JPH0741446U - 試料管保持ラック用蓋 - Google Patents
試料管保持ラック用蓋Info
- Publication number
- JPH0741446U JPH0741446U JP7636693U JP7636693U JPH0741446U JP H0741446 U JPH0741446 U JP H0741446U JP 7636693 U JP7636693 U JP 7636693U JP 7636693 U JP7636693 U JP 7636693U JP H0741446 U JPH0741446 U JP H0741446U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample tube
- holding rack
- tube holding
- sample
- rack
- Prior art date
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料管保持ラックに簡単に装着され、保持さ
れる試料管に収納された試料の完全な密封保管を簡単な
操作で効率的に行うことが可能な試料管保持ラック用蓋
の提供。 【構成】 試料が収納された試料管2が立て掛け保持さ
れる試料管保持ラック1を覆って、試料管保持ラック1
に固定配設される試料管保持ラック用蓋で、試料管保持
ラック1に立て掛け保持される試料管2の開口面との対
接面に、弾性密封体7が着脱自在に設けられ、側部には
試料管保持ラック1の側面と係合する弾性係合片8が設
けられている。
れる試料管に収納された試料の完全な密封保管を簡単な
操作で効率的に行うことが可能な試料管保持ラック用蓋
の提供。 【構成】 試料が収納された試料管2が立て掛け保持さ
れる試料管保持ラック1を覆って、試料管保持ラック1
に固定配設される試料管保持ラック用蓋で、試料管保持
ラック1に立て掛け保持される試料管2の開口面との対
接面に、弾性密封体7が着脱自在に設けられ、側部には
試料管保持ラック1の側面と係合する弾性係合片8が設
けられている。
Description
【0001】
本考案は血清などの試料が収納された試料管が立て掛け保持される試料管保持 ラックを覆って、試料管保持ラックに固定配設される試料管保持ラック用蓋に関 する。
【0002】
各種の試料が収納された試料管が保持された試料管保持ラックを所定の低温下 で、比較的長時間保管することがある。例えば、試料管に採取された血漿及び血 清に対して各種の検査を行う場合、再検査が必要となる場合に備えて、採取され た血漿及び血清の一部はバックアップ用に試料管に残しておき、検査結果が出る までの間低温下で保管する必要がある。この場合、従来は血漿及び血清が収納さ れた複数の試料管が立て掛け保持される試料管保持ラックを、食品包装用等のラ ップ類で覆って密封するか、或いは一本ごとにそれぞれ栓をして冷蔵庫内で低温 保管していた。
【0003】
前述の従来の保管法では、各種の検査にそれぞれ使用するために、用意された 多数の試料管保持ラックについて、食品包装用等のラップまたは栓での密封をそ れぞれ行う必要があり、保管の前作業が極めて煩雑である。また、食品包装用等 のラップは、外力で簡単に破損し易く、密封が不完全になって試料管内の血漿及 び血清が蒸散し易い。
【0004】 本考案は、前述したような試料管保持ラックによる試料保存の現状に鑑みてな されたものであり、その目的は、試料管保持ラックに簡単に装着され、保持され る試料管に収納された試料の完全な密封保管を簡単な操作で効率的に行うことが 可能な試料管保持ラック用蓋を提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するために、本考案は、試料が収納された複数の試料管が立て 掛け保持される試料管保持ラックを覆って、前記試料管保持ラックに固定配設さ れる試料管保持ラック用蓋であり、前記試料管保持ラックに立て掛け保持される 試料管の開口面との対接面に、弾性密封体が着脱自在に設けられ、側部には前記 試料管保持ラックの側面と係合する弾性係合片が設けられていることを特徴とす るものである。
【0006】
本考案によると、試料が収納された複数の試料管が立て掛け保持される試料管 保持ラックを覆って、試料管保持ラック用蓋を配置し、蓋の側部に設けてある弾 性係合片を、試料管保持ラックの側面と係合する簡単な操作で、試料管の開口面 との対接面に、着脱自在に設けられている弾性密封体が、試料が収納された複数 の試料管の開口面を完全に密封する。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図1及び図2を参照して説明する。 図1は本実施例の構成を試料管保持ラックに対応して示す斜視図、図2は本実 施例の試料管保持ラックの密封時の断面図である。 これらの図に示すように、本実施例に係る蓋は、金属性の枠体6を備えており 、この枠体6は下面が開放された長方形筒状に形成され、その両側面の下面部に は下縁辺部5が設けてある。この下縁辺部5は、蓋を試料管ラック1に装着する と、試料管ラック1の試料管2が挿通して立て掛けられる保持孔3が形成された 上板1Aの上面1aに対接するようにしてある。この枠体6内には、スポンジな どからなる弾性密封体7が、交換自在に嵌合配設されており、この弾性密封体7 の試料管2の開口面との対接面には、付着物が拭き取り可能にコーテイング膜が 形成されている。また、枠体6の長手方向で対向する外周面6aには、弾性係合 片8がビス10により取り付けられ、この弾性係合片8の先端には、試料管ラッ ク1の上板1Aの周面1bに係合する係合爪8aが形成され、この弾性係合片8 は、係合爪8aが枠体6の外周面6aに直角方向(図1の矢印X方向)に弾性変 位可能であり、常時は周面6a方向に弾性偏倚している。この弾性係合片8には 、長孔8aが形成されていて、ビス10の締め付け位置を調整して、弾性係合片 8の係合高さが調整可能にしてある。
【0008】 ところで、試料管ラック1は、上板1Aと下板1Bとが、複数の支柱1Cで互 いに平行に支持され、上板1Aには保持孔3が例えば50個マトリクス状に形成 され、下板1Bの上面1cには、保持される試料管2の先端が支持される凹部1 1が、保持孔3に対応して形成されている。この試料ラック1には、例えば血清 が試料として各被検者ごとに採取された試料管2が多数立て掛け保持される。そ して、検査の種類ごとに同様に試料管2が多数立て掛け保持された試料管ラック 1が用意され、試料管2の立て掛け位置が各被検者に対応付けられ、このように して用意された多数の試料管ラック1の試料管2の血清に対して各種の検査が逐 次行われる。この場合、満足すべき検査結果が得られない場合には、同一血清に 対して再検査を行うことが必要になる。このために、試料管ラック1に保持され た試料管2の血清に対する検査を行う場合には、再検査に備えて血清の一部が試 料管2にバックアップ用に残され保存される。
【0009】 この場合、試料管2が立て掛け保持された試料管ラック1の上方から、本実施 例に係る蓋Cを近付け、弾性密封体7を試料管ラック1に立て掛けられた試料管 2の開口を塞ぐように配置する。この状態で、蓋Cを試料管ラック1側に押しつ けると、弾性係合片8の係合爪8aが上板1Aの周面1bにより、外周面6aか ら離れる方向に弾性偏倚され周面1b上を摺動する。そして、係合爪8aが周面 1bの下端部に達すると、弾性係合片8は外周面6aに近付く方向に弾性偏倚し 、係合爪8aが試料管ラック1の上板1Aの下縁部に係合し、蓋は試料管ラック 1に係合固定される。
【0010】 この係合固定状態では、弾性密封体7は、各試料管2の開口を塞ぎ全ての試料 管2内の血清は密封状態で、外気と触れることなく試料管2内に保管される。こ の状態で、試料管ラック1を冷蔵庫に低温保管することにより、血清は再検査に 備えて変質することなく安全に保管される。 再検査を行う場合には、冷蔵庫から試料管ラック1を取出し、弾性係合片8を 外周面6aから離れる方向に変位させて、蓋Cの片側を上方に移動させると蓋C を試料管ラック1から簡単に取り外すことができる。また、弾性密封体7の試料 管2との対接面に血清などが付着した場合には、弾性密封体7にコーティング膜 が形成されているために、付着物は簡単に拭き取ることができる。さらに、必要 に応じて弾性密封体7を枠体6から取り外し、新しい弾性密封体7と交換するこ とも簡単に行われる。
【0011】 このように本実施例に係る蓋Cを使用すると、血清が収納された複数の試料管 2が立て掛け保持され、検査の種類ごとに用意された多数の試料管ラック1に対 して、簡単なワンタッチ操作で血清を試料管2内に安全に密封保持するように、 試料管ラック1を蓋することが短時間で効率的に行うことが可能になる。また、 試料管2の開口を密封する弾性密封体7は、汚れを簡単に拭き取ることができ、 さらに容易に交換することができるので、血清を異物で汚染することなく血清の 保管が可能になる。
【0012】 なお、実施例では、試料管に血清を採取し保管する場合を説明したが、本考案 は、実施例に限定されるものでなく、各種の化学薬品を試料管に採取して保管す ることも可能である。
【0013】
本考案に係る試料管保持ラック用蓋を、試料を収納した試料管が立て掛け保持 される試料管保持ラックを覆って配置し、蓋の側部に設けてある弾性係合片を、 試料管保持ラックの側面と係合すると、試料管の開口面との対接面に設けられて いる弾性密封体が、試料が収納された複数の試料管の開口面を完全に密封するの で、試料を収納した試料管が立て掛け保持される試料管保持ラックを、簡単なワ ンタッチ操作で効率的に密封処理し、試料を変質を防いで安全に保管することが 可能になる。
【図1】本考案の一実施例の構成を試料管保持ラックに
対応して示す斜視図である。
対応して示す斜視図である。
【図2】同実施例の試料管保持ラックの密封時の断面図
である。
である。
1 試料管ラック 1A 上板 1B 下板 2 試料管 3 保持孔 5 下縁辺部 6 枠体 7 弾性密封体 8 弾性係合片 8a 係合爪
Claims (2)
- 【請求項1】 試料が収納された試料管が立て掛け保持
される試料管保持ラックを覆って、前記試料管保持ラッ
クに固定配設される試料管保持ラック用蓋であり、前記
試料管保持ラックに立て掛け保持される試料管の開口面
との対接面に、弾性密封体が着脱自在に設けられ、側部
には前記試料管保持ラックの側面と係合する弾性係合片
が設けられていることを特徴とする試料管保持ラック用
蓋。 - 【請求項2】 前記弾性密封体の前記開口面との対接面
には、付着物が拭き取り可能にコーティング膜が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の試料管保持ラ
ック用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7636693U JPH0741446U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 試料管保持ラック用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7636693U JPH0741446U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 試料管保持ラック用蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741446U true JPH0741446U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13603358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7636693U Withdrawn JPH0741446U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 試料管保持ラック用蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741446U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013512437A (ja) * | 2009-11-24 | 2013-04-11 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッド | 自動冷蔵試料在庫管理システム |
JP2017151119A (ja) * | 2009-09-21 | 2017-08-31 | ポカード・ディアグノスティクス・リミテッドPocared Diagnostics, Ltd. | マガジン内に保持されたサンプルの汚染を防止するためのシステム |
US10801962B2 (en) | 2008-02-05 | 2020-10-13 | Pocared Diagnostics Ltd. | System for conducting the identification of bacteria in biological samples |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7636693U patent/JPH0741446U/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10801962B2 (en) | 2008-02-05 | 2020-10-13 | Pocared Diagnostics Ltd. | System for conducting the identification of bacteria in biological samples |
JP2017151119A (ja) * | 2009-09-21 | 2017-08-31 | ポカード・ディアグノスティクス・リミテッドPocared Diagnostics, Ltd. | マガジン内に保持されたサンプルの汚染を防止するためのシステム |
US10288632B2 (en) | 2009-09-21 | 2019-05-14 | Pocared Diagnostics Ltd. | System for conducting the identification of bacteria in biological samples |
US11002752B2 (en) | 2009-09-21 | 2021-05-11 | Pocared Diagnostics Ltd. | System for conducting the identification of bacteria in biological samples |
JP2013512437A (ja) * | 2009-11-24 | 2013-04-11 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッド | 自動冷蔵試料在庫管理システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |