JPH0743616A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH0743616A
JPH0743616A JP5190097A JP19009793A JPH0743616A JP H0743616 A JPH0743616 A JP H0743616A JP 5190097 A JP5190097 A JP 5190097A JP 19009793 A JP19009793 A JP 19009793A JP H0743616 A JPH0743616 A JP H0743616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyecup
cam
eyepiece
eye cup
cup cylinder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5190097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Iizuka
俊美 飯塚
Yoshiki Kino
芳樹 木野
Hidefumi Nodagashira
野田頭  英文
Katsumi Azusazawa
勝美 梓澤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Priority to US08/280,470 priority patent/US5672862A/en
Priority to DE1994626246 priority patent/DE69426246T2/de
Priority to EP94111864A priority patent/EP0636916B1/en
Publication of JPH0743616A publication Critical patent/JPH0743616A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のゴムを折りたたむ形式のアイカップの
欠点であったゴムの変形によって眼の瞳位置が不安定に
なることがなく、小さな力で伸縮が容易に行える光学機
器を提供する。 【構成】 接眼部に摺動自在に嵌挿したアイカップを観
察者とは反対方向にバネで付勢して通常は収納状態とし
ておき、使用を開示するときに観察者が自分に適した引
き出し位置にアイカップを引き出す。引き出されたアイ
カップはカムとカムピンによって、バネによる付勢力の
方向と回転方向のみを係止するようにしたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は望遠鏡やカメラのファイ
ンダ−などの観察用の光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、望遠鏡などの観察用光学機器の接
眼部は、接眼レンズのアイポイントと観察者の瞳位置を
合わせるために、顔の形状や眼鏡の使用の有無によって
複数のアイカップ部材をつけ替えたり、図6及び図7に
示すようにゴム製のアイカップを使用していた。同図に
示すアイカップは、眼鏡の使用時にゴム部材を折り返し
て長さを短くすることによって正しいアイポイントで観
察できるようにしたものである。
【0003】実公昭47−5089及び実公昭36−4
461ではアイカップを観察者側にバネで付勢し、バネ
に抗してアイカップを押し縮めると係止手段によりアイ
カップが縮んだ状態に保持される発明が開示されてい
る。また実開昭63−54119、実公平4−4768
9及びUSP4523818では光軸方向に摺動するア
イカップを一定位置に保持するスナップ機構を設けた発
明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】接眼部に組み込まれた
アイカップ部材の位置は、観察者の個人差によって正し
く調整されなければならない。観察者の瞳位置がアイポ
イントと一致しないと、観察できる視野が狭められた
り、陰りが生じることがある。そのためにアイカップ部
材は容易に位置調整できなければならない。また、光学
機器をケ−ス等に収納するときにはアイカップを最短位
置に縮めて置くことが望ましい。しかし上述の図6及び
図7に示した従来例では、ゴム製アイカップを伸ばした
状態ではゴムの弾力性のためにアイカップが変形して眼
の位置が安定しない。ゴムの硬度を上げると、変形しに
くくなるが折畳が困難になる。さらに、ゴム製アイカッ
プは折畳位置の微調整は困難であるし、折畳部の耐久性
にも問題がある。これらの問題を解決するために接眼部
にアイカップを摺動自在に保持して、光軸方向の観察者
側にアイカップをバネで付勢して伸縮を可能にしている
ものがあるが、観察者側にバネ付勢しているためにアイ
カップに顔を押し当てるとバネが縮んでしまい眼の位置
が不安定になる。バネ定数を大きくするとアイカップを
伸ばした位置では安定するが縮めることが困難になる欠
点がある。また縮めた時の係止手段はアイカップが回転
するとはずれる構造となっているため、観察中不用意に
アイカップが回転した場合アイカップが観察者の目に向
かって勢いよく飛び出すこともあり大変危険である。さ
らに別の従来例では光軸方向に摺動するアイカップを所
定の位置に保持するスナップ機構を設けた接眼部が発明
されている。スナップ機構によって伸縮は容易である
が、アイカップを引き出した状態で顔を強く押し当てる
とスナップ機構がはずれアイカップが縮んでしまう。ス
ナップ力を強くすると不用意には縮まないが伸縮が困難
になり、中間の係止位置で停止させることも難しくなる
などの欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決するために、接眼部に摺動自在に嵌挿したアイカップ
を観察者とは反対方向にバネで付勢して通常は収納状態
にしておき、使用を開始するときに観察者が自分に適し
た引き出し位置にアイカップを引き出す。引き出された
アイカップはカムとカムピンによって、バネによる付勢
力の方向と回転方向のみを係止するようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0007】図1は本発明の第1の実施例である光学機
器の接眼部を示す図であり、光軸より上半分が断面を示
し、下半分が外側から見た図で、一部分は内部が見える
ように削除した図である。
【0008】図1において、1は接眼レンズ保持枠、1
0は接眼レンズ保持枠1に設けられたカム、2は接眼レ
ンズ鏡筒、3は視野絞り、4は接眼レンズ、5はアイカ
ップ筒、6はアイカップゴム、7はカムピン、8は圧縮
バネ、9は外装カバ−、11は観察者の眼、12は眼鏡
のレンズである。
【0009】図2は図1に示したカム10の展開図、図
3は図1に示したものと同じ接眼部を示す図であり、ア
イカップ筒5を引き出した状態を表す。図に示す符号は
図1に示したものと同じであるため説明を省略する。図
4は図3に示したカム10の展開図である。
【0010】図5は図1から図4に示したカムの別の実
施例である。
【0011】同図において13はカム、13a ・13b
・13c はカム13の三か所の係止部、7はカムピンで
ある。
【0012】次に、図1から図4に示した実施例の動作
を説明する。
【0013】図1はアイカップ筒5を収納した状態を示
し、眼鏡を掛けた観察者が使用するために最適になるよ
うにアイカップゴム6の位置が決められている。そのた
め、観察者の眼鏡をアイカップゴム6に押し当てたとき
に眼の瞳が正しく接眼レンズのアイポイントに一致して
光学系の性能が最も良い状態で使用できる。アイカップ
ゴム6は、眼鏡レンズが接触してもレンズに傷が付かな
いようにするために設けられている。
【0014】光学機器に取りつけられた接眼レンズ保持
枠1は、内側に接眼レンズ4を抱いた接眼レンズ鏡筒を
保持し、アイカップ筒5が摺動可能に嵌挿されている。
また、接眼レンズ保持枠1には一か所または複数か所の
カム10が孔設されている。アイカップ筒5にはカム1
0の数と同数のカムピンが植設されていて、カム10と
係合している。接眼レンズ保持枠1とアイカップ筒5の
間には、圧縮バネ8を入れて接眼レンズ保持枠1に対し
てアイカップ筒を光軸方向に観察者と反対方向に付勢し
ている。このときアイカップピン7はカム10の展開図
である図2において、観察者から最も遠い端部10a
あり、安定して係止されている。
【0015】つぎに図1に示したアイカップ筒5を引き
出した状態の接眼部を示す図3について説明する。アイ
カップ筒の引き出し量は、眼鏡を使用しない観察者が使
用する場合に最適になるように決められている。アイカ
ップを引き出さない状態では眼の位置が必要以上に接眼
レンズに近づきすぎて、観察できる視野が狭くなってし
まう。アイカップ筒5を適切な位置に引き出すことによ
って、アイカップゴム6に顔を押し当てたときに眼の瞳
位置が接眼レンズのアイポイントと正しく一致して光学
性能を損なうことなく観察が行なえる。アイカップ筒5
と共にカムピン7を、カム10の位置10a からアイカ
ップ筒5が止まるまで引き出し、時計回りに回動させる
とカム10b を通過してつき当たり止まる。そこで手を
離すとバネ8の付勢力によってカム10c の位置に係止
される。その状態でカムピン7は光軸回りの回動と、観
察者と反対方向への移動を制限されている。接眼レンズ
を使用する時は顔をアイカップに押し当てて使用するた
め、バネ8のバネ定数が小さい場合でもアイカップは縮
んでしまうことなく安定して保持されている。
【0016】光学機器をケ−ス等に収納する時や眼鏡を
使用する時に再びアイカップを縮める場合は、今まで説
明したこととは逆の操作をすればよく、アイカップゴム
をつまみあげて反時計方向に回動させて手を放せば、バ
ネ8の付勢力によってカムピン7はカム10a に自動的
に復帰する。
【0017】次に本発明の別の実施例について説明す
る。
【0018】図5は本発明のカムに関する別の実施例の
展開図を示す。図1から図4に示した実施例のカムは1
a と10c の二か所の係止位置が設けられていた。図
5に示すカム13では13a ・13b ・13c の三か所
の係止位置を設け、アイカップの位置をより細かく調整
できるようにしたものである。同図において7はカムピ
ンでアイカップが一番縮んだ状態の位置を示し、前述の
図3で説明したものと同じ操作方法でカムピン7をカム
13b または13c に移動することによってアイカップ
の位置を三か所で調整可能にしたものである。
【0019】さらにアイカップの係止位置を三か所以上
設けて、より細かくアイカップ位置の調整を行うことも
可能であることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学機器の
接眼部は、従来のゴムを折りたたむ形式のアイカップの
欠点であったゴムの変形によって眼の瞳位置が不安定に
なることもなく、小さな力で伸縮が容易に行える。また
ゴムの折りたたみ部の劣化のような耐久性の問題もな
い。
【0021】前述の従来例のなかでバネを利用したアイ
カップについて説明したが、本発明ではアイカップが縮
まる方向にバネ付勢していて、回動も規制されているた
め不用意にアイカップが飛び出して眼を傷つける危険性
は全く無い。さらにバネ力は弱いものが使用できるた
め、指先だけの小さな力でアイカップの伸縮が行える効
果がある。バネ力が弱いにもかかわらず、アイカップに
顔を強く押し当てても不用意にアイカップが縮まない構
造であるため、光学機器を安心して使用できる。
【0022】前述の従来例の中でスナップ機構を設けた
アイカップについても説明したが、本発明のアイカップ
はスナップ式のものと同じくらい操作性がよく、個人差
による眼の位置の調整についても、複数か所でアイカッ
プを係止させることも容易であり、スナップ式のように
不用意にアイカップが縮んでしまうことも全くないこと
は前述のとうりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す半断面図。
【図2】第1の実施例のカムの詳細を示す展開図。
【図3】第1の実施例の動作を説明するための図。
【図4】図3の実施例のカムの詳細を示す展開図。
【図5】第1の実施例のカムの別の実施例を示す図。
【図6】従来例を示す断面図。
【図7】従来例を示す断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梓澤 勝美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器の接眼レンズ部に、筒状のアイ
    カップ部材を摺動自在に嵌挿するとともに、そのアイカ
    ップ部材を観察者とは反対側にバネ部材によって付勢
    し、接眼レンズと前記アイカップ部材の距離を、少なく
    とも二か所の位置で一定に保持する係止手段を設け、該
    係止手段は、接眼レンズの光軸方向に二か所以上の係止
    部を設けたカムとカムピンとから構成したことを特徴と
    する光学機器。
JP5190097A 1993-07-30 1993-07-30 光学機器 Withdrawn JPH0743616A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5190097A JPH0743616A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学機器
US08/280,470 US5672862A (en) 1993-07-30 1994-07-26 Optical apparatus having image shake preventing function
DE1994626246 DE69426246T2 (de) 1993-07-30 1994-07-29 Optische Vorrichtung mit einer Funktion zur Verhinderung von Bildzittern
EP94111864A EP0636916B1 (en) 1993-07-30 1994-07-29 Optical apparatus having image shake preventing function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5190097A JPH0743616A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743616A true JPH0743616A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16252327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5190097A Withdrawn JPH0743616A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学機器

Country Status (1)

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JP (1) JPH0743616A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1562064A1 (de) * 2004-02-05 2005-08-10 Steiner -Optik GmbH Umklappbare Augenmuschel
JP2005315937A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Raito Koki Seisakusho:Kk 双眼鏡目当て機構

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1562064A1 (de) * 2004-02-05 2005-08-10 Steiner -Optik GmbH Umklappbare Augenmuschel
US7104658B2 (en) 2004-02-05 2006-09-12 Steiner-Optik Gmbh Foldable eyepiece cup
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20001003