JPH074645Y2 - 流体制御系の断線保護装置 - Google Patents

流体制御系の断線保護装置

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JPH074645Y2
JPH074645Y2 JP4966486U JP4966486U JPH074645Y2 JP H074645 Y2 JPH074645 Y2 JP H074645Y2 JP 4966486 U JP4966486 U JP 4966486U JP 4966486 U JP4966486 U JP 4966486U JP H074645 Y2 JPH074645 Y2 JP H074645Y2
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JP
Japan
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control valve
signal line
opening
disconnection
controller
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JP4966486U
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JPS62162703U (ja
Inventor
啓維 三浦
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プラントなどへ供給する流体を制御する流体
制御系に係り、特に流量や圧力などを検出しその検出値
に基づいて調節弁の開度制御を行う流体制御系におい
て、その検出値を送る信号線が断線した場合の流体制御
系の断線保護装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば第3図に示すように圧縮機aからの圧縮流
体を吐出ラインbを通じて各種プラントへ供給する場
合、その圧縮機aのサージングを防止するために吐出ラ
インbより分岐して放風ラインcを接続し、その放風ラ
インcに放風弁dを接続し、吐出ラインbに流量計や圧
力計などの発信器eを接続し、発信器eの検出値、すな
わち圧縮機aの吐出圧力や流量が、サージング付近に近
づいたとき調節計fを介して放風弁dを開き、その圧縮
機aのサージングを防止するようにしている。
また第3図の例に限らず、例えば流体の供給ラインに調
節弁を接続し、その調節弁を調節計で開度制御する場合
には、プラント内の圧力・温度その他検出媒体の状態を
発信器で検出し、その検出値に応じて調節計が演算処理
して調節弁の開度を制御することがなされている。
この発信器と調節計とは、信号線により接続され、検出
値に応じて4〜20mAの電流が信号線に流れるようになっ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、この信号線が断線した場合、例えば第3
図に示すように発信器eから調節計fに至る信号線gが
断線した場合には、調節計fには検出値が入力されない
こととなり、調節弁である放風弁dの開度制御がなされ
なくなり、放風弁dは全閉となり続ける。仮に、圧縮機
aの吐出圧力や吐出流量が、サージングに近づいても、
放風弁dは開かず圧縮機aのサージングを防止できない
こととなる。
本考案は、上記事情を考慮してなされたもので、発信器
と調節計を結ぶ信号線が断線しても安全な流体制御系の
断線保護装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するために、圧力域は流量
などを検出し、その検出値を電流値で出力する発信器
と、プラントなどへの供給流体の流量などを調節する調
節弁と、上記発信器に信号線を介して接続され、信号線
からの電流値を演算処理すると共にその値に応じて上記
調節弁の開度を制御する調節計とを備えた流体制御系に
おいて、上記調節計に、その信号線の断線を電流値から
検出判断し、断線時に上記調節弁を、プラントなどの安
全側に開度制御する保護回路を設けて構成する。
[作用] 本考案の流体制御系の断線保護装置においては保護回路
が発信器から信号線を介して入力される電流値を演算処
理することにより信号線が断線かどうかを判断し、正常
であれば調節計により調節弁の開度制御を行い、断線で
あれば調節弁を、プラントが無制御でも安全に操業でき
る開度に強制操作するようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案に係る流体制御系の断線保護装置の好適一
実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図において、1は、プラント(図示せず)などに流
体を供給する供給ラインで、その供給ラインに流体圧域
は流量を調節する調節弁2が接続される。
3は、プラントなどの流体の圧力,流量,その他媒体の
状態を検出する発信器で、その検出値を信号線4を介し
て4〜20mAの電流値に変換して調節計5に出力する。調
節計5は、例えば信号線4からの電流値を読み取り、そ
の値をPID演算を行い、その出力を操作線6より調節弁
2の制御器2aに出力し、その演算した開度となるよう調
節弁2を開閉制御する。
この調節計5には制御回路7が組込まれる。この制御回
路7には、信号線4の断線Xを検出し、断線時に調節計
5による出力を強制的に予め調節弁2の開度がプラント
などにとって安全な開度となるよう、すなわち供給ライ
ン1を通る流体が無制御でも安全に操業できる開度とな
るよう操作線6を介して調節弁2を強制的に安全開度に
設定する保護回路7aが付加される。
次に本実施例の作用を第2図により説明する。
制御回路7の実行が始まり制御が開始8されると調節計
5は入力の読み込み9を行う。この読み込み値は保護回
路7aにより信号線4が断線かどうか判断10され、正常で
あれば、調節計5はその読み込んだデータを基にPID演
算11を行い、その演算値に基づいた出力12で調節弁2の
開度が制御される。
次に信号線4が断線Xした場合、保護回路7aは読み込み
値の判断10で断線であることを判断し、上述のように出
力の強制操作13を行って調節弁2の開度を安全な開度に
設定する。
信号線4からの検出値は、断線がなければ4〜20mAの範
囲の電流が調節計5に入力されるが、断線Xがあると信
号線4の電流値はゼロとなり、調節計5はその読み込み
が行えないが、保護回路7aは正常か断線かのみを判断す
るのでその検出が簡単にできる。
この保護回路7aによる調節弁2の開度の設定は、プラン
トなどにより設定されるもので、調節弁2で制御された
量の流体が、プラントに供給された場合に、その調節弁
2の開度がそのままでもプラントが安全に操業できる範
囲の開度であればいかなる開度に設定してもよい。
[考案の効果] 以上詳述してきたことから明らかなように本考案によれ
ば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1)調節弁の開度を制御する調節計に、保護回路を付
加することにより、その発信器と調節計を結ぶ信号線の
断線を電流値から検出すると共に断線時にプラントなど
が安全側になるよう調節弁の開度制御を行うので、シス
テムの信頼性が向上する。
(2)断線時に調節弁を安全な開度に保って操業するた
め、プラント全体を停止することなく、その信号線の修
理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の流体制御系の断線保護装置の一実施例
を示す図、第2図は本考案のフローシートを示す図、第
3図は従来例を示す図である。 図中、1は供給ライン、2は調節弁、3は発信器、4は
信号線、5は調節計、7aは保護回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力或は流量などを検出し、その検出値を
    電流値で出力する発信器と、プラントなどへの供給流体
    の流量などを調節する調節弁と、上記発信器に信号線を
    介して接続され、信号線からの電流値を演算処理すると
    共にその値に応じて上記調節弁の開度を制御する調節計
    とを備えた流体制御系において、上記調節計に、その信
    号線の断線を電流値から検出判断し、断線時に上記調節
    弁を、プラントなどの安全側に開度制御する保護回路を
    設けたことを特徴とする流体制御系の断線保護装置。
JP4966486U 1986-04-04 1986-04-04 流体制御系の断線保護装置 Expired - Lifetime JPH074645Y2 (ja)

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JP4966486U JPH074645Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04 流体制御系の断線保護装置

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JPS62162703U JPS62162703U (ja) 1987-10-16
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JP2883098B2 (ja) * 1989-04-26 1999-04-19 三菱化学株式会社 プロセスの異常緊急停止処置装置

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JPS62162703U (ja) 1987-10-16

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