JPH0739757U - カッター - Google Patents

カッター

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JPH0739757U
JPH0739757U JP7054793U JP7054793U JPH0739757U JP H0739757 U JPH0739757 U JP H0739757U JP 7054793 U JP7054793 U JP 7054793U JP 7054793 U JP7054793 U JP 7054793U JP H0739757 U JPH0739757 U JP H0739757U
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JP
Japan
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cutting blade
handle
cutter
cutting
handle portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7054793U
Other languages
English (en)
Inventor
泰久 長谷川
Original Assignee
丸章工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柄部を把持して切断刃により段ボール等の被
切断材を切断する作業を容易に行うことができるカッタ
ーを提供する。 【構成】 柄部1の先端に切断刃2を連結する。この切
断刃2の基端部2fに背金9のロック爪9aを係合する
複数の凹部2g〜2jを設ける。ロック爪9aと凹部2
g〜2iとの係合位置を変更することにより、柄部1に
対する切断刃2の使用状態での複数の角度のなかから切
断作業に適した角度に選択する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば段ボールや発泡スチロール等の被切断材の切断作業を安全か つ迅速に行うことができるカッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、段ボール等を切断するためのカッターは、柄部の先端部に切断刃の基 端部が回動可能に軸着され、柄部内に収容した不使用状態とほぼ180度回転し た使用状態との二位置に切り換え可能になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記カッタは使用状態が柄部の先端部からほぼ真っ直ぐに突出する 一つの使用状態のみであったため、段ボール等の切断作業を容易に行うことがで きないという問題があった。すなわち、柄部を把持して腕を前方に延ばすと切断 刃は斜め上方に傾斜するので、切断刃を水平状態にして段ボールを切断しようと すると、柄部を持ち替えたり、持ち替えなくても身体や腕の姿勢を変化させたり する必要が生じ、非常に作業性が悪いという問題があった。
【0004】 この考案の第1の目的は上記従来の問題点を解消して例えば段ボール等の被切 断材の切断作業を容易に行うことができるカッターを提供することにある。 この考案の第2の目的は例えば段ボール等の被切断材をさらに容易に行うこと ができるカッターを提供することにある。
【0005】 又、この考案の第3の目的は柄部を把持して切断刃により段ボール等の被切断 材を安全かつ迅速に切断し、しかも切り口を綺麗に仕上げることができるカッタ ーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の考案は上記第1の目的を達成するため、柄部と、前記柄部の先 端部に対し回動可能に連結された切断刃と、前記柄部及び切断刃の連結部に設け られ、切断刃を使用状態において、複数の異なる傾斜角にロックする切断刃ロッ ク手段と、前記柄部に設けられ、前記ロック手段のロックを解除するためのロッ ク解除操作手段とにより構成している。
【0007】 又、請求項2記載の考案は、上記第2の目的を達成するため、請求項1におい て、切断刃ロック手段は柄部と切断刃とが下向きに直交する位置と、該直交位置 からほぼ43度前方に傾斜した位置と、柄部と同方向に延びる水平位置との3つ の使用位置に切り換えロック可能に構成している。
【0008】 又、請求項3記載の考案は、上記第3の目的を達成するため、請求項1又は2 において、切断刃を鋸歯にしている。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案は柄部に対し切断刃の使用状態が複数の角度に切り換え調 整することができるので、被切断物の切断作業が容易となる。
【0010】 又、請求項2記載の考案では柄部と切断刃とが下向きに直交する位置と、該直 交位置からほぼ43度前方に傾斜した位置と、柄部と同方向に延びる水平位置と の3つの使用位置に切り換えロック可能に構成されている。このため、切断刃が 傾斜位置にある状態で柄部を把持して腕を前方へ延ばすと、切断刃が丁度水平状 態となり、被切断物の切断作業が容易となる。
【0011】 さらに、請求項3記載の考案は、切断刃が鋸歯となっているので、例えば段ボ ール等の被切断材を安全かつ迅速に切断し、しかも切り口を綺麗に仕上げること ができる。
【0012】
【実施例】 以下、この考案を段ボールのカッターに具体化した一実施例を図1〜図15に 基づいて説明する。
【0013】 図1に示すように、柄部1の先端部には切断刃2が複数(この実施例では3つ )の使用位置と一つの収納位置との間で切り換え可能に連結されている。この切 断刃2の上下両縁にはそれぞれ鋸歯2a,2bが形成されている。又、切断刃2 は基端部から先端部にかけて幅狭となるようにテーパ状に形成されている。そし て、切断刃2の先端部に尖鋭部2cが形成されていて、段ボール等への切断刃2 の差し込みを容易に行うことが可能である。前記鋸歯2a,2bは図7に示すよ うに、ほぼ半円弧状に、かつ図8に示すように各歯先2dが交互に外側に傾斜す ように形成されている。又、各歯先2dの先端部には偏平部2eが形成されてい る。そして、鋸歯2a,2bに指等が単に接触しただけでは、怪我をしないよう にしている。
【0014】 図1〜図6により柄部1の構成を説明すると、左右一対の内側板3,4の基端 部間には両側板を平行に保持するスペーサ5が介在され、前後一対のカシメピン 6,7によってスペーサ5と両側板3,4が連結されている。両内側板3,4の 先端部間には切断刃2の基端部2fが挿入され、カシメピン8により切断刃2と 両内側板3,4が相対回動可能に連結されている。又、両内側板3,4の上部内 側空間には背金9がカシメピン10により回動可能に連結されている。前記切断 刃2の基端部2fの外周部には前記背金9の先端部に折り曲げ形成した切断刃ロ ック手段としてのロック爪9aを係合するための複数の係合凹部2g〜2jが形 成されている。前記係合凹部2gは切断刃2を図1に示すように水平使用状態に ロックし、凹部2hは切断刃2を図10に示すように斜め下方に傾斜する使用位 置にロックする。又、凹部2iは切断刃2を図10に示すように下向き垂直使用 状態にロックする。さらに、凹部2jは切断刃2を図9に示す柄部1内に収納し た状態にロックする。
【0015】 又、前記背金9の基端部と対応して、前記内側板3,4にはコイル状のバネ1 1が上下方向に収容され、該背金9を図1において反時計回り方向、つまりロッ ク爪9aを係合凹部2g〜2jのいずれか一つの凹部内に係合するように付勢し ている。前記復帰バネ11の下端は両内側板3,4に形成した凹所3a,4aの 底部3b,4bに係止され、上端部は背金9の基端部下面に一体形成した突部9 bに係合されている。又、前記背金9の基端部下面は前記スペーサ5の先端部に 形成した段差状のストッパ5aによって位置規制される。
【0016】 前記両内側板3,4の外側面には合成樹脂材よりなる左右一対の外側板部12 ,13が接合固定されている。両外側板部12の内面には内側板3,4をそれぞ れ嵌合する凹所12a,13aが形成され、外表面には滑り止め用の浅い凹所1 2b,13bが複数箇所に形成されている。又、前記内側板3,4には前記バネ 11の近傍に位置するように貫通孔3c,4cが形成されている。両孔3c,4 cには一方の外側板13に一体に形成した円筒状の連結筒部13bが貫通され、 該連結筒部13bに対し他方の外側板14に形成したネジ孔14cからボルト1 5を螺合することにより、両外側板13,14を互いに内側板3,4に締付固定 している。前記ボルト15の締め付け構造は、前記スペーサ5の中央部に形成し た孔5bにも同様に設けられている。前記柄部1の上部には背金9の基端部に設 けたロック解除操作手段としての操作部9cを指で下方に押動するための凹部1 6が形成されている。
【0017】 次に、前記のように構成した段ボールカッターについて、その作用を説明する 。 この段ボールカッターは、図1に示す使用状態において、背金9の操作部9c を凹部16内で下方で押動すると、背金9がピン10を中心に時計回り方向へ回 動され、ロック爪9aが係合凹部2gから外れる。このため切断刃2がピン8を 中心に回動可能になるので、例えば図10の鎖線で示すように前方斜め下向きに 切断刃2を回動して、背金9の操作部9cの押動を解除すると、ロック爪9aが 係合凹部2hに係合されて、切断刃2が傾斜状態にロックされる。同様に背金9 を操作して、切断刃2を図10に示す垂直状態に位置切り換えすることができる 。
【0018】 図10において前記水平位置にある切断刃2に対し傾斜位置にある切断刃2の 角度α1 は47度となっている。又、垂直位置にある切断刃2に対する傾斜位置 にある切断刃2の形成角度α2 は43度に設定されている。このため、柄部1を 手により自然な状態で把持して腕を前方へ水平に延ばした場合に切断刃2がほぼ 水平に保持されるので、段ボール等の切断作業性が向上する。
【0019】 なお、段ボールにくり抜き穴を形成する場合には、切断刃2の尖鋭部2cを段 ボールに差し込んで、スリットを形成する。このスリットを起点として所望する 例えば円形状のくり抜き穴を形成することができる。
【0020】 さらに、前記実施例では鋸歯2a,2bを円弧状に形成するとともに、各歯先 2d,2dの先端部に偏平部2eが形成されているので、段ボールの切断作業を 容易に行うことができるとともに、段ボールカッター自身の取扱を安全に行うこ とができる。
【0021】 特に、前記実施例では柄部1に対する切断刃2の使用状態を3つの位置に切り 換え可能に連結したので、切断しようとする段ボールの形状に応じて適正な切断 刃2の使用状態を選択することができる。このため、切断作業を迅速かつ容易に 行うことができる。
【0022】 さらに、前記実施例では切断刃2の上下両縁に鋸歯2a,2bを形成したので 、段ボールの切断作業を片側のみ鋸歯を有する構造と比較して容易に行うことが できる。
【0023】 又、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、次のように具体化する こともできる。 (1)図16に示すように切断刃2の基端部2fの凹部kを増加して、切断刃 2が上方に向かって傾斜する位置にロックできるように構成すること。この場合 には上側の鋸歯2aを手前に引きながら段ボールを切断する作業が容易となる。
【0024】 (2)図17に示すように、柄部1の内部に切断刃2を露出しないように収納 できるように構成すること。又、図17において柄部1の下部に小さい指挿入用 凹部20を設けて、切断刃2を取り出せるように構成すること。
【0025】 (3)図18に示すように、ポケットナイフの柄部1に対し切断刃2を複数の 使用状態に切り換え可能に構成すること。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の考案は、柄部を把持して切断刃により段 ボール等の被切断材を切断する作業を容易に行うことができる効果がある。
【0027】 又、請求項2記載の考案では切断刃が傾斜位置にある状態で柄部を把持して腕 を前方へ延ばすと、切断刃が丁度水平状態となり、被切断物の切断作業がさらに 容易となる。
【0028】 さらに、請求項3記載の考案は、切断刃が鋸歯となっているので、例えば段ボ ール等の被切断材を安全かつ迅速に切断し、しかも切り口を綺麗に仕上げること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を段ボールカッターに具体化した一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】内側位置と背金の分解斜視図である。
【図7】切断刃の部分正面図である。
【図8】切断刃の部分断面図である。
【図9】カッターの正面図である。
【図10】カッターの使用状態を示す正面図である。
【図11】カッターの使用状態を示す背面図である。
【図12】カッターの使用状態を示す平面図である。
【図13】カッターの使用状態を示す底面図である。
【図14】カッターの右側面図である。
【図15】カッターの使用状態を示す左側面図である。
【図16】この考案の別例を示すカッターの断面図であ
る。
【図17】この考案の別例を示すカッターの正面図であ
る。
【図18】この考案の別例を示すカッターの正面図であ
る。
【符号の説明】
1…柄部、2…切断刃、2a,2b…鋸歯、2g〜2k
…切断刃ロック手段としての係合凹部、9…背金、9a
…切断刃ロック手段としてのロック爪、9c…ロック解
除操作手段としての操作部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部と、前記柄部の先端部に対し回動可
    能に連結された切断刃と、 前記柄部及び切断刃の連結部に設けられ、切断刃を使用
    状態において、複数の異なる傾斜角にロックする切断刃
    ロック手段と、 前記柄部に設けられ、前記ロック手段のロックを解除す
    るためのロック解除操作手段とを備えたことを特徴とす
    るカッター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、切断刃ロック手段は
    柄部と切断刃とが下向きに直交する位置と、該直交位置
    からほぼ43度前方に傾斜した位置と、柄部と同方向に
    延びる水平位置との3つの使用位置に切り換えロック可
    能に構成されているカッター。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、切断刃は鋸歯
    であるカッター。
JP7054793U 1993-12-28 1993-12-28 カッター Pending JPH0739757U (ja)

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JP7054793U JPH0739757U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 カッター

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JP7054793U JPH0739757U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 カッター

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019104114A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 コクヨ株式会社 転写具
CN109941813A (zh) * 2017-12-08 2019-06-28 国誉株式会社 转印用具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019104114A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 コクヨ株式会社 転写具
CN109941813A (zh) * 2017-12-08 2019-06-28 国誉株式会社 转印用具
CN109941813B (zh) * 2017-12-08 2022-07-19 国誉株式会社 转印用具

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