JPH0741365B2 - リベッターにおけるノーズピース部の構造 - Google Patents

リベッターにおけるノーズピース部の構造

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JPH0741365B2
JPH0741365B2 JP8261493A JP8261493A JPH0741365B2 JP H0741365 B2 JPH0741365 B2 JP H0741365B2 JP 8261493 A JP8261493 A JP 8261493A JP 8261493 A JP8261493 A JP 8261493A JP H0741365 B2 JPH0741365 B2 JP H0741365B2
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blind rivet
nose piece
riveter
jaw
elastic ring
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内 正 年 大
田 秀 一 水
本 勝 松
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オプトエンジニアリング株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/04Riveting hollow rivets mechanically
    • B21J15/043Riveting hollow rivets mechanically by pulling a mandrel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインドリベットを
使用し板金等をかしめるリベッターにおけるノーズピー
ス部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リベッターは種々のものが提案さ
れており、一例としてJIS B 4627に示される
ハンドリベッターや特願平2−146850号および特
願平3−152150号に示す連発リベッター等を挙げ
ることができる。いずれにしても従来のリベッターにお
けるノーズピース部は図4に示すような構造となってい
る。
【0003】図4は従来例を示すリベッターのノーズピ
ース付近の部分縦断面図であり、11は筒体18の先端
に設けられたノーズピース、14は前記筒体18内に進
退自在に挿通された筒形のジョーケース、15はジョ
ー、16はスプリングである。前記ジョーケース14
は、筒形で先端に孔が穿設され、先端内面に前記孔を中
心に先端ほど小径に形成されたテーパー面14aを有す
る。前記ジョー15は前記ジョーケース14のテーパー
面14aに摺動可能に嵌入され、前記スプリング16に
より先鋭状のジョープッシャー17を介して下方へ付勢
されている。
【0004】次にかかかる構成の動作を説明すると、ま
ず、ブラインドリベット12をノーズピース11に挿入
(図4で鎖線で示す)する。挿入したらジョーケース1
4を所定距離引き上げる。引き上げるとジョーケース1
4が上昇するので、ジョープッシャー17を介してスプ
リング16により下方へ付勢されていた一対のジョー1
5は、スプリング16の付勢力で押され、ジョーケース
14のテーパー面14aを摺動しながら下方へ移動す
る。
【0005】下方へ移動すると一対のジョー15はテー
パー面14aで接近してブラインドリベット12の心軸
12bをつかみ、且つジョー15がテーパー面14aで
係止されるとジョーケース14と共に上昇する。この心
軸12bの上昇によりブラインドリベット12のかしめ
が行なわれ、次いで、ノーズピース11の先端でリベッ
ト本体12aが止められているので心軸12bが切断さ
れ、かしめが完了する。そこで、元の位置に復元し、以
下同様の動作を繰り返すことによって順次かしめが行な
われる。
【0006】尚、ノーズピース11及びジョーケース1
4の駆動機構、切断したブラインドリベット12の心軸
12bの回収機構等は、従来と同様であり要旨と直接関
係ないのでここでは省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のノー
ズピース部の構造においては、最初かしめを行うために
ブラインドリベット12をノーズピース11に挿入して
も、ブラインドリベット12の保持手段がないため、挿
入したブラインドリベット12が抜け落ちてしまう欠点
がある。すなわち、ジョーケース14を上昇させれば、
前記した通り一対のジョー15で把持されるので落ちな
いが、最初の挿入した時点ではブラインドリベット12
は自由の状態であるし、ノーズピース11もブラインド
リベット12が容易に挿入できるように少しゆとりをも
って形成されているからである。
【0008】そこで、従来は空気圧を使用し、挿入した
ブラインドリベット12を常に吸引し落ちないようにし
ているが、それでは構造が複雑になり製造にも手数がか
かるばかりでなく、空気による吸引装置を常に作動して
おかなければならないので、空気が無駄になり経費が増
大し不経済である不都合がある。
【0009】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、従来の欠点を解決し簡単な構成において挿入
したブラインドリベットが落ちないように保持できるリ
ベッターにおけるノーズピース部の構造を提供せんとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため下端にノーズピースを有する筒体と、該筒体
内に進退自在に挿通され、且つ筒形で先端に孔が穿設さ
れ、先端内面に前記孔を中心に先端ほど小径に形成され
たテーパー面を有するジョーケースと、前記ジョーケー
スのテーパー面に摺動可能に嵌入され、スプリングによ
りジョープッシャーを介して下方へ付勢された一対のジ
ョーとよりなるリベッターのノーズピース部において、
前記ノーズピースのブラインドリベット挿通孔に、ブラ
インドリベットの心軸が摺動可能に弾発保持される弾性
リングが装着されていることを特徴とする。
【0011】また、前記弾性リングは、Yパッキン、ス
クレーパ等の内径リップ付きリングパッキンであること
を特徴とする。
【0012】
【作用】ブラインドリベットがノーズピースに挿入され
ると、弾性リングにより弾発保持されるので、ブライン
ドリベットは抜け落ちることがない。弾発保持なので少
しの外力により容易に抜け、かしめ動作には影響しな
い。
【0013】また、弾性リングがYパッキン、スクレー
パ等の内径リップ付きリングパッキンであると、新しい
ブラインドリベットがノーズピースに嵌挿される際には
内径のリップが外方に開くが、ブラインドリベットが下
方に抜けようとすると内径のリップが心軸を押えるよう
に作用するので下方に抜けにくい。しかも切断した心軸
を上方に抜き取る(放出する)際には、内径のリップは
外方に開き心軸を抑える力が軽減するように作用するの
で、上方へは抵抗が少なく抜き取ることができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すノーズピ
ース付近の部分縦断面図であり、1は筒体8の先端に設
けられたノーズピース、3は弾性リング、4は前記筒体
8内に進退自在に挿通された筒形のジョーケース、5は
一対のジョー、6はスプリングである。
【0015】前記弾性リング3は、ブラインドリベット
2が嵌挿されたとき、そのブラインドリベット2を弾発
保持して抜け落ちるのを防止するもので、ノーズピース
1のブラインドリベット挿通孔1aに同心的に装着され
ている。本例においては弾性リング3は、ブラインドリ
ベット挿通孔1aの内壁に環状に設けられた凹溝に嵌入
され保持されている。
【0016】前記ジョーケース4は、筒形で先端に孔が
穿設され、先端内面に前記孔を中心に先端ほど小径に形
成されたテーパー面4aを有し、前記筒体18内に内接
して進退自在に挿通されている。前記一対のジョー5
は、前記ジョーケース4のテーパー面4aに摺動可能に
嵌入され、前記スプリング6により先鋭状のジョープッ
シャー7を介して下方へ付勢されている。
【0017】図2及び図3は本発明の他の実施例を示す
ノーズピース付近の部分縦断面図であり、同一符号は図
1と同一物を示す。図2は弾性リングとしてYパッキン
30を、図3は弾性リングとしてスクレーパ300を用
いる場合であり、本例においては弾性リングとしてのY
パッキン30およびスクレーパ300が押えリング9で
保持されている場合を示している。尚、図中2aはブラ
インドリベット2のリベット本体、2bは心軸を示す。
【0018】しかして、前記本実施例においても、図4
の従来例で説明したと同様の動作において、かしめが行
なわれるが、この時、本発明においては、ノーズピース
1のブラインドリベット挿通孔1aに弾性リング3が設
けられているので、ノーズピース1に嵌挿されたブライ
ンドリベット2は弾性リング3により弾発保持され抜け
落ちることがない。
【0019】また、弾性リングが図2及び図3に示すよ
うなYパッキン30よびスクレーパ300等の内径リッ
プ付きリングパッキンであると、新しいブラインドリベ
ットがノーズピース1に嵌挿される際には内径のリップ
が外方に開くが、ブラインドリベット2が下方に抜けよ
うとすると内径のリップが心軸を押えるように作用する
ので下方に抜けにくい。しかも切断した心軸2bを上方
に抜き取る(放出する)際には、内径のリップは外方に
開き心軸を押える力が軽減するように作用するので、上
方へは抵抗が少なく抜き取ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明によれ
ば、ノーズピースに装填されたブラインドリベットは、
弾性リングにより保持されるため抜け落ちることがな
く、かつ装填された状態で移動しても抜け落ちないので
作業性が著しく向上する。また、弾性リングが内径リッ
プ付きリングパッキンであると、ブラインドリベットに
たいし下方への移動は押えるように、上方への移動は押
える力を軽減するように作用するので、ブラインドリベ
ットの装填はしやすいが抜け落ちにくく、かつ心軸の上
方への回収も容易となる。
【0021】しかも、本発明は簡単な構成であるので製
作も容易であるし安価であり、かつ従来のようにブライ
ンドリベットの保持に空気圧で吸引することも必要ない
ので便利であり経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すノーズピース付近の部分
縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すノーズピース付近の
部分縦断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示すノーズピース付
近の部分縦断面図である。
【図4】従来例を示すノーズピース付近の部分縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ノーズピース 2 ブラインドリベット 3 弾性リング 30 Yパッキン 300 スクレーパ 4 ジョーケース 4a テーパー面 5 ジョー 6 スプリング 7 ジョープッシャー 8 筒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端にノーズピースを有する筒体と、該
    筒体内に進退自在に挿通され、且つ筒形で先端に孔が穿
    設され、先端内面に前記孔を中心に先端ほど小径に形成
    されたテーパー面を有するジョーケースと、 前記ジョーケースのテーパー面に摺動可能に嵌入され、
    スプリングによりジョープッシャーを介して下方へ付勢
    された一対のジョーとよりなるリベッターのノーズピー
    ス部において、 前記ノーズピースのブラインドリベット挿通孔に、ブラ
    インドリベットの心軸が摺動可能に弾発保持される弾性
    リングが装着されていることを特徴とするリベッターに
    おけるノーズピース部の構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性リングは、Yパッキン、スクレ
    ーパ等の内径リップ付きリングパッキンであることを特
    徴とする請求項1記載のリベッターにおけるノーズピー
    ス部の構造。
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