JPH0743362Y2 - 外装パネルの押圧装置 - Google Patents
外装パネルの押圧装置Info
- Publication number
- JPH0743362Y2 JPH0743362Y2 JP2493492U JP2493492U JPH0743362Y2 JP H0743362 Y2 JPH0743362 Y2 JP H0743362Y2 JP 2493492 U JP2493492 U JP 2493492U JP 2493492 U JP2493492 U JP 2493492U JP H0743362 Y2 JPH0743362 Y2 JP H0743362Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- exterior panel
- structural material
- push rod
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は外装パネルの押圧装置、
つまり多数のパネルを建造物の構造材の外側に張設する
際に、一枚のパネルの端部に対して別のパネルの端部を
押圧して突合せる外装パネルの押圧装置に関するもので
ある。
つまり多数のパネルを建造物の構造材の外側に張設する
際に、一枚のパネルの端部に対して別のパネルの端部を
押圧して突合せる外装パネルの押圧装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】一般に、建造物の外壁、笠木、軒、ケラ
バ、開口部等に外装パネルを張設するときは、建造物に
パネル取付用の構造材を横方向に配置固定しておき、こ
の構造材の外側面にパネルを並べて固定する。この場
合、各パネルの側端面はその横隣りのパネルの端面に突
合せ、隙間なく圧着させる必要がある。ところが、十分
に圧着させるためには大きな力が必要であり、人力では
無理である。特に、サンドイッチパネルのように、一方
の側端部の断面が凹状で、他方の側端部の断面が凸状に
形成されているときは、パネルの側端部全長にわたって
一方の凹部の内部に他方の凸部を圧入する作業は非常に
面倒であり、便宜的にジャッキなどを使って押圧してい
る。しかしながら、このように異なる用途に用いられる
治具をパネルの突合せに使用しても効率が悪く、この点
の解決が望まれている。
バ、開口部等に外装パネルを張設するときは、建造物に
パネル取付用の構造材を横方向に配置固定しておき、こ
の構造材の外側面にパネルを並べて固定する。この場
合、各パネルの側端面はその横隣りのパネルの端面に突
合せ、隙間なく圧着させる必要がある。ところが、十分
に圧着させるためには大きな力が必要であり、人力では
無理である。特に、サンドイッチパネルのように、一方
の側端部の断面が凹状で、他方の側端部の断面が凸状に
形成されているときは、パネルの側端部全長にわたって
一方の凹部の内部に他方の凸部を圧入する作業は非常に
面倒であり、便宜的にジャッキなどを使って押圧してい
る。しかしながら、このように異なる用途に用いられる
治具をパネルの突合せに使用しても効率が悪く、この点
の解決が望まれている。
【0003】
【考案の目的】本考案は前記問題点を解決し、特に簡単
かつ確実に外装パネルを取り付けることができる外装パ
ネルの押圧装置を提供することをその目的とする。
かつ確実に外装パネルを取り付けることができる外装パ
ネルの押圧装置を提供することをその目的とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本考案に係る外装パネルの押圧装置は、
外装パネルを建造物の構造材の外側に沿って並べて張設
するパネル張設装置であって、上記構造材上に下開口の
コ字形ベースを跨設するとともに、該ベースに対し、外
装パネルの並べ方向に摺動可能な押し杆と、該押し杆の
先端に形成されたパネル押圧板と、上記押し杆を上記並
べ方向に送り出す送り機構と、上記ベースが外装パネル
の並べ方向と逆方向への移動を阻止する逆止爪とを設け
たことを特徴とする。
の手段として、本考案に係る外装パネルの押圧装置は、
外装パネルを建造物の構造材の外側に沿って並べて張設
するパネル張設装置であって、上記構造材上に下開口の
コ字形ベースを跨設するとともに、該ベースに対し、外
装パネルの並べ方向に摺動可能な押し杆と、該押し杆の
先端に形成されたパネル押圧板と、上記押し杆を上記並
べ方向に送り出す送り機構と、上記ベースが外装パネル
の並べ方向と逆方向への移動を阻止する逆止爪とを設け
たことを特徴とする。
【0005】
【考案の作用、効果】上記構成のように、本考案に係る
外装パネルの押圧装置によれば、ベ−スに設けた送り機
構を介して押し杆を外装パネルの並べ方向に摺動させる
ことにより、該押し杆の先端に形成されたパネル押圧板
によって上記外装パネルが押され隙間なく圧着させるこ
とができる。これによって、建造物の構造材の外側に簡
単かつ確実に外装パネルを取り付けることができる。ま
た、構造材上に跨設された上記ベ−スは逆止爪によって
上記外装パネルの並べ方向と逆方向への移動を阻止する
ことができるので、該外装パネルの並べ方向への押し出
しを正確に行なうことができる。
外装パネルの押圧装置によれば、ベ−スに設けた送り機
構を介して押し杆を外装パネルの並べ方向に摺動させる
ことにより、該押し杆の先端に形成されたパネル押圧板
によって上記外装パネルが押され隙間なく圧着させるこ
とができる。これによって、建造物の構造材の外側に簡
単かつ確実に外装パネルを取り付けることができる。ま
た、構造材上に跨設された上記ベ−スは逆止爪によって
上記外装パネルの並べ方向と逆方向への移動を阻止する
ことができるので、該外装パネルの並べ方向への押し出
しを正確に行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面によって本考案の実施例について
説明する。
説明する。
【0007】図1において、符号1は建造物2の構造材
(H形鋼)であって、この構造材1は建造物2の外壁部
分に横方向に配設されている。上記構造材1の外側面に
は外装パネル3が並設されている。これらの外装パネル
3は表裏側の金属板の間に断熱材を充填してなるもの
で、一側の端面は凹状4に形成され、他側の端面は凸状
5に形成されている。そして、一方の外装パネル3の凹
状4の端面に隣接する他方の外装パネル3の凸状5の端
面を圧入して突合せるのは、次のパネル押圧装置6によ
って行なわれる。
(H形鋼)であって、この構造材1は建造物2の外壁部
分に横方向に配設されている。上記構造材1の外側面に
は外装パネル3が並設されている。これらの外装パネル
3は表裏側の金属板の間に断熱材を充填してなるもの
で、一側の端面は凹状4に形成され、他側の端面は凸状
5に形成されている。そして、一方の外装パネル3の凹
状4の端面に隣接する他方の外装パネル3の凸状5の端
面を圧入して突合せるのは、次のパネル押圧装置6によ
って行なわれる。
【0008】すなわち、パネル押圧装置6は、構造材1
上に跨設されるベース7と、上記ベース7の側壁に沿っ
て摺動可能な押し杆8と、押し杆8の先端に形成された
パネル押圧板9と、上記押し杆8を前方に送り出す送り
機構10と、ベース7の両側壁に形成された逆止爪11
とから構成されている。
上に跨設されるベース7と、上記ベース7の側壁に沿っ
て摺動可能な押し杆8と、押し杆8の先端に形成された
パネル押圧板9と、上記押し杆8を前方に送り出す送り
機構10と、ベース7の両側壁に形成された逆止爪11
とから構成されている。
【0009】ベース7は下開口のコ字形に形成され、両
側壁の外側面にはアリ溝12が形成されている。そし
て、各逆止爪11はベース7の側壁から外方に平行に張
出した2枚の張出し片13間に設けられた支軸14に軸
着され、逆止爪11の先端は側壁に形成された開口部1
5からベースの内部に突出して両側の逆止爪11がハの
字形を成すように配置されているとともに、常に両逆止
爪11が閉じる方向にバネ(図示せず)により付勢され
ている。また、逆止爪11には外部に突出する操作レバ
ー16が一体に形成さて、該操作レバー16を操作する
ことによって両逆止爪11をバネ力に抗して開くことが
できるようになっている。
側壁の外側面にはアリ溝12が形成されている。そし
て、各逆止爪11はベース7の側壁から外方に平行に張
出した2枚の張出し片13間に設けられた支軸14に軸
着され、逆止爪11の先端は側壁に形成された開口部1
5からベースの内部に突出して両側の逆止爪11がハの
字形を成すように配置されているとともに、常に両逆止
爪11が閉じる方向にバネ(図示せず)により付勢され
ている。また、逆止爪11には外部に突出する操作レバ
ー16が一体に形成さて、該操作レバー16を操作する
ことによって両逆止爪11をバネ力に抗して開くことが
できるようになっている。
【0010】次に、ベース7の側壁のアリ溝12には押
し杆ホルダ17が摺動自在に係合配置されている。この
押し杆ホルダ17は摺動板18に筒部19を一体形成し
たもので、摺動板18は上記アリ溝12に摺動により着
脱できるように配置され、筒部19には押し杆8が挿入
されている。押し杆8の先端にはパネル押圧板9が取り
付けられている。押し杆8とパネル押圧板9とはT字形
を成すように構成されている。
し杆ホルダ17が摺動自在に係合配置されている。この
押し杆ホルダ17は摺動板18に筒部19を一体形成し
たもので、摺動板18は上記アリ溝12に摺動により着
脱できるように配置され、筒部19には押し杆8が挿入
されている。押し杆8の先端にはパネル押圧板9が取り
付けられている。押し杆8とパネル押圧板9とはT字形
を成すように構成されている。
【0011】次に、押し杆8の送り出し機構10は次の
ように構成されている。すなわち、押し杆8に対して嵌
合した中空部材20に操作杆21を回動自在に取付け、
該操作杆21の端部にはコ字形片22を形成し、該コ字
形片22を上記中空部材20の両側側壁間に設けた支軸
23に回動自在に軸支するとともに、上記コ字形片22
には上記支軸23と変位した位置に係合片24を軸着し
ている。また、コ字形片22の間には歯車25が上記支
軸23に回動自在に取り付けられている。上記係合片2
4は図3に示すように操作レバ−16が矢印A方向に回
動するときは歯車25に係合し、B方向に回動するとき
は係合が外れるように配置されている。
ように構成されている。すなわち、押し杆8に対して嵌
合した中空部材20に操作杆21を回動自在に取付け、
該操作杆21の端部にはコ字形片22を形成し、該コ字
形片22を上記中空部材20の両側側壁間に設けた支軸
23に回動自在に軸支するとともに、上記コ字形片22
には上記支軸23と変位した位置に係合片24を軸着し
ている。また、コ字形片22の間には歯車25が上記支
軸23に回動自在に取り付けられている。上記係合片2
4は図3に示すように操作レバ−16が矢印A方向に回
動するときは歯車25に係合し、B方向に回動するとき
は係合が外れるように配置されている。
【0012】中空部材20の後端は押し杆ホルダ17の
筒部19に係合するように形成されている。また、押し
杆8の表面にはラック状の歯26が形成されるととも
に、上記歯車25は上記ラック状の歯26に噛合してい
る。さらに、上記中空部材20の前端には逆止片27が
取り付けられている。該逆止片27の先端は上記歯車2
5に係合可能に配置され、バネ28により常時歯車25
に係合するように押し付けられている。この逆止片27
は上記歯車25がa方向に回転しようとするときは歯車
25に係合してその回転を抑止し、b方向に回転すると
きは係合が外れるように形成されている。
筒部19に係合するように形成されている。また、押し
杆8の表面にはラック状の歯26が形成されるととも
に、上記歯車25は上記ラック状の歯26に噛合してい
る。さらに、上記中空部材20の前端には逆止片27が
取り付けられている。該逆止片27の先端は上記歯車2
5に係合可能に配置され、バネ28により常時歯車25
に係合するように押し付けられている。この逆止片27
は上記歯車25がa方向に回転しようとするときは歯車
25に係合してその回転を抑止し、b方向に回転すると
きは係合が外れるように形成されている。
【0013】前記構成において、操作杆21をA方向に
回動操作すると、係合片24が歯車25に係合するか
ら、歯車25は操作杆21の回動量に応じてb方向に回
転し押し杆8を突出させる。次に、操作杆21をB方向
に回転すると、係合片24の歯車25に対する係合が外
れ、また逆止片27は歯車25のa方向への回転を抑止
するので、歯車25は回転することができない。
回動操作すると、係合片24が歯車25に係合するか
ら、歯車25は操作杆21の回動量に応じてb方向に回
転し押し杆8を突出させる。次に、操作杆21をB方向
に回転すると、係合片24の歯車25に対する係合が外
れ、また逆止片27は歯車25のa方向への回転を抑止
するので、歯車25は回転することができない。
【0014】外装パネルの押圧装置は上述のように構成
されているので、その使用にあたっては、建造物2の構
造材1の外側に沿って並べて外装パネル3を張設すると
きは、上記構造材1の外側面に外装パネル3を並べて配
置するとともに、該構造材1上にはパネル押圧装置6を
跨設させる。そして、該パネル押圧装置6の操作杆21
を往復動させて押し杆8を突出させることによって外装
パネル3を押圧しその凸状5の端面と隣り合う外装パネ
ル3の凹状4の端面とを突合せ隙間なく圧着させればよ
い。
されているので、その使用にあたっては、建造物2の構
造材1の外側に沿って並べて外装パネル3を張設すると
きは、上記構造材1の外側面に外装パネル3を並べて配
置するとともに、該構造材1上にはパネル押圧装置6を
跨設させる。そして、該パネル押圧装置6の操作杆21
を往復動させて押し杆8を突出させることによって外装
パネル3を押圧しその凸状5の端面と隣り合う外装パネ
ル3の凹状4の端面とを突合せ隙間なく圧着させればよ
い。
【0015】上述のように外装パネルの押圧装置によれ
ば、ベ−ス7に設けた送り機構10を介して押し杆8を
外装パネル3の並べ方向に摺動させることにより、該押
し杆8の先端に形成されたパネル押圧板9によって上記
外装パネル3が押され隙間なく圧着させることができ
る。これによって、建造物2の構造材1の外側に簡単か
つ確実に外装パネル3を取り付けることができる。ま
た、構造材1上に跨設された上記ベ−ス7は逆止爪11
によって上記外装パネル3の並べ方向と逆方向への移動
を阻止することができるので、該外装パネル3の押し出
しを正確に行なうことができる。
ば、ベ−ス7に設けた送り機構10を介して押し杆8を
外装パネル3の並べ方向に摺動させることにより、該押
し杆8の先端に形成されたパネル押圧板9によって上記
外装パネル3が押され隙間なく圧着させることができ
る。これによって、建造物2の構造材1の外側に簡単か
つ確実に外装パネル3を取り付けることができる。ま
た、構造材1上に跨設された上記ベ−ス7は逆止爪11
によって上記外装パネル3の並べ方向と逆方向への移動
を阻止することができるので、該外装パネル3の押し出
しを正確に行なうことができる。
【図1】本考案に係る外装パネルの押圧装置の斜視図で
ある。
ある。
【図2】押圧装置のベ−スに設けた逆止爪の部位の斜視
図である。
図である。
【図3】押圧装置の内部構造を示す説明図である。
【図4】押圧装置を用いて外装パネルを張着する状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 構造材 2 建造物 3 外装パネル 7 ベ−ス 8 押し杆 9 パネル押圧板 10 送り出し機構 11 逆止爪
Claims (1)
- 【請求項1】 外装パネルを建造物の構造材の外側に沿
って並べて張設するパネル張設装置であって、上記構造
材上に下開口のコ字形ベースを跨設するとともに、該ベ
ースに対し、外装パネルの並べ方向に摺動可能な押し杆
と、該押し杆の先端に形成されたパネル押圧板と、上記
押し杆を上記並べ方向に送り出す送り機構と、上記ベー
スが外装パネルの並べ方向と逆方向への移動を阻止する
逆止爪とを設けたことを特徴とする外装パネルの押圧装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493492U JPH0743362Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 外装パネルの押圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493492U JPH0743362Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 外装パネルの押圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620765U JPH0620765U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0743362Y2 true JPH0743362Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12151914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2493492U Expired - Lifetime JPH0743362Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 外装パネルの押圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743362Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4435989C2 (de) | 1994-10-08 | 1998-04-16 | Heidelberger Druckmasch Ag | Formatveränderbarer Anlegetisch |
JP5031045B2 (ja) * | 2010-01-12 | 2012-09-19 | 三菱電機株式会社 | 冷凍冷蔵庫 |
JP3162511U (ja) * | 2010-06-24 | 2010-09-02 | 株式会社 松栄ルーフ | パネル密着用治具 |
JP6888935B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2021-06-18 | 大和ハウス工業株式会社 | 外壁パネルの地組架台 |
JP6863148B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-04-21 | 積水ハウス株式会社 | 外壁パネル高さ調整具 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP2493492U patent/JPH0743362Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620765U (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |