JPH0745447A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JPH0745447A
JPH0745447A JP19110993A JP19110993A JPH0745447A JP H0745447 A JPH0745447 A JP H0745447A JP 19110993 A JP19110993 A JP 19110993A JP 19110993 A JP19110993 A JP 19110993A JP H0745447 A JPH0745447 A JP H0745447A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil component
shaped
iron core
laminated iron
shaped laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP19110993A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ueda
智 上田
Satoshi Umehara
佐登志 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19110993A priority Critical patent/JPH0745447A/ja
Publication of JPH0745447A publication Critical patent/JPH0745447A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるコイル部品におい
て小型化、高効率化、低リーケージフラックスを実現す
る電気特性、経済性に優れたコイル部品を提供すること
を目的とする。 【構成】 巻線16の中央部に組込まれる中央磁脚とし
て両先端に両側にテーパ面17をもつ三角形状部を備え
たI形ラミネート鉄心18を用い、両側磁脚として両端
部にI形ラミネート鉄心18の三角形状部の一方のテー
パ面17に合致するテーパ面19を有し、両側磁脚寸法
をaとした時、内側コーナー21にa/50〜a/5の
R、外側コーナー22にa/5〜aのRを備えた一対の
C形ラミネート鉄心20と前記巻線16からなる構成に
より、電気特性、経済性に優れたコイル部品を実現でき
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器に使用され
るトランスやチョークコイルなどのコイル部品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種民生電子機器に使用されるト
ランスやチョークコイルなどのコイル部品は、軽薄短小
とともに低損失、低発熱、高効率、低リーケージフラッ
クスなどの電気特性の向上も合わせて要求されている。
この場合、生産性についても良い構造のものが必要とな
っている。
【0003】以下、従来のコイル部品の代表例としてト
ランスについて図12〜図20を用いて説明する。図1
2において巻線1の中央部に組込まれる中央磁脚として
両先端の両側にテーパ2をもつ三角形状部を備えたI形
ラミネート鉄心3と、両側磁脚として両先端に上記I形
ラミネート鉄心3の三角形状部の一方のテーパ面2に合
致するテーパ面4を有する一対のC形ラミネート鉄心5
を結合して構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図12,図13の構成ではまず、図14に示すようにC
形ラミネート鉄心5とI形ラミネート鉄心3のテーパ部
2は磁束6が効率よく回転するがC形ラミネート鉄心5
の内側コーナー部7および外側コーナー部8は直角なた
め、また、加工時の歪みが生じ磁束が流れにくく、内側
・外側コーナー部7,8の磁束密度については、巻線1
に近い内側が高く、外側は低くなり均一な磁束密度にな
らず、C形ラミネート鉄心5の鉄心面から外部に直角に
漏れやすいという課題があり、電気的には、図15に示
すようにC形ラミネート鉄心5の外側コーナー8からの
リーケージフラックスが大きく、また、励磁電流や鉄損
も大きく、効率が悪く、したがって温度上昇特性も高く
なり、小型化ができないという課題があった。また、こ
の対策としてケイ素含有量の多い鉄心を使用したり、鉄
心に焼鈍処理を行って使用していたがコストが高く不経
済でプレス金型の耐久性も悪いという課題もあった。
【0005】低リーケージフラックスを実現する手段と
しては図16〜図18に示すように鉄心の外周に方向性
ケイ素鋼板などからなる防磁材9を折りまげ、重ね合わ
せてフレーム10に挿入し、完成品としていた。しか
し、この方法では図18に示すように防磁材9の折り曲
げ加工が直角に曲げることが困難で、また、直角に近づ
けるほど、コーナーに応力が加わり防磁材9が破損した
り、また、精度がなくて、重ね合わせた場合、コーナー
部に寸法誤差が生じ、フレーム10に挿入できなくな
る。
【0006】また、低発熱化を実現する手段としては図
19〜図20に示すように成形樹脂や金属からなる箱状
ケース11内にトランス本体12を挿入し、充填材13
を充填させて完成品としていたが、図20(a),
(b)に示すようにトランス本体12と箱状ケース11
の間にクリアランス14を大きく設定しないとコーナー
部に充填材13が充填されずに空間15が発生し、うな
り不良が発生することとなり、さらに、コーナー部のR
が小さいため成形樹脂製の箱状ケース11の場合、耐熱
寿命試験を行うとコーナー部に成形時の応力や熱膨張に
よる応力が加わり、クラックが発生するものであった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、小型化、低発熱化、高効率化、高信頼性、生産性を
向上するコイル部品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のコイル部品は巻線の中央部に組込まれる中央
磁脚として両先端に両側にテーパ面を有する三角形状部
を備えたI形ラミネート鉄心と、両側磁脚として両端部
にI形ラミネート鉄心の三角形状部の一方のテーパ面に
合致するテーパ面を有する一対のC形ラミネート鉄心と
からなりこのC形ラミネート鉄心の内側コーナーおよび
外側コーナーにRまたはテーパを備えた構成にしたもの
である。
【0009】
【作用】上記構成において、C形ラミネート鉄心の内側
コーナーと外側コーナーによって磁束が流れやすく、磁
束密度が均一化され、漏れにくくなるためリーケージフ
ラックスが小さく、また、励磁電流や鉄損が減少して効
率が良くなり、従って温度上昇特性も低くなり、小型化
ができ、また、防磁材の加工性、取り付け性が向上し、
さらに、充填材が充填しやすく、品質向上、信頼性が向
上するものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図11を用
いて説明する。
【0011】まず、図1,図2において、巻線16の中
央部に組込まれる中央磁脚として、両先端の両側にテー
パ面17をもつ三角形状部を備えたI形ラミネート鉄心
18と、両側磁脚として両端部に上記I形ラミネート鉄
心18の三角形状部の一方のテーパ面17に合致するテ
ーパ面19を有するC形ラミネート鉄心20の両側磁脚
幅寸法をaとした時、内側コーナー21にa/50〜a
/5のRと外側コーナー22にa/5〜aのRを備えた
一対のC形ラミネート鉄心20と、前記I形ラミネート
鉄心18に巻装される巻線16から構成されており、巻
線16がC形ラミネート鉄心20の内側に収まれば内側
コーナー21のRは大きければ大きいほどよく、外側コ
ーナー22については両側磁脚幅a以上に設定するとコ
ーナー部の幅が狭くなり、磁束密度は逆に高くなり、漏
れやすくなる。
【0012】図3は、本発明の一実施例の磁束23の流
れを示すものでI形ラミネート鉄心18のテーパ面17
の磁束23はテーパ面17により効率よく回転し、C形
ラミネート鉄心20の内側コーナー21および外側コー
ナー22の磁束23はそれぞれのRに沿って回転し、直
角に磁束23が外部に漏れなくなり、磁束密度が均一化
され、図4に示すように漏れ磁束分布が全体的に少な
く、かつ、均一化される。
【0013】図5は図1のI形ラミネート鉄心18とC
形ラミネート鉄心20を鉄心フープ24から連続して打
ち抜いたものを示し、C形ラミネート鉄心20の内側コ
ーナー21および外側コーナー22にRをとっても鉄心
ロス25は増えないためC形ラミネート鉄心20および
I形ラミネート鉄心18のコストアップは発生せず、ま
た、プレス金型の耐久性が向上する。内側コーナー21
と外側コーナー22のRと同等の効果を得る方法として
テーパが考えられるが、その場合、コーナー部の幅をa
以下に狭くしないことが重要である。
【0014】図6の(A)は外側コーナー22のRをa
としたもので、(B)は外側にテーパ26を付けたもの
で(C)は内側にテーパ27を付けたもので内側と外側
のそれぞれのRとテーパの組合せは自由である。
【0015】図7〜図9はさらに、低リーケージフラッ
クスを実現するために鉄心の外周に方向性ケイ素鋼板な
どからなる防磁材28を折りまげ、重ね合わせ、L字
状、コの字状またはロの字状とし、取りつけ金具である
フレーム29に挿入し、完成品としたものである。
【0016】この場合、防磁材28のコーナーに応力が
加わらず防磁材28が破損したり、また、精度がなく
て、重ね合わせた場合、コーナー部に寸法誤差が生じる
こともなく、フレーム29に挿入できなくなるというこ
とも発生しない。
【0017】また、低発熱化を実現する手段としては図
10に示すように成形樹脂や金属からなる箱状ケース3
0内にトランス本体31を挿入し、充填材32を充填さ
せて完成品とし、図11に示すようにトランス本体31
と箱状ケース30の間にクリアランス33を大きく設定
しないとコーナー部に充填材32が充填しないというこ
とも発生しない。また、空間も発生せず、うなり不良が
発生することがなく、さらに、コーナー部のRが大きい
ため成形樹脂製の箱状ケース30の場合、耐熱寿命試験
を行ってもコーナー部に成形時の応力がなく、熱膨張に
よる応力が加わっても、クラックが発生することがなく
なる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のコイル部品は構成
されるため、磁束密度の高いC形ラミネート鉄心のコー
ナー部はRおよびテーパにより磁束が均一に流れやすく
漏れにくくなるため、電気特性的にはリーケージフラッ
クスが小さく、また、励磁電流や鉄損が減少して効率が
良くなり、従って温度上昇特性も低くなり、小型化がで
きるものである。また、ケイ素含有量の多い鉄心を使用
したり、鉄心に焼鈍処理を行って使用する必要もなく、
低コストで経済性にも優れている。
【0019】また、プレス金型の耐久性も向上すること
になり、さらに、品質、信頼性の面で優れたものであ
る。
【0020】以上のように小型化、低発熱化、高効率
化、低リーケージフラックスの電気的特性および、経済
性に優れたコイル部品を実現できるなど数多くの利点を
もち工業的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコイル部品の分解斜視
【図2】本発明の一実施例を示すコイル部品の完成品の
斜視図
【図3】本発明の一実施例を示すコイル部品の鉄心の磁
束の流れを示す説明図
【図4】本発明の一実施例を示すコイル部品の漏れ磁束
分布図
【図5】本発明の一実施例を示すコイル部品の鉄心の打
ち抜き方法の上面図
【図6】(A),(B),(C)本発明のその他の実施
例を示すコイル部品の鉄心組合せ図
【図7】本発明の他の実施例を示すコイル部品の防磁材
を装着したものの斜視図
【図8】本発明の他の実施例を示すコイル部品の防磁材
装着完成品の斜視図
【図9】本発明の他の実施例を示すコイル部品の防磁材
装着品の断面図
【図10】本発明のさらに他の実施例を示すコイル部品
の樹脂充填完成品の斜視図
【図11】本発明の一実施例を示すコイル部品の樹脂充
填品の断面図
【図12】従来のコイル部品の分解斜視図
【図13】従来のコイル部品の完成品の斜視図
【図14】従来のコイル部品の鉄心の磁束の流れを示す
説明図
【図15】従来のコイル部品の漏れ磁束分布図
【図16】従来のコイル部品の防磁材を装着したものの
斜視図
【図17】従来のコイル部品の防磁材装着完成品の斜視
【図18】(A),(B)従来のコイル部品の防磁材装
着品の断面図
【図19】従来のコイル部品の樹脂充填完成品の斜視図
【図20】(A),(B)従来のコイル部品の樹脂充填
品の断面図
【符号の説明】
16 巻線 17 テーパ面 18 I形ラミネート鉄心 19 テーパ面 20 C形ラミネート鉄心 21 内側コーナー 22 外側コーナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線の中央部に組込まれる中央磁脚とし
    て両先端に両側にテーパ面をもつ三角形状部を備えたI
    形ラミネート鉄心と、両側磁脚として両端部に上記I形
    ラミネート鉄心の三角形状部の一方のテーパ面に合致す
    るテーパ面を有し、両側磁脚幅寸法をaとした時、内側
    コーナーにa/50〜a/5のRを、外側コーナーにa
    /5〜aのRを設けた一対のC形ラミネート鉄心と、前
    記I形ラミネート鉄心に巻装される巻線からなるコイル
    部品。
  2. 【請求項2】 一対のC形ラミネート鉄心の両側磁脚の
    内側コーナーおよび外側コーナーにテーパを設けた請求
    項1のコイル部品。
  3. 【請求項3】 L字状、コの字状またはロの字状の防磁
    材を外周に装着した請求項1または請求項2のコイル部
    品。
  4. 【請求項4】 成形樹脂または金属からなる箱状ケース
    に請求項1、請求項2または請求項3に記載のコイル部
    品と注型材を充填させてなるコイル部品。
JP19110993A 1993-08-02 1993-08-02 コイル部品 Pending JPH0745447A (ja)

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JP19110993A JPH0745447A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コイル部品

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JP19110993A JPH0745447A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コイル部品

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ID=16269010

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JP19110993A Pending JPH0745447A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コイル部品

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JP (1) JPH0745447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5455276B1 (ja) * 2013-04-17 2014-03-26 Necトーキン株式会社 チョークコイル

Cited By (1)

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