JPH0741469Y2 - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JPH0741469Y2
JPH0741469Y2 JP3145190U JP3145190U JPH0741469Y2 JP H0741469 Y2 JPH0741469 Y2 JP H0741469Y2 JP 3145190 U JP3145190 U JP 3145190U JP 3145190 U JP3145190 U JP 3145190U JP H0741469 Y2 JPH0741469 Y2 JP H0741469Y2
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JP
Japan
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electrodes
low
electrode
current
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JP3145190U
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JPH03122852U (ja
Inventor
博久 小田
嘉子 藤谷
俊彦 及川
Original Assignee
ノイロ医科工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、低周波電流を人体に通電して刺激を与え針治
療と同等の治療効果を有する低周波治療器に関する。
[従来の技術] 従来の低周波治療器は、針治療の針に代わるものとし
て、針電極または皮膚電極と称せられる電極を有してい
る。これらの電極は大きく分けて3種類ある。第1のも
のは、1対の電極よりなり、片側を「+」電極、もう一
方を「−」電極とし、この間に間欠的に電圧を印加した
り、あるいは印加電圧の極性を交互に切換えたりする。
また、第2のものは、上記の「+」電極、「−」電極を
1つにまとめた構造のものであり、第3のものは、電極
をマトリックス状に並べ、任意の電極間に電圧を印加す
るようにしたものである。
臨床医は、この低周波治療器を用い、患者の患部に電極
を装着し、電流を流すことにより、筋収縮に起因する痛
みを伴う衝撃感覚を患部で起こさせ、もって、針麻酔効
果を得ることを期待している。筋収縮は、針麻酔と称せ
られる和痛効果を得るための条件と考えられ、通電刺激
により感覚を低下させるのは、深部の筋組織に起因する
求心性神経のインパルスであると考えられている。
そのため、臨床医は、より効果を上げるため、強い刺激
電流を流し、強い筋収縮を起こさせようとする。
[考案が解決しようとする課題] 強い刺激電流を流すことにより筋収縮と共に強い痛みを
知覚することは、患者にとって、耐え難い苦痛であり、
臨床上不都合が多い。
本考案は、上記の問題点を解消するもので、針麻酔を目
的とした侵害刺激に伴う痛みを修飾し、被刺激感覚を少
なくすることにより、“刺激できる閾値”を高める低周
波治療器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、低周波数の電源に
接続され、人体に装着されることにより人体に低周波数
電流を通電する少なくとも一対の通電刺激用電極を備え
た低周波治療器において、一対の通電刺激用電極の各々
は中心電極とその外周側に位置する外側電極とから構成
され、各中心電極間には低い周波数の電源を接続し、各
外側電極間には上記より高い周波数の電源を接続したも
のである。
[作用] 上記構成によって、患者の患部に一対の通電刺激用電極
を接触させ、その内の小面積の中心電極間に低い周波数
の電流を流すことにより、患部で強い刺激を起こさせ
る。また、この時、外側電極間には前記の周波数より高
い周波数の電流を流すため、修飾されて被刺激感覚が少
なくなり、結果的に針麻酔を目的とした“刺激できる通
電閾値”を高くすることができる。
[実施例] 以下、本考案の低周波治療器の一実施例構成を第1図、
第2図、第3図を参照して説明する。
本低周波治療器は、第1図に示すように、人体の患部の
皮膚上に装着される一対の通電刺激用電極1,2と、低周
波数の電源部3とで構成される。通電刺激用電極1,2
は、それぞれ中心電極1a,2aおよび外側電極1b,2bからな
る。また、各中心電極1a,2aは、電線4a,5aを介して電源
部3のコネクタ6の低周波側端子61,62に接続されてい
る。同様に、各外側電極1b,2bは、電線4b,5bを介して電
源3のコネクタ6の高周波(上記低周波側端子61,62よ
りも高い周波数)側端子63,64に接続されている。
低周波側端子61,62の出力周波数、出力パルス幅および
出力電圧は、周波数微調ボリウム7aおよび周波数倍率セ
レクトスイッチ8aにより、1Hz〜100Hzの間で周波数が設
定され、パルス幅セレクトスイッチ9aにより、50,200,8
00μsecの間でパルス幅が選択され、出力電圧調整ボリ
ウム10aにより所定の電圧が設定される。高周波側端子6
3,64の出力周波数、出力パルス幅および出力電圧も、同
様に、出力周波数は、周波数微調ボリウム7bおよび周波
数倍率セレクトスイッチ8bにより、出力パルス幅は、パ
ルス幅セレクトスイッチ9bにより、出力電圧は、出力電
圧調整ボリウム10bにより、それぞれ選択、設定され
る。
第2図は、通電刺激用電極1の形状を示す。電極2も同
等の構成でなるので図示を省略している。外側電極1b
は、中心電極1aの外側に同心円上に設けられ、中心電極
1aに比べ、表面積を大きく取っている。また、中心電極
1aおよび外側電極1bはスペーサ1c上に接着されている。
第3図は本器の構成を模式的に示した図である。中心電
極1a,2a間には3Hzの低周波電源が、外側電極1b,2b間に
は100Hzの高周波電源がそれぞれ接続されている。
次に、本低周波治療器の使用方法について説明する。臨
床医は、電源部3のコネクタ6に接続された一対の通電
刺激用電極1,2を、それぞれ患者の患部の皮膚上に装着
する。そして、電源部3の周波数微調ボリウム7a,7b、
周波数倍率セレクトスイッチ8b,8b、パルス幅セレクト
スイッチ9a,9bおよび出力電圧調整ボリウム10a,10bによ
り、各電極1a,2a間および1b,2b間に与える周波数、パス
ル幅および電圧を選択、設定する。以上の設定を行った
臨床医は、図外の電源投入スイッチをONにして、患者に
所定の電流を流し、治療を行う。このとき、患者は、中
心電極1a,2a間を通して人体に流れる低い周波数の電流
により皮膚の表在性感覚が主に刺激され、この侵害刺激
により、患部に筋収縮が起こり、針麻酔効果を得ること
ができる。また、同時に、外側電極1b,2b間を通して上
記より高い周波数の電流が患者の患部に流れているた
め、この電流による刺激により、低い周波数の電流によ
る刺激が修飾され、筋収縮に伴う鋭い痛み(ちくちくし
た痛み)を和らげることができる。したがって、治療の
効果を上げようとして、出力電圧調整ボリウム10a,10b
を操作して、従来に比べ、より強い刺激電流を中心電極
1a,2a間に流しても、外側電極1b,2b間からの高い周波数
の電流により修飾されるので、“刺激できる閾値”を高
めることができる。
なお、上記の低周波治療器の通電刺激用電極1,2を複数
組設けてもよく、その場合、複数の患部を一度に治療す
ることができる。また、患部の起伏などにより、電極形
状を同心円状以外の形状としてもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、中心電極とこの中心電極
の外側に位置する外側電極とを用い、外側電極へ加える
電流の周波数を中心電極に加える電流の周波数よりも高
い値とすることにより、中心電極からの通電による筋収
縮に伴う苦痛を和らげ、被刺激感覚を修飾し、“刺激で
きる閾値”を高めることができる。したがって、針刺激
と同等なあるいはそれ以上の有用な治療上の刺激を与え
ることができる。この新たに工夫された電極と通電周波
数の組合せは、ペインクリニックにおける有用な刺激治
療法を提供し得る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の低周波治療器の一実施例による構成を
示す図、第2図は通電刺激用電極の構成を示す図、第3
図は同治療器の模式図である。 1,2……通電刺激用電極、1a,2a……中心電極、1b,2b…
…外側電極、3……電源部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低周波数の電源に接続され、人体に装着さ
    れることにより人体に低周波数電流を通電する少なくと
    も一対の通電刺激用電極を備えた低周波治療器におい
    て、 一対の通電刺激用電極の各々は中心電極とその外周側に
    位置する外側電極とから構成され、各中心電極間には低
    い周波数の電源を接続し、各外側電極間には上記より高
    い周波数の電源を接続したことを特徴とする低周波治療
    器。
JP3145190U 1990-03-26 1990-03-26 低周波治療器 Expired - Lifetime JPH0741469Y2 (ja)

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JP3145190U JPH0741469Y2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 低周波治療器

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JPH03122852U JPH03122852U (ja) 1991-12-13
JPH0741469Y2 true JPH0741469Y2 (ja) 1995-09-27

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