JPS5818004Y2 - 給水加熱器 - Google Patents

給水加熱器

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Publication number
JPS5818004Y2
JPS5818004Y2 JP1977112294U JP11229477U JPS5818004Y2 JP S5818004 Y2 JPS5818004 Y2 JP S5818004Y2 JP 1977112294 U JP1977112294 U JP 1977112294U JP 11229477 U JP11229477 U JP 11229477U JP S5818004 Y2 JPS5818004 Y2 JP S5818004Y2
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JP
Japan
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steam
heat exchanger
impingement
water heater
feed water
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Expired
Application number
JP1977112294U
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English (en)
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JPS5438704U (ja
Inventor
博 板垣
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は給水加熱器、特に火力、およびその他の発電プ
ラントのボイラ給水系統に使用される給水加熱器に関す
るものである。
火力発電プラント等でボイヤから蒸気タービンに送られ
てくる蒸気中にはボイラ給水の水質処理剤として添加さ
れたアンモニアが含まれている。
このアンモニアはボイラで熱せられてガス化しており、
このアンモニアガスが蒸気タービンから抽出された加熱
蒸気と共にボイラ給水を加熱する給水加熱器に流れる。
この結果、給水加熱器の内部では凝縮し得ないアンモニ
アガスがその他の不凝縮ガスと共に多量に溜めため伝熱
管貫流率の低下などに代表される種々の不都合が生じる
従来この種の不都合は第1図に示すような方法で対処す
れば十分であると考えられてきた。
すなわち、蒸気人口1から加熱蒸気と共に送られてきた
アンモニアガスを他の不凝縮ガスと共に伝熱管2を内蔵
した本体胴3の両端部よりガス抜き口4 a 、4 b
を介して抽出するもので、これにより給水加熱器はアン
モニアガスの滞溜がなくなり、上述の不都合について心
配する必要が全くないとするものである。
なお、図において、符号5はインピンジメンドブレート
、符号6はステーパイプ、符号7a、7b。
7 C,7d 、7 e 、7 f 、7 gはささえ
板、符号8は氷室をそれぞれ示している。
しかしながら、かかる従来の方法で全く問題がなくなっ
ているわけではなく、近年法のような事故例がいくつか
報告されている。
すなわち、上述のアンモニアガスの抽出方法を用いても
アルミニウム黄銅製の伝熱管2を組込んだ給水加熱器に
おいては何らかの原因でアンモニアガス濃度が一定した
値を超えると、伝熱管2には CufOH)2 + 4NHs −= Cu(NH
B)4+ 20B(ηαm(t3!〕 (アンモニ
ア)(銅アンモニア会暑イオン) にm化イオン)の
化学変化が起り、これが原因で伝熱管2の溶解が始まる
ため、伝熱管2の表面が短期間で侵食され、使用不能と
なる事故である。
この現象が顕著に表われる場所は給水加熱器の特にイン
ピンジメンドブレート5の下側においてである。
インピンジメンドブレート5の下側には第2図に示され
るようにインピンジメンドブレート5の支持板を兼ねる
ささえ板7bが一体に設けられており、これにより加熱
蒸気の一部がインピンジメンドブレート5の上面から、
流線1.m、nのコースを辿って流れるように構成され
ている。
このため領域A、Bは蛇行した流れの中心から外れてア
ンモニアガスなどの不凝縮ガスの淀みが生じ、アンモニ
アガス濃度が他の領域と比べ著しく上昇しやすくなって
いる。
それ故、伝熱管2の侵食が器内全域に拡がるのを防止す
るには、まずこの領域A、Bにおけるアンモニアガス濃
度の上昇を抑えるのが先決であると考えられるが、上述
した従来の給水加熱器ではこのような配慮が全く欠けて
おり、伝熱管2の侵食事故が惹き起されるもととなって
いた。
本考案は上述した点を考慮して器内にアンモニアガスの
淀み域が生じるのをなくすことにより、伝熱管がアンモ
ニアガスで侵食されるのを効果的に防止し得るようにし
た給水加熱器を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例を第1図、および第2図に示さ
れる部分と等価な部分には同一符号を付した第3図を参
照して説明する。
第3図において、本考案の給水加熱器ではインピンジメ
ンドブレート5を支持し、かつ加熱蒸気の流れる制御す
るささえ板9がインピンジメンドブレート5と一体に設
けられるのは従来技術と同様であるが、このささえ板8
がインピンジメンドブレート5と接する部分に透孔10
を穿っている。
この透孔10は微量の加熱蒸気が上流側から下流側へ通
り抜ける大きさに設定されており、後述する理由から必
要以上に過大とならぬように特別の配慮がなされている
本考案に基づく構成は以上のとうりであって、次に本考
案の作用を説明する。
蒸気人口1から本体胴3内に導入された加熱蒸気はイン
ピンジメンドブレート5に衝突してその流れの向きが変
えられ、本体胴3の長手方向に沿って両側に拡がる。
ここで水室8(第1図参照)側に向かった加熱蒸気の一
部からインピンジメンドブレート5の下側に向かう流れ
が生じ、これがささえ板9に沿って流線1.m、nのコ
ースを辿って流下する。
このとき、ささえ板9がインピンジメンドブレート5と
接する部分には透孔10が穿たれており、インピンジメ
ンドブレート5の下面に沿う流れも同時に発生して流線
O9pのコースを辿る。
この際このインピンジメンドブレート5の下面に沿って
流れはささえ板9に沿う主流に対してここでの熱交換に
関与しない損失蒸気となるため吹き抜は効果の得られる
範囲で透孔10の面積を小さくして損失蒸気が増加する
のを抑えている。
したがって、透孔10を通過する加熱蒸気の量は微量で
あり、熱伝達性能に多大な影響を及ぼすことなく領域A
、B(第2図参照)におけるアンモニアガスなどの不凝
縮ガスの淀みをなくすことができ、これによりこの部分
におけるアンモニアガス濃度の上昇が抑えられる。
以上説明したように本考案によればインピンジメンドブ
レートに一体に設けられるささえ板の上記インピンジメ
ンドブレートと接する部分に微量の加熱蒸気を上流側か
ら下流側に導く透孔を設けているので、この部分にアン
モニアガスの淀み域が形成されず、伝熱管がアンモニア
ガスで侵食されるのを未然に防止できる等の優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給水加熱器の断面図、第2図は第1図に
示される結氷加熱器の蒸気入口部近傍を拡大して示す断
面図、第3図は本考案による給水加熱器の要部を拡大し
て示す断面図である。 1・・・・・・蒸気入口、2・・・・・・伝熱管、3・
・・・・・本体胴、4a 、4 b・・・・・・ガス抜
き口、5・・・・・・インピンジメンドブレート、7a
、7b、7C,7d、7e、7f、7g。 9・・・・・・ささえ板、10・・・・・・透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向中央、および両端部近傍上部に蒸気入口、およ
    びガス抜き口を有する本体胴と、この本体胴内にあって
    長手方向軸線と平行に取付けられた多数の伝熱管と、こ
    の伝熱管を適宜の位置で支持すると共に、加熱蒸気を前
    記蒸気入口から前記本体胴両端部にかけて蛇行させなが
    ら流下せしめる複数のささえ板と、前記伝熱管の上部を
    覆うように前記蒸気入口に連ねて設けられたインピンジ
    メンドブレートとを備え、前記インピンジメンドブレー
    トの下側に一体に設けられる前記ささえ板は微量の加熱
    蒸気を上流側から下流側に導く透孔をインピンジメンド
    ブレートと接する部分に穿設して横取した給水加熱器。
JP1977112294U 1977-08-24 1977-08-24 給水加熱器 Expired JPS5818004Y2 (ja)

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JP1977112294U JPS5818004Y2 (ja) 1977-08-24 1977-08-24 給水加熱器

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Publication Number Publication Date
JPS5438704U JPS5438704U (ja) 1979-03-14
JPS5818004Y2 true JPS5818004Y2 (ja) 1983-04-12

Family

ID=29060965

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58104361U (ja) * 1982-01-11 1983-07-15 三菱電機株式会社 減速式スタ−タ

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JPS5020107A (ja) * 1973-06-25 1975-03-03
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JPS502890Y2 (ja) * 1971-11-13 1975-01-25
JPS48101001U (ja) * 1972-02-29 1973-11-28
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JPS5552233Y2 (ja) * 1974-03-29 1980-12-04
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JPS5438704U (ja) 1979-03-14

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