JPH0744692U - トレッドモールド - Google Patents
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- JPH0744692U JPH0744692U JP003979U JP397995U JPH0744692U JP H0744692 U JPH0744692 U JP H0744692U JP 003979 U JP003979 U JP 003979U JP 397995 U JP397995 U JP 397995U JP H0744692 U JPH0744692 U JP H0744692U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キュアリング前後の低圧、高圧2種の圧力操
作による可撓性環状ボディの撓みを利用して、均質かつ
所定の形状のタイヤトレッドを形成させることができる
構造のトレッドモールドを提供する。 【構成】 モールド中にトレッドキャビティと連通し、
キャビティを巡って複数の入口ゲートが間隙を置いてお
り、入口ゲートから可撓性環状ボディの軸方向に離れた
遠方部分の中へ射出する手段、流れの調整手段を有し、
材料のキュアリング中に、環状ボディへの圧力を比較的
低圧まで加圧する手段および高い圧力まで加圧する手段
を有する。
作による可撓性環状ボディの撓みを利用して、均質かつ
所定の形状のタイヤトレッドを形成させることができる
構造のトレッドモールドを提供する。 【構成】 モールド中にトレッドキャビティと連通し、
キャビティを巡って複数の入口ゲートが間隙を置いてお
り、入口ゲートから可撓性環状ボディの軸方向に離れた
遠方部分の中へ射出する手段、流れの調整手段を有し、
材料のキュアリング中に、環状ボディへの圧力を比較的
低圧まで加圧する手段および高い圧力まで加圧する手段
を有する。
Description
【0001】
本考案はタイヤケーシングのような、内圧で膨らむトレッド支持ボディ上にト レッドを射出モルディングするトレッドモールドに関する。
【0002】
ゴムのような粘弾性的流動性のモルディング材料を、モールドと、内圧で膨ら むトレッド支持ボディとの間のタイヤトレッドキャビティの中に射出する装置が 従来提案されて来た。そこでの問題の1つは、トレッドキャビティの全体にわた って流動性モルディング材料を均一に分布させることにあった。
【0003】 つまり、入口ゲートを経て最初に射出された粘弾性的流動性のモルディング材 料がゲートの近くの空間に充満してこのためこの材料をゲートから離れている空 間に向けて押しやるのが困難となることが知られている。したがって、射出され たトレッドの厚さがゲートの近くでは所望より大きく、ゲートから離れた場所で は所望よりも小さいという結果にならざるを得なかった。この問題は特に、入口 ゲートがモールドのショルダーまたは中央面にあるときに頻発している。ショル ダーにおいては流動性モルディング材料はトレッド支持ボディのサイドウォール とモルディング面との間にも射出され、このことはタイヤケーシングにトレッド が取り付けられるときには特に好ましくないことである。
【0004】
そこで本考案の目的は、トレッドモールドが、タイヤトレッドキャビティのゲ ート部分においてモールドと内圧で膨らむトレッド支持ボディとの間の離れ距離 が小さくなるような逆傾向の輪郭形状を有しているという射出モルディングの装 置を提供することである。粘弾性的流動性のモルディング材料が射出される間に 、タイヤトレッドキャビティの遠方部分はゲート部分より先に充満される。それ から、ゲート部分が充満されるべく、ゲート近くの内圧で膨らむトレッド支持ボ ディの表面がそこで所望の離れ距離が生ずるように撓ませられ、それにより、所 望のトレッドの輪郭と厚さが得られるように流動性モルディング材料が分布する 。
【0005】 入口ゲートがモールドの中央面(またはサイドエッジ)にある場合、本考案に よるならば、二次的ゲートがモールドの中央面とサイドエッジの間に設けられて 、これら二次的ゲートがモールドのショルダー(または中央面)の方に向って伸 びたランナー(通路)を有するようにできる。比較的粘度の高い材料の分布をよ くするためにはこの二次的ゲートを用いることが特に望ましい。
【0006】 粘弾性的流動性のモルディング材料の所望の分布は、内圧で膨らむトレッド支 持ボディの中に比較的低い圧力をかけての射出の間において得られる。次いでは トレッド全体分の射出の後に、トレッドの表面を平滑にし射出された流動性モル ディング材料のための所望のキュアリング圧力を生ぜしめるために、トレッド支 持ボディの中の圧力が高められる。
【0007】
本考案の1つの局面として提供されるのは、モールド中に収められた内圧で膨 らむ可撓性環状ボディの半径方向外側表面上にトレッドを射出モルディングする 装置つまりトレッドモールドであって、その可撓性環状ボディの半径方向外側表 面がモールドのトレッドモルディング面から離れていてそこにタイヤトレッドキ ャビティが形成されており、モールドの中には、タイヤトレッドキャビティと連 通していてこのキャビティを巡ってゲート部分を形成するように周方向に間隔を おいて配置された複数の入口ゲートがあり、粘弾性的流動性のモルディング材料 を入口ゲートを経てトレッドキャビティの中の入口ゲート部分の中へ、そしてな お、入口ゲートから可撓性環状ボディの軸方向に離れたタイヤトレッドキャビテ ィの遠方部分の中へと射出する手段があり、タイヤトレッドキャビティの入口ゲ ート部分と遠方部分へと流れる流動性モルディング材料の流れを調整する手段が あり、この手段は、トレッドキャビティの上述の部分における隙間距離よりも短 いすなわち接近した隙間距離を上述の部分の少なくとも幾つかの部分において作 るように、膨らんだ可撓性の環状ボディの半径方向外側面から隙間をもつモール ドを含み、流動性モルディング材料が射出されている間に流動性モルディング材 料の所定の量がキャビティを巡って分布するように可撓性環状ボディを比較的低 い圧力まで加圧する手段があり、さらに流動性モルディング材料がキュアリング される間に、タイヤトレッドキャビティの中において可撓性環状ボディの半径方 向外側表面上で可撓性環状ボディの中の圧力をある高い圧力まで高める手段があ るトレッドモールドである。
【0008】
本考案に最も密接に関係ある当業者に知って貰うために、本考案を実施に移す について目下のところ最善のモードとされている二三の望ましい実施例を、本明 細書の一部分として添付されている図面を用いて以降において説明する。図に示 され以降において説明されている実施例は、説明用のものであって、当業者にと って明らかになるではあろうが、本考案の請求項において示されている本考案の 理念や範囲の中において様々に変形されうるものである。
【0009】 図1、2、および5においてトレッドモールド10が示されているが、このト レッドモールドは、トレッドモルディングリングメンバー14、第1の環状サイ ドメンバー16、および第2の環状サイドメンバー18を含んだモールドケーシ ング12を有している。トレッドモルディングリングメンバー14はモールド1 0の分割線つまり中央面20−20において分割されて第1のリングセクション 22と第2のリングセクション24になっている。第1のリングセクション22 と第2のリングセクション24を支持する適当な手段として、第1の環状サイド メンバー16と第2の環状サイドメンバー18の各々の周方向に間隔をおいた複 数の場所にねじ込まれていてそれぞれ第1のリングセクションと第2のリングセ クションにすべり込んで係合しているボルト26と28がある。
【0010】 モールド10はタイヤケーシング30のような内圧で膨らむ可撓性環状ボディ を中に収めている。タイヤトレッドキャビティ32が、タイヤケーシング30の 半径方向外側表面34と、トレッドモルディングメンバー14の第1のリングセ クション22と第2のリングセクション24のトレッドモルディング面36との 間に形成されている。周方向に間隔をおいているショルダーゲート38が、第1 のリングセクション22と第2のリングセクション24のエッジつまりモールド 10のショルダーに位置している。テーパ付きになっているサイドメンバーのラ ンナー通路40が、ショルダーゲート38と、トレッドモールド10のサイドメ ンバー16と18にある環状のトランスファーリセス(移送用溜り)42とに連 通している。
【0011】 第1の環状サイドメンバー16と第2の環状サイドメンバー18の(軸方向) 外方には、環状のトランスファーリセス42に入り込みうるスキージリング48 を有する第1のプレートメンバー44と第2のプレートメンバー46がある。ス キージリング48は、トレッド用ゴム50のような粘弾性的流動性モルディング 材料をリセス42からサイドメンバーのランナー通路40とショルダーゲート3 8を経てタイヤトレッドキャビティ32のショルダー部52のようなゲート部分 の中に押しやる。
【0012】 本考案によればトレッドモルディング面36は、タイヤが30psi(2.1 1kg/cm2 )といった低い圧力をもつまで加圧されているときにトレッドモ ルディング面36とタイヤケーシング30の半径方向外側表面34との間のショ ルダー部52においての離れ距離Aがタイヤトレッドキャビティ32の遠方部分 においての離れ距離Bよりも小さくなるように形作られている。ここに示す実施 例ではショルダー部52における離れ距離Aは0.25インチ(0.64cm) 、遠方部分における離れ距離Bは0.62インチ(1.58cm)である。
【0013】 第1と第2のリングセクション22と24の合わせ面において環状のリセス5 4が設けられていて、これが、トレッド用ゴム50の面より内方の部分からのオ ーバーフローを受入れるためにタイヤトレッドキャビティ32と連通している環 状の通路を有している。タイヤトレッドキャビティ32の充満および面より内方 の部分からのリセスオーバーフローの通路の充満を容易にするために、なお真空 引き手段が環状のリセス54と連通していているようにもできる。
【0014】 トレッド用ゴム50がタイヤトレッドキャビティ32からタイヤケーシング3 0の各々の側のサイドウォール領域60の中に流入することを防ぐためにシール リング56が第1の環状サイドメンバー16と第2の環状サイドメンバー18の モルディング面58内に取付けられている。図2と図4で示されているように、 シールリング56の各々は、相並んで周方向に伸びている複数のリブ62を有し ていて、これにより、リブを超えてのトレッド用ゴム50の流れを阻止するだけ でなく図2で示されているようにトレッド64のエッジに仕上げ代を付加モルデ ィングするようなラビリンス形のシールが形成されている。
【0015】 製造作業においてタイヤケーシング30は、モールド10の中に収められる前 にこれを加熱室の中で約180°F(82.2℃)に加熱するという予備処理を される。モールド10から取出されてからトレッド64をケーシングに接着させ ておくのが所望かケーシングからはぎ取るのが所望かに従って、タイヤケーシン グ30の半径方向外側表面34上に適当な接着剤または適当な接着防止剤が付与 される。それからタイヤケーシング30は、ブラッダー、キュアリングバッグま たはその他の内圧で膨らむメンバーを伴うか、または伴わないでモールド10の 中に収められる。それからモールドが閉じられ、タイヤケーシングは約30ps i(2.11kg/cm2 )という低い圧力をもつまで加圧されうる状態になる 。所定の量のトレッド用ゴム50がトランスファーリセス42の各々に入れられ て、約120〜260°F(48.9〜126.7℃)の温度になるまで予熱さ れる。この実施例では、トレッド用ゴム50をトランスファーリセス42からサ イドメンバーのランナー通路40とショルダーゲート38を経てタイヤトレッド キャビティ32の中へと押しやるために、約1000トンの押圧力が第1のプレ ートメンバー44と第2のプレートメンバー46に付与される。約5,000p si(351.5kg/cm2 )の圧力を要し温度が約200〜250°F(9 3.3〜121.2℃)の高温である高圧トランスファーモルディングによれば 、タイヤトレッドキャビティ32の中へのトレッド用ゴム50の急速な射出が行 われる。モールド10が約300〜350°F(148.9〜176.7℃)の 温度まで加熱されるのが望ましい。トレッド用ゴム50は、タイヤトレッドに用 いられるタイプの天然または合成の強化されたゴムといった粘弾性的材料である のが望ましい。トレッド用ゴム50は、小型ディスクを用いてのムーニー(Mo oney)の剪断ディスク式粘度形によるテストD1646としてASTMの標 準になっている試験方法に則って測定されたときに10より大、望ましくは20 〜50という比較的高いムーニー粘度を有している。
【0016】 最初の射出の間にはトレッド用ゴム50はショルダー部52の中に射出される が、この場所つまりゲート部分における隙間(離れ)距離Aは、モールド10の ショルダーゲート38から離れた遠方部分における隙間距離Bよりも小さくなっ ている。ショルダー部52における隙間距離Aが遠方部分における隙間距離Bよ りも小さいので、ショルダー部52を経て遠方部分が充満されうる。遠方部分が 充満された後に、さらにトレッド用ゴム50がタイヤトレッドキャビティ32の 中に射出されることによって、タイヤケーシング30の半径方向外側表面34が 図2に示すように撓むこととなり、この場所つまりショルダー部52における隙 間距離Aは所望の大きさ、つまりタイヤトレッドキャビティ32の遠方部分にお ける隙間距離Bと等しくなる大きさまで増大せしめられる。トレッド用ゴム50 の所定の分量がタイヤトレッドキャビティの中に射出された後に、第1のプレー トメンバー44と第2のプレートメンバー46がそれぞれ第1の環状サイドメン バー16、第2の環状サイドメンバー18に突き当る。その際タイヤケーシング 30の中の圧力が約200psi(14.06kg/cm2 )の高い圧力まで高 められる。この圧力は所望のキュアリング圧力を提供し、また、タイヤケーシン グの半径方向外側表面34に沿って実質上均等に分布されているトレッド用ゴム 50を平滑化する働きをする。
【0017】 タイヤケーシング30の中の圧力は、トレッド用ゴム50の射出の前にタイヤ ケーシング30のビードを着座させるために一旦100psi(7.03kg/ cm2 )まで高められてその後に低下せしめられる。モールド10からの空気の 逃げを助け、トレッド用ゴム50の流れを容易にするために、タイヤケーシング の内圧のバンピングサイクルとか、その他の内圧の変動が与えられる。また、圧 力を±10psi(0.7kg/cm2 )変動させてのモールドのバンピングも 、ケーシング30上のトレッド用ゴム50を平滑化するために行われる。
【0018】 トレッド64がタイヤケーシング30上にモルディングされ、モールド10に おいて少くとも部分的キュアリングが起った後にモールドは、第1の環状サイド メンバー16と第2の環状サイドメンバー18とを分離することによって開かれ る。この分離が行われる間に、第1のリングセクション22と第2のリングセク ション24は、それぞれ第1のサイドメンバー16と第2のサイドメンバー18 から所定の距離だけ引き離される。第1のリングセクション22と第2のリング セクション24がそれぞれ第1のサイドメンバー16と第2のサイドメンバー1 8から引き離された後に、第1のリングセクションと第2のリングセクションが 分離される。それからタイヤケーシング30がそれにトレッド64が取付いた状 態で取出される。トレッド64はタイヤケーシング30の半径方向外側表面34 に接着されている場合にはタイヤは使用されうる状態にある。接着防止剤が半径 方向外側表面34に付与されていた場合にはトレッド64はタイヤケーシング3 0からはぎ取られて別のタイヤのトレッド更新のために使われる。モールド10 が開けられている間に、タイヤトレッドキャビティ32の中に射出されずにサイ ドメンバーのランナー通路40やトランスファーリセス42の中に残留している トレッド用ゴム50が取除かれる。そうするとモールド10は別のタイヤケーシ ング30に別のトレッド64をモルディングできる状態になる。
【0019】 上記で説明した射出モルディングはまたトランスファー(移送)モルディング とも言われる。しかし本考案が、流動性モルディング材料つまりトレッド用ゴム 50を射出モルディング機械から直接に射出させることで実施されうることは明 らかである。また、流動性モルディング材料つまりトレッド用ゴム50がトラン スファーリセス42の中に射出され、それからスキージリング48によってタイ ヤトレッドキャビティ32の中へと移送されるようにした、「射出トラスファー モルディング」も用いられうる。
【0020】 モールド10が開かれる前には、第1のプレートメンバー44と第2のプレー トメンバー46をそれぞれ第1の環状サイドメンバー16と第2の環状サイドメ ンバー18から後退させることによってトレッド用ゴム50にかかっていた高い 圧力は除かれる。また、タイヤケーシング30を取出すためにモールドを開ける 前には、作業者が負傷する危険をなくするためにタイヤケーシングの中の内圧は 除去される。射出モルディング材料によって与えられた圧力またはタイヤケーシ ング30の中の圧力がある場合にはモールドの開放が阻止されるような適当な安 全コントロールが用いられうる。
【0021】 図6、7、8では1つの変形が示されており、ここではモールド10′は、中 央面ゲート66がトレッドモルディングリングメンバー14′の中央面20′− 20′上でタイヤトレッドキャビティ32′を巡って周方向に間隔をおいて配置 されているトレッドモルディングメンバーを有している。図においてはトレッド モルディングリングメンバー14′の第1のリングセクション22′だけが示さ れているが、第2のリングセクション24′は第1のリングセクションについて 説明したと同じ隙間(離れ)距離A′とB′を有している。また、図示していな い第2環状サイドメンバー18′は、説明し図示した第1の環状サイドメンバー 16′と同様の構造になっている。第1の環状サイドメンバー16′にあるトラ ンスファーリセス42′のためのスキージリング48′は図示していない第2の 環状サイドメンバー18′のための対応する部分と同様の構造になっている。テ ーパのついた複数のランナー通路68がリセス42′から軸方向に中央ランナー 70へと伸びていて、この中央ランナーは中央面ゲート66を経てタイヤトレッ ドキャビティ32′と連通している。このような構造の場合、第1のリングセク ション22′にあるランナー通路68を経てトレッド用ゴム50を射出するため のトランスファーリセス42′が第1の環状サイドメンバー16′にあればそれ だけですむことが理解される。このような場合、第2の環状サイドメンバー18 ′のトランスファーリセスとか第2のプレートメンバー46′上のスキージリン グ48′といったものはなくなる。
【0022】 本考案によればトレッドモルディング面36′はゲート部分つまり中央面部7 1における隙間(離れ)距離A′が遠方部分つまりショルダー部52′における 隙間距離B′より小さくなるように形成されている。したがって、図7に示すよ うに、トレッド用ゴム50′がリセス42′からランナー通路68を経て中央ラ ンナー70の中へ、そして中央面ゲート66を経てタイヤトレッドキャビティ3 2′の中へと射出されるとき、トレッド用ゴムの最初の分量が射出される間には 遠方部分つまりショルダー部52′の中へのトレッド用ゴム50′の流れが容易 化される。トレッド用ゴムの最終の分量が射出される間には中央面部71の中へ のトレッド用ゴム50′の流れが増大せしめられ、トレッド用ゴムの所定の分量 がタイヤトレッドキャビティ32′の中に射出された後にはタイヤケーシング3 0′の半径方向外側表面34′が撓んでいることになる。このようにして、トレ ッド用ゴム50′は均等に分配されてトレッドの所望の輪郭と厚さが得られる。 キャビティ32′の中でのトレッド用ゴム50′のキュアリングは図1から図5 までの実施例で説明したのと同様に実施されればよい。
【0023】 図9,10,11ではまた別の変形を示しており、ここではトレッド用ゴム5 0″は、周方向に間隔をおいていて軸方向に伸びているテーパのついた複数のラ ンナー73を経て、第1のリングセクション22″と第2のリングセクション2 4″の外方周面を取り巻いて伸びている環状チャンネル72へと連通している。 環状チャンネル72からタイヤトレッドキャビティ32″へトレッド用ゴム50 ″を連通させるゲートとしては、中央面20″−20″上で周方向に間隔をおい て配置された中央ゲート74と、中央ゲートから周方向に離れて中央ゲートの両 側に配置されている二次的な中間サイドゲート76がある。半径方向に伸びてい る複数の中央面ランナー78が環状チャンネル72と中央ゲート74を連絡させ ている。サイドゲート76は中央面20″−20″から離れているのでサイドゲ ートランナー80は中央面に対して角度Cをなすように傾斜している。角度Cに ついては、トレッド用ゴム50″がタイヤトレッドキャビティ32″の中に射出 されるより前には(ランナーが)ショルダー部52″においてタイヤケーシング 30″の半径方向外側表面34″に大体において切線方向になるようであるのが 望ましい。
【0024】 サイドゲート76に似た二次的サイドゲートを、図1から図5までに示したモ ールド10においてトランスファーリセス42と連通するランナーを設けて用い ることもできる。そうするならば、トレッド用ゴム50の分布が改善され、トレ ッドモルディング面36の改造は最小ですむ。
【0025】 図9において、中央ゲート74とサイドゲート76の近くの中央面部分71″ における隙間(離れ)の距離A″はモールド10″のショルダーの近くにあるタ イヤトレッドキャビティ32″のショルダー部52″における隙間距離よりも小 さい。したがって、図1から図8までの種々の実施例について説明したと同様に トレッド用ゴム50″が射出されるとき、トレッド用ゴムの最初の分量が射出さ れる間にはショルダー部分52″へのトレッド用ゴムの流れが容易化され、トレ ッド用ゴムの最終の分量が射出される間には中央面20″−20″に近い中央面 部分71″の中に射出されるトレッド用ゴムの流れが増大せしめられる。この際 中央面20″−20″の所でのタイヤケーシング30″が図10に示すように撓 んで、それによりタイヤトレッドキャビティ32″は、トレッドの所望の輪郭が 得られるように分布したトレッド用ゴム50″で充満される。それから、キャビ ティ32の中のトレッド用ゴム50″のキュアリングが、図1から図5までの実 施例で説明したのと同様に実施されればよい。
【0026】 図面に示されたタイヤケーシング30,30′,30″は、図1,6,9に示 すような周方向に伸びたベルト82,82′,82″を有していてキュアリング がされていないか、部分的にされているか、または予めされているラジアルタイ ヤのバフかけしたケーシングである。半径方向のプライ84,84′,84″が ベルト82,82′,82″の下にあって、図1で示されているようなビード8 6の間にわたって伸びている。ベルト82,82′,82″の実質上周方向にあ るコードは、射出が行われる間とキュアリングの前においてトレッド用ゴム50 ,50′,50″の所望の周方向および半径方向の分布が得られることに寄与す る。加圧の圧力が200psi(14.06kg/cm2 )という高圧であると き、ベルト82,82′,82″のエッジが持ち上るとしても、トレッド64, 64′,64″がキュアリングされてタイヤケーシング30,30′,30″が モールド10,10′,10″から取出された後には、ベルトはエッジにおいて 収縮し、トラック用タイヤで普通である90psi(6.33kg/cm2 )の 内圧がタイヤケーシングにかかったときには大体においてフラットなトレッドの 輪郭が得られる。バイアスプライタイヤのように他の補強システムを有するタイ ヤも、本考案によるモールド10,10′,10″と共に用いられうる。
【0027】 トレッド用ゴム50,50′,50″をタイヤトレッドキャビティ32,32 ′,32″の中に射出する間には、ベルト82,82′,82″やプライ84, 84′,84″のコードがトレッドキャビティに対して所望の位置に置かれるよ うにタイヤケーシング30,30′,30″が加圧されることが重要である。ラ ジアルプライ84,84′,84″のコードは、射出が行われる間に、トレッド 用ゴム50,50′,50″の所望の分布が得られるように、サイドメンバーの 相異るモルディング面にもトレッドモルディング面36,36′,36″の逆傾 向輪郭にも適合するという融通性を有していることは確かである。したがって、 タイヤケーシング30,30′,30″がトレッド64,64′,64″と共に モールド10,10′,10″から取出された後には、ラジアルプライ84,8 4′,84″の半径方向コードとベルト82,82′,82″の周方向コードが 共に働いて、使用中のタイヤの所望の形状を保つ。
【0028】
以上説明したように本考案は、トレッドキャビティ、入口ゲートの間隙、流れ 調整手段、加圧手段等を限定することにより、可撓性環状ボディの撓みを利用し て均質かつ所定の形状のタイヤトレッドを形成させる構造のトレッドモールドを 提供できる効果がある。
【図1】タイヤケーシング30にトレッド64を射出モ
ルディングするためのモールド10(トレッドモルディ
ングリング)の半分の半径方向断面図において、タイヤ
ケーシング30がモールド14の中に収められており、
流動性モルディング材料50がトランスファーリセス4
2にあって、モールド10を閉じてスキージリング48
によってモルディング材料を射出するより前の段階にあ
る状態を示す図である。
ルディングするためのモールド10(トレッドモルディ
ングリング)の半分の半径方向断面図において、タイヤ
ケーシング30がモールド14の中に収められており、
流動性モルディング材料50がトランスファーリセス4
2にあって、モールド10を閉じてスキージリング48
によってモルディング材料を射出するより前の段階にあ
る状態を示す図である。
【図2】図1に示したモールドのショルダーゲート部分
52の切り取り拡大断面図において、トレッドキャビテ
ィ32の中への射出の後、タイヤケーシング30が撓ん
でいるときのトレッド64の形と、流動性のモルディン
グ材料50のサイドウォール60への流入がシールリン
グ56によって阻止されている状態を示す図である。
52の切り取り拡大断面図において、トレッドキャビテ
ィ32の中への射出の後、タイヤケーシング30が撓ん
でいるときのトレッド64の形と、流動性のモルディン
グ材料50のサイドウォール60への流入がシールリン
グ56によって阻止されている状態を示す図である。
【図3】シールリング56の1方のものの平面図であ
る。
る。
【図4】図3の4−4矢視のシールリング56の断面図
である。
である。
【図5】図1に示したモールド10のモルディング面5
8の1部分をタイヤケーシング30を除いて半径方向に
見た視図において、入口ゲート38の位置を実線で、ラ
ンナー40の位置を破線で示す図である。
8の1部分をタイヤケーシング30を除いて半径方向に
見た視図において、入口ゲート38の位置を実線で、ラ
ンナー40の位置を破線で示す図である。
【図6】入口ゲート66がモールド10′の中央面2
0′にあることとした本考案の実施例であるモールド1
0′の上方モールドセクション22′の半分のうちの1
部分の半径方向断面図において、タイヤケーシング3
0′がモールド10′,14′の中に収められており、
流動性モルディング材料50′がトランスファーリセス
42′にあって、モールド10′を閉じてスキージリン
グ48によってモルディング材料50′を射出するより
前の段階にある状態を示す図である。
0′にあることとした本考案の実施例であるモールド1
0′の上方モールドセクション22′の半分のうちの1
部分の半径方向断面図において、タイヤケーシング3
0′がモールド10′,14′の中に収められており、
流動性モルディング材料50′がトランスファーリセス
42′にあって、モールド10′を閉じてスキージリン
グ48によってモルディング材料50′を射出するより
前の段階にある状態を示す図である。
【図7】図6と同様の図において、流動性モルディング
材料50′がトレッドキャビティ32′の中に射出され
た後、タイヤケーシング30′が撓んでいる状態を示す
図である。
材料50′がトレッドキャビティ32′の中に射出され
た後、タイヤケーシング30′が撓んでいる状態を示す
図である。
【図8】図6に示したモールド10′のモルディング面
36′の1部分をタイヤケーシング30′を除いて半径
方向に見た視図において、入口ゲート66の位置を実線
で、ランナー68の位置を破線で示す図である。
36′の1部分をタイヤケーシング30′を除いて半径
方向に見た視図において、入口ゲート66の位置を実線
で、ランナー68の位置を破線で示す図である。
【図9】本考案の別な実施例であるモールド10″の半
分の半径方向断面図において、タイヤケーシング30″
がモールド10″の中に収められていて、流動性モルデ
ィング材料50″材料をトレッドキャビティ32″の中
に射出するより前の段階にある状態を示す図である。
分の半径方向断面図において、タイヤケーシング30″
がモールド10″の中に収められていて、流動性モルデ
ィング材料50″材料をトレッドキャビティ32″の中
に射出するより前の段階にある状態を示す図である。
【図10】図9と同様の図において、トレッドキャビテ
ィ32″の中への射出の後、タイヤケーシング30″が
撓んでいるときのトレッド64″の形を示す図である。
ィ32″の中への射出の後、タイヤケーシング30″が
撓んでいるときのトレッド64″の形を示す図である。
【図11】図9に示したモールド10″のモルディング
面58″の1部分をタイヤケーシング30″を除いて半
径方向に見た視図において、ランナー73の位置を破線
で、入口ゲートの位置を実線で示す図である。
面58″の1部分をタイヤケーシング30″を除いて半
径方向に見た視図において、ランナー73の位置を破線
で、入口ゲートの位置を実線で示す図である。
10 トレッドモールド 14 リングメンバー 16,18 環状サイドメンバー 20−20 中央面 30 可撓性環状ボディ(タイヤケーシング) 32 タイヤトレッドキャビティ 34 半径方向外側表面(30の) 36 モルディング面 38 ショルダーゲート 40 ランナー通路 42 モルディング材料の源(トランスファーリセ
ス) 50 モルディング材料(トレッド用ゴム) 52 ゲート部分(32のショルダー部) 56 シールリング 58 モルディング面(16,18の) 60 サイドウォール(30の) 62 リブ 64 トレッド 66 中央面ゲート 68 供給ランナー(ランナー通路) 70 中央ランナー 71 中央面部(32′の) 72 環状チャンネル 73 ランナー 74 中央面ゲート 76 サイドゲート 78 中央面ランナー 80 サイドゲートランナー 82 ベルト 84 ラジアルプライ(補強コード) 86 ビードリング
ス) 50 モルディング材料(トレッド用ゴム) 52 ゲート部分(32のショルダー部) 56 シールリング 58 モルディング面(16,18の) 60 サイドウォール(30の) 62 リブ 64 トレッド 66 中央面ゲート 68 供給ランナー(ランナー通路) 70 中央ランナー 71 中央面部(32′の) 72 環状チャンネル 73 ランナー 74 中央面ゲート 76 サイドゲート 78 中央面ランナー 80 サイドゲートランナー 82 ベルト 84 ラジアルプライ(補強コード) 86 ビードリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00
Claims (6)
- 【請求項1】 比較的低い圧力で所定のサイズに膨らま
され、中に収められた膨らんだ可撓性環状ボディの半径
方向外側表面上にトレッドを射出モルディングする装置
つまりトレッドモールドであって、 前記の可撓性環状ボディの半径方向外側表面が前記モー
ルドのトレッドモルディング面から離れていてそこにタ
イヤトレッドキャビティが形成されており、 前記モールドの中には、前記タイヤトレッドキャビティ
と連通していて前記キャビティを巡って入口ゲート部分
を形成するように周方向に間隔をおいて配置された複数
の入口ゲートがあり、 粘弾性的流動性のモルディング材料を前記入口ゲートを
経て前記トレッドキャビティの前記入口ゲート部分の中
へ、そしてなお、前記入口ゲートから前記可撓性環状ボ
ディの軸方向に離れた前記タイヤトレッドキャビティの
遠方部分の中へと射出する手段があり、 前記タイヤトレッドキャビティの前記入口ゲート部分と
前記遠方部分とへ流れる前記流動性モルディング材料の
流れを調整する手段があり、該手段は、前記トレッドキ
ャビティの前記部分における隙間距離よりも短いすなわ
ち接近した隙間距離を前記部分の少なくとも幾つかの部
分において作るように、前記膨らんだ可撓性の環状ボデ
ィの前記半径方向外側面から隙間をもつモールドを含
み、前記流動性モルディング材料が射出されている間
に、前記流動性モルディング材料の所定の量が前記キャ
ビティを巡って分布するように、前記可撓性環状ボディ
を比較的低い圧力まで加圧する手段があり、さらに、 前記流動性モルディング材料がキュアリングされる間に
前記タイヤトレッドキャビティの中において前記可撓性
環状ボディの前記半径方向外側表面上で前記可撓性環状
ボディの中の圧力をある高い圧力まで高める手段があ
る、トレッドモールド。 - 【請求項2】 前記の低い圧力が約30psi(2.1
1kg/cm2 )であり、前記の高い圧力が約200p
si(14.06kg/cm2 )である、請求項1記載
のトレッドモールド。 - 【請求項3】 前記流動性モルディング材料の流れを調
整する前記手段として前記トレッドモルディング面に位
置したモールド面があって、このモールド面は、前記流
動性モルディング材料の最初の分量が射出される間には
前記流動性モルディング材料の前記タイヤトレッドキャ
ビティの遠方部分への流れを容易にするべくゲート部分
においては前記遠方部分におけるよりも離れの距離が小
さくなるように前記可撓性環状ボディの前記半径方向外
側表面から離れて位置していて、前記流動性モルディン
グ材料の最終の分量が射出される間には前記可撓性環状
ボディの前記半径方向外側表面が前記ゲート部分におい
て撓んで前記キャビティの前記ゲート部分の前記の離れ
の距離が増大して前記ゲート部分の中に射出される前記
流動性モルディング材料の流れが増大することを許して
いる、請求項1記載のトレッドモールド。 - 【請求項4】 前記ゲートが前記モールドの中央面に位
置し、前記ゲート部分は前記中央面の近くにあり、前記
遠方部分は前記モールドのショルダーに位置している、
請求項3記載のトレッドモールド。 - 【請求項5】 前記ゲートが前記モールドのショルダー
に位置し、前記ゲート部分は前記ショルダーの近くにあ
り、前記遠方部分は前記モールドの中央面に位置してい
る、請求項3記載のトレッドモールド。 - 【請求項6】 前記ゲートが前記モールドの中央面に位
置した中央面ゲートと、前記中央面から離れて中央面の
両側にある二次的な中間サイドゲートとを含んでいる、
請求項1記載のトレッドモールド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US37509 | 1987-04-13 | ||
US07/037,509 US4795329A (en) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | Apparatus for injection molding tire treads |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744692U true JPH0744692U (ja) | 1995-11-28 |
JP2526831Y2 JP2526831Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=21894724
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63088349A Pending JPS63264333A (ja) | 1987-04-13 | 1988-04-12 | トレツドを射出モルデイングする装置と方法 |
JP1995003979U Expired - Lifetime JP2526831Y2 (ja) | 1987-04-13 | 1995-04-27 | トレッドモールド |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63088349A Pending JPS63264333A (ja) | 1987-04-13 | 1988-04-12 | トレツドを射出モルデイングする装置と方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US4795329A (ja) |
EP (1) | EP0287495B1 (ja) |
JP (2) | JPS63264333A (ja) |
KR (1) | KR960008583B1 (ja) |
AU (1) | AU598360B2 (ja) |
BR (1) | BR8801741A (ja) |
CA (1) | CA1295102C (ja) |
DE (1) | DE3867681D1 (ja) |
MX (1) | MX168861B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016155303A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法および装置 |
JP2016155304A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法および装置 |
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DE4002610A1 (de) * | 1990-01-30 | 1991-08-01 | Haco Rollen Vertrieb | Druckluftloser hohlreifen und verfahren zu seiner herstellung |
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JP6055592B2 (ja) * | 2011-12-19 | 2016-12-27 | 株式会社ブリヂストン | タイヤの製造方法 |
JP6122686B2 (ja) | 2013-05-01 | 2017-04-26 | 株式会社ブリヂストン | 農業機械用のタイヤの製造方法 |
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1987
- 1987-04-13 US US07/037,509 patent/US4795329A/en not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-04-05 CA CA000563285A patent/CA1295102C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-04-07 MX MX011036A patent/MX168861B/es unknown
- 1988-04-11 EP EP88630062A patent/EP0287495B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-11 DE DE8888630062T patent/DE3867681D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-04-12 BR BR8801741A patent/BR8801741A/pt not_active IP Right Cessation
- 1988-04-12 AU AU14528/88A patent/AU598360B2/en not_active Ceased
- 1988-04-12 JP JP63088349A patent/JPS63264333A/ja active Pending
- 1988-04-13 KR KR88004174A patent/KR960008583B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-04-27 JP JP1995003979U patent/JP2526831Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2016136645A1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法および装置 |
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---|---|
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EP0287495A2 (en) | 1988-10-19 |
AU598360B2 (en) | 1990-06-21 |
KR880012380A (ko) | 1988-11-26 |
CA1295102C (en) | 1992-02-04 |
MX168861B (es) | 1993-06-11 |
BR8801741A (pt) | 1988-11-16 |
KR960008583B1 (en) | 1996-06-28 |
JP2526831Y2 (ja) | 1997-02-26 |
US4795329A (en) | 1989-01-03 |
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