JPH0744952Y2 - バッチ式流動層炉 - Google Patents

バッチ式流動層炉

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Publication number
JPH0744952Y2
JPH0744952Y2 JP667591U JP667591U JPH0744952Y2 JP H0744952 Y2 JPH0744952 Y2 JP H0744952Y2 JP 667591 U JP667591 U JP 667591U JP 667591 U JP667591 U JP 667591U JP H0744952 Y2 JPH0744952 Y2 JP H0744952Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fluidized bed
cyclone
furnace
batch type
bed furnace
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP667591U
Other languages
English (en)
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JPH04103599U (ja
Inventor
喬 阪野
芳祥 宮部
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はバッチ式流動層炉、特
に、材料に付着した有機物を除去する場合に最適なバッ
チ式流動層炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、付着有機物の加熱除去あるいは熱
処理等に使用するバッチ式流動層炉は、流動粒子を収納
したレトルトに、下方から流動用気体を吹き込むことに
より流動層を形成し、この流動層中に材料を装入して加
熱するものである。このバッチ式流動層炉では、前記流
動用気体は流動粒子を流動させた後、炉内天井部に設け
た排気口から排出される。そして、この排ガス中には流
動粒子が含まれるため、この流動粒子を炉外に設けたサ
イクロンにより回収するとともに、この流動粒子を再使
用することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
ッチ式流動層炉は、前記サイクロンが炉外に設置されて
いるため、サイクロン内の流動粒子を定期的に回収しな
ければならず、メンテナンスが面倒であるばかりか炉の
稼動率が低下する。さらに、バッチ式流動層炉を材料に
付着した有機物の除去に使用する場合には、排ガス中に
含まれる気化有機物が凝縮してサイクロン内等に付着す
るという問題がある。
【0004】本考案は、簡単な構造で、特に、炉を材料
に付着した有機物の除去に使用する場合に有用なサイク
ロンを備えたバッチ式流動層炉を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、バッチ式流動層炉において、流動粒子を流入
・排出する開口を有するサイクロンを流動層上方の炉内
空間に配設すると共に、このサイクロンを前記流動層炉
の天井部を貫通して設けた排気管に連設したものであ
る。
【0006】
【作用】本考案によれば、前記サイクロンは炉内に位置
するため、排ガス中の流動粒子を炉内で回収して材料の
抽出時にこの回収した流動粒子をレトルト内に供給する
ことができ、また、サイクロン自体が炉内温度に維持さ
れた状態で排ガス中の流動粒子を回収する。
【0007】
【実施例】次に、本考案に係るバッチ式流動層炉の実施
例について図1及び図2を参照して説明する。図1中、
1は断熱層2によって形成された炉本体で、この炉本体
1内にはアルミナ粒子等の流動粒子3を収容するレトル
ト4が炉内壁と所定間隔を保って配置され、このレトル
ト4内の下方には流動用気体を噴出させるためのガス分
散手段5が配設されている。
【0008】前記炉本体1の上方開口部6には、軸7を
中心として回動する天井扉8が開閉自在に取り付けら
れ、この天井扉8内側の中央部にはサイクロン9および
受け皿16が取り付けられている。
【0009】前記サイクロン9は、前記天井部8を貫通
して設けられた排気管15に接続されるとともに、上部
に炉内排ガスのサイクロン9内への流入とサイクロン9
内の流動粒子の排出とを兼ねる開口11を有し、開口1
1が前記天井扉8の軸7側に指向するように天井扉8内
側に設けられている。そして、前記開口11より流入し
てきた排ガスはサイクロン9内を旋回し、排ガス中に含
有する流動粒子は貯留部10に集積して回収され、排気
管15を介して外部に排出するようになっている。
【0010】前記受け皿16は、天井扉8を開放したと
き(図2参照)、前記サイクロン9の開口11から流出
する流動粒子を受取ることができるように、天井扉8に
垂直に設けられている。なお、17はレトルト4内の流
動粒子3を加熱するためのヒータである。
【0011】以上の構成からなるバッチ式流動層炉で
は、上方開口部6からレトルト4内に装入した材料(図
示せず)は、ガス分散手段5から噴出する流動用気体に
より形成された流動層中で加熱されて付着していた有機
物は燃焼除去される。排ガスは開口11からサイクロン
9内に流入し、排ガス中の流動粒子3は貯留部10に回
収され、排気管15を介して外部に排出される。
【0012】このようにして、材料の加熱が終了する
と、図2に示すように、天井扉8を開放して材料を取り
出すが、このとき、サイクロン9の貯留部10に回収さ
れた流動粒子は開口11から略水平状態となった受け皿
16上に排出される。そして、天井扉8を閉じれば、前
記受け皿16内の流動粒子は再びレトルト4内に供給さ
れる。
【0013】
【0014】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
係るバッチ式流動層炉によれば、サイクロンを炉内上方
部に配設したため、操炉中は常にサイクロンが高温状態
となっている。したがって、前記バッチ式流動層炉を、
材料に付着した有機物の除去に使用する場合であって
も、サイクロン内に有機ガスが凝縮して付着することが
なく、排ガス中の流動粒子を有効に回収することができ
る。また、サイクロンが炉内に配設してあるため、サイ
クロン保温のための設備あるいは定期的な清掃が不要と
なるばかりか、バッチ式流動層炉自体が大型化すること
もない。さらに、サイクロンで回収された流動粒子は、
サイクロン自体が炉内に設置してあるため、戻し管等を
設けることなく容易に流動床に戻入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バッチ式流動層炉の天井扉を閉じた状態を示
す断面図である。
【図2】 バッチ式流動層炉の天井扉を開いた状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2…流動粒子、4…レトルト、5…ガス分散手段、9…
サイクロン、11…開口、16…受け皿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッチ式流動層炉において、流動粒子を
    流入・排出する開口を有するサイクロンを流動層上方の
    炉内空間に配設すると共に、このサイクロンを前記流動
    層炉の天井部を貫通して設けた排気管に連設したことを
    特徴とするバッチ式流動層炉。
JP667591U 1991-02-18 1991-02-18 バッチ式流動層炉 Expired - Lifetime JPH0744952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP667591U JPH0744952Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 バッチ式流動層炉

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JP667591U JPH0744952Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 バッチ式流動層炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04103599U JPH04103599U (ja) 1992-09-07
JPH0744952Y2 true JPH0744952Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31738109

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JP667591U Expired - Lifetime JPH0744952Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 バッチ式流動層炉

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JPH04103599U (ja) 1992-09-07

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