JPH0747110A - 蒸散装置 - Google Patents

蒸散装置

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Publication number
JPH0747110A
JPH0747110A JP5212131A JP21213193A JPH0747110A JP H0747110 A JPH0747110 A JP H0747110A JP 5212131 A JP5212131 A JP 5212131A JP 21213193 A JP21213193 A JP 21213193A JP H0747110 A JPH0747110 A JP H0747110A
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JP
Japan
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cartridge
drug
chemical liquid
cartridge loading
flow passage
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JP5212131A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Tajima
陽一郎 田島
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤カートリッジの着脱操作性が良く、蒸散
した薬液成分のカートリッジ装填部内への流れ込みを防
ぎ、装置本体の周囲空間の広範囲に亘って良好に薬液成
分を拡散させることのできる蒸散装置を提供する。 【構成】 装置本体20のカートリッジ装填部31を薬
剤カートリッジ21が装置本体20の側方より着脱する
ように形成し、装置本体20に薬剤カートリッジ21の
薬剤部26が挿通部33を通して挿入する空気流通路3
2を設け、かつ薬剤部26が挿通部33に挿通された際
に薬剤部26の外周における挿通部33を閉塞する閉塞
板27を備えた。したがって、薬剤カートリッジ21の
着脱操作性が良く、しかも薬剤カートリッジ21のカー
トリッジ装填部31への装着により、閉塞板27が薬剤
部26の外周における挿通部33を閉塞し、蒸散した薬
液成分のカートリッジ装填部31内への流れ込みを防
ぎ、広範囲に亘って良好に薬液成分を拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芳香剤、消臭剤、殺
菌剤、殺虫剤などの薬剤を蒸散させる蒸散装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸散装置としては、図9および図
10に示したものが知られている。この蒸散装置は、装
置本体1と、この装置本体1に着脱自在に装填される薬
液カートリッジ2とから構成されている。薬液カートリ
ッジ2は、図9および図10(b)に示すように、芳香
性などの所定の効能を有する薬液3が収容された断面円
形の薬液容器4を有している。この薬液容器4の上端開
口部にはキャップ5が嵌着されている。このキャップ5
の中心部には、上端部が薬液容器4の外部に突出し、か
つ下端部が薬液容器4の底面近傍まで延在された吸液芯
6が嵌装されている。また、薬液容器4の上部外周面に
は雄ねじ部7が形成されている。一方、装置本体1は、
図9および図10(a)に示すような外部ケース8を有
している。この外部ケース8の上面には蒸散口9が設け
られ、下面には装填口10が設けられている。また、外
部ケース8の内部には、薬液カートリッジ2が装填され
るカートリッジ装填部11が装填口10に対応して設け
られている。このカートリッジ装填部11の上部には円
筒状の取付部12が蒸散口9に対応して設けられてい
る。この取付部12の下部内周面には薬液カートリッジ
2の雄ねじ部7が螺合する雌ねじ部13が形成されてお
り、その上端部には中央に芯挿通孔14を有する加熱ヒ
ータ15が設けられている。なお、加熱ヒータ15には
電源コード口16から配索された電源コードが接続され
る。
【0003】このような蒸散装置では、装置本体1を持
ち上げて、装填口10から薬液カートリッジ2を外部ケ
ース8内のカートリッジ装填部11に挿入して回転させ
ると、図9に示したように、薬液容器4の上端部に設け
られた雄ねじ部7が、外部ケース8内の取付部12に設
けられた雌ねじ部13に螺合して、薬液カートリッジ2
が装置本体1のカートリッジ装填部11に装填される。
このように、薬液カートリッジ2が装填されると、吸液
芯6の上端部は加熱ヒータ15の芯挿通孔14内に遊挿
され、その上端面が外部ケース8の蒸散口9の真下に対
応した状態となる。この状態で、電源コードをコンセン
トに差し込んで加熱ヒータ15に電源を供給すると、加
熱ヒータ15が発熱動作し、吸液芯6の上端部から薬液
成分が蒸散して蒸散口9から外部に拡散する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蒸散装置にあっては、薬液カートリッジ2を
装置本体1の下側からカートリッジ装填部11に挿入し
て回転させ、吸液芯6の上端部を加熱ヒータ15の芯挿
入孔14内に遊挿させる構造であるから、装置本体1に
対する薬液カートリッジ2の着脱操作が面倒である。ま
た、この蒸散装置では、カートリッジ装填部11に薬液
カートリッジ2が装填されると、図9に示すように、薬
液カートリッジ2によって加熱ヒータ15の下面側が閉
鎖されてしまうため、加熱ヒータ15の発熱による空気
の流通路を確保することができない。このため、加熱ヒ
ータ15による空気の対流を有効に利用して吸液芯6の
上端部に浸出した薬液3の成分を良好に蒸散させること
ができず、よって、この蒸散装置を配置した周囲空間の
広範囲に亘って薬液成分を拡散させることは困難であ
る。
【0005】このようなことから、最近では、装置本体
のカートリッジ装填部を薬液カートリッジが装置本体の
側方から着脱できるように形成するとともに、装置本体
内に薬液カートリッジの吸液芯の先端部が突出して配置
される空気流通路を設け、この空気流通路内に配置され
た吸液芯の先端部を加熱ヒータで加熱するようにしたも
のが提案されている。しかし、このような蒸散装置で
は、装置本体の側方から薬液カートリッジが着脱できる
ようにカートリッジ装填部を形成すると、吸液芯の先端
部を空気流通路内に挿入させるための芯挿通部を形成し
なければならないため、この芯挿通部によって空気流通
路とカートリッジ装填部とが連通してしまう。このた
め、加熱ヒータによって吸液芯の先端部を加熱して薬液
成分を蒸散させた際には、蒸散した薬液成分が芯挿通部
からカートリッジ装填部内に流れ込むことがある。この
ような場合には、薬液成分がカートリッジ装填部の内面
および薬液カートリッジの表面に付着し、これらの汚染
や異臭の発生原因になる。
【0006】この発明は、このような従来の課題に鑑み
てなれたもので、薬剤カートリッジの着脱操作性が良
く、かつ蒸散した薬液成分のカートリッジ装填部内への
流れ込みを防ぎ、装置本体の周囲空間の広範囲に亘って
良好に薬液成分を拡散させることのできる蒸散装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、カートリッジ装填部が設けられた装置本
体と、この装置本体のカートリッジ装填部に着脱自在に
装填され、内部に収容された薬剤を外部に露出させる薬
剤部を有する薬剤カートリッジと、発熱により薬剤部か
ら薬剤成分を蒸散させる発熱部とを備えた蒸散装置にお
いて、カートリッジ装填部は薬剤カートリッジが装置本
体の側方より着脱可能に装填されるように形成されてい
るとともに、装置本体には薬剤カートリッジの薬剤部が
挿通部を通して挿入する空気流通路が設けられ、かつ薬
剤部が挿通部に挿通された際に薬剤部の外周における挿
通部を閉塞する閉塞部材を備えたものである。
【0008】
【作用】この発明によれば、カートリッジ装填部を薬剤
カートリッジが装置本体の側方より着脱可能に装填され
るように形成したから、従来のように装置本体を持ち上
げたりせず、装置本体を置いたままで薬剤カートリッジ
をカートリッジ装填部に装着することができ、このため
薬剤カートリッジの着脱操作性が良い。また、薬剤カー
トリッジをカートリッジ装填部に装着されて薬剤部が挿
通部を通して空気流通路内に挿入されると、閉塞部材に
よって薬剤部の外周における挿通部が閉塞されるので、
加熱ヒータによって薬液カートリッジの薬剤部を加熱し
て薬液成分を蒸散させた際には、蒸散した薬液成分がカ
ートリッジ装填部内に流れ込むことがない。このため、
カートリッジ装填部内および薬液カートリッジの汚染や
異臭の発生を防ぎ、装置本体の周囲空間の広範囲に亘っ
て良好に薬液成分を拡散させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して、この発明の第
1実施例を説明する。この蒸散装置は、図1に示すよう
に、装置本体20と、この装置本体20に着脱自在に装
填される薬液カートリッジ21とから構成されている。
薬液カートリッジ21は、図2および図3に示すよう
に、断面円形の薬液容器22を有している。この薬液容
器22の内部には、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤な
どの薬液23が収容されている。この薬液容器22の上
面中心部には、円形状の芯取付口24が設けられてい
る。この芯取付口24には、上端側の薬剤部26が外部
上方に突出し、下端部が薬液容器22の底部に接触もし
くは近接するように延在された吸液芯25が嵌装されて
いる。この吸液芯25は外部上方に突出した薬剤部26
に薬液容器22内の薬液23が浸出するようになってい
る。また、芯取付口24には閉塞板27が側方(図2で
は右方向)に延設されている。この閉塞板27は、芯取
付口24と対応する個所で吸液芯25が上下方向に挿通
し、かつ後述する装置本体20の挿通部33を閉塞する
ものであり、図2に示すように、芯取付口24側から側
方に向かうに従って次第に高くなる傾斜面28に形成さ
れ、かつ側方の先端に立上り部29が形成された構造と
なっているが、単なる平板状に形成された構造でもよ
い。
【0010】一方、装置本体20は、図1および図4に
示すように、ほぼ四角柱状の外部ケース30を有してい
る。外部ケース30の下側内部にはカートリッジ装填部
31が設けられている。カートリッジ装填部31は、外
部ケース30の一側面(図では右側面)に開放され、こ
の開放された一側面側から薬液カートリッジ21の薬液
容器22が着脱自在に装填するように形成されている。
また、外部ケース30の上側内部には空気流通路32が
設けられている。空気流通路32は、カートリッジ装填
部31と同じ一側面に空気取入口32aが形成され、中
間の上部に蒸散口32bが形成され、一側面の空気取入
口32a側から吸液芯25の薬剤部26が挿入するよう
に形成されている。そして、カートリッジ装填部31と
空気流通路32とは、これらと同じ一側面に開放された
挿通部33によって連続されている。この挿通部33
は、吸液芯25の薬剤部26が装置本体20の側方より
挿入するためのものであり、図1に示すようにカートリ
ッジ装填部31に薬液容器22が装填された際に、閉塞
板27が嵌合して閉塞される。これにより、カートリッ
ジ装填部31と空気流通路32とは隔離されるようにな
っている。また、空気流通路32内には、加熱ヒータ3
4が吸液芯25の薬剤部26に対して接触もしくは接近
するように設けられている。
【0011】このような蒸散装置では、装置本体20の
カートリッジ装填部31が装置本体20の一側面に開放
されているから、薬剤カートリッジ21を装置本体20
の側方より着脱可能に装填することができる。したがっ
て、従来のように装置本体1を持ち上げたりせずに、装
置本体20を置いたままで薬剤カートリッジ21を装着
することができ、このため薬剤カートリッジ21の着脱
操作性が良い。また、この蒸散装置では、装置本体20
のカートリッジ装填部31に薬剤カートリッジ21の薬
剤容器22が装填されて、吸液芯25の薬剤部26が挿
通部33を通して空気流通路32内に挿入されると、図
1に示すように、薬剤部26の外周における挿通部33
が薬剤カートリッジ21の閉塞板27によって閉塞され
てカートリッジ装填部31と空気流通路32とが隔離さ
れる。この状態で加熱ヒータ34が加熱動作すると、加
熱ヒータ34の発熱により空気流通路32内の空気が温
められるので、温められた空気が空気流通路32内を上
昇して蒸散口32bから流出するとともに、外部の冷た
い空気が空気流通路32の空気取入口32aから流入
し、これにより空気の対流が生じる。これと同時に、吸
液芯25の薬剤部26は加熱ヒータ34からの熱で温め
られるので、薬剤部26に浸出した薬液23の薬液成分
が蒸散し、この蒸散した薬液成分が空気の対流に伴って
蒸散口32bから外部に放出されることになる。このと
きには、閉塞板27によりカートリッジ装填部31と空
気流通路32とが隔離されているので、蒸散した薬液成
分はカートリッジ装填部31内に流れ込むことがない。
このため、従来のように蒸散した薬液成分がカートリッ
ジ装填部31の内面や薬剤容器22の外面に付着するこ
とがないので、これらが汚染されたり異臭を発生したり
することがない。したがって、薬剤部26から蒸散した
薬液成分は空気流通路32内を円滑に流れて蒸散口32
bから放出されるので、装置本体20の周囲空間の広範
囲に亘って薬液成分を良好に拡散させることができる。
【0012】次に、図5〜図9を参照して、この発明の
第2実施例を説明する。この蒸散装置は、図5に示すよ
うに、装置本体40と、この装置本体40に着脱自在に
装填される薬液カートリッジ41とから構成されてい
る。薬液カートリッジ41は、図5に示すように、薄い
箱型状の薬液容器42を有している。この薬液容器42
の内部には、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬
液43が収容されている。この薬液容器42の一側面
(図5では左側面)の上部には、芯取付口44が斜め上
方に向けて突設されている。この芯取付口44には、上
端側の薬剤部46が外部に突出し、かつ下端部が反対側
の底部(同図では右側の底部)近傍に延在された吸液芯
45が嵌装されている。この吸液芯45は、全体が斜め
上方に向けて傾斜して配置されており、これにより上端
側の薬剤部46が薬液容器42の外部に斜め上方に向け
て突出し、この突出した薬剤部46に薬液容器42内の
薬液43が浸出するようになっている。また、芯取付口
44の外周部には、閉塞部47が周方向に突出して設け
られている。この閉塞部47は、後述する芯挿通孔58
の一部を閉塞するためのものである。なお、薬剤容器4
2の上面と下面には、それぞれ長手方向に沿って上部ガ
イド凸条48と下部ガイド凸条49とが設けられてい
る。
【0013】一方、装置本体40は、図5〜図7に示す
外部ケース50を有している。この外部ケース50の一
側部(図6では左側部)における上部には、空気流通路
51が上下方向に向けて設けられている。この空気流通
路51の下端部は外部ケース50の下面よりもかなり上
方に位置しており、この下端部には空気流通路51の内
径とほぼ同じ大きさで開口された空気取入口52が設け
られている。また、空気流通路51の上端部には、空気
流通路51の内径よりも少し小径の蒸散口53が設けら
れている。そして、空気流通路51の内部には後述する
ヒータユニット54が配設されている。
【0014】外部ケース50の他側部(図6では右側
部)の上部側には、カートリッジ装填部55が設けられ
ている。カートリッジ装填部55は、薬液カートリッジ
41が着脱自在に装填される箱型状の空洞部であり、空
気流通路51の右側に仕切壁56を介して設けられてい
る。このカートリッジ装填部55は、右端部に縦長のカ
ートリッジ挿入口57が設けられ、この右端側のカート
リッジ挿入口57側が低く、空気流通路51側の仕切壁
56側が徐々に高くなるように、全体が左上がりに傾斜
した状態に形成され、これにより図5に示すように薬液
カートリッジ41が外部ケース50の右側外部からカー
トリッジ挿入口57を通して斜め上方に向けて装填され
る構造になっている。このため、カートリッジ装填部5
5に薬液カートリッジ41が装填されたときには、薬液
容器42の芯取付口44が薬液容器42の最も高い付近
に位置することになり、薬液容器42内の薬液43の漏
れが防げる。また、蒸散に伴って薬液容器42内の薬液
43の残量が少なくなっても、薬液容器42内の右下隅
部に薬液43が溜るので、吸液芯45によって薬液43
を残らず吸い上げることが可能となる。この場合、カー
トリッジ挿入口57の下端部の高さHは、カートリッジ
装填部55内から薬液カートリッジ41を斜め下方に向
けて引き出したときに、薬液カートリッジ41の右側下
端部が載置面に当接しない程度の高さに設定されてい
る。
【0015】また、カートリッジ装填部55に対応する
仕切壁56の上部側には、芯挿通孔(挿通部)58が薬
液容器42の芯取付口44と対応して設けられている。
この芯挿通孔58は、芯取付口44が着脱自在に装着す
るとともに、芯取付口44から突出した吸液芯45の薬
剤部46が挿通するためのものであり、空気流通路51
とカートリッジ装填部55とに貫通している。また、こ
の芯挿通孔58は、図5に示すようにカートリッジ装填
部55に薬液容器42が装填された際に、芯取付口44
および閉塞部47によって閉塞される。これにより、空
気流通路51とカートリッジ装填部55とは隔離される
ようになっている。なお、芯挿通孔58を挿通した吸液
芯45の薬剤部46は、空気流通路51内に斜め上方に
向けて突出する。
【0016】ところで、装置本体40の空気流通路51
内に配設されたヒータユニット54は、図5および図8
に示すように、取付片60によって空気流通路51の内
面にほぼ垂直に固定された発熱用プリント基板61と、
プリント基板61に端子62を介して固定された発熱素
子からなる加熱ヒータ63とから構成されている。加熱
ヒータ63は、図5に示すように、空気流通路51内に
斜め上方に向けて突出した薬剤部46の下面に接触もし
くは接近した状態で、薬剤部46と平行に配置されてい
る。また、この加熱ヒータ63は、薬剤部46よりも幅
広で、空気流通路51より遥かに幅が狭く形成されてい
る。
【0017】なお、カートリッジ装填部55内の下壁6
4には、薬液容器42が装填完了したときに薬液容器4
2の下面に設けられた係合凹部65に係脱可能に係合し
て位置決めする位置決め突起66が設けられている。ま
た、空気流通路51の下側における外部ケース50の仕
切壁56には、装填された薬液カートリッジ41を取り
出すための取出釦67が設けられている。この取出釦6
7は、カートリッジ装着部45に装填された薬液カート
リッジ41を取り出すときに、外部ケース50から突出
した釦部68を押圧すると、軸部69を介して押圧部7
0が薬液容器42を押圧してカートリッジ装填部55か
ら押し出し、これにより薬液カートリッジ41を容易に
取り出すことができる構造になっている。
【0018】また、カートリッジ装填部55内における
上壁72と下壁73とには、図7に示すように、薬液カ
ートリッジ41の上部ガイド凸条48と下部ガイド凸条
49をガイドする上部ガイド溝74と下部ガイド溝75
とが設けられている。これら各ガイド溝74、75は、
それぞれ一対の平行なリブによって形成され、各ガイド
溝74、75が異なった幅で形成されていることによ
り、カートリッジ装填部55に薬液カートリッジ41を
装填するときに、薬液カートリッジ41を上下反転させ
た装填ミスを防いでいる。しかし、これに限らず、例え
ば、薬液容器42の上部側と下部側の幅を異なる幅に形
成し、これに対応する形状にカートリジ装填部55を形
成することにより、薬液容器42を上下反転させて挿入
していまう装填ミスを防ぐようにしてもよい。
【0019】このような蒸散装置では、装置本体40の
カートリッジ装填部55が装置本体40の一側面に開放
されているから、第1実施例と同様、薬剤カートリッジ
41を装置本体40の側方より着脱可能に装填すること
ができる。したがって、従来のように装置本体40を持
ち上げたりせずに、装置本体40を置いたままで薬剤カ
ートリッジ41を装着することができるので、薬剤カー
トリッジ41の着脱作業性が良い。この場合、カートリ
ッジ挿入口57の下端部の高さHは、カートリッジ装填
部55内から薬液カートリッジ41を斜め下方に向けて
引き出したときに、薬液カートリッジ41の右側下端部
が載置面に当接しない程度の高さに設定されているの
で、薬液カートリッジ41の着脱時に薬液容器42が載
置面に邪魔されず、スムーズに着脱することができる。
【0020】また、この蒸散装置では、薬液カートリッ
ジ41がカートリッジ装填部55内に装填され、吸液芯
45の薬剤部46が芯挿通孔58を通して空気流通路5
1内に突出すると、図8に示すように、芯挿通孔58が
芯取付口44および閉塞部47によって閉塞され、空気
流通路51とカートリッジ装填部55とが隔離される。
この状態で加熱ヒータ63が発熱動作すると、第1実施
例と同様に空気の対流が生じるとともに、薬剤部46に
浸出した薬液43の薬液成分が蒸散し、この蒸散した薬
液成分が空気の対流に伴って蒸散口53から外部に放出
されることになる。このときには、芯挿通孔58が芯取
付口44および閉塞部47によって閉塞され、空気流通
路51とカートリッジ装填部55とが隔離されているの
で、第1実施例と同様、蒸散した薬液成分がカートリッ
ジ装填部55内に流れ込むことがない。このため、従来
のように蒸散した薬液成分がカートリッジ装填部55の
内面や薬剤容器42の外面に付着することがないので、
これらが汚染されたり異臭を発生したりすることがな
い。したがって、薬剤部46から蒸散した薬液成分は空
気流通路51内を円滑に流れて蒸散口53から放出され
るので、装置本体40の周囲空間の広範囲に亘って薬液
成分を良好に拡散させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置本体の側方より薬剤カートリッジが着脱可能に
装填されるようにカートリッジ装填部を形成したから、
従来のように装置本体を持ち上げたりせず、装置本体を
置いたままで薬剤カートリッジを装着することができ、
このため薬剤カートリッジの着脱操作性が良い。しか
も、加熱ヒータによって薬液カートリッジの吸液芯を加
熱して薬液成分を蒸散させた際には、薬剤部の外周にお
ける挿通部が閉塞部材によって閉塞され、カートリッジ
装填部と空気流通路とが隔離されるので、蒸散した薬液
成分がカートリッジ装填部内に流れ込むことがない。こ
のため、カートリッジ装填部内や薬液カートリッジが汚
染されたり異臭を発生したりすることがなく、装置本体
の周囲空間の広範囲に亘って良好に薬液成分を拡散させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】図1の薬液カートリッジの断面図。
【図3】図2の薬液カートリッジの平面図。
【図4】図1の装置本体の断面図。
【図5】この発明の第2実施例を示す断面図。
【図6】図5の装置本体の断面図。
【図7】図6の装置本体の右側面図。
【図8】図5の要部拡大断面図。
【図9】従来の蒸散装置の断面図。
【図10】(a)は図9の装置本体の断面図、(b)は
図9の薬液カートリッジの断面図。
【符号の説明】
20、40 装置本体 21、41 薬液カートリッジ 23、43 薬液 26、46 薬剤部 27 閉塞板 32、51 空気流通路 33 挿通部 34、63 加熱ヒータ 47 閉塞部 58 芯挿通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ装填部が設けられた装置本
    体と、この装置本体の前記カートリッジ装填部に着脱自
    在に装填され、内部に収容された薬剤を外部に露出させ
    る薬剤部を有する薬剤カートリッジと、発熱により前記
    薬剤部から薬剤成分を蒸散させる発熱部とを備えた蒸散
    装置において、 前記カートリッジ装填部は前記薬剤カートリッジが前記
    装置本体の側方より着脱可能に装填されるように形成さ
    れているとともに、前記装置本体には前記薬剤カートリ
    ッジの前記薬剤部が挿通部を通して挿入する空気流通路
    が設けられ、かつ前記薬剤部が前記挿通部に挿通された
    際に前記薬剤部の外周における前記挿通部を閉塞する閉
    塞部材を備えたことを特徴とする蒸散装置。
JP5212131A 1993-08-05 1993-08-05 蒸散装置 Pending JPH0747110A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5212131A JPH0747110A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 蒸散装置

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