JPH0738897Y2 - 顕微鏡用架台 - Google Patents

顕微鏡用架台

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JPH0738897Y2
JPH0738897Y2 JP12087289U JP12087289U JPH0738897Y2 JP H0738897 Y2 JPH0738897 Y2 JP H0738897Y2 JP 12087289 U JP12087289 U JP 12087289U JP 12087289 U JP12087289 U JP 12087289U JP H0738897 Y2 JPH0738897 Y2 JP H0738897Y2
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JP
Japan
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horizontal arm
arm
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horizontal
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JP12087289U
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JPH0394507U (ja
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章 渡辺
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、垂直軸に対して水平方向に回転かつ進退可能
な水平アームを持つ顕微鏡用架台に関する。
[従来の技術] 顕微鏡は標本や資料の観察に便利なように架台に支持さ
れるが、大きな標本等を観察する場合や標本のまわりに
広いスペースを必要とする場合には、ベース上に起立し
た垂直な軸に、先端で顕微鏡を支持する水平アームを水
平に回転かつ進退可能に取付けた構造の架台が用いられ
る。
この種架台の水平アームは断面が丸形あるいは角型のポ
ール部材を用い、樹脂または金属のブッシュなどを介し
て垂直軸に取付け、回転及び進退の摺動性を向上させる
ようにした取付け構造のものが多い。このほか、水平ア
ームの支持部にラックとピニオンを取付け、ピニオンと
連動するハンドルなどの操作によって水平アームを進退
駆動させる方式のものもある。
[考案が解決しょうとする課題] 前記した従来の架台は、垂直軸に対する水平アームの回
転は割合い円滑であるが、水平アームの進退移動が滑ら
かでなく、特に重量のある鏡体や写真装置、テレビカメ
ラ、証明器具等のアクセサリーを搭載した場合には進退
移動する際にガタつきやビビリなどが生じて操作感が悪
く、また水平アームの回転と進退移動では操作力量が異
なるため、鏡体を狙った標本位置に移動させる上で不便
である。特に標本に対して鏡体を微妙な位置合わせを行
ないたい場合、従来のブッシュ式の架台ではむずかし
い。
一方、水平アームの支持部にラックを設け、ピニオンと
連動するハンドル操作によって水平アームを進退移動さ
せる方式の架台では、水平アームの回転と進退移動が容
易で位置合わせが行ない易いが、水平アームを大幅に進
退移動させたいときにはハンドルを回し続けなければな
らず不便であり、またこの方式では水平アームが長くな
ると鏡体の位置と操作部であるハンドルとの位置が離れ
てしまい、検鏡者にとって操作しにくく、その上コスト
高であるという点で不利である。
本考案は、鏡体を標本位置に円滑に進退移動させること
ができ、しかも微妙な位置合わせが容易にできる顕微鏡
用架台を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の顕微鏡用架台は下記2項の構造を特徴としてい
る。
(1)垂直に対して水平方向に回転かつ進退可能な水平
アームを持つ顕微鏡用架台において、水平アームを、垂
直軸に回転可能に嵌合したジョイント部材に転がり軸受
けを介して進退可能に挿通し、かつ摩擦により水平アー
ムの動きを抑える重さ出し機構を付設したもの、及び (2)水平軸に対して水平方向に回転かつ進退可能な水
平アームを持つ顕微鏡用架台において、水平アームを、
垂直軸に回転可能に嵌合したジョイント部材に転がり軸
受けを介して進退可能に挿通し、かつ水平アームを進退
移動する摩擦車を着脱可能に付設したもの、である。
[作用] (1)転がり軸受は滑動性が高いので、この転がり軸受
でジョイント部材に支持された水平アームの進退移動は
極めて滑らかとなり、ガタつきやビビリは解消されて操
作性が向上し、鏡体を容易、円滑に標本位置に移動させ
ることができる。従って、操作力量が小さくてすみ、鏡
体の移動はこの鏡体を持って行なうことができる。また
手動操作の摩擦による重さ出し機構を具えているので、
この機構を適宜に効かせることにより操作者の希望の移
動力量に調整でき、同時に微妙な位置合わせも容易とな
り、さらに進退移動を回転移動に合わせて調整すれば、
2方向の移動が平面的に行え、より自由な位置合わせが
行なえる。
(2)転がり軸受は滑動性が高いので、この転がり軸受
でジョイント部材に支持された水平アームの進退移動は
極めて滑らかとなる。この水平アームはハンドル等によ
り手動操作の摩擦車の摩擦力で駆動させて進退移動する
ので、微妙な位置合わせが容易である。また摩擦車は接
離可能なので、必要により水平アームから離脱させるこ
とができ、このときは水平アームのハンドルにより手動
操作は解除となる。
[実施例] 以下第1図、第2図を参照して本考案の第1の実施例を
説明する。両図において、1はベース、2はこのベース
1から起立された垂直軸、3はこの垂直軸2に上下方向
スライド可能かつ回転可能に外嵌されたジョイント部
材、4がこのジョイント部材3に水平方向に進退可能に
挿通された水平アームで、先端部で顕微鏡5を吊り支持
している。
ジョイント部材3は、垂直軸2に外嵌する縦筒部6と、
水平アーム4を挿通させる横筒部7とを一体化した逆L
形の形状であり、横筒部7下面部には下面解放の溝状収
納部8を凹設形成している。このジョイント部材3は、
ブッシュ9を介して垂直軸2に外嵌されて円滑に回転か
つ上下動できるようにしてあり、また下方に垂直軸2に
外嵌する環状のストッパー10を上下動可能に設けてお
り、このストッパー10を螺通した止めねじ11で締め付け
固定することによりジョイント部材3の高さの位置決め
ができるようになっている。そして水平アーム4を、リ
ニアボールベアリング12による転がり軸受により横筒部
7で水平に支持している。リニアボールベアリング12は
横筒部7に2個並置してある。
リニアボールベアリング12は、軸および外筒のボール軸
走面を円筒形状に形成し、負荷ボールは一体保持器によ
って軸方向に整列案内された公知のもので、負荷ボール
と軸は点接触のため最小の摩擦抵抗でころがり運動し軽
快な運動が得られる。従って、水平アーム4はガタつき
やビビリを生じることなく滑らかに進退移動できる。
またジョイント部材3の溝状収納部8には、水平アーム
4に平行に補助アーム13が通してあり、この補助アーム
13は後端(図示右端)のバランサー兼用の後部結合板1
4、前端の前部結合板15で水平アーム4と一体的に結合
され、水平アーム4が回転することのないような取付け
としてあり、前部結合板15からは、支持柱16を垂下した
支え部材17が前方に突き出ししてあり、顕微鏡5は、ア
ーム18端の固定ノブ19を設けた取付け環20を支持柱16に
嵌合するとで吊り支持されている。
つぎに、溝状収納部8内面に補助アーム13に接する摺動
性のある例えばトリアセタールなどの合成樹脂よりなる
ばね部材21を設け、このばね部材21を、収納部8部壁を
螺通させた摘み22をねじ込むことで補助アーム13に押し
付け、この補助アーム13、換言すれば水平アーム4の滑
りを摩擦力によって調整する重さ出し機構が設けてあ
る。即ち、摘み22のねじ送りの操作量によってブレーキ
力量が調整できる。
この実施例によれば、水平アーム4のジョイント部材3
を介した垂直軸2に対する回転は滑らかであることか
ら、この回転と適宜に重さ出しした進退移動を組み合わ
せることにより、顕微鏡5の移動を広範囲に滑らかに、
そして微妙な位置合わせを行なうことができる。
なお、第1図及び第2図で、23はジョイント部材3の回
転と上下動の制動ハンドルで、移動操作するとき緩めら
れる。24は進退スライド用ノブ、25は準焦部、26はピン
ト合わせ用ハンドルである。
第3図は、リニアボールベアリング12の一部を切欠き、
この切欠き部27に位置する水平アーム4に穴を穿ち、こ
の穴に、ジョイント部材3を貫通し切欠き部27を通して
外部から穴にピン28を差込み固定し、水平アーム4を進
退スライドはするが回転はしないようにして補助アーム
13を省略した場合のものである。一部を切欠いたリニア
ボールベアリングとしては、公知の開放形がそのまま適
用できる。
つぎに、第2の実施例を第4図(a)(b)(c)で説
明する。この実施例は、ゴムローラからなるハンドル操
作の摩擦車29を補助アーム13に接離可能に設け、微動移
動時にはハンドル30操作で水平アーム13、従って水平ア
ーム4を摩擦車29の摩擦力で移動させるようにしたもの
である。
即ち、摩擦車29はハンドル30と同軸としてあり、枠31下
部に角部を枢着したシーソー可能なL形アーム32の横片
先端に補助アーム13上に乗るように配置され、またL形
アーム32背面側にヒゲつきばね32を配し、このばね33の
縦ヒゲとL形アーム32の縦片間に回転可能な操作レバー
34のピン35を割り込ませ、(a)図のようにレバー34を
横向きに倒したときには、このレバー34がばね33に抗し
てL形アーム32を半時計方向に回動させて摩擦車29をア
ーム13に押付け、ハンドル30操作により補助アーム13、
換言すれば水平アーム4のスライドを可能とし、同図
(b)のようにレバー34を縦向きに切換えると、ばね33
でL形アーム32を時計方向に駆動させ、これにより摩擦
車29を補助アーム13すら浮かせるようにしている。この
場合は水平アーム4の移動はハンドル30操作から解除さ
れ、リニアボールベアリング12による滑らかな移動とな
る。
この摩擦車機構は1対の取付けねじ36,36によりジョイ
ント部材3に着脱可能に取付けてある。従って微動操作
の必要のない場合は摩擦車を組合わせないことができ、
システム性が向上する。
[考案の効果] (1)上記したように本考案では、水平アームを、垂直
軸に回転可能に嵌合したジョイント部材に転がり軸受け
介してを進退可能に挿通したので、進退スライドは極め
て滑らかになって操作性が向上し、顕微鏡を容易、円滑
に目標位置に移動させることができ、また重さ出し機構
を具えているので、微妙な位置合わせも容易となり、さ
らに顕微鏡を持って顕微鏡移動が行なえるので、操作部
が遠いという不便が解消される。
(2)ハンドル操作の摩擦車で水平アームを進退移動で
きるようにしたので、微妙な位置合わせができ、この摩
擦車は水平アームに対し切換えにより離脱できるので、
滑動性の高に粗移動と微動の切換えが可能となり、さら
に位置合わせが容易となる。また摩擦車を利用するの
で、従来におけるピニオン・ラックを使用する必要がな
く、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案顕微鏡用架台の第1の実施例の一部を破
断して示した全体正面図、第2図は第1図のA−A線矢
視図、第3図は同実施例で補助アームを省略した場合の
第2図に対応した図、第4図(a)(b)は一部を破断
して示した第2の実施例の作用を示すそれぞれ要部正面
図、同図(c)は同実施例の摩擦車の正面図である。 1……ベース、2……垂直軸 3……ジョイント部材、4……水平アーム 5……顕微鏡、12……リニアボールベアリング 13……補助アーム、21……ばね部材 22……摘み、27……切欠き部 28……ピン、29……摩擦車 30……操作ハンドル、33……ヒゲ付きばね 34……操作レバー、36,36……取付けねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直軸に対して水平方向に回転かつ進退可
    能な水平アームを持つ顕微鏡用架台において、水平アー
    ムを、垂直軸に回転可能に嵌合したジョイント部材に転
    がり軸受けを介して進退可能に挿通し、かつ摩擦により
    水平アームの動きを抑える重さ出し機構を付設したこと
    を特徴とする顕微鏡用架台。
  2. 【請求項2】垂直軸に対して水平方向に回転かつ進退可
    能な水平アームを持つ顕微鏡用架台において、水平アー
    ムを、垂直軸に回転可能に嵌合しジョイント部材に転が
    り軸受けを介して進退可能に挿通し、かつ水平アームを
    進退駆動する摩擦車を着脱可能に付設したことを特徴と
    する顕微鏡用架台。
JP12087289U 1989-10-16 1989-10-16 顕微鏡用架台 Expired - Lifetime JPH0738897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12087289U JPH0738897Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16 顕微鏡用架台

Applications Claiming Priority (1)

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JP12087289U JPH0738897Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16 顕微鏡用架台

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Publication Number Publication Date
JPH0394507U JPH0394507U (ja) 1991-09-26
JPH0738897Y2 true JPH0738897Y2 (ja) 1995-09-06

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ID=31668925

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JP12087289U Expired - Lifetime JPH0738897Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16 顕微鏡用架台

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