JPH07476B2 - 水噴射推進モジュール - Google Patents

水噴射推進モジュール

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JPH07476B2
JPH07476B2 JP2510448A JP51044890A JPH07476B2 JP H07476 B2 JPH07476 B2 JP H07476B2 JP 2510448 A JP2510448 A JP 2510448A JP 51044890 A JP51044890 A JP 51044890A JP H07476 B2 JPH07476 B2 JP H07476B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H1/00Propulsive elements directly acting on water
    • B63H1/02Propulsive elements directly acting on water of rotary type
    • B63H1/12Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
    • B63H1/14Propellers
    • B63H1/16Propellers having a shrouding ring attached to blades
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/04Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps
    • B63H11/08Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps of rotary type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] 発明の分野 この発明は水噴射推進モジュールに関し、特に平行な入
口開口と出口開口との間に水を漸減寸法の環状ダクトに
通しもって「理想効率」と「ポンピング効率」との積を
最大にすることによって最大推進効率を与える速度で前
記水を排出させる羽根車の軸線と同心の短いインライン
環状モジュールに係る。
従来技術の説明 譲受人のサミュエルの米国特許第3,420,204号は軌道付
き水陸両用の軍用車を水中推進させるようになっている
水噴射反動推進装置を開示している。
ロドラー ジュニアの特許第3,809,005号および第4,07
3,257号は、推進水の方向をほぼ2回反転させる必要が
あり従来の水噴射よりも約20パーセントの推進効率を与
える通路によって接続された水取入れダクトと水放出ダ
クトとを有する新規な設計の噴射推進装置の2形式を開
示している。
ケネフィッチの第3,174,454号およびトラップの第3,30
6,046号には、水がほぼ水平の開口を通って水噴射に入
り、ほぼ垂直な開口を通って放出される通常の水噴射を
示している。この従来の水噴射の主な欠点は推進効率が
比較的に低いことである。水噴射への動力入力は次の分
野に区分される。
1 入口の抗力 2 内部の流量損失 3 噴射放出に失われた運動エネルギ 4 有用な動力出力 前記入口の抗力は船舶の船体速度の自乗に関係し、毎時
20マイル以下の速度では比較的に無視できるけれども高
速では性能の主要な因子である。
入口ダクト損失、羽根車損失、固定子損失、ノズル損
失、およびカジ取り損失のような内部の流量損失はほぼ
流量の自乗に関係する。流量は主として動力入力および
ノイズの大きさの関数である。一定の応用に対しては、
大きなノズルを使用することによる流れの増大および圧
力の減少はこの分野における損失を増加させよう。前記
内部の流れ損失は重要なポンピング効率を減少させる。
「ポンピング効率」は次式から得られる。
運動エネルギ損失は水が静止状態から出発するために生
じるけれども、水は水噴射ノズルから高速で放出され
る。水噴射推力は水が促進される時の反力から生じる。
この高速水の大部分の運動エネルギは回復不能の損失で
ある。「理想効率」はこの分野の損失を緩和するのに使
用される。これは次のようなものである。
任意の船体速度において、この等式は理想効率が噴射速
度を減少させることによってのみ改良されることを示
す。噴射速度を減少させることは特定の推力量を維持す
るためにより大きな流量を必要とする。前記内部的流量
損失は流量の増加と共に増大するので、「ポンピング効
率」と「理想効率」との積を最大にするとともに水圧設
計を改良しかつ入口面積を最小にすることによって入口
抗力を最小にすることにより「推進効率」を最適にする
ために注意深い妥協調整が必要である。
[発明の概要] 本発明の水噴射推進モジュールは2部分から成る環状の
外側ハウジングを有し、該ハウジングは入口開口と、円
筒面に結合するとともに固定子ハウジングの円筒状外壁
に調節可能に接続されるほぼ放物線状の内面とを含有す
る。前記固定子ハウジングは截頭円錐状の内壁を備える
とともに複数個の水流直線化固定子羽根を有して狭い出
口開口を画成する。放物線状の拡散コーンと、2段階遊
星歯車駆動装置と、モータとを備えた羽根車が前記ハウ
ジング内に該ハウジングの軸線と同心的に配置される。
水中に沈められかつ水上輸送船によって支持される時、
水が正味のポジティブ静止水頭(大気圧+静止水頭−蒸
気圧)と、船舶の前進運動による流速水頭との合計力に
よって入口開口を通って圧送される。回転する羽根車羽
根に到達した時に、渦流が生じて合計水頭(合計水頭=
静止水頭+流速水頭)を増加させ、この時、羽根車の放
出量が最大値となる。水が前記固定子を連続して通過す
るので、流線形の羽根が羽根車の放出渦流の接線方向の
流動成分を完全な軸線方向流に変更させるために使用さ
れる。前記固定子の収斂した壁が減少流動領域を作り、
流れの連続則によって流速を増大させる。流体が固定子
端における環状流出口の領域に到達すると、大気圧およ
び僅かな固定子損失を差引いた羽根車の放出流の合計水
頭が所望の流速水頭に変換される。
[図面の簡単な説明] 第1図は水噴射推進モジュールの部分的欠截斜視図にし
て、これにモジュール支持部材が取付けられている。
第2図は第1図の2−2線による垂直断面図にして、羽
根車の羽根の前縁および後縁を略示する。
第2A図は第2図の一部分が同様な変形垂直断面図である
が、モータ、遊星歯車駆動装置および羽根車を一体とし
て固定子ハウジングに組付けかつ取外しできるように構
成された諸部材を示す。
第3図は湾曲した固定子羽根を示す前記モジュールの放
出端の後面図である。
第4図はカジ取り方向舵を示す本発明の第2実施例の部
分欠截側面図である。
第5図は第4図の5−5線による断面図にして、前記方
向舵を始動させる水圧シリンダを示す。
第6図は第4図の6−6線による概略断面図にして、前
記方向舵に係合する水流を示す。
[好ましい実施例の説明] 本発明の装置を説明する前に、本発明の水噴射推進モジ
ュール10(第1−3図)の「推進効率」を最大にする方
法を明示することが有用であろうと信ずる。
水は静止状態で出発するが、水噴射ノズルから高速で放
出される。水噴射推力はこの水が促進される時の反力か
ら生じる。この高速水が持つ大部分の運動エネルギは回
復不能の損失である。「理想効率」がこの分野の損失を
定量化するのに使用される。それは次のように表示でき
る。
理想効率は、特定量の推力を保持するのに比較的大きい
流量を必要とする噴射速度を減少させることによっての
み改良することができる。内部の流量損失は流量の増大
につれて増大するので、推進効率を最大にするためには
注意深い妥協調整が必要である。本発明の水噴射推進モ
ジュールは流体通路の内部ぬれ面積を最小にすることに
よって前述の所望の効率を与えるように特別に構成され
る。前記面積減少により、ぬれ面積の関数である粘性損
失が減少する。
水噴射推進モジュール10(第1図および第2図)は大体
において、固定子ハウジング12と、該固定子ハウジング
12に取外し可能に接続された羽根車シュラウド14内にあ
る羽根車13と、該羽根車シュラウド14の内部にあるとと
もに固定子ハウジング12の内壁18に至る回転可能のほぼ
放物線状の羽根車の拡散コーン16とを含有する。モータ
Mが固定子ハウジングの内壁18に剛固に取付けられ、そ
の出力軸50は動力伝達装置である減速遊星歯車駆動装置
20に結合される。動力伝達装置20は羽根車拡散コーン16
内に設けられており、装置20の出力はコーン16の内面に
伝達される。上記諸部材のすべてがモータMの軸線Aと
同心であり、モジュール10は中空の支持部材21、および
船舶(図示せず)により支持できるように水係合水中翼
22その他の同様な部材に接続されることが好ましい。
特に、固定子ハウジング12(第2図)は羽根車13から水
を受取る複数個の固定子羽根24を含有し、第1図及び第
3図に最も良く示されるように湾曲した12個の羽根が図
示される。羽根24は、固定子ハウジングの内壁18および
外壁30に朝顔形に剛固に取付けられた薄い前縁26および
後縁28を有する。
この湾曲した流線形の固定子羽根は羽根車によって駆動
された水が渦流としてモジュール10から放出されるのを
防止する作用を果す。第2図に示すように、1個または
複数個の固定子羽根は厚く形成されてモータのような動
力装置に接続する1個または複数個の動力および制御の
回線32を受入れる孔を有する。モータMは電気式または
油圧式の何れにより駆動されてもよい。
ほぼ放物線状の羽根車ハウジングすなわち拡散コーン16
は複数個の羽根車羽根34を有し、各羽根は後縁36および
前縁38を有し、第1図に示すようなほぼエアフォイル形
のものである。各羽根は、第2図に示すように、羽根車
シュラウド14の放物線状内に極めて近接した外縁40を有
する。羽根車羽根34(第1図)が該羽根の翼列における
制約すなわち閉塞を最小にしもって内部の流量損失を最
小にするために比較的直線状であることに注目された
い。
羽根車シュラウド14の接続部分41(第2図)は薄い厚さ
を有し、該羽根車シュラウド中のスロット44(第2図)
を貫通するとともに外壁30中のねじ付き孔にねじ込まれ
る複数個の押えねじ42によって固定子ハウジング12の薄
くされた直径部分に調節可能に取付けられる。同様に、
スロットおよび押えねじ45が支持部材21(第1図)およ
び水中翼22を固定子ハウジング12に接続するために使用
される。従って、もし羽根車羽根の外縁40が、水中に存
在する砂その他の研磨材のために磨耗するならば、羽根
車シュラウドが固定子ハウジング12に関して軸線方向後
方に運動して羽根車の外縁40と固定子ハウジングの内面
との間に適当な間隙を形成し得る。
第2図に示すように、環状の水噴射モジュール10の前端
部分は二重壁を有して重量を軽減するとともに内向き湾
曲外壁を形成し、丸味を持つ前端は内向きかつ後ろ向き
湾曲部分と一体となって半径方向外方へ曲って固定子ハ
ウジング12の円筒面と連なる。前述した諸面はできるだ
け滑らかに形成されて乱流および抗力を最小にする。
羽根車の拡散コーン16の隣接面と、固定子ハウジング12
の内壁18と、羽根車シュラウド14の内面と、固定子ハウ
ジングの外壁30の内面とは、モジュール10の入口端から
出口端へ内径が連続的に増大しかつ内部断面が連続的に
減少する環状のダクト46を画成する。かかる形状のため
に水が環状ダクト46を通過する時に水速度が漸次増大し
て水がモジュールの後端から高速で放出される。
モータMは毎分15,000回転させる約350馬力を有して羽
根車を毎分約1130回転させる交流ACモータまたはブラシ
無しのDCモータであることが好ましい。かくして、遊星
歯車駆動装置20は12.26対1の速度降下を有する。羽根
車の効率は約81乃至91パーセントである。あるいは、同
一馬力の液圧モータを電気モータの代りに使用してもよ
い。
もちろん、種々の大きさおよび形式の船舶に対して別の
力のモータを使用できることが了解できよう。
2段階遊星歯車駆動装置20(第2図)がモータMの出力
軸50によって駆動される。駆動歯車52は軸50にスプライ
ン係合し、ニードル軸受およびスラスト座金を備えた複
数個の第一段階遊星歯車54と噛合する。遊星歯車54は、
羽根車拡散コーン16の内面に固定されたフランジ58にボ
ルト止めされた環状の支持リング56にジャーナル軸受け
される。遊星歯車54は、第二段階太陽歯車62と一体的に
形成された第一段階環状歯車60と噛合する。第二段階太
陽歯車は固定子ハウジング12の内壁18にボルト止めされ
た環状のブラケット66にジューナル軸受けされた複数個
の第二段階遊星歯車64と噛合する。第二段階遊星歯車64
は羽根車拡散コーン16にボルト止めされた第二段階環状
歯車68と噛合する。拡散コーン16は傾斜接触する複数個
の玉軸受70によって環状ブラケット66および回転不能の
固定子ハウジング12の内壁18にジャーナル軸受けされ
る。
2段階遊星歯車駆動装置20は、プラグ72によって閉鎖さ
れる開口を通って前記拡散コーンから付加されたり排出
される油によって潤滑される。この油は下方の充填プラ
グ72のレベルと等しい深さにまで充填されるとともに低
速でほぼ前記レベルに留まる。高速においては遠心力に
よって前記油は拡散コーン16の内面に投げつけられてリ
ング状に保持される。この油リングの内面は遊星歯車64
の軸線の外側にあろう。油は衝撃管の使用または他の周
知の方法(図示せず)によって必要な場所へ指向させる
ことができる。環状のリップシール74およびO−リング
75は水が遊星歯車駆動装置20に入るのを防止するために
設けられる。流体の流れ通路78が固定子ハウジングに設
けられて水をモータMの周りに循環させて該モータMを
冷却する。
O−リング75は該O−リングに作用する最高圧力の少な
くとも15倍の安全率を有する。抽気孔(図示せず)が臨
界力学的リップシール74上の圧力を減少させるのを助け
るとともに軸受70上のスラスト荷重を減少させる。
羽根車13を修理したり取外すために羽根車シュラウド14
(第2図)を該羽根車から取外せるように支持部材21の
取外し可能の遷移整形板21fが設けられて押えねじ82
(第1図に1個のみ示される)によって取外し可能に接
続される。かくして、遷移整形板21fおよび押えねじ82
(第1図)を取外すことによって羽根車シュラウド14を
羽根車13から右方(第2図)へ取外すことができる。
水中翼22は、羽根車シュラウド14を羽根車上の作動位置
から取外す前に固定子ハウジング12および羽根車シュラ
ウド14からボルトを取外すことが好ましい。しかしなが
ら、所望に応じて、水中翼22(第1図)および羽根車シ
ュラウド14を、整形板21fおよび押えねじ82(第1図)
を取外すことによって一体として取外すことができる。
羽根車シュラウド14を取外した後に、動力および制御の
導管32を防水モータM(第2図)から解放しかつ押えね
じ84を取外すことによってモータMおよびスプライン軸
50を駆動歯車および固定子ハウジング12から取外す。次
に、押えねじ86を取外すと、羽根車13は固定子ハウジン
グ12の環状リング88との係合から右方へ(第2図)引張
ることによって取外すことができる。羽根車およびまた
は2段階遊星歯車駆動装置20の修理作業が完了した後の
組付け作業は上述したことと逆の順序である。
モータM′(第2A図)、2段階遊星歯車駆動装置20′、
および羽根車13′を固定子ハウジング12′の内壁18′に
取付ける好ましい別の方法は、第2A図に示されるよう
に、モータM′と、遊星歯車駆動装置20′と、羽根車1
3′とを含む全駆動組立体を、最初に羽根車シュラウド
が取外された後に、一体として固定子ハウジング12′か
ら水噴射推進モジュール10′の水入口端を離れるように
取外すことができ、従って現場作業中に前述した3個の
精密部品が汚染されるのを回避できるとともに整備施設
における修理が容易となる。
第2A図の実施例は、後方のモータ取付け板94が複数個の
押えねじ84′(1個のみが図示される)によって固定子
ハウジング12′の内部リング98の前端に接続される環状
フランジ96を備える点で第2図の実施例と異なる。ま
た、固定子12′の内壁は内部環状リング88′を備え、該
リングは該リング中にある複数個の押えねじ86′(1個
のみが図示される)によって環状ブラケット66′の前面
にボルト止めされる。かくして、長い箱スパナによって
押えねじ86′を取外し、また押えねじ84′を取外すこと
によってモータM′、2段階遊星歯車駆動装置20′、お
よび羽根車13′を固定子ハウジング12′から一体として
取外すことができる。複数個の細長い通しスタッド104
(1個のみが図示される)がモータM′を環状ブラケッ
ト66′に接続させる。
2個の水噴射推進モジュールを使用しかつ15トンの揚力
を与える寸法の水中翼を重量30トンの水陸両用の軍用軌
道車に接続した時に、該軌道車を毎時約20マイルの速度
で推進させるために350馬力の2個の交流誘導モータま
たはシールド直流ブラシモータが適している。
軸線方向の水路が水噴射モジュール10(第2図)を貫通
するために羽根車13の回転方向を逆転することにより逆
推進力が得られる。羽根車を逆転させた時、吸込みヘッ
ド損失が生じ、キャビテーションが水流速度を制限す
る。かかる状況においては、逆推進力は最大前方推進力
の約20パーセントに制限されよう。この値は逆進用の正
常速度を発生させるのに適しており通常の水噴射に使用
されるバケットデフレクタによって得られる逆推進力に
匹敵する。通常の水噴射に使用されるバケット逆進デフ
レクタを排除することによりモジュールの平滑外面が得
られ、水噴射モジュールの外部を流れる水によって生じ
る外部抗力が最小となる。
例えば水陸両用車を推進させるために2個の水噴射推進
モジュール10を使用する時は、この車は2個の羽根車13
を異なる速度で駆動することによって車のカジ取りがで
きる。2個のモータのうちの一方の方向を逆転させるこ
とにより低速のカジ取りをすることができる。
第4−6図はカジ取り用の方向舵90を備えた本発明の第
2の実施例の水噴射推進モジュール10aを示す。モジュ
ール10aは、固定子ハウジング12aの上方部分および下方
部分が後方へ延びて、垂直方向の方向舵90を押えねじ96
のような部材によって枢動可能に支持するタブ92を形成
することを除いては第1実施例に使用されたモジュール
と同一である。アーム98が、前記方向舵に剛固に取付け
られるとともに、モータMaの取付けフランジにボルト止
めされたブラケット105に枢動可能に接続されたケース
を有する液圧シリンダ102のピストンロッド100に枢動可
能に取付けられる。アーム98と、液圧シリンダ102と、
該シリンダに接続された導管104,106がモジュールから
水噴射放出路の外方へ配設される。第4図に示すよう
に、液圧導管104,106は上方の固定子羽根24a中の開口を
貫通するとともに中空支持部材21a中の開口108を貫通す
る。
液圧シリンダ102の作動により方向舵90は第5図および
第6図に示すカジ取り範囲内を枢動する。第6図は水噴
射モジュール10aからの高速の水噴射が方向舵90に接触
して該方向舵が良好な回転制御をなし得ることを示す位
置にあることを図示する。
本発明の水噴射モジュール10(第1図)を操作するに当
り、少なくとも1個のモジュールが、動力を供給された
船舶(図示せず)、例えば軍用または商業用の水陸両用
車または浅喫水船舶に接続される。中空支持部材21は、
モジュール10の前端および後端が水中に沈んで船舶上の
障害物から離れるように船舶に取付けられ、もってモジ
ュール10の水入口端から放出端へほぼ直線の流水路を形
成させる。必要なら、水中翼22をモジュール10に接続す
ることができる。
船舶中のエンジンのような動力源が羽根車13を駆動する
モータMに動力を与える。次に、羽根車の羽根34が羽根
車シュラウド14の前方から水を受入れこの水を羽根車13
の拡散コーン16と羽根車シュラウド14との間を水の環状
体として後方に送るとともに、拡散コーン16がほぼ放物
線形状を有しかつ羽根車シュラウド14が湾曲しているこ
とによって、水の環状流は徐々に厚さを減少するととも
に速度が増大する。湾曲固定羽根24は羽根車の放出渦流
をノズルにおいて望ましい純粋な軸線方向流に変換させ
る作用を有する。ノズルにおいてはわずかな接線方向流
もエネルギ損失を示すので、前記渦流を消去することは
最大推進効率を達成するのに重要である。渦流中の接線
方向流の速度は羽根車中に生じる静止水頭に関係する。
この静止水頭は比較的に高いので、前記接線方向流もま
た高く、従って渦流をこの出願において軸線方向流に変
換させることによる効率の改良は非常に重要である。モ
ジュール10の内面および外面は流線形にして滑らかな面
を有し、このため抗力を最小にする。
2個またはそれ以上の水噴射モジュールを使用する時
に、前記モータまたは複数個のモータMを逆転すること
によって船舶を逆方向に駆動させることができる。2個
のモジュールを備えた高速カジ取りは異なる速度で2個
のモータを駆動させることにより、達成することができ
る。低速で回転する時は、一方のモータを他方のモータ
と逆にすればよい。あるいは、カジ取りのために本発明
の第2実施例の方向舵付きモジュール10aの方向舵を使
用することができる。
以上の記載から、本発明の水噴射推進モジュールが、該
モジュールの入口端から放出端へほぼ直線状の水流を形
成させることによって該モジュールの外部抗力を最小に
するとともに該モジュールの内部流量損失を最小にする
ことが明白である。これらの内部損失および外部抗力は
従来の技術に見られるよりも著しく小さい。湾曲固定子
羽根によって前記モジュールの放出端背後の渦の形成が
最小となる。
本発明を実施するのに考えうる最良のモードを図示しか
つ説明したけれども、本発明の主題と考えられるものか
ら逸脱することなしに修正および変更をなしうることは
明白であろう。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方水取入口と後方水噴射放出口とを備
    え、前記前方水取入口と前記後方水噴射放出口との間に
    通路が形成された吊りかご状のハウジングと、前記通路
    内にあって水を前記取入口から前記放出口へ送るための
    複数の羽根を有する羽根車とを含んでなる水噴射推進モ
    ジュールであって、 中心軸線(A)回りに形成された環状内壁であって、前
    記取入口から前記放出口へ向かって直径が増大する環状
    内壁を前記通路(46)に設け、 前記羽根車の羽根(34)を放物線形状の円錐回転子(1
    6)に取付けるとともに、前記羽根の外縁(40)を前記
    環状内壁の曲面に対応するように、かつ、前記環状内壁
    から半径方向内側へ離間するように形成し、 前記放物線形状の円錐回転子の延長部分を形成するよう
    な放物線形状の面を有する截頭円錐形状の固定子支持壁
    (18)を前記ハウジングに設け、 前記円錐回転子(16)をジャーナル支承手段(70,66,6
    8)を介して前記中心線(A)回りに回転自在に前記固
    定子支持壁(12;12a)に支持し、 複数の固定子羽根(24)を対向する両端において前記固
    定子支持壁及び前記環状内壁に固定し、前記放出口から
    水を噴射するために前記羽根車において生ずる渦流を軸
    流に変換するように前記固定子羽根を曲面形状に形成
    し、 前記固定子支持壁内に動力装置(M)設け、前記動力装
    置の出力軸(50)によって駆動され前記羽根車の羽根を
    前記動力装置の作動速度よりも遅い速度で駆動する動力
    伝達装置(20)を前記円錐回転子内に設けた、 ことを特徴とする水噴射推進モジュール。
  2. 【請求項2】請求項1のモジュールであって、前記動力
    伝達装置は遊星歯車駆動装置を含んでなる、モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】請求項2のモジュールであって、前記動力
    伝達装置及び動力装置を一体のユニット(14)として前
    記固定子支持壁(88;88′,98)から取り外し可能に設け
    た、モジュール。
  4. 【請求項4】請求項2又は3のモジュールであって、前
    記遊星歯車駆動装置は、前記動力装置の速度に対して前
    記羽根車の羽根の速度を減速させる2段階遊星歯車駆動
    装置である、モジュール。
  5. 【請求項5】請求項4のモジュールであって、前記動力
    装置は電動機(モータ)である、モジュール。
  6. 【請求項6】請求項4のモジュールであって、前記動力
    装置は液圧モータである、モジュール。
  7. 【請求項7】請求項1のモジュールであって、前記取入
    口と前記放出口との間において前記中心軸(A)上にあ
    る前記ハウジングの軸線の長さは前記環状内壁の後端に
    おける直径よりも小さい、モジュール。
  8. 【請求項8】請求項5又は6のモジュールであって、前
    記モータ(M,M′)を制御する手段(32)を収容するた
    め前記環状内壁及び前記固定子支持壁を貫通する通路を
    前記固定子羽根の少なくとも1つに設けた、モジュー
    ル。
  9. 【請求項9】請求項4のモジュールであって、前記固定
    子支持壁は、截頭円錐形状の前記固定子支持壁内におい
    て環状フランジ(98)に前記モータ(M,M′)を連結す
    るモータ支持後端板(94)を含んでなる、モジュール。
  10. 【請求項10】請求項9のモジュールであって、前記放
    出口から噴射された軸流の方向を制御するために方向舵
    (90)を前記環状内壁(92)の直径上の対向する端部
    (96)において回動可能に設けた、モジュール。
  11. 【請求項11】請求項10のモジュールであって、前記方
    向舵を操舵する手段(98,104,106)を収容するため前記
    環状内壁及び前記固定子支持壁を貫通する通路を前記固
    定子羽根の1つ(24a)に設けた、モジュール。
  12. 【請求項12】請求項4のモジュールであって、前記動
    力装置(M)の回りに冷却水を流すための複数の通路
    (78)を前記固定子支持壁に設けた、モジュール。
  13. 【請求項13】請求項4のモジュールであって、前記ハ
    ウジングに羽根車シュラウド(14)を設け、前記羽根車
    シュラウドの端部(41)を、延伸する前記通路を前記固
    定子羽根上で包囲する外壁(30)に設けた筒状段差部に
    対して、筒重ね可能に設け、前記羽根車の羽根の前記外
    縁と前記環状内壁の前記曲面との間の半径方向の隙間を
    設定及び保持するために前記シュラウドの位置を軸方向
    に調整可能に設けた、モジュール。
  14. 【請求項14】請求項13のモジュールであって、前記遊
    星歯車駆動装置と、前記動力装置と、前記羽根車とが、
    前記羽根車シュラウドを取り外した後に、一体のユニッ
    トとして取り外し可能である、モジュール。
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