JPH0743626Y2 - 円柱型ロードセル本体の構造 - Google Patents

円柱型ロードセル本体の構造

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JPH0743626Y2
JPH0743626Y2 JP7939191U JP7939191U JPH0743626Y2 JP H0743626 Y2 JPH0743626 Y2 JP H0743626Y2 JP 7939191 U JP7939191 U JP 7939191U JP 7939191 U JP7939191 U JP 7939191U JP H0743626 Y2 JPH0743626 Y2 JP H0743626Y2
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JP
Japan
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load
load cell
cell body
cylindrical
parallel
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Application number
JP7939191U
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JPH053956U (ja
Inventor
勝久 片瀬
勝 杉崎
清 金森
Original Assignee
株式会社オリエンテック
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Publication date
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  • Measurement Of Force In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、低荷重レンジタイプ
で、円柱形状の外装ケースに収納するのに適した、円柱
型ロードセル本体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】普通、ロードセルはその取付場所の関係
から、或は商品的価値の関係から、外観的に円柱形状を
したものが多いが、内部に収納されているロードセル本
体については、全体が矩形状のものや、放射状ビームを
有する円柱形状のものが用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、矩形状のもの
は、言う迄もなく、これを円柱形状の外装ケースに納め
ようとすると、どうしても外形が大きくなり、又放射状
ビームを有する円柱形状のものは、収納し易く偏荷重に
は強いが、中心を荷重受とし、円周縁を固定部としてい
るので、各放射ビームが半径よりかなり短くなり、この
結果ビームが強くて低荷重には不向きで、これを低荷重
用に改良しようとして放射状ビームを薄くすると、そこ
に貼着される歪ゲージの発熱等が悪影響して、精度が上
げられない難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】それ故、ロードセル本体
10の外観を円柱形状とし、この円柱形状の下段部10
Bには、その円盤内で出来るだけ長いビームが取れるよ
うに、複合並行ビーム14、15を形成し、上段部10
Aには、この並行ビーム14、15のそれぞれ一端と結
合した固定部17と、中心以上に伸びた荷重受18とを
形成した。
【0005】
【作用】円柱状素材の下段部10Bの全体を使って、並
行ビーム14、15を形成してあるから、並行ビーム1
4、15を長く製作することができ、ビームの厚さを薄
くしないでも、低荷重レンジの測定が精度よく行なわれ
る。又着力点であるネジ孔18aに対し、複合した並行
ビーム14、15が対称となっているから偏荷重に強
く、更に全体も円柱状であるから円柱形状の外装ケース
に収納し易い。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面を参照して説明する。図
中、10はロードセル本体で、円柱形状をした素材を、
下面側から厚さの約半分超の深さまで、各辺がそれぞれ
LとMである略長方形の洞穴11(第2、3図)を穿
ち、又上面側からも厚さの約半分まで、幅が一方辺Lよ
り狭く、他方辺Mに平行で、Mより長い中央路を残し
て、一対の角柱凹部12、13を削り取り、更に一部の
外周面を他方辺Mに平行な面でに切削(側面14a、1
5aを形成)して、角形状の並行ビーム14、15が複
合形成された下段部10Bを構成する。なお、角柱凹部
12、13の長さは外周面まで達しても構わない。
【0007】次に、中央に位置している角柱状の中央路
に、中心(ネジ孔18a)よりやや左方位置で溝16を
切削することにより、固定部17と荷重受18とが分離
形成された上段部10Aを構成する。このため、全体的
形状としては、下段部10Bには洞穴11を囲んで並行
ビームI4、15が、上段部10Aには溝16を境にし
て固定部17と荷重受18とが対面している。
【0008】ここで、符号14a−1、15a−1(第
1、2図)は側面14a、15aに設けられた連結円状
の貫通孔で、荷重受18に加えられた外力(負荷)に対
する応力を、ここに集中させるために設けられる。17
a、17b(第3図)は固定部17に設けられた貫通孔
で、ロードセル本体10を基台(図示せず)に固定する
ための固定ボルトを通す孔である。18a(第1図)は
ネジ孔で、円柱状素材の中心位置となるように荷重受1
8の先端部に設けられており、図示しないが、負荷棒が
ここに連結されて、外力(負荷)を受けるようになって
いる。19(a〜d)、20(a〜d)は並行ビーム1
4、15のそれぞれ上下面に貼着された歪ゲージで、検
出された抵抗変化は図示しないリード線により外部に導
かれ、公知の電気回路により検出される。
【0009】今、測定に際して、荷重受18のネジ孔1
8aの位置に外力(負荷)が加えられると、これに応じ
て、比較的長く作られた受感部である並列ビーム14、
15は低荷重でも比較的大きく撓んで、そこに貼着され
た歪ゲージ19、20の抵抗を変化させるから、この変
化をよく知られたブリッジ回路で検出すれば、外力(負
荷)を知ることができる。
【0010】この時、仮に外力に偏向した力が混在して
いても、着力点(ネジ孔18a)を中心として対称的に
並行ビーム14、15が並んでおり、又歪ゲージ19、
20の各素子も着力点対称となっているから、この関係
をブリッジ回路の対辺に適用すれば、偏荷重の影響を除
去することができる。
【0011】又言う迄もなく、ロードセル本体10は円
柱状であるから、これを円柱形状の外装ケースに入れて
製品とすることは容易であり、容器が密封型の場合に
は、下段部10Bに洞穴11が形成されているので、こ
の部分に密封内部の気圧変動を補正するためのベローズ
を設置することも可能である。
【0012】なお、上述では、円柱形状の上段部10
A、下段部10Bの厚さ(深さ)が同等程度として図示
したが、固定部17、荷重受18の強度は、自己撓み
(固定部の取付け不安定による撓みを含む)が無い強さ
であれば十分であるから、必ずしも同じ厚さにする必要
はない。又側面14a、15aの切削は並行ビーム1
4、15の曲げ量を計算するのに便利ではあるが、必ず
しも必要なものではない。
【0013】
【考案の効果】このように、本考案では、ロードセルを
円柱形状とし、これを上段部と下段部に分け、下段部に
比較的長い並行ビームを設置することができたから、低
荷重レンジの測定に適し、円柱形状の容器にも収納し易
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例を裏側から見た斜視図である。
【図3】同実施の平面図である。
【符号の説明】
10 ロードセル本体 10A 上段部 10B 下段部 11 洞穴 12 角柱凹部 13 角柱凹部 14 並行ビーム 15 並行ビーム 16 溝 17 固定部 18 荷重受 18a ネジ孔 19(a〜d) 歪ゲージ 20(a〜d) 歪ゲージ L 一方辺 M 他方辺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状素材の下面側から、各辺がL、M
    からなる略長方形の洞穴11を、下端部10Bを僅かに
    越える深さに穿ち、上面側からは一方辺Lより狭い幅で
    他方辺Mと平行な中央路(16、17、18)を上段部
    10Aの深さに残して、他方辺Mより長い角柱凹部1
    2、13を上段部10Aから削り取り、前記中央路(1
    6、17、18)に中心より左方位置で溝16を切削す
    ることにより、左方に固定部17、右方に荷重受18を
    分離形成した形状を有し、全体的構成が下段部10Bに
    並行ビーム14、15が、上段部10Aに固定部17、
    荷重受18が設けられたことを特徴とする円柱型ロード
    セル本体の構造。
JP7939191U 1991-06-28 1991-06-28 円柱型ロードセル本体の構造 Expired - Lifetime JPH0743626Y2 (ja)

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JP7939191U JPH0743626Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 円柱型ロードセル本体の構造

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Publication Number Publication Date
JPH053956U JPH053956U (ja) 1993-01-22
JPH0743626Y2 true JPH0743626Y2 (ja) 1995-10-09

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