large growth
JPH02114098U (ja)
JPH0216399Y2 (ja)
KR870001596Y1 (ko) 밤낚시질용 낚시줄 표시구
JPH04241102A (ja) 造花
JPH0241768Y2 (ja)