JPH0742859A - 水回路用減圧弁 - Google Patents
水回路用減圧弁Info
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- JPH0742859A JPH0742859A JP19037793A JP19037793A JPH0742859A JP H0742859 A JPH0742859 A JP H0742859A JP 19037793 A JP19037793 A JP 19037793A JP 19037793 A JP19037793 A JP 19037793A JP H0742859 A JPH0742859 A JP H0742859A
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- valve box
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- box main
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Abstract
(57)【要約】
【目的】弁箱(1) と、この上端開放部に装着した応動機
構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ一次側回路に連通さ
せた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉するように
した水回路用の減圧弁において、この減圧弁に於ける弁
箱(1) を樹脂化するために、これの主要部が射出成型可
能な部品群で構成され且つ各部の強度が確保できるよう
にすること。 【構成】弁箱(1) を、射出成形可能な形状の弁箱主体(1
0)及び弁室部(2) 等の各部に分割した構成とし、射出成
形された前記各部を気密状態に結合した状態で、前記弁
箱主体(10)内に具備させた補強部材により、前記弁室部
(2) を支持するようにしたこと。
構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ一次側回路に連通さ
せた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉するように
した水回路用の減圧弁において、この減圧弁に於ける弁
箱(1) を樹脂化するために、これの主要部が射出成型可
能な部品群で構成され且つ各部の強度が確保できるよう
にすること。 【構成】弁箱(1) を、射出成形可能な形状の弁箱主体(1
0)及び弁室部(2) 等の各部に分割した構成とし、射出成
形された前記各部を気密状態に結合した状態で、前記弁
箱主体(10)内に具備させた補強部材により、前記弁室部
(2) を支持するようにしたこと。
Description
【0001】
【利用分野】本発明は、貯湯式温水器等への給水回路に
装着され、この給水回路の水圧を一定に維持するための
水回路用減圧弁に関するものである。
装着され、この給水回路の水圧を一定に維持するための
水回路用減圧弁に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】この種減圧弁としては、
図1に示す構造のものがある。このものでは、弁箱(1)
は、カップ状に形成された弁箱主体(10)の側壁に入口側
接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が連設された構成とな
っている。そして、この主体部(10)と同心状に内蔵配設
された筒状の弁室部(2) が、前記入口側接続筒(1a)と連
通する構成となっている。
図1に示す構造のものがある。このものでは、弁箱(1)
は、カップ状に形成された弁箱主体(10)の側壁に入口側
接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が連設された構成とな
っている。そして、この主体部(10)と同心状に内蔵配設
された筒状の弁室部(2) が、前記入口側接続筒(1a)と連
通する構成となっている。
【0003】そして、前記弁箱(1) の上端開放部には、
ダイヤフラム(D) 、これを下方に付勢するバネ(S) 等か
らなり、出力弁部(4) を具備する応動機構部(P) が装着
され、前記応動機構部(P) が弁箱(1) の上端開放部を閉
塞している。前記出力弁部(4) は、ダイヤフラム(D) の
下面に連設され、弁軸(41)に、前記弁室部(2) 内にスラ
イド自在に収容される摺動部(42)と、下方に設けられる
開閉弁(43)とを具備させた構成である。前記開閉弁(43)
は、弁室部(2) の下方に突出する弁座部(20)に対して下
方から対接し、ダイヤフラム(D) の動作に伴って接離す
る関係となっている。
ダイヤフラム(D) 、これを下方に付勢するバネ(S) 等か
らなり、出力弁部(4) を具備する応動機構部(P) が装着
され、前記応動機構部(P) が弁箱(1) の上端開放部を閉
塞している。前記出力弁部(4) は、ダイヤフラム(D) の
下面に連設され、弁軸(41)に、前記弁室部(2) 内にスラ
イド自在に収容される摺動部(42)と、下方に設けられる
開閉弁(43)とを具備させた構成である。前記開閉弁(43)
は、弁室部(2) の下方に突出する弁座部(20)に対して下
方から対接し、ダイヤフラム(D) の動作に伴って接離す
る関係となっている。
【0004】尚、この図1に示すものでは、前記弁室部
(2) は、前記出力弁部(4) を収容する内筒(22)を圧入し
た構成とし、この弁室部(2) の内周面における中央部の
一定範囲が大径に形成されると共に、これに対向する内
筒(22)の壁部には円周方向に透孔(23)(23)が配設されて
いることから、内筒(22)内と前記(30)内とが連通され
る。尚、前記内筒(22)には、極細かい網目のストレーナ
ー(T) が被包装着され、透孔(23)(23)から内筒(22)内へ
異物が流入するのを防止している。
(2) は、前記出力弁部(4) を収容する内筒(22)を圧入し
た構成とし、この弁室部(2) の内周面における中央部の
一定範囲が大径に形成されると共に、これに対向する内
筒(22)の壁部には円周方向に透孔(23)(23)が配設されて
いることから、内筒(22)内と前記(30)内とが連通され
る。尚、前記内筒(22)には、極細かい網目のストレーナ
ー(T) が被包装着され、透孔(23)(23)から内筒(22)内へ
異物が流入するのを防止している。
【0005】上記構成の減圧弁では、流入した水は、弁
室部(2) と内筒(22)との間の空間内に導かれ、この後、
透孔(23)(23)から内筒(22)内に流入し、更に、この後、
弁座部(20)と開閉弁(43)との間の間隙を通過して弁箱
(1) 内に入り、(1b)を通過して下流側回路に流出する。
このものでは、下流側回路における水圧が上昇した場合
には、前記ダイヤフラム(D) が弁箱(1) 内の圧力上昇に
応じて押し上げられることとなり、これによって、出力
弁部(4) が閉弁方向に移動させられ、下流側回路への供
給水量が制限され、この結果、上記圧力上昇が抑制され
る。つまり、上記水圧変動に応じて、出力弁部(4) が下
流側回路への供給水量を調節することにより、この水圧
を一定に維持するものである。
室部(2) と内筒(22)との間の空間内に導かれ、この後、
透孔(23)(23)から内筒(22)内に流入し、更に、この後、
弁座部(20)と開閉弁(43)との間の間隙を通過して弁箱
(1) 内に入り、(1b)を通過して下流側回路に流出する。
このものでは、下流側回路における水圧が上昇した場合
には、前記ダイヤフラム(D) が弁箱(1) 内の圧力上昇に
応じて押し上げられることとなり、これによって、出力
弁部(4) が閉弁方向に移動させられ、下流側回路への供
給水量が制限され、この結果、上記圧力上昇が抑制され
る。つまり、上記水圧変動に応じて、出力弁部(4) が下
流側回路への供給水量を調節することにより、この水圧
を一定に維持するものである。
【0006】上記減圧弁では、弁室部(2) 、入口側接続
筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を具備する弁箱(1) は、鋳
造により製作されていることから、材料によっては耐食
性の点で問題があり、切削加工による仕上げや研磨によ
る仕上げ箇所が多いものとなる。又、軽量化にも限界が
ある。そこで、前記弁箱(1) を合成樹脂により成形し
て、前記した諸問題を解消することが考えられる。この
場合、これら主要部には、水道水圧等に耐え得る強度が
要求される。従来の合成樹脂の場合、強度の点で不十分
であったが、近年、構造材として使用するための所謂、
エンジニアリングプラスチックが各種開発されており、
これらの中から適合するものを採用することによって前
記強度が確保できる。
筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を具備する弁箱(1) は、鋳
造により製作されていることから、材料によっては耐食
性の点で問題があり、切削加工による仕上げや研磨によ
る仕上げ箇所が多いものとなる。又、軽量化にも限界が
ある。そこで、前記弁箱(1) を合成樹脂により成形し
て、前記した諸問題を解消することが考えられる。この
場合、これら主要部には、水道水圧等に耐え得る強度が
要求される。従来の合成樹脂の場合、強度の点で不十分
であったが、近年、構造材として使用するための所謂、
エンジニアリングプラスチックが各種開発されており、
これらの中から適合するものを採用することによって前
記強度が確保できる。
【0007】ところが、この弁箱(1) では上方に開放す
る主体部(10)内に弁室部(2) が突出した構造となってい
ることから、アンダーカット部が多く、射出成形等によ
って一体成形することができない。現実的な射出成型用
金型の製作が不可能だからである。
る主体部(10)内に弁室部(2) が突出した構造となってい
ることから、アンダーカット部が多く、射出成形等によ
って一体成形することができない。現実的な射出成型用
金型の製作が不可能だからである。
【0008】
【技術的課題】本発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『上方に開放する弁箱主体(10)の胴部に
入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を連設した弁箱
(1) と、前記弁箱主体(10)の上端開放部に装着した応動
機構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ前記入口側接続筒(1
a)に連通させた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉
するようにした水回路用の減圧弁』において、この減圧
弁に於ける弁箱(1) を樹脂化するために、これの主要部
が射出成型可能な部品群で構成され且つ各部の強度が確
保できるようにすることをその課題とする。 [請求項1について]
たものであり、『上方に開放する弁箱主体(10)の胴部に
入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を連設した弁箱
(1) と、前記弁箱主体(10)の上端開放部に装着した応動
機構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ前記入口側接続筒(1
a)に連通させた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉
するようにした水回路用の減圧弁』において、この減圧
弁に於ける弁箱(1) を樹脂化するために、これの主要部
が射出成型可能な部品群で構成され且つ各部の強度が確
保できるようにすることをその課題とする。 [請求項1について]
【0009】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 直線状筒体(3) の外側端部を入口側接続筒(1a)とし
且この入口側接続筒(1a)の近傍に前記第1フランジ(12)
に適合する大きさの第2フランジ(32)を張り出させると
共に、この内側端にこの直線状筒体(3) と直交するよう
に弁室部(2) を連設した筒ユニット(U) とからなり、筒
部(11)を前記筒ユニット(U) の第2フランジ(32)より内
側部が挿通可能な大きさに設定し、第2フランジ(32)か
ら弁室部(2) の軸線までの距離を弁箱主体(10)の中心か
ら第1フランジ(12)までの距離に一致させ、第1フラン
ジ(12)と第2フランジ(32)とを相互にネジ止めして、筒
ユニット(U) と筒部(11)との嵌合部を気密状態に結合さ
せるようにしたことである。
の技術的手段は、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 直線状筒体(3) の外側端部を入口側接続筒(1a)とし
且この入口側接続筒(1a)の近傍に前記第1フランジ(12)
に適合する大きさの第2フランジ(32)を張り出させると
共に、この内側端にこの直線状筒体(3) と直交するよう
に弁室部(2) を連設した筒ユニット(U) とからなり、筒
部(11)を前記筒ユニット(U) の第2フランジ(32)より内
側部が挿通可能な大きさに設定し、第2フランジ(32)か
ら弁室部(2) の軸線までの距離を弁箱主体(10)の中心か
ら第1フランジ(12)までの距離に一致させ、第1フラン
ジ(12)と第2フランジ(32)とを相互にネジ止めして、筒
ユニット(U) と筒部(11)との嵌合部を気密状態に結合さ
せるようにしたことである。
【0010】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、筒ユニット(U) と弁箱主体(10)とが
別体となっていることから、これらを各別に成形するこ
ととなる。筒ユニット(U) は、弁室部(2) と直線状筒体
(3) とが直交した形状となっているが、この形状は、ア
ンダーカット部がないものとなるから、筒ユニット(U)
は射出成形可能である。又、弁箱主体(10)は、胴部に筒
部(11)及び出口側接続筒(1b)が連設された形状となって
いるが、これも、上記と同様に射出成形が可能である。
る。このものでは、筒ユニット(U) と弁箱主体(10)とが
別体となっていることから、これらを各別に成形するこ
ととなる。筒ユニット(U) は、弁室部(2) と直線状筒体
(3) とが直交した形状となっているが、この形状は、ア
ンダーカット部がないものとなるから、筒ユニット(U)
は射出成形可能である。又、弁箱主体(10)は、胴部に筒
部(11)及び出口側接続筒(1b)が連設された形状となって
いるが、これも、上記と同様に射出成形が可能である。
【0011】そして、この減圧弁の組み立てに際して
は、筒ユニット(U) を弁室部(2) 側から弁箱主体(10)の
筒部(11)に挿入して、第2フランジ(32)を第1フランジ
(12)に対接させると、第2フランジ(32)から弁室部(2)
の軸線までの距離が弁箱主体(10)の中心から第1フラン
ジ(12)までの距離に一致していることから、弁室部(2)
が弁箱(1) 内に同心状にセットされる。なお、前記第2
フランジ(32)と第1フランジ(12)との間にはシール手段
を介在させた状態で、これらをネジ止めする。この後、
応動機構部(P) を弁箱主体(10)の開放端部に装着して、
この応動機構部(P) の出力弁部(4) を弁室部(2) 内に対
応させると、組み立てが完成する。
は、筒ユニット(U) を弁室部(2) 側から弁箱主体(10)の
筒部(11)に挿入して、第2フランジ(32)を第1フランジ
(12)に対接させると、第2フランジ(32)から弁室部(2)
の軸線までの距離が弁箱主体(10)の中心から第1フラン
ジ(12)までの距離に一致していることから、弁室部(2)
が弁箱(1) 内に同心状にセットされる。なお、前記第2
フランジ(32)と第1フランジ(12)との間にはシール手段
を介在させた状態で、これらをネジ止めする。この後、
応動機構部(P) を弁箱主体(10)の開放端部に装着して、
この応動機構部(P) の出力弁部(4) を弁室部(2) 内に対
応させると、組み立てが完成する。
【0012】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、弁箱(1) を構成する各部が射出
成形可能な形状・構造となっており、各部の組み立てに
よって、従来の入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)
を具備する弁箱(1) と同等のものとなる。又、この減圧
弁の主要部を合成樹脂によって構成できることとなる。 [請求項2について]この請求項2の発明は、上記請求
項1の発明と同様の課題を解決するものであり、3つの
部材によって弁箱(1) を構成するようにしたものであ
る。
有する。このものでは、弁箱(1) を構成する各部が射出
成形可能な形状・構造となっており、各部の組み立てに
よって、従来の入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)
を具備する弁箱(1) と同等のものとなる。又、この減圧
弁の主要部を合成樹脂によって構成できることとなる。 [請求項2について]この請求項2の発明は、上記請求
項1の発明と同様の課題を解決するものであり、3つの
部材によって弁箱(1) を構成するようにしたものであ
る。
【0013】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 外側端部を入口側接続筒(1a)とし、これの内側近傍
を工具対応部(34)とした直線筒状の第1筒体(3a)と、 弁室部(2) に連通するようにその胴部から突出させ
た筒体(2a)を具備し且つ全体が弁箱主体(10)の開放端か
ら挿入できる大きさとした第2筒体(3b)と、 弁箱主体(10)内に設けられた第2筒体(3b)の取付姿
勢及び取付位置を定める位置決め手段(7) とからなり、
前記第1筒体(3a)における工具対応部(34)より内側の外
径を、筒部(11)に内挿され得る大きさに設定し、第2筒
体(3b)の筒体(2a)を、前記第1筒体(3a)の内側端部に密
に嵌合させ、前記第1筒体(3a)の内側端部と第2筒体(3
b)の筒体(2a)、及び、筒部(11)と第1筒体(3a)との嵌合
部を気密状態に結合させるようにしたことである。
の技術的手段は、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 外側端部を入口側接続筒(1a)とし、これの内側近傍
を工具対応部(34)とした直線筒状の第1筒体(3a)と、 弁室部(2) に連通するようにその胴部から突出させ
た筒体(2a)を具備し且つ全体が弁箱主体(10)の開放端か
ら挿入できる大きさとした第2筒体(3b)と、 弁箱主体(10)内に設けられた第2筒体(3b)の取付姿
勢及び取付位置を定める位置決め手段(7) とからなり、
前記第1筒体(3a)における工具対応部(34)より内側の外
径を、筒部(11)に内挿され得る大きさに設定し、第2筒
体(3b)の筒体(2a)を、前記第1筒体(3a)の内側端部に密
に嵌合させ、前記第1筒体(3a)の内側端部と第2筒体(3
b)の筒体(2a)、及び、筒部(11)と第1筒体(3a)との嵌合
部を気密状態に結合させるようにしたことである。
【0014】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、弁箱主体(10)と第1筒体(3a)と第2
筒体(3b)とが夫々別体となっていることから、これらを
各別に成形することとなる。これらは、何れも、単純な
カップ状あるいは筒状であるから、射出成形金型の設計
上のアンダーカット部がないものとなり、射出成形可能
である。
る。このものでは、弁箱主体(10)と第1筒体(3a)と第2
筒体(3b)とが夫々別体となっていることから、これらを
各別に成形することとなる。これらは、何れも、単純な
カップ状あるいは筒状であるから、射出成形金型の設計
上のアンダーカット部がないものとなり、射出成形可能
である。
【0015】そして、これらの組み立てに際しては、弁
箱主体(10)内にその上部開放端から第2筒体(3b)を挿入
して位置決め手段(7) により第2筒体(3b)の取付姿勢及
び取付位置を所定の状態に設定し、この状態で、筒部(1
1)から第1筒体(3a)を挿入して、この第1筒体(3a)の先
端部を第2筒体(3b)の筒体(2a)に嵌合すると、弁箱(1)
が完成する。この後、応動機構部(P) 等を装着すると減
圧弁となる。
箱主体(10)内にその上部開放端から第2筒体(3b)を挿入
して位置決め手段(7) により第2筒体(3b)の取付姿勢及
び取付位置を所定の状態に設定し、この状態で、筒部(1
1)から第1筒体(3a)を挿入して、この第1筒体(3a)の先
端部を第2筒体(3b)の筒体(2a)に嵌合すると、弁箱(1)
が完成する。この後、応動機構部(P) 等を装着すると減
圧弁となる。
【0016】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、入口側接続筒(1a)を具備する弁
箱主体(10)、弁室部(2) に相当する部分、及び入口側接
続筒(1a)に相当する部分が、各別に射出成形可能であ
り、しかも、これらの組み立てによって、従来の弁箱
(1) と同様の機能を発揮するものとなる。
有する。このものでは、入口側接続筒(1a)を具備する弁
箱主体(10)、弁室部(2) に相当する部分、及び入口側接
続筒(1a)に相当する部分が、各別に射出成形可能であ
り、しかも、これらの組み立てによって、従来の弁箱
(1) と同様の機能を発揮するものとなる。
【0017】なお、弁室部(2) に相当する部分が弁箱主
体(10)及び入口側接続筒(1a)と別体に構成されている
が、弁箱主体(10)内の位置決め手段(7) によって所定の
位置に位置決めされるから、この弁室部(2) の固定強度
も十分なものとなる。 [請求項3について]この請求項3の発明は、上記請求
項1の発明と同様の課題を解決するものであり、弁室部
(2) を弁箱主体(10)と一体に成型できるようにするもの
である。
体(10)及び入口側接続筒(1a)と別体に構成されている
が、弁箱主体(10)内の位置決め手段(7) によって所定の
位置に位置決めされるから、この弁室部(2) の固定強度
も十分なものとなる。 [請求項3について]この請求項3の発明は、上記請求
項1の発明と同様の課題を解決するものであり、弁室部
(2) を弁箱主体(10)と一体に成型できるようにするもの
である。
【0018】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒
(1b)が連設され且つ内部に入口側接続筒(1a)と連通する
弁室部(2) を具備する上下に開放する弁箱主体(10)と、
これの下端開放部を閉塞する閉塞部材(6) とから構成
し、これら弁箱主体(10)と閉塞部材(6) とをネジ止めし
て、弁箱主体(10)の下端開放部を気密状態に閉塞するよ
うにしたこと』である。
の技術的手段は、『入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒
(1b)が連設され且つ内部に入口側接続筒(1a)と連通する
弁室部(2) を具備する上下に開放する弁箱主体(10)と、
これの下端開放部を閉塞する閉塞部材(6) とから構成
し、これら弁箱主体(10)と閉塞部材(6) とをネジ止めし
て、弁箱主体(10)の下端開放部を気密状態に閉塞するよ
うにしたこと』である。
【0019】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、弁箱主体(10)内に弁室部(2) が突出
する構成となるが、この弁箱主体(10)は、その上端部及
び下端部が開放された形状となっているから、アンダー
カット部が生じないものとなり、これらの全体が一体的
に射出成形可能である。又、閉塞部材(6) は、略円盤状
となるから、これも、射出成形可能である。
る。このものでは、弁箱主体(10)内に弁室部(2) が突出
する構成となるが、この弁箱主体(10)は、その上端部及
び下端部が開放された形状となっているから、アンダー
カット部が生じないものとなり、これらの全体が一体的
に射出成形可能である。又、閉塞部材(6) は、略円盤状
となるから、これも、射出成形可能である。
【0020】そして、この減圧弁の組み立てに際して
は、前記弁箱主体(10)の下部開放端にシール手段を介在
させた状態で閉塞部材(6) をネジ止めすると、従来のも
のと同様の弁箱(1) となる。
は、前記弁箱主体(10)の下部開放端にシール手段を介在
させた状態で閉塞部材(6) をネジ止めすると、従来のも
のと同様の弁箱(1) となる。
【0021】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、弁箱主体(10)に対して弁室部
(2) 、入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が一体と
なった態様で射出成形できるから、入口側接続筒(1a)か
ら弁室部(2) までの経路のシール不良の問題が生じな
い。
有する。このものでは、弁箱主体(10)に対して弁室部
(2) 、入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が一体と
なった態様で射出成形できるから、入口側接続筒(1a)か
ら弁室部(2) までの経路のシール不良の問題が生じな
い。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図2から図7に基づい
て説明する。 [実施例1について]図2から図4に示す実施例1は、
既述の請求項1に対応するものであり、既述の弁室部
(2) に、出力弁部(4) の収容部となる内筒(22)を嵌入さ
せると共に、前記弁室部(2) を直線状筒体(3) と一体に
形成した筒ユニット(U) としている。そして、この筒ユ
ニット(U) 及び弁箱(1) は、ガラス繊維で補強したアロ
イ化合成樹脂によって射出成形され、更に、この減圧弁
に装着される応動機構部(P) は、基本的に従来例と同様
のものが採用される。
て説明する。 [実施例1について]図2から図4に示す実施例1は、
既述の請求項1に対応するものであり、既述の弁室部
(2) に、出力弁部(4) の収容部となる内筒(22)を嵌入さ
せると共に、前記弁室部(2) を直線状筒体(3) と一体に
形成した筒ユニット(U) としている。そして、この筒ユ
ニット(U) 及び弁箱(1) は、ガラス繊維で補強したアロ
イ化合成樹脂によって射出成形され、更に、この減圧弁
に装着される応動機構部(P) は、基本的に従来例と同様
のものが採用される。
【0023】前記弁箱(1) は、図2から図4に示すよう
に、下半部が半球状となるカップ状の弁箱主体(10)の胴
部から出口側接続筒(1b)を連設し且この出口側接続筒(1
b)の反対側に矩形状断面の筒部(11)を連設した構成とな
っており、弁箱主体(10)の上端開放部には、外側に張り
出し且つ後述の応動機構部(P) を取付ける為の取付フラ
ンジ(15)が突出形成され、筒部(11)の外側端部には、外
周側に張り出す第1フランジ(12)が突出形成されてい
る。尚、筒部(11)の断面内周形状は矩形状に構成され、
その大きさは、後述の筒ユニット(U) が挿入可能な大き
さに設定されている。
に、下半部が半球状となるカップ状の弁箱主体(10)の胴
部から出口側接続筒(1b)を連設し且この出口側接続筒(1
b)の反対側に矩形状断面の筒部(11)を連設した構成とな
っており、弁箱主体(10)の上端開放部には、外側に張り
出し且つ後述の応動機構部(P) を取付ける為の取付フラ
ンジ(15)が突出形成され、筒部(11)の外側端部には、外
周側に張り出す第1フランジ(12)が突出形成されてい
る。尚、筒部(11)の断面内周形状は矩形状に構成され、
その大きさは、後述の筒ユニット(U) が挿入可能な大き
さに設定されている。
【0024】上記弁箱主体(10)の内周面下部には、その
内周面から半径方向内側に突出する複数のリブ(17)(17)
が形成されており、これらリブ(17)(17)の先端部相互を
結ぶ円の大きさは、弁室部(2) の平面形状のそれよりも
小さく設定されると共に、リブ(17)(17)の上端内側部
が、弁室部(2) の下端周縁部に適合する形状となってい
る。
内周面から半径方向内側に突出する複数のリブ(17)(17)
が形成されており、これらリブ(17)(17)の先端部相互を
結ぶ円の大きさは、弁室部(2) の平面形状のそれよりも
小さく設定されると共に、リブ(17)(17)の上端内側部
が、弁室部(2) の下端周縁部に適合する形状となってい
る。
【0025】筒ユニット(U) は、円筒状の直線状筒体
(3) とこの一端に一体的に形成される弁室部(2) とから
なる。そして、前記直線状筒体(3) の他端を入口側接続
筒(1a)とすると共に、この入口側接続筒(1a)の近傍に前
記第1フランジ(12)に適合する大きさの第2フランジ(3
2)を張り出させ、この直線状筒体(3) の軸線と前記弁室
部(2) のそれとは直交する関係となっている。
(3) とこの一端に一体的に形成される弁室部(2) とから
なる。そして、前記直線状筒体(3) の他端を入口側接続
筒(1a)とすると共に、この入口側接続筒(1a)の近傍に前
記第1フランジ(12)に適合する大きさの第2フランジ(3
2)を張り出させ、この直線状筒体(3) の軸線と前記弁室
部(2) のそれとは直交する関係となっている。
【0026】前記弁室部(2) は、その上下方向長さが直
線状筒体(3) の外径よりも僅かに小さく設定されると共
に、この弁室部(2) の上端及び下端が直線状筒体(3) の
基部断面よりも上方及び下方に突出しない位置関係に設
定されている。つまり、弁室部(2) の第2フランジ(32)
への投影形状の上下端が直線状筒体(3) のそれの範囲内
に設定されている。そして、その下端部内周側にはフラ
ンジ(24)が形成されている。尚、前記第2フランジ(32)
からこの弁室部(2) の軸線までの距離は、弁箱主体(10)
の軸線から第1フランジ(12)までの距離に一致するよう
に設定されている。又、前記第2フランジ(32)における
直線状筒体(3) の近傍部分は筒部(11)内に突出する突出
フランジ(33)となっており、この突出フランジ(33)の外
周形状は、図4に示すように、前記筒部(11)の内周形状
に適合させてあり、突出フランジ(33)の外周面には、筒
部(11)の内周面との気密を確保する為のOリングが装着
されている。
線状筒体(3) の外径よりも僅かに小さく設定されると共
に、この弁室部(2) の上端及び下端が直線状筒体(3) の
基部断面よりも上方及び下方に突出しない位置関係に設
定されている。つまり、弁室部(2) の第2フランジ(32)
への投影形状の上下端が直線状筒体(3) のそれの範囲内
に設定されている。そして、その下端部内周側にはフラ
ンジ(24)が形成されている。尚、前記第2フランジ(32)
からこの弁室部(2) の軸線までの距離は、弁箱主体(10)
の軸線から第1フランジ(12)までの距離に一致するよう
に設定されている。又、前記第2フランジ(32)における
直線状筒体(3) の近傍部分は筒部(11)内に突出する突出
フランジ(33)となっており、この突出フランジ(33)の外
周形状は、図4に示すように、前記筒部(11)の内周形状
に適合させてあり、突出フランジ(33)の外周面には、筒
部(11)の内周面との気密を確保する為のOリングが装着
されている。
【0027】尚、上記した弁箱主体(10)の上端開放部に
は、図2に示すように、ダイヤフラム(D) 、これを下方
に付勢するバネ(S) 、出力弁部(4) 、内筒(22)等が一体
のユニットとなった応動機構部(P) が装着される。前記
内筒(22)は、図2に示すように、弁箱主体(10)の上端開
放部に被蓋され且つ複数の透孔(53)(53)を形成した環状
の蓋板(5) の中央下面に連設一体化され、この蓋板(5)
の近傍部に、弁室部(2) の上端開放部に対接するフラン
ジ部とこれに嵌入する嵌入部とからなる形状の鍔部(26)
が形成されている。そして、この下方域は前記弁室部
(2) を貫通してその下端は弁座部(20)となり弁室部(2)
の下方に突出すると共に、この突出部近傍の外径は、弁
室部(2) のフランジ部(24)の内周径に丁度嵌入する直径
に設定され、この部分が弁室部(2) との下方の嵌合部と
なっている。弁室部(2) の内周径と内筒(22)の外周径と
の関係からこれら上下の嵌合部の間の外周には弁室部
(2) の内周との間に所定の間隙が形成される。また、前
記内筒(22)の構成壁中程には複数の透孔(23)(23)が配設
され、内筒(22)の内外を連通している。
は、図2に示すように、ダイヤフラム(D) 、これを下方
に付勢するバネ(S) 、出力弁部(4) 、内筒(22)等が一体
のユニットとなった応動機構部(P) が装着される。前記
内筒(22)は、図2に示すように、弁箱主体(10)の上端開
放部に被蓋され且つ複数の透孔(53)(53)を形成した環状
の蓋板(5) の中央下面に連設一体化され、この蓋板(5)
の近傍部に、弁室部(2) の上端開放部に対接するフラン
ジ部とこれに嵌入する嵌入部とからなる形状の鍔部(26)
が形成されている。そして、この下方域は前記弁室部
(2) を貫通してその下端は弁座部(20)となり弁室部(2)
の下方に突出すると共に、この突出部近傍の外径は、弁
室部(2) のフランジ部(24)の内周径に丁度嵌入する直径
に設定され、この部分が弁室部(2) との下方の嵌合部と
なっている。弁室部(2) の内周径と内筒(22)の外周径と
の関係からこれら上下の嵌合部の間の外周には弁室部
(2) の内周との間に所定の間隙が形成される。また、前
記内筒(22)の構成壁中程には複数の透孔(23)(23)が配設
され、内筒(22)の内外を連通している。
【0028】なお、内筒(22)の内周面における上端から
の一定範囲は、その下方より大径に設定された大径孔部
(25)となっており、この大径孔部(25)が後述の摺動部(4
2)の収容部となっている。尚、前記内筒(22)の透孔(23)
(23)の形成部外周には、ストレーナー(T) が外嵌装着さ
れ、内筒(22)内への異物の侵入を防止している。
の一定範囲は、その下方より大径に設定された大径孔部
(25)となっており、この大径孔部(25)が後述の摺動部(4
2)の収容部となっている。尚、前記内筒(22)の透孔(23)
(23)の形成部外周には、ストレーナー(T) が外嵌装着さ
れ、内筒(22)内への異物の侵入を防止している。
【0029】前記出力弁部(4) は、前記大径孔部(25)に
対して気密摺動可能に嵌入する摺動部(42)と、これとは
別体に形成され且つ弁軸(41)を介してこれの下方に連設
された開閉弁(43)とからなる。前記開閉弁(43)は、前記
内筒(22)内に上方から挿入された弁軸(41)の下端突出部
にネジ止めされる。また、出力弁部(4) の上端はダイヤ
フラム(D) を介して受圧板(M) の中心部にネジ止め連結
されている。
対して気密摺動可能に嵌入する摺動部(42)と、これとは
別体に形成され且つ弁軸(41)を介してこれの下方に連設
された開閉弁(43)とからなる。前記開閉弁(43)は、前記
内筒(22)内に上方から挿入された弁軸(41)の下端突出部
にネジ止めされる。また、出力弁部(4) の上端はダイヤ
フラム(D) を介して受圧板(M) の中心部にネジ止め連結
されている。
【0030】尚、前記弁軸(41)の長さは、所定の長さに
設定されており、摺動部(42)が大径孔部(25)に対して摺
動する範囲内に置けるスライドに伴って、開閉弁(43)が
弁座部(20)と接離する関係となっている。更に、前記
(M) 上にはバネ(S) が装着されると共に、このバネ(S)
を収容する略円すい形状のバネ保持筒(H) が蓋板(5) 及
びこれらの間に介在されるダイヤフラム(D) と一体に組
み合わされて、取付フランジ(15)にネジ止めされてい
る。そして、前記バネ保持筒(H) の上端部には、調整ネ
ジ(H2)がねじ込まれており、この調整ネジ(H2)の先端
が、バネ(S) の上端に載置し且つ中央部が下方に湾曲し
たバネ受(C) に当接している。 [成形及び組み立ての実際について]次に、上記構成の
減圧器の各部を成形し、これらを組み立てる実際につい
て、以下に詳述する。
設定されており、摺動部(42)が大径孔部(25)に対して摺
動する範囲内に置けるスライドに伴って、開閉弁(43)が
弁座部(20)と接離する関係となっている。更に、前記
(M) 上にはバネ(S) が装着されると共に、このバネ(S)
を収容する略円すい形状のバネ保持筒(H) が蓋板(5) 及
びこれらの間に介在されるダイヤフラム(D) と一体に組
み合わされて、取付フランジ(15)にネジ止めされてい
る。そして、前記バネ保持筒(H) の上端部には、調整ネ
ジ(H2)がねじ込まれており、この調整ネジ(H2)の先端
が、バネ(S) の上端に載置し且つ中央部が下方に湾曲し
たバネ受(C) に当接している。 [成形及び組み立ての実際について]次に、上記構成の
減圧器の各部を成形し、これらを組み立てる実際につい
て、以下に詳述する。
【0031】上記の弁箱主体(10)及び筒ユニット(U) の
形状はアンダーカット部がないことから公知の方法によ
って合成樹脂により射出成型できる。尚、この実施例に
おいては、上記の弁箱(1) 及び筒ユニット(U) の原料と
して、ポリフェニレンエーテル樹脂とナイロン樹脂とを
アロイ化し、これに、ガラス繊維からなるフィラーを混
入したものを採用している。
形状はアンダーカット部がないことから公知の方法によ
って合成樹脂により射出成型できる。尚、この実施例に
おいては、上記の弁箱(1) 及び筒ユニット(U) の原料と
して、ポリフェニレンエーテル樹脂とナイロン樹脂とを
アロイ化し、これに、ガラス繊維からなるフィラーを混
入したものを採用している。
【0032】又、この実施例では、内筒(22)を一体化さ
せた蓋板(5) 及びバネ保持筒(H) をも共に上記の合成樹
脂の射出成型によって製作するものとしている。そこ
で、前者の内筒(22)を一体化させた蓋板(5) の射出成型
の金型構造を簡素化する為、大径孔部(25)の形成部を上
方に開放する筒部とし、その外周部の(26)の周縁から張
り出すフランジ部が蓋板(5) となっている。従って、蓋
板(5) と内筒(22)との結合部にも上下方向のアンダーカ
ット部が生じないこととなり、金型構造が簡素化でき
る。なお、前記バネ保持筒(H) の形状は単純であるか
ら、金型構造上の問題はない。
せた蓋板(5) 及びバネ保持筒(H) をも共に上記の合成樹
脂の射出成型によって製作するものとしている。そこ
で、前者の内筒(22)を一体化させた蓋板(5) の射出成型
の金型構造を簡素化する為、大径孔部(25)の形成部を上
方に開放する筒部とし、その外周部の(26)の周縁から張
り出すフランジ部が蓋板(5) となっている。従って、蓋
板(5) と内筒(22)との結合部にも上下方向のアンダーカ
ット部が生じないこととなり、金型構造が簡素化でき
る。なお、前記バネ保持筒(H) の形状は単純であるか
ら、金型構造上の問題はない。
【0033】上記のように製作された弁箱主体(10)と筒
ユニット(U) の組み立てに際しては、先ず、筒ユニット
(U) を弁室部(2) 側から弁箱(1) の筒部(11)へ挿入し、
第2フランジ(32)を第1フランジ(12)に対接させてネジ
止めする。このとき、第2フランジ(32)からこの弁室部
(2) の軸線までの距離が既述のように所定の距離に設定
されると共に、リブ(17)(17)の上端内周部の形状及び位
置が弁室部(2) の最終セット位置との関係で決定されて
いることから、弁室部(2) は、弁箱主体(10)に対して同
心位置に且つ適正高さ位置にセットされてリブ(17)(17)
によって支持されることとなる。
ユニット(U) の組み立てに際しては、先ず、筒ユニット
(U) を弁室部(2) 側から弁箱(1) の筒部(11)へ挿入し、
第2フランジ(32)を第1フランジ(12)に対接させてネジ
止めする。このとき、第2フランジ(32)からこの弁室部
(2) の軸線までの距離が既述のように所定の距離に設定
されると共に、リブ(17)(17)の上端内周部の形状及び位
置が弁室部(2) の最終セット位置との関係で決定されて
いることから、弁室部(2) は、弁箱主体(10)に対して同
心位置に且つ適正高さ位置にセットされてリブ(17)(17)
によって支持されることとなる。
【0034】なお、第2フランジ(32)の突出フランジ(3
3)に装着したOリングによって、筒ユニット(U) と筒部
(11)との嵌合部の気密が確保される。この後、既述の応
動機構部(P) を、弁箱(1) の上端開放部から嵌め込み、
内筒(22)を弁室部(2) 内に嵌入装着して蓋板(5) の(52)
及びバネ保持筒(H) の周縁を取付フランジ(15)に共締め
すると、この減圧弁の組み立てが完成する。このとき、
弁室部(2) は、リブ(17)(17)によって下方から支持され
ているから、この内筒(22)の嵌入に際して、弁室部(2)
が下方に撓むことがない。そして、内筒(22)が弁室部
(2) 内に装着された状態では、これらの間に間隙が形成
され且この間隙が透孔(23)(23)によって内筒(22)内と連
通されるから、この内筒(22)内と直線状筒体(3) 内とが
連通されることとなる。尚、前記(26)及び内筒(22)の胴
部におけるフランジ部(24)との嵌合部には、シール材が
装着され、内筒(22)と弁室部(2) との嵌合部の気密が確
保される。又、前記蓋板(5) における取付フランジ(15)
との嵌合部にもシール材が装着され、この嵌合部の気密
が確保されている。
3)に装着したOリングによって、筒ユニット(U) と筒部
(11)との嵌合部の気密が確保される。この後、既述の応
動機構部(P) を、弁箱(1) の上端開放部から嵌め込み、
内筒(22)を弁室部(2) 内に嵌入装着して蓋板(5) の(52)
及びバネ保持筒(H) の周縁を取付フランジ(15)に共締め
すると、この減圧弁の組み立てが完成する。このとき、
弁室部(2) は、リブ(17)(17)によって下方から支持され
ているから、この内筒(22)の嵌入に際して、弁室部(2)
が下方に撓むことがない。そして、内筒(22)が弁室部
(2) 内に装着された状態では、これらの間に間隙が形成
され且この間隙が透孔(23)(23)によって内筒(22)内と連
通されるから、この内筒(22)内と直線状筒体(3) 内とが
連通されることとなる。尚、前記(26)及び内筒(22)の胴
部におけるフランジ部(24)との嵌合部には、シール材が
装着され、内筒(22)と弁室部(2) との嵌合部の気密が確
保される。又、前記蓋板(5) における取付フランジ(15)
との嵌合部にもシール材が装着され、この嵌合部の気密
が確保されている。
【0035】上記のように組み立てられた減圧弁は、既
述の従来例のものと同様に作用するが、このものでは、
蓋板(5) の透孔(53)(53)を介して弁箱(1) 内の水がダイ
ヤフラム(D) と連通していることから、この弁箱(1) 内
の二次側の圧力変化によってダイヤフラム(D) が応動す
る。又、既述したように、調整ネジ(H2)のねじ込み度合
いを変化させることにより、ダイヤフラム(D) が応動を
開始する二次圧の設定ができる。 [実施例2について]図5及び図6に示す実施例2は、
既述の請求項2に対応するものであり、実施例1と同様
に、既述の第2筒体(3b)の弁室部(2) を、別体の内筒(2
2)を嵌入させる構成とし、この弁室部(2) の胴部から突
出した筒体(2a)に第1筒体(3a)を嵌合するようにしたも
のである。そして、既述の位置決め手段(7) を、弁箱
(1) の弁箱主体(10)内に突設した複数の位置決め用支持
リブ(71)(71)としたものである。
述の従来例のものと同様に作用するが、このものでは、
蓋板(5) の透孔(53)(53)を介して弁箱(1) 内の水がダイ
ヤフラム(D) と連通していることから、この弁箱(1) 内
の二次側の圧力変化によってダイヤフラム(D) が応動す
る。又、既述したように、調整ネジ(H2)のねじ込み度合
いを変化させることにより、ダイヤフラム(D) が応動を
開始する二次圧の設定ができる。 [実施例2について]図5及び図6に示す実施例2は、
既述の請求項2に対応するものであり、実施例1と同様
に、既述の第2筒体(3b)の弁室部(2) を、別体の内筒(2
2)を嵌入させる構成とし、この弁室部(2) の胴部から突
出した筒体(2a)に第1筒体(3a)を嵌合するようにしたも
のである。そして、既述の位置決め手段(7) を、弁箱
(1) の弁箱主体(10)内に突設した複数の位置決め用支持
リブ(71)(71)としたものである。
【0036】弁箱主体(10)は、基本的には、実施例1と
同様のものであるが、この実施例2では、筒部(11)を、
円形断面としている。そして、この筒部(11)の内径は、
後述の第1筒体(3a)の外径に適合させ、この開放端から
一定範囲の内周面には、雌ネジが刻設されている。更
に、弁箱主体(10)の下半部の内周面に突設された複数の
位置決め用支持リブ(71)(71)は、その先端側上端部が弁
室部(2) の下端周縁部に適合する形状に形成されてい
る。
同様のものであるが、この実施例2では、筒部(11)を、
円形断面としている。そして、この筒部(11)の内径は、
後述の第1筒体(3a)の外径に適合させ、この開放端から
一定範囲の内周面には、雌ネジが刻設されている。更
に、弁箱主体(10)の下半部の内周面に突設された複数の
位置決め用支持リブ(71)(71)は、その先端側上端部が弁
室部(2) の下端周縁部に適合する形状に形成されてい
る。
【0037】第2筒体(3b)は、弁室部(2) の胴部から筒
体(2a)を突出させたものであり、この弁室部(2) の中心
から筒体(2a)の先端までの距離が、弁箱主体(10)の内周
半径よりも短く設定されている。そして、弁室部(2) の
フランジ部(24)の下面には、弁室部(2) の配設姿勢を適
正にセットした場合において前記位置決め用支持リブ(7
1)(71)に適合する位置に、この各位置決め用支持リブ(7
1)の板厚分の間隙を隔てた一対の矩形状の突起(28)(28)
が、連設されている。
体(2a)を突出させたものであり、この弁室部(2) の中心
から筒体(2a)の先端までの距離が、弁箱主体(10)の内周
半径よりも短く設定されている。そして、弁室部(2) の
フランジ部(24)の下面には、弁室部(2) の配設姿勢を適
正にセットした場合において前記位置決め用支持リブ(7
1)(71)に適合する位置に、この各位置決め用支持リブ(7
1)の板厚分の間隙を隔てた一対の矩形状の突起(28)(28)
が、連設されている。
【0038】第1筒体(3a)は、外側端部を入口側接続筒
(1a)とし、これの内側近傍を六角ナット状の工具対応部
(34)とし、更に、これの内側に環状の位置決めリブ(35)
を設け、この位置決めリブ(35)より内側部分を、前記筒
部(11)への内挿部(36)としたものであり、この内挿部(3
6)における位置決めリブ(35)からの一定範囲には雄ネジ
が形成され、内挿部(36)の先端側の一定範囲は前記内挿
部(36)よりも小径に設定された小径部(36a) となってい
る。そして、この内挿部(36)の長さは、弁箱主体(10)の
中心から筒部(11)の端縁までの距離から、弁室部(2) の
内周半径を引いた値よりも僅かに短くしてある。尚、小
径部(36a) 、及び、内挿部(36)における筒部(11)との嵌
合部にはシール材が装着され、上記各部が組み合わされ
た状態で、これら各嵌合部の気密を確保するようになっ
ている。
(1a)とし、これの内側近傍を六角ナット状の工具対応部
(34)とし、更に、これの内側に環状の位置決めリブ(35)
を設け、この位置決めリブ(35)より内側部分を、前記筒
部(11)への内挿部(36)としたものであり、この内挿部(3
6)における位置決めリブ(35)からの一定範囲には雄ネジ
が形成され、内挿部(36)の先端側の一定範囲は前記内挿
部(36)よりも小径に設定された小径部(36a) となってい
る。そして、この内挿部(36)の長さは、弁箱主体(10)の
中心から筒部(11)の端縁までの距離から、弁室部(2) の
内周半径を引いた値よりも僅かに短くしてある。尚、小
径部(36a) 、及び、内挿部(36)における筒部(11)との嵌
合部にはシール材が装着され、上記各部が組み合わされ
た状態で、これら各嵌合部の気密を確保するようになっ
ている。
【0039】尚、この実施例2では、実施例1と同様の
応動機構部(P) が採用される。このものでは、実施例1
と同様に、第1筒体(3a)、第2筒体(3b)、弁箱主体(10)
が、既述の合成樹脂によって射出成形されるが、既述の
筒ユニット(U) として作用する第1筒体(3a)及び第2筒
体(3b)が別体となっていることから、各金型の設定がよ
り簡単となり、又、成形時における製品の取り出し等が
容易となる。
応動機構部(P) が採用される。このものでは、実施例1
と同様に、第1筒体(3a)、第2筒体(3b)、弁箱主体(10)
が、既述の合成樹脂によって射出成形されるが、既述の
筒ユニット(U) として作用する第1筒体(3a)及び第2筒
体(3b)が別体となっていることから、各金型の設定がよ
り簡単となり、又、成形時における製品の取り出し等が
容易となる。
【0040】上記各部の組み立てに際しては、第2筒体
(3b)を弁箱主体(10)内に挿入し、筒体(2a)が筒部(11)側
となる姿勢で、突起(28)(28)を各位置決め用支持リブ(7
1)と嵌合させると、この第2筒体(3b)の取付姿勢及び取
付位置が適正に設定される。更に、この後、筒部(11)か
ら第1筒体(3a)をねじ込んでいくと、小径部(36a)が筒
体(2a)内に嵌入され、位置決めリブ(35)が筒部(11)の端
縁に対接した時点で、前記小径部(36a) と筒体(2a)との
嵌合が所定度合いのものとなる。
(3b)を弁箱主体(10)内に挿入し、筒体(2a)が筒部(11)側
となる姿勢で、突起(28)(28)を各位置決め用支持リブ(7
1)と嵌合させると、この第2筒体(3b)の取付姿勢及び取
付位置が適正に設定される。更に、この後、筒部(11)か
ら第1筒体(3a)をねじ込んでいくと、小径部(36a)が筒
体(2a)内に嵌入され、位置決めリブ(35)が筒部(11)の端
縁に対接した時点で、前記小径部(36a) と筒体(2a)との
嵌合が所定度合いのものとなる。
【0041】この後、応動機構部(P) の装着を行うと、
この減圧弁の組み立てが完了する。 [実施例3について]図7に示す実施例3は、既述の請
求項3に対応するものであり、この実施例3において
も、既述の弁室部(2) を、これに内筒(22)を嵌入させた
構成している。弁箱(1) は、上下に開放した筒状の弁箱
主体(10)と、この弁箱主体(10)の下端開放部を閉塞する
閉塞部材(6) とからなる。前記弁箱主体(10)には、胴部
に入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が連設され、
上端部には、応動機構部(P) 用の取付フランジ(15)が張
り出され、下端部には、閉塞部材(6) を装着するための
取付フランジ(18)が張り出されている。
この減圧弁の組み立てが完了する。 [実施例3について]図7に示す実施例3は、既述の請
求項3に対応するものであり、この実施例3において
も、既述の弁室部(2) を、これに内筒(22)を嵌入させた
構成している。弁箱(1) は、上下に開放した筒状の弁箱
主体(10)と、この弁箱主体(10)の下端開放部を閉塞する
閉塞部材(6) とからなる。前記弁箱主体(10)には、胴部
に入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が連設され、
上端部には、応動機構部(P) 用の取付フランジ(15)が張
り出され、下端部には、閉塞部材(6) を装着するための
取付フランジ(18)が張り出されている。
【0042】そして、弁箱主体(10)内における中央部よ
り少し上方の位置には、弁室部(2)が同心状に配設さ
れ、この弁室部(2) は、弁箱主体(10)の内周面から突出
した連結筒部(30)によって、弁箱主体(10)と一体化され
て、この弁室部(2) 内が入口側接続筒(1a)と連通されて
いる。又、図7及び図8のように、前記弁室部(2) と弁
箱主体(10)の内周面とは、複数のリブ(17)(17)により連
結一体化されている。
り少し上方の位置には、弁室部(2)が同心状に配設さ
れ、この弁室部(2) は、弁箱主体(10)の内周面から突出
した連結筒部(30)によって、弁箱主体(10)と一体化され
て、この弁室部(2) 内が入口側接続筒(1a)と連通されて
いる。又、図7及び図8のように、前記弁室部(2) と弁
箱主体(10)の内周面とは、複数のリブ(17)(17)により連
結一体化されている。
【0043】そして、前記閉塞部材(6) は、周縁の環状
平面部より内周側の範囲が下方にふくらんだ円弧状断面
に形成され、その外周径は、前記取付フランジ(18)に一
致する大きさとしてある。又、この閉塞部材(6) の上面
の周縁近傍には弁箱主体(10)内に丁度嵌入する位置に環
状の隆起部(62)が形成され、シール材が介装された状態
で前記取付けフランジ(18)にネジ止め装着される。
平面部より内周側の範囲が下方にふくらんだ円弧状断面
に形成され、その外周径は、前記取付フランジ(18)に一
致する大きさとしてある。又、この閉塞部材(6) の上面
の周縁近傍には弁箱主体(10)内に丁度嵌入する位置に環
状の隆起部(62)が形成され、シール材が介装された状態
で前記取付けフランジ(18)にネジ止め装着される。
【0044】尚、応動機構部(P) としては既述の実施例
と同じ構成のものが採用されている。このものでは、弁
箱主体(10)の上下が共に開放していることから、弁箱
(1) の底壁部以外の各部が一体的に成型できることとな
る。尚、前記リブ(17)(17)の存在は、この成形のための
金型構造上の障害にはならない。
と同じ構成のものが採用されている。このものでは、弁
箱主体(10)の上下が共に開放していることから、弁箱
(1) の底壁部以外の各部が一体的に成型できることとな
る。尚、前記リブ(17)(17)の存在は、この成形のための
金型構造上の障害にはならない。
【0045】そして、上記各実施例と同様にして各部が
組立てられることは勿論、出力弁部(4) の開閉弁(43)が
応動機構部(P) の組付け後に弁軸(41)の下端に組みつけ
ることも可能となる。そして、この後に、閉塞部材(6)
を取付けると、組立てが完了する。なお、この実施例で
は、弁室部(2) は、連結筒部(30)と前記リブ(17)(17)に
よって連結一体化されていることから、弁室部(2) の位
置決め強度が強化されている。
組立てられることは勿論、出力弁部(4) の開閉弁(43)が
応動機構部(P) の組付け後に弁軸(41)の下端に組みつけ
ることも可能となる。そして、この後に、閉塞部材(6)
を取付けると、組立てが完了する。なお、この実施例で
は、弁室部(2) は、連結筒部(30)と前記リブ(17)(17)に
よって連結一体化されていることから、弁室部(2) の位
置決め強度が強化されている。
【0046】尚、上記の何れの実施例でも、弁室部(2)
は、出力弁部(4) を挿入させた内筒(22)を具備する構成
としているが、弁室部(2) を、出力弁部(4) を直接挿入
する構成としてもよい。更に、既述の合成樹脂以外で
も、強度及び成形性が確保できるものであれば、他の合
成樹脂でもよい。
は、出力弁部(4) を挿入させた内筒(22)を具備する構成
としているが、弁室部(2) を、出力弁部(4) を直接挿入
する構成としてもよい。更に、既述の合成樹脂以外で
も、強度及び成形性が確保できるものであれば、他の合
成樹脂でもよい。
【図1】従来技術における減圧弁の断面図
【図2】実施例1の減圧弁の断面図
【図3】実施例1の筒ユニット(U) 及び弁箱主体(10)の
縦断面図
縦断面図
【図4】実施例1の筒ユニット(U) 及び弁箱主体(10)の
横断面図
横断面図
【図5】実施例2の弁箱主体(10)、第1筒体(3a)、第2
筒体(3b)の縦断面図
筒体(3b)の縦断面図
【図6】実施例2の弁箱主体(10)、第1筒体(3a)、第2
筒体(3b)の横断面図
筒体(3b)の横断面図
【図7】実施例3の減圧弁の縦断面図
【図8】実施例3の減圧弁の弁箱主体(10)の横断面図
(10)・・・弁箱主体 (1a)・・・入口側接続筒 (1b)・・・出口側接続筒 (1) ・・・弁箱 (P) ・・・応動機構部 (4) ・・・出力弁部 (2) ・・・弁室部 (12)・・・第1フランジ (11)・・・筒部 (3) ・・・直線状筒体 (32)・・・第2フランジ (U) ・・・筒ユニット (3a)・・・第1筒体 (3b)・・・第2筒体 (34)・・・工具対応部 (2a)・・・筒体 (6) ・・・閉塞部材
Claims (3)
- 【請求項1】 上方に開放する弁箱主体(10)の胴部に
入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を連設した弁箱
(1) と、前記弁箱主体(10)の上端開放部に装着した応動
機構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ前記入口側接続筒(1
a)に連通させた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉
するようにした水回路用の減圧弁において、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 直線状筒体(3) の外側端部を入口側接続筒(1a)とし
且この入口側接続筒(1a)の近傍に前記第1フランジ(12)
に適合する大きさの第2フランジ(32)を張り出させると
共に、この内側端にこの直線状筒体(3) と直交するよう
に弁室部(2) を連設した筒ユニット(U) とからなり、 筒部(11)を前記筒ユニット(U) の第2フランジ(32)より
内側部が挿通可能な大きさに設定し、第2フランジ(32)
から弁室部(2) の軸線までの距離を弁箱主体(10)の中心
から第1フランジ(12)までの距離に一致させ、第1フラ
ンジ(12)と第2フランジ(32)とを相互にネジ止めして、
筒ユニット(U) と筒部(11)との嵌合部を気密状態に結合
させるようにした水回路用減圧弁。 - 【請求項2】 上方に開放する弁箱主体(10)の胴部に
入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を連設した弁箱
(1) と、前記弁箱主体(10)の上端開放部に装着した応動
機構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ前記入口側接続筒(1
a)に連通させた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉
するようにした水回路用の減圧弁において、 第1フランジ(12)を具備する筒部(11)及び出口側接
続筒(1b)が連設された弁箱主体(10)と、 外側端部を入口側接続筒(1a)とし、これの内側近傍
を工具対応部(34)とした直線筒状の第1筒体(3a)と、 弁室部(2) に連通するようにその胴部から突出させ
た筒体(2a)を具備し且つ全体が弁箱主体(10)の開放端か
ら挿入できる大きさとした第2筒体(3b)と、 弁箱主体(10)内に設けられた第2筒体(3b)の取付姿
勢及び取付位置を定める位置決め手段(7) とからなり、 前記第1筒体(3a)における工具対応部(34)より内側の外
径を、筒部(11)に内挿され得る大きさに設定し、第2筒
体(3b)の筒体(2a)を、前記第1筒体(3a)の内側端部に密
に嵌合させ、前記第1筒体(3a)の内側端部と第2筒体(3
b)の筒体(2a)、及び、筒部(11)と第1筒体(3a)との嵌合
部を気密状態に結合させるようにした水回路用減圧弁。 - 【請求項3】 上方に開放する弁箱主体(10)の胴部に
入口側接続筒(1a)及び出口側接続筒(1b)を連設した弁箱
(1) と、前記弁箱主体(10)の上端開放部に装着した応動
機構部(P) とからなり、前記応動機構部(P) の出力弁部
(4) により、弁箱(1) 内に設け且つ前記入口側接続筒(1
a)に連通させた筒状の弁室部(2) を二次圧に応じて開閉
するようにした水回路用の減圧弁において、入口側接続
筒(1a)及び出口側接続筒(1b)が連設され且つ内部に入口
側接続筒(1a)と連通する弁室部(2) を具備する上下に開
放する弁箱主体(10)と、これの下端開放部を閉塞する閉
塞部材(6) とから構成し、これら弁箱主体(10)と閉塞部
材(6) とをネジ止めして、弁箱主体(10)の下端開放部を
気密状態に閉塞するようにした水回路用減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19037793A JPH0742859A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水回路用減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19037793A JPH0742859A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水回路用減圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742859A true JPH0742859A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16257167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19037793A Pending JPH0742859A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 水回路用減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742859A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048549A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Danrei:Kk | 減圧弁組立体 |
JP2014509033A (ja) * | 2011-03-21 | 2014-04-10 | テスコム・コーポレーション | 流体レギュレータに用いられるボンネット部材 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19037793A patent/JPH0742859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048549A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Danrei:Kk | 減圧弁組立体 |
JP2014509033A (ja) * | 2011-03-21 | 2014-04-10 | テスコム・コーポレーション | 流体レギュレータに用いられるボンネット部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |