JPH0742203A - 雑用水貯留施設 - Google Patents

雑用水貯留施設

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JPH0742203A
JPH0742203A JP6001594A JP159494A JPH0742203A JP H0742203 A JPH0742203 A JP H0742203A JP 6001594 A JP6001594 A JP 6001594A JP 159494 A JP159494 A JP 159494A JP H0742203 A JPH0742203 A JP H0742203A
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Seiichiro Takai
征一郎 高井
Mitsuhiko Tsuchiya
光彦 土屋
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TOOTETSU KK
Sanyo Industries Ltd
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SANYO KOGYO KK
TOOTETSU KK
Sanyo Industries Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的狭いスペースに設置でき、貯留槽を増減
することにより比較的簡単に貯水能力を増減でき、貯留
槽の雨水の位置エネルギを利用することによりポンプが
なくても貯留した雨水を雑用水として必要な場所に供給
できる。 【構成】雨樋14より低い位置に3つの貯留槽11〜1
3が積重ねられる。第1供給流路21により雨樋と第1
貯留槽11とが接続され、一端が第1貯留槽の下面に接
続された第2供給流路22の他端に供給バルブ33が設
けられる。逆止弁43が設けられた第3供給流路23の
一端が第2及び第3貯留槽12,13の下面にそれぞれ
接続され、他端が第2供給流路にそれぞれ接続される。
第1及び第2貯留槽に貯留された雨水がそれぞれ所定の
水位になったときオーバフロー流路41が所定の水位以
上の雨水をそれぞれ第2及び第3貯留槽に導く。第1貯
留槽から順に雨水が貯まり、第1貯留槽の雨水から順に
供給先に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家屋の屋根又は屋上に落
下した雨水や浴槽の使用済みの水を貯留する施設に関す
る。更に詳しくは貯留した水を庭への散水、自動車の洗
浄用水、トイレ用水等の雑用水として利用するための雑
用水貯留施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、雨水を有効に利用するために、雨
水を地上に設置された地上貯留槽又は地下に埋設された
地下貯留槽に貯留し、この貯留された雨水を雑用水とし
て必要な場所にポンプにより供給する方法が実施され始
めている。一方、浴槽の使用済みの水を有効に利用する
ために、この水を可搬式の小型ポンプや手桶により洗濯
機に供給して、衣類の洗濯用水として利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記雨水の利
用方法では、都市部のように家屋が密集している地域で
は貯留槽を設置する場所を確保するのが難しい問題点が
あった。また貯留された雨水をポンプを用いて供給しな
ければならず、ランニングコストを増大させる不具合が
あった。また、上記浴槽の使用済みの水の利用方法で
は、手間がかかる上、洗濯用水として利用されずに浴槽
に残った水は捨てられてしまい、利用率が未だ十分でな
い。
【0004】本発明の第1の目的は、比較的狭いスペー
スに設置でき、雑用水の必要量に応じて貯留槽を増減す
ることにより比較的簡単に貯水能力を増減でき、かつ貯
留槽の雨水の位置エネルギを利用することによりポンプ
等の動力源がなくても貯留した雨水を雑用水として必要
な場所に供給できる雑用水貯留施設を提供することにあ
る。本発明の第2の目的は、浴槽の使用済みの水をポン
プにて貯留槽に貯留することによりその位置エネルギを
利用して雑用水として必要な場所に供給でき、浴槽の使
用済みの水を有効に利用できる雑用水貯留施設を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1、図3、図7
〜図14を用いて説明する。本発明の第1の雑用水貯留
施設は、図1及び図3に示すように、家屋の屋根又は屋
上の周縁に沿って設けられ屋根又は屋上に落下した雨水
15を受ける雨水流路14と、雨水流路14より低い位
置に鉛直方向に複数配設された貯留部11〜13と、雨
水流路14が受けた雨水15を貯留部11〜13のうち
最上段の貯留部11に導く第1供給流路21と、一端が
最上段の貯留部11の下面又は側面下部に接続され他端
に供給バルブ33が設けられた第2供給流路22と、一
端が最上段の貯留部11を除く貯留部12,13の下面
又は側面下部にそれぞれ接続され逆止弁43を介して他
端が第2供給流路22にそれぞれ接続された第3供給流
路23と、貯留部11〜13のうち最下段の貯留部13
を除く貯留部11,12に貯留された雨水15がそれぞ
れ所定の水位以上になったとき所定の水位以上の雨水1
5を最下段の貯留部13を除く貯留部11,12の直下
の貯留部12,13にそれぞれ導くオーバフロー流路4
1とを備えものである。その特徴ある構成は、逆止弁4
3が、第3供給流路23の他端側の圧力が第3供給流路
23の一端側の圧力以上のとき第3供給流路23に雨水
15が流れるのを阻止し、第3供給流路23の他端側の
圧力が第3供給流路23の一端側の圧力未満のとき第3
供給流路23の一端から他端に雨水15が流れるのを許
容するように構成されたところにある。
【0006】本発明の第2の雑用水貯留施設は、図7に
示すように、鉛直方向に複数配設された貯留部11〜1
3と、貯留部11〜13のうち最上段の貯留部11と浴
槽とを接続する第4供給流路74と、第4供給流路74
の途中に設けられ浴槽の使用済みの水を最上段の貯留部
11に汲み上げるポンプ71と、一端が最上段の貯留部
11の下面又は側面下部に接続され他端に供給バルブ3
3が設けられた第2供給流路23と、一端が最上段の貯
留部11を除く貯留部12,13の下面又は側面下部に
それぞれ接続され逆止弁43を介して他端が第2供給流
路22にそれぞれ接続された第3供給流路23と、貯留
部11〜13のうち最下段の貯留部13を除く貯留部1
1,12に貯留された使用済み水がそれぞれ所定の水位
以上になったとき所定の水位以上の使用済みの水を最下
段の貯留部13を除く貯留部11,12の直下の貯留部
12,13にそれぞれ導くオーバフロー流路41とを備
える。その特徴ある構成は、逆止弁43が、第3供給流
路23の他端側の圧力が第3供給流路23の一端側の圧
力以上のとき第3供給流路23に使用済みの水が流れる
のを阻止し、第3供給流路23の他端側の圧力が第3供
給流路23の一端側の圧力未満のとき第3供給流路23
の一端から他端に使用済みの水が流れるのを許容するよ
うに構成されたところにある。
【0007】また、図1又は図7に示すように、複数の
貯留部11〜13が複数の貯留槽であり、これらの貯留
槽11〜13を鉛直方向に積重ねることもできる。ま
た、図8又は図9に示すように、複数の貯留部81〜8
4又は111〜114が縦長の単一の貯留槽80又は1
10の内部を略水平方向に延びる仕切板86又は116
により区画された複数の貯留室であることが好ましい。
また、図9に示すように、第2供給流路122を最上段
の貯留室111の底板となる仕切板116の一部を切欠
きかつ切欠かれた仕切板116の端縁から垂下された鉛
直板117と単一の貯留槽110の側板110bとによ
り縦長の小室に形成することもできる。
【0008】本発明の第3の雑用水貯留施設は、図10
に示すように、家屋の屋根又は屋上の周縁に沿って設け
られ屋根又は屋上に落下した雨水15を受ける雨水流路
14と、雨水流路14より低い位置に設けられ水平方向
に並ぶように配設された複数の貯留部131〜133
と、雨水流路14が受けた雨水15を複数の貯留部13
1〜133のうち第1貯留部131に導く第1供給流路
141と、一端が第1貯留部131の下面又は側面下部
に接続され他端に供給バルブ33が設けられた第2供給
流路142と、複数の貯留部131〜133の下部を第
1貯留部131から順に直列にそれぞれ連通させる下部
連通手段137と、下部連通手段137にそれぞれ設け
られた逆止弁43と、複数の貯留部131〜133の上
部を第1貯留部131から順に直列にそれぞれ連通させ
る上部連通手段138とを備える。その特徴ある構成
は、逆止弁43が、第1貯留部131に近い側の圧力が
第1貯留部131から遠い側の圧力以上のとき下部連通
手段137に雨水15が流れるのを阻止し、第1貯留部
131に近い側の圧力が第1貯留部131から遠い側の
圧力未満のとき下部連通手段137に雨水15が第1貯
留部131に向って流れるのを許容するように構成され
たところにある。
【0009】本発明の第4の雑用水貯留施設は、図11
に示すように、水平方向に並ぶように配設された複数の
貯留部131〜133と、複数の貯留部131〜133
のうちの第1貯留部131と浴槽とを接続する第4供給
流路74と、第4供給流路74の途中に設けられ浴槽の
使用済みの水145を第1貯留部131に汲み上げるポ
ンプ71と、一端が第1貯留部131の下面又は側面下
部に接続され他端に供給バルブ33が設けられた第2供
給流路142と、複数の貯留部131〜133の下部を
第1貯留部131から順に直列にそれぞれ連通させる下
部連通手段137と、下部連通手段137にそれぞれ設
けられた逆止弁43と、複数の貯留部131〜133の
上部を第1貯留部131から順に直列にそれぞれ連通さ
せる上部連通手段138とを備える。その特徴ある構成
は、逆止弁43が、第1貯留部131に近い側の圧力が
第1貯留部131から遠い側の圧力以上のとき下部連通
手段137に使用済みの水145が流れるのを阻止し、
第1貯留部131に近い側の圧力が第1貯留部131か
ら遠い側の圧力未満のとき下部連通手段137に使用済
みの水145が第1貯留部131に向って流れるのを許
容するように構成されたところにある。
【0010】また、図10又は図11に示すように、複
数の貯留部131〜133を縦長の複数の貯留槽とする
こともできる。更に、図12、図13又は図14に示す
ように、複数の貯留部151〜154又は211〜21
4及び221〜223が単一の貯留槽150又は210
の内部を略鉛直方向に延びる仕切板156又は216に
より区画された複数の貯留室であることが好ましい。
【0011】
【作用】図1及び図3に示される第1の雑用水貯留施設
では、家屋の屋根又は屋上に落下した雨水15は雨水流
路14及び第1供給流路21を通って先ず最上段の貯留
槽11に貯まる。最上段の貯留槽11の雨水15が所定
の水位以上になると、この所定の水位以上の雨水15は
この貯留槽11のオーバフロー流路41を通ってこの貯
留槽11直下の貯留槽12に貯まる。このように最上段
の貯留槽11から順に雨水15が貯まる。この状態で供
給バルブ33を開くと、先ず最上段の貯留槽11の雨水
15が供給先に供給される。このとき第3供給流路23
に設けられた逆止弁43により最上段の貯留槽11を除
く貯留槽12,13から雨水15が供給されることはな
い。最上段の貯留槽11の雨水15がなくなると、この
貯留槽11直下の貯留槽12の雨水15が供給先に供給
される。このように各貯留槽11〜13の雨水15の位
置エネルギを利用して最上段の貯留槽11の雨水15か
ら順に供給先に供給される。図7に示される第2の雑用
水貯留施設では、ポンプ71が浴槽の使用済みの水を第
4供給流路74を介して貯留槽11〜13のうち最上段
の貯留槽11に供給することを除いて、上記第1の雑用
水貯留施設の作用と同様である。
【0012】図10に示される第3の雑用水貯留施設で
は、家屋の屋根又は屋上に落下した雨水15は雨水流路
14及び第1供給流路141を通って先ず縦長の第1貯
留槽131に貯まる。第1貯留槽131の雨水15が所
定の水位以上になると、この所定の水位以上の雨水15
はこの第1貯留槽131に上部連通手段138を介して
接続された隣の第2貯留槽132に貯まる。このように
第1貯留槽131から順に雨水が貯まる。この状態で供
給バルブ33を開くと、先ず第1貯留槽131の雨水1
5が供給先に供給される。第1貯留槽131の水位が低
下して第1貯留槽131以外の貯留槽132,133の
水位と同一になると、これらの貯留槽131〜133の
水位は同一のまま低下する。このように縦長の各貯留槽
131〜133の雨水15の位置エネルギを利用して雨
水15が供給先に供給される。図11に示される第4の
雑用水貯留施設では、ポンプ74が浴槽の使用済みの水
145を第4供給流路74を介して貯留槽131〜13
3のうち第1貯留槽131に供給することを除いて、上
記第3の雑用水貯留施設の作用と同様である。
【0013】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。図1〜図6に示すように、家屋の屋根の
周縁に沿って雨樋14が設けられ、この雨樋14は屋根
に落下した雨水15を受ける。この雨樋14より低い位
置に貯留部11〜13が鉛直方向に複数段積重ねて設置
される。積重ねられる貯留部11〜13はこの例では3
段であり、以下最上段の貯留部11を第1貯留槽、中段
の貯留部12を第2貯留槽、最下段の貯留部13を第3
貯留槽と呼ぶ。これらの貯留槽11〜13は地面Gに立
設された複数の支柱16に所定の間隔をあけて取付けら
れる(図1)。貯留槽11〜13はこの例では樹脂製の
蓋板17、側板18及び底板19を山形鋼24により連
結して直方体に形成され、内部は密閉される。支柱16
はこの例では溝形鋼である。雨樋14が受けた雨水15
はパイプ状の第1供給流路21により第1貯留槽11に
導かれる。第1供給流路21の上端は雨樋14に接続さ
れ、他端は第1貯留槽11の蓋板17からこの貯留槽1
1に挿入される。第1供給流路21の途中には雨水分流
器26が接続される(図1)。
【0014】雨水分流器26は図5に詳しく示すよう
に、上側の第1供給流路21に接続される上部ケース2
7と、上端が上部ケース27に接続され下端が下側の第
1供給流路21に接続される下部ケース28とを有す
る。上部ケース27の下部の内周面には中心に向って突
出する凸部29aが形成された短管29が挿着される。
下部ケース28内にはこのケース28と一体的に内筒2
8aが設けられ、内筒28aの上端には漏斗30が挿着
される。漏斗30の上端は凸部29aより所定の距離だ
け下方に位置する。また下部ケース28の周面下部には
排水パイプ31の一端が接続される。雨の降り始めのよ
うに上側の第1供給流路21に流入する雨水15が少量
でかつ屋根に付着した塵埃を多く含むとき雨水15は実
線矢印のように流れて排水パイプに31導かれ、雨が本
格的に降って上側の第1供給流路21に流入する雨水1
5が大量になると雨水15は破線矢印のように流れて下
側の第1供給流路21に導かれるようになっている。排
水パイプ31に導かれた塵埃を多く含む雨水15は後述
するオーバフロー管42を通って図示しない下水道に導
かれる。
【0015】第1貯留槽11の底板19の下面にはパイ
プ状の第2供給流路22の一端が接続され、この流路2
2は支柱16に平行に鉛直下方に延びこの流路22の他
端である下端には供給バルブ33が設けられる。第2供
給流路22の途中、即ち高さが第2貯留槽12の上部と
略同一のこの流路22の部位から分岐して延長パイプ3
4が接続され、延長パイプ34にはストップバルブ36
が設けられる。供給バルブ33及びストップバルブ36
はこの例では手動の開閉バルブである(図1)。第2貯
留槽12及び第3貯留槽13の底板19の下面にはパイ
プ状の第3供給流路23,23の一端がそれぞれ接続さ
れ、これらの流路23,23の他端は第2供給流路22
にそれぞれ接続される。第3供給流路23,23の途中
には逆止弁43,43がそれぞれ接続される(図1〜図
3)。
【0016】逆止弁43は図6に詳しく示すように、筒
状のケース44と、第3供給流路23の一端側のケース
44内、即ちケース44の右側内部に挿着されケース4
4内の下半分を閉塞する下壁46aが形成された上流側
筒部材46と、第3供給流路23の他端側のケース44
内、即ちケース44の左側内部に挿着されケース44内
の上半分を閉塞する上壁47aが形成された下流側筒部
材47と、下壁46a及び上壁47a間に収容されたフ
ロート48とを有する。下壁46aの上縁から上壁47
aに向って突出壁46bが突設される。上壁47aはケ
ース44内の上端から下端近傍まで延びて設けられ、こ
の上壁47aの略中央から下壁46aに向って突出壁4
7bが突設される。
【0017】また上壁47aの下部には多数の孔47c
が形成される。下壁46aの突出壁46bの先端中央に
は半円状の切欠き46cが形成され、上壁47aの突出
壁47bの先端中央には半円状の切欠き47dが形成さ
れる。これらの切欠き46c,47dは突出壁46c,
47dの先端を互いに当接させることにより円形の孔4
9となる。フロート48は突出壁46c,47dの下方
の下壁46a及び上壁47a間に収容される。このケー
ス44のうちフロート48が収容された部分が雨水15
により満たされたとき即ち第3供給流路23の他端側の
圧力が第3供給流路23の一端側の圧力以上のときに浮
いて上記円形の孔49を塞ぎ、ケース44のうちフロー
ト48が収容された部分の雨水15が流出したとき即ち
第3供給流路23の他端側の圧力が第3供給流路23の
一端側の圧力未満になったときに上記円形の孔49を開
放するようになっている。ケース44の右端は第3供給
流路23に接続され、ケース44の左端は第3供給流路
23に短管51及び径違い継手52を介して接続され
る。
【0018】第1貯留槽11と第2貯留槽12とはパイ
プ状のオーバフロー流路41により接続され、このオー
バフロー流路41の上端は第1貯留槽11の側板18か
ら挿入されて上向きに開口し、下端は第2貯留槽12の
蓋板17から挿入されて下向きに開口する。また第2貯
留槽12と第3貯留槽13とは上記オーバフロー流路4
1と同一形状のオーバフロー流路41により接続され、
このオーバフロー流路41の上端は第2貯留槽12の側
板18から挿入されて上向きに開口し、下端は第3貯留
槽13の蓋板17から挿入されて下向きに開口する。第
1及び第2貯留槽11,12に貯留された雨水15がそ
れぞれ所定の水位以上になったとき所定の水位以上の雨
水15が第2及び第3貯留槽12,13にそれぞれ導く
ようになっている。第3貯留槽13にはオーバフロー管
42が接続され、オーバフロー管42の上端は第3貯留
槽13の側板18から挿入されて上向きに開口し、下端
は下水道に接続される。このオーバフロー管42は第3
貯留槽13に貯留された雨水15が所定の水位以上にな
ったときに所定の水位以上の雨水15を下水道に導くよ
うになっている(図1〜図4)。また第1〜第3貯留槽
11〜13の蓋板17には図2及び図4に詳しく示すよ
うに、各貯留槽11〜13内の雨水15が増加するとき
に各貯留槽11〜13内のエアを排出しかつ各貯留槽1
1〜13内の雨水15が減少するときに各貯留槽11〜
13内に外気を導入する略逆J字状のエア給排パイプ5
3が接続される。供給流路21〜23、排水パイプ3
1、延長パイプ34、オーバフロー流路41、オーバフ
ロー管42等は塩化ビニール、FRP等の樹脂製パイプ
や鋼管等の金属製パイプである。
【0019】このように構成された雑用水貯留施設で
は、家屋の屋根に落下した雨水15は雨樋14及び第1
供給流路21を通って雨水分流器26で分流され、比較
的塵埃の少ない雨水15が第1供給流路21を通って第
1貯留槽11に貯まる。このとき第1貯留槽11内の雨
水15は第2供給流路23,23に設けられた逆止弁4
3,43により阻止されて第2及び第3貯留槽12,1
3に流入しない。第1貯留槽11に貯まった雨水15が
所定の水位以上になると、この所定の水位以上の雨水1
5は第1貯留槽11のオーバフロー流路41を通ってこ
の貯留槽11直下の第2貯留槽12に貯まる。第2貯留
槽12の雨水15が所定の水位以上になると、第2貯留
槽12のオーバフロー流路41を通って第3貯留槽13
に貯まる。第3貯留槽13の雨水15が所定の水位以上
になると、オーバフロー管42を通って図示しない下水
道に排出される。このように最上段の第1貯留槽11、
中段の第2貯留槽12、最下段の第3貯留槽13の順に
雨水が貯まる。
【0020】また供給バルブ33を開くと、先ず第1貯
留槽11の雨水15が第2供給流路22を通って図示し
ない庭、車庫、トイレ等の供給先に供給され、庭への散
水、自動車の洗浄用水、トイレ用水等の雑用水として利
用される。このとき第2貯留槽12や第3貯留槽13に
雨水15が貯まっていても第3供給流路23の他端側の
圧力が第3供給流路23の一端側の圧力以上であるの
で、逆止弁43のフロート48が円形の孔49を塞いだ
状態を保ち、第2貯留槽12や第3貯留槽13の雨水1
5が第3供給流路23を通って第2供給流路22に流れ
ることはない。第1貯留槽11の雨水15がなくなる
と、第2貯留槽12の下面に接続された第3供給流路2
3の他端側の圧力が第3供給流路23の一端側の圧力未
満になるので、この流路23の逆止弁43のフロート4
8が下降して円形の孔49が開放され、第2貯留槽12
の雨水15が供給先に供給される。第2貯留槽12の雨
水15がなくなると、第3貯留槽13の雨水15が供給
先に供給される。このように各貯留槽11〜13の雨水
15の位置エネルギを利用して最上段の第1貯留槽11
の雨水15、中段の第2貯留槽12の雨水15、最下段
の第3貯留槽13の雨水15の順に供給先に供給され
る。更に第1貯留槽11に雨水15が貯まった状態で、
供給バルブ33を閉止してストップバルブ36を開く
と、雨水15の位置エネルギを利用して貯留槽11〜1
3から離れた場所に第1貯留槽11の雨水15を供給す
ることができる。
【0021】図7は本発明の第2実施例を示す。図7に
おいて上記第1実施例と同一符号は同一部品を示す。こ
の例では鉛直方向に複数段積重ねられた貯留槽11〜1
3のうち最上段の貯留槽11と浴槽(図示せず)とがパ
イプ状の第4供給流路74により接続され、第4供給流
路74の途中にポンプ71及びチェックバルブ72が設
けられる。チェックバルブ72は浴槽から貯留槽11へ
の使用済みの水の流れを許容し、貯留槽11から浴槽へ
の使用済みの水の流れを防止するようになっている。こ
のように構成された雑用水貯留施設の動作は、ポンプ7
1が浴槽の使用済みの水を第4供給流路74を介して貯
留槽11〜13のうち最上段の貯留槽11に供給するこ
とを除いて、上記第1実施例の動作と同様であるので、
繰返しの説明を省略する。
【0022】図8は本発明の第3実施例を示す。図8に
おいて上記第1実施例と同一符号は同一部品を示す。こ
の例では雨樋14より低い位置に単一の貯留槽80が設
置され、この貯留槽80の内部が略水平方向に延びる3
つの仕切板86により4つの貯留室81〜84に区画さ
れる。以下4つの貯留室81〜84を上から順に第1貯
留室81、第2貯留室82、第3貯留室83及び第4貯
留室84と呼ぶ。これらの貯留室81〜84は地面Gに
立設された受け具87に載置される。単一の貯留槽80
は蓋板80a、側板80b及び底板80cにより直方体
に形成され、内部は密閉される。雨樋14が受けた雨水
15は第1供給流路91により第1貯留室81に導かれ
る。第1供給流路91の上端は雨樋14に接続され、他
端は単一の貯留槽80の蓋板80aから第1貯留室81
に挿入される。第1供給流路91の途中には雨水分流器
26が接続される。
【0023】第1貯留室81の底板となる仕切板86の
下面には第2供給流路92の一端が接続され、この流路
92は鉛直下方に延びこの流路92の他端である下端に
は供給バルブ33が設けられる。第2貯留室82及び第
3貯留室83の底板となる仕切板86,86と第4貯留
室84の底板となる単一の貯留槽80の底板80cの下
面にはパイプ状の第3供給流路93の一端がそれぞれ接
続され、これらの流路93の他端は第2供給流路92に
それぞれ接続される。第3供給流路93の一端には逆止
弁94がそれぞれ設けられ、逆止弁94の上端が第3供
給流路93の一端となる。逆止弁94は筒状のケース9
4aと、ケース94aの内部に突設され中央に円形の孔
94cを有する突出壁94bと、ケース94aの下部に
挿着され多数の孔94eを有する有孔板94dと、突出
壁94bと有孔板94dとの間に遊挿された球状のフロ
ート94fとを有する。このケース94aのうちフロー
ト94fが収容された部分が雨水15により満たされた
とき即ち第3供給流路93の他端側の圧力が第3供給流
路93の一端側の圧力以上のときに浮いて上記円形の孔
94cを塞ぎ、ケース94aのうちフロート94fが収
容された部分の雨水15が流出したとき即ち第3供給流
路93の他端側の圧力が第3供給流路93の一端側の圧
力未満になったときに上記円形の孔94cを開放するよ
うになっている。また逆止弁94の上端には貯留室82
〜84内の雨水15が供給先に供給されずに貯留室82
〜84の底に残るのを防止するために切欠き94gが形
成される。
【0024】第1〜第3貯留室81〜83のそれぞれ底
板となる仕切板86にはパイプ状のオーバフロー流路9
6が立設され、第1〜第3貯留室81〜83に貯留され
た雨水15がそれぞれ所定の水位以上になったとき所定
の水位以上の雨水15を第2〜第4貯留室82〜84に
それぞれ導くようになっている。単一の貯留槽80の側
板80bのうち第4貯留室84を形成する部分の上部に
はオーバフロー管96の一端が接続され、オーバフロー
管96の他端は下水道(図示せず)に接続される。この
オーバフロー管96は第4貯留室84に貯留された雨水
15が所定の水位以上になったときに所定の水位以上の
雨水15を下水道に導くようになっている。また単一の
貯留槽80の蓋板80aには各貯留室81〜84内の雨
水15が増加するときに各貯留室81〜84内のエアを
排出しかつ各貯留室81〜84内の雨水15が減少する
ときに各貯留室81〜84内に外気を導入する略逆J字
状のエア給排パイプ98が接続される。単一の貯留槽8
0や仕切板86は塩化ビニール、FRP等の樹脂製板や
鋼板等の金属製板により形成される。このように構成さ
れた雑用水貯留施設の動作は上記第1実施例の動作と同
様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0025】図9は本発明の第4実施例を示す。図9に
おいて上記第3実施例と同一符号は同一部品を示す。こ
の例では、第2供給流路122が第1貯留室111の底
板となる仕切板116の一部を切欠き、かつ切欠かれた
仕切板116の端縁から受け具87上まで垂下された鉛
直板117と単一の貯留槽110の側板110bとによ
り縦長の小室に形成される。第2供給流路122の下端
は閉止板118により雨水15が漏れるのを防止され
る。供給バルブ33は第2供給流路122を形成する単
一の貯留槽110の側板110b下部に接続され、第3
供給流路123の他端は鉛直板117にそれぞれ接続さ
れる。単一の貯留槽110の蓋板110aには略逆J字
状のエア給排パイプ98が接続される。このように構成
された雑用水貯留施設の動作は上記第3実施例の動作と
同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0026】図10は本発明の第5実施例を示す。図1
0において上記第1実施例と同一符号は同一部品を示
す。この例では雨樋14より低い位置に3つの縦長の貯
留槽131〜133が水平方向に並ぶように配設され
る。以下3つの貯留槽131〜133を左から順に第1
貯留槽131、第2貯留槽132及び第3貯留槽133
と呼ぶ。これらの貯留槽131〜133は地面Gに立設
された受け具87に載置される。これらの貯留槽131
〜133は大径の塩化ビニール、FRP等の樹脂製パイ
プや鋼管等の金属製パイプにより形成され、それらの上
端及び下端にめくらフランジ134,134をそれぞれ
取付けることにより内部が密閉される。雨樋14が受け
た雨水15は第1供給流路141により第1貯留槽13
1に導かれる。第1供給流路141の上端は雨樋14に
接続され、他端は第1貯留層131の蓋となるめくらフ
ランジ134からこの貯留槽131に挿入される。第1
供給流路141の途中には雨水分流器26が接続され
る。
【0027】第1貯留槽131の側面下部には第2供給
流路142の一端が接続され、第2供給流路142の他
端には供給バルブ33が設けられる。第1貯留槽131
の側面下部及び第2貯留槽132の側面下部は下部連通
手段137により連通するように接続され、第2貯留槽
132の側面下部及び第3貯留槽133の側面下部は下
部連通手段137により連通するように接続される。こ
れらの下部連通手段137はこの例ではパイプであり、
これらの下部連通手段137の途中には上記第1実施例
の逆止弁と同一構造の逆止弁43がそれぞれ設けられ
る。逆止弁43はその両側のうち第1貯留槽131に近
い側の圧力が第1貯留槽131から遠い側の圧力以上の
とき下部連通手段137に雨水15が流れるのを阻止
し、第1貯留槽131に近い側の圧力が第1貯留槽13
1から遠い側の圧力未満のとき下部連通手段137に雨
水15が第1貯留槽131に向って流れるのを許容する
ようになっている。
【0028】第1貯留槽131の側面上部及び第2貯留
槽132の側面上部は上部連通手段138により連通す
るように接続され、第2貯留槽132の側面上部及び第
3貯留槽133の側面上部は上部連通手段138により
連通するように接続される。これらの上部連通手段13
8はこの例ではパイプであり、第1及び第2貯留槽13
1,132に貯留された雨水15がそれぞれ所定の水位
以上になったとき所定の水位以上の雨水15を第2及び
第3貯留槽132,133にそれぞれ導くようになって
いる。第3貯留槽133の側面上部にはオーバフロー管
139の一端が接続され、オーバフロー管139の他端
は下水道に接続される。このオーバフロー管139は第
3貯留槽133に貯留された雨水15が所定の水位以上
になったときに所定の水位以上の雨水15を下水道に導
くようになっている。また第3貯留槽133の蓋となる
めくらフランジ134には略逆J字状のエア給排パイプ
98が接続される。
【0029】このように構成された雑用水貯留施設で
は、家屋の屋根に落下した雨水15は雨樋14及び第1
供給流路141を通って雨水分流器26で分流され、比
較的塵埃の少ない雨水15が第1供給流路141を通っ
て第1貯留槽131に貯まる。このとき第1貯留槽13
1内の雨水15は第1及び第2貯留槽131,132間
の下部連通手段137に設けられた逆止弁43により阻
止されて第2貯留槽132に流入しない。第1貯留槽1
31に貯まった雨水15が所定の水位以上になると、こ
の所定の水位以上の雨水15は第1及び第2貯留槽13
1,132間の上部連通手段138を通って第2貯留槽
132に貯まる。第2貯留槽132の雨水15が所定の
水位以上になると、第2及び第3貯留槽132,133
間の上部連通手段138を通って第3貯留槽133に貯
まる。第3貯留槽133の雨水15が所定の水位以上に
なると、オーバフロー管139を通って図示しない下水
道に排出される。このように左側から第1貯留槽13
1、第2貯留槽132、第3貯留槽133の順に雨水1
5が貯まる。
【0030】また供給バルブ33を開くと、先ず第1貯
留槽131の雨水15が第2供給流路142を通って図
示しない庭、車庫、トイレ等の供給先に供給され、庭へ
の散水、自動車の洗浄用水、トイレ用水等の雑用水とし
て利用される。第1貯留槽131の水位が低下して第2
貯留槽132の水位より僅かに低くなると、第1及び第
2貯留槽131,132間の下部連通手段137に設け
られた逆止弁43の両側の圧力のうち第2貯留槽132
側の圧力が第1貯留槽131側の圧力より僅かに大きく
なるので、第2貯留槽132に貯まった雨水15が下部
連通手段137を通って第1貯留槽131に流入する。
この結果、第1及び第2貯留槽131,132の水位は
略同一のまま低下する。このように縦長の各貯留槽13
1〜133の雨水15の位置エネルギを利用して雨水1
5が供給先に供給される。
【0031】図11は本発明の第6実施例を示す。図1
1において上記第5実施例と同一符号は同一部品を示
す。この例では水平方向に並ぶように配設された複数の
貯留槽131〜133のうち第1貯留槽131と浴槽
(図示せず)とがパイプ状の第4供給流路74により接
続され、第4供給流路74の途中にポンプ71及びチェ
ックバルブ72が設けられる。チェックバルブ72は浴
槽から貯留槽131への使用済みの水145の流れを許
容し、貯留槽131から浴槽への使用済みの水145の
流れを防止するようになっている。このように構成され
た雑用水貯留施設の動作は、ポンプ71が浴槽の使用済
みの水145を第4供給流路74を介して第1貯留槽1
31に供給することを除いて、上記第5実施例の動作と
同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0032】図12は本発明の第7実施例を示す。図1
2において上記第5実施例と同一符号は同一部品を示
す。この例では雨樋14より低い位置に単一の貯留槽1
50が設置され、この貯留槽150の内部は略鉛直方向
に延びる3つの仕切板156により縦長の4つの貯留室
151〜154に区画される。以下4つの貯留室151
〜154を左から順に第1貯留室151、第2貯留室1
52、第3貯留室153及び第4貯留室154と呼ぶ。
これらの貯留室151〜154は地面Gに立設された受
け具87に載置される。単一の貯留槽150は蓋板15
0a、側板150b及び底板150cにより直方体に形
成され、内部は密閉される。雨樋14が受けた雨水15
は第1供給流路161により第1貯留室151に導かれ
る。第1供給流路161の上端は雨樋14に接続され、
他端は蓋板150aから第1貯留室151に挿入され
る。第1供給流路161の途中には雨水分流器26が接
続される。
【0033】単一の貯留槽150の側板150bのうち
第1貯留室151を形成する部分の下部には第2供給流
路162の一端が接続され、この流路162の他端には
供給バルブ33が設けられる。3つの仕切板156の下
部には下部連通手段157がそれぞれ設けられる。下部
連通手段157はこの例では通孔である。これらの下部
連通手段157には第1実施例の逆止弁と同一構造の逆
止弁43が挿着される。逆止弁43はその両側のうち第
1貯留室151に近い側の圧力が第1貯留槽151から
遠い側の圧力以上のとき下部連通手段157に雨水15
が流れるのを阻止し、第1貯留室151に近い側の圧力
が第1貯留室151から遠い側の圧力未満のとき下部連
通手段157に雨水15が第1貯留室151に向って流
れるのを許容するようになっている。
【0034】3つの仕切板156の上端と蓋板150a
との間には各貯留室151〜154を連通する所定の間
隔をあけることにより形成される上部連通手段158が
それぞれ設けられ、これらの上部連通手段158は第1
〜第3貯留室151〜153に貯留された雨水15がそ
れぞれ所定の水位以上になったとき所定の水位以上の雨
水15を第2〜第4貯留室152〜154にそれぞれ導
くようになっている。単一の貯留槽150の側板150
bのうち第4貯留室154を形成する部分の上部にはオ
ーバフロー管159の一端が接続され、オーバフロー管
159の他端は下水道(図示せず)に接続される。この
オーバフロー管159は第4貯留室154に貯留された
雨水15が所定の水位以上になったときに所定の水位以
上の雨水15を下水道に導くようになっている。また単
一の貯留槽150の蓋板150aには略逆J字状のエア
給排パイプ98が接続される。このように構成された雑
用水貯留施設の動作は上記第5実施例と同様であるの
で、繰返しの説明を省略する。
【0035】図13は本発明の第8実施例を示す。図1
3において上記第7実施例と同一符号は同一部品を示
す。この例では下部連通手段177が隣接する各貯留室
151〜154間を連通するように両端が底板150c
に接続された略U字状のパイプにより形成される。これ
らの下部連通手段177のうち第1貯留室151に近い
側の端部には逆止弁173がそれぞれ設けられる。逆止
弁173は筒状のケース173aと、ケース173aの
内部に突設され中央に円形の孔173cを有する突出壁
173bと、ケース173aの上端に挿着され多数の孔
173eを有する有孔板173dと、突出壁173bと
有孔板173dとの間に遊挿され雨水15より比重の僅
かに大きい略円錐状の弁体173fとを有する。逆止弁
173は弁体173fより上方の圧力が弁体173fよ
り下方の圧力以上のとき即ち逆止弁173の両側のうち
第1貯留室151に近い側の圧力が第1貯留槽151か
ら遠い側の圧力以上のとき下部連通手段177に雨水1
5が流れるのを阻止し、弁体173fより上方の圧力が
弁体173fより下方の圧力未満のとき即ち逆止弁17
3の両端のうち第1貯留室151に近い側の圧力が第1
貯留室151から遠い側の圧力未満のとき下部連通手段
177に雨水15が第1貯留室151に向って流れるの
を許容するようになっている。このように構成された雑
用水貯留施設の動作は上記第7実施例の動作と同様であ
るので、繰返しの説明を省略する。
【0036】図14は本発明の第9実施例を示す。図1
4において上記第7実施例と同一符号は同一部品を示
す。この例では家屋(図示せず)の周縁に沿って下部が
地中に埋設されたブロック215上に上面が雨樋14よ
り低くくなるように単一の貯留槽210が載置される。
ブロック215は比較的小さい厚さを有し、単一の貯留
槽210はブロック215と略同一の厚さを有する。こ
の貯留槽210の内部は略鉛直方向に延びる6つの仕切
板216により縦長の7つの貯留室211〜214及び
221〜223に区画される。以下7つの貯留室211
〜214及び221〜223のうち左側の3つの貯留室
211〜213を左端から順に第1貯留室211、第2
貯留室212及び第3貯留室213と呼び、7つの貯留
室211〜214及び221〜223のうち右側の3つ
の貯留室221〜223を右端から順に第1貯留室22
1、第2貯留室222及び第3貯留室223と呼び、残
った中央の貯留室を第4貯留室224と呼ぶ。
【0037】単一の貯留槽210は蓋板210a、側板
210b及び底板210cにより扁平な直方体に形成さ
れ、内部は密閉される。この単一の貯留槽210は上記
第7実施例の単一の貯留槽をその第4貯留室を共通にし
て左右対称に2つ合体した構造を有する。雨樋14が受
けた雨水15は左右2本の第1供給流路231,241
により左右の第1貯留室211,221にそれぞれ導か
れる。第1供給流路211,221の上端は雨樋14に
接続され、他端は蓋板210aから左右の第1貯留室2
11,221にそれぞれ挿入される。第1供給流路23
1,241の途中には雨水分流器26,26がそれぞれ
接続される。
【0038】単一の貯留槽210の側板210bのうち
左右の第1貯留室211,221を形成する部分の下部
には第2供給流路232,242の一端がそれぞれ接続
され、これらの流路232,242の他端には供給バル
ブ33,33がそれぞれ設けられる。6つの仕切板21
6の下部には下部連通手段217がそれぞれ設けられ
る。下部連通手段217はこの例では通孔である。これ
らの下部連通手段217には第1実施例の逆止弁と同一
構造の逆止弁43が挿着される。逆止弁43の向きはそ
の両側のうち第1貯留室211,221に近い側の圧力
が第1貯留槽211,221から遠い側の圧力以上のと
き下部連通手段217に雨水15が流れるのを阻止し、
第1貯留室211,221に近い側の圧力が第1貯留室
211,221から遠い側の圧力未満のとき下部連通手
段217に雨水15が第1貯留室211,221に向っ
て流れるのを許容するようになっている。即ち左側の3
つの逆止弁43は上記第7実施例の逆止弁と同一向きに
挿着され、右側の3つの逆止弁43は上記第7実施例の
逆止弁と逆向きに挿着される。
【0039】6つの仕切板216の上端と蓋板210a
との間には各貯留室211〜214及び221〜223
を連通する所定の間隔をあけることにより形成される上
部連通手段218がそれぞれ設けられ、これらの上部連
通手段218は左右の第1〜第3貯留室211〜213
及び221〜223に貯留された雨水15がそれぞれ所
定の水位以上になったとき所定の水位以上の雨水15を
隣接する左右の第2〜第4貯留室212〜214,22
2,223及び214にそれぞれ導くようになってい
る。単一の貯留槽210の側板210bのうち第4貯留
室214を形成する部分の上部にはオーバフロー管21
9の一端が接続され、オーバフロー管219の他端は下
水道(図示せず)に接続される。このオーバフロー管2
19は第4貯留室214に貯留された雨水15が所定の
水位以上になったときに所定の水位以上の雨水15を下
水道に導くようになっている。また単一の貯留槽210
の蓋板210aには略逆J字状のエア給排パイプ98が
接続され、2つの雨水分流器26,26の周面下部にそ
れぞれ接続された排水パイプ226,226は連結され
てオーバフロー管219に接続される。
【0040】このように構成された雑用水貯留施設では
単一の貯留槽210がブロック215とともに家屋(図
示せず)の周囲に巡らされたフェンスの役割を果たすこ
とを除いて、上記第7実施例と略同様であるので、繰返
しの説明を省略する。
【0041】なお、上記第1及び第2実施例では貯留槽
を3段積重ね、上記第3及び第4実施例では水平方向に
延びる仕切板により単一の貯留槽を4つの貯留室に区画
したが、これは一例であって貯留槽を2段又は4段以上
積重ねてもよく、貯留室を3つ以下又は5つ以上に区画
してもよい。また上記第5及び第6実施例では貯留槽を
3つ水平方向に並べ、上記第7〜第9実施例では単一の
貯留槽を鉛直方向に延びる仕切板により単一の貯留槽を
4つ又は7つの貯留室に区画したが、貯留槽を2つ又は
4つ以上並べてもよく、貯留室を3つ以下、5つ、6つ
又は8つ以上に区画してもよい。また、上記第1及び第
2実施例では第2供給流路22の上部に延長パイプ34
を接続し、このパイプ34の途中にストップバルブ36
を設けたが、延長パイプ34の第2供給流路22への接
続位置は第2供給流路22の上部に限らず中央又は下部
でもよい。また2本以上の延長パイプ34を第2供給流
路22に接続してもよく、この場合各延長パイプ34に
ストップバルブ36がそれぞれ設けられる。また延長パ
イプを上記第3〜第8実施例の第2供給流路に接続して
もよい。
【0042】また、上記第1〜第4実施例では第2供給
流路の一端を最上段の貯留槽又は貯留室の下面に接続
し、第3供給流路の一端を最上段の貯留槽又は貯留室を
除く各貯留槽又は各貯留室の下面に接続したが、第2供
給流路の一端を最上段の貯留槽又は貯留室の側面下部に
接続し、第3供給流路の一端を最上段の貯留槽又は貯留
室を除く各貯留槽又は各貯留室の側面下部に接続しても
よい。また、上記第1、第3〜第5、第7〜第9実施例
では雨水通路として家屋の屋根の周縁に設けられた雨樋
を挙げたが、これに限らずビルの屋上の周縁に設けられ
た雨水用凹溝でもよい。更に、上記第1、第3〜第5、
第7〜第9実施例の雑用水貯留施設の第1貯留槽又は第
1貯留室に第2及び第6実施例の雑用水貯留施設の第4
供給流路及びポンプを介して浴槽を接続してもよい。こ
の場合、貯留槽又は貯留室には雨水に加えて浴槽の使用
済みの水も貯留されるので、貯留槽又は貯留室に貯留さ
れる雑用水量は増大する。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、雨
水流路より低い位置に鉛直方向に貯留部を複数配設し、
第1供給流路により雨水流路と最上段の貯留部とを接続
し、一端が最上段の貯留部の下面に接続された第2供給
流路の他端に供給バルブを設け、逆止弁が設けられた第
3供給流路の一端を最上段を除く貯留部の下面にそれぞ
れ接続し他端を第2供給流路にそれぞれ接続し、最下段
の貯留部を除く貯留部に貯留された雨水がそれぞれ所定
の水位以上になったときオーバフロー流路が所定の水位
以上の雨水を上記貯留部直下の貯留部にそれぞれ導くよ
うに構成したので、最上段の貯留部から順に雨水が貯ま
り、最上段の貯留部の雨水から順に供給先に供給され
る。この結果、ポンプ等の動力源を用いなくても、貯留
部の雨水の位置エネルギを利用することにより貯留した
雨水を雑用水として必要な場所に供給でき、雨水を有効
に利用できる。
【0044】また、複数の貯留部が鉛直方向に配設され
るので、比較的狭いスペースに設置でき、雑用水の必要
量に応じて貯留部を増減することにより貯水能力を比較
的簡単に増減できる。また、鉛直方向に複数配設された
貯留部のうち最上段の貯留部と浴槽とを第4供給流路に
より接続し、第4供給流路の途中にポンプを設ければ、
浴槽の使用済みの水をポンプにて貯留部に貯留すること
によりその位置エネルギを利用して雑用水として必要な
場所に供給でき、浴槽の使用済みの水を有効に利用でき
る。更に、縦長の複数の貯留部を水平方向に並ぶように
配設しても、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例雑用水貯留施設の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】図1のD部拡大断面図。
【図6】図1のE部拡大断面図。
【図7】本発明の第2実施例を示す図1に対応する雑用
水貯留施設の正面図。
【図8】本発明の第3実施例を示す図7に対応する雑用
水貯留施設の縦断面図。
【図9】本発明の第4実施例を示す図7に対応する雑用
水貯留施設の縦断面図。
【図10】本発明の第5実施例を示す図7に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図11】本発明の第6実施例を示す図7に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図12】本発明の第7実施例を示す図7に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図13】本発明の第8実施例を示す図7に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図14】本発明の第9実施例を示す要部断面斜視図。
【符号の説明】
11 第1貯留槽(最上段の貯留部) 12 第2貯留槽(中段の貯留部) 13 第3貯留槽(最下段の貯留部) 14 雨樋(雨水流路) 15 雨水 21,91,141,161,231,241 第1供
給流路 22,92,122,142,162,232,242
第2供給流路 23,93,123 第3供給流路 33 供給バルブ 41,96 オーバフロー流路 43,94,173 逆止弁 71 ポンプ 74 第4供給流路 80,110,150,210 単一の貯留槽 81,111 第1貯留室(最上段の貯留部) 82,112 第2貯留室(中段の貯留部) 83,113 第3貯留室(中段の貯留部) 84,114 第4貯留室(最下段の貯留部) 86,116,156,216 仕切板 110b,210b 側板 117 鉛直板 131 第1貯留槽(第1貯留部) 132 第2貯留槽(第2貯留部) 133 第3貯留槽(第3貯留部) 137,157,177,217 下部連通手段 138,158,218 上部連通手段 145 使用済みの水 151,211,221 第1貯留室(第1貯留部) 152,212,222 第2貯留室(第2貯留部) 153,213,223 第3貯留室(第3貯留部) 154,214 第4貯留室(第4貯留部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図10に示される第3の雑用水貯留施設で
は、家屋の屋根又は屋上に落下した雨水15は雨水流路
14及び第1供給流路141を通って先ず縦長の第1貯
留槽131に貯まる。第1貯留槽131の雨水15が所
定の水位以上になると、この所定の水位以上の雨水15
はこの第1貯留槽131に上部連通手段138を介して
接続された隣の第2貯留槽132に貯まる。このように
第1貯留槽131から順に雨水が貯まる。この状態で供
給バルブ33を開くと、先ず第1貯留槽131の雨水1
5が供給先に供給される。第1貯留槽131の水位が低
下して第1貯留槽131以外の貯留槽132,133の
水位と同一になると、これらの貯留槽131〜133
の水位は同一のまま低下する。このように縦長の各貯
留槽131〜133の雨水15の位置エネルギを利用し
て雨水15が供給先に供給される。図11に示される第
4の雑用水貯留施設では、ポンプ71が浴槽の使用済み
の水145を第4供給流路74を介して貯留槽131〜
133のうち第1貯留槽131に供給することを除い
て、上記第3の雑用水貯留施設の作用と同様である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。図1〜図6に示すように、家屋の屋根の
周縁に沿って雨樋14が設けられ、この雨樋14は屋根
に落下した雨水15を受ける。この雨樋14より低い位
置に貯留部11〜13が鉛直方向に複数段積重ねて設置
される。積重ねられる貯留部11〜13はこの例では3
段であり、以下最上段の貯留部11を第1貯留槽、中段
の貯留部12を第2貯留槽、最下段の貯留部13を第3
貯留槽と呼ぶ。これらの貯留槽11〜13は地面Gに立
設された複数の支柱16に所定の間隔をあけて取付けら
れる(図1)。貯留槽11〜13はこの例では樹脂製の
蓋板17、側板18及び底板19を山形鋼24により連
結して直方体に形成され、内部は密閉される。支柱16
はこの例では溝形鋼である。雨樋14が受けた雨水15
はパイプ状の第1供給流路21により第1貯留槽11に
導かれる。第1供給流路21の上端は雨樋14に接続さ
れ、端は第1貯留槽11の蓋板17からこの貯留槽1
1に挿入される。第1供給流路21の途中には雨水分流
器26が接続される(図1)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】雨水分流器26は図5に詳しく示すよう
に、上側の第1供給流路21に接続される上部ケース2
7と、上端が上部ケース27に接続され下端が下側の第
1供給流路21に接続される下部ケース28とを有す
る。上部ケース27の下部の内周面には中心に向って突
出する凸部29aが形成された短管29が挿着される。
下部ケース28内にはこのケース28と一体的に内筒2
8aが設けられ、内筒28aの上端には漏斗30が挿着
される。漏斗30の上端は凸部29aより所定の距離だ
け下方に位置する。また下部ケース28の周面下部には
排水パイプ31の一端が接続される。雨の降り始めのよ
うに上側の第1供給流路21に流入する雨水15が少量
でかつ屋根に付着した塵埃を多く含むとき雨水15は実
線矢印のように流れて排水パイプ31に導かれ、雨が本
格的に降って上側の第1供給流路21に流入する雨水1
5が大量になると雨水15は破線矢印のように流れて下
側の第1供給流路21に導かれるようになっている。排
水パイプ31に導かれた塵埃を多く含む雨水15は後述
するオーバフロー管42を通って図示しない下水道に導
かれる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】第1貯留槽11の底板19の下面にはパイ
プ状の第2供給流路22の一端が接続され、この流路2
2は第2貯留槽12を迂回して支柱16に平行に鉛直下
方に延びこの流路22の他端である下端には供給バル
ブ33が設けられる。第2供給流路22の途中、即ち高
さが第2貯留槽12の上部と略同一の部位から分岐して
延長パイプ34が接続され、延長パイプ34にはストッ
プバルブ36が設けられる。供給バルブ33及びストッ
プバルブ36はこの例では手動の開閉バルブである(図
1)。第2貯留槽12及び第3貯留槽13の底板19の
下面にはパイプ状の第3供給流路23,23の一端がそ
れぞれ接続され、これらの流路23,23の他端は第2
供給流路22にそれぞれ接続される。第3供給流路2
3,23の途中には逆止弁43,43がそれぞれ接続さ
れる(図1〜図3)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】逆止弁43は図6に詳しく示すように、筒
状のケース44と、第3供給流路23の一端側のケース
44内、即ちケース44の右側内部に挿着されかつケー
ス44内の下半分を閉塞する下壁46aが形成された上
流側筒部材46と、第3供給流路23の他端側のケース
44内、即ちケース44の左側内部に挿着されかつケー
ス44内の上半分を閉塞する上壁47aが形成された下
流側筒部材47と、下壁46a及び上壁47a間に収容
されたフロート48とを有する。下壁46aの上縁から
上壁47aに向って突出壁46bが突設される。上壁4
7aはケース44内の上端から下端近傍まで延びて設け
られ、この上壁47aの略中央から下壁46aに向って
突出壁47bが突設される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また上壁47aの下部には多数の孔47c
が形成される。下壁46aの突出壁46bの先端中央に
は半円状の切欠き46cが形成され、上壁47aの突出
壁47bの先端中央には半円状の切欠き47dが形成さ
れる。これらの切欠き46c,47dは突出壁46
47の先端を互いに当接させることにより円形の孔4
9となる。フロート48は突出壁46,47の下方
の下壁46a及び上壁47a間に収容される。このケー
ス44のうちフロート48が収容された部分が雨水15
により満たされたとき即ち第3供給流路23の他端側の
圧力が第3供給流路23の一端側の圧力以上のときに浮
いて上記円形の孔49を塞ぎ、ケース44のうちフロー
ト48が収容された部分の雨水15が流出したとき即ち
第3供給流路23の他端側の圧力が第3供給流路23の
一端側の圧力未満になったときに上記円形の孔49を開
放するようになっている。ケース44の右端は第3供給
流路23に接続され、ケース44の左端は第3供給流路
23に短管51及び径違い継手52を介して接続され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】第1貯留槽11と第2貯留槽12とはパイ
プ状のオーバフロー流路41により接続され、このオー
バフロー流路41の上端は第1貯留槽11の側板18か
ら挿入されて上向きに開口し、下端は第2貯留槽12の
蓋板17から挿入されて下向きに開口する。また第2貯
留槽12と第3貯留槽13とは上記オーバフロー流路4
1と同一形状のオーバフロー流路41により接続され、
このオーバフロー流路41の上端は第2貯留槽12の側
板18から挿入されて上向きに開口し、下端は第3貯留
槽13の蓋板17から挿入されて下向きに開口する。
記オーバフロー流路41,41は第1及び第2貯留槽1
1,12に貯留された雨水15がそれぞれ所定の水位以
上になったとき所定の水位以上の雨水15第2及び第
3貯留槽12,13にそれぞれ導くようになっている。
第3貯留槽13にはオーバフロー管42が接続され、オ
ーバフロー管42の上端は第3貯留槽13の側板18か
ら挿入されて上向きに開口し、下端は下水道に接続され
る。このオーバフロー管42は第3貯留槽13に貯留さ
れた雨水15が所定の水位以上になったときに所定の水
位以上の雨水15を下水道に導くようになっている(図
1〜図4)。また第1〜第3貯留槽11〜13の蓋板1
7には図2及び図4に詳しく示すように、各貯留槽11
〜13内の雨水15が増加するときに各貯留槽11〜1
3内のエアを排出しかつ各貯留槽11〜13内の雨水1
5が減少するときに各貯留槽11〜13内に外気を導入
する略逆J字状のエア給排パイプ53が接続される。供
給流路21〜23、排水パイプ31、延長パイプ34、
オーバフロー流路41、オーバフロー管42等は塩化ビ
ニール、FRP等の樹脂製パイプや鋼管等の金属製パイ
プである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図7は本発明の第2実施例を示す。図7に
おいて図1と同一符号は同一部品を示す。この例では鉛
直方向に複数段積重ねられた貯留槽11〜13のうち最
上段の貯留槽11と浴槽(図示せず)とがパイプ状の第
4供給流路74により接続され、第4供給流路74の途
中にポンプ71及びチェックバルブ72が設けられる。
チェックバルブ72は浴槽から貯留槽11への使用済み
の水の流れを許容し、貯留槽11から浴槽への使用済み
の水の流れを阻止するようになっている。このように構
成された雑用水貯留施設の動作は、ポンプ71が浴槽の
使用済みの水を第4供給流路74を介して貯留槽11〜
13のうち最上段の貯留槽11に供給することを除い
て、上記第1実施例の動作と同様であるので、繰返しの
説明を省略する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図8は本発明の第3実施例を示す。図8に
おいて図1と同一符号は同一部品を示す。この例では雨
樋14より低い位置に単一の貯留槽80が設置され、こ
の貯留槽80の内部が略水平方向に延びる3つの仕切板
86により4つの貯留室81〜84に区画される。以下
4つの貯留室81〜84を上から順に第1貯留室81、
第2貯留室82、第3貯留室83及び第4貯留室84と
呼ぶ。これらの貯留室81〜84は地面Gに立設された
受け具87に載置される。単一の貯留槽80は蓋板80
a、側板80b及び底板80cにより直方体に形成さ
れ、内部は密閉される。雨樋14が受けた雨水15は第
1供給流路91により第1貯留室81に導かれる。第1
供給流路91の上端は雨樋14に接続され、端は単一
の貯留槽80の蓋板80aから第1貯留室81に挿入さ
れる。第1供給流路91の途中には雨水分流器26が接
続される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】第1貯留室81の底板となる仕切板86の
下面には第2供給流路92の一端が接続され、この流路
92は貯留槽80の外部に出た後に鉛直下方に延び
の流路92の他端である下端には供給バルブ33が設け
られる。第2貯留室82及び第3貯留室83の底板とな
る仕切板86,86と第4貯留室84の底板となる単一
の貯留槽80の底板80cの下面にはパイプ状の第3供
給流路93の一端がそれぞれ接続され、これらの流路9
3の他端は第2供給流路92にそれぞれ接続される。第
3供給流路93の一端には逆止弁94がそれぞれ設けら
れ、逆止弁94の上端が第3供給流路93の一端とな
る。逆止弁94は筒状のケース94aと、ケース94a
の内部に水平に突設され中央に円形の孔94cを有する
突出壁94bと、ケース94aの下部に挿着され多数の
孔94eを有する有孔板94dと、突出壁94bと有孔
板94dとの間に遊挿された球状のフロート94fとを
有する。このケース94aのうちフロート94fが収容
された部分が雨水15により満たされたとき即ち第3供
給流路93の他端側の圧力が第3供給流路93の一端側
の圧力以上のときにフロート94fが浮いて上記円形の
孔94cを塞ぎ、ケース94aのうちフロート94fが
収容された部分の雨水15が流出したとき即ち第3供給
流路93の他端側の圧力が第3供給流路93の一端側の
圧力未満になったときにフロート94fが有孔板94d
に当接して上記円形の孔94cを開放するようになって
いる。また逆止弁94の上端には貯留室82〜84内の
雨水15が供給先に供給されずに貯留室82〜84の底
に残るのを防止するために切欠き94gが形成される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】第1〜第3貯留室81〜83のそれぞれ底
板となる仕切板86にはパイプ状のオーバフロー流路9
6が立設され、第1〜第3貯留室81〜83に貯留され
た雨水15がそれぞれ所定の水位以上になったとき所定
の水位以上の雨水15を第2〜第4貯留室82〜84に
それぞれ導くようになっている。単一の貯留槽80の側
板80bのうち第4貯留室84を形成する部分の上部に
はオーバフロー管9の一端が接続され、オーバフロー
管9の他端は下水道(図示せず)に接続される。この
オーバフロー管9は第4貯留室84に貯留された雨水
15が所定の水位以上になったときに所定の水位以上の
雨水15を下水道に導くようになっている。また単一の
貯留槽80の蓋板80aには各貯留室81〜84内の雨
水15が増加するときに各貯留室81〜84内のエアを
排出しかつ各貯留室81〜84内の雨水15が減少する
ときに各貯留室81〜84内に外気を導入する略逆J字
状のエア給排パイプ98が接続される。単一の貯留槽8
0や仕切板86は塩化ビニール、FRP等の樹脂製板や
鋼板等の金属製板により形成される。このように構成さ
れた雑用水貯留施設の動作は上記第1実施例の動作と同
様であるので、繰返しの説明を省略する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図9は本発明の第4実施例を示す。図9に
おいて図8と同一符号は同一部品を示す。この例では、
第2供給流路122が第1貯留室111の底板となる仕
切板116の一部を切欠き、かつ切欠かれた仕切板11
6の端縁から受け具87上まで垂下された鉛直板117
と単一の貯留槽110の側板110bとにより縦長の小
室に形成される。第2供給流路122の下端は閉止板1
18により雨水15が漏れるのを防止される。供給バル
ブ33は第2供給流路122を形成する単一の貯留槽1
10の側板110b下部に接続され、第3供給流路12
3の他端は鉛直板117にそれぞれ接続される。単一の
貯留槽110の蓋板110aには略逆J字状のエア給排
パイプ98が接続される。このように構成された雑用水
貯留施設の動作は上記第3実施例の動作と同様であるの
で、繰返しの説明を省略する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】図10は本発明の第5実施例を示す。図1
0において図1と同一符号は同一部品を示す。この例で
は雨樋14より低い位置に3つの縦長の貯留槽131〜
133が水平方向に並ぶように配設される。以下3つの
貯留槽131〜133を左から順に第1貯留槽131、
第2貯留槽132及び第3貯留槽133と呼ぶ。これら
の貯留槽131〜133は地面Gに立設された受け具8
7に載置される。これらの貯留槽131〜133は大径
の塩化ビニール、FRP等の樹脂製パイプや鋼管等の金
属製パイプにより形成され、それらの上端及び下端に
ランクフランジ134,134をそれぞれ取付けること
により内部が密閉される。雨樋14が受けた雨水15は
第1供給流路141により第1貯留槽131に導かれ
る。第1供給流路141の上端は雨樋14に接続され、
端は第1貯留層131の蓋となるブランクフランジ1
34からこの貯留槽131に挿入される。第1供給流路
141の途中には雨水分流器26が接続される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】第1貯留槽131の側面上部及び第2貯留
槽132の側面上部は上部連通手段138により連通す
るように接続され、第2貯留槽132の側面上部及び第
3貯留槽133の側面上部は上部連通手段138により
連通するように接続される。これらの上部連通手段13
8はこの例ではパイプであり、第1及び第2貯留槽13
1,132に貯留された雨水15がそれぞれ所定の水位
以上になったとき所定の水位以上の雨水15を第2及び
第3貯留槽132,133にそれぞれ導くようになって
いる。第3貯留槽133の側面上部にはオーバフロー管
139の一端が接続され、オーバフロー管139の他端
は下水道(図示せず)に接続される。このオーバフロー
管139は第3貯留槽133に貯留された雨水15が所
定の水位以上になったときに所定の水位以上の雨水15
を下水道に導くようになっている。また第3貯留槽13
3の蓋となるブランクフランジ134には略逆J字状の
エア給排パイプ98が接続される。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図11は本発明の第6実施例を示す。図1
1において図10と同一符号は同一部品を示す。この例
では水平方向に並ぶように配設された複数の貯留槽13
1〜133のうち第1貯留槽131と浴槽(図示せず)
とがパイプ状の第4供給流路74により接続され、第4
供給流路74の途中にポンプ71及びチェックバルブ7
2が設けられる。チェックバルブ72は浴槽から貯留槽
131への使用済みの水145の流れを許容し、貯留槽
131から浴槽への使用済みの水145の流れを阻止
るようになっている。このように構成された雑用水貯留
施設の動作は、ポンプ71が浴槽の使用済みの水145
を第4供給流路74を介して第1貯留槽131に供給す
ることを除いて、上記第5実施例の動作と同様であるの
で、繰返しの説明を省略する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図12は本発明の第7実施例を示す。図1
2において図10と同一符号は同一部品を示す。この例
では雨樋14より低い位置に単一の貯留槽150が設置
され、この貯留槽150の内部は略鉛直方向に延びる3
つの仕切板156により縦長の4つの貯留室151〜1
54に区画される。以下4つの貯留室151〜154を
左から順に第1貯留室151、第2貯留室152、第3
貯留室153及び第4貯留室154と呼ぶ。これらの貯
留室151〜154は地面Gに立設された受け具87に
載置される。単一の貯留槽150は蓋板150a、側板
150b及び底板150cにより直方体に形成され、内
部は密閉される。雨樋14が受けた雨水15は第1供給
流路161により第1貯留室151に導かれる。第1供
給流路161の上端は雨樋14に接続され、端は蓋板
150aから第1貯留室151に挿入される。第1供給
流路161の途中には雨水分流器26が接続される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】図13は本発明の第8実施例を示す。図1
3において図12と同一符号は同一部品を示す。この例
では下部連通手段177が隣接する各貯留室151〜1
54間を連通するように両端が底板150cに接続され
た略U字状のパイプにより形成される。これらの下部連
通手段177のうち第1貯留室151に近い側の端部に
は逆止弁173がそれぞれ設けられる。逆止弁173は
筒状のケース173aと、ケース173aの内部に水平
突設され中央に円形の孔173cを有する突出壁17
3bと、ケース173aの上端に挿着され多数の孔17
3eを有する有孔板173dと、突出壁173bと有孔
板173dとの間に遊挿され雨水15より比重の僅かに
大きい略円錐状の弁体173fとを有する。逆止弁17
3は弁体173fより上方の圧力が弁体173fより下
方の圧力以上のとき即ち逆止弁173の両側のうち第1
貯留室151に近い側の圧力が第1貯留槽151から遠
い側の圧力以上のとき下部連通手段177に雨水15が
流れるのを阻止し、弁体173fより上方の圧力が弁体
173fより下方の圧力未満のとき即ち逆止弁173の
両端のうち第1貯留室151に近い側の圧力が第1貯留
室151から遠い側の圧力未満のとき下部連通手段17
7に雨水15が第1貯留室151に向って流れるのを許
容するようになっている。このように構成された雑用水
貯留施設の動作は上記第7実施例の動作と同様であるの
で、繰返しの説明を省略する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図14は本発明の第9実施例を示す。図1
4において図12と同一符号は同一部品を示す。この例
では家屋(図示せず)の周縁に沿って下部が地中に埋設
されたブロック215上に上面が雨樋14より低くくな
るように単一の貯留槽210が載置される。ブロック2
15は比較的小さい厚さを有し、単一の貯留槽210は
ブロック215と略同一の厚さを有する。この貯留槽2
10の内部は略鉛直方向に延びる6つの仕切板216に
より縦長の7つの貯留室211〜214及び221〜2
23に区画される。以下7つの貯留室211〜214及
び221〜223のうち左側の3つの貯留室211〜2
13を左端から順に第1貯留室211、第2貯留室21
2及び第3貯留室213と呼び、7つの貯留室211〜
214及び221〜223のうち右側の3つの貯留室2
21〜223を右端から順に第1貯留室221、第2貯
留室222及び第3貯留室223と呼び、残った中央の
貯留室を第4貯留室224と呼ぶ。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】単一の貯留槽210は蓋板210a、側板
210b及び底板210cにより扁平な直方体に形成さ
れ、内部は密閉される。この単一の貯留槽210は上記
第7実施例の単一の貯留槽をその第4貯留室を共通にし
て左右対称に2つ合体した構造を有する。雨樋14が受
けた雨水15は左右2本の第1供給流路231,241
により左右の第1貯留室211,221にそれぞれ導か
れる。第1供給流路231,241の上端は雨樋14に
接続され、端は蓋板210aから左右の第1貯留室2
11,221にそれぞれ挿入される。第1供給流路23
1,241の途中には雨水分流器26,26がそれぞれ
接続される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】6つの仕切板216の上端と蓋板210a
との間には各貯留室211〜214及び221〜223
を連通する所定の間隔をあけることにより形成される上
部連通手段218がそれぞれ設けられ、これらの上部連
通手段218は左右の第1〜第3貯留室211〜213
及び221〜223に貯留された雨水15がそれぞれ所
定の水位以上になったとき所定の水位以上の雨水15を
隣接する左右の第2〜第4貯留室212〜214,22
2,223及び214にそれぞれ導くようになってい
る。単一の貯留槽210の側板210bのうち第4貯留
室214を形成する部分の上部にはオーバフロー管21
9の一端が接続され、オーバフロー管219の他端は下
水道(図示せず)に接続される。このオーバフロー管2
19は第4貯留室214に貯留された雨水15が所定の
水位以上になったときに所定の水位以上の雨水15を下
水道に導くようになっている。また単一の貯留槽210
の蓋板210aには略逆J字状のエア給排パイプ98が
接続され、2つの雨水分流器26,26の周面下部にそ
れぞれ接続された排水パイプ226,226は互いに
結されてオーバフロー管219に接続される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例雑用水貯留施設の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】図1のD部拡大断面図。
【図6】図1のE部拡大断面図。
【図7】本発明の第2実施例を示す図1に対応する雑用
水貯留施設の正面図。
【図8】本発明の第3実施例を示す雑用水貯留施設の縦
断面図。
【図9】本発明の第4実施例を示す図に対応する雑用
水貯留施設の縦断面図。
【図10】本発明の第5実施例を示す図に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図11】本発明の第6実施例を示す図に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図12】本発明の第7実施例を示す図に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図13】本発明の第8実施例を示す図に対応する雑
用水貯留施設の縦断面図。
【図14】本発明の第9実施例を示す雑用水貯留施設の
要部断面斜視図。
【符号の説明】 11 第1貯留槽(最上段の貯留部) 12 第2貯留槽(中段の貯留部) 13 第3貯留槽(最下段の貯留部) 14 雨樋(雨水流路) 15 雨水 21,91,141,161,231,241 第1供
給流路 22,92,122,142,162,232,242
第2供給流路 23,93,123 第3供給流路 33 供給バルブ 41,96 オーバフロー流路 43,94,173 逆止弁 71 ポンプ 74 第4供給流路 80,110,150,210 単一の貯留槽 81,111 第1貯留室(最上段の貯留部) 82,112 第2貯留室(中段の貯留部) 83,113 第3貯留室(中段の貯留部) 84,114 第4貯留室(最下段の貯留部) 86,116,156,216 仕切板 110b,210b 側板 117 鉛直板 131 第1貯留槽(第1貯留部) 132 第2貯留槽(第2貯留部) 133 第3貯留槽(第3貯留部) 137,157,177,217 下部連通手段 138,158,218 上部連通手段 145 使用済みの水 151,211,221 第1貯留室(第1貯留部) 152,212,222 第2貯留室(第2貯留部) 153,213,223 第3貯留室(第3貯留部) 154,214 第4貯留室(第4貯留部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の屋根又は屋上の周縁に沿って設け
    られ前記屋根又は屋上に落下した雨水(15)を受ける雨水
    流路(14)と、 前記雨水流路(14)より低い位置に鉛直方向に複数配設さ
    れた貯留部(11〜13,81〜84,111〜114)と、 前記雨水流路(14)が受けた雨水(15)を前記貯留部(11〜1
    3,81〜84,111〜114)のうち最上段の貯留部(11,81,111)
    に導く第1供給流路(21,91)と、 一端が前記最上段の貯留部(11,81,111)の下面又は側面
    下部に接続され他端に供給バルブ(33)が設けられた第2
    供給流路(22,92,122)と、 一端が前記最上段の貯留部(11,81,111)を除く貯留部(1
    2,13,82〜84,112〜114)の下面又は側面下部にそれぞれ
    接続され逆止弁(43,94)を介して他端が前記第2供給流
    路(22,92,122)にそれぞれ接続された第3供給流路(23,9
    3,123)と、 前記貯留部(11〜13,81〜84,111〜114)のうち最下段の貯
    留部(13,84,114)を除く貯留部(11,12,81〜83,111〜113)
    に貯留された雨水(15)がそれぞれ所定の水位以上になっ
    たとき前記所定の水位以上の雨水(15)を前記最下段の貯
    留部(13,84,114)を除く貯留部(11,12,81〜83,111〜113)
    の直下の貯留部(12,13,82〜84,112〜114)にそれぞれ導
    くオーバフロー流路(41,96)とを備えた雑用水貯留施設
    であって、 前記逆止弁(43,94)は、前記第3供給流路(23,93,123)の
    他端側の圧力が前記第3供給流路(23,93,123)の一端側
    の圧力以上のとき前記第3供給流路(23,93,123)に前記
    雨水(15)が流れるのを阻止し、前記第3供給流路(23,9
    3,123)の他端側の圧力が前記第3供給流路(23,93,123)
    の一端側の圧力未満のとき前記第3供給流路(23,93,12
    3)の一端から他端に前記雨水(15)が流れるのを許容する
    ように構成されたことを特徴とする雑用水貯留施設。
  2. 【請求項2】 鉛直方向に複数配設された貯留部(11〜1
    3)と、 前記貯留部(11〜13)のうち最上段の貯留部(11)と浴槽と
    を接続する第4供給流路(74)と、 前記第4供給流路(74)の途中に設けられ前記浴槽の使用
    済みの水を前記最上段の貯留部(11)に汲み上げるポンプ
    (71)と、 一端が前記最上段の貯留部(11)の下面又は側面下部に接
    続され他端に供給バルブ(33)が設けられた第2供給流路
    (22)と、 一端が前記最上段の貯留部(11)を除く貯留部(12,13)の
    下面又は側面下部にそれぞれ接続され逆止弁(43)を介し
    て他端が前記第2供給流路(22)にそれぞれ接続された第
    3供給流路(23)と、 前記貯留部(11〜13)のうち最下段の貯留部(13)を除く貯
    留部(11,12)に貯留された使用済み水がそれぞれ所定の
    水位以上になったとき前記所定の水位以上の使用済みの
    水を前記最下段の貯留部(13)を除く貯留部(11,12)の直
    下の貯留部(12,13)にそれぞれ導くオーバフロー流路(4
    1)とを備えた雑用水貯留施設であって、 前記逆止弁(43)は、前記第3供給流路(23)の他端側の圧
    力が前記第3供給流路(23)の一端側の圧力以上のとき前
    記第3供給流路(23)に前記使用済みの水が流れるのを阻
    止し、前記第3供給流路(23)の他端側の圧力が前記第3
    供給流路(23)の一端側の圧力未満のとき前記第3供給流
    路(23)の一端から他端に前記使用済みの水が流れるのを
    許容するように構成されたことを特徴とする雑用水貯留
    施設。
  3. 【請求項3】 複数の貯留部(11〜13)が複数の貯留槽で
    あり、これらの貯留槽(11〜13)が鉛直方向に積重ねられ
    た請求項1又は2記載の雑用水貯留施設。
  4. 【請求項4】 複数の貯留部(81〜84,111〜114)が縦長
    の単一の貯留槽(80,110)の内部を略水平方向に延びる仕
    切板(86,116)により区画された複数の貯留室である請求
    項1又は2記載の雑用水貯留施設。
  5. 【請求項5】 第2供給流路(122)が最上段の貯留室(11
    1)の底板となる仕切板(116)の一部を切欠きかつ前記切
    欠かれた仕切板(116)の端縁から垂下された鉛直板(117)
    と単一の貯留槽(110)の側板(110b)とにより縦長の小室
    に形成された請求項4記載の雑用水貯留施設。
  6. 【請求項6】 家屋の屋根又は屋上の周縁に沿って設け
    られ前記屋根又は屋上に落下した雨水(15)を受ける雨水
    流路(14)と、 前記雨水流路(14)より低い位置に設けられ水平方向に並
    ぶように配設された複数の貯留部(131〜133,151〜154,2
    11〜214,221〜223)と、 前記雨水流路(14)が受けた雨水(15)を前記複数の貯留部
    (131〜133,151〜154,211〜214,221〜223)のうち第1貯
    留部(131,151,211,221)に導く第1供給流路(141,161,23
    1,241)と、 一端が前記第1貯留部(131,151,211,221)の下面又は側
    面下部に接続され他端に供給バルブ(33)が設けられた第
    2供給流路(142,162,232,242)と、 前記複数の貯留部(131〜133,151〜154,211〜214,221〜2
    23)の下部を前記第1貯留部(131,151,211,221)から順に
    直列にそれぞれ連通させる下部連通手段(137,157,177,2
    17)と、 前記下部連通手段(137,157,177,217)にそれぞれ設けら
    れた逆止弁(43,173)と、 前記複数の貯留部(131〜133,151〜154,211〜214,221〜2
    23)の上部を前記第1貯留部(131,151,211,221)から順に
    直列にそれぞれ連通させる上部連通手段(138,158,218)
    とを備えた雑用水貯留施設であって、 前記逆止弁(43,173)は、前記第1貯留部(131,151,211,2
    21)に近い側の圧力が前記第1貯留部(131,151,211,221)
    から遠い側の圧力以上のとき前記下部連通手段(137,15
    7,177,217)に前記雨水(15)が流れるのを阻止し、前記第
    1貯留部(131,151,211,221)に近い側の圧力が前記第1
    貯留部(131,151,211,221)から遠い側の圧力未満のとき
    前記下部連通手段(137,157,177,217)に前記雨水(15)が
    前記第1貯留部(131,151,211,221)に向って流れるのを
    許容するように構成されたことを特徴とする雑用水貯留
    施設。
  7. 【請求項7】 水平方向に並ぶように配設された複数の
    貯留部(131〜133)と、 前記複数の貯留部(131〜133)のうちの第1貯留部(131)
    と浴槽とを接続する第4供給流路(74)と、 前記第4供給流路(74)の途中に設けられ前記浴槽の使用
    済みの水(145)を前記第1貯留部(131)に汲み上げるポン
    プ(71)と、 一端が前記第1貯留部(131)の下面又は側面下部に接続
    され他端に供給バルブ(33)が設けられた第2供給流路(1
    42)と、 前記複数の貯留部(131〜133)の下部を前記第1貯留部(1
    31)から順に直列にそれぞれ連通させる下部連通手段(13
    7)と、 前記下部連通手段(137)にそれぞれ設けられた逆止弁(4
    3)と、 前記複数の貯留部(131〜133)の上部を前記第1貯留部(1
    31)から順に直列にそれぞれ連通させる上部連通手段(13
    8)とを備えた雑用水貯留施設であって、 前記逆止弁(43)は、前記第1貯留部(131)に近い側の圧
    力が前記第1貯留部(131)から遠い側の圧力以上のとき
    前記下部連通手段(137)に前記使用済みの水(145)が流れ
    るのを阻止し、前記第1貯留部(131)に近い側の圧力が
    前記第1貯留部(131)から遠い側の圧力未満のとき前記
    下部連通手段(137)に前記使用済みの水(145)が前記第1
    貯留部(131)に向って流れるのを許容するように構成さ
    れたことを特徴とする雑用水貯留施設。
  8. 【請求項8】 複数の貯留部(131〜133)が縦長の複数の
    貯留槽である請求項6又は7記載の雑用水貯留施設。
  9. 【請求項9】 複数の貯留部(151〜154,211〜214,221〜
    223)が単一の貯留槽(150,210)の内部を略鉛直方向に延
    びる仕切板(156,216)により区画された複数の貯留室で
    ある請求項6又は7記載の雑用水貯留施設。
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