JPH074001Y2 - 内視鏡挿入部の挿入深さ測長具 - Google Patents

内視鏡挿入部の挿入深さ測長具

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JPH074001Y2
JPH074001Y2 JP1988166475U JP16647588U JPH074001Y2 JP H074001 Y2 JPH074001 Y2 JP H074001Y2 JP 1988166475 U JP1988166475 U JP 1988166475U JP 16647588 U JP16647588 U JP 16647588U JP H074001 Y2 JPH074001 Y2 JP H074001Y2
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endoscope
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JP1988166475U
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Inventor
征迅 岸
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富士写真光機株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内視鏡例えば子宮内を観察するヒステロス
コープの挿入部の子宮内への挿入深さを測るために測長
具に関し、ヒステロスコープでは、子宮癌が外子宮口よ
りどのくらいの位置にできているかを測定するためのも
のである。
〔従来の技術〕
従来は、ヒステロスコープを使用して子宮癌の発生箇所
を観察したり、細胞を切り取ったり等の処置をすること
は行っていたが、スコープで覗いただけでは子宮癌が外
子宮口よりどれくらいの位置にできているかを把握する
ことはできなかった。外子宮口よりどの程度の距離に子
宮癌があるのかを知ることは、癌の進行状況や術式等を
決定する上で重要な問題であった。
〔解決しようとする課題〕 従来のヒステロスコープにおいては、子宮癌が外子宮口
よりどれくらいの位置にできているかを測定することは
できず、このような測定ができることが望まれていた。
そこで、この考案は、内視鏡挿入部の挿入深さを測長す
ることによって,例えば子宮癌が外子宮口よりどのくら
いの位置にできているかを測ることができる、換言すれ
ば、特に外部等から見えないような内部や奥部等の体内
器官等の所定の基準位置から測定を開始して、さらにそ
の内部の任意の位置まで深さを測長することができる内
視鏡挿入部の挿入深さ測長具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、内視鏡挿入部を体内器管等
へ挿入するとき外部に残る挿入部の部位を含む個所に目
盛付筒体を挿入部の挿入に伴ってその挿入部と一体に移
動するように取付け、体内器管等の基準となる位置まで
挿入されたときに一部が外部に残るような長さを有する
スライド筒体を前記目盛付筒体にスライド可能に取付け
たものである。
〔作用〕
内視鏡としてヒステロスコープを使用する場合、子宮内
へ挿入される挿入部の硬性部に目盛付筒体を所定の個
所、例えば目盛付筒体の先端を硬性部の先端に合せて取
付け、この目盛付筒体にスライド筒体をスライド可能に
取付け、子宮内に挿入部を挿入する前に、スライド筒体
を膣内へ挿入してそのスライド筒体の先端部を子宮の外
子宮口に押し当てる。この時スライド筒体の膣外に残っ
た基端部を目盛付筒体の基準の目盛りXに合致させる。
目盛に合致するとき、挿入部の先端とスライド筒体の先
端とが揃っているようにする。次いで、スライド筒体の
先端を外子宮口に押し当てた状態のまま内視鏡の挿入部
を子宮内へ挿入していく。挿入部が子宮内へ挿入されて
いくに伴って目盛付筒体も一体にスライド筒体内に挿入
されてゆくので、挿入部の先端が子宮内の癌細胞に接近
した状態で目盛付筒体の目盛りYを判読すれば(判読個
所は膣外に残ったスライド筒体の基端)、つまりこれら
目盛りの数値を減算したY−Xが外子宮口から患部まで
の深さを与えるから、子宮癌が外子宮口からどの程度の
深さ・位置に発生しているかが測定できる。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照にして説明
する。
第1図に示す実施例において、ヒステロスコープ1の挿
入部2の硬性部2Aに目盛付筒体3を挿入部2の挿入に伴
って一体に移動するように取付け、すなわち固定してあ
る。このときの取付位置は予め決められた位置、例えば
目盛付筒体3の一端と硬性部2Aの一端とを合致させるよ
うに、あるいは硬性部2Aに目印をつけておき、目印に合
わせて筒体3を取付ける。挿入部2は、第2図に示すよ
うに硬性部2A,軟性部2B,湾曲部2C,先端硬性部2Dから成
る。挿入部2の硬性部2Aに取付けられた目盛付筒体3に
はスライド筒体4をスライド可能に取付けてある。第1
図に示す図では、スライド筒体4を外子宮口10まで挿入
し、挿入部2を子宮11内へ挿入した状態を示し、この状
態でスライド筒体4の外部に残った端部の個所で目盛付
筒体3に形成された目盛を読み取れば(図面上Pの個
所)外子宮口10の個所からどれくらいの深さまで挿入部
2が挿入されたかが大凡分かる。
目盛付筒体3とスライド筒体4の詳細について、第3図
以下の図面で説明する。目盛付筒体3は、第3図に示す
ように両端に挿入部2の硬性部2Aに取付くための取付き
部3Aを有し、本体部分には目盛3Bが刻まれている。第4
図は第3図の中央横断面を示し、この実施例では目盛付
筒体3の一部が開口し、取付き部3Aの開口部3Cから挿入
部2へこの目盛付筒体3を取付けるようになっている。
この取付き部3Aは弾性を有し、挿入部2に対してパチン
と取付くようになっている。第6図は開口3C側から見た
目盛付筒体を示し、第7図は第6図VII-VII線断面図で
ある。第8図及び第9図にスライド筒体4を示す。この
スライド筒体4も軸線方向に沿った一部が開口し、開口
部4Aを有している。この開口部4Aから目盛付筒体3に対
しパチンと嵌め込まれる。
このような測長具を使用して子宮内にできた子宮癌が外
子宮口10からどのくらいの位置にあるかを測る場合につ
いて第10図及び第11図に基づいて説明すると、先ず膣12
内へスライド筒体4を挿入してその上端が外子宮口10に
ぶつかるようにする。この時、第10図に示すように挿入
部2の先端と外子宮口10にぶつかったスライド筒体4の
先端とを揃えておき、この状態で膣12の外に残ったスラ
イド筒体4の一端が目盛付筒体3の目盛3Bの零の個所に
あるとする。この状態から挿入部2を子宮11内へ挿入し
てゆくと、目盛付筒体3も挿入部2と一緒に膣12内へ挿
入されてゆく。挿入部2の先端が子宮癌のある個所に達
した状態において、目盛付筒体3の目盛りをスライド筒
体4の一端で読み取れば、外子宮口10からどのくらいの
位置に子宮癌ができていたのかが測定できる。第11図は
第10図の状態の目盛付筒体3とスライド筒体4との関係
を示す図である。
目盛付筒体3及びスライド筒体4の取付けは挿入部2の
挿入前に取付けておいてもよいし、挿入後でも簡単に取
付けることができ、観察時の着脱も可能である。勿論、
目盛付筒体3やスライド筒体4は着脱可能でなくても差
し支えない。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、内視鏡挿入部
を体内器管等へ挿入するとき外部に残る挿入部の部位を
含む個所に目盛付筒体を挿入部の挿入に伴って一体に移
動するように取付け、体内器管等の基準となる位置まで
挿入され一部が外部に残るスライド筒体を目盛付筒体に
スライド可能に取付けたので、極めて簡単な装置で挿入
部の挿入部深さ、特に外部から目視できぬような奥部や
内部から(を基準として)測定を開始して、さらにその
奥部や内部までの挿入深さを測定することができる。ま
た、目盛付筒体を挿入部に対し着脱可能に取付け且つ/
又はスライド筒体を目盛付筒体に対し着脱可能に取付け
たものにあっては、不要なときは取り外しておくことが
でき、使い勝手のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内視鏡としてヒステロスコープにこの考案の測
長具を取付けて測長している状態の概略図、第2図はヒ
ステロスコープの挿入部を示す測面図、第3図は目盛付
筒体3の平面図、第4図は第3図中央横断面図、第5図
は第3図の右側面図、第6図は開口部側から見た目盛付
筒体の底面図、第7図は第6図VII-VII線断面図、第8
図はスライド筒体の断面図、第9図はスライド筒体の側
面図、第10図は膣内にこの測長具をセットした状態を示
す断面図、第11図は第10図の状態における目盛付筒体と
スライド筒体の正面図である。 1……ヒステロスコープ(内視鏡)、2……挿入部、3
……目盛付筒体、4……スライド筒体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡(1)挿入部(2)を体内器官等へ
    挿入するとき外部に残る挿入部(2)の部位を含む個所
    に、目盛付筒体(3)を挿入部(2)の挿入に伴ってそ
    の挿入部(2)と一体に移動するように取り付け、 体内器官等の基準となる位置(10)まで先端が挿入され
    たときに一部が外部に残るような長さを有するスライド
    筒体(4)を、前記目盛付筒体(3)にスライド可能に
    取り付けたことを特徴とする内視鏡挿入部の挿入深さ測
    長具。
  2. 【請求項2】目盛付筒体(3)は挿入部(2)に対し着
    脱自在であり、且つ/又はスライド筒体(4)が目盛付
    筒体(3)に対し着脱可能であることを特徴とする請求
    項1に記載の内視鏡挿入部の挿入深さ測長具。
JP1988166475U 1988-12-22 1988-12-22 内視鏡挿入部の挿入深さ測長具 Expired - Lifetime JPH074001Y2 (ja)

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JPH0286503U JPH0286503U (ja) 1990-07-09
JPH074001Y2 true JPH074001Y2 (ja) 1995-02-01

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JPS55116330A (en) * 1979-03-02 1980-09-06 Olympus Optical Co Endoscope
JPS57176201A (en) * 1981-04-24 1982-10-29 Yoshi Matsui Production of suit for use with brazier
JPS57176202U (ja) * 1981-05-06 1982-11-08
JPS63122419A (ja) * 1986-11-11 1988-05-26 富士写真光機株式会社 内視鏡

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