JPH0743010Y2 - 揮散性物質収容体 - Google Patents
揮散性物質収容体Info
- Publication number
- JPH0743010Y2 JPH0743010Y2 JP1988024099U JP2409988U JPH0743010Y2 JP H0743010 Y2 JPH0743010 Y2 JP H0743010Y2 JP 1988024099 U JP1988024099 U JP 1988024099U JP 2409988 U JP2409988 U JP 2409988U JP H0743010 Y2 JPH0743010 Y2 JP H0743010Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volatile substance
- permeable membrane
- film
- present
- butyl
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は透過膜を有する揮散性物質収容体に関する。
〈従来技術〉 従来この種の揮散性物質収容体は、透過膜の外側を非通
気性のフィルムで閉じていただけであった。
気性のフィルムで閉じていただけであった。
〈本考案が解決すべき問題点〉 しかしながら、上記従来の揮散性物質収容体は透過膜と
非通気性フィルムの間に揮散性物質の液だまりを生じや
すく、開封時に液だまりの揮散性物質がこぼれて、人
体、衣類、床面、家具等に付着するという欠点があっ
た。そこで、本考案は従来の欠点を除去することを目的
としてなされたものである。
非通気性フィルムの間に揮散性物質の液だまりを生じや
すく、開封時に液だまりの揮散性物質がこぼれて、人
体、衣類、床面、家具等に付着するという欠点があっ
た。そこで、本考案は従来の欠点を除去することを目的
としてなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は収容体の開口部を透過膜により閉じ、該透過膜
の外側を、吸収性部材を内面に設けたフィルムで閉じ、
かつ該吸収性部材を内面に設けたフィルムと該透過膜と
が剥離可能に設けられたことを特徴とする揮散性物質収
容体に係る。
の外側を、吸収性部材を内面に設けたフィルムで閉じ、
かつ該吸収性部材を内面に設けたフィルムと該透過膜と
が剥離可能に設けられたことを特徴とする揮散性物質収
容体に係る。
本考案において透過膜とは、液体透過性を有する分離
膜、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニル共重合体等を単独若しくは組合せて使用される
がこれらに限定されるものでない。又、透過膜は収容体
内の揮散性物質の残量が目視できる程度の透明性を有し
ているものが好ましい。本考案においてフィルムとして
はガス遮断性を有するフィルム例えば、ポリエステル、
ポリアミド、アルミニウムシール等を単独若しくは組合
せて使用されるがこれらに限定されるものでない。又、
透過性を有するフィルム例えば前出の、透過膜を使用し
てもよい。この場合、収容体を非通気性フィルムでパッ
ク包装する形態に用いられる。
膜、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニル共重合体等を単独若しくは組合せて使用される
がこれらに限定されるものでない。又、透過膜は収容体
内の揮散性物質の残量が目視できる程度の透明性を有し
ているものが好ましい。本考案においてフィルムとして
はガス遮断性を有するフィルム例えば、ポリエステル、
ポリアミド、アルミニウムシール等を単独若しくは組合
せて使用されるがこれらに限定されるものでない。又、
透過性を有するフィルム例えば前出の、透過膜を使用し
てもよい。この場合、収容体を非通気性フィルムでパッ
ク包装する形態に用いられる。
本考案において吸油性部材としては揮散性物質を吸液保
持する部材であればよく、例えば、不織布、紙、布、
綿、親油性高分子化合物等の無機、有機の吸油性部材が
使用されるがこれらに限定されるもではない。
持する部材であればよく、例えば、不織布、紙、布、
綿、親油性高分子化合物等の無機、有機の吸油性部材が
使用されるがこれらに限定されるもではない。
本考案において揮散性物質(常温及び/又は加温で揮散
する物質をいう)としては、香料類、殺菌剤、消臭剤、
忌避剤、植物生長調整剤、除草剤、衣類用防虫剤、殺虫
剤、化粧品、医薬品等を挙げることが出来、液体、ゾル
体、ゲル体等任意である。
する物質をいう)としては、香料類、殺菌剤、消臭剤、
忌避剤、植物生長調整剤、除草剤、衣類用防虫剤、殺虫
剤、化粧品、医薬品等を挙げることが出来、液体、ゾル
体、ゲル体等任意である。
本考案収容体内の揮散性物質に対し、0.01〜10%wtの3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、3−t
−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプトベンズ
イミダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネー
ト、2−t−ブチル−4−メトキシフェニノール、3−
t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
ネート、α−トコフェロール、アスコルビン酸、エリソ
ルビン酸、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブチル−
4−メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6
−t−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチ
レン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,
4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチル
フェノール),4,4′−チオ−ビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−
5−t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス〔メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナメート)〕メタン、オクタデシル−3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、フェニル−
β−ナフチルアミン。N,N−ジフェニル−p−フェニレ
ンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリ
ンポリマー及び6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,3
−ジヒドロキノリン、フィチン酸、没食子酸プロピル、
クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤレチック
酸、γ−オリザノール、ローズマリー、メラノイジン、
セージ抽出物より選択される少なくとも一種を含有する
揮散性物質を減圧防止剤として、添加しても良い。本考
案において、吸油性部材のフィルムの設け方は、全面に
設ける場合、一部に設ける場合等の内側に設けるのであ
れば任意である。
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、3−t
−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプトベンズ
イミダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネー
ト、2−t−ブチル−4−メトキシフェニノール、3−
t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
ネート、α−トコフェロール、アスコルビン酸、エリソ
ルビン酸、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブチル−
4−メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6
−t−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチ
レン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,
4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチル
フェノール),4,4′−チオ−ビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−
5−t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス〔メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナメート)〕メタン、オクタデシル−3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、フェニル−
β−ナフチルアミン。N,N−ジフェニル−p−フェニレ
ンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリ
ンポリマー及び6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,3
−ジヒドロキノリン、フィチン酸、没食子酸プロピル、
クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤレチック
酸、γ−オリザノール、ローズマリー、メラノイジン、
セージ抽出物より選択される少なくとも一種を含有する
揮散性物質を減圧防止剤として、添加しても良い。本考
案において、吸油性部材のフィルムの設け方は、全面に
設ける場合、一部に設ける場合等の内側に設けるのであ
れば任意である。
〈作用〉 本考案は上記ごとき構成を有しているので、透過膜の外
表面に揮散性物質の液だまりが生じる前に、吸油性部材
により揮散性物質が吸収されるので、液だまりが発生せ
ず、開封時に液がこぼれない。
表面に揮散性物質の液だまりが生じる前に、吸油性部材
により揮散性物質が吸収されるので、液だまりが発生せ
ず、開封時に液がこぼれない。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例にもとづき詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例の1例を示す縦断面図であり、
揮散性物質(2)を収容した収容体(1)の上面に透過
膜(3)が貼着され、さらにその上面に吸油性部材
(4)を内側全面に設けた、フィルム(5)を貼着した
場合が示されている。使用に際し、フィルム(5)を剥
がすと同時に液だまりを吸液保持した吸油性部材(4)
がはがれ、液こぼれがなく使用できる。第2図は本考案
の実施の他の1例を示す縦断面図であり、吸油性部材
(4)がフィルム(5)に部分的に設けられていること
以外は第1図のものと実質的に異なるところはない。こ
の場合、液だまりが少ない揮散性物質(2)に適してお
り吸油性部材(4)の量が少なくて良いためコスト安と
なる利点がある。第3図は本考案の実施の更に他の1例
を示す縦断面図であり吸油性部材(4)が透過膜(3)
とフィルム(5)に包み込まれていること以外は第1図
のものと実質的に異なるところはない。この場合、吸油
性部材(4)が包み込まれているので、液だれがなく使
用の際、非通気性フィルム(5)を剥がしやすいという
利点がある。
揮散性物質(2)を収容した収容体(1)の上面に透過
膜(3)が貼着され、さらにその上面に吸油性部材
(4)を内側全面に設けた、フィルム(5)を貼着した
場合が示されている。使用に際し、フィルム(5)を剥
がすと同時に液だまりを吸液保持した吸油性部材(4)
がはがれ、液こぼれがなく使用できる。第2図は本考案
の実施の他の1例を示す縦断面図であり、吸油性部材
(4)がフィルム(5)に部分的に設けられていること
以外は第1図のものと実質的に異なるところはない。こ
の場合、液だまりが少ない揮散性物質(2)に適してお
り吸油性部材(4)の量が少なくて良いためコスト安と
なる利点がある。第3図は本考案の実施の更に他の1例
を示す縦断面図であり吸油性部材(4)が透過膜(3)
とフィルム(5)に包み込まれていること以外は第1図
のものと実質的に異なるところはない。この場合、吸油
性部材(4)が包み込まれているので、液だれがなく使
用の際、非通気性フィルム(5)を剥がしやすいという
利点がある。
〈考案の効果〉 本考案は上述のごとき構成を有しているので透過膜の表
面にたまってしまう揮散性物質の液だまりを吸油性部材
により確実に吸収しえるので、開封の際に液がこぼれる
という心配がなく、フィルムを剥がすだけで、吸油性部
材も同時に剥がれるため簡便に使用が出来、使用中の収
容体の外観にも全く影響を与えない等優れた効果を有す
る。
面にたまってしまう揮散性物質の液だまりを吸油性部材
により確実に吸収しえるので、開封の際に液がこぼれる
という心配がなく、フィルムを剥がすだけで、吸油性部
材も同時に剥がれるため簡便に使用が出来、使用中の収
容体の外観にも全く影響を与えない等優れた効果を有す
る。
第1図は本考案の実施の1例を示す縦断面図、第2〜3
図は本考案の他の実施例を示す縦断面図である。 図において(1)は収容体、(2)は揮散性物質、
(3)は透過膜、(4)は吸油性部材、(5)はフィル
ムである
図は本考案の他の実施例を示す縦断面図である。 図において(1)は収容体、(2)は揮散性物質、
(3)は透過膜、(4)は吸油性部材、(5)はフィル
ムである
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−190528(JP,U) 実開 昭62−42566(JP,U) 実開 昭61−166943(JP,U) 実開 昭64−51080(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】収容体の開口部を透過膜により閉じ、該透
過膜の外側を、吸収性部材を内面に設けたフィルムで閉
じ、かつ該吸収性部材を内面に設けたフィルムと該透過
膜とが剥離可能に設けられたことを特徴とする揮散性物
質収容体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988024099U JPH0743010Y2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 揮散性物質収容体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988024099U JPH0743010Y2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 揮散性物質収容体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01128581U JPH01128581U (ja) | 1989-09-01 |
JPH0743010Y2 true JPH0743010Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31243653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988024099U Expired - Lifetime JPH0743010Y2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 揮散性物質収容体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743010Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59190528U (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-18 | 福山パ−ル紙工株式会社 | 容器 |
JPS61166943U (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-16 | ||
JPS6242566U (ja) * | 1985-09-01 | 1987-03-14 | ||
JPS63294858A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-01 | Terumo Corp | 容器包装体 |
JPS6451080U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-29 |
-
1988
- 1988-02-25 JP JP1988024099U patent/JPH0743010Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01128581U (ja) | 1989-09-01 |
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