JPH0741357Y2 - 鮮度維持装置 - Google Patents

鮮度維持装置

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JPH0741357Y2
JPH0741357Y2 JP14579189U JP14579189U JPH0741357Y2 JP H0741357 Y2 JPH0741357 Y2 JP H0741357Y2 JP 14579189 U JP14579189 U JP 14579189U JP 14579189 U JP14579189 U JP 14579189U JP H0741357 Y2 JPH0741357 Y2 JP H0741357Y2
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ozone
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永俊 角田
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種食物に付着した細菌,微生物等を死滅さ
せ、その鮮度を維持できる鮮度維持装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 魚介類,肉類等ではそれらに付着した細菌,微生物等に
よって主にそのタンパク質分が分解され、一方、野菜
類,果物類等ではエチレンガスの生成によってその熟成
が加速され、時間の経過と共に色,香味,外観が変化し
て食用に適さなくなるばかりか、分解と同時に悪臭が放
出されたり、毒素が生成されて食中毒の原因ともなる。
従来では、食物に悪影響を与えるこれら細菌,微生物等
を死滅させるため、次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤を
食物に直接散布したり、これら殺菌剤を充填した庫内に
食物を収容している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来では短時間で食物の殺菌を行なうた
めに、人体に対して極めて有毒な殺菌剤を用いる傾向が
ある。このような殺菌剤は完全に洗浄することが難し
く、往々にして食物に残留している殺菌剤が腔内に入
り、生体を脅かす有害作用を生じるという問題点があっ
た。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、食物に付着した細菌、微生物等を効果
的に死滅させることができ、しかも人体に対する安全性
が高い鮮度維持装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、開閉扉を有する密
閉箱と、開閉扉をロックするロック装置と、維持操作を
行なうための運転スイッチと、密閉箱内のオゾン濃度を
検出するガスセンサと、密閉箱内にオゾンを供給するオ
ゾン発生器と、密閉箱内のオゾンを無害な気体に還元す
るオゾン分解器と、運転スイッチがオン操作されてから
オフ操作されるまで、密閉箱内のオゾン濃度が所定値に
保たれるようにオゾン発生器を作動するオゾン発生制御
手段と、運転スイッチのオフ操作されてから密閉箱内の
オゾン濃度が所定値以下になるまでオゾン分解器を作動
させるオゾン分解制御手段と、運転スイッチがオフ操作
されてから密閉箱内のオゾン濃度が所定値以下になるま
でロック装置によって開閉扉をロックさせる扉開閉制御
手段とから鮮度維持装置を構成している。
(作用) 本考案によれば、密閉箱内に食物を収容した後、運転ス
イッチをオンにすると、ロック装置によって開閉扉がロ
ックされると共に、オゾン発生器から密閉箱内にオゾン
が供給され、食物に付着している細菌,微生物等が該オ
ゾンによって死滅する。この時の密閉箱内のオゾン濃度
は所定値に保たれる。
運転スイッチがオフされると、オゾン分解器が作動して
密閉箱内のオゾンが酸素等の無害な気体に還元される。
このオゾン分解器の作動は密閉箱内のオゾン濃度が所定
値以下になるまで継続される。また、密閉箱内のオゾン
濃度が所定値以下になったところで、ロック装置による
開閉扉のロックが解除される。
(実施例) 第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は扉開放状態の鮮度維持装置の斜視図、第2図は鮮
度維持装置の横断面図、第3図は制御系の構成ブロック
図、第4図は運転制御のフローチャートである。
第1図及び第2図において、1は前面を開口した密閉箱
本体で、内部に殺菌室2を有し、且つ前面開口に開閉扉
3を開閉自在に備えている。この開閉扉3は殺菌室2内
を透視可能なガラス部分を備えており、その背面側周縁
部に密閉用パッキン3aを、また背面側周縁一部に鉤形の
係合板3bを夫々有している。
4は密閉箱本体1内の殺菌室2の背面側に配置されたオ
ゾン発生器である。このオゾン発生器4は箱型の発生器
本体5内に、孔5aを通じて殺菌室2と連通し、且つオゾ
ン(O3)を発生可能なオゾン発生部6を有している。こ
のオゾン発生部6としては、乾燥酸素中での放電作用に
よってオゾンを発生させる放電式の他、フッ素と水の作
用,リンの酸化,酸素の加熱,硫酸の電気分解等の化学
反応によってオゾンを発生させる化学反応式や、紫外
線,X線,陰極線等を空気に照射することによってオゾン
を発生させる電磁波照射式等が選択的に使用される。
7は密閉箱本体1内の殺菌室2の背面側に配置されたガ
スセンサである。このガスセンサ7は箱型のセンサ本体
8内に、孔8aを通じて殺菌室2と連通し、且つオゾン濃
度を検出可能なセンサ部9を有している。このセンサ部
9としては、加熱された半導体の表面にオゾンのガス分
子が吸着すると該半導体の電気抵抗が変化する金属酸化
物半導体センサが使用される。
10は密閉箱本体1の殺菌室2の背面側に配置されたオゾ
ン分解器である。このオゾン分解器10は、吸気口11aを
通じて殺菌室2と連通し、且つ排気口11bを通じて密閉
箱本体1外と連通する箱型の分解器本体11と、分解器本
体11の吸気口11aに配置され、且つ排気口11b方向(図中
の破線矢印方向)のみの流通を許容する逆止弁12と、吸
気口11aから吸込んだ空気を排気口11bに導く送風機13
と、分解器本体11の排気口11bに配置されたオゾン分解
フィルタ14とから構成されている。このオゾン分解フィ
ルタ12としては、発泡プラスチック、繊維集束体等の通
気性材料からなるフィルタ本体に、オゾンを酸素等の無
害な気体に還元可能な物質、例えば活性炭等を分散配置
したものが使用される。
15は密閉箱本体1の前面右上部に配置された運転スイッ
チ、16は運転スイッチ15の下側に配置されたロック状態
を表示するためのロックランプである。
17は密閉箱本体1内の前面側右中央部に配置されたロッ
ク装置であり、該ロック装置17は密閉箱本体1の前面右
中央部に、開閉扉3の係合板3bが挿入可能な係合孔17a
を有している。このロック装置17は係合孔17aに挿入さ
れた係合板3bを必要に応じて電気的にロックできる。ま
た、このロック装置17には、係合孔17aへの係合板3bの
適正挿入を検知するマイクロスイッチ17b(第3図に図
示)が配置されている。
18は密閉箱本体1内の前面側右上部に配置された制御室
で、制御基板等を収容している。
ここで、前述の殺菌装置の制御系の構成について第3図
を参照して説明する。
図において、21はマイクロコンピュータ構成の制御回路
であり、該制御回路21には運転スイッチ15と、ロック装
置17のマイクロスイッチ17bと、ガスセンサ7のセンサ
部9が接続されている。また、制御回路21には該制御回
路21からの制御信号に基づいて、ロック装置17及びロッ
クランプ16と、オゾン発生器4のオゾン発生部6と、オ
ゾン分解器10の送風機13のモータ13aとに夫々作動電力
を供給する駆動回路22,23,24が接続されている。この制
御回路21では各スイッチ15,17b及びセンサ部9からの信
号に基づき、メモリ内に格納された制御プログラムに従
って、オゾン発生器4、オゾン分解器8及びロック装置
17の作動を夫々制御する。
次に、前述の鮮度維持装置の動作について第4図を参照
して説明する。
利用者はまず開閉扉3を開け、密閉箱本体1の殺菌室2
内に殺菌対象である食物を収容する。収容が終了した
後、開閉扉3を閉じ、運転スイッチ15を投入する。
プログラム上では運転スイッチ15がオン操作された段階
で、マイクロスイッチ17bの検知信号に基づいて開閉扉
3が適正に閉じられているか否かを確認する(ステップ
1,2)。開閉扉3が適正に閉じられていない場合には、
ロックランプ16を点滅させ、利用者に開閉扉3の再閉を
促す(ステップ3)。
ステップ2で開閉扉3が適正に閉じられている場合に
は、ロック装置17を作動させて開閉扉3の係合板3bをロ
ックすると共に、ロックランプ16を点灯させる(ステッ
プ4,5)。
この状態で運転スイッチ15がオフ操作されていないかを
確認し(ステップ6)、オフ操作されていない場合には
オゾン発生部6を作動させる(ステップ7)。
これにより、オゾン発生部6から殺菌室2内にオゾンが
供給され、食物に付着している細菌,微生物等が該オゾ
ンによって死滅する。この殺菌時における殺菌室2内の
オゾン濃度Dは、運転スイッチ15がオフ操作されるま
で、センサ部9の検出信号に基づき、殺菌に適当な所定
値DS、例えば数ppmに保たれる(ステップ7,8,9,10)。
運転スイッチ6がオフ操作された場合には、オゾン分解
器10の送風機13を作動させる(ステップ11)。
これにより、分解器本体9内に負圧が生じて逆止弁12が
開放し、殺菌室2内のオゾンと空気との混合気がオゾン
分解フィルタ14を通過して密閉箱本体1外に放出され
る。この混合気中のオゾンは、オゾン分解フィルタ14を
通過する際に還元作用を受け酸素等の無害な気体に変化
する。
オゾン分解器10の送風機13を作動している間は、ガスセ
ンサ7のセンサ部9の検出信号に基づいて殺菌室2内オ
ゾン濃度Dを検出し、該オゾン濃度Dが所定値以下、例
えば人体に影響がない0.1ppm以下になったところで送風
機13の作動を停止させると共に、ロック装置17による開
閉扉3の係合板3bのロックを解除し、ロックランプ16を
消灯する(ステップ13,14,15)。
利用者はロックランプ14の消灯を確認し、開閉扉3を開
けて殺菌された食物を殺菌室2から取出す。
このように、前述の殺菌装置によれば、対象となる食物
が収容された殺菌室2内にオゾン発生部6からオゾンを
供給することによって、該食物に付着している細菌,微
生物等を該オゾンによって効果的に死滅させ、該食物の
鮮度を維持することができる。
また、運転スイッチ15がオフ操作された時点で、オゾン
分解器10の送風機13を作動させて殺菌室2内のオゾンを
酸素等の無害な気体に還元して密閉箱本体1外に放出す
ることができるので、殺菌後の食物を人体に対して全く
害のない状態で取出すことができ、またオゾンによって
周囲の空気を汚損することもない。
更に、開閉扉3が適正に閉じられていない状態では、運
転スイッチ15が投入されてもオゾン発生部6が作動しな
いようにすることで、開閉扉3の閉鎖不良による殺菌室
2からのオゾンの漏出を確実に防止することができる。
更にまた、運転スイッチ15のオン操作と同時に開閉扉3
をロックさせ、且つ殺菌室2内のオゾン濃度が人体に影
響のない所定値以下になるまで開閉扉3のロックが解除
されないようにしたので、殺菌時及び殺菌後において開
閉扉3が不用意に開放されることを防止して安全性を高
めることができる。
尚、オゾンの供給によって殺菌室2内が乾燥する場合に
は、密閉箱本体内に電気的に作動する例えば超音波振動
式の加湿装置を設け、該加湿装置をオゾン発生器と同期
して作動させるようにしてもよい。また、殺菌室2内へ
のオゾンの供給時間は、収容する食物の量に応じて利用
者側で任意に設定できるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、対象となる食物
が収容された密閉箱内にオゾン発生器からオゾンを供給
することによって、該食物に付着している細菌,微生物
等を該オゾンによって効果的に死滅させ、該食物の鮮度
を維持することができる。
また、運転スイッチがオフ操作された時点で、オゾン分
解器を作動させて密閉箱内のオゾンを酸素等の無害な気
体に還元して密閉箱外に放出することができるので、殺
菌後の食物を人体に対して全く害のない状態で取出すこ
とができ、またオゾンによって周囲の空気を汚損するこ
ともない。
更に、運転スイッチのオフ操作されても密閉箱内のオゾ
ン濃度が人体に影響のない所定値以下になるまで開閉扉
のロックが解除されないようにしたので、殺菌時及び殺
菌後において開閉扉が不用意に開放されることを防止し
て安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は扉開放状態の鮮度維持装置の斜視図、第2図は鮮
度維持装置の横断面図、第3図は制御系の構成ブロック
図、第4図は運転制御のフローチャートである。 図中、1……密閉箱本体、2……殺菌室、3……開閉
扉、4……オゾン発生器、6……オゾン発生部、7……
ガスセンサ、9……センサ部、8……オゾン分解器、11
……送風機、12……オゾン分解フィルタ、15……運転ス
イッチ、17……ロック装置、21……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉扉を有する密閉箱と、 開閉扉をロックするロック装置と、 維持操作を行なうための運転スイッチと、 密閉箱内のオゾン濃度を検出するガスセンサと、 密閉箱内にオゾンを供給するオゾン発生器と、 密閉箱内のオゾンを無害な気体に還元するオゾン分解器
    と、 運転スイッチがオン操作されてからオフ操作されるま
    で、密閉箱内のオゾン濃度が所定値に保たれるようにオ
    ゾン発生器を作動するオゾン発生制御手段と、 運転スイッチのオフ操作されてから密閉箱内のオゾン濃
    度が所定値以下になるまでオゾン分解器を作動させるオ
    ゾン分解制御手段と、 運転スイッチがオフ操作されてから密閉箱内のオゾン濃
    度が所定値以下になるまでロック装置によって開閉扉を
    ロックさせる扉開閉制御手段とを具備した ことを特徴とする鮮度維持装置。
JP14579189U 1989-12-18 1989-12-18 鮮度維持装置 Expired - Lifetime JPH0741357Y2 (ja)

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JPH0383094U JPH0383094U (ja) 1991-08-23
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