JPH0742083U - 直流アーク炉の電極制御装置 - Google Patents

直流アーク炉の電極制御装置

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JPH0742083U
JPH0742083U JP068541U JP6854193U JPH0742083U JP H0742083 U JPH0742083 U JP H0742083U JP 068541 U JP068541 U JP 068541U JP 6854193 U JP6854193 U JP 6854193U JP H0742083 U JPH0742083 U JP H0742083U
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JP
Japan
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arc
electrode
current
control
arc furnace
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Application number
JP068541U
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English (en)
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繁博 多田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0742083U publication Critical patent/JPH0742083U/ja
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00—Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25—Process efficiency

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  • Discharge Heating (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、従来のような制御干渉を無くし、安
定した電流制御を得て電極位置も安定させることができ
る直流アーク炉における電極制御装置を提供することに
ある。 【構成】本考案は、直流アーク炉の電極を制御する電極
制御装置おいて、前記直流アーク炉の可動電極棒の昇降
を制御するサーボ油圧系統と、前記アーク炉のアーク電
流を制御する整流器を有する電流制御系統とを互いに独
立した系統とし、前記アーク電流の不安定状態時や不安
定領域では前記電極棒を緩やかに昇降制御するように構
成しているので、電流応答を早くすることが可能となる
と共にアーク電流の安定を図り、安定したアークをスク
ラップ材に供給することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、サーボ油圧装置を使用したアーク炉設備、特に、安定したアークを 得る直流アーク炉の電極制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の直流アーク炉設備の電極昇降制御は、設定されたアーク電流・電圧に対 し、実際のアーク電流・電圧を検出し、それらの比較演算を行い、その結果炉内 抵抗を間接的に監視し、その値を一定値に保つように電極昇降制御を行うように 構成されている。この場合、昇降速度は演算偏差に比例する。
【０００３】 上記した従来の直流アーク炉の電極制御方式を図３のブロック図を参照して説 明する。 図３において、１は上位計算機、２はアーク電圧帰還回路、３は電極昇降制御 回路、４はサーボ出力補正回路、５は利得切換回路、６はサーボバルブアンプ、 ７は整流器装置の電流制御回路、８は整流器装置の位相制御回路、９はアーク電 流帰還回路、１０は整流用サイリスタ装置、１１はアーク炉電極、１２はアーク 炉電極の位置検出器、１３はアーク電極位置監視装置である。
【０００４】 この電極制御方式は、アーク電流設定値に対してアーク電流制御を行う制御系 が２系統ある。すなわち、１系統は点線で示した制御系統で、電流制御回路７と 位相制御回路８とアーク電流帰還回路９と整流用サイリスタ装置１０を含む制御 系統であり、、他の系統は電極昇降制御回路３とサーボ出力補正回路４と利得切 換回路５とサーボバルブアンプ６を含む制御系統である。
【０００５】 このように制御対象が１つのアーク電流に対し、制御系統が２系統あると、そ の応答速度も異なる。すなわち、一方の系統の整流器側は電流応答が速く、他方 の系統は電極昇降制御とサーボ油圧機構ため遅い。すると、双方の制御が干渉し て発振を起す可能性が有り、アーク電流の変動、電極棒の上下振動の要因となる 。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】
例えば、溶解初期でスクラップの堆積状態が不安定な時、従来の制御方式では アーク電流の変化が起きると、それぞれの制御系の干渉に加え、外部条件（スク ラップ堆積形状，崩れ等）が加算されてますますアーク電流が不安定になり、電 極昇降制御も振動状態となるという欠点があった。
【０００７】 本考案は、上記欠点を解消するためになされたもので、その目的は、従来のよ うな制御干渉を無くし、安定した電流制御を得て電極位置も安定させることがで きる直流アーク炉における電極制御装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は直流アーク炉の電極を制御する電極制御 装置おいて、前記直流アーク炉の可動電極棒の昇降を制御するサーボ油圧系統と 、前記アーク炉のアーク電流を制御する整流器を有する電流制御系統とを互いに 独立した系統とし、前記アーク電流の不安定状態時や不安定領域では前記電極棒 を緩やかに昇降制御するように構成したことを特徴とする。
【０００９】
【作用】
本考案によると溶解初期のスクラップ材の不安定状態時や、アーク電流の不安 定領域時に、電極棒の移動を緩やかに行い、電流応答を早くすることにより、ア ーク電流の安定を計り、安定したアークをスクラップ材に供給することが可能と なる。
【００１０】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図を参照して説明する。 図１は本考案の一実施例のブロック構成図であり、既に説明した従来例である 図３と異なる構成は、函数発生器１４と位置制御回路１５を設けた点であり、そ の他の構成は同一であるので、同一構成部分には同一符号を付して説明する。
【００１１】 しかして、函数発生器１４は溶解パターン別の電極位置基準信号を作成し、位 置制御回路１５に与える。サーボ出力補正回路４は油圧装置のサーボバルブの不 感帯補償用回路でサーボ特性に応じて出力特性を変更する必要がある。すなわち 、利得切換回路５により溶解開始時から溶解終了までのスクラップの堆積状況の 変化に応じて、電極棒位置を溶解状態に適した位置に制御する。その偏差をサー ボバルブへの出力信号に変換する最終の利得を決定する。位置制御回路１５は、 函数発生器１４の出力信号に応じて、その都度利得を変化させる事はなく、溶解 の全領域で一定利得とする。位置制御は比例積分の補償方式で応答時間は整流器 １０の電流応答の１０倍程度の応答時間を目標とする。なお、利得切換回路５は 比例分のみとして時間要素は持たせない。
【００１２】 次に、本実施例の作用について説明する。 図１に示すように、アーク電流制御は電流制御回路７を備えた整流器側に持た せ、電極は位置制御のみとする。この場合、位置基準は図２に示す如く、溶解時 間に対する電極位置を時間函数として位置制御回路１５に与える。
【００１３】 函数発生器１４は図２の位置基準を作成するために追加した回路で、電極位置 の０点はアーク発弧時の電極位置を表し、位置数字の増加は電極棒の下降方向を 表す。 上述したような制御系統に変更することにより電極昇降の安定を得られ、アー ク電流は整流器の電流応答の速さで安定状態を得ることができる。従って、溶解 期間中、安定したアーク電流と電極位置を維持することができる。
【００１４】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、電極昇降の安定が得られると共にアー ク電流も整流器の電流応答の速さで安定状態が得られる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例のブロック構成図。
【図２】電極位置と溶解時間の関係を示す特性図。
【図３】従来の直流アーク炉の電極制御方式のブロック
構成図。
【符号の説明】
１…上位計算機、２…アーク電圧帰還回路、３…電極昇
降制御回路、４…サーボ出力補正回路、５…利得切換回
路、６…サーボバルブアンプ、７…電流制御回路、８…
位相制御回路、９…アーク電流帰還回路、１０…整流用
サイリスタ装置、１１…アーク炉電極、１２…アーク炉
電極の位置検出器、１３…アーク電極位置監視装置、１
４…函数発生器、１５…位置制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 直流アーク炉の電極を制御する電極制御
    装置おいて、前記直流アーク炉の可動電極棒の昇降を制
    御するサーボ油圧系統と、前記アーク炉のアーク電流を
    制御する整流器を有する電流制御系統とを互いに独立し
    た系統とし、前記アーク電流の不安定状態時や不安定領
    域では前記電極棒を緩やかに昇降制御するように構成し
    たことを特徴とする直流アーク炉の電極制御装置。
JP068541U 1993-12-22 1993-12-22 直流アーク炉の電極制御装置 Pending JPH0742083U (ja)

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JP068541U JPH0742083U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 直流アーク炉の電極制御装置

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JPH0742083U true JPH0742083U (ja) 1995-07-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014306A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 製鋼用アーク炉の電極昇降装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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