JPH0746780A - 回転磁石型高速発電機 - Google Patents

回転磁石型高速発電機

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Publication number
JPH0746780A
JPH0746780A JP5208940A JP20894093A JPH0746780A JP H0746780 A JPH0746780 A JP H0746780A JP 5208940 A JP5208940 A JP 5208940A JP 20894093 A JP20894093 A JP 20894093A JP H0746780 A JPH0746780 A JP H0746780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnets
high speed
magnet type
type high
speed generator
Prior art date
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Pending
Application number
JP5208940A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP5208940A priority Critical patent/JPH0746780A/ja
Publication of JPH0746780A publication Critical patent/JPH0746780A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高速回転する多極の回転磁石型の回転子を断面
が扇形の長手の永久磁石の集成体で形成し、動バランス
を削り穴により保持させる。 【構成】回転軸11を挿着する磁性体の円筒状のヨ−ク
12の外方に、扇形断面を備えた長手の永久磁石1の複
数個により囲み、相互間の樹脂材12や外周上の繊維材
14の巻固めにより集成し、樹脂を含浸させて固着す
る。そして、所望する外周部に削り穴15を設けて動バ
ランスをとり、高速回転時の平衡を保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転子に磁束密度の大な
る永久磁石を用いて高速回転させる回転磁石形高速発電
機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に塔載される電装品の増加
に伴い、車両における電力の消費量が増加して来てお
り、このために車両に搭載の発電機は大出力が望まれる
るとともに軽量でコンパクトなものが要求されている。
【0003】そして、このような要求のために回転子と
して強力な磁気力を有する多極の永久磁石を用い、これ
を高速度に回転させて高出力を得る発電機が用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】永久磁石を使用して多
極の回転子を作成するには、断面が扇形の長手の磁石の
数個を中空円柱状に形成し、それぞれの磁石を厚み方向
に着磁すると容易に多極の磁石回転子が得られるが、高
速回転に耐えるには、分割された磁石ではその構成が難
しく、また磁石材の質量が重いため、十分にバランスを
とる必要がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は分割された磁石を用いた高速の
回転子の構成やバランスとりが容易に行える回転磁石型
高速発電機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、車両のエンジントルクにより高速
に駆動される回転磁石型高速発電機において、前記の発
電機の回転軸が挿着される磁性体の円筒状のヨ−クと、
該ヨ−クの外周に固着され扇形断面の長手の複数個の永
久磁石と、該永久磁石の隣接面間に介在される樹脂材
と、前記の複数個の永久磁石の外周壁に巻回されて固着
する繊維材および該繊維材に含浸させる樹脂と、前記永
久磁石の集成後の動バランス保持用の削り穴とを有する
回転磁石型高速発電機が提供される。
【0007】
【作用】回転子を扇形断面の長手の複数の永久磁石を集
成させ、永久磁石間や外周壁に樹脂材や繊維材により固
めて一体とした後、バランス用の削り穴により動バラン
スをとったので、多極の回転子が容易に構成でき、さら
に高速回転でもバランスのよい回転子が得られる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明にかかる回転磁石型高速
発電機の回転子の一実施例を示す斜視図であり、図2は
その回転子を用いた発電機の一例の構成図である。
【0009】これらの図面において、10は回転子であ
り、回転軸11が挿着されるヨ−ク12は例えば硅素鋼
板の積層材にて構成され、その外周には扇形断面を有す
る長手の永久磁石1が例えば4個装着されて円筒を形成
し、該円筒が軸方向に2段結合されて磁性体が構成され
ている。
【0010】そして、永久磁石1は磁気エネルギ−積の
大きい例えば希土類磁石が使用され、それぞれはその半
径方向に強力に着磁されている。
【0011】13は隣接する永久磁石を隔離する樹脂材
であり、14は繊維材で永久磁石の集成体の外周を巻き
固めるもので、この巻き固めた後に高温度に耐える高強
度の樹脂を含浸させ、樹脂材13とともに強固な回転体
を構成させるものである。そして、繊維材は部分的に分
割して固縛されているため、樹脂の含浸が良く、バラン
ス取りを比重の重い永久磁石で行うためにも好都合であ
る。
【0012】15はバランスとり用の削り穴であり、回
転子10として組立てた後のダイナミックバランスをと
るため、繊維材14により外周を巻き固めた後、回転軸
に対して平衡のとれない側の永久磁石などに削り穴15
を加工し、重さを減じた穴である。
【0013】図2における2は固定子で、回転子10に
対応するコア−とコイルとを備え、回転子10を構成す
る永久磁石1の回転による磁束の変化に応じて起電力を
生じて発電するものである。
【0014】そして回転子10の回転軸11の一端には
遊星歯車機構3を有するプ−リ31が取付けられ、図示
していないエンジンのトルクを伝達するベルトを介して
プ−リ31が回転駆動されるように構成されている。な
お、4は発電機ケ−ス、41は回転軸11を軸支するベ
アリングである。
【0015】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明する。エンジンのトルクを伝達するベルトによ
ってプ−リ31が駆動され、遊星歯車機構3の変速比に
より回転軸11が所定の回転数となって回転子10が駆
動されると、強力な磁気力を有する永久磁石1のそれぞ
れの外方の磁極からの磁束が鎖交される固定子2は起電
力を生じて発電する。
【0016】そして、高速回転となっても回転子10を
構成する個々の永久磁石1は互いに樹脂材13や、外周
に巻付けられた繊維材14、含浸された樹脂などにより
固着されており、また、回転子として集成のため巻き固
めた状態にてバランスとりの削り穴15によりダイナミ
ックバランスが保たれているため、高速時でも振動など
が生ずることなく、効率よく発電が行われることにな
る。
【0017】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本実施例における樹脂材や繊維材に代えてアル
ミニウムなどのダイキャストにより相互の永久磁石の固
着を行う変形も可能であり、このような変形は本発明の
範囲から排除するものではない。
【0018】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
高速回転する磁石回転型の発電機の回転子として断面が
扇形の長手の永久磁石の複数個により中空円柱状に形成
し、隣接する磁石間や外周を高強度の樹脂材などを用い
て回転子として集成し、さらに削り穴の加工によりバラ
ンスを保持させたので、容易に多極の磁石回転子が作成
でき、高速回転時にも不平衡による振動などが防止でき
て能率よく発電が行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁石型高速発電機の回転子の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】その回転子を用いた発電機の一例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…永久磁石 2…固定子 10…回転子 11…回転軸 12…ヨ−ク 13…樹脂材 14…繊維材 15…削り穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のエンジントルクにより高速に駆動さ
    れる回転磁石型高速発電機において、前記の発電機の回
    転軸が挿着される磁性体の円筒状のヨ−クと、該ヨ−ク
    の外周に固着され扇形断面の長手の複数個の永久磁石
    と、該永久磁石の隣接面間に介在される樹脂材と、前記
    の複数個の永久磁石の外周壁に巻回されて固着する繊維
    材および該繊維材に含浸させる樹脂と、前記永久磁石の
    集成後の動バランス保持用の削り穴とを有することを特
    徴とする回転磁石型高速発電機。
  2. 【請求項2】前記の削り穴は繊維材にて固縛後に加工す
    ることを特徴とする請求項1記載の回転磁石型高速発電
    機。
  3. 【請求項3】前記の樹脂材、繊維材および繊維材に含浸
    させる樹脂をアルミ材の鋳込みに代えたことを特徴とす
    る請求項1記載の回転磁石型高速発電機。
  4. 【請求項4】前記の繊維材は複数個の永久磁石の外周を
    部分的に分割して固縛することを特徴とする請求項1記
    載の回転磁石型高速発電機。
JP5208940A 1993-07-31 1993-07-31 回転磁石型高速発電機 Pending JPH0746780A (ja)

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JP5208940A JPH0746780A (ja) 1993-07-31 1993-07-31 回転磁石型高速発電機

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JPH0746780A true JPH0746780A (ja) 1995-02-14

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138846A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Hitachi Ltd 電磁ディスクブレーキ
US9088190B2 (en) 2011-11-30 2015-07-21 Abb Research Ltd. Electrical machines and electrical machine rotors
US9667109B2 (en) 2011-03-31 2017-05-30 Abb Research Ltd. Permanent magnet electrical machine rotors with stacked annular magnets and retainers and construction methods therefor
DE112021003162T5 (de) 2020-08-05 2023-04-13 Ihi Corporation Rotor, elektromotor und rotorherstellungsverfahren

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