JPH0739840Y2 - 濃縮液希釈装置 - Google Patents

濃縮液希釈装置

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JPH0739840Y2
JPH0739840Y2 JP1988122963U JP12296388U JPH0739840Y2 JP H0739840 Y2 JPH0739840 Y2 JP H0739840Y2 JP 1988122963 U JP1988122963 U JP 1988122963U JP 12296388 U JP12296388 U JP 12296388U JP H0739840 Y2 JPH0739840 Y2 JP H0739840Y2
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広達 竹内
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明 高中
俊 高木
眞金 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、濃縮液希釈装置、特に、パウチに収容され
た濃縮飲料を湯、水、その他の希釈液で希釈する飲料の
希釈装置に関する。
[従来の技術] 従来の例えばパウチ型コーヒー希釈装置においては、湯
又は水を貯湯タンク又は貯水タンクからポンプから流出
させ、湯又は水の供給に同期させて濃縮コーヒーをパウ
チから流出させてヘッダに導いており、この場合、湯、
水及び濃縮コーヒー液を供給ないし送出するためのポン
プや制御用の弁はタイマを用いて制御されていた。
前述のように、ポンプを採用した従来のコーヒー希釈装
置では、ポンプが劣化するにつれて湯、水、濃縮コーヒ
ーの供給量が一定しなくなると言う、定量化を達成する
上での難点を有している上、湯、水、濃縮コーヒー液の
供給部、送出し部等に個別にポンプを設けたり、タイマ
ー制御したりしなければならなかった。従って、保守に
手間がかかり、維持・管理費が高くつき、故障の発生も
しばしばあるという問題があった。
[考案が解決しようとする課題] この考案は、ポンプを用いることなく、濃縮液を希釈す
るものであり、濃縮液及び湯、水又はその他の希釈液を
重力により供給して定量の飲料を調整することが出来る
ようにした、構造が簡単で、かつ取扱い及び保守が容易
であり、更に維持・管理費が安い濃縮液希釈装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するために、この考案の濃縮液希釈装
置は、 (イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続され、下部に
給水流出口を有し、高位置に配設される水計量器と、 (ロ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
と、 (ハ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
濃縮液計量器と、 (ニ)前記水計量器及び前記濃縮液計量器よりも下方に
設けられ、当該水計量器の前記給水流出口に自動開閉弁
を介して給水配管され、かつ当該濃縮液計量器の前記濃
縮液出口に自動開閉弁を介して給液配管され、当該給水
・給液配管の開口端が導入されているヘッダと、 (ホ)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
り制御する制御装置と を構成される。
この濃縮希釈装置の別の考案は、 (イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続され、下部に
給水流出口を有し、高位置に配設される水計量器と、 (ロ)自動開閉弁を介して前記水計量器の前記給水流出
口に接続され、前記水計量器の下部よりも湯位が下に位
置するように設けられ、この湯位と同じ程度の高さに給
湯出口を有する貯湯タンクと、 (ハ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
と、 (ニ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
濃縮液計量器と、 (ホ)前記貯湯タンクに併設した湯計量器の給湯出口及
び前記濃縮液計量器の濃縮液出口よりも下方に設けら
れ、当該湯計量器の前記給湯流出口に配管された湯配管
と、当該濃縮液計量器の前記濃縮液出口に配管された給
液配管の夫々の閉口端が導入されているヘッダと、 (ヘ)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
り制御する制御装置と で構成される。
更にこの濃縮液希釈装置の別の考案は、 (イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続され、下部に
給水流出口を有し、高位置に配設される水計量器と、 (ロ)自動開閉弁を介して前記水計量器の前記給水流出
口に接続され、前記水計量器の下部よりも湯位が下に位
置するように設けられた貯湯タンクと、 (ハ)前記貯湯タンクの湯面下に設けられ、上部と下部
とに自動開閉弁を設けた導入口と流出口とが配設され当
該導入口から湯が流入し、当該流出口から定量の湯が流
出する湯計量タンクと、 (ニ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
と、 (ホ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
濃縮液計量器と、 (ヘ)前記湯計量タンクおよび前記濃縮液計量器よりも
下方に設けられ、当該湯計量器の前記流出口に自動開閉
弁を介して給湯配管され、かつ当該濃縮液計量器の前記
濃縮液出口に自動開閉弁を介して給液配管され、当該給
水・給液配管の開口端が導入されているヘッダと、 (ト)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
り制御する制御装置と で構成される。
[作用] 第1の考案において、制御装置が所定のプログラムによ
り作動すると、まず、濃縮液供給用の自動開閉弁が所定
時間開き、パウチ内の濃縮液が濃縮液計量器に向けて重
力により流入し、同計量器に所定量貯えられる。
次いで、計量水用の自動開閉弁と計量濃縮液用の自動開
閉弁が同時に開き、水計量器内の定量の水と前記濃縮液
計量器内の前記定量の濃縮液がヘッダに向けて重力によ
り流入しヘッダ下方に置かれた容器に希釈されて流入す
る。
水と濃縮液が水計量器と濃縮液計量器から出切った後、
計量水供給用と濃縮液供給用の自動開閉弁が閉じ、次
に、給水用の自動開閉弁が開き、続いて、水計量器に定
量の水が供給され、供給用の自動開閉弁を閉じて1サイ
クルが完了する。
第2の考案の場合は同様にして濃縮液が濃縮液計量器に
供給され始めると同時に、計量水供給用の自動開閉弁が
開いて、水計量器内の水は貯湯タンクに向けて流出す
る。水が水計量器から出切ると、計量水供給用の自動開
閉弁が閉じ、第1の考案と同様に給水用の自動開閉弁が
操作する。
計量水供給用の自動開閉弁の開放と同時にまたは若干の
時間差をおいて出湯用の自動開閉弁と計量濃縮液供給用
の自動開閉弁が開き、貯湯用タンクと濃縮液計量器から
定量の湯と濃縮液を自然落下させて希釈液とし、その直
後に出湯用の自動開閉弁と計量濃縮液供給用の自動開閉
弁を閉じて1サイクルが完了する。
第3の考案の作用は、第2の考案の場合とほぼ同様であ
るので説明を省略する。
[実施例] 以上、図面を参照してこの考案の実施例を詳述する。
この説明に当り、希釈される濃縮液としては濃縮コーヒ
ー液を例にとり、濃縮液希釈装置としては、好みに応じ
てホットコーヒーとアイスコーヒーのいずれか一方を選
択できるようにした例を説明する。しかし、濃縮液とし
ては濃縮コーヒー液のほかに、果汁、乳酸飲料、炭酸飲
料、更にはアルコール飲料などがあり、濃縮液の概念に
は濃厚液や必要に応じて希釈して飲料とするすべての飲
料が含まれる。又、濃縮液希釈装置としては、冷用専用
又は暖用専用のものでもよい。
第1図において、1は濃縮コーヒー希釈装置の本体で、
その内部には上部後方に水計量器2が設置されている。
この水計量器2は上部に給水流入口3を有し、2段に形
成された底部には、高位置の部分と低位置の部分とにそ
れぞれ給水流出口4,5を有している。給水流入口3は本
体1の適当な位置に設けた、電磁弁などの常閉型開閉弁
(自動開閉弁)6を介して配管7によって図示しない水
道元栓に接続されている。2aは水計量器2内に貯留する
水道水のレベル検出部であり、2bはオーバーフロー(排
出口)である。
貯湯タンク8は、前記水計量器2の下方に位置して設け
られ、湯面54が前記水計量器2の底面よりも下に位置す
るように配設されている。貯湯タンク8の下部に形成さ
れた給水流入口9は、水計量器2の前記高位置の給水流
出口4の真下に設けられた漏斗10に配管11により接続さ
れている。この漏斗10の配設高さは貯湯タンク8の湯面
のレベル54よりも高く設定される。貯湯タンク8は、第
1図において、倒立L字形を呈しており、水平腕部12の
下面に2つの給湯出口13,14を設け、側面にはオーバー
フロー(排出口)15を設けている。
本体1内には、上部前方に濃縮コーヒー液を充填したア
イスコーヒー用及びホットコーヒー用の2個のパウチ1
6,17が着脱自在に設けられている。
ここで、パウチとは、柔軟性のある材料で形成された袋
状容器で、その外周面には一様に大気圧がかかってお
り、この大気圧によって内容物を押出すように作用し、
この内容物が減少するのに伴って容積が減少するものを
言う。
パウチ16,17はそれぞれ底部に常閉型バルブを内臓した
雄カプラ(以下、「プラグ」という)18,19と雌カプラ
(以下、「ソケット」という)20,21とを有しており、
プラグ18,19にソケット20,21が接続されていないとき
は、パウチ16,17から濃縮コーヒーが漏れ出ないように
それらの出口がバルブによって閉塞され、又、配管27,2
8の開口も常閉型バルブを内蔵したソケット20,21で閉塞
される。
又、プラグ18,19にソケット20,21が接続されたときに
は、パウチ16,17から濃縮コーヒー液を流出させること
が出来るようになっている。
このソケット20,21とプラグ18,19は、対を成していわゆ
る迅速管継手を構成し、スリーブ20′,21′を操作する
か、又は操作しなくてもソケット20,21とプラグ18,19を
瞬時に接続・分離することが出来る構造になっている
が、ソケット20,21とプラグ18,19がそれぞれ内臓するバ
ルブは両者の接続時に自動的に開く形式のものでも、接
続後にバルブを開く形式のものでもよい。ただし、後述
する配管27,28の洗浄の際操作性を良くするためには後
者の方が好ましい。
前記パウチ16,17と貯湯タンク8の給湯出口13,14よりも
下方には濃縮液計量器22が設けられ、この計量器22の流
入口23,24と前記ソケット20,21のアダプタ25,26とが配
管27,28によって接続されている。
第4図において、22aは濃縮液計量器22のレベルセンサ
であり、29はオーバーフロー(排出口)である。
30は、濃縮液計量器22の下部に形成された濃縮液流出口
31の真下に設けられた漏斗形のヘッダで、計量された濃
縮コーヒー液に湯又は水を混合し希釈する混合チャンバ
を有している。このヘッダ30の上端には2個の導入口3
2,33が設けられ、それぞれの導入口32,33は配管34,35に
よって前記貯湯タンク8の給湯出口13と水計量器2の低
い方の給水流出口5に接続されている。
ヘッダ30の下向きの流出口36の真下にはカップ・トレー
37を設け、この上にコップなどの容器69を置いて、ヘッ
ダ30内で混合希釈したコーヒーを受けるようになってい
る。勿論、混合・希釈は容器69内で行なってもよい。
水計量器2、貯湯タンク8及び濃縮液計量器22のオーバ
ーフロー(排出口)2b,15,29はそれぞれ配管38,39,40に
よってカップ・トレー37に接続されている。
貯湯タンク8の給湯出口14にはこの給湯出口から下方に
位置させて開口させた、常閉型バルブ内蔵のプラグ(雄
カプラ)42が取付けられた配管41が接続されている。こ
のプラグ42はパウチ16,17の常閉型バルブ内蔵のプラグ1
9と対を成すソケット20,21と互換性を有するプラグで、
パウチ16,17から切り離したソケット20,21と自由に接続
・分離できるようになっている。そして、プラグ42とソ
ケット19又は20とを接続したときは、配管41と配管27又
は配管41と配管28とを連通させることができるようにな
っている。なお、少なくとも配管27,28は可撓性のチュ
ーブであり、これらの配管27,28と前記配管41,34は耐熱
性チューブが用いられている。
43は後述の作用をするプログラミング制御装置である。
次に、前記水計量器2の詳細を第2図を参照して説明す
る。
この水計量器2は段違いの2つの内底面を有し、高い方
の内底面44と低い方の内底面45にそれぞれ設けた給水流
出口4,5が電磁弁のような常閉型自動開閉弁46,47で閉成
されている。
水計量器2の低い方の内底面45側には側壁面部からの分
岐路を水平に設け、この分岐路の先端部にはレベル検出
器2aを直立させて設ける。このレベル検出器2aの中には
フロート48と、水計量器2内の水の水位が所定のレベル
49に達したことをフロート48の位置をもって検出する光
電変換検出素子のような検出素子50とが設けられいる。
前記レベル49と高い方の内底面44との間に収容される水
量がホットコーヒー一杯分の希釈水量であり、レベル49
と低い方の内底面45との間に収容される水量がアイスコ
ーヒー一杯分の希釈水量である。
次に、貯蔵タンク8の詳細を第1図と第3図を参照して
説明する。
貯蔵タンク8は、逆L字形断面形状を呈し、このタンク
内には底面部近くにヒータ52を水平に設ける。このヒー
ター52の上方には湯温を検出するサーミスタのような温
度センサ53を設け、湯温を所定温度(例えば、95゜〜97
℃)に保つようになっている。なお、水計量器2から水
が供給されていない時の湯位は逆L字形の貯湯タンク8
の水平腕部12の底面77と同じレベル54である。
前記の湯面のレベル54よりも若干下がった位置にも湯温
センサ72があり、貯湯タンク8の上部の湯温が所定温度
(例えば95℃)より低下した時には、プログラミング制
御装置43に信号を送って湯の供給を停止し、ゆるいコー
ヒーが供給されることがないようになっている。
貯湯タンク8の給湯出口13,14は、それぞれ、電磁弁の
ような常閉型の出湯用の自動開閉弁55と洗浄湯供給用の
自動開閉弁56で閉成されている。
次に、第1図と第4図を参照して、濃縮液計量器22を詳
述する。
この濃縮液計量器22は、濃縮コーヒー液の流入口23が配
管27,28を通じてパウチ16,17と連通し、これらのパウチ
から導入される濃縮コーヒー液が流入する濃縮液貯留部
57と濃縮液貯留部58を個別に有している。濃縮液貯留部
57,58の底面に設けられた濃縮コーヒーの流出口59,60は
電磁弁のような常閉型の自動開閉弁61,62で閉成されて
いる。
前記濃縮液計量器22の濃縮液貯留部57,58の下方には濃
縮液計量チャンバ63があり、その上面に設けた濃縮コー
ヒー液の流入口64が前記の濃縮液貯留部57,58の濃縮液
の流出口59,60に接続されている。濃縮液計量チャンバ6
3の底面部に設けた計量済みの濃縮コーヒー液の流出口3
1は、これも電磁弁のような常閉型の自動開閉弁65によ
って閉成されている。
前記濃縮液計量チャンバ63の下部に連通させて設けたレ
ベルセンサ22aは上下に配設された2組の光電変換検出
要素67,68を有しており、下位の検出要素67はホットコ
ーヒー用の濃縮コーヒー液の量を定め、上位の検出要素
68はアイスコーヒー用の濃縮コーヒー液の量を定めるも
のである。
次に、前記実施例の作用についてのべる。
まず、本体1の全面に設けられている選択ボタン(図示
せず)により、ホットコーヒー又はアイスコーヒーのい
ずれかを選択する。
今、ホットコーヒーを選択したものとすると、シーケン
ス制御装置43によって最初に水計量器2の自動開閉弁46
が開く。この自動開閉弁46が開くと同時に貯湯タンク8
の出湯用の自動開閉弁55も開かれる。
この時、一方では、水計量器2内に貯蔵された水が、貯
湯タンク8よりも上方にある漏斗10に対して水計量器2
内に貯留された水が落ち、つづいて、重力で貯湯タンク
8の下部内へ流入し、自動開閉弁46は再び閉成する。
また、他方では、貯湯タンク8内の上位にある湯は給湯
出口13からヘッダ30に向けて流出する。
自動開閉弁55の開放時間は漏斗10内の水が貯湯タンク8
内へ流入し切るまで持続され、その後閉じるように設定
されるから、ヘッダ30へ供給される湯量は常に一定であ
る。
次に濃縮コーヒー液の供給について説明する。
濃縮液計量器22のホットコーヒー用の濃縮コーヒー液を
供給するための自動開閉弁61が前記の自動開閉弁46と同
時に開き、ホットコーヒー用パウチ16から濃縮液貯留部
57に重力により流入している濃縮コーヒー液が引きつづ
きこれも重力により濃縮液計量チャンバ63内に自然落下
する。その液量は液面が検出要素67に達したときにこの
検出要素によって検知され、次いでプログラミング制御
装置43により自動開閉弁61が閉じられ、濃縮液計量チャ
ンバ63に向けて濃縮液を流出させる流入口59が閉じる。
ついで、濃縮液計量チャンバ63内の自動開閉弁65が開い
て、計量チャンバ63内の濃縮コーヒー液がヘッダ30内へ
重力により流入し、ヘッダ30内で貯湯タンク8から供給
される湯と混合して、下方の容器69内に注ぎ込まれる。
かくして、一杯分のホットコーヒーが得られる。
容器69内にホットコーヒーが流入し終わったら、自動開
閉弁6が開き、水道水が水計量器2内に流入する。水道
水の流入に伴ってフロート48が上昇し、水計量器2内の
水の水位がレベル49に達すると、この水位が検出素子50
によって検出され、この検出信号に応答してシーケンス
制御装置43により自動開閉弁6が閉じる。かくて水計量
器2内に所定量の水が貯えられ、次の供給に備える。
なお、何らかの原因で水計量器2、貯湯タンク8、濃縮
液計量器22に水、湯、濃縮コーヒー液が規定量以上に供
給されたときは、これらが容器69に供給される前に、そ
れぞれ、オーバーフロー(排出口)2b,15及び29から配
管38,39及び40を通してカップ・トレー37へ流出する。
次に、アイスコーヒーを得る場合について説明する。た
だし、氷の供給は公知の方法で行われるので、その説明
は省略する。
アイスコーヒーの選択ボタンが選択されたときは、アイ
スコーヒー用パウチ17に通ずる濃縮液貯留部58の自動開
閉弁62が開き、同貯留部58内に予め貯留させた濃縮コー
ヒー液が濃縮液計量チャンバ63内に向けて落下し、濃縮
コーヒーの液面が上位の検出要素68によって検出される
と、シーケンス制御装置43によって自動開閉弁62が閉じ
る。
又、水計量器2の自動開閉弁47と濃縮液計量器22の自動
開閉弁65が同時又は後者の弁65の方が所定のタイムラグ
をもって開き、ヘッダ30の導入口33からは水がヘッダ30
内へ重力により落下し、濃縮液出口31からは濃縮コーヒ
ー液がヘッダ30内へ重力により落下し、これらの落下し
た水と濃縮液は容器69に供給される。他の作用はホット
コーヒー供給の場合と同様である。
配管27,28、濃縮液計量器22及びヘッダ30の洗浄を行な
う場合には、ソケット20,21パウチ16,17から外し、この
ようにして外したソケット20,21の一方又は双方を貯湯
タンク8に連なるソケット42に接続する。つづいて、自
動開閉弁56を開き、配管27又は28に給湯して洗浄を行な
う。
かかる面倒な接続・分離操作を省略する場合には、ソケ
ット20,21内に分岐路に形成し、各分岐路に、例えば、
ソケット20においては配管27,40を予め接続して置き、
コック操作などにより分岐路を配管27,40側に切り換え
ればよい。この場合、配管40もソケット20,21へ接続す
るために分岐されていることはいうまでもない。
第5図は、貯湯タンク8の別の実施例を示す。なお、第
3図の貯湯タンク8と同一の部分には同一番号を付し、
重複した説明は省略する。
水計量器2から水が供給される前の貯湯タンク8内の湯
面のレベル54よりも下位に、ホットコーヒーを希釈する
湯の一杯分に相当する容量をもつ湯計量タンク73が配設
されている。
湯計量タンク73の上部に設けた湯の導入口74を電磁弁の
ような常閉型の自動開閉弁75で閉成する。又、湯計量タ
ンク73の上部には空気導入管76を設け、湯面のレベル54
とオーバーフロー(排出口)15よりも高い位置で開口さ
せる。
湯計量タンク73の底面に設けた導出口13′は配管34によ
ってヘッダ30に通じ、電磁弁などの常閉型の自動開閉弁
55で閉じられている。この自動開閉弁55は、給湯時に開
き、又、自動開閉弁75は湯導入時に開くもので、自動開
閉弁75が開かれると定量の湯が貯湯タンク8内に満たさ
れる。
[考案の効果] この考案は、自動開閉弁を所定のプログラミングによっ
て制御して開閉し、水、湯及び濃縮液を重力により定量
ずつ移送して希釈飲料を供するものであるから、特別の
ポンプを必要とせず、従って、構造が簡単で取扱い易
く、保守が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概略を示す側面図、第2
図は水計量器の一例を示す概略縦断面図、第3図は貯湯
タンクの一例を示す概略縦断図、第4図は濃縮液計量器
の一例を示す概略縦断面図、第5図は貯湯タンクの他の
例を示す概略断面図である。 2…水計量器、4,5…給水流出口、6…自動開閉弁(給
水用)、8…貯湯タンク、11…配管、13,14…給湯出
口、13′…導出口、16,17…パウチ、18,19…プラグ、2
0,21…ソケット、27,28…配管、30…ヘッダ、42…プラ
グ、46,47…自動開閉弁(計量水供給用)、54…湯面の
レベル、55…自動開閉弁(出湯用)、56…自動開閉弁
(洗浄湯供給用)、61,62…自動開閉弁(濃縮液供給
用)、65…自動開閉弁(計量済み濃縮液供給用)、73…
湯計量タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 俊 東京都大田区仲池上2丁目9番4号 日東 工器株式会社内 (72)考案者 斉藤 眞金 東京都港区西新橋2丁目34番4号 株式会 社木村コーヒー店内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続
    され、下部に給水流出口を有し、高位置に配設される水
    計量器と、 (ロ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
    と、 (ハ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
    して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
    濃縮液計量器と、 (ニ)前記水計量器及び前記濃縮液計量器よりも下方に
    設けられ、当該水計量器の前記給水流出口に自動開閉弁
    を介して給水配管され、かつ当該濃縮液計量器の前記濃
    縮液出口に自動開閉弁を介して給液配管され、当該給水
    ・給液配管の開口端が導入されているヘッダと、 (ホ)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
    り制御する制御装置とを具備して成る濃縮液希釈装置。
  2. 【請求項2】(イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続
    され、下部に給水流出口を有し、高位置に配設される水
    計量器と、 (ロ)自動開閉弁を介して前記水計量器の前記給水流出
    口に接続され、前記水計量器の下部よりも湯位が下に位
    置するように設けられ、この湯位と同じ程度の高さに給
    湯出口を有する貯湯タンクと、 (ハ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
    と、 (ニ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
    して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
    濃縮液計量器と、 (ホ)前記水計量器及び前記濃縮液計量器よりも下方に
    設けられ、当該水計量器の前記給水流出口に自動開閉弁
    を介して給水配管され、かつ当該濃縮液計量器の前記濃
    縮液出口に自動開閉弁を介して給液配管され、当該給水
    ・給液配管の開口端が導入されているヘッダと、 (ヘ)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
    り制御する制御装置とを具備して成る濃縮液希釈装置。
  3. 【請求項3】(イ)自動開閉弁を介して水道元栓に接続
    され、下部に給水流出口を有し、高位置に配設される水
    計量器と、 (ロ)自動開閉弁を介して前記水計量器の前記給水流出
    口に接続され、前記水計量器の下部よりも湯位が下に位
    置するように設けられた貯湯タンクと、 (ハ)前記貯湯タンクの湯面下に設けられ、上部と下部
    とに自動開閉弁を設けた導入口と流出口とが配設され当
    該導入口から湯が流入し、当議流出口から定量の湯が流
    出する湯計量タンクと、 (ニ)濃縮液が収容され、高位置に配設されるパウチ
    と、 (ホ)前記パウチよりも低位置にあって自動開閉弁を介
    して当該パウチに接続され、下部に濃縮液出口を有する
    濃縮液計量器と、 (ヘ)前記湯計量タンクおよび前記濃縮液計量器よりも
    下方に設けられ、当該湯計量器の前記流出口に自動開閉
    弁を介して給湯配管され、かつ当該濃縮液計量器の前記
    濃縮液出口に自動開閉弁を介して給液配管され、当該給
    水・給液配管の開口端が導入されているヘッダと、 (ト)前記の全ての自動開閉弁を所定のプログラムによ
    り制御する制御装置とを具備して成る濃縮液希釈装置。
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