JPH0741278U - 横置型蒸気発生器の管支持部構造 - Google Patents

横置型蒸気発生器の管支持部構造

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JPH0741278U
JPH0741278U JP6658493U JP6658493U JPH0741278U JP H0741278 U JPH0741278 U JP H0741278U JP 6658493 U JP6658493 U JP 6658493U JP 6658493 U JP6658493 U JP 6658493U JP H0741278 U JPH0741278 U JP H0741278U
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JP
Japan
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plate
heat transfer
steam generator
support plate
transfer tube
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Withdrawn
Application number
JP6658493U
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English (en)
Inventor
昌夫 岩見
強 松岡
格 齋藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレビス部での不純物濃縮の低減を図って、
伝熱管の耐食上での配慮に関するコストを節減しうる管
支持部構造を提供する。 【構成】 横置型蒸気発生器は、垂直に配設されて並置
された複数の管支持板8と、該管支持板を貫いて横に延
びる伝熱管群5と、該伝熱管群5を囲むラッパー板4と
を有する。この横置型蒸気発生器において、各管支持板
の上部領域の近傍に、同管支持板よりも大きな絞り作用
を有する多孔板9を設けると共に、該多孔板と各管支持
板との間に上方から循環水が流入するようにラッパー板
にガーター部14を設けている。多孔板の絞り作用が大
きいため、管支持板側に向かう流れが助長され、クレビ
ス部での停滞が起きない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加圧水型原子力発電所等において使用される横置型蒸気発生器に関 し、特にその管支持部構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
代表的な縦置型蒸気発生器では、下方の水室と上方の蒸気発生部である胴部と が管板によって区画されており、多数のU形の伝熱管は、その両端を水室に連通 させて蒸気発生部内に配置されると共に、該蒸気発生部内に縦方向に離間して水 平に配設された多数の管支持板を貫いて延びている。一次側循環水は、入口ノズ ルから水室内に入って伝熱管内を流れ、水室に戻って出口ノズルから流出する。 一方、二次側循環水は、蒸気発生部内にその下方部から入り、伝熱管の周囲を上 方に流れて加熱され、蒸気となって外部に放出される。
【0003】 従って、縦置型蒸気発生器では、伝熱管が管支持板を貫通する管支持部にでき る隙間であるクレビス部は、二次側循環水の流れの方向とほぼ同一方向に存在す るため、常に二次側循環水の流れがクレビス部を流れる状況にあり、クレビス部 でドライアンドウェット状態が発生しにくく、二次側循環水に含まれる不純物が 濃縮する可能性は低い。その結果、不純物濃縮による伝熱管腐食の可能性は低い 。
【0004】 一方、伝熱管が横方向に延び管支持板が縦方向に配設される横置型蒸気発生器 では、伝熱管を支持するクレビス部は、二次側循環水の流れに対して直角方向に 存在することになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
蒸気発生器においては、ボイド率が高いほどクレビス部での濃縮が厳しくなる ことが知られている。上述したように、横置型蒸気発生器ではクレビス部が伝熱 管外の流れと直角方向に形成されるため、伝熱管外での循環水のボイド率が高く なり、このクレビス部で流れが滞留しやすく二次側循環水の濃縮を発生しやすい 構造となっており、クレビス部で二次側循環水に含まれる不純物が濃縮する可能 性が縦置型蒸気発生器よりも相対的に高いので、伝熱管の耐食上での配慮が格別 必要となる。 従って、本考案の目的は、横置型蒸気発生器において、クレビス部での不純物 濃縮の低減を図って、伝熱管の耐食上での配慮に関するコストを節減しうる管支 持部構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
蒸気発生器においては、ボイド率が高いほどクレビス部での濃縮が厳しくなる ことが知られており、横置型蒸気発生器では、伝熱管外の循環水が高ボイド率と なりクレビス部における濃縮の点で厳しくなる。本考案の管支持部構造は、これ を緩和するために、垂直に配設されて並置された複数の管支持板と、該管支持板 を貫いて横に延びる伝熱管群と、該伝熱管群を囲むラッパー板とを備えた横置型 蒸気発生器において、前記各管支持板の上部領域の近傍に、同管支持板よりも大 きな絞り作用を有する多孔板を設けると共に、該多孔板と各管支持板との間に上 方から循環水が流入するように前記ラッパー板にガーター部を設けたことを特徴 とするものである。
【0007】
【作用】
上述の構成において、伝熱管の上部領域に対し、管支持板と多孔板により構成 されるガーター部を設置すると、上方より循環水が供給される。そのため、管支 持板と多孔板との間の区画には、下方から水及び蒸気が、上方から循環水が流れ 込み、絞り作用が多孔板より小さくて抵抗の少ない管支持板側へ抜けることによ り、クレビス部には流れが生じてクレビス部のボイド率が低下し、濃縮の低減が はかれる。
【0008】
【実施例】 次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明するが、 図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。 図面を参照すると、本考案の実施例に係る横置型蒸気発生器が、図1に側断面 図で、図2に立断面図で示されており、また、図3には、図1の蒸気発生器にお ける管支持板部が鳥瞰図で示されている。
【0009】 図1及び図2において、横置型蒸気発生器Aは、管板6により区画された水室 Bと胴部Cとを有し、水室Bは分割板B1により入口管台1を有する一次冷却材入 口側水室と出口管台3を有する出口側水室とに分けられている。胴部C内に配置 された伝熱管群5を構成する多数のU形の伝熱管2(図には説明の便宜上代表的 に1本のみが太さを誇張して示されている。)の各々は、管板6を貫通して、一 端で入口側水室に連通し、他端で出口側水室に連通している。
【0010】 伝熱管群5は、ラッパー板4によって覆われており、該ラッパー板4と胴部C との間のダウンカマー部13に給水内管7が配置されている。また、胴部C内の 上方部位には湿分分離器11が設けられ、その上方の胴部壁には、複数の蒸気出 口管台12が設けられている。
【0011】 この横置型蒸気発生器Aにおいて、一次冷却材は、一次冷却材入口管台1より 水室B内に入り、伝熱管2を通流する間に二次側の給水との間で熱交換を行なっ た後、一次冷却材出口管台3から出る。一方、二次側循環水である給水は、ダウ ンカマー部13で給水入口管台10を経て給水内管7により供給され、ダウンカ マー部13を下降した後、向きを変えて伝熱管群5内を上昇し、各伝熱管2内を 流れる一次冷却材との間で熱交換をした後、蒸気となり、湿分分離器11を経て 蒸気出口管台12より出る。
【0012】 本考案によると、特に図3に最も良く示すように、一次冷却材の入口側となる 伝熱管群の上部領域には、ほぼ垂直に延びる各管支持板8の横に、該管支持板8 よりも穴径を小さくして流路の絞り作用を大きくした、伝熱管2とは接触しない 多孔板9を設置し、該管支持板8と多孔板9との間のラッパー板4の上部を図示 のように切り欠くことで、底部に開口14aを有する溝部もしくはガーター部1 4を設けている。
【0013】 このように、ガーター部14でラッパー板4をダウンカマー部13の二次側循 環水の水位(図示せず)よりも低い位置まで切り欠くと、伝熱管群5の上部領域 における管支持板8と多孔板9との間には、上方からはダウンカマー部の二次側 循環水が、下方からは一次側との熱交換により発生した蒸気及び二次側循環水が 流れ込む。多孔板9は、流路穴(図示せず)が管支持板8と比べ上述のように絞 られているため、管支持板8よりも抵抗が大きくなる。このため、管支持板8と 多孔板9との間の領域に流れ込んだ蒸気及び二次側循環水は抵抗が小さい管支持 板8側へ抜けることとなり、クレビス部に流れが供給されることとなる。
【0014】
【考案の効果】
横置型蒸気発生器のクレビス部に対し流れを供給することで、クレビス部で流 体が停滞することが防止され、その結果、クレビス部で二次側循環水中に含まれ る不純物が濃縮する可能性が低減し、伝熱管の腐食が起こりにくくなるので、耐 食に要するコストを低減させたり、腐食に付随する蒸気発生器の保守コストを低 減させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る横置型蒸気発生器の側
断面図。
【図2】 図1の横置型蒸気発生器の立断面図。
【図3】 図1の横置型蒸気発生器における管支持板部
の部分鳥瞰図である。
【符号の説明】
A…横置型蒸気発生器、B…水室、C…胴部、2…伝熱
管、4…ラッパー板、5…伝熱管群、8…管支持板、9
…多孔板、13…ガーター部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配設されて並置された複数の管支
    持板と、該管支持板を貫いて横に延びる伝熱管群と、該
    伝熱管群を囲むラッパー板とを備えた横置型蒸気発生器
    において、前記各管支持板の上部領域の近傍に、同管支
    持板よりも大きな絞り作用を有する多孔板を設けると共
    に、該多孔板と各管支持板との間に上方から循環水が流
    入するように前記ラッパー板にガーター部を設けたこと
    を特徴とする管支持部構造。
JP6658493U 1993-12-14 1993-12-14 横置型蒸気発生器の管支持部構造 Withdrawn JPH0741278U (ja)

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JP6658493U JPH0741278U (ja) 1993-12-14 1993-12-14 横置型蒸気発生器の管支持部構造

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JP6658493U JPH0741278U (ja) 1993-12-14 1993-12-14 横置型蒸気発生器の管支持部構造

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JPH0741278U true JPH0741278U (ja) 1995-07-21

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ID=13320153

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305