JPH0743659Y2 - クランプセンサ - Google Patents

クランプセンサ

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JPH0743659Y2
JPH0743659Y2 JP5224389U JP5224389U JPH0743659Y2 JP H0743659 Y2 JPH0743659 Y2 JP H0743659Y2 JP 5224389 U JP5224389 U JP 5224389U JP 5224389 U JP5224389 U JP 5224389U JP H0743659 Y2 JPH0743659 Y2 JP H0743659Y2
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JP
Japan
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magnetic
shield
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face
case
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JP5224389U
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JPH02141868U (ja
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康文 鈴木
順 戸井
英雄 渡辺
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Hioki EE Corp
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Hioki EE Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はクランプセンサに係り、さらに詳しくは、外
部磁界や近接電線からの影響を少なくしたクランプセン
サに関する。
[従来の技術] クランプ式電流計は、活線状態にある被測定電線の外包
を可能にして形成されたクランプセンサを有して構成さ
れている。また、これにより精度よく測定するために
は、外部磁界や近接電線などからの好ましくない影響を
少なくしてやらなければならず、この必要から、クラン
プセンサを構成している磁気コアはシールドケースに収
容され、所要の磁気シールド効果が得られるようになっ
ている。
第3図は、このような必要から、開閉可能に分割形成さ
れている磁気コア3,4に対し、各別にその全面を覆うよ
うにして高透磁率磁性材料からなるシールドケース1,2
を配設した場合の従来例を示すものであり、これによ
り、有効な磁気シールド効果を得ることができるように
なっている。なお、図中の符号5,6はコアホルダを、7
はコイルをそれぞれ示す。
しかし、第4図に示すクランプセンサのように、磁束を
検出するために磁電変換素子8を磁気コア4に介装させ
てある場合には、この磁電変換素子8自体の厚みが磁気
空隙となって磁気回路の磁気抵抗を低下させることにな
り、透磁率が高く、かつ、磁気空隙を有さずに磁気結合
が強くなっているシールドケース1,2の側を漏洩磁束が
通る傾向にある。このことは、本来、磁気コア3,4を通
るべき磁束が減少してしまうことを意味するものであ
り、特性を悪化させる大きな要因となっていた。
一方、第5図に示すクランプセンサは、一対のシールド
ケース1,2を閉じた状態とした際に、シールドケース1,2
相互間に敢えて磁気空隙を形成するようにすることで、
第4図の従来例にみられたような不都合を解消するよう
にしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第5図に示すクランプセンサによる場合には、
シールドケース1,2相互の間に空隙が生じてしまうこと
から、外部磁界や近接電線からの大きな影響を受けるこ
とになり、この点において測定精度との関係で問題を残
すものであった。
この考案は、従来からあるクランプセンサにみられた上
記不都合に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁
電変換素子などの磁電変換手段を有していない側の磁気
コアを確実に磁気シールドすることができるクランプセ
ンサを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記目的を達成しようとするものであり、
その構成上の特徴は、開閉可能に分割形成されたシール
ドケースのそれぞれに注型用樹脂材を介して各別に収容
固定して略方形の磁気回路の形成が可能に配設された一
対の磁気コアを有してなるクランプセンサであって、磁
電変換素子を有しない側の磁気コアを非磁性金属材料か
らなる内ケースを介して内包する一方のシールドケース
は、その閉止時に磁電変換素子を有する側の磁気コアを
内包する他方のシールドケースの開口端面に前記内ケー
スの開口端面が対面合致し、かつ、前記他方のシールド
ケースの上部外側面を外被する裾長さを付与して形成し
たことにある。
[作用] このため、活線状態にある被測定電線を外包して閉止さ
せた状態にあるシールドケースは、相互の間に空隙を形
成することなく密着させることができ、磁気コアに対す
る外部磁界や近接電線からの影響を少なくして被測定電
線を精度よく測定することができる。しかも、磁電変換
素子を有しない側の磁気コアは、シールドケースとの間
に介在させた非磁性金属材料からなる内ケースに収容固
定されているので、シールドケースとの間の磁気結合を
弱くすることができ、磁気コアを通る磁束の減少を阻止
することにより特性悪化の要因を少なくすることができ
る。
[実施例] 以下、図面に基づきこの考案の実施例を詳説する。
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図であり、
クランプ式電流計を構成するクランプセンサは、その閉
止時に略方形形状の磁気回路を形成すべく、コ字形を呈
してなる一対の磁気コア13,14がその凹部にコアカバー2
3,24を有して各別に固定収容され、かつ、相互に開閉可
能となって形成された一対のシールドケース11,12を有
し、活線状態にある被測定電線の外包を可能にして設け
られている。この場合、一方の側、図示例によれば上側
に位置させてある磁気コア13の側は、この磁気コア13が
収容されるシールドケース11との間に介在させた非磁性
金属材料からなる内ケース15に配設された注型用樹脂材
16を介して固定されており、この内ケース15の開口端面
17は、他方の側、図示例によれば下側に位置するシール
ドケース12の開口端面18と対面合致するようにして形成
されている。また、シールドケース11,12における一方
の側、図示例によれば上側に位置するシールドケース11
は、その閉止時に、下側に位置するシールドケース12の
上部外側面を覆うに足りる裾長さを付与して形成されて
おり、この部位においてシールドケース11,12により二
重のシールド層を形成しながら閉止可能となっている。
なお、シールドケース11,12、及びこれに収容して内包
される磁気コア13,14のそれぞれは、パーマロイやフェ
ライト等、適宜の高透磁率磁性材料により形成されたも
のが用いられている。また、一対の磁気コア13,14自体
は、一方の側、図示例によれば上側に位置する磁気コア
13がその高さを低くした略コ字形に、他方の側、図示例
によれば下側に位置する磁気コア14がその高さを高くし
た略コ字形に形成されており、それぞれの突合せ端面を
介することで相互に密接が可能となっている。
一方、他方の側のシールドケース、図示例では下側に位
置しているシールドケース12の側の磁気コア14には、そ
の垂直部20を挿通させてこれに保持させたコアボビン26
と、このコアボビン26を介して捲回された巻線27とで形
成されるコイル25が配設されている。このコイル25から
は、ベース材28を介してリード線が取り出されており、
シールドケース12に取着されているコネクタ29に接続さ
れている。また、この磁気コア14における下側に位置す
る水平部21には、空隙が形成されており、この空隙を介
してホール素子等の磁電変換素子22が介在配置されてお
り、その全体は注型用樹脂材19によりシールドケース12
内に固定されている。
この考案は、上述のようにして構成されているので、被
測定電線を外包して閉止させた状態にあるシールドケー
ス11,12は、一方の側、図示例では上側に位置している
シールドケース11が他方の側のシールドケース12の上部
外側面を覆うようにして位置することになるので、この
部位に二重のシールド層を形成することができ、磁気コ
ア13,14に対する外部磁界や近接電線からの影響を少な
くして被測定電線を測定することができる。また、磁電
変換素子22を有しない側の磁気コア13は、シールドケー
ス11との間に介在させた非磁性金属材料からなる内ケー
ス15に収容固定されており、しかも、この内ケース15の
開口端面17は、他方の側のシールドケース12の開口端面
18と対応合致しているので、シールドケース11,12相互
間の磁気結合を弱くすることができ、磁気コア13,14を
通る磁束の減少を阻止することにより特性悪化の要因を
少なくすることができる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、非測定電線を外包
して閉止させた状態にあるシールドケースは、その開口
面近傍に位置する部位を二重のシールド構造とすること
ができ、磁気コアに対する外部磁界や近接電線からの影
響を少なくして被測定電線を測定することができる。し
かも、磁電変換素子を有しない側の磁気コアは、シール
ドケースとの間に介在させた非磁性金属材料からなる内
ケースに収容固定されているので、シールドケースとの
間の磁気結合を弱くすることができ、磁気コアを通る磁
束の減少を阻止することにより特性悪化の要因を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、同じく横断面図、第3図は、従来例を示す要部を切
り欠いた正面図、第4図と第5図とは、他の従来例を示
す縦断面図である。 11,12……シールドケース、13,14……磁気コア、15……
内ケース、16……注型用樹脂材、17,18……開口端面、1
9……注型用樹脂材、20……垂直部、21……水平部、22
……磁電変換素子、23,24……コアホルダ、25……コイ
ル、26……コアボビン、27……巻線、28……ベース材、
29……コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能に分割形成されたシールドケース
    のそれぞれに注型用樹脂材を介して各別に収容固定して
    略方形の磁気回路の形成が可能に配設された一対の磁気
    コアを有してなるクランプセンサにおいて、 磁電変換素子を有しない側の磁気コアを非磁性金属材料
    からなる内ケースを介して内包する一方のシールドケー
    スは、その閉止時に磁電変換素子を有する側の磁気コア
    を内包する他方のシールドケースの開口端面に前記内ケ
    ースの開口端面が対面合致し、かつ、前記他方のシール
    ドケースの上部外側面を外被する裾長さを付与して形成
    したことを特徴とするクランプセンサ。
JP5224389U 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ Expired - Lifetime JPH0743659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5224389U JPH0743659Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

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JP5224389U JPH0743659Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

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Publication Number Publication Date
JPH02141868U JPH02141868U (ja) 1990-11-29
JPH0743659Y2 true JPH0743659Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=31572383

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5224389U Expired - Lifetime JPH0743659Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 クランプセンサ

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JPH02141868U (ja) 1990-11-29

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