JPH0742913U - 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置 - Google Patents

水流センサーを備えた浴槽水の循環装置

Info

Publication number
JPH0742913U
JPH0742913U JP7507793U JP7507793U JPH0742913U JP H0742913 U JPH0742913 U JP H0742913U JP 7507793 U JP7507793 U JP 7507793U JP 7507793 U JP7507793 U JP 7507793U JP H0742913 U JPH0742913 U JP H0742913U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving body
flow sensor
water
water flow
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7507793U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2530159Y2 (ja
Inventor
博 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Kogyo Corp
Original Assignee
Corona Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Kogyo Corp filed Critical Corona Kogyo Corp
Priority to JP1993075077U priority Critical patent/JP2530159Y2/ja
Publication of JPH0742913U publication Critical patent/JPH0742913U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530159Y2 publication Critical patent/JP2530159Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間にわたって正確に動作し、しかも取り
付け位置に制約を受けずに簡単に取り付けできるように
する。 【構成】 浴槽水の循環装置は、循環ポンプ2と、水流
センサー1と、フィルター4と、加熱手段5とを備え
る。水流センサー1は循環ポンプ2の運転を制御する。
水流センサー1は、ケーシング3内の流路に配設された
移動体7と、移動体7の位置を検出する位置センサー8
とを備える。移動体7は永久磁石9を内蔵し、移動体7
の永久磁石9に対向して反発磁石11をケーシング3に
固定している。移動体7は、ケーシング3内を流動する
温水で移動体7を回転させる回転羽根10を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、風呂の浴槽水を循環して、清澄に保持する浴槽水の循環装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
風呂の浴槽水を循環して一定の温度に加温し、また、浴槽水をフィルターで清 澄に保持する装置は開発されている。この装置は、24時間連続して運転される 。このため、浴槽水が正常に循環しているかどうかを検出する水流センサーを必 要とする。それは、何等かの原因で水流が停止されると、循環ポンプの運転を停 止しないと、循環ポンプが故障するからである。例えば、配管の途中から空気を 吸入して循環ポンプが空転した場合、あるいは、浴槽の吸入口から異物が吸入さ れると、浴槽水の循環が停止される。
【0003】 循環路にフロートを設け、水流でフロートを上下に移動させて、浴槽水の流動 を検出するセンサーは開発されている(実開昭56−74894号公報)。この 公報に記載されるセンサーは、垂直に配設された水密軸の外周に水路を設けてい る。水路には、水密軸に沿って上下に移動できる環状のフロートを設けている。 フロートの位置を検出するために、フロートに永久磁石を内蔵し、水密軸の内部 には永久磁石でオンオフされるリードスイッチを内蔵させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この構造の水流センサーは、長期間にわたって確実な動作を期待できない。そ れは、フロートと水密軸との間にスケールが堆積し、これがフロートの上下動を 阻害するからである。機械的に運動するフロートの運動で水流を検出する水流セ ンサーは、スケール等が堆積して移動し難くなる欠点を解消するのが難しい。機 械的な可動部分のない圧力センサーを使用して、間接的に水流を検出することが できる。この構造によると、フロートのように、可動部分が動かなくなる故障を 解消できる。
【0005】 しかしながら、圧力センサーを使用した水流センサーは、取り付け場所によっ て正確に動作しない欠点がある。それは、浴槽水と水面レベルに対する水流セン サーの上下位置によって、圧力センサーの検出圧力が大きく変動するからである 。浴槽水の循環装置は、狭い浴室に設置されるので、邪魔にならないように設置 される。このため、浴槽水の循環装置は、ある場所では浴槽の上に載せ、別の場 所では浴室の床に置き、さらに別の設置場所では浴室の外部に設置することがあ る。このように、種々の場所に配設される浴槽水の循環装置は、浴槽水の水面レ ベルに対する高さを一定にするとができない。このため、圧力センサーを利用し た水流センサーは、スケールによる誤動作を解消できる点では理想的なものであ るが、実際に使用するときに弊害がある。
【0006】 この考案はこれ等の欠点を解消することを目的に開発されたもので、この考案 の重要な目的は、長期間にわたって正確に動作し、しかも取り付け位置に制約を 受けずに簡単に取り付けできる水流センサーを備えた浴槽水の循環装置を提供す るにある。
【0007】 とくにこの考案の重要な目的は、スケールによる害が発生しやすい低流量のと きのスケールによる害を効果的に防止できる水流センサーを備えた浴槽水の循環 装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の水流センサーを備えた浴槽水の循環装置は、前述の目的を達成する ために、下記の構成を備えている。浴槽水の循環装置は、互いに直列に連結され た循環ポンプ2と、水流センサー1と、フィルター4と、加熱手段5とを備え、 これ等が循環路を介して浴槽6に連結されている。循環ポンプ2は浴槽水を強制 的に循環させる。水流センサー1は循環水の流動状態を検出して、循環ポンプ2 の運転を制御する。水流センサー1が温水の循環が停止されたことを検出して循 環ポンプ2の運転は停止される。
【0009】 水流センサーは下記の構成を備える。 (a) 水流センサー1は、水密構造のケーシング3と、このケーシング3内の 流路に配設された移動体7と、この移動体7の位置を検出する位置センサー8と を備える。 (b) 移動体7は、永久磁石9による反発力、あるいは回転羽根による回転作 用、あるいは又、永久磁石9と回転羽根10による回転作用でスケールによる誤 動作を防止している。
【0010】 永久磁石の反発力を利用する水流センサーは下記の構成を備える。 (a) 水流センサー1の移動体7に永久磁石9を内蔵している。 (b) 移動体7の永久磁石9に対向して、移動体7の永久磁石に磁気的に反発 する反発磁石11をケーシング3に固定している。 (c) 反発磁石11が移動体7の永久磁石9を反発させる力の方向は、移動体 7が流動する温水で移動される方向と逆向きである。
【0011】 回転羽根で移動体を回転させる水流センサーは (d) 移動体7に、ケーシング3内を流動する温水で移動体7を回転させる回 転羽根10を設けている。
【0012】 さらに、永久磁石の反発力と回転羽根を備える水流センサーは、(a)ないし (d)の構成を備えている。
【0013】
【作用】
この考案の水流センサーを備えた浴槽水の循環装置は、下記の動作で運転され る。 循環ポンプ2が、フィルター4と加熱手段5とに浴槽水を循環させて、清澄 に保持すると共に、設定温度に保持する。 何等かの故障で浴槽水が流れなくなると、水流センサー1がこのことを検出 して、循環ポンプ2の運転を停止する。浴槽水の循環が停止される状態で循環ポ ンプ2を運転すると、循環ポンプ2のメカニカルシール等が故障するからである ある。
【0014】 水流センサーは下記の動作をして浴槽水が循環しているかどうかを検出する。 動作状態を判りやすくするために、図2に示すこの考案の実施例の水流センサー の動作を説明する。 ケーシング3に下から浴槽水が流入すると、移動体7が浴槽水で押し上げら れる。 移動体7の上昇は位置センサー8で検出される。 移動体7は流入する浴槽水で押し上げられると共に、回転羽根10によって 回転される。 移動体7は流入する浴槽水で上昇されるが、内蔵する永久磁石9と反発磁石 11とで上昇が制限される。 ケーシング3に流入する浴槽水の流量が多くなると、移動体7はより高く上 昇して反発磁石11に接近する。 移動体7が反発磁石11に接近して、永久磁石9と反発磁石11の距離が短 くなると、移動体7の回転を制限する磁気的なブレーキの作用が増大する。いい かえると、移動体7が反発磁石11から離れるほど、移動体7は回転しやすい状 態となる。このため、浴槽水の流速が遅くて、スケールによる弊害が発生しやす いときに、移動体7がよく回転してスケールに起因する誤動作を防止する。移動 体7が回転してスケールを除去し、上下に移動しやすい状態となるからである。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例 は、この考案の技術思想を具体化するための浴槽水の循環装置を例示すものであ って、この考案は浴槽水の循環装置の構成を下記の構造に特定しない。
【0016】 さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施例 に示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課題 を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案登 録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0017】 図1に示す浴槽水の循環装置は、互いに直列に連結された循環ポンプ2と、水 流センサー1と、フィルター4と、加熱手段5と、制御手段12とを備えている 。
【0018】 この装置は、循環ポンプ2を運転して、浴槽水をフィルター4と加熱手段5と に強制的に循環させる。循環路に連結された水流センサー1は、循環水の流動状 態を検出して循環ポンプ2の運転を制御する。水流センサー1は、循環水量が一 定値以下に減少したときに、循環ポンプ2の運転を停止する。浴槽水は、24時 間連続して循環され、ヒータやボイラー等の加熱手段5でもって、例えば39℃ 〜46℃の範囲の設定温度に保持される。
【0019】 循環路の吸入側には、一次フィルター13を連結している。一次フィルター1 3は、吸入される浴槽水をろ過して、浴槽水に含まれる毛髪や有機質柔軟体等の 比較的大きくて付着性に富む異物を除去する。
【0020】 循環ポンプ2は、一次フィルター13を介して浴槽水を吸入し、フィルター4 と加熱手段5とを通過させた後、浴槽6に還流する。この考案の浴槽水の循環装 置は24時間連続して運転される。循環ポンプ2の運転を停止すると、フィルタ ー4が浴槽水を清澄にする作用がなくなるからである。24時間連続運転して、 浴槽水を清澄にする装置は、単にフィルター4で物理的に温水を濾過するのでは ない。フィルター4は微生物の作用で浴槽水を清澄にする。したがってフィルタ ー4には微生物を生息させる必要がある。微生物が浴槽水に含まれる有機物を分 解して浴槽水を清澄する。循環ポンプ2の運転を停止すると、フィルター4の微 生物に酸素が供給されなくなって死滅してしまう。このため、この種の装置は、 循環ポンプ2の運転を停止することができない。
【0021】 ただ、24時間同じように循環ポンプ2を運転する必要はない。たとえば、入 浴しない深夜には循環ポンプの回転を遅くすることもできる。循環ポンプの運転 が遅くなると、温水を清澄にする作用は多少低下するが、フィルター4に生息す る微生物に酸素を供給することはできる。入浴しない深夜は、浴槽水が汚れない ので清澄化する作用が低下しても問題はない。したがって、深夜に循環ポンプ2 の運転を遅くして、消費電力を少なくできる。
【0022】 循環ポンプ2の運転は制御手段12で制御する。制御手段12は24時間タイ マーを内蔵し、循環ポンプ2の運転を遅くする時間、例えば、深夜の2時から朝 の6時までをメモリに記憶している。記憶する時間になると、制御手段12は循 環ポンプ2の運転を遅くする。
【0023】 浴槽水を清澄にするフィルター4のロ材は、微生物に快適な環境とする。この ことを実現するロ材として、多孔質の天然石を粒状に粉砕したもの、あるいは、 天然石を多孔質の粒状に焼結したものが使用できる。
【0024】 図2の水流センサー1は、筒状のケーシング3と、このケーシング3に上下に 移動できるように内蔵している移動体7と、移動体7を上下に案内するガイドロ ッド14と、移動体7の位置を検出する位置センサー8と、移動体7の上昇を磁 気的な反発力で抑制する反発磁石11とを備える。
【0025】 ケーシング3は上下に細長い円筒状をしている。ケーシング3の下端には浴槽 水の流入口15を、上部には浴槽水を排出する流出口16を設けている。ケーシ ング3は透明のプラスチック製で、移動体7を位置を外部から観察できるように なっている。
【0026】 移動体7はプラスチックで円筒状に成形されている。移動体7は下面に回転羽 根10を成形している。回転羽根10は図2に示すように、移動体7の下面に放 射状に設けられる。放射状の回転羽根10は、流入口15から流入する浴槽水で 移動体7を回転させる。したがって、回転羽根10は一方の面を垂直面として反 対面を傾斜面としている。図の矢印で示すように、回転羽根10の傾斜面に浴槽 水が衝突すると、移動体7は矢印で示す方向に押されて回転する。浴槽水が回転 羽根10を介して移動体7を回転させようとする力は、浴槽水の流量に比例して 大きくなる。したがって、深夜に循環ポンプ2の運転を遅くして浴槽水の流速が 遅くなると、回転羽根10が移動体7を回転させようとする力は弱くなる。
【0027】 浴槽水の流速が遅くなることと、移動体7の回転が弱くなることは、スケール の堆積を促進する。さらに、移動体7を押し上げる力が弱くなって、移動体7を 所定の位置に上昇させるのが難しくなる。すなわち、水流センサー1は流速が遅 いときに正常に動作させるのが難しくなる。この弊害を防止するために、図2の 水流センサー1は、回転羽根10の回転作用と、磁気作用とを利用する。
【0028】 磁気作用は、浴槽水の流速が遅いときに移動体7を速く回転させてスケールに よる誤動作を防止し、浴槽水の流速が速くなる反対に回転を遅くしている。この ことを実現するために、移動体7の上部にリング状の永久磁石9を内蔵させてい る。永久磁石9は上面をN極、下面をS極としている。
【0029】 さらに、ケーシング3は、移動体7の永久磁石9と対向する面にリング状の反 発磁石11を固定している。反発磁石11は移動体7の永久磁石9を磁気的に反 発させるもので、下面をN極、上面をS極としている。永久磁石9と反発磁石1 1とはNSの極性を図と反対にすることもできる。
【0030】 移動体7と永久磁石9と、ケーシング3の反発磁石11とは、移動体7が上昇 すると接近する。永久磁石9が反発磁石11に接近するほど、磁気的は反発力は 強くなる。浴槽水の流速が速くなって、移動体7が上昇するほど、磁気的な反発 力は強くなって移動体7の上昇を制限する。さらに、ふたつの永久磁石9は、移 動体7の回転を抑制するブレーキとしても作用する。磁界の中で、磁束と直角の 方向に磁石を回転させるとき、磁石は回転速度が速くなるほど、回転が重くなる 。また、このとき磁界が強くなるほど回転が重くなる性質がある。
【0031】 浴槽水の流速が速くなって移動体7が反発磁石11に接近すると、反発磁石1 1による磁界が強くなる。すなわち、永久磁石9が反発磁石11の強い磁界の中 で回転する状態となる。このため、反発磁石11が永久磁石9の回転を抑制し、 磁気的にブレーキが強くなり移動体7の回転速度が遅くなる。
【0032】 図3は、浴槽水の流量に対する移動体7の上昇変位(mm)と、移動体7の回 転数(rpm)とを実測したグラフである。このグラフに示すように、流量が多 くなると移動体7の上昇位置は高くなる。流入する浴槽水で移動体7が押し上げ られるからである。ところが、移動体7の回転速度は反対に低下している。浴槽 水で強く回転されようとするが、永久磁石9が反発磁石11に接近するために、 磁気的なブレーキが強くなるからである。このことは、浴槽水の流速が遅いとき に、移動体7が速く回転することを意味する。すなわち、スケールが溜りやすい 低流速のときに、移動体7が速く回転してスケールの付着を効果的に防止できる 。
【0033】 水流センサー1は移動体7の上下位置を検出するために、ケーシング3の外部 に位置センサー8を固定している。位置センサー8は、移動体7に内蔵される永 久磁石9の磁界を検出して移動体7の位置を検出する。したがって、位置センサ ー8には磁気を検出できる全てのセンサー、たとえば、磁気で接点を開閉させる リードスイッチ、磁気を電気的に検出するSMD等が使用できる。
【0034】 位置センサー8は、移動体7が所定の位置に上昇されると浴槽水が流れている 信号を出力する。位置センサー8の出力はリード線を介して制御手段12に接続 されている。制御手段12は、位置センサー8からの信号で循環ポンプ2を運転 する。浴槽水が設定値よりも速い流速で流れ、移動体7が所定の位置に上昇され ると、位置センサー8は信号を出力して制御手段12に入力する。この出力で制 御手段12は循環ポンプ2を運転する。浴槽水の流速が低下し、あるいは流れな くなって移動体7が降下すると、位置センサー8からの信号で制御手段12は循 環ポンプ2の運転を停止する。
【0035】 図1に示す水流センサー1を備えた浴槽水の循環装置は、循環ポンプ2が浴槽 水を吸入し、一次フィルター13でもって毛髪や大粒の有機質柔軟体をろ過し、 その後、フィルター4に送り込まれ、ここで殺菌、ろ過された浴槽水を、加熱手 段5で一定の温度に加熱して浴槽6に還流する。ヒータは、図示しないが、温度 センサーで制御されて浴槽水の温度を設定温度に制御する。
【0036】
【考案の効果】
この考案の浴槽水の循環装置は、磁気的な反発力を利用して浴槽水で移動体が 移動させるのを制限し、あるいは、回転羽根で移動体を強制的に回転させる水流 センサーを備えている。水流センサーは、磁気的な反発力を利用するために、移 動体に永久磁石を内蔵し、この永久磁石の対向面に反発磁石を配設している。こ の構造の水流センサーは、浴槽水の運動のエネルギーで押される力と、磁気的な 反発力とをバランスさせて、移動体を所定の位置に配設する。磁気的なバランス は永久磁石と反発磁石とが接近すると次第に強くなる。このため、少ない流速の ときに移動体の変位を大きくして、大流量のときに移動体の変位を少なくできる 特長がある。小流量のときに大きく移動する移動体は、スケールに起因する誤動 作を少なくできる特長がある。それは、移動するストロークが大きいと、移動す る部分にスケールが付着するのを防止できるからである。
【0037】 また、移動体に回転羽根を設けた水流センサーは、回転羽根でもって移動体を 強制的に回転させる。回転する移動体はスケールの付着を防止すると共に、これ を擦りとってスケールに起因する誤動作を防止できる。
【0038】 さらにまた、回転羽根と磁気的な反発力の両方を利用する水流センサーは、ス イッチが付着しやすい低流速のときに移動体を速くさせることができる。したが って、この構造の水流センサーを備える浴槽水の循環装置は、スケールに起因す る水流センサーの誤動作を最も効果的に防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す浴槽水の循環装置の
概略断面図
【図2】水流センサーの一例を示す断面図
【図3】水流センサーの流量に対する移動体の変位と回
転数を示すグラフ
【符号の説明】
1…水流センサー 2…循環ポンプ 3…ケーシング 4…フィルター 5…加熱手段 6…浴槽 7…移動体 8…位置センサー 9…永久磁石 10…回転羽根 11…反発磁石 12…制御手段 13…一次フィルター 14…ガイドロッド 15…流入口 16…流出口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列に連結された循環ポンプ(2)
    と、水流センサー(1)と、フィルター(4)と、加熱手段
    (5)とを備え、これ等が循環路を介して浴槽(6)に連結さ
    れ、循環ポンプ(2)が浴槽水を強制的に循環し、水流セ
    ンサー(1)が循環水の流動状態を検出して循環ポンプ(2)
    の運転を制御するように構成された装置であって、水流
    センサー(1)が下記の全ての構成を有することを特徴と
    する水流センサーを備えた浴槽水の循環装置。 (a) 水流センサー(1)は、水密構造のケーシング(3)
    と、このケーシング(3)内の流路に配設された移動体(7)
    と、この移動体(7)の位置を検出する位置センサー(8)と
    を備える。 (b) 移動体(7)は永久磁石(9)を内蔵している。 (c) 移動体(7)の永久磁石(9)に対向して、移動体
    (7)の永久磁石(9)に磁気的に反発する反発磁石(11)がケ
    ーシング(3)に固定されている。 (d) 反発磁石(11)が移動体(7)の永久磁石(9)を反発
    させる力の方向は、移動体(7)が流動する温水で移動さ
    れる方向と逆向きである。
  2. 【請求項2】 互いに直列に連結された循環ポンプ(2)
    と、水流センサー(1)と、フィルター(4)と、加熱手段
    (5)とを備え、これ等が循環路を介して浴槽(6)に連結さ
    れ、循環ポンプ(2)が浴槽水を強制的に循環し、水流セ
    ンサー(1)が循環水の流動状態を検出して循環ポンプ(2)
    の運転を制御するように構成された装置であって、水流
    センサー(1)が下記の全ての構成を有することを特徴と
    する水流センサーを備えた浴槽水の循環装置。 (a) 水流センサー(1)は、ケーシング(3)と、このケ
    ーシング(3)内の流路に配設された移動体(7)と、この移
    動体(7)の位置を検出する位置センサー(8)とを備える。 (b) 移動体(7)は、ケーシング(3)内を流動する温水
    で移動体(7)を回転させる回転羽根(10)を備える。
  3. 【請求項3】 互いに直列に連結された循環ポンプ(2)
    と、水流センサー(1)と、フィルター(4)と、加熱手段
    (5)とを備え、これ等が循環路を介して浴槽(6)に連結さ
    れ、循環ポンプ(2)が浴槽水を強制的に循環し、水流セ
    ンサー(1)が循環水の流動状態を検出して循環ポンプ(2)
    の運転を制御するように構成された装置であって、水流
    センサー(1)が下記の全ての構成を有することを特徴と
    する水流センサーを備えた浴槽水の循環装置。 (a) 水流センサー(1)は、ケーシング(3)と、このケ
    ーシング(3)内の流路に配設された移動体(7)と、この移
    動体(7)の位置を検出する位置センサー(8)とを備える。 (b) 移動体(7)は永久磁石(9)を内蔵している。 (c) 移動体(7)の永久磁石(9)に対向して、移動体
    (7)の永久磁石(9)に磁気的に反発する反発磁石(11)がケ
    ーシング(3)に固定されている。 (d) 反発磁石(11)が移動体(7)の永久磁石(9)を反発
    させる力の方向は、移動体(7)が流動する温水で移動さ
    れる方向と逆向きである。 (e) 移動体(7)は、ケーシング(3)内を流動する温水
    で移動体(7)を回転させる回転羽根(10)を備える。
JP1993075077U 1993-12-29 1993-12-29 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置 Expired - Lifetime JP2530159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993075077U JP2530159Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993075077U JP2530159Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0742913U true JPH0742913U (ja) 1995-08-11
JP2530159Y2 JP2530159Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=13565767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993075077U Expired - Lifetime JP2530159Y2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530159Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020699A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Appliances Inc 給湯機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0426719U (ja) * 1990-06-26 1992-03-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0426719U (ja) * 1990-06-26 1992-03-03

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020699A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Appliances Inc 給湯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2530159Y2 (ja) 1997-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE255685T1 (de) Flüssigkeitspumpe mit magnetisch aufgehängtem laufrad
ES2700471T3 (es) Sistema y método de bombeo de velocidad variable
KR100908474B1 (ko) 습식 공기청정기
CA2330048A1 (en) Implantable centrifugal blood pump with hybrid magnetic bearings
CN101135312B (zh) 用于包含悬浮物的水体的水泵
JPH0742913U (ja) 水流センサーを備えた浴槽水の循環装置
CA2963781C (en) Multiple switch float switch apparatus having a magnetic coupling
EP1315926A4 (en) WATER SOFTENING VALVE
KR200458973Y1 (ko) 홀센서를 이용한 댐퍼
US20030118451A1 (en) Device for monitoring fluid flow in a pump outlet
US5671773A (en) Automatic fluid-supply apparatus for a boiler system
JP4554740B2 (ja) 遠心式血液ポンプ装置
CN114111944A (zh) 一种液体流量计
KR20130022959A (ko) 솔레노이드 전자석에 의해 회전하는 회전체를 구비하는 공기 청정기
KR102588271B1 (ko) 기화식 가습기
KR200260591Y1 (ko) 안정적인 유체의 흐름을 갖는 유량센서
JPH0247518A (ja) 温水装置
KR200234458Y1 (ko) 논물수위조절장치
CN215597718U (zh) 用于空气处理装置的储水箱及空气处理装置
CN220044566U (zh) 一种升降式的养鸡饮水装置
CN220892425U (zh) 一种防漏水组件、接水盘及除湿机
JPH0136265Y2 (ja)
JPS5924878Y2 (ja) 電動ポンプ
CN206196683U (zh) 水族箱机器人控制系统及水族箱系统
JP4139415B2 (ja) 流動床式排水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term