JPH0740468A - 製袋用切断装置及び融着装置 - Google Patents

製袋用切断装置及び融着装置

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JPH0740468A
JPH0740468A JP5205784A JP20578493A JPH0740468A JP H0740468 A JPH0740468 A JP H0740468A JP 5205784 A JP5205784 A JP 5205784A JP 20578493 A JP20578493 A JP 20578493A JP H0740468 A JPH0740468 A JP H0740468A
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JP
Japan
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work
workpiece
cutting
positioning
heater
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JP5205784A
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Taro Nohara
太郎 野原
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Futaba Kk
Futaba KK
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Futaba Kk
Futaba KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単位時間当たりのワーク切断回数をアップし
て、高能率に袋を作る製袋用切断装置を提供する。 【構成】 長尺の扁平筒状ワーク1の切断用カッタ2
と、長手方向に間欠的に送られて順次切断位置Bに位置
決めされるワーク1を切断すべくカッタ2を上下駆動さ
せるカッタ用サーボモータ4と、ワーク1の位置決め時
間を演算する第1演算手段7と、ワーク1の位置決め時
間に基づいてワーク1の位置決め完了とワーク1の切断
が同期するようにサーボモータ4の駆動時間を演算する
第2演算手段8と、ワーク1の位置決め完了とワーク1
の切断を同期させつつワーク切断時前後範囲に於てサー
ボモータ4を高速駆動させる第1制御手段9と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製袋用切断装置及び融着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂から成る長尺の扁平筒状ワ
ークを、等ピッチでもって(袋底部に対応する部位を)
熱融着して切断する製袋用切断装置に於て、従来、図8
に示すように、ワークをその長手方向に所定ピッチで間
欠的に送り、このワークの送りに対応させて、カム機構
やインバータ・モータ等を用いてカッタを上下駆動さ
せ、ワークを順次切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記カッタ
の駆動制御は、クラッチブレーキユニット等を用いて、
機械的に行なっていたために、切断1回当たりの総所要
時間tを短縮するのが至難で、単位時間当たりのワーク
切断回数に限界があった。
【0004】また、従来、図9に示すように、ワークを
熱融着する場合も、熱融着用ヒータを上記カッタによる
切断と同様にして上下駆動させて、ワークに当接させて
行なっているために、その当接時間を長くすることが至
難でポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂製
のワークに於て、その片側の肉厚が厚くなると(例えば
200μm程度)、上記当接時間(加熱時間)が不足し、
ワークの熱融着が不完全となる問題があった。
【0005】そこで本発明は、単位時間当たりのワーク
切断回数をアップでき、また、肉厚の厚いワークでも完
全に熱融着させることができる製袋用切断装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の製袋用切断装置は、長尺の扁平筒状ワー
クの切断用カッタと、長手方向に間欠的に送られて順次
切断位置に位置決めされる該ワークを切断すべく該カッ
タを上下駆動させるカッタ用サーボモータと、該ワーク
の位置決め時間を演算する第1演算手段と、該ワークの
位置決め時間に基づいて該ワークの位置決め完了と該ワ
ークの切断が同期するように上記サーボモータの駆動時
間を演算する第2演算手段と、該ワークの位置決め完了
と該ワークの切断を同期させつつワーク切断時前後範囲
に於て上記サーボモータの速度を変化させる第1制御手
段と、を備えたものである。
【0007】また、請求項2の製袋用切断装置は、長尺
の扁平筒状ワークの切断用カッタと、長手方向に間欠的
に送られて順次切断位置に位置決めされる該ワークを切
断すべく該カッタを上下駆動させるカッタ用サーボモー
タと、該ワークの位置決め時間を演算する第1演算手段
と、該ワークの位置決め時間に基づいて該ワークの位置
決め完了と該ワークの切断が同期するように上記サーボ
モータの駆動時間を演算する第2演算手段と、該ワーク
の位置決め完了と該ワークの切断を同期させつつワーク
切断時前後範囲に於て上記サーボモータを高速駆動させ
る第1制御手段と、を備えたものである。
【0008】また、請求項3の製袋用切断装置は、長尺
の扁平筒状ワークを所定ピッチでもって熱融着する製袋
用融着装置であって、該ワークの熱融着用ヒータと、長
手方向に間欠的に送られて順次熱融着位置に位置決めさ
れる該ワークを熱融着させるべく該ヒータを上下駆動さ
せるヒータ用サーボモータと、該ワークの位置決め時間
を演算する第3演算手段と、該ワークの位置決め時間に
基づいて該ワークの位置決め完了と該ワークへの上記ヒ
ータの当接が同期するように上記サーボモータの駆動時
間を演算する第4演算手段と、該ワークの位置決め完了
と該ワークへの該ヒータの当接を同期させつつ該ヒータ
の当接時に於て上記サーボモータの速度を変化させる第
2制御手段と、を備えたものである。
【0009】また、請求項4の製袋用切断装置は、長尺
の扁平筒状ワークを所定ピッチでもって熱融着する製袋
用融着装置であって、該ワークの熱融着用ヒータと、長
手方向に間欠的に送られて順次熱融着位置に位置決めさ
れる該ワークを熱融着させるべく該ヒータを上下駆動さ
せるヒータ用サーボモータと、該ワークの位置決め時間
を演算する第3演算手段と、該ワークの位置決め時間に
基づいて該ワークの位置決め完了と該ワークへの上記ヒ
ータの当接が同期するように上記サーボモータの駆動時
間を演算する第4演算手段と、該ワークの位置決め完了
と該ワークへの該ヒータの当接を同期させつつ該ヒータ
の当接時に於て上記サーボモータを低速駆動させる第2
制御手段と、を備えたものである。
【0010】また、請求項5の製袋用切断装置は、長尺
の扁平筒状ワークの切断用カッタと、該ワークの熱融着
用ヒータと、長手方向に間欠的に送られて順次切断位置
及び熱融着位置に位置決めされる該ワークを熱融着及び
切断すべく該ヒータ及び該カッタを上下駆動させるサー
ボモータと、該ワークの位置決め時間を演算する演算手
段と、該ワークの位置決め時間に基づいて該ワークの位
置決め完了と該ワークの切断及び熱融着開始が同期する
ように上記サーボモータの駆動時間を演算する別の演算
手段と、該ワークの位置決め完了と該ワークの切断及び
熱融着開始を同期させつつ上記サーボモータの速度を変
化させる制御手段と、を備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1又は2の製袋用切断装置によれば、ワ
ークが長手方向に送られて切断位置に位置決めされる
と、その位置決め完了(ワーク送り停止)にタイミング
を合わせて、カッタが下降してワークが切断される。ワ
ーク切断後、カッタが上昇するとワーク送りが再開さ
れ、上述の動作(ワークの位置決め及び切断)が繰り返
される。
【0012】このとき、ワーク切断時前後範囲に於ての
みカッタは高速駆動できるので、上記ワーク送り停止か
らワーク送り再開までのワーク送り停止時間を短縮する
ことができる。従って、単位時間当たりのワーク切断回
数をアップさせることが可能となる。
【0013】請求項3又は4の製袋用融着装置によれ
ば、ワークが長手方向に送られて熱融着位置に位置決め
されると、その位置決め完了(ワーク送り停止)にタイ
ミングを合わせて、ヒータが下降してワークに当接し、
ワークが加熱されて熱融着が行われる。ヒータが上昇し
てワークから離間するとワーク送りが再開され、上述の
動作(ワークの位置決め及び熱融着)が繰り返される。
【0014】このとき、ワークの肉厚等によって熱融着
に必要な時間が変化するが、ヒータの当接時間を増減調
整できて、例えば肉厚の厚いワークにあっては、当接時
に於てのみヒータは低速駆動して、加熱時間を長くとる
ことができる。従って、肉厚の厚いワークでも完全に熱
融着させることができる。逆に、肉厚が薄ければ、ヒー
タ当接時に於て高速に作動させることができる。
【0015】請求項5によれば、熱融着と切断を順次行
うことが可能となり、かつ、サーボモータを共有化でき
て、装置が簡素化できる。そして、ワークの肉厚等によ
って、カッタ及びヒータの作動速度が変化して、熱融着
に要する最短時間に対応して、袋が製造される。
【0016】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
【0017】図1は、本発明に係る製袋用切断装置の一
例であり、この切断装置は、図2に示すように、ポリエ
チレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂から成る長尺
の扁平筒状ワーク1であって、所定ピッチPで(袋底部
に対応する部位を)熱融着R…させたワーク1を、順次
切断して、所定長さLの袋1aを製造するものである。
【0018】この切断装置は、図1に示すように、切断
用カッタ2と、回転運動を往復運動に変換する運動変換
機構3を介してカッタ2を上下駆動させるカッタ用サー
ボモータ4と、回転によりワーク1に送りを与える一対
の送りロール5,5と、送りロール5,5を回転駆動さ
せるロール用サーボモータ6と、第1演算手段7と、第
2演算手段8と、第1制御手段9と、設定器14,15と、
を備えている。
【0019】サーボモータ6には、第1制御手段9から
起動・停止指令が与えられ、送りロール5,5にて、ワ
ーク1は、その長手方向(矢印A方向)に間欠的に送ら
れて、ワーク1の先端が切断位置Bより所定長さLだけ
矢印A方向に突出した状態に、順次、位置決めされる。
【0020】次に、運動変換機構3は、サーボモータ4
の回転出力軸に取付けられた円盤状回転体10と、相互に
揺動可能に枢着された一対のリンク11,12と、からな
る。
【0021】リンク11の一端部は、回転体10の外縁部に
揺動可能に連結され、リンク12は、上下方向(矢印C方
向)にスライド自在に保持されると共に、その一端部に
はカッタ2が固定される。
【0022】サーボモータ4は、第1制御手段9からの
指令によって回転駆動し、カッタ2が上下駆動する。こ
のカッタ2の上下駆動により、固定刃13と共働してワー
ク1を、所定長さLの袋1aに切断する。
【0023】図3は、ワーク1の送りに対応するカッタ
2の動きの一例を示しており、この図3と図1に示すよ
うに、第1演算手段7は、ワーク1の位置決め時間
1 、即ち所定長さL当たりのワーク1の送り時間を演
算する。
【0024】具体的には、設定器14にて入力設定された
ワーク1の送り速度と、設定器15にて入力設定されたワ
ーク1の送り長さ(袋1aの長さL)から、第1演算手
段7にて位置決め時間T1 が演算される。
【0025】次に、第2演算手段8は、ワーク1の位置
決め完了(即ちワーク送り停止)と、カッタ2によるワ
ーク1の切断とが同期するように、ワーク1の位置決め
時間T1 に対応するサーボモータ4の駆動時間(カッタ
2の所要ストローク時間)を演算する。
【0026】また、第1制御手段9は、カッタ2の速度
を増減変化するようにサーボモータ4に指令を送る。例
えば、ワーク1の位置決め完了とワーク1の切断を同期
させつつワーク切断時前後範囲Fに於てのみサーボモー
タ4が高速で回転駆動するように、即ちカッタ2が高速
で上下駆動するように指令を与えるようになっている。
【0027】さらに、第1制御手段9は、カッタ2が最
も下がった所から上昇する際に、ワーク切断位置Bを通
過した時点(図3の符号Dで示す時点)で、サーボモー
タ6に、起動指令を与えるようになっている。これによ
り、カッタ2の動きに合わせて、ワーク1が矢印A方向
に間欠的に送られる。
【0028】このように、ワーク1の位置決め完了と切
断を同期させつつ、ワーク切断時前後範囲Fに於てのみ
カッタ2を高速駆動させているので、従来(図8参照)
と比べて、ワーク送り停止時間T2 (待ち時間)を短縮
することができる。
【0029】従って、切断1回当たりの総所要時間(位
置決め時間T1 +ワーク送り停止時間T2 )が短くな
り、単位時間当たりのワーク切断回数を大幅にアップさ
せることができる。この単位時間当たりのワーク切断回
数を具体的に例をもって示すと、従来毎分 100回であっ
たものが、本発明では毎分 170回となる。
【0030】なお、サーボモータ4,6としては、AC
(Alternating Current )サーボモータを用いるのが望
ましく、一層高応答・高精度の制御が実現できる。
【0031】次に、本発明の切断装置の作動手順の一例
を説明する。
【0032】図1と図4に示すように、設定器14,15に
てワーク1の送り速度及び送り長さ(上記長さL)を設
定した後、装置をスタートさせると、第1演算手段7に
てワーク1の位置決め時間T1 が演算され、さらに、第
2演算手段8にてカッタ2の所要ストローク時間(サー
ボモータ4の駆動時間)が演算される。
【0033】その後、カッタ2の駆動とワーク1の送り
が開始され、図5(A) に示すように、ワーク1が矢印A
方向に送られつつ、カッタ2が下降する。
【0034】そして、図5(B) に示すように、ワーク1
の先端が切断位置Bより所定長さLだけ突出した状態に
位置決めされると、ワーク1の送りが停止し、それと同
時に、カッタ2にてワーク1が、図5(C) に示す如く切
断される。
【0035】ワーク1の切断後、図5(D) に示すよう
に、カッタ2が上昇してワーク切断位置Bを通過する
と、図5(E) に示すように、カッタ2が上昇しつつ、ワ
ーク1が矢印A方向に送られる。
【0036】そして、図5(A) 〜図5(E) に示す上述の
手順が繰り返されて、袋1a…が製造される。
【0037】次に、図6は、ワーク切断前に、送りロー
ル5,5の上流側に於て、ワーク1に等ピッチPで熱融
着R…を行う熱融着装置の実施例を示している。
【0038】同図に於て、16は熱融着用ヒータであっ
て、第2制御手段22からの指令によってヒータ用サーボ
モータ17が回転駆動し、回転体18及びリンク19,20から
なる(図1の運動変換機構3と同様構成の)運動変換機
構21を介して、ヒータ16が上下駆動して、ワーク1に対
して当接・離間する。23は、ヒータ16の当接(加熱)時
にワーク1を受ける受け部材である。
【0039】また、サーボモータ6には、第2制御手段
22から起動・停止指令が与えられ、送りロール5,5に
て、ワーク1は、その長手方向(矢印A方向)に所定ピ
ッチPで間欠的に送られて、熱融着位置Eにワーク1の
熱融着Rの対応部位が、順次、位置決めされる。
【0040】図7は、ワーク1の送りに対応するヒータ
16の動きの一例を示しており、この図7と図6に示すよ
うに、設定器24,25にて、夫々、入力設定されたワーク
1の送り速度と送り長さ(ピッチP)から、第3演算手
段26にて位置決め時間T3 (即ち1ピッチP当たりのワ
ーク1の送り時間が演算される。
【0041】さらに、第4演算手段27は、ワーク1の位
置決め完了(即ちワーク送り停止)と、ワーク1の熱融
着Rの対応部位へのヒータ16の当接が同期するように、
ワーク1の位置決め時間T3 に対応するサーボモータ17
の駆動時間(ヒータ16の所要ストローク時間)を演算す
る。
【0042】また、第2制御手段22は、ヒータ16の速度
を増減変化させるようにサーボモータ17に指令を送る。
例えばワーク1の位置決め完了とワーク1の熱融着Rの
対応部位への当接とを同期させつつ、ヒータ16の当接時
(ワーク送り停止時間T4 )に於てのみサーボモータ17
が低速で回転駆動するように、即ちヒータ16が低速で駆
動するように指令を与えると共に、ヒータ16が上昇して
ワーク1から離間した時点で、ワーク1を矢印A方向へ
送るべく、サーボモータ6に起動指令を与える。
【0043】このように、ワーク1の位置決め完了とワ
ーク1の熱融着Rの対応部位への当接とを同期させつ
つ、該ヒータ16の当接時(ワーク送り停止時間T4 )に
於てのみヒータ16を低速駆動させているので、従来(図
9参照)と比べて、ヒータ16によるワーク1の熱融着R
の対応部位への加熱時間を長くとることができる。
【0044】従って、ポリエチレンやポリプロピレン等
の熱可塑性樹脂製のワーク1に於て、その片側の肉厚が
200μmまでのワーク1を、完全に熱融着させることが
できる。逆に、肉厚が薄かったり、あるいは熱融着性の
良好な材質の場合には、ヒータ16を高速駆動するよう
に、第2制御手段22からモータ17へ指令が送られる。
【0045】次に、図6と図1に示した融着装置と切断
装置とを並べて配置し、かつ、サーボモータ4と17とを
合わせて(1個として)、第1制御手段9と第2制御手
段22も合わせて(1個として)、1個のサーボモータを
1個の制御手段により、増減変化させるも、望ましい。
【0046】この場合には、融着に必要な時間T4 (図
7参照)と切断に必要な時間T2 (図3参照)の内で、
長い方に、合わせて、サーボモータを回転させる。即
ち、ワーク1の肉厚が薄ければ、ワーク1へのヒータ当
接時間は短くて済み、カッタ2は十分に高速で作動させ
得る───T2 を十分短くできる。逆に、ワーク1の肉
厚が厚いときには、ワーク1へのヒータ当接時間T4
長いから、これに合わせて、カッタ2の動きも低速とな
る。
【0047】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。例えば、図1と図6に示す運動変換機構3,21とし
ては、図例のもの以外に、カム等を用いたものであって
もよく種々設計変更自由である。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0049】請求項1又は2の発明では、ワーク1の位
置決め完了と切断を同期させつつ、ワーク切断時前後範
囲Fに於てのみカッタ2を高速駆動させることができる
ので、ワーク1の間欠送りの際のワーク送り停止時間T
2 (待ち時間)が短くなる。従って、単位時間当たりの
ワーク切断回数を大幅にアップさせることができ、生産
効率の向上が可能となった。
【0050】請求項3又は4の発明では、ワーク1の位
置決め完了とワーク1の熱融着Rの対応部位への当接と
を同期させつつ、該ヒータ16の当接時に於てのみヒータ
16を低速駆動させることができるので、ヒータ16による
加熱時間を長くとることができる。従って、ポリエチレ
ンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂製のワーク1に於
て、その片側の肉厚が厚くても(例えば 200μmま
で)、完全かつ確実に熱融着させることが可能となっ
た。また、請求項3の発明では、肉厚が薄い場合には、
ヒータ16の当接時間を短縮して、高能率の熱融着とする
こともできる。
【0051】請求項5の発明では、1つのサーボモータ
にて、カッタ2とヒータ16とを同時に作動できて装置の
簡素化を図り得る。そして、熱融着に必要な最短時間に
合わせて、ヒータ16及びカッタ2が作動することとな
り、比較的能率良く、袋を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ワークの要部斜視図である。
【図3】ワークの送りに対応するカッタの動きを示すグ
ラフ図である。
【図4】フローチャートである。
【図5】作動順序を示す簡略説明図である。
【図6】他の実施例を示すブロック図である。
【図7】ワークの送りに対応するヒータの動きを示すグ
ラフ図である。
【図8】従来例におけるワークの送りに対応するカッタ
の動きを示すグラフ図である。
【図9】従来例におけるワークの送りに対応するヒータ
の動きを示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 カッタ 4 サーボモータ 7 第1演算手段 8 第2演算手段 9 第1制御手段 16 ヒータ 17 サーボモータ 22 第2制御手段 26 第3演算手段 27 第4演算手段 P ピッチ R 熱融着 B 切断位置 E 熱融着位置 F ワーク切断時前後範囲 T1 位置決め時間 T3 位置決め時間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の扁平筒状ワーク1の切断用カッタ
    2と、長手方向に間欠的に送られて順次切断位置Bに位
    置決めされる該ワーク1を切断すべく該カッタ2を上下
    駆動させるカッタ用サーボモータ4と、該ワーク1の位
    置決め時間T1を演算する第1演算手段7と、該ワーク
    1の位置決め時間T1 に基づいて該ワーク1の位置決め
    完了と該ワーク1の切断が同期するように上記サーボモ
    ータ4の駆動時間を演算する第2演算手段8と、該ワー
    ク1の位置決め完了と該ワーク1の切断を同期させつつ
    ワーク切断時前後範囲Fに於て上記サーボモータ4の速
    度を変化させる第1制御手段9と、を備えたことを特徴
    とする製袋用切断装置。
  2. 【請求項2】 長尺の扁平筒状ワーク1の切断用カッタ
    2と、長手方向に間欠的に送られて順次切断位置Bに位
    置決めされる該ワーク1を切断すべく該カッタ2を上下
    駆動させるカッタ用サーボモータ4と、該ワーク1の位
    置決め時間T1を演算する第1演算手段7と、該ワーク
    1の位置決め時間T1 に基づいて該ワーク1の位置決め
    完了と該ワーク1の切断が同期するように上記サーボモ
    ータ4の駆動時間を演算する第2演算手段8と、該ワー
    ク1の位置決め完了と該ワーク1の切断を同期させつつ
    ワーク切断時前後範囲Fに於て上記サーボモータ4を高
    速駆動させる第1制御手段9と、を備えたことを特徴と
    する製袋用切断装置。
  3. 【請求項3】 長尺の扁平筒状ワーク1を所定ピッチP
    でもって熱融着する製袋用融着装置であって、該ワーク
    1の熱融着用ヒータ16と、長手方向に間欠的に送られて
    順次熱融着位置Eに位置決めされる該ワーク1を熱融着
    させるべく該ヒータ16を上下駆動させるヒータ用サーボ
    モータ17と、該ワーク1の位置決め時間T3 を演算する
    第3演算手段26と、該ワーク1の位置決め時間T3 に基
    づいて該ワーク1の位置決め完了と該ワーク1への上記
    ヒータ16の当接が同期するように上記サーボモータ17の
    駆動時間を演算する第4演算手段27と、該ワーク1の位
    置決め完了と該ワーク1への該ヒータ16の当接を同期さ
    せつつ該ヒータ16の当接時に於て上記サーボモータ17の
    速度を変化させる第2制御手段22と、を備えたことを特
    徴とする製袋用融着装置。
  4. 【請求項4】 長尺の扁平筒状ワーク1を所定ピッチP
    でもって熱融着する製袋用融着装置であって、該ワーク
    1の熱融着用ヒータ16と、長手方向に間欠的に送られて
    順次熱融着位置Eに位置決めされる該ワーク1を熱融着
    させるべく該ヒータ16を上下駆動させるヒータ用サーボ
    モータ17と、該ワーク1の位置決め時間T3 を演算する
    第3演算手段26と、該ワーク1の位置決め時間T3 に基
    づいて該ワーク1の位置決め完了と該ワーク1への上記
    ヒータ16の当接が同期するように上記サーボモータ17の
    駆動時間を演算する第4演算手段27と、該ワーク1の位
    置決め完了と該ワーク1への該ヒータ16の当接を同期さ
    せつつ該ヒータ16の当接時に於て上記サーボモータ17を
    低速駆動させる第2制御手段22と、を備えたことを特徴
    とする製袋用融着装置。
  5. 【請求項5】 長尺の扁平筒状ワーク1の切断用カッタ
    2と、該ワーク1の熱融着用ヒータ16と、長手方向に間
    欠的に送られて順次切断位置B及び熱融着位置Eに位置
    決めされる該ワーク1を熱融着及び切断すべく該ヒータ
    16及び該カッタ2を上下駆動させるサーボモータと、該
    ワーク1の位置決め時間を演算する演算手段と、該ワー
    ク1の位置決め時間に基づいて該ワーク1の位置決め完
    了と該ワーク1の切断及び熱融着開始が同期するように
    上記サーボモータの駆動時間を演算する別の演算手段
    と、該ワーク1の位置決め完了と該ワーク1の切断及び
    熱融着開始を同期させつつ上記サーボモータの速度を変
    化させる制御手段と、を備えたことを特徴とする製袋用
    切断融着装置。
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Cited By (6)

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