JPH0741117B2 - ドラム式衣類乾燥機 - Google Patents

ドラム式衣類乾燥機

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JPH0741117B2
JPH0741117B2 JP1007192A JP719289A JPH0741117B2 JP H0741117 B2 JPH0741117 B2 JP H0741117B2 JP 1007192 A JP1007192 A JP 1007192A JP 719289 A JP719289 A JP 719289A JP H0741117 B2 JPH0741117 B2 JP H0741117B2
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JP
Japan
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dried
rotary drum
heat
drum
air
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安昭 坂根
暢茂 洗
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はドラム式衣類乾燥機に関するものであり、特
に内部に被乾燥物を収容した回転ドラムを回転させ、被
乾燥物を上方に持ち上げては下方に落下させる(以下タ
ンブリングという)とともに、被乾燥物を加熱すること
によって、被乾燥物を乾燥させるドラム式衣類乾燥機に
関するものである。
[従来の技術] 従来のドラム式衣類乾燥機は、内部に被乾燥物を収容し
た回転ドラムを回転させ、被乾燥物を上方に持ち上げて
は下方に落下させるとともに、被乾燥物を加熱すること
によって、被乾燥物を乾燥させていた。そして被乾燥物
の加熱は、抵抗線ヒータとファンとによって発生させた
温風により行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] 従来のドラム式衣類乾燥機は、ヒータで加熱した空気で
被乾燥物を加熱していたので、ヒータで発生した熱は10
0%被乾燥物に伝わらず、熱効率が悪かった。
また、対流伝熱で被乾燥物を加熱していたので、温風の
中には被乾燥物の加熱に用いられずに回転ドラム外に排
出されるものがあった。したがってこの点からも熱効率
が悪かった。
したがって、この発明はこのような従来の問題点を解決
するためになされたもので、被乾燥物を加熱するための
熱を有効利用できるドラム式衣類乾燥機を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明は内部に被乾燥物を収容した回転ドラムを回転
させながら被乾燥物を加熱することによって、被乾燥物
を乾燥させるドラム式衣類乾燥機である。このドラム式
衣類乾燥機は外枠と回転ドラムとを備えている。
回転ドラムは、熱伝導率の良好な部材で形成され、外枠
内に回転自在に保持されている。
高周波加熱によって発熱し、その熱を回転ドラムに伝え
る高周波吸収発熱部材が回転ドラムの外周上に配置され
ている。
高周波吸収発熱部材に高周波を照射する高周波発生手段
が、高周波吸収発熱部材に対向するように配置されてい
る。
[作用] この発明は、回転ドラムに取付けられた高周波吸収発熱
部材に高周波を照射することによって、高周波吸収発熱
部材を発熱させる。そして高周波吸収発熱部材からの熱
が回転ドラムに伝わり、回転ドラムからの熱伝導によっ
て被乾燥物を加熱する。このため被乾燥物を加熱するま
での伝熱ロスは、従来の空気で被乾燥物を加熱する場合
よりも少なくできる。したがって熱の有効利用を図るこ
とができる。
また、回転ドラムにより、回転ドラム内の空気が加熱さ
れる。この加熱された空気によっても被乾燥物は加熱さ
れる。この点からも熱の有効利用が図れる。
さらに、この発明では、伝導伝熱で被乾燥物を加熱する
ので、回転ドラム内を流す空気の量は、被乾燥物からの
水分を吸収した空気を回転ドラム外に吐き出させる量だ
けで済む。したがって従来のように被乾燥物の加熱に用
いられないまま回転ドラム外に排出される温風というも
のがなくなる。この点からも熱の有効利用は図れる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図を用いて説明する。第1
図はこの発明の一実施例のドラム式衣類乾燥機の側面断
面図である。第2図はこの発明の一実施例のドラム式衣
類乾燥機の正面断面図である。第1図と第2図に示すよ
うにこのドラム式衣類乾燥機は外枠1と回転ドラム2を
備えている。
回転ドラム2は円柱形状をしており、一方の側壁部が軸
受を介して、他方の側壁部が摺動部を介して外枠1に回
転自在に保持されている。回転ドラム2の一方の側壁部
には多数の貫通孔が設けられており、他方の側壁部には
被乾燥物投入用の開口が設けられている。回転ドラム2
はモータ3によって回転駆動される。回転ドラム2は熱
伝導率が高いアルミニウム製となっている。
外枠1内にはファン4が配置されており、ファン4はモ
ータ3によって回転駆動される。ファン4の回転によ
り、被乾燥物の乾燥に供する空気が、回転ドラム2に設
けられた被乾燥物投入用開口を通って回転ドラム2内に
導入される。そして被乾燥物からの水分を吸収して多湿
となった空気は、回転ドラム2に設けられた多数の貫通
孔から回転ドラム2外に排出される。そしてこの排出さ
れた空気は、外枠に設けられたドレンパイプ5によりド
ラム式衣類乾燥機外に排出される。したがって空気は矢
印A方向に移動する。
回転ドラム2の周壁部外周には、高周波吸収発熱部材で
あるSiC(炭化珪素)を含有するセラミックス6が等間
隔に接着されている。セラミックス6に高周波を照射す
ることによりセラミックス6を発熱させ、その熱を回転
ドラム2に伝える。回転ドラム2の周壁部外周のセラミ
ックス6が接着されている部分以外には断熱材であるグ
ラスウール7が施されている。SiCを含有するセラミッ
クスを回転ドラムの周壁部外周の全面に接着しなかった
のは以下の理由による。全面に接着すると、高周波がセ
ラミックス全面に伝わる。このセラミックスは或る程度
の厚みがある。したがってセラミックスが発熱するのに
十分な高周波をセラミックスに伝えられなくなるからで
ある。
外枠1内には高周波発振器8が配置されている。高周波
発振器8で発生した高周波は導波管9を通って照射室10
に導かれ、高周波は照射室10からセラミックス6に照射
される。なお、照射室10の回転ドラム2に面する部分に
は、高周波が漏れないようにフェライトのパッキンが施
されている。
次にこのドラム式衣類乾燥機の動作について説明する。
まず、洗濯し脱水した被乾燥物を回転ドラム2内に投入
する。
次に、モータ3によって回転ドラム2とファン4を回転
させる。回転ドラム2の回転により被乾燥物がタンブリ
ングされる。なお、この発明では対流伝熱ではなく伝導
伝熱で被乾燥物を加熱するので、回転ドラム2内を流す
空気は、被乾燥物から水分を吸収した空気を回転ドラム
2外に吐き出させる量だけでよい。したがって回転ドラ
ム2内には空気を少量ずつ供給すればよいので、ファン
4は低速で回転させる。
回転ドラム2とファン4の回転と同時に高周波発振器8
から高周波を発生させ、この高周波をセラミックス6に
照射する。これによりセラミックス6が発熱し、その熱
は回転ドラム2に伝わる。回転ドラム2はアルミニウム
製なので熱は均一かつ無駄なく回転ドラム2に伝わる。
また、回転ドラム2は断熱材であるグラスウール7で覆
われているので、回転ドラム2外への放熱はほとんどな
い。
熱は回転ドラム2から直接被乾燥物に伝わり、被乾燥物
を加熱する。これにより被乾燥物から水分は蒸発し、そ
の水分が回転ドラム2内の空気中に吸収される。また、
回転ドラム2は回転ドラム2内の空気を暖める。この暖
められた空気によっても被乾燥物は加熱される。
被乾燥物から水分を吸収した空気は、回転ドラム2の一
方の側壁部に設けられた多数の貫通孔から、回転ドラム
2外に排出される。回転ドラム2外に排出された空気
は、ドレンパイプ5よりドラム式衣類乾燥機外に排出さ
れる。
以上の動作を繰返すことにより被乾燥物の乾燥が行なわ
れる。
なお回転ドラム2は回転しているので、同じセラミック
ス6に高周波が照射され続けられることはない。このた
めセラミックス6が局所加熱され回転ドラム2が溶融す
るということはない。
以上この実施例によれば、回転ドラム2に取付けられた
高周波吸収発熱部材であるSiCを含有するセラミックス
6に高周波を照射することによって、セラミックス6を
発熱させる。そしてセラミックス6から熱が回転ドラム
2に伝わり、回転ドラム2からの熱伝導によって被乾燥
物を加熱する。このため、被乾燥物を加熱するまでの伝
熱ロスは、従来の空気で被乾燥物を加熱する場合よりも
少なくできる。したがって熱の有効利用を図ることがで
きる。
また回転ドラム2により回転ドラム2内の空気が加熱さ
れ、この空気が被乾燥物を加熱する。したがって熱の有
効利用が図れる。
さらに、被乾燥物は回転ドラム2からの伝導伝熱と、回
転ドラム2内の空気からの対流伝熱とで加熱される。こ
のため、従来の空気の対流伝熱で被乾燥物を加熱する場
合よりも被乾燥物の加熱効率が良くなる。したがって従
来よりも乾燥時間の短縮を図ることができる。
なお、SiCを含有するセラミックスの代わりに、SnO2
導電性被膜を形成したセラミックスやSnO2系導電性被膜
を形成したガラス質を高周波吸収発熱部材として用いて
もよい。
さらに、回転ドラム2の周壁部外周全面にMn・Zn系フェ
ライト、Ni・Zn系フェライト等のフェライトを80〜90%
含有した高温耐熱シリコン樹脂を100〜500μmの厚みで
塗布し、これを高周波吸収発熱部材とし、さらにその外
周に高温耐熱性のロックウールや高温耐熱性のアルミナ
ーシリカ等を断熱材としてコーティングまたは貼り合わ
せたものでもよい。フェライトの場合は薄くコーティン
グできるので、回転ドラム2の周壁部外周全面にフェラ
イトをコーティングしても、発熱するのに十分な高周波
をフェライトに照射できる。
なおこの実施例では高周波吸収発熱部材を回転ドラム2
の外周面上に接着しているが、この発明のドラム式衣類
乾燥機においてはこれに限定されるわけではなく、高周
波吸収発熱部材を回転ドラム2の側壁部上に接着しても
よい。
[発明の効果] この発明は、回転ドラムに取付けられた高周波吸収発熱
部材に高周波を照射することによって、高周波吸収発熱
部材を発熱させる。そして高周波吸収発熱部材からの熱
が回転ドラムに伝わり、回転ドラムからの熱伝導によっ
て被乾燥物を加熱する。このため、被乾燥物を加熱する
までの伝熱ロスは、従来の空気で被乾燥物を加熱する場
合よりも少なくできる。したがって熱の有効利用を図る
ことができる。そして、回転ドラムの構成をその回転ド
ラムの外周上に高周波吸収発熱部材を配置するだけの簡
単な構成とすることができ、しかも、被乾燥物を直接高
周波により加熱していないので、回転ドラム内に高周波
を照射し被乾燥物を高周波により直接加熱するものに比
べ、高周波の漏洩を防止するための構造を簡略化するこ
とができ、かつ、高周波により直接加熱を行うもののよ
うにチャック等の金具が付いた被乾燥物の乾燥時に金具
部分で放電が発生することがなく、安全な乾燥を行うこ
とができる。
また、回転ドラムの内周面により回転ドラム内の空気が
加熱される。この加熱された空気によって被乾燥物は加
熱される。この点からも熱の有効利用が図れる。
また、この発明では伝導伝熱で被乾燥物を加熱するの
で、回転ドラム内を流す空気の量は、被乾燥物からの水
分を吸収した空気を回転ドラム外に吐き出させる量だけ
で済む。したがって従来のように被乾燥物を加熱に用い
られないまま回転ドラム外に排出される温風というもの
はほとんどなくなる。この点からも熱の有効利用は図れ
る。
さらに、被乾燥物は回転ドラムからの伝導伝熱と、回転
ドラム内の空気からの対流伝熱とで加熱される。このた
め、従来の空気の対流伝熱で被乾燥物を加熱する場合よ
りも被乾燥物の加熱効率が良くなる。したがって従来よ
りも乾燥時間の短縮を図ることができるる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のドラム式衣類乾燥機の側
面断面図である。第2図はこの発明の一実施例のドラム
式衣類乾燥機の正面断面図である。 図において、1は外枠、2は回転ドラム、6はSiCを含
有するセラミックス、8は高周波発振器を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に被乾燥物を収容した回転ドラムを回
    転させながら被乾燥物を加熱することによって、被乾燥
    物を乾燥させるドラム式衣類乾燥機であって、 外枠と、 前記外枠内に回転自在に保持された熱伝導率の良好な回
    転ドラムと、 前記回転ドラムの外周上に配置され、高周波加熱によっ
    て発熱し、その熱を前記回転ドラムに伝える、高周波吸
    収発熱部材と、 前記高周波吸収発熱部材に対向するように配置され、前
    記高周波吸収発熱部材に高周波を照射する高周波発生手
    段と、 を備える、ドラム式衣類乾燥機。
JP1007192A 1989-01-13 1989-01-13 ドラム式衣類乾燥機 Expired - Fee Related JPH0741117B2 (ja)

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JPH02189193A JPH02189193A (ja) 1990-07-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4946240A (ja) * 1972-09-11 1974-05-02
JPS5074854A (ja) * 1973-11-08 1975-06-19
JPS5535159B2 (ja) * 1974-03-09 1980-09-11

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Publication number Publication date
JPH02189193A (ja) 1990-07-25

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