JPH0741540Y2 - 鍛造プレスにおける製品厚さの制御装置 - Google Patents

鍛造プレスにおける製品厚さの制御装置

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JPH0741540Y2
JPH0741540Y2 JP1990010856U JP1085690U JPH0741540Y2 JP H0741540 Y2 JPH0741540 Y2 JP H0741540Y2 JP 1990010856 U JP1990010856 U JP 1990010856U JP 1085690 U JP1085690 U JP 1085690U JP H0741540 Y2 JPH0741540 Y2 JP H0741540Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クランク型、偏心軸型、またはナックルジョ
イント型等の鍛造プレスにおける製品厚さの制御装置に
関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
一般に、鍛造プレスの上、下型は、両型がステックする
ことを避ける理由等から接触させずダイクリアランス
(シャットハイト)を介して型打ちを行っている。この
ダイクリアランスは通常、製品のバリ厚さと同一になっ
ている。
ところが、このダイクリアランスは、型打中の素材の温
度(鍛造炉で加熱された温度)や型打条件、例えば鍛造
プレスで素材を連続加工すると、この加工熱で上、下型
の温度が上昇することや、潤滑油による影響等によりバ
ラツキが発生し、ひいては製品厚さのバラツキとなっ
て、精密鍛造を行う鍛造プレスだけに、製品の品質を損
なうことになる。
そのため、従来の実機における鍛造プレスでは、例えば
上型と下型とを合せて試し打ちをした後、バリ厚さを微
調整してから連続型打を行い、しかも連行型打中、更に
抜き取り検査をして、オフラインにおいて製品またはバ
リ厚さを人手により測定し、これを基にして前記ダイク
リアランスを調整している。
したがって、このような製品厚さのバラツキ防止方策で
は、後追の調整となり適切な製品厚さのバラツキ防止に
はならず、しかも抜き取り検査のために鍛造プレス機械
を休止しなければならなかった。
そのため、例えば、クランク軸にその基部を固着された
コンロッドの先端側に、上型を固定したスライドを連設
し、このクランク軸の回転によりスライドを降下させ、
ボルスター上に固定した下型との間で素材を鍛造する鍛
造プレスにあって、スライド下面とボルスター上面との
間のダイクリアランスの調整を、前記コンロッドとスラ
イドとの間に偏心軸(偏心されたリストピン)を介在さ
せ、この偏心軸をモータにより正逆転させて変位させる
ようにしたスライド自動調整装置(実公昭59-25598号公
報、実公昭62-5802号公報等参照)、いわゆるリストピ
ン偏心方式において、次のような製品厚さの制御装置が
提案されている。
すなわち、実公昭62-4355号公報に示された製品厚さの
制御装置は、ボルスター上に設けられた製品を受ける部
材と、この製品に設けられた凹部に対し上方から昇降自
在に挿入され、かつ、スライドに設けられた検出部材
と、この検出部材が製品の凹部に挿入されたときに、こ
の検出部材の高さの位置を検出するリニアゲージとから
なり、この検出部材からの信号によって前記偏心軸のモ
ータを回転させてスライド調整をする鍛造プレスの製品
厚さの制御装置が提案されている。
ところが、かかる公報記載の製品厚さの制御装置の提案
では、製品の凹部に検出部材を挿入して、すでに仕上工
程を受けた製品厚さを測定することから、つぶし工程、
荒鍛造または仕上鍛造におけるバリ厚さを測定すること
はできず、殊に、1個の検出部材ではバリ厚さは同一製
品でも不揃いになることから正確なダイクリアランスは
測定できない、という問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、以上述べた問題点を解決するために案
出されたもので、その要旨とするところは、上、下型間
に製品のバリ厚さだけのダイクリアランスをあけて鍛造
する鍛造プレスにおいて、前記上、下型、または上、下
型が固定されているボルスターのいずれか一方に、その
端面からスプリングにより付勢されてその先端部が突出
した複数個の測定ピンを、装着した型の中央から対称な
位置で、かつ、製品のバリの外側に上下摺動自在に設
け、これらの測定ピンの先端部を、対向した他方の部材
にそれぞれ当接させて引込ませると共に、これらの測定
ピンの引込み量を計測する計測器をそれぞれ設け、これ
らの計測器によって計測された引込み量の平均値でもっ
て前記ダイクリアランスを制御することにより、製品厚
さを制御することを特徴とする鍛造プレスにおける製品
厚さの制御装置にある。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べ
る。
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第1図のA
矢視断面図、第3図は第2図のB矢視断面図である。
本実施例は小形自動車用鍛造部品(例えば、コンロッ
ド、ナックル、クランクシャフト等)を成形するための
リストピン偏心方式の鍛造プレスに好適なものである。
これらの図において、1は図示しないスライドに固定さ
れた上型(上金型)、2はこの上型1に対面して、ボル
スター3に固定された下型(下金型)であって、これら
の上、下型1,2が合されて、所定の形状(図示では自動
車部品のコンロッド)を形成する凹部1a,2aでもって製
品4が鍛造される。この下型2は、傾斜面を有する固定
ブロック5を介してボルト6により、ボルスター3に埋
設されたプレート7上に当接して固定されている。
以上の構造は通常の鍛造プレスと同じであるが、本実施
例では特に、次のようなインピーダンス変換による非接
触型変位量測定器、いわゆるギャップセンサーSを複数
個、下型2に配置している。
すなわち、下型2に取付孔8を穿設し、この取付孔8
に、小径部9aと大径部9bとが形成されたゲージケース9
を嵌挿し、プレート7に当接させて収納する。この小径
部9aの上端には調節ナット10が螺着され、この調節ナッ
ト10の中心部に測定ピン11が上下摺動自在に挿入されて
いる。この測定ピン11にはバネ受12および足13が連設さ
れており、この足13にはスプリング14が巻回され、この
スプリング14はバネ受12と小径部9aの段部で挟持されて
いる。したがって、測定ピン11は常時、上型1の下面に
当接するよう付勢されて下型2の上面より突出してい
る。また、この測定ピン11の突出上限は、調節ナット10
の螺合により行われる。
そして、前記足13の下端には、大径部9bに摺動自在に案
内された被検出体15が取付けられており、この被検出体
15に対して所定の隙間を置いてギャップセンサー体16が
対面して設けられている。このギャップセンサー体16は
ゲージケースにシールを介して係止された支持板17に設
けられ、このギャップセンサー体16にはギャップセンサ
ー用ケーブル18が接続されている。このギャップセンサ
ー用ケーブル18は、下型2およびプレート7にそれぞれ
穿設された溝19に埋設されて図示しない中央演算装置に
接続されている。
なお、第3図中、20は製品4のバリを示す。
次に、本実施例の作用を述べると、上型1が図示しない
クランク軸の回動により降下し、下型2上の素材を鍛造
して成形するが、その時、下型2の上面に突出している
測定ピン11が上型1の降下でl2だけ押込まれ、ダイクリ
アランスすなわちバリ厚さl1だけの突出量となる。この
時のダイクリアランスl1の量を複数個のギャップセンサ
ーSにより読み取り、その信号に基づいて中央演算装置
で計算され、その平均値が所定の許容値(例えば、l1±
0.1mm)を超えると、その分だけ中央演算装置を介して
前述の偏心軸モータに作動信号が与えられ、型打時以外
の工程中においてスライド調整を行う。
なお、本実施例のスライド自動調整装置は、リストピン
偏心方式で説明したが、本考案はこれに限らず、特開昭
50-131172号公報や実公昭55-14438号公報等で示されて
いるようなウエッジ方式でもよく、したがって、測定ピ
ンは上型に配置してもよい。また、測定ピンの配置は
上、下型に限らず、そのボルスターやスライドに配置し
てもよい。更に、測定ピンの変位量測定器は、前述のギ
ャップセンサーとは限定されず、ラック・ピニオン機構
を介して作動される回転量検出器を用いてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、 最終製品の欠陥を発見するのみでないので、鍛造プ
レス特有の荒打ち時に異常を発見でき、大量生産する鍛
造プレス製品の欠陥を未然に防止できる。
製品の全外周に延出すバリを、型の中央から対称的
な位置に設けた測定ピンにより、その厚さを計測するの
で、バリ厚を正確に計測できるばかりか、合わさる上下
型の傾きも知ることができ、製品の品質をより向上でき
る。
製品の大小によるバリ厚の変更も、同時に制御でき
る。
製品バリの外側に測定ピンを設けたので、測定ピン
は鍛造材の温度(例えば1300℃)の影響が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第1図のA
矢視平面図、第3図は第2図のB矢視断面図である。 1……上型、2……下型、3……ボルスター、11……測
定ピン、14……スプリング、S……ギャップセンサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上、下型間に製品のバリ厚さだけのダイク
    リアランスをあけて鍛造する鍛造プレスにおいて、 前記上、下型、または上、下型が固定されているボルス
    ターのいずれか一方に、その端面からスプリングにより
    付勢されてその先端部が突出した複数個の測定ピンを、
    装着した型の中央から対称な位置で、かつ、製品のバリ
    の外側に上下摺動自在に設け、これらの測定ピンの先端
    部を、対向した他方の部材にそれぞれ当接させて引込ま
    せると共に、これらの測定ピンの引込み量を計測する計
    測器をそれぞれ設け、これらの計測器によって計測され
    た引込み量の平均値でもって前記ダイクリアランスを制
    御することにより、製品厚さを制御することを特徴とす
    る鍛造プレスにおける製品厚さの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS606732B2 (ja) * 1982-07-19 1985-02-20 旭大隈産業株式会社 圧造機のダイスピン破損検知装置
JPS62158545A (ja) * 1985-12-28 1987-07-14 Asahi Okuma Ind Co Ltd ヘツダ−のパンチピン異常検出装置
JPH0321793Y2 (ja) * 1987-12-26 1991-05-13

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