JPH0741155U - パイロット操作チェック弁 - Google Patents

パイロット操作チェック弁

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JPH0741155U
JPH0741155U JP7441193U JP7441193U JPH0741155U JP H0741155 U JPH0741155 U JP H0741155U JP 7441193 U JP7441193 U JP 7441193U JP 7441193 U JP7441193 U JP 7441193U JP H0741155 U JPH0741155 U JP H0741155U
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JP
Japan
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valve body
flow rate
check valve
seat
valve seat
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Application number
JP7441193U
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Inventor
俊夫 吉野
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Yuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yuken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショックレスの流量調整機能を備え、チェッ
ク弁体のストロークが流量設定で変化することなく、複
数箇所の同軸精度を確保しなければならない弁体部品の
数を半減することのできるパイロット操作チェック弁を
提供する。 【構成】 弁ボディの圧力油給排ポートと負荷ポートと
の間の環状弁座に着座するチェック弁体の頭部に環状弁
座のシート開口内に油密嵌合する流量調整弁体が一体形
成されている。流量調整弁体及びチェック弁体に貫設さ
れたピンロッドの軸方向位置を流量調整ねじで調整する
ことによりパイロットピストンの押込み限界位置を規制
し、これにより自由流れ時のチェック弁体のストローク
と無関係に流量制御部の開度を予め設定された値にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば油圧アクチュエータの位置保持などを行わせるために用いら れるパイロット操作チェック弁に関するものであり、特にパイロット操作によっ て開かれたときに流れる圧油の流量を調整する機能を合わせ持つ形式のパイロッ ト操作チェック弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流量調整機能を持つパイロット操作チェック弁の従来例としては、例えば実開 平4−136372号によって公知のものがある。この従来のパイロット操作チ ェック弁では、負荷流路と給排流路との間の大径弁座を負荷流路からの圧油とば ね力とによって閉鎖する比較的大径のチェック弁体と、このチェック弁体の内部 に配置された小径弁座に前記ばねによって着座することにより前記負荷流路と給 排流路とを並列的に閉鎖する小径チェック弁体とが弁ボディ内に設けられ、給排 流路から負荷流路への自由流れは給排流路側からの圧油圧力によって大径チェッ ク弁体をばねに抗して大径弁座から離座させることにより達成し、負荷流路から 給排流路への逆流れは、パイロットピストンによって小径チェック弁体を小径弁 座から離座させと共に、この離座のための小径チェック弁体の後退移動の位置を 予め調整しておくことにより所望の調整流量が得られるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のパイロット操作チェック弁では、逆自由流れの開始時に急激な流量 の立上りが生じないように小径弁座内に油密嵌合して挿入される円筒頭部が小径 チェック弁体に一体形成されているので、大径チェック弁体と小径チェック弁体 の工作加工に際しては、大径チェック弁体の内周面及びそこに嵌合すべき小径チ ェック弁体外周面と、大径チェック弁体の内部に形成される小径弁座及びそこに 着座すべき小径弁体ポペットシール部と、大径チェック弁体の前記小径弁座内孔 及びそこに油密嵌合すべき小径チェック弁体の円筒頭部との三対について同軸が とられている必要があり、この同軸精度は弁の内部漏れ性能に大きく影響するの で、小径チェック弁体と大径チェック弁体との二つの弁体部品の工作に、それぞ れ三か所の同軸精度を極めて高精度に獲得しなければならないという問題があっ た。
【0004】 また、前記従来のパイロット操作チェック弁では前記小径チェック弁のストロ ーク量が流量調整ねじによる後退限位置の調整によって変化するので、前記流量 調整ねじによる流量設定によって自由流れ時の圧損の増加が悪影響を及ぼさない ように、逆自由流れのオーバーラップ量を大きくして回避しなければならないと いう不都合があった。
【0005】 この考案は、流量調整機能を備えると共に逆流れ開始時の急激な流量の立上り を防止してショックのない動作特性を維持しながら、チェック弁体のストローク が流量調整ねじによる流量設定で変化することなく、しかも複数箇所の同軸精度 を確保しなければならない弁体部品の数を半減することのできるパイロット操作 チェック弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、この考案のパイロット操作チェック弁では、弁 ボディの圧油給排ポートと負荷ポートとを連絡する流路内に設けられた環状弁座 と、前記環状弁座に対して接近離反可能に前記弁ボディ内に配置され、前記弁ボ ディに対して支持されたクラッキングばねのばね力と前記負荷ポートから導かれ た圧油圧力とにより前記環状弁座に着座されて前記流路を閉鎖すると共に前記圧 油給排ポート側の圧油圧力を前記環状弁座のシート開口から受けたとき前記ばね に抗して前記環状弁座から離座することにより前記圧油供給ポートを前記環状弁 座のシート開口を介して前記負荷ポートに連通させるチェック弁体と、前記チェ ック弁体が前記環状弁座に着座しているときは前記環状弁座のシート開口内に油 密嵌合して前記環状弁座を閉鎖すると共に、前記チェック弁体が前記環状弁座か ら離座するに従って前記環状弁座のシート孔との間に形成される流量制御部の開 度を徐々に開くように前記チェック弁体の頭部に突設された流量調整弁体と、前 記流量調整弁体及び前記チェック弁体を軸方向に相対滑動可能に貫通するピンロ ッドと、パイロット圧油圧力を受けたときに前記チェック弁体の頭部の前記流量 調整弁体および前記ピンロッドの各先端に当接することにより前記流量調整弁体 及び前記ピンロッドを前記チェック弁体と共に前記ばねに抗して機械的に押込ん で前記環状弁座と前記流量調整弁体との間の前記流量制御部を開くパイロットピ ストンと、前記ピンロッドの尾端と当接して前記パイロットピストンの押込み限 界位置を予め調整された位置に規制することにより前記流量制御部の開度を予め 設定された値にする流量調整ねじとを備えている。
【0007】
【作用】
この考案によるパイロット操作チェック弁においては、流量制御部がチェック 弁体の頭部に設けられた流量調整弁体と環状弁座とによって形成され、これら弁 体には相対滑動可能にピンロッドが貫設され、流量調整ねじは、この流量調整弁 体と一体のチェック弁体をパイロット圧力によって押し込んで後退させるパイロ ットピストンの押込み限界位置をピンロッドを介して規制するので、チェック弁 体は環状弁座に対して弁ボディの例えば端部リテーナとの間で前記ばねによって 流量調整ねじの位置とは無関係に独立的に付勢され、従って自由流れ時のチェッ ク弁体のストロークは流量調整ねじによるピンロッドの軸方向位置とは無関係と なる。
【0008】 また、本考案では大径チェック弁体と小径チェック弁体との二つの部品で流量 調整機能付きパイロット操作チェック弁を構成する必要がなく、流量調整弁体を 頭部に一体に備えた単一のチェック弁体で同等以上の機能を果たすことができる ので、複数箇所の同軸精度をとる必要のある工作部品の数を半減することができ るものである。
【0009】
【実施例】
図1にこの考案の実施例にかかるパイロット操作チェック弁の構成を種々の動 作状態と合わせて示す。図1において、右側は流量調整ねじを全閉位置にしたと き、左側は流量調整ねじを全開位置にしたときを示しており、それぞれ上半分は ポートA1 からポートA2 へ、ポートB2 からポートB1 への流れ時を、そして 下半分は中立時の状態を示している。
【0010】 尚、図1に示す実施例は積層弁形式のAおよびB両ポート機能をもつタイプの ものであるが、本考案はAまたはBの片ポート機能のみのタイプにも適用でき、 また積層弁形式以外の形式にも適用可能であることは述べるまでもない。
【0011】 図1において、弁ボディ1は上部に積層される弁との積層面となる上面に開口 する一対の圧油給排ポートA1 及びB1 と、下部に積層される弁またはマニホル ドブロックとの積層面となる下面に開口する一対の負荷ポートA2 及びB2 とを 備え、これらポートは積層状態で隣接する弁またはマニホルドブロック内の流路 (外部流路)と接続される。
【0012】 弁ボディ1内において中央のパイロット操作ピストン2を挟んでA側とB側は 左右対称な構成であり、先にA側について説明すれば、ポートA1 とA2 との間 を連絡する流路内に位置するようにボディ1内には環状弁座3aが設けられてお り、この環状弁座3aのシート部には、前記ピストン2とは反対側から筒状のチ ェック弁体4aがその先端の環状頭部として一体形成された流量調整弁体5aの 円錐外面を油密嵌合できるようになっている。
【0013】 チェック弁体4aは、弁ボディ1の端部に取りつけられたリテーナ9aによっ て支持されたばね7aにより環状弁座3aに向かって着座するように付勢されて おり、このバネ7aがチェック弁体4aのクラッキング圧を定めている。
【0014】 リテーナー9aには流量調整ねじ8aが螺合しており、またチェック弁体4a とその頭部の流量調整弁体5aにはピンロッド6aが環状シール11aによる封 止と共に相対滑動可能に軸方向に貫通され、このピンロッド6aの尾端が前記流 量調整ねじ8aの先端と当接されることにより、流量調整ねじ8aをハンドル等 の回動操作によって軸方向に変位させたときにピンロッド6aの後退限位置が調 整されるようになっている。
【0015】 チェック弁体4aは、先端の比較的小径の環状頭部が前記環状弁座3aのシー ト孔に油密嵌合する円錐外周面形状の流量調整弁体5aとして構成され、その尾 端側の直後がチェック弁機能のための円錐外周面形状のポペット部41aとして 構成され、さらにその尾端側が比較的大径の円筒状の胴部43aとして構成され た異径円筒形状を備え、前記環状頭部に一体形成された流量調整弁体5aの外周 面には前記環状弁座3aとの間で軸方向相対位置に応じた開度を与える流量制御 部Fが形成されていると共に、胴部43aの外面には、負荷ポートA2 とばね室 10aとを常時連通しておくための通路42aが形成されている。
【0016】 このチェック弁体4aは、前記ばね7aのばね力と負荷ポートA2 側の圧力と により環状弁座3aに着座してそのシート開口を閉鎖すると共に、このときは流 量調整弁体5aをその環状頭部の基部まで環状弁座3a内に進入させる。
【0017】 一方、圧油供給ポートA1 側の圧力が負荷ポートA2 側の圧力に対してばね7 aのクラッキング圧力より高くなると、チェック弁体4aは環状弁座3aから離 れてそのシート開口を開き、ポートA1 とポートA2 との間を連通させるが、こ れによって一緒に後退する流量調整弁体5aの後退限位置は、流量調整ねじ8a で軸方向位置が設定されたピンロッド6aの大径ストッパー部61a、またはチ ェック弁体4aの尾端が当接するリテーナー9aの端面の位置によって決定され る。
【0018】 ここで、図1の右側上半分の部分に示すように、ピンロッド6a長さとその大 径ストッパー部61aの前端面の位置は、流量調整ねじ8aが全閉位置にあると き、チェック弁体4aが環状弁座3aのシート開口を全開の開度で開くように、 即ちチェック弁体4aの尾端がリテーナー9aの端面に当接しても依然としてチ ェック弁体4aの内端面と大径ストッパー部61aとの間に間隙が保持され、し かもこの状態でチェック弁体頭部の流量調整弁体5aが環状弁座3aから十分に 後退しているように、予め定められている。
【0019】 以上はA側の構成であるが、B側もほぼ同様の構造で左右対称に構成されてい る。ただし図1においては、左側に示したB側の各部位置は調整ねじ8bが全開 位置にあって流量制御部Fを全開開度にしている状態のものであり、その他はA 側と同様である。
【0020】 中央に位置するパイロット操作ピストン2は左右にピストンロッド2a,2b を突き出しており、ポートA1 に圧力が導入されたときはこれをパイロット圧力 として左方へ移動して、チェック4bの環状頭部である流量調整弁体5bとピン ロッド6bの各先端面と当接し、これらをピンロッド6bの尾端が流量調整ねじ 8bの端面に当接するまで変位させる。
【0021】 このとき、ばね室10bには通路42bを介してポートB2 の圧油圧力が作用 しており、従ってチェック弁体4bはその頭部の流量調整弁体5bの先端面をピ ンロッド6bに当接させたままばね7bに抗して押し込まれる。これによってチ ェック弁体4bが環状弁座3bから離座し、次いで流量調整弁体5bが環状弁座 3bから後退して抜け始めると、流量調整弁体5bの円錐外面と環状弁座3bと の間の流量制御部が徐々に開度を広げ、さらにピンロッド6bが流量調整ねじ8 bに当接するまで後退すると、流量制御部が設定開度になり、ポートB2 からポ ートB1 への流れに対する流量調整機能が果たされる。
【0022】 逆にポートB1 側に圧力が導入されたときはパイロット操作ピストンがA側の チェック弁体4aをその頭部の流量調整弁体5aと共にピンロッド6aの後退限 位置まで右方に移動させ、これによって逆方向流れの場合の同様な流量調整機能 が果たされる。このように、流量調整ねじ8a,8bは、ピンロッド6a,6b を介してパイロット操作ピストン2によるチェック弁体4a,4b(即ち流量調 整弁体5a,5b)の押込み限界位置を定めており、流量調整ねじ8a,8bの 軸方向位置を予め調整することによって流量制御部の開度が設定される。
【0023】 尚、上述の実施例では流量制御部Fが前記流量調整弁体5a,5bの円錐外面 で形成されている場合を説明したが、この代わりに流量調整弁体5a,5bを構 成するチェック弁体4a,4bの環状頭部を円筒外周面とし、そこにエンドミル 加工による凹部またはV溝などを形成しても、同様なショックレス流量制御部を 構成することができる。
【0024】 今、図1においてポートA1 とポートB1 に方向切換弁を介してポンプ及びタ ンクラインを接続し、ポートA2 とポートB2 に往復動アクチュエータを接続し た場合を想定すると、まずポートA1 にポンプラインからの圧油が供給された場 合は、供給圧力がばね7aで定まるクラッキング圧力を超えるとチェック弁体4 aがばね7aを撓めながら右方へ移動し、これによって前述のように環状弁座3 aが開かれるので自由流れがアクチュエータへ流れることになる。
【0025】 また、このときポートA1 に供給された圧油圧力をパイロット圧力としてピス トン2が左方へ移動し、そのピストンロッド2bがB側の流量調整弁体5bとピ ンロッド6bの各先端を押圧し、ピンロッド6bの尾端が流量調整ねじ8bの先 端面に当接するまでチェック弁体4b押込むので、環状弁座3bと流量調整弁体 5bとの間の流量制御部Fを徐々に設定開度まで開くことになるが、このとき、 ポートB2 にはアクチュエータからの戻り圧油の圧力が作用しているので、この 圧力が通路42bを介してばね室10bに作用し、これによってチェック弁体4 bの頭部の流量調整弁体5bはピンロッド6bに当接した状態に保持され、従っ て流量制御部Fはピンロッド6bの軸方向位置に正確に対応した設定開度で開か れることになる。
【0026】 流量調整弁体5bは環状弁座3bに全嵌入された状態では流量制御部Fを閉じ ており、パイロット操作ピストン2によって後退を開始すると、予め定められた オーバーラップ量を超えたときに流量制御部Fを徐々に開くのでショックレス方 式の流量制御が開始される。最終的な流量制御部の開度は、流量調整弁体5bが 流量調整ねじ8bで設定されたピンロッド6bの軸方向位置に保持されることに より定まることは述べるまでもない。このようにして負荷ポートB2 から流入す る戻り圧油が環状弁座3bと流量調整弁体5bの外周面との間に形成される流量 制御部Fでメータアウト形式で流量調整され、ポートB1 から出て行くことにな る。
【0027】 逆にポートB1 側にポンプラインから圧油が供給された場合も前述と同様の動 作が左右対称的に行われる。
【0028】 図2は前述の実施例の変形例を同様な様式で示しており、この変形例では前述 ストッパー61a,61bを備えたピンロッド6a,6bの代わりに、このよう なストッパー部の無いストレートなピンロッド16a,16bが配置されている 点が異なり、その他はほぼ同様の構成である。この変形例では、図2に示すよう に、封圧時にパイロット操作ピストン2を介して反対側のチェック弁体4aまた は4bを押す形式のAB両ポートタイプのパイロット操作チェック弁であればス トッパー機能を持たないストレートなピンロッド16a,16bを用いて低コス トに構成することができることを示している。
【0029】 図3は更に別の変形例を同様な形式で示しており、この変形例では流量調整ね じ8a,8bと一体整形されたピンロッド26a,26bが用いられている点で 図1及び図2の例と異なっており、その他はほぼ同様の構成である。この場合は 弁座3a,3bのシート開口およびチェック弁体4a,4bに対する流量調整ね じ8a,8bおよびその一体ピンロッド26a,26bの同軸精度の管理が必要 であるが、図1または図2の例ではその必要はない。
【0030】
【考案の効果】
以上に述べたように、この考案のパイロット操作チェック弁によれば、自由流 れ時のチェック弁体のストロークは流量調整ねじによる設定とは無関係となり、 流量制御部に設けるオーバーラップ量や流量調整ストロークに対してチェック弁 体のストロークを独立に設計できる利点が得られると共に、流量調整弁体はチェ ック弁体と一体の部品であるから、同軸精度の管理を伴う工作加工を必要とする 弁体部品の数は従来に比べて半減するという効果が得られるものである。
【提出日】平成6年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
流量調整機能を持つパイロット操作チェック弁の従来例としては、例えば実開 平4−136372号によって公知のものがある。この従来のパイロット操作チ ェック弁では、負荷流路と給排流路との間の大径弁座を負荷流路からの圧油とば ね力とによって閉鎖する比較的大径のチェック弁体と、このチェック弁体の内部 に配置された小径弁座に前記ばねによって着座することにより前記負荷流路と給 排流路とを並列的に閉鎖する小径チェック弁体とが弁ボディ内に設けられ、給排 流路から負荷流路への自由流れは給排流路側からの圧油圧力によって大径チェッ ク弁体をばねに抗して大径弁座から離座させることにより達成し、負荷流路から 給排流路への逆流れは、パイロットピストンによって小径チェック弁体を小径弁 座から離座させと共に、この離座のための小径チェック弁体の後退移動の位置 を予め調整しておくことにより所望の調整流量が得られるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係るパイロット操作チェッ
ク弁スロットルチェック弁の構成を種々の動作状態と合
わせて示す断面図である。
【図2】図1の実施例の変形例を同様な様式で示す断面
図である。
【図3】図1の実施例の別の変形例を同様な様式で示す
断面図である。
【符号の説明】
1 弁ボディ 2 パイロット操作ピストン 2a,2b ピストンロッド 3a,3b 環状弁座 4a,4b チェック弁体 5a,5b 流量調整弁体 6a,6b ピンロッド 7a,7b ばね 8a,8b 流量調整ねじ 9a,9b リテーナ 10a,10b ばね室 41a,41b ポペット部 42a,42b 通路 43a,43b 胴部 A1 ,B1 圧油給排ポート A2 ,B2 負荷ポート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月31日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】この考案の実施例に係るパイロット操作チェッ
ク弁の構成を種々の動作状態と合わせて示す断面図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ボディの圧油給排ポートと負荷ポート
    とを連絡する流路内に設けられた環状弁座と、 前記環状弁座に対して接近離反可能に前記弁ボディ内に
    配置され、前記弁ボディに対して支持されたクラッキン
    グばねのばね力と前記負荷ポートから導かれた圧油圧力
    とにより前記環状弁座に着座されて前記流路を閉鎖する
    と共に前記圧油給排ポート側の圧油圧力を前記環状弁座
    のシート開口から受けたとき前記ばねに抗して前記環状
    弁座から離座することにより前記圧油供給ポートを前記
    環状弁座のシート開口を介して前記負荷ポートに連通さ
    せるチェック弁体と、 前記チェック弁体が前記環状弁座に着座しているときは
    前記環状弁座のシート開口内に油密嵌合して前記環状弁
    座を閉鎖すると共に、前記チェック弁体が前記環状弁座
    から離座するにしたがって前記環状弁座のシート孔との
    間に形成される流量制御部の開度を徐々に開くように前
    記チェック弁体の頭部に突設された流量調整弁体と、 前記流量調整弁体及び前記チェック弁体を軸方向に相対
    滑動可能に貫通するピンロッドと、 パイロット圧油圧力を受けたときに前記チェック弁体の
    頭部の前記流量調整弁体および前記ピンロッドの各先端
    に当接することにより前記流量調整弁体及び前記ピンロ
    ッドを前記チェック弁体と共に前記ばねに抗して機械的
    に押込んで前記環状弁座と前記流量調整弁体との間の前
    記流量制御部を開くパイロットピストンと、 前記ピンロッドの尾端と当接して前記パイロットピスト
    ンの押込み限界位置を予め調整された位置に規制するこ
    とにより前記流量制御部の開度を予め設定された値にす
    る流量調整ねじ、 とを備えていることを特徴とするパイロット操作チェッ
    ク弁。
JP7441193U 1993-12-28 1993-12-28 パイロット操作チェック弁 Pending JPH0741155U (ja)

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JP (1) JPH0741155U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105227A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Kayaba Ind Co Ltd オペレートチェック弁、油圧駆動ユニット

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