JPH0744377B2 - 電子走査アンテナ装置 - Google Patents

電子走査アンテナ装置

Info

Publication number
JPH0744377B2
JPH0744377B2 JP60065234A JP6523485A JPH0744377B2 JP H0744377 B2 JPH0744377 B2 JP H0744377B2 JP 60065234 A JP60065234 A JP 60065234A JP 6523485 A JP6523485 A JP 6523485A JP H0744377 B2 JPH0744377 B2 JP H0744377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beam pointing
pointing error
error
radiator
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60065234A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61224603A (ja
Inventor
郁夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP60065234A priority Critical patent/JPH0744377B2/ja
Publication of JPS61224603A publication Critical patent/JPS61224603A/ja
Publication of JPH0744377B2 publication Critical patent/JPH0744377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、マイクロ波着陸システムに用いられる電子
走査アンテナのビーム指向誤差の監視およびビーム指向
方向の修正を行う電子走査アンテナ装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
マイクロ波着陸システムの地上装置には、角度情報を伝
達するためにビームを往復走査するビーム走査アンテナ
が用いられており、往復走査ビームはモニタによって監
視されている。
第4図は従来より、マイクロ波着陸システムの方位誘導
装置に用いられているビーム走査アンテナおよび往復走
査ビームを監視する装置の系統図である。
この第4図において、ビーム走査アンテナは放射器111
〜11、移相器121〜12、電力分配器13、移相器制御
データ発生器14から構成される通常の電子走査アンテナ
である。
第5図に示すのは時間とビーム走査角の関係である。な
お、方位角はビーム走査アンテナのボアサイトを零度と
し、上方からビーム走査アンテナを見下したとき、ボア
サイトから時計方向が正、反時計方向が負と定義されて
いる。
往復走査ビームはビーム走査アンテナの前方、方位角θ
の方向に設置されたフィールドモニタアンテナ16で受
信される。
また、ビーム走査アンテナには導波管の壁面に高周波電
力の結合孔を穿った、インテグラルモニタマニホールド
15が設けられており、放射器111〜11に入力する高周
波電力の一部を取り出て合成するか、あるいは放射器11
1〜11から放射された信号を放射器の近傍で受信して
合成し、その左右両端から、空間における方位角θ
θの方向で受信されるのと等価な信号を出力する。な
お、θ=−θである。
上記のように、フィールドモニタアンテナ16とインテグ
ラルモニタマニホールド1によって三つの方位角におけ
る受信信号が得られる。これら三つの信号は信号検出器
171,172,173によって検波、増幅される。これらのビデ
オ出力は角度検出器18に導かれ、第5図に示すように、
往復ビームの時間間隔Tが計測され、時間対ビーム走査
角の関係から方位角θが求められる。
ここで得られた三つの方向の方位角のデータはデータ処
理器20に送られ、所期の基準値θ,θ,θと比較
され、角度誤差が求められる。
このデータ処理器20には、通常マイクロプロセッサが用
いられており、角度誤差の平均化処理、ノイズ分析など
の処理が行われている。ここで処理されたデータはデー
タ表示装置やデータ印字装置などへ送られる。
なお、標準ビデオ発生器19で受信ビデオと同等のビデオ
を発生させ、このビデオを上記ビーム走査アンテナの送
信休止期間中に角度検出器18に入力し、角度検出器の動
作を監視している。
〔背景技術の問題点〕
マイクロ波着陸システムにおいては、ビーム走査アンテ
ナから伝達される角度情報は非常に正確であることが要
求されるため、ビーム指向誤差は非常に小さくしなけれ
ばならない。
一般に、電子走査アンテナにおいては、温度の変化によ
って、放射器を取り付けている部材が伸縮するため、放
射器の配列間隔が変化してビーム指向誤差が生じる。
また、電力分配器13の入力端から各放射器111〜11
至る給電線路の遅延位相は温度によって変化し、ビーム
走査アンテナ内部の温度が均一でないと、上記各給電線
路の遅延位相の変化が一様でなくなり、放射器の相対励
振位相に誤差を生じるため、ビーム指向誤差が生じる。
そこで、マイクロ波着陸システムにおいては、ビーム走
査アンテナ内部の温度を一定に保つために空調機を用い
るか、あるい放射器111〜11を取り付ける部材および
インテグラルモニタマニホールド15に熱膨張係数の非常
に小さい特殊金属をい、かつ、ビーム走査アンテナ内部
の空気を循環させる機構を設けるなどの方策が講じられ
ていた。
このため、ビーム走査アンテナは高価なものとなるとと
もに、空調機あるいは空気循環機構に用いられる回転機
の定期的な交換作業も必要となるという欠点があった。
また、いかに熱膨張係数の小さい材料を用いても、ビー
ム指向誤差を完全になくすことは不可能であり、また、
インテグラルモニタマニホールド15の伸縮も完全になく
すことはできないために、インテグラルモニタマニホー
ルド15自体に起因する検出角度誤差が生じるという欠点
があった。
〔発明の目的〕
この発明は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、空調機あるいは特殊材料、空気循環機構を用い
ることなしに、ビーム指向誤差を抑制することのできる
電子走査アンテナを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明の電子走査アンテナ装置は、複数の放射器を配
列しかつ電力分配器から各放射器に至る給電線路の位相
を移相する移相器を有する電子走査アンテナにより複数
の方向にビームを形成してそれぞれのビーム指向誤差を
検出し、検出された複数のビーム指向誤差相互の関係を
利用して、複数の方向におけるビーム指向誤差を、放射
器配列間隔の伸縮、放射器励振位相の変動、ボアサイト
の機械的変位を含むビーム指向誤差発生要因別の成分に
分離し、分離要因別のビーム指向誤差成分がなくなるよ
うに上記移相器のそれぞれの移相量を制御することで、
ビーム指向誤差を抑圧するものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の電子走査アンテナ装置の実施例につい
て図面に基づき説明する。第1図はその一実施例の系統
図であり、この第1図において、第4図と同一部分には
重複説明を避けるために同一符号を付してその構成の説
明を省略し、第4図とは異なるる部分を主体にして述べ
る。
この第1図では、第3図の構成に新たにデータ出力入力
回路21、データ入力回路22が付加されたものであり、デ
ータ処理器20でのデータ処理計算結果をデータ出力回路
21、データ入力回路22を通して移相器制御データ発生器
14に送出するようにしている。
このように構成することによってデータ処理器20におい
て、検出角度誤差の原因となるビーム指向誤差の要因を
分離し、各要因によって生じるビーム指向誤差成分をな
くすように、移相器制御データ発生器14において発生さ
れる移相器制御データを修正するようにしている。
次に、この発明の電子走査アンテナ装置の動作について
ビーム指向誤差の要因を分離離する場合およびインテグ
ラルモニタホールド自体に起因する検出角度誤差を除去
する場合について説明する。
電子走査アンテナの放射パターンは次式で与えられる。
なお、ビームをθs方向に指向させるためのφ(n)は
次式で与えられる。
φ(n)=−nkdsinθs ……(2) ここで、温度が変わったことにより、放射器配列間隔d
が(1+α)dになったとする。このとき、放射器励振
位相を変えないとすると、放射パターンは次式で与えら
れる。
このとき、ビーム指向誤差をΔθとすると、 (1+α)sin(θs+Δθ)=sinθs ……(4) という関係が成り立つから、Δθは次のようになる。
Δθ−αtanθs ……(5) また、給電線路の温度が不均一になったために、放射器
111〜11の相対励振位相にΔφ(n)なる誤差を生じ
たとすると、このときの放射パターンは次式で与えられ
る。
ここで、Δφ(n)はθとθsに依存しないから、第2
図に示すように、sinθ−sinθsを横軸にとったとき、
Δφ(n)によってE2(θ)のビーム指向方向がE
0(θ)のビーム指向方向からΔuだけずれたとする
と、このずれΔuは第3図に示すようにsinθ軸上で不
変である。したがって、θs=0のとき、実角θ上のE2
(θ)のビーム指向方向がE0(θ)のビーム指向方向か
らΔθだけずれるとすると、 Δu=sinΔθ ……(7) となり、また、θs方向におけるE0(θ)に対するE
2(θ)のビーム指向方向のずれをΔθとすると、 sin(θs+Δθ)−sinθs=Δu ……(8) という関係が成り立つから、Δθは次のようになる。
なお、上記の説明では移相器121〜12の量子化位相誤
差および移相器の製造誤差による移相量誤差を省略した
が、通常、実用に供せられている移相器が有する程度の
誤差を考慮した場合も上記と同じ結果が得られることは
容易に確められよう。
次に、インテグラルモニタマニホールド15の出力から検
出される方位角θは放射波とインテグラルモニタマニホ
ールド15の結合位相に対して次の(11)式または(12)
式で与えられる。
ここで、λgはインテグラルモニタマニホールド15に用
いられる導波管の管内波長である。なお、λとdは
(1)式で用いているものと同じである。
(11),(12)式の両式とも正の符号は第1図において
インテグラルモニタマニホールド15の右側から出力され
る信号に対応し、負の符号は左側から出力される信号に
対応する。
いま、温度変化によってdが(1+α)dになり、イン
テグラルモニタマニホールド15の内径も(1+α)倍に
なったとすると、インテグラルモニタマニホールド15の
管内波長λg′は次のようになる。
なお、aはインテグラルモニタマニホールド15の内径の
矩形の長い方の辺の長である。
検出方位角が(11)式で与えられる場合、温度変化によ
って検出方位角がΔθだけずれたとすると、 という関係が成り立つから、Δθは次のようになる。
である。
検出方位角が(12)式で与えられる場合も同様に、Δθ
は次のようになる。
である。
(17),(18)式と、(20),(21)式の複号はそれぞ
れ(11)式、(12)式と同順である。すなわち、正の符
号は第1図において、インテグラルモニタマニホールド
15の右側から出力される信号に対応し、負の符号は左側
から出力される信号に対応する。
次に、ビーム走査アンテナの機械軸が変動して、ボアサ
イトがΔθだけずれたとすると、ビーム指向誤差は方
位角に無関係に一律にΔθとなる。ただし、この誤差
はビーム走査アンテナと一体となっているインテグラル
モニタマニホールドの出力には現われない。
放射器配列間隔の伸縮、放射器励振位相誤差、インテグ
ラルモニタマニホールド15の伸縮、ボアサイトの機械的
変位によるビーム指向誤差あるいは検出方位角の誤差は
上記の通りであるから、フィールドモニタアンテナ、イ
ンテグラルモニタマニホールドの出力信号から得られる
検出方位角のずれ、Δθ,Δθ,Δθは次式で表
われる。なお、ΔθとΔθはインテグラルモニタマ
ニホールドの右端と左端の出力信号に対応する。
第1図において、インテグラルモニタマニホールド15の
右側から出力される信号に対応し、負の符号は左側から
出力される信号に対応する。
次に、ビーム走査アンテナの機械軸が変動して、ボアサ
イトがΔθだけずれたとすると、ビーム指向誤差は方
位角に無関係に一律にΔθとなる。ただし、この誤差
はビーム走査アンテナと一体となっているインテグラル
モニタマニホールドの出力には現われない。
放射器配列間隔の伸縮、放射器励振位相誤差、インテグ
ラルモニタマニホールド15の伸縮、ボアサイトの機械変
位によるビーム指向誤差あるいは検出方位角の誤差は上
記の通りであるから、フィールドモニタアンテナ、イン
テグラルモニタマニホールドの出力信号から得られる検
出方位角のずれ、Δθ,Δθ,Δθは次式で表わ
される。なお、ΔθとΔθはインテグラルモニタマ
ニホールドの右端と左端の出力信号に対応する。
上記の(23)式の右辺の括弧の中にはビーム指向誤差成
分の和であり、括弧の前に負の符号が付いているのは、
第5図に示した角度検出法から、検出方位角の誤差はビ
ーム指向誤差と符号が逆になるためである。また、(2
4),(25)式の右辺第2項に負の符号が付いているの
も同じ理由による。
(23),(24),(25)式から、α,Δθ,Δθ
求めると次のようになる。
ここで、(24),(25)式の右辺第1項はインテグラル
モニタマニホールドの伸縮に起因するものであり、これ
を除いたものがビーム指向誤差による検出方位角の誤差
となる。これをΔθ′,Δθ′とすると次のように
なる。
上記のように、(23),(24),(25)式に示した三つ
の方位角における受信信号による検出方位角の誤差の関
係から、(26),(27),(28)式に示すようにビーム
指向誤差の要因を分離することができる。
これらを(23),(24),(25)式の右辺の各項に代入
することによって、ビーム指向誤差あるいは検出方位角
の誤差を発生要因別に求めることができる。
また、(29)式に示すように、インテグラルモニタマニ
ホールドの伸縮による検出方位角の誤差を除去できる。
これらの計算をデータ処理器20で行い、計算結果を表示
器(図示せず)などへ出力するとともに、上記のα,Δ
θ,Δθを、データ出力回路21、データ入力回路22
を介して、移相器制御データ発生器14へ入力し、以下に
説明するように、ビーム指向誤差を修正する。
移相器制御データ発生器14では、通常、移相器121〜12
に与える位相データφp(n)を次のように計算して
いる。
φp(n)=−nkdsinθs+φf(n) ……(30) ここで、φf(n)は電力分配器13の入力端から各放射
器111〜11に至る給電線路の相対遅延位相の差を補正
するための位相である。
上記の各種要因によって生じたビーム指向誤差を修正す
るために、(30)式を次のように補正する。
φ′p(n)=−nkd′sinθ′s+φ′f(n) ……
(31) ここで、 d′=(1+α)d ……(32) θ′s=θs−Δθ ……(33) φ′f(n)=φf(n)+nkd′Δθ ……(34) である。
上記の(32)式は放射器配列間隔の補正、(33)式はボ
アサイトの機械的変位の補正であり、(34)式の右辺第
2項は放射器励振移相の誤差によって生じたビーム指向
誤差を修正するために付加する位相の傾きである。
上記の補正によってビーム指向誤差が修正されることは
明らかであろう。なお、(33)式に示す補正によって、
空間においては、ボアサイトの変動によって生じたビー
ム指向誤差成分は修正されるが、ビーム走査アンテナと
一体となっているインテグラルモニタマニホールド15の
出力信号から検出される方位角には、逆に、Δθなる
誤差が生じるので、データ処理器20において、(29)式
のΔθ′,Δθ′を次のように補正する。
なお、上記の実施例では角度検出器18の角度検出誤差を
省略したが、この誤差は標準ビデオを使った動作監視に
よって求められ、これによって(23),(24),(25)
式のΔθ,Δθ,Δθを補正できることは勿論で
ある。
上記の実施例ではフィールドモニタアンテナとインテグ
ラルモニタマニホールドを併用した場合について説明し
たが、異なる3方向における検出方位角の誤差が得られ
れば、(23),(24),(25)式と同様の関係によって
ビーム指向誤差の要因を分離し、これに基づいてビーム
指向誤差を修正できるから、3方向ともフィールドモニ
タアンテナで受信してもよいことは勿論である。
また、上記の実施例では導波管構造のインテグラルモニ
タマニホールド15を使った場合について説明したが、導
波管以外の伝送路を利用した形式についても適用できる
ことは勿論である。
さらに、上記の実施例では、ビーム指向誤差の三つの要
因を分離するために3方向における受信信号を用いてい
るが、ビーム指向誤差の要因が上記三つのうちのあるも
のに限定されることが予め十分保証されている場合に
は、受信方位角はこの要因の数だけあればよい。
ただし、ボアサイトの機械的変位を求めるためには、フ
ィールドモニタアンテナで受信する必要があることは勿
論である。
上記の実施例ではボアサイトを中心にして、ビームを左
右両方向に走査する方位誘導用のビーム走査アンテナに
ついて説明したが、高低誘導用のビーム走査アンテナの
ように、ビームをボアサイトより上方にしか走査しない
場合には、1本のインテグラルモニタマニホールドで得
られる信号による検出角は1方向だけなので、インテグ
ラルモニタマニホールドによって2方向の検出角を得た
場合にはインテグラルモニタマニホールドを2本設けれ
ばよい。
上記の実施例では、ボアサイトの機械的な変位Δθ
補正するために(33)式に示すようにビーム走査角を補
正したが、第5図に示す時間対ビーム走査角の関係か
ら、ビーム走査のタイミングを変えることによってもΔ
θを補正できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明の電子走査アンテナ装置によ
れば、電子走査アンテナのビーム指向誤差の各種要因を
求め、これに基づいてビーム指向誤差を修正できるの
で、空調機、特殊金属、空気循環機構を使用することな
く、ビーム指向誤差を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の電子走査アンテナ装置の一実施例の
系統図、第2図および第3図はそれぞれ同上電子走査ア
ンテナ装置における放射器励振位相の誤差によるビーム
指向誤差を説明するための図、第4図は従来の電子走査
アンテナ装置の系統図、第5図は従来の電子走査アンテ
ナ装置における時間とビーム走査角の関係および往復走
査ビームから角度を検出する原理を説明するための図で
ある。 111〜11……放射器、121〜12……移相器、13……電
力分配器、14……移相器制御データ発生器、15……イン
テグラルモニタマニホールド、16……フィールドモニタ
アンテナ、171〜173……信号検出器、18……角度検出
器、19……標準ビデオ発生器、20……データ処理器、21
……データ出力回路、22……データ入力回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の放射器を配列しかつ電力分配器から
    各放射器に至る給電線路の位相を移相する移相器を有す
    る電子走査アンテナにより複数の方向にビームを形成し
    てそれぞれのビーム指向誤差を検出するビーム指向誤差
    検出手段と、 この手段で検出された複数のビーム指向誤差相互の関係
    を利用して、上記複数の方向におけるビーム指向誤差
    を、上記放射器配列間隔の伸縮、放射器励振位相の変
    動、ボアサイトの機械的変位を含むビーム指向誤差発生
    要因別の成分に分離するデータ処理手段と、 このデータ処理手段で分離される要因別のビーム指向誤
    差成分を入力してそれぞれの誤差成分がなくなるように
    上記移相器のそれぞれの移相量を制御する移相器制御手
    段とを具備する電子走査アンテナ装置。
  2. 【請求項2】上記ビーム指向誤差検出手段は、上記電子
    走査アンテナによるビーム形成時に空間における受信と
    等価な信号を合成出力するモニタマニホールドを用いて
    前記複数のビーム指向誤差の少なくとも一つを検出し、 上記データ処理手段は、上記放射器配列間隔の伸縮率に
    上記モニタマニホールドの物理的諸元によって定まる一
    定の定数を乗じた結果を上記ビーム指向誤差検出手段で
    検出されたビーム指向誤差に加算することで、上記モニ
    タマニホールド自体に起因するビーム指向誤差の検出誤
    差を除去する機能を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の電子走査アンテナ装置。
  3. 【請求項3】上記移相器制御手段は、 上記移相器それぞれに与える移相器制御データに、上記
    放射器配列間隔の伸縮率から求まる伸縮分を加えること
    で、上記放射器配列間隔の伸縮によるビーム指向誤差成
    分を補正し、 上記移相器それぞれに与える移相器制御データに、上記
    放射器励振位相の変動によるビーム指向誤差成分のボア
    サイトにおける値と空間における高周波の伝播定数と放
    射器番号とを乗じた結果を加えることで、上記放射器励
    振位相の変動によるビーム指向誤差成分を補正し、 上記ボアサイトの機械的変位によるビーム指向誤差成分
    をビーム指向角から減じる、あるいは上記ボアサイトの
    機械的変位によるビーム指向誤差成分を基にビーム走査
    タイミングを変更することで上記ボアサイトの機械的変
    位によるビーム指向誤差成分を補正することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の電子走査アンテナ装置。
JP60065234A 1985-03-29 1985-03-29 電子走査アンテナ装置 Expired - Fee Related JPH0744377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60065234A JPH0744377B2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 電子走査アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60065234A JPH0744377B2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 電子走査アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61224603A JPS61224603A (ja) 1986-10-06
JPH0744377B2 true JPH0744377B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=13281015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60065234A Expired - Fee Related JPH0744377B2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 電子走査アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744377B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086488A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Kanebo Ltd 着脱自在貼り絵セット

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394186A (ja) * 1986-10-09 1988-04-25 Natl Space Dev Agency Japan<Nasda> 合成開口レ−ダ装置
JPH067159B2 (ja) * 1989-02-09 1994-01-26 運輸省船舶技術研究所長 電子走査アンテナ故障検出装置
JP2611519B2 (ja) * 1989-09-11 1997-05-21 日本電気株式会社 フェーズドアレイ空中線の性能補償装置
GB2546324B (en) * 2016-01-18 2021-08-11 Nat Chung Shan Inst Science & Tech Method and device for correcting antenna phase

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086488A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Kanebo Ltd 着脱自在貼り絵セット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61224603A (ja) 1986-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5027127A (en) Phase alignment of electronically scanned antenna arrays
JP2611519B2 (ja) フェーズドアレイ空中線の性能補償装置
US5003314A (en) Digitally synthesized phase error correcting system
US5623270A (en) Phased array antenna
US4517570A (en) Method for tuning a phased array antenna
EP3271968B1 (en) An amplitude comparison monopulse radar system
US7038620B1 (en) Warped plane phased array monopulse radar antenna
US3202992A (en) Interferometer seeker
US4180818A (en) Doppler navigation microstrip slanted antenna
JPS62108175A (ja) レ−ダ装置
TWI583055B (zh) 陣列天線與天線系統
JPH0744377B2 (ja) 電子走査アンテナ装置
US4642649A (en) Passive ranging method and apparatus using interferometric scanning
EP0313636B1 (en) Technique for roll stabilization and partitioning of phased array antenna receiving apertures
US3636563A (en) Aerial arrangements
US4001837A (en) Dual scan corner reflector antenna
JPS62200803A (ja) ビ−ム角度の温度安定度が高いマイクロストリツプアンテナ
US20170328994A1 (en) Radar system
WO2020235463A1 (ja) レーダ装置
CN107991668A (zh) 一种适用于相控阵雷达的空地测斜距方法
JP2000162310A (ja) レーダ装置
US4032917A (en) Synthesis technique for constructing cylindrical and spherical shaped wave guide arrays to form pencil beams
JP2550707B2 (ja) フェーズドアレイレーダ
JP2730521B2 (ja) アンテナ測定装置
US20230239047A1 (en) Optical scanner

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees