JPH0741581U - 標識付地中埋設物防護板 - Google Patents

標識付地中埋設物防護板

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JPH0741581U
JPH0741581U JP7042393U JP7042393U JPH0741581U JP H0741581 U JPH0741581 U JP H0741581U JP 7042393 U JP7042393 U JP 7042393U JP 7042393 U JP7042393 U JP 7042393U JP H0741581 U JPH0741581 U JP H0741581U
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JP
Japan
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buried object
underground
polyethylene
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plate
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Application number
JP7042393U
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English (en)
Inventor
一盛 代継
Original Assignee
ヨツギ化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地中でも変質せず、掘削機などによる衝撃に
強く、破損時には破片やその材質によって埋設物に損傷
を与えることの少ない資源保護にも役立つ標識付埋設物
防護板を得る。 【構成】 少なくとも一方の面にポリエチレン標識シー
ト12を接着した、ポリエチレンを主材とする樹脂板1
3。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地中埋設物の上方に埋設しておくことによって、後日、同一地面の 掘削作業を行うに際し、掘削機などによって埋設物が損傷を受けることを防止し 、かつ、作業者に埋設物の種類などを知らせるための標識付地中埋設物防護板に 関する。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設されているガス管、上下水道管、電力線、通信線などを補修したり 、あるいは既設の埋設物の近傍に新たな埋設物を埋設したりするには、改めて地 面を掘り起こす作業が伴う。その掘り起こし作業では、掘削機によって既設の埋 設物が損傷を受けたり破損する事態が生じ易い。そのため図8や図9に示すよう に従来より埋設物4の上方の地中に埋設物標識シート2を埋設したり、さらに重 要な埋設物4に対しては、埋設物側に埋設物防護板3を設置することによって、 埋設物を保護するようにしている。
【0003】 この種の埋設物標識シート2としては、埋設物の名称、作業上の注意点などを 印刷したポリエチレンシートを長手方向に一部が重なり合うように折り畳み、合 わせ目を熱溶着などで固定したものが知られている。また、埋設物防護板3とし ては、鉄筋入りコンクリート製のもの、鉄板によるものなどが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来より、新たな埋設物を埋設したり、既設の埋設物を補修する掘削工事にお いては、工事の責任者あるいは作業者が、既設埋設物の種類や埋設場所などにつ いてすでに知識があり、作業そのものについても十分な注意のもとに行われるこ とを前提としているが、掘削機械の大型化や埋設物自体の危険性、社会的重要性 の増大に伴って全体として掘削工事のより高い安全性が要求されている。
【0005】 また従来の防護板においては、鉄板や鉄筋入りコンクリートなどの材質が使用 されているが鉄板を使用した場合、地中に含まれる種々の化学成分によって腐食 をうけたり、バックホウやユンボなどの掘削機械の歯を傷つけるという問題があ り、また鉄筋入りコンクリート板の場合にはバックホウやユンボなどの歯を傷つ けるほかに掘削機による衝撃で板が割れ、鉄筋がむき出しとなり、配管や電線に 損傷を与えるなどの問題点がある。
【0006】 本考案の目的は、地中に埋設した場合にも化学的に安定しており、掘削機など による衝撃に強く、また破壊された場合には破片が埋設物や掘削機を傷つけるこ とのない、また好ましくは回収資源を再生して有効に利用し、アスファルトカッ ターやオーガにも対処できる標識付埋設物防護板を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、地中埋設物の上方の地中に埋設される地中埋設物防護板において、 少なくとも地表面側に地中埋設物の種類などが書かれたポリエチレンシートを 固着したポリエチレンを主材とする樹脂板からなることを特徴とする標識付地中 埋設物防護板である。
【0008】 また本考案は、前記ポリエチレンを主材とする樹脂板が回収プラスチックを素 材とし、その中のポリエチレンの割合が70%以上であることを特徴とする。
【0009】 また本考案は、前記標識付地中埋設物防護板において、地表面側に地中埋設物 の種類などが書かれたポリエチレンシートが固着され、埋設物側に鉄板が内蔵さ れることを特徴とする。
【0010】
【作用】
地中埋設物に関して、その近傍に新たな配管をしたり、既存の配管の修理をす るため掘削作業を行うに際し、まず、大型化した掘削機などによる掘削の衝撃か ら埋設物を防護し、埋設標識面を地上に露出することにより、埋設物の種類や掘 削作業者に対する注意事項を表示し、配管の破損や断線を防止することができる 。
【0011】 防護板と標識シートは、地中において化学的に安定で、はがれたり、変色する ことなく密着しており、互いに衝撃に対する強度を高めている。また、防護板が 破損された場合にも破片によって埋設物が損傷を受けることはない。
【0012】 防護板は回収プラスチックを素材とすることができ、また鉄板や鋼板、エキス パンダー、打抜き鉄板などを内蔵することによってアスファルトカッターやオー ガなどの刃にも対処することができる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の断面図であり、図2はこれと地中埋設管の関係を示 す断面図であり、図3はその斜視図である。標識付地中埋設物防護板11は地表 側の片面に埋設物に関する表示を印刷したポリエチレンシート12をポリエチレ ンを主材とする樹脂板13に貼付けたものであり、また好ましくは樹脂板の他面 に図4に示すように、鉄板や鋼板、エキスパンダーや打抜き鉄板など16を内蔵 したものからなる。
【0014】 帯状ポリエチレンシート12は、図5に示すように従来より埋設標識シートと して使用されており、規格に基づいてたとえば通信用は赤、電気用はオレンジ、 水道用は青というように色分けされ、埋設物の種類や掘削作業者に対する注意事 項などが印刷表示されている。ポリエチレンシートの厚さは0.16〜0.19 mmで、幅および長さは埋設物の種類や大きさによって決められる。
【0015】 樹脂板13の原料として新しいポリエチレンを使用してもよいが、回収プラス チックを使用する場合には70%以上をポリエチレン樹脂とすればよく、基本的 には、繊維や針金などを含んでもよい。現在使用されているプラスチックは大体 この条件に合致する。本実施例においては、塩化ビニル樹脂は、回収樹脂を溶融 成形する段階で、塩素ガスを発生し金型を腐食するので、取り除いておくことが 好ましい。
【0016】 図6は本考案の製品を作るための開閉式金型の斜視図であり、図7は本考案の 製品を開閉式金型を使って成形した状態を示す断面図である。標識付埋設物防護 板11は、まず回収プラスチックを粉砕し、比重の差を利用して、塩化ビニルを ポリエチレンを主材とする樹脂粉末から水洗分離する。次に、こうして得られた 樹脂粉末を130℃で溶融する。開閉式金型17の本体20に表示部分を下側に してポリエチレンシート12を敷き、その上に溶融樹脂18を注入、金型17の 蓋21を閉じて成形する。また鉄板などを他面に内蔵する場合は、開閉式金型1 7の本体20にポリエチレンシート12を表示を下側にして置き、溶融樹脂18 を流しこんだ後、鉄板、鋼板、エキスパンダー、打ち抜き鉄板など16を置き、 金型17の蓋21を閉じて成形する。なお金型17の本体20と蓋21とは蝶番 19などで開閉自在になっている。もちろん回収プラスチック樹脂以外にポリエ チレン樹脂粒状を混ぜて使用してもよい。
【0017】 標識付埋設物防護板11の大きさはたとえば幅500mm×長さ800mm× 厚さ35mmで、重さは13〜14kgである。また、溶融成形時にも、ポリエ チレンシートが溶融することはない。
【0018】 埋設時には、図2に示すように埋設管14の周辺および上部に砂など良質土を 入れ、埋設物の上端より300〜600mm上方の地中に標識シート面を上にし て地中埋設物防護板を埋設する。
【0019】
【考案の効果】
本考案の標識付地中埋設物防護板は以上の通り、埋設標識シート、防護板とも にポリエチレン及びポリエチレンを主体とした樹脂からなるので地中においても 物質的に安定であり、変色しないため表示も鮮明に保たれ、また同質の材質であ るので溶融成形時にシート部分が防護板部分に密着して、はがれたり、浮き上っ たりせず、シートが破れる心配がない。またこのことにより防護板の強度も高め られている。
【0020】 本考案による防護板は掘削機などが接触してもその弾性のために直ちに破壊せ ず、破壊された場合にも埋設物やショベルやユンボなどの掘削機を傷めない。ま た回収プラスチックを素材に溶融成形できるので資源を有効に利用することがで きる。
【0021】 また鉄板やエキスパンダーを内蔵したものはカッターやオーガの刃で検出され 、埋設物の損傷を未然に防ぐことができる。さらにポリエチレン樹脂接着面は地 中成分による腐食をまぬがれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の標識付埋設物防護板と埋設物との関係
を示す断面図である。
【図3】本考案の標識付埋設物防護板と埋設物との関係
を示す斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例の断面図である。
【図5】本考案の標識付埋設物防護板と埋設物との関係
を示す平面図である。
【図6】開閉式金型の斜視図である。
【図7】図6の金型を使って本考案の一実施例の製品を
成形した状態を示す断面図である。
【図8】従来技術の埋設標識シートと埋設物との関係を
示す断面図である。
【図9】従来技術の埋設標識シートおよび埋設物防護板
と埋設物との関係を示す断面図である。
【符号の説明】
11 標識付埋設物防護板 12 埋設標識シート 13 埋設物防護板 14 配管等の埋設物 15 地表面 16 鉄板、鋼板、エキスパンダーなど 17 開閉式金型 18 ポリエチレンを主材とする溶融樹脂 19 蝶番 20 開閉式金型本体 21 開閉式金型蓋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設物の上方の地中に埋設される地
    中埋設物防護板において、 少なくとも地表面側に地中埋設物の種類などが書かれた
    ポリエチレンシートを固着したポリエチレンを主材とす
    る樹脂板からなることを特徴とする標識付地中埋設物防
    護板。
  2. 【請求項2】 前記ポリエチレンを主材とする樹脂板が
    回収プラスチックを素材とし、その中のポリエチレンの
    割合が70%以上であることを特徴とする請求項1記載
    の標識付地中埋設物防護板。
  3. 【請求項3】 前記標識付地中埋設物防護板において、
    地表面側に地中埋設物の種類などが書かれたポリエチレ
    ンシートが固着され、埋設物側に鉄板が内蔵されること
    を特徴とする請求項1または2記載の標識付地中埋設物
    防護板。
JP7042393U 1993-12-28 1993-12-28 標識付地中埋設物防護板 Pending JPH0741581U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114940A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Kyushu Electric Power Co Inc 埋設管路防護板
JP2011211883A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Kcl:Kk 地下埋設物防護具
JP2015001260A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社 埋設物防護板

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