JPH0746197A - ディジタル移動体通信システム、及びインタリーバ並びにデインタリーバ - Google Patents

ディジタル移動体通信システム、及びインタリーバ並びにデインタリーバ

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JPH0746197A
JPH0746197A JP18532293A JP18532293A JPH0746197A JP H0746197 A JPH0746197 A JP H0746197A JP 18532293 A JP18532293 A JP 18532293A JP 18532293 A JP18532293 A JP 18532293A JP H0746197 A JPH0746197 A JP H0746197A
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JP
Japan
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frame
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JP18532293A
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Jun Nishihara
潤 西原
Koji Kimura
幸司 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 書き込みアドレスカウンタ1でカウントさ
れ、書き込みアドレスデコーダ3でデコードされた送信
データレートより高速なアドレスデータにより、送信デ
ータレートより高速なクロックで処理されたフレームデ
ータをメモリ7に書き込み、このデータの書き込み中に
は、1フレーム中の所定数のシンボルを退避用レジスタ
8に退避すると共に送信データレートのタイミングで順
次読み出し、メモリ7へのデータの書き込みが終了した
後には、読み出しアドレスカウンタ2でカウントされ、
読み出しアドレスデコーダ4でデコードされた送信デー
タレートのアドレスデータにより、メモリ7からデータ
を読み出して、出力セレクタ9から送信データレートの
データを出力する。 【効果】 回路規模を小型化し、かかるコストを削減す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体と基地局間、又
は移動体間でディジタル通信を行うディジタル移動体通
信システム、及びこのシステムにおける送信装置側のイ
ンタリーバ並びに受信装置側のデインタリーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動体通信システムにおいて
伝送されるデータの符号誤りのパターンにはランダム誤
りとバースト誤りとがある。特に、マルチパスフェージ
ングにより生じるバースト誤り対策としてはインタリー
ブを行う。即ち、ディジタル移動体通信システムの送信
側ではインタリーブを行うことにより、バースト誤りを
ある程度ランダム誤りと見做すことができ、受信側では
上記インタリーブが施されたデータにデインタリーブを
行うことによってビタビ復号等のランダム誤り訂正符号
の利用が有効となり、受信データ内の誤りをより減少さ
せることができる。
【0003】図7に従来のインタリーバの概略的な構成
を示す。このインタリーバには符号化等の処理が施され
た音声、ファクシミリ、画像等のディジタルデータ系列
が入力される。通常、動作クロック信号及びアドレスカ
ウンタを共通に使用し、入出力データ系列を同期させる
ため、インタリーバへの入力データ系列の転送レートを
送信データレートと同じレートにする。この入力データ
系列は一定数のシンボルから成るフレーム単位毎に入力
され、インタリーブされて送信データレートのタイミン
グで送信される。
【0004】入力端子52から入力された前フレームの
データの入力の終了を示すフレーム同期信号がアドレス
カウンタ41に供給されると、このアドレスカウンタ4
1のカウント数はクリアされ、入力端子53から入力さ
れる動作クロック信号に基づき、入力端子51からの送
信データレートのタイミングで再びフレームの先頭から
最後までのシンボルをカウントする。上記アドレスカウ
ンタ41から出力されるアドレスカウント信号は、書き
込みアドレスデコーダ43、読み出しアドレスデコーダ
44、制御信号作製部45にそれぞれ供給される。
【0005】制御信号作製部45には入力端子51から
の送信データレートのタイミング信号及び入力端子53
からの動作クロック信号が入力されて、入力端子50か
らの入力データ系列のメモリ47a、47bへの書き込
み又はメモリ47a、47bからのデータの読み出しの
際の書き込みアドレス又は読み出しアドレスを選択する
R/Wセレクト信号がアドレスセレクタ46a、46b
に出力される。
【0006】上記書き込みアドレスデコーダ43は入力
されたアドレスカウント信号を用いてメモリ47a、4
7bへのデータ書き込み用アドレスデータを発生し、こ
の書き込み用アドレスデータをアドレスセレクタ46
a、46bに出力する。また、上記読み出しアドレスデ
コーダ44も入力されたアドレスカウント信号を用いて
メモリ47a、47bへのデータ読み出し用アドレスデ
ータを発生し、この読み出し用アドレスデータをアドレ
スセレクタ46a、46bに出力する。上記アドレスセ
レクタ46a、46bでは上記制御信号作製部45から
のR/Wセレクト信号に応じて、書き込み用又は読み出
し用アドレスデータのいずれかが選択され、メモリ47
a、47bにそれぞれ入力される。
【0007】上記メモリ47a及びメモリ47bはフレ
ーム毎のデータを記憶するフレームメモリであり、入力
端子50からの入力データ系列は上記制御信号作製部4
5から出力される書き込みイネーブル信号に従って、上
記メモリ47aにフレームデータが書き込まれていると
きには上記メモリ47bからフレームデータが読み出さ
れ、上記メモリ47bにフレームデータが書き込まれて
いるときには上記メモリ47aからフレームデータが読
み出されるというように、フレーム毎に交互にデータの
書き込み及び読み出しが行われる。
【0008】例えば、先ず、上記アドレスセレクタ46
aに入力された上記書き込みアドレスデコーダ43から
の書き込み用アドレスデータが上記制御信号作製部45
からのR/Wセレクト信号により選択されて上記メモリ
47aに入力され、さらに上記制御信号作製部45から
の書き込みイネーブル信号により上記メモリ47aに1
フレーム分のデータが書き込まれる。次に、上記アドレ
スデコーダ46bに入力された上記書き込みアドレスデ
コーダ43からの書き込み用アドレスデータが上記制御
信号作製部45からのR/Wセレクト信号により選択さ
れて上記メモリ47bに入力され、上記制御信号作製部
45からの書き込みイネーブル信号の制御により上記メ
モリ47bに1フレーム分のデータが書き込まれる。こ
のメモリ47bへのデータの書き込みと同時に、上記読
み出し用アドレスデコーダ44からの、データがインタ
リーブされるようなアドレスデータが上記アドレスセレ
クタ46aに入力される。このアドレスデータが上記R
/Wセレクト信号により選択されて上記メモリ47aに
入力されることにより、上記メモリ47aに書き込まれ
ているデータがインタリーブされて読み出され、出力セ
レクタ49に出力される。
【0009】このように、上記メモリ47a及びメモリ
47bから1フレーム内のシンボルを交錯させるように
読み出すことによりデータをインタリーブし、出力セレ
クタ49に送る。この出力セレクタ49では、上記制御
信号作製部45からの出力セレクト信号により、上記メ
モリ47a又はメモリ47bのどちらかのデータが選択
され、送信データレートで出力端子54から出力する。
【0010】また、図8に従来のデインタリーバの概略
的な構成を示す。基本的にデインタリーバは上述した従
来のインタリーバと同様の処理をしている。このデイン
タリーバでは、通常、受信データレートのタイミングで
入力データ系列が受信され、このデータはデインタリー
ブされて受信データレートのタイミングで出力される。
【0011】入力端子72から入力された前フレームの
データの入力の終了を示すフレーム同期信号がアドレス
カウンタ61に供給されると、このアドレスカウンタ6
1のカウント数はクリアされ、入力端子73から入力さ
れる動作クロック信号に基づき、入力端子71からの受
信データレートのタイミングで再びフレームの先頭から
最後までのシンボルの値をカウントする。上記アドレス
カウンタ61から出力されるアドレスカウント信号は、
書き込みアドレスデコーダ63、読み出しアドレスデコ
ーダ64、制御信号作製部65にそれぞれ供給される。
【0012】制御信号作製部65には入力端子71から
の送信データレートのタイミング信号及び入力端子73
からの動作クロック信号が入力されて、入力端子70か
らの入力データ系列のメモリ67a、67bへの書き込
み又はメモリ67a、67bからのデータの読み出しの
際の書き込みアドレスと読み出しアドレスとを選択する
R/Wセレクト信号がアドレスセレクタ66a、66b
へ出力される。
【0013】上記書き込みアドレスデコーダ63は入力
されたアドレスカウント信号を用いてメモリ67a、6
7bへのデータ書き込み用アドレスデータを発生し、こ
の書き込み用アドレスデータをアドレスセレクタ66
a、66bに出力する。また、上記読み出しアドレスデ
コーダ64も入力されたアドレスカウント信号を用いて
メモリ67a、67bへのデータ読み出し用アドレスデ
ータを発生し、この読み出し用アドレスデータをアドレ
スセレクタ66a、66bに出力する。上記アドレスセ
レクタ66a、66bでは上記制御信号作製部65から
のR/Wセレクト信号に応じて、書き込み用又は読み出
し用アドレスデータのいずれかが選択され、メモリ67
a、67bにそれぞれ入力される。
【0014】上記メモリ67a及びメモリ67bはフレ
ーム毎のデータを記憶するフレームメモリであり、入力
端子70からの入力データ系列は上記制御信号作製部6
5から出力される書き込みイネーブル信号に従って、上
記メモリ67aにフレームデータが書き込まれていると
きには上記メモリ67bからフレームデータが読み出さ
れ、上記メモリ67bにフレームデータが書き込まれて
いるときには上記メモリ67aからフレームデータが読
み出されるというように、フレーム毎に交互にデータの
書き込み及び読み出しが行われる。
【0015】例えば、先ず、上記アドレスセレクタ66
aに入力された上記書き込みアドレスデコーダ63から
の書き込み用アドレスデータが、上記制御信号作製部6
5からのR/Wセレクト信号により選択されて上記メモ
リ67aに入力され、さらに上記制御信号作製部65か
らの書き込みイネーブル信号により、上記メモリ67a
に1フレーム分のデータが書き込まれる。次に、上記ア
ドレスデコーダ66bに入力された上記書き込みアドレ
スデコーダ63からの書き込み用アドレスデータが、上
記制御信号作製部65からのR/Wセレクト信号により
選択されて上記メモリ67bに入力され、さらに上記制
御信号作製部65からの書き込みイネーブル信号によ
り、上記メモリ67bに1フレーム分のデータが書き込
まれる。このメモリ67bへのデータの書き込みと同時
に、上記読み出し用アドレスデコーダ64からの、デー
タがデインタリーブされるようなアドレスデータが上記
アドレスセレクタ66aに入力される。このアドレスデ
ータが上記R/Wセレクト信号により選択されて上記メ
モリ67aに入力されることにより、上記メモリ67a
に書き込まれているデータがデインタリーブされて読み
出され、出力セレクタ69に出力される。
【0016】このように、上記メモリ67a及びメモリ
67bから1フレーム内のシンボルを交錯させるように
読み出すことによりデータをデインタリーブし、出力セ
レクタ69に送る。この出力セレクタ69では、上記制
御信号作製部65からの出力セレクト信号により、上記
メモリ67a又はメモリ67bのどちらかのデータが選
択され、送信データレートで出力端子74から復号器等
の次の処理回路へ出力される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、符号化等の
処理が施されたディジタルデータを送信データレートで
処理して従来のインタリーバに入力し、処理するときに
は、データのフレーム毎に交互に書き込み及び読み出し
が行われるので、書き込まれる1フレーム分のデータと
読み出される1フレーム分のデータとを記憶するために
メモリは2つ必要である。これにより、送信装置の回路
規模が大きくなり、コストが増加している。
【0018】同様に、従来のインタリーバでインタリー
ブされたデータを従来のデインタリーバで処理するとき
にも、データのフレーム毎に交互に書き込み及び読み出
しが行われるので、書き込まれる1フレーム分のデータ
と読み出される1フレーム分のデータとを記憶するため
にメモリは2つ必要である。これにより、受信装置の回
路規模が大きくなり、コストが増加している。
【0019】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、回路
規模が小型化され、コストが削減されるようなディジタ
ル移動体通信システム、及びインタリーバ並びにデイン
タリーバを提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
移動体通信システムは、一定数のシンボルにより構成さ
れる1フレーム分のデータを記憶する第1の記憶手段に
対し、送信データレートより高速なクロックで処理され
たフレームのデータを当該送信データレートより高速な
クロックのタイミングで書き込む書き込みアドレスを供
給して、当該第1の記憶手段に上記送信データレートよ
り高速なクロックで処理された1フレーム分のデータを
書き込み、このデータの書き込み中には、1フレーム中
の所定数のシンボルを記憶する第2の記憶手段に上記送
信データレートより高速なクロックで処理されたフレー
ム内の所定数のシンボルを書き込むと同時にこの書き込
まれたデータを送信データレートのタイミングで順次読
み出し、上記第1の記憶手段へのデータの書き込みが終
了した後には、上記第1の記憶手段に対し、すでに記憶
されたデータを送信データレートのタイミングで読み出
す読み出しアドレスを供給して、上記第2の記憶手段に
書き込まれた最後のシンボルの次のシンボルから当該フ
レームの最終シンボルまでを上記第1の記憶手段から読
み出すと共に、入力されたフレームのシンボルを交錯さ
せるインタリーブを行うインタリーバを有する送信装置
と、一定数のシンボルにより構成される1フレーム分の
データを記憶する第3の記憶手段に対し、すでに記憶さ
れたデータを受信データレートより高速なクロックのタ
イミングで読み出す読み出しアドレスを供給して、受信
データレートより高速なクロックのタイミングで上記第
3の記憶手段に書き込まれた前フレームのデータを読み
出し、この前フレームのデータの読み出し中には、1フ
レーム中の所定数のシンボルを記憶する第4の記憶手段
に次フレーム内の所定数のシンボルを書き込み、上記第
3の記憶手段からの上記前フレームのデータの読み出し
が終了した後には、上記第3の記憶手段に対し、受信デ
ータレートでインタリーブされたフレームのデータを書
き込む書き込みアドレスを供給して、上記第4の記憶手
段に書き込まれた最後のシンボルの次のシンボルから当
該次フレームの最終シンボルまでを上記第3の記憶手段
に書き込むと共に、シンボルを交錯させるインタリーブ
が施されたフレームのデインタリーブを行うデインタリ
ーバを有する受信装置とを具備することにより上述した
課題を解決する。
【0021】また、本発明に係るインタリーバは、一定
数のシンボルにより構成される1フレーム分のデータを
記憶する第1の記憶手段と、送信データレートより高速
なクロックで処理されたフレームのデータを、当該送信
データレートより高速なクロックのタイミングで上記第
1の記憶手段に書き込む書き込みアドレスを発生する書
き込み用アドレス発生手段と、1フレーム中の所定数の
シンボルを記憶する第2の記憶手段と、上記第1の記憶
手段に記憶されたデータを送信データレートのタイミン
グで読み出す読み出しアドレスを発生する読み出し用ア
ドレス発生手段と、上記第1の記憶手段に入力されるア
ドレス信号を上記書き込み用アドレス発生手段からの書
き込みアドレス信号に切り換えて、上記第1の記憶手段
に上記送信データレートより高速なクロックで処理され
た1フレーム分のデータを書き込み、このデータの書き
込み中には、上記フレーム内の所定数のシンボルを上記
第2の記憶手段に書き込むと同時にこの書き込まれたデ
ータを送信データレートのタイミングで順次読み出し、
上記第1の記憶手段へのデータの書き込みが終了した後
には、上記第1の記憶手段に入力されるアドレス信号を
上記読み出し用アドレス発生手段からの読み出しアドレ
ス信号に切り換えて、上記第2の記憶手段に書き込まれ
た最後のシンボルの次のシンボルから当該フレームの最
終シンボルまでを上記第1の記憶手段から読み出す制御
を行う制御手段とを有し、入力されたフレームのシンボ
ルを交錯させるインタリーブを行うことにより上述した
課題を解決する。
【0022】ここで、入力するシンボル数が、送信デー
タレートで送信される出力フレームを構成するシンボル
数より少ないときには、上記制御手段は上記第2の記憶
手段及び第1の記憶手段から繰り返してデータを読み出
すことで、一定数のシンボルから成る出力フレームを構
成する制御を行うことを特徴とする。
【0023】さらに、本発明に係るデインタリーバは、
一定数のシンボルにより構成される1フレーム分のデー
タを記憶する第1の記憶手段と、受信データレートでイ
ンタリーブされたフレームのデータを上記第1の記憶手
段に書き込む書き込みアドレスを発生する書き込み用ア
ドレス発生手段と、1フレーム中の所定数のシンボルを
記憶する第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段に記憶
されたデータを受信データレートより高速なクロックの
タイミングで読み出す読み出しアドレスを発生する読み
出し用アドレス発生手段と、上記第1の記憶手段に入力
されるアドレス信号を上記読み出し用アドレス発生手段
からの読み出しアドレス信号に切り換えて、受信データ
レートより高速なクロックのタイミングで上記第1の記
憶手段に書き込まれた前フレームのデータを読み出し、
この前フレームのデータの読み出し中には、次フレーム
内の所定数のシンボルを上記第2の記憶手段に書き込
み、上記第1の記憶手段からの上記前フレームのデータ
の読み出しが終了した後には、上記第1の記憶手段に入
力されるアドレス信号を上記書き込み用アドレス発生手
段からの書き込みアドレス信号に切り換え、上記第2の
記憶手段に書き込まれた最後のシンボルの次のシンボル
から当該次フレームの最終シンボルまでを上記第1の記
憶手段に書き込む制御を行う制御手段とを有し、シンボ
ルを交錯させるインタリーブが施されたフレームのデイ
ンタリーブを行うことにより上述した課題を解決する。
【0024】ここで、上記第1の記憶手段からの前フレ
ームのデータの読み出し時間が、次フレーム内の所定数
のシンボルの上記第2の記憶手段への書き込み時間より
長いときには、上記制御手段は、次フレーム内のシンボ
ルを順次上記第2の記憶手段に記憶させ、上記第1の記
憶手段からの前フレームのデータの読み出しが終了した
後に、上記第2の記憶手段に書き込まれた最後のシンボ
ルの次のシンボルから当該次フレームを構成する最終シ
ンボルまでを上記第1の記憶手段に書き込む制御を行う
ことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明においては、送信装置のインタリーバに
おいて、送信データレートより高速なクロックで処理さ
れたデータを、送信データレートより高速なクロックの
タイミングで記憶手段に書き込み、この記憶手段に書き
込まれたデータを送信データレートのタイミングで読み
出すことにより、書き込み及び読み出しを同一フレーム
内で処理し、インタリーブを行う。また、受信装置のデ
インタリーバにおいて、前フレームのデータを受信デー
タレートより高速なクロックのタイミングで記憶手段か
ら読み出し、受信データレートのタイミングで受信され
た次フレームのデータを上記記憶手段に書き込むことに
より、書き込み及び読み出しを同一フレーム内で処理
し、デインタリーブを行う。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0027】この実施例に係るディジタル移動体通信シ
ステムの送信側のインタリーバの概略的な構成を図1に
示す。また、図2には、第1の具体的な実施例として例
えば576シンボル/フレームの入力データ系列の書き
込み及び読み出しタイミングを示す。
【0028】入力する音声データ系列は、フレームの先
頭から9.8304MHzの動作クロック信号で符号化
処理されたものであり、576シンボル/フレーム毎に
9.8304MHzの動作クロック信号で入力され、2
8.8kHzの送信データレートのタイミング信号で出
力される。
【0029】先ず、入力端子12から入力された前フレ
ームのデータの入力の終了を示すフレーム同期信号(1
/9.8304MHz幅)が書き込みアドレスカウンタ
1及び読み出しアドレスカウンタ2に供給されると、上
記書き込みアドレスカウンタ1及び読み出しアドレスカ
ウンタ2のカウント数はクリアされる。上記書き込みア
ドレスカウンタ1は入力端子13から入力される9.8
304MHzの動作クロック信号でフレームの先頭から
最後までのシンボルの値のカウントを行う。この書き込
みアドレスカウンタ1から出力される書き込みアドレス
カウント信号は、書き込みアドレスデコーダ3及び制御
信号作製部5に供給される。また、上記読み出しアドレ
スカウンタ2は、上記動作クロック信号に基づき、入力
端子11から入力される28.8kHzの送信データレ
ートのタイミング信号でフレームの先頭から最後までの
シンボルの値のカウントを行う。この読み出しアドレス
カウンタ2から出力される読み出しアドレスカウント信
号は、読み出しアドレスデコーダ4に供給される。
【0030】制御信号作製部5には入力端子11からの
28.8kHzの送信データレートのタイミング信号及
び入力端子13からの9.8304MHzの動作クロッ
ク信号が入力されて、第1出力シンボル及び第2出力シ
ンボルの出力タイミング信号、出力セレクト信号、書き
込みイネーブル信号、R/Wセレクト信号がそれぞれ出
力される。
【0031】このR/Wセレクト信号により、上記読み
出しアドレスカウンタ2は各フレームの先頭から常にイ
ネーブルの状態となり、1フレームの先頭から最後まで
のシンボルの値をカウントする。上記書き込みアドレス
カウンタ1から出力される10本のアドレスカウント信
号は書き込みアドレスデコーダ3に供給されて、ビット
レートに応じた書き込み用アドレスデータにデコードさ
れる。また、上記読み出しアドレスカウンタ2から出力
される10本のアドレスカウント信号は読み出しアドレ
スデコーダ4に供給されて、ビットレートに応じた読み
出し用アドレスデータにデコードされる。この書き込み
アドレスデコーダ3及び読み出しアドレスデコーダ4に
おいては、上記書き込みアドレスカウンタ1及び上記読
み出しアドレスカウンタ2からのアドレスカウント信号
の各ビットを入れ換えて、それぞれのアドレスデータに
変換している。
【0032】上記書き込みアドレスデコーダ3からの書
き込み用アドレスデータ及び上記読み出しアドレスデコ
ーダ4からの読み出し用アドレスデータは、アドレスセ
レクタ6に供給される。このアドレスセレクタ6では、
上記制御信号作製部5からのR/Wセレクト信号によ
り、書き込み用アドレスデータ又は読み出し用アドレス
データのどちらかが選択される。上記アドレスセレクタ
6で選択されたアドレスデータはメモリ7に入力され
る。
【0033】このメモリ7では、上記制御信号作製部5
からのR/Wセレクト信号に準じた書き込みイネーブル
信号に従い、入力端子10から入力される入力データ系
列の書き込み及び書き込まれたデータの読み出しが行わ
れる。
【0034】先ず、上記書き込みアドレスカウンタ1で
カウントされ、上記書き込みアドレスデコーダ3でデコ
ードされることにより発生された書き込み用アドレスデ
ータは、上記アドレスセレクタ6において上記制御信号
作製部5からのR/Wセレクト信号により選択され、上
記メモリ7に供給される。このメモリ7には上記入力端
子10から入力データ系列が入力されており、上記制御
信号作製部5からの書き込みイネーブル信号により、入
力データ系列がフレームの先頭から入力している間はデ
ータが書き込まれる。
【0035】また、入力端子10からの入力データ系列
は退避用レジスタ8にも供給されている。この退避用レ
ジスタ8は入力端子12からのフレーム同期信号により
カウントがクリアされ、入力端子13からの9.830
4MHzの動作クロック信号により動作している。上記
メモリ7への1フレーム分のデータの書き込みが行われ
ている最中には、書き込まれた同一フレーム内のデータ
を上記メモリ7から読み出すことはできないので、入力
端子10からの入力データ系列を上記メモリ7に供給す
ると共に入力データの第1入力シンボルを上記退避用レ
ジスタ8にも送って書き込む。上記退避用レジスタ8に
書き込まれたシンボルは、上記制御信号作製部5からの
第1出力シンボルの出力タイミング信号に従い、第1出
力シンボルとして出力セレクタ9に送出される。通常、
インタリーブの仕様により、第1入力シンボルは第1出
力シンボルと一致しているので、第1入力シンボルはフ
レームの先頭のタイミングで、上記退避用レジスタ8か
らそのまま出力すればよい。
【0036】ここで、図2の(a)に示すように、1フ
レーム分のデータの書き込みには58.594μsかか
り、第2出力シンボルの読み出しタイミングである3
4.722μsと重複してしまう。これでは入力データ
の第2入力シンボルのメモリ7への書き込みは行われな
いので、第2入力シンボルも上記退避用レジスタ8に書
き込んで退避させ、上記制御信号作製部5からの第2出
力シンボルの出力タイミング信号に合わせて第2出力シ
ンボルとして読み出す。
【0037】また、第2出力シンボルの読み出しタイミ
ングは、図2の(c)に示すように、フレームの先頭か
ら34.722μsであるので、このときまでに入力デ
ータの第2入力シンボルは上記退避用レジスタ8に書き
込まれていなければならない。もし、第2入力シンボル
がフレームの先頭から34.722μsまでに書き込ま
れていない場合は、入力端子10からの入力データ系列
のフレームの先頭を最大23.770μsずらすことに
より、上記メモリ7内の第2入力シンボルを第2出力シ
ンボルとして読み出すことができる。尚、このときに
は、本発明のディジタル移動体通信システムにおいてイ
ンタリーバに遅延が発生することになるが、本実施例の
インタリーバの仕様においてはこの問題はない。
【0038】上述のように、1フレーム分のデータが上
記メモリ7に書き込まれている間に、第1入力シンボル
及び第2入力シンボルが上記退避用レジスタ8に書き込
まれて第1出力シンボル及び第2出力シンボルとして出
力セレクタ9に送出される。第3出力シンボルの読み出
しタイミング以前には上記メモリ7への1フレーム分の
データの書き込みは終了しているので、入力データの第
3入力シンボル以降は上記退避用レジスタ8に書き込む
必要はない。
【0039】この後、上記アドレスセレクタ6において
上記制御信号作製部5からのR/Wセレクト信号により
読み出し用アドレスデータが選択され、上記メモリ7に
供給される。上記メモリ7では、この読み出し用アドレ
スデータに基づいて上記メモリ7に書き込まれた第3入
力シンボルから第576入力シンボルまでのデータが順
次読み出される。
【0040】出力セレクタ9では、上記制御信号作製部
5からの出力セレクト信号に従って上記退避用レジスタ
8又はメモリ7のどちらかが選択される。これにより、
上記退避用レジスタ8からの第1、第2出力シンボル及
び上記メモリ7からの第3出力シンボルから第576出
力シンボルまでのシンボルは、図2の(c)、(b)に
示すタイミングで読み出され、出力端子14から28.
8kHzの送信データレートでインタリーブされた出力
データ系列として出力される。
【0041】尚、インタリーブの仕様は多様であるの
で、上記書き込みアドレスカウンタ1及び上記読み出し
アドレスカウンタ2の各ビットの入れ替えがなかった
り、上記書き込みアドレスデコーダ3又は上記読み出し
アドレスデコーダ4のいずれかが必要なかったりする場
合もある。本発明のインタリーバにおいては、576シ
ンボル/フレームの入力データ系列の第1入力シンボル
は上記退避用レジスタ8を通過するのみなので、読み出
しアドレスデコーダ4を必要としない。
【0042】次に、図1に示す本発明のインタリーバへ
の入力データ系列が288シンボル/フレームである入
力データ系列の書き込み及び読み出しタイミングを第2
の具体的な実施例として図5に示す。
【0043】入力する音声データ系列は、フレームの先
頭から9.8304MHzの動作クロック信号で符号化
処理され、288シンボル/フレーム毎に9.8304
MHzの動作クロック信号で入力され、28.8kHz
の送信データレートのタイミング信号で出力される。
【0044】本発明のインタリーバの第1の具体的な実
施例における処理と同様に、上記制御信号作製部5から
の書き込みイネーブル信号及びR/Wセレクト信号の制
御により、入力端子30から入力される入力データ系列
がフレームの先頭から入力している間は上記メモリ7へ
データが書き込まれる。このデータの書き込みが行われ
ているときに、上記制御信号作製部5からの第1出力シ
ンボルの出力タイミング信号により、第1出力シンボル
は上記退避用レジスタ8を通過して、第1読み出しシン
ボルとして上記出力セレクタ9へ出力される。
【0045】入力データ系列が288シンボル/フレー
ムの場合は、図3の(a)に示すように、1フレーム分
のデータの書き込みにはフレームの先頭から29.29
7μsで完了する。即ち、第2出力シンボルの読み出し
タイミングである34.722μs以前に1フレーム分
のデータの書き込みが終了するので、上記退避用レジス
タ8へは入力データの第1入力シンボルを退避させるの
みで、その他のデータはメモリ7へ書き込まれる。上記
退避用レジスタ8に書き込まれた第1入力シンボルは、
上記制御信号作製部5からの第1出力シンボルの出力タ
イミング信号により読み出される。
【0046】尚、28.8kHzの送信データレートの
タイミングでは一定時間(20ms)に576シンボル
が出力されており、入力データ系列が288シンボル/
フレームである場合には、1フレーム分のデータが繰り
返して出力される。即ち、上記出力セレクタ9では、上
記制御信号作製部5からの出力セレクト信号に従い、上
記退避用レジスタ8に退避された第1入力シンボルが、
図3の(c)に示すタイミングで第289出力シンボル
として出力され、第2入力シンボルから第288入力シ
ンボルまでが、図3の(b)に示すタイミングで第29
0出力シンボルから第576出力シンボルとして出力さ
れる。この576シンボル/フレームのインタリーブさ
れた出力データ系列は、出力端子14から28.8kH
zの送信データレートで出力される。
【0047】このように、入力データ系列の送信データ
レートよりも動作クロック信号が高速であるならば、ま
た1フレームを構成するシンボル数が少ないならば、1
フレーム分のデータの書き込み時間が短くなって上記メ
モリ7から第2入力シンボルを読み出すタイミングより
1フレーム分のデータの書き込みのほうが早く終了する
ので、第1入力シンボルを上記退避用レジスタ8に退避
させるのみでよい。
【0048】次に、本発明に係る受信装置のデインタリ
ーバの概略的な構成を図4に示す。また、図5には、第
1の具体的な実施例として、例えば受信データレートの
タイミング信号が19.2kHzである入力データ系列
の読み出し及び書き込みタイミングを示す。
【0049】先ず、入力する音声データ系列は、フレー
ムの先頭から9.8304MHzの動作クロック信号で
入力され、19.8kHzの受信データレートのタイミ
ング信号で出力されるものであり、フレームの先頭から
第384シンボルまで入力する場合を考える。
【0050】本実施例のデインタリーバは、基本的には
上記実施例のインタリーバと同様な構成であり、同様な
動作を行う。入力端子32から入力された前フレームの
入力の終了を示すフレーム同期信号(1/9.8304
MHz幅)が書き込みアドレスカウンタ21及び読み出
しアドレスカウンタ22に供給されると、上記書き込み
アドレスカウンタ21及び上記読み出しアドレスカウン
タ22のカウント数はクリアされる。上記書き込みアド
レスカウンタ21は入力端子31から入力される19.
2kHzの受信データレートのタイミング信号でフレー
ムの先頭から最後までのシンボルの値のカウントを行
う。この書き込みアドレスカウンタ21から出力される
書き込みアドレスカウント信号は、書き込みアドレスデ
コーダ23及び制御信号作製部25に供給される。ま
た、上記読み出しアドレスカウンタ22は入力端子33
から入力される9.8304MHzの動作クロック信号
でフレームの先頭から最後までのシンボルの値のカウン
トを行う。
【0051】制御信号作製部25には入力端子31から
の28.8kHzの受信データレートのタイミング信号
及び入力端子33からの9.8304MHzの動作クロ
ック信号が入力されて、第1出力シンボルの出力タイミ
ング信号、出力セレクト信号、書き込みイネーブル信
号、R/Wセレクト信号がそれぞれ出力される。
【0052】このR/Wセレクト信号により、上記読み
出しアドレスカウンタ22は1フレーム当たり第1シン
ボルから第384シンボルまでイネーブルの状態にな
り、フレームの先頭からカウントを行う。上記書き込み
アドレスカウンタ21から出力される10本のアドレス
カウント信号は、書き込みアドレスデコーダ23に供給
されて、ビットレートに応じた書き込み用アドレスデー
タにデコードされ、書き込み用アドレスデータに変換さ
れる。尚、本発明のデインタリーバでは、読み出しアド
レスカウンタ22からの出力のビットの入れ替えはない
ので、読み出しアドレスデコーダは省略してある。
【0053】上記書き込みアドレスデコーダ23からの
書き込み用アドレスデータ及び上記読み出しアドレスカ
ウンタ22からの読み出し用アドレスデータは、アドレ
スセレクタ26に供給される。このアドレスセレクタ2
6では、上記制御信号作製部25からのR/Wセレクト
信号により、書き込み用アドレスデータ又は読み出し用
アドレスデータのどちらかが選択される。上記アドレス
セレクタ26で選択されたアドレスデータは、メモリ2
7に入力される。
【0054】このメモリ27では、上記制御信号作製部
25からのR/Wセレクト信号に準じた書き込みイネー
ブル信号に従い、入力端子30から入力される入力デー
タ系列の書き込み及び書き込まれたデータの読み出しが
行われる。
【0055】上記制御信号作製部25からの書き込みイ
ネーブル信号に従い、入力端子30から入力される入力
データ系列のメモリ27への書き込み及びメモリ27に
書き込まれたデータの読み出しが行われる。上記制御信
号作製部25からの書き込みイネーブル信号はR/Wセ
レクト信号に準ずるもので、これらの信号によるデータ
の書き込み及び読み出しの制御によって、上記メモリ2
7に記憶された前フレームのデータがフレームの先頭よ
り読み出される。この前フレームのデータの読み出しが
終了した後に、次フレームのデータが上記メモリ27に
書き込まれる。
【0056】先ず、メモリ27には、すでに前フレーム
のデータが書き込まれているとすると、上記メモリ27
には、上記読み出しアドレスカウンタ22でカウントさ
れた読み出し用アドレスデータが上記アドレスセレクタ
26において上記制御信号作製部25からのR/Wセレ
クト信号により選択され、供給される。また、出力セレ
クタ29では上記制御信号作製部25からの出力セレク
ト信号により上記メモリ27が選択され、この読み出し
用アドレスデータに従って上記メモリ27内のデータが
読み出されて出力される。
【0057】この前フレームのデータの読み出しは、図
5の(a)に示すように、フレームの先頭から39.0
63μsで完了する。この前フレームのデータの読み出
しの最中には次フレームのデータを上記メモリ27に書
き込むことはできないので、次フレームの第1入力シン
ボルを退避するために退避用レジスタ28に書き込む。
【0058】この退避用レジスタ28は入力端子32か
らのフレーム同期信号によりカウントがクリアされ、入
力端子33からの9.8304MHzの動作クロック信
号により動作している。また、この退避用レジスタ28
は上記制御信号作製部25からの第1出力シンボルの出
力タイミング信号に従い、書き込まれたシンボルを第1
出力シンボルとして出力セレクタ29に出力する。
【0059】前フレームのデータの読み出しは、図5の
(b)に示す第2入力シンボルの書き込みタイミングで
ある52.083μs以前に終了するので、第2入力シ
ンボル以降のシンボルは上記メモリ27に書き込み、上
記退避用レジスタ28に書き込む必要はない。
【0060】上記メモリ27からデータが読み出された
後には、上記書き込みアドレスカウンタ21でカウント
され、上記書き込みアドレスデコーダ23でデコードさ
れることにより発生された書き込み用アドレスデータ
が、上記制御信号作製部25からのR/Wセレクト信号
により上記アドレスセレクタ26において選択され、上
記メモリ27に入力される。このメモリ27には、入力
端子30から入力データ系列が入力されており、上記制
御信号作製部25からの書き込みイネーブル信号に従っ
て、第2入力シンボルから順次書き込まれる。
【0061】出力セレクタ29では、上記制御信号作製
部25からの出力セレクト信号に従って、上記退避用レ
ジスタ28又はメモリ27のどちらかが選択される。前
フレームのデータと同様に、次フレームの上記退避用レ
ジスタ28からの第1出力シンボル及び上記メモリ27
からの第2出力シンボル以降のシンボルは、図5の
(c)、(b)に示すタイミングで読み出され、出力端
子34から19.8kHzの受信データレートでデイン
タリーブされたデータ系列として出力される。
【0062】次に、本発明のデインタリーバへの入力デ
ータ系列が、28.8kHzの受信データレートで、フ
レームの先頭から576シンボル入力する場合を考え
る。図6には、第2の実施例として、受信データレート
のタイミング信号が28.8kHzである入力データ系
列の読み出し及び書き込みタイミングを示す。
【0063】メモリ27には、すでに前フレームのデー
タが書き込まれているとすると、本発明のデインタリー
バの第1の実施例の処理と同様に、上記メモリ27に
は、上記読み出しアドレスカウンタ22でカウントされ
た読み出し用アドレスデータが、上記アドレスセレクタ
26において上記制御信号作製部25からのR/Wセレ
クト信号により選択され、供給される。また、出力セレ
クタ29では上記制御信号作製部25からの出力セレク
ト信号により上記メモリ27が選択され、この読み出し
用アドレスデータに従って上記メモリ27内のデータが
読み出されて出力される。
【0064】この前フレームのデータの読み出しは、図
6の(a)に示すように、フレームの先頭から58.5
94μsの時間を必要とすることから、次フレームの第
2入力シンボルのメモリ27への書き込みタイミングで
ある34.722μsと重複する。よって、次フレーム
の第2入力シンボルも上記退避状レジスタ28に書き込
んで退避させ、上記制御信号作製部25からの第2出力
シンボルの出力タイミング信号に従って、第2出力シン
ボルとして読み出す。
【0065】前フレームのデータの読み出しは、図5の
(c)に示すように、第2入力シンボルの書き込みタイ
ミングである52.083μs以前に終了するので、上
記退避用レジスタ28へは次フレームの第1入力シンボ
ルを退避させるのみで、その他のデータは上記メモリ2
7に書き込まれる。
【0066】上記メモリ27からデータが読み出された
後には、上記書き込みアドレスカウンタ21でカウント
され、上記書き込みアドレスデコーダ23でデコードさ
れることにより発生された書き込み用アドレスデータ
が、上記制御信号作製部25からのR/Wセレクト信号
により上記アドレスセレクタ26において選択され、上
記メモリ27に入力される。このメモリ27には、入力
端子30から入力データ系列が入力されており、上記制
御信号作製部25からの書き込みイネーブル信号に従っ
て、図6に(b)に示すタイミングで第2入力シンボル
から順次書き込まれる。
【0067】出力セレクタ29では、上記制御信号作製
部25からの出力セレクト信号に従って、上記退避用レ
ジスタ28又はメモリ27のどちらかが選択される。前
フレームのデータと同様に、次フレームの上記退避用レ
ジスタ28からの第1出力シンボル及び上記メモリ27
からの第2出力シンボル以降のシンボルは、図6の
(c)、(b)に示すタイミングで読み出され、出力端
子34から28.8kHzの受信データレートでデイン
タリーブされたデータ系列として出力される。
【0068】このように、入力データ系列の受信データ
レートと動作クロック信号とを比較して、上記メモリ2
7からの前フレームのデータの読み出し中に、次フレー
ムのデータの第2入力シンボル以降のシンボルの書き込
みタイミングが発生する場合には、前フレームのデータ
の読み出し中に上記メモリ27に書き込まれるはずの次
フレームのシンボルを上記退避用レジスタ28に書き込
んでおき、次フレームのデータの読み出しタイミングに
合わせて、上記退避用レジスタ28から読み出せばよ
い。
【0069】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他の様々な構成が
取り得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るディジタル移動体通信システムは、一定数のシ
ンボルにより構成される1フレーム分のデータを記憶す
る第1の記憶手段に対し、送信データレートより高速な
クロックで処理されたフレームのデータを当該送信デー
タレートより高速なクロックのタイミングで書き込む書
き込みアドレスを供給して、当該第1の記憶手段に上記
送信データレートより高速なクロックで処理された1フ
レーム分のデータを書き込み、このデータの書き込み中
には、1フレーム中の所定数のシンボルを記憶する第2
の記憶手段に上記送信データレートより高速なクロック
で処理されたフレーム内の所定数のシンボルを書き込む
と同時にこの書き込まれたデータを送信データレートの
タイミングで順次読み出し、上記第1の記憶手段へのデ
ータの書き込みが終了した後には、上記第1の記憶手段
に対し、すでに記憶されたデータを送信データレートの
タイミングで読み出す読み出しアドレスを供給して、上
記第2の記憶手段に書き込まれた最後のシンボルの次の
シンボルから当該フレームの最終シンボルまでを上記第
1の記憶手段から読み出すと共に、入力されたフレーム
のシンボルを交錯させるインタリーブを行うインタリー
バを有する送信装置と、一定数のシンボルにより構成さ
れる1フレーム分のデータを記憶する第3の記憶手段に
対し、すでに記憶されたデータを受信データレートより
高速なクロックのタイミングで読み出す読み出しアドレ
スを供給して、受信データレートより高速なクロックの
タイミングで上記第3の記憶手段に書き込まれた前フレ
ームのデータを読み出し、この前フレームのデータの読
み出し中には、1フレーム中の所定数のシンボルを記憶
する第4の記憶手段に次フレーム内の所定数のシンボル
を書き込み、上記第3の記憶手段からの上記前フレーム
のデータの読み出しが終了した後には、上記第3の記憶
手段に対し、受信データレートでインタリーブされたフ
レームのデータを書き込む書き込みアドレスを供給し
て、上記第4の記憶手段に書き込まれた最後のシンボル
の次のシンボルから当該次フレームの最終シンボルまで
を上記第3の記憶手段に書き込むと共に、シンボルを交
錯させるインタリーブが施されたフレームのデインタリ
ーブを行うデインタリーバを有する受信装置とを具備す
ることにより、送信装置側のインタリーバ及び受信装置
側のデインタリーバにおいて必要なメモリが1つになる
ので、ディジタル移動体通信システムを構成する回路規
模を小型化し、かかるコストを削減することができる。
【0071】また、送信側のインタリーバにおいては、
システム内の1フレーム分の遅延を短縮することができ
るので、音声及び画像データ等の処理をより速く行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
インタリーバの概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
インタリーバの書き込み及び読み出しタイミングを具体
的に示す図である。
【図3】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
インタリーバの第2の書き込み及び読み出しタイミング
を具体的に示す図である。
【図4】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
デインタリーバの概略的な構成を示す図である。
【図5】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
デインタリーバの読み出し及び書き込みタイミングを具
体的に示す図である。
【図6】本発明に係るディジタル移動体通信システムの
デインタリーバの第2の読み出し及び書き込みタイミン
グを具体的に示す図である。
【図7】従来のインタリーバの概略的な構成を示す図で
ある。
【図8】従来のデインタリーバの概略的な構成を示す図
である。
【符号の説明】
1、21・・・・・・・・書き込みアドレスカウンタ 2、22・・・・・・・・読み出しアドレスカウンタ 3、23・・・・・・・・書き込みアドレスデコーダ 4・・・・・・・・・・・読み出しアドレスデコーダ 5、25・・・・・・・・制御信号作製部 6、26・・・・・・・・アドレスセレクタ 7、27・・・・・・・・メモリ 8、28・・・・・・・・退避用レジスタ 9、29・・・・・・・・出力セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定数のシンボルにより構成される1フ
    レーム分のデータを記憶する第1の記憶手段に対し、送
    信データレートより高速なクロックで処理されたフレー
    ムのデータを当該送信データレートより高速なクロック
    のタイミングで書き込む書き込みアドレスを供給して、
    当該第1の記憶手段に上記送信データレートより高速な
    クロックで処理された1フレーム分のデータを書き込
    み、このデータの書き込み中には、1フレーム中の所定
    数のシンボルを記憶する第2の記憶手段に上記送信デー
    タレートより高速なクロックで処理されたフレーム内の
    所定数のシンボルを書き込むと同時にこの書き込まれた
    データを送信データレートのタイミングで順次読み出
    し、上記第1の記憶手段へのデータの書き込みが終了し
    た後には、上記第1の記憶手段に対し、すでに記憶され
    たデータを送信データレートのタイミングで読み出す読
    み出しアドレスを供給して、上記第2の記憶手段に書き
    込まれた最後のシンボルの次のシンボルから当該フレー
    ムの最終シンボルまでを上記第1の記憶手段から読み出
    すと共に、入力されたフレームのシンボルを交錯させる
    インタリーブを行うインタリーバを有する送信装置と、 一定数のシンボルにより構成される1フレーム分のデー
    タを記憶する第3の記憶手段に対し、すでに記憶された
    データを受信データレートより高速なクロックのタイミ
    ングで読み出す読み出しアドレスを供給して、受信デー
    タレートより高速なクロックのタイミングで上記第3の
    記憶手段に書き込まれた前フレームのデータを読み出
    し、この前フレームのデータの読み出し中には、1フレ
    ーム中の所定数のシンボルを記憶する第4の記憶手段に
    次フレーム内の所定数のシンボルを書き込み、上記第3
    の記憶手段からの上記前フレームのデータの読み出しが
    終了した後には、上記第3の記憶手段に対し、受信デー
    タレートでインタリーブされたフレームのデータを書き
    込む書き込みアドレスを供給して、上記第4の記憶手段
    に書き込まれた最後のシンボルの次のシンボルから当該
    次フレームの最終シンボルまでを上記第3の記憶手段に
    書き込むと共に、シンボルを交錯させるインタリーブが
    施されたフレームのデインタリーブを行うデインタリー
    バを有する受信装置とを具備することを特徴とするディ
    ジタル移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 一定数のシンボルにより構成される1フ
    レーム分のデータを記憶する第1の記憶手段と、 送信データレートより高速なクロックで処理されたフレ
    ームのデータを、当該送信データレートより高速なクロ
    ックのタイミングで上記第1の記憶手段に書き込む書き
    込みアドレスを発生する書き込み用アドレス発生手段
    と、 1フレーム中の所定数のシンボルを記憶する第2の記憶
    手段と、 上記第1の記憶手段に記憶されたデータを送信データレ
    ートのタイミングで読み出す読み出しアドレスを発生す
    る読み出し用アドレス発生手段と、 上記第1の記憶手段に入力されるアドレス信号を上記書
    き込み用アドレス発生手段からの書き込みアドレス信号
    に切り換えて、上記第1の記憶手段に上記送信データレ
    ートより高速なクロックで処理された1フレーム分のデ
    ータを書き込み、このデータの書き込み中には、上記フ
    レーム内の所定数のシンボルを上記第2の記憶手段に書
    き込むと同時にこの書き込まれたデータを送信データレ
    ートのタイミングで順次読み出し、上記第1の記憶手段
    へのデータの書き込みが終了した後には、上記第1の記
    憶手段に入力されるアドレス信号を上記読み出し用アド
    レス発生手段からの読み出しアドレス信号に切り換え
    て、上記第2の記憶手段に書き込まれた最後のシンボル
    の次のシンボルから当該フレームの最終シンボルまでを
    上記第1の記憶手段から読み出す制御を行う制御手段と
    を有し、入力されたフレームのシンボルを交錯させるイ
    ンタリーブを行うことを特徴とするインタリーバ。
  3. 【請求項3】 入力するシンボル数が、送信データレー
    トで送信される出力フレームを構成するシンボル数より
    少ないときには、上記制御手段は上記第2の記憶手段及
    び第1の記憶手段から繰り返してデータを読み出すこと
    で、一定数のシンボルから成る出力フレームを構成する
    制御を行うことを特徴とする請求項2記載のインタリー
    バ。
  4. 【請求項4】 一定数のシンボルにより構成される1フ
    レーム分のデータを記憶する第1の記憶手段と、 受信データレートでインタリーブされたフレームのデー
    タを上記第1の記憶手段に書き込む書き込みアドレスを
    発生する書き込み用アドレス発生手段と、 1フレーム中の所定数のシンボルを記憶する第2の記憶
    手段と、 上記第1の記憶手段に記憶されたデータを受信データレ
    ートより高速なクロックのタイミングで読み出す読み出
    しアドレスを発生する読み出し用アドレス発生手段と、 上記第1の記憶手段に入力されるアドレス信号を上記読
    み出し用アドレス発生手段からの読み出しアドレス信号
    に切り換えて、受信データレートより高速なクロックの
    タイミングで上記第1の記憶手段に書き込まれた前フレ
    ームのデータを読み出し、この前フレームのデータの読
    み出し中には、次フレーム内の所定数のシンボルを上記
    第2の記憶手段に書き込み、上記第1の記憶手段からの
    上記前フレームのデータの読み出しが終了した後には、
    上記第1の記憶手段に入力されるアドレス信号を上記書
    き込み用アドレス発生手段からの書き込みアドレス信号
    に切り換え、上記第2の記憶手段に書き込まれた最後の
    シンボルの次のシンボルから当該次フレームの最終シン
    ボルまでを上記第1の記憶手段に書き込む制御を行う制
    御手段とを有し、シンボルを交錯させるインタリーブが
    施されたフレームのデインタリーブを行うことを特徴と
    するデインタリーバ。
  5. 【請求項5】 上記第1の記憶手段からの前フレームの
    データの読み出し時間が、次フレーム内の所定数のシン
    ボルの上記第2の記憶手段への書き込み時間より長いと
    きには、上記制御手段は、次フレーム内のシンボルを順
    次上記第2の記憶手段に記憶させ、上記第1の記憶手段
    からの前フレームのデータの読み出しが終了した後に、
    上記第2の記憶手段に書き込まれた最後のシンボルの次
    のシンボルから当該次フレームを構成する最終シンボル
    までを上記第1の記憶手段に書き込む制御を行うことを
    特徴とする請求項4記載のデインタリーバ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438427B1 (ko) * 2001-12-04 2004-07-03 삼성전자주식회사 디인터리빙 장치 및 방법

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KR100438427B1 (ko) * 2001-12-04 2004-07-03 삼성전자주식회사 디인터리빙 장치 및 방법

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