JPH0744039Y2 - ダイオードレーザ励起ｑスイッチ発振固体レーザ装置 - Google Patents
ダイオードレーザ励起ｑスイッチ発振固体レーザ装置Info
- Publication number
- JPH0744039Y2 JPH0744039Y2 JP1988139166U JP13916688U JPH0744039Y2 JP H0744039 Y2 JPH0744039 Y2 JP H0744039Y2 JP 1988139166 U JP1988139166 U JP 1988139166U JP 13916688 U JP13916688 U JP 13916688U JP H0744039 Y2 JPH0744039 Y2 JP H0744039Y2
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- switch
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイオードレーザ励起Ｑスイッチ発振固体レー
ザ装置に関するものである。
ザ装置に関するものである。
ダイオードレーザ励起Ｑスイッチ発振固体レーザ装置は
ダイオードレーザにて固体レーザ材料を励起し,Qスイッ
チ発振させることで，ダイオードレーザだけでは実現が
難かしい極めて尖頭値の高いレーザパルス（Ｑスイッチ
パルス）を得ることができ，また小形，高効率のレーザ
としてレーザ加工用装置に実用化されている。
ダイオードレーザにて固体レーザ材料を励起し,Qスイッ
チ発振させることで，ダイオードレーザだけでは実現が
難かしい極めて尖頭値の高いレーザパルス（Ｑスイッチ
パルス）を得ることができ，また小形，高効率のレーザ
としてレーザ加工用装置に実用化されている。
上述した従来のダイオードレーザ励起Ｑスイッチ発振固
体レーザ装置は，第２図（ｂ）に示すように，ダイオー
ドレーザの励起光出力31は一定であり，最初の第１のパ
ルスに寄与する反転分布エネルギーは32に示すように飽
和するまで蓄積され,Qスイッチ素子による固体レーザ共
振器損失の増加，減少にてＱスイッチ発振を行っている
ので,3KHz以上のＱスイッチパルス繰り返しで使用した
場合,Qスイッチパルス33の最初のパルスの尖頭値は，後
続のＱスイッチパルスの尖頭値よりも著しく高いものと
なってしまい，これをレーザ加工に用いた場合，加工不
良を生じてしまうという課題がある。
体レーザ装置は，第２図（ｂ）に示すように，ダイオー
ドレーザの励起光出力31は一定であり，最初の第１のパ
ルスに寄与する反転分布エネルギーは32に示すように飽
和するまで蓄積され,Qスイッチ素子による固体レーザ共
振器損失の増加，減少にてＱスイッチ発振を行っている
ので,3KHz以上のＱスイッチパルス繰り返しで使用した
場合,Qスイッチパルス33の最初のパルスの尖頭値は，後
続のＱスイッチパルスの尖頭値よりも著しく高いものと
なってしまい，これをレーザ加工に用いた場合，加工不
良を生じてしまうという課題がある。
本考案は従来のもののこのような課題を解決しようとす
るもので，尖頭値の揃ったＱスイッチパルス列が得られ
るダイオード励起Ｑスイッチ発振固体レーザ装置を提供
するものである。
るもので，尖頭値の揃ったＱスイッチパルス列が得られ
るダイオード励起Ｑスイッチ発振固体レーザ装置を提供
するものである。
本考案のダイオードレーザ励起Ｑスイッチ発振固体レー
ザ装置は,Qスイッチ発振停止時には固体レーザの発振し
きい値以下で固体レーザ材料を励起しておき,Qスイッチ
発振させる直前にダイオードレーザ励起光強度を固体レ
ーザ発振しきい値以上に増加させる手段を含んで構成さ
れる。
ザ装置は,Qスイッチ発振停止時には固体レーザの発振し
きい値以下で固体レーザ材料を励起しておき,Qスイッチ
発振させる直前にダイオードレーザ励起光強度を固体レ
ーザ発振しきい値以上に増加させる手段を含んで構成さ
れる。
次に本考案について図面を参照して説明する。
第１図は本考案の一実施例の概略図である。ダイオード
レーザ11からの励起出力光23は集光レンズ12を透過する
ことによって固体レーザ材14に端面に集光される。励起
光23の入射面には，固体レーザ光に対しては高反射，励
起光23に対しては無反射コートとなる全反射鏡13が固体
レーザ材14にコーティングされている。A,O,Qスイッチ
素子15は出力鏡16と全反射鏡13で構成される固体レーザ
共振器内に置かれ，連続励起固体レーザをＱスイッチ発
振させる。Ｑスイッチ制御外部信号21により制御された
Ｑスイッチ繰り返し周波数発振器20の出力信号は高周波
ドライバ19を経てA,O,Qスイッチ素子15に印加され，ま
たリトリガブルパルス発生器18に送られる。リトリガブ
ルパルス発生器18はＱスイッチ繰り返し周波数発振器20
からの繰り返し信号のパルスで動作する。リトリガブル
パルス発生器18が動作すると，その出力信号によってレ
ーザダイオードドライバ17が駆動される。
レーザ11からの励起出力光23は集光レンズ12を透過する
ことによって固体レーザ材14に端面に集光される。励起
光23の入射面には，固体レーザ光に対しては高反射，励
起光23に対しては無反射コートとなる全反射鏡13が固体
レーザ材14にコーティングされている。A,O,Qスイッチ
素子15は出力鏡16と全反射鏡13で構成される固体レーザ
共振器内に置かれ，連続励起固体レーザをＱスイッチ発
振させる。Ｑスイッチ制御外部信号21により制御された
Ｑスイッチ繰り返し周波数発振器20の出力信号は高周波
ドライバ19を経てA,O,Qスイッチ素子15に印加され，ま
たリトリガブルパルス発生器18に送られる。リトリガブ
ルパルス発生器18はＱスイッチ繰り返し周波数発振器20
からの繰り返し信号のパルスで動作する。リトリガブル
パルス発生器18が動作すると，その出力信号によってレ
ーザダイオードドライバ17が駆動される。
次にＱスイッチパルス発振におけるタイミングを第２図
（ａ）を第１図と共に用いて説明する。
（ａ）を第１図と共に用いて説明する。
Ｑスイッチ制御外部信号21が入力されると，固体レーザ
共振器には,A.O.Qスイッチ素子15によって,Qスイッチ繰
返し周波数発振器20で決められた周期Ｔ例えば0.2ms
と，パルス幅τ例えば７μｓの損失変調25が与えられ
る。ダイオードレーザの制御信号24はＱスイッチ制御外
部信号21が入力され，共振器損失が大から小となり（時
刻t1）τ秒後に再び増大する時（t2）まではリトリガブ
ルパルス発生器18により低レベルであり，その後高レベ
ルになるようになっている。
共振器には,A.O.Qスイッチ素子15によって,Qスイッチ繰
返し周波数発振器20で決められた周期Ｔ例えば0.2ms
と，パルス幅τ例えば７μｓの損失変調25が与えられ
る。ダイオードレーザの制御信号24はＱスイッチ制御外
部信号21が入力され，共振器損失が大から小となり（時
刻t1）τ秒後に再び増大する時（t2）まではリトリガブ
ルパルス発生器18により低レベルであり，その後高レベ
ルになるようになっている。
従って励起光出力23も，発振停止時は固体レーザ発振し
きい値以下の低いレベルであったのが，高い励起光出力
となる。最初のＱスイッチ発振に寄与するレーザ材料内
の反転分布26は，低いレベルから蓄積されるので，第1Q
スイッチパルスから尖頭値の揃ったＱスイッチパルス列
22が得られる。
きい値以下の低いレベルであったのが，高い励起光出力
となる。最初のＱスイッチ発振に寄与するレーザ材料内
の反転分布26は，低いレベルから蓄積されるので，第1Q
スイッチパルスから尖頭値の揃ったＱスイッチパルス列
22が得られる。
以上説明したように本考案は,Qスイッチ発振停止時には
固体レーザの発振しきい値以下で固体レーザ材料を励起
しておき,Qスイッチ発振させる直前にダイオードレーザ
励起光強度を固体レーザ発振しきい値以上に増加させる
手段を有することにより，尖頭値の揃ったＱスイッチパ
ルス列を得られると共に、消費電力の低減化及びダイオ
ードレーザの長寿命化を図れるという効果がある。
固体レーザの発振しきい値以下で固体レーザ材料を励起
しておき,Qスイッチ発振させる直前にダイオードレーザ
励起光強度を固体レーザ発振しきい値以上に増加させる
手段を有することにより，尖頭値の揃ったＱスイッチパ
ルス列を得られると共に、消費電力の低減化及びダイオ
ードレーザの長寿命化を図れるという効果がある。
第１図は本考案の一実施例の概略図，第２図（ａ）
（ｂ）は本考案および従来のもののＱスイッチパルス発
振における各部のタイミング図である。 記号の説明:11はダイオードレーザ,12は集光レンズ,13
は全反射鏡,14は固体レーザ材料,15はA.O.Qスイッチ素
子,16は出力鏡,17はLDドライバ,18はリトリガブルパル
スジェネレータ,19は高周波（RF）ドライバ,20はＱスイ
ッチ繰返し周波数発振器,21はＱスイッチ制御外部信号,
22はＱスイッチレーザパルス,23は励起出力光,24はダイ
オードレーザ制御信号である。
（ｂ）は本考案および従来のもののＱスイッチパルス発
振における各部のタイミング図である。 記号の説明:11はダイオードレーザ,12は集光レンズ,13
は全反射鏡,14は固体レーザ材料,15はA.O.Qスイッチ素
子,16は出力鏡,17はLDドライバ,18はリトリガブルパル
スジェネレータ,19は高周波（RF）ドライバ,20はＱスイ
ッチ繰返し周波数発振器,21はＱスイッチ制御外部信号,
22はＱスイッチレーザパルス,23は励起出力光,24はダイ
オードレーザ制御信号である。
Claims (1)
- 【請求項１】ダイオードレーザにて固体レーザ材料を励
起し,Qスイッチ発振させるダイオードレーザ励起Ｑスイ
ッチ発振固体レーザにおいて,Qスイッチ発振停止時には
固体レーザの発振しきい値以下で固体レーザ材料を励起
しておき,Qスイッチ発振させる直前にダイオードレーザ
励起光強度を固体レーザ発振しきい値以上に増加させる
手段を有することを特徴とするダイオードレーザ励起Ｑ
スイッチ発振固体レーザ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139166U JPH0744039Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | ダイオードレーザ励起ｑスイッチ発振固体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139166U JPH0744039Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | ダイオードレーザ励起ｑスイッチ発振固体レーザ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0260265U JPH0260265U (ja) | 1990-05-02 |
| JPH0744039Y2 true JPH0744039Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31402171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988139166U Expired - Fee Related JPH0744039Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | ダイオードレーザ励起ｑスイッチ発振固体レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744039Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4708109B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-06-22 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | ファイバレーザ装置 |
| JP5203573B2 (ja) * | 2006-03-23 | 2013-06-05 | ミヤチテクノス株式会社 | レーザ加工装置 |
| JP5439836B2 (ja) * | 2009-02-10 | 2014-03-12 | 株式会社島津製作所 | 固体レーザ装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4761786A (en) * | 1986-12-23 | 1988-08-02 | Spectra-Physics, Inc. | Miniaturized Q-switched diode pumped solid state laser |
| JPS6351476U (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-07 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP1988139166U patent/JPH0744039Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0260265U (ja) | 1990-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |