JPH0738794A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0738794A
JPH0738794A JP5179165A JP17916593A JPH0738794A JP H0738794 A JPH0738794 A JP H0738794A JP 5179165 A JP5179165 A JP 5179165A JP 17916593 A JP17916593 A JP 17916593A JP H0738794 A JPH0738794 A JP H0738794A
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image pickup
signal
photoconductive
period
pickup tube
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JP5179165A
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English (en)
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Masaharu Ooka
正治 大岡
Tetsuo Yoshida
哲男 吉田
Junichi Yamazaki
順一 山崎
Hirotaka Maruyama
裕孝 丸山
Setsu Kubota
節 久保田
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Hitachi Denshi KK
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光導電型撮像管を間欠走査方式で使用した場合
での画像領域外に生じてしまう不要電荷の蓄積が無く、
超高感度光導電型撮像管などに適用して充分に高感度化
が図れるようにした撮像装置を提供すること。 【構成】光導電型撮像管をオーバースキャンさせ、間欠
走査させるための垂直ブランキング信号3Aにおいて、
読出停止期間中でも、オーバースキャン期間A1、A2
は電子ビームを射出させ、光導電型ターゲットの画像領
域外の部分からの電荷を取出すようにしたもの。 【効果】光導電膜の電子ビーム走査側における画像領域
の電位に対する画像領域外の電位を低く保つことがで
き、このため、さざなみ現象や高速反転現象などの異常
現象や、暗電流シェーディング、図形歪、戻りビームに
よる電極反射像などの偽信号等が生じ難く、高感度特性
を安定した良好な画質のもとで容易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像管を用いた撮像装
置に係り、特に低輝度の被写体の撮像に際しても充分に
良好な画質が得られる高感度の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像装置では、固体撮像装置や撮像管が
必要であるが、これらの絶えざる命題の1に高感度化が
ある。そして、撮像管の感度を増加させる方法について
は、例えば「イメージセンサの基礎と応用」(木内雄二
著、日刊工業新聞社、1991年)などによれば、II
(イメージインテンシファイヤ)と呼ばれる光増強管を用
い、これを光ファイバープレート又はリレーレンズによ
りCCDと結合したものや、IIの内部に2次電子増倍
を行うMCP(マイクロチャンネルプレート)を組込んで
更に感度を高めたもの、或いは非晶質Se光導電膜の中
での雪崩増倍を利用した超高感度光導電型撮像管などが
紹介されている。
【0003】そして、例えば特開昭63−304551
号公報によれば、この超高感度光導電型撮像管において
は、膜厚が2μmの非晶質Se光導電膜ターゲットを用
い、これに約240Vの電圧を印加した場合には、量子
効率10以上の高い感度が得られ、このとき、光導電膜
に印加する電圧を変えることにより、光導電膜による増
倍率を変えることができた旨、説明されている。
【0004】図2は、このような超高感度光導電型撮像
管も含めて、光導電型の撮像管の一般的な構成例を示し
たもので、この撮像管1はダイオード型(二極管型)電子
銃を備えた電界集束電界偏向型のものであり、図示のよ
うに、フェースプレート9により真空封止されたガラス
管2の中にカソード電極3と、第1グリッド電極4、垂
直偏向電極5、それに水平偏向電極6を封入し、フェー
スプレート9の内面に光導電膜(光導電ターゲット)8を
形成したものである。なお、周知のように、フェースプ
レート9と光導電膜8の間には透明導電体からなる信号
電極があるが、図では省略してある。
【0005】そして、カソード電極3から発生された電
子ビームEBは、垂直偏向電極5と水平偏向電極6によ
り偏向され、図示してない静電集束電極により与えられ
ている集束電界により集束され、フェースプレート9の
内面に設けてある光導電膜8の内面を走査して画像信号
を読出すのである。
【0006】そして、このとき、カソード電極3からの
電子ビームEBの射出と遮断は、周知のように、カソー
ド電極3と第1グリッド電極4との間での電位により制
御され、カソード電極3の電位が第1グリッド電極4の
電位よりも低いときだけ電子ビームEBが射出されるよ
うになっている。なお、このための信号をブランキング
信号というが、これは、周知のように、垂直ブランキン
グ信号と水平ブランキング信号とからなり、これらが重
複してブランキング信号となっている。
【0007】このとき、このような撮像管1では、電子
ビームEBによる光導電膜8の走査範囲、つまり画像範
囲は、図3に示すように、光導電膜8の全面ではなく
て、その周辺部を除いた領域8aに限られるのが通例で
あり、このため、その周辺に、電子ビームにより走査さ
れない領域8bが存在する。従って、領域8aが画像領
域となり、領域8bが画像領域外となる。
【0008】そこで、この結果、このような撮像管1で
は、撮像動作中、これらの領域、つまり画像領域8aと
画像領域外8bの間に電位差が生じてしまう。
【0009】これは、画像領域8aでは、その表面の電
位がカソード電位に平衡するのに対して、画像領域外8
bでは、その表面の電位は、暗電流や漏れ光等により発
生した電荷の影響で上昇し続け、最終的には光導電膜に
印加されている電圧に平衡してしまうからである。
【0010】ところで、上記した超高感度光導電型撮像
管でも、図3に示したように、画像領域8aと画像領域
外8bがある。一方、既に説明したように、この超高感
度光導電型撮像管では、その光導電膜に印加すべき電圧
が、従来のビジコンなどと呼ばれている一般的な光導電
型撮像管に比して大幅に高くなっている。
【0011】そこで、この結果、この超高感度光導電型
撮像管では、これら画像領域8aと画像領域外8b間で
の電位差がかなり大きくなってしまい、画像領域8aの
周辺部では、さざなみ現象や高速反転現象などの異常現
象が、また走査領域内では暗電流シェーディング、図形
歪、戻りビームによる電極反射像などの偽信号が生じて
しまう。
【0012】そこで、これらの異常現象や偽信号を抑制
する方法としては、従来から、透明信号電極の形状を走
査領域とほぼ同形状にまで狭める方法や、電子ビームの
走査側表面層の荒さを大きくして2次電子放出が起こり
づらくする方法などが提案されているが、さらに特公平
1−23036号公報では、通常は走査しない非走査領
域も含めて走査する、いわゆるオーバースキャンによる
方法について提案している。
【0013】次に、撮像装置の高感度化については、従
来から間欠走査や低速走査(スロースキャン)などの方法
が知られている。周知のように、光導電型ターゲットを
備えた蓄積型の撮像管では、所定の周期毎に画像信号の
読取りが行なわれ、従って、この所定の周期が画像信号
の蓄積時間となり、この蓄積時間に応じて感度が増加す
る。そこで、撮像感度を上げるためには、この蓄積時間
を長くしてやれば良い。
【0014】しかしながら、テレビカメラなどの撮像装
置では、通常、60フィールド毎秒(毎秒60コマ)で画
像を撮影するようになっており、従って、1フィールド
の画像に対する撮像管での電荷蓄積時間は、最大でも1
/60秒にしかならない。
【0015】そこで、この電荷蓄積時間を増加させて感
度を上げる方法として、上記したように、間欠走査や低
速走査などの方法が知られているのであり、例えば、兼
六館出版発行「放送技術 2月号 1981」(132ぺ
ージ〜137ページ)では、撮像管を間欠動作させたも
のについて開示しており、また、「テレビジョン学会誌
Vol.44 No.2 1990」(147ページ〜151ペ
ージ)では、天文台等で用いられている冷却CCD撮像
装置に適用した例について開示している。
【0016】この間欠走査方式とは、例えば、図4に示
すような制御信号を用いて走査を行なうもので、図にお
いて、3B、3Cはカソード電極3に印加される垂直ブ
ランキング信号の波形で、5Bは垂直偏向電極5に供給
される垂直偏向信号の波形である。なお、水平ブランキ
ング信号と水平偏向信号については、省略してある。
【0017】そして、通常の走査方式では、この図4の
垂直ブランキング信号3Bを用い、各フィールド期間
(垂直走査期間)毎にブランキング期間を除いて電子ビー
ムを射出し、各フィールド期間毎に順次、ターゲットか
ら画像信号を読出すようにしているのに対して、間欠走
査方式では、図4の垂直ブランキング信号3Cを用い、
或る1フィールド期間(信号読出期間)で電子ビームを射
出し、画像信号を読出したら、それに続く複数フィール
ド期間、例えば数フィールドから数10フィールドにわ
たる任意のフィールド期間(読出停止期間)の間は電子ビ
ームを遮断し、その後の或る1フィールド期間(次の信
号読出期間)でまた電子ビームを射出し、画像信号を読
出し、これを順次繰り返す方式である。
【0018】そして、この間欠走査方式によれば、通常
なら暗くて撮影できない低照度の条件に於いても明るい
画像が得られ、信号と雑音の比も高く取れること、また
カメラと被写体の相対的な動きが少ない場合には、高い
解像度が維持できるなどの利点が確かめられており、従
って、例えば顕微鏡下でのガン細胞の分裂の様子や、天
体望遠鏡による星雲の観察など、極端に暗い被写体に対
しても、良好な画像が得られている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、光導
電型撮像管をオーバースキャンした上で間欠走査方式で
使用した場合の問題点について充分な配慮がされておら
ず、間欠期間中に暗電流や漏れ光等の影響によって画像
領域外に生じてしまう不要電荷の蓄積が避けられず、上
記した異常現象や偽信号を充分に抑制することが困難で
あるという問題があった。特に、より高い感度を得るた
めに超高感度光導電型撮像管を用いた上で、更にこの撮
像管を間欠走査方式で使用した場合には、上記の問題
は、より一層深刻になる。
【0020】本発明の目的は、光導電型撮像管をオーバ
ースキャンした上で間欠走査方式で使用した場合での画
像領域外に生じてしまう不要電荷の蓄積が無く、超高感
度光導電型撮像管などに適用して充分に高感度化が図れ
るようにした撮像装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、オーバース
キャンをした上で、1フィールドの信号読出期間に続く
少なくとも2フィールドの読出停止期間を設けた間欠走
査方式において、読出停止期間の内の少なくとも1フィ
ールド期間毎に光導電型ターゲットの画像領域外の部分
だけから、ここに蓄積された電荷の読出を行なわせる制
御手段を設けることにより達成される。
【0022】
【作用】上記制御手段は、間欠走査における読出停止期
間でも、撮像管の光導電膜の画像領域外、つまりオーバ
ースキャン領域からの電荷の読出しだけは継続されるよ
うに働く。従って、常に光導電膜の電子ビーム走査側に
おける画像領域の内側に対して外側の電位を低くでき、
このため、さざなみ現象や高速反転現象などの異常現象
や、暗電流シェーディング、図形歪、戻りビームによる
電極反射像などの偽信号等が生じ難く、高感度特性を安
定した良好な画質のもとで容易に実現できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明による撮像装置について、図示
の実施例により詳細に説明する。まず、本発明の一実施
例においては、上記した超高感度光導電型撮像管を使用
している。なお、その構成は、図2で説明した通りであ
る。
【0024】図1は、本発明の一実施例におけるブラン
キング信号と偏向信号の波形を示したもので、図におい
て、3Aはカソード電極3に印加される垂直ブランキン
グ信号、5Aは垂直偏向電極5に印加される垂直偏向信
号、3A'はカソード電極3に印加される水平ブランキ
ング信号、そして6Aは水平偏向電極6に印加される水
平偏向信号である。なお、この結果、実際には、垂直ブ
ランキング信号3Aと水平ブランキング信号3A'と
は、重複してカソード電極3に印加されることは、既に
説明した通りである。
【0025】垂直ブランキング信号3Aは、1フィール
ド期間において、図3の垂直走査軸イ−ロに沿った画像
領域8aに対応した期間Aに加えて、その前後の画像領
域外8bに対応した期間A1、A2の電子ビーム射出期間
を有している。そして、更にこの垂直ブランキング信号
3Aは、図示のように、信号読出期間では、画像領域8
aに対応した期間Aと、その前後の期間A1、A2が全て
電子ビーム射出期間になっているのに対して、読出停止
期間では、画像領域8aに対応した期間Aが電子ビーム
遮断期間になるのは当然のことであるが、図示のよう
に、画像領域外8bに対応した期間A1、A2だけは電子
ビーム射出期間になるような波形にしてある。
【0026】同様に、水平ブランキング信号3A'は、
各フィールド期間内の各1水平期間(ライン走査期間)に
おいて、図3の水平走査軸ハ−ニに沿った画像領域8a
に対応した期間Bに加えて、その前後の画像領域外8b
に対応した期間B1、B2の電子ビーム射出期間を有して
いる。そして、さらにまた、この水平ブランキング信号
3A'でも、同じく図示のように、信号読出期間では、
画像領域8aに対応した期間Bと、その前後の期間
1、B2が全て電子ビーム射出期間になっているのに対
して、読出停止期間では、画像領域8aに対応した期間
Bが電子ビーム遮断期間になるのは当然のことである
が、図示のように、画像領域外8bに対応した期間
1、B2だけは電子ビーム射出期間になるような波形に
してある。
【0027】次に、垂直偏向信号5Aは、図3の垂直走
査軸イ−ロに沿った画像領域8aに対応した偏向波形期
間Aに加えて、その前後の画像領域外8bに対応した偏
向波形期間(オーバースキャン期間)A1、A2を有してい
る。同様に、水平偏向信号6Aは、各フィールド期間内
の各1水平期間において、図3の水平走査軸ハ−ニに沿
った画像領域8aに対応した偏向波形期間Bに加えて、
その前後の画像領域外8bに対応した偏向波形期間(オ
ーバースキャン期間)B1、B2を有している。
【0028】そして、これらの垂直偏向信号5Aと、水
平偏向信号6Aにおける偏向波形期間Aと偏向波形期間
Bは、ターゲット面での通常の画像領域、つまり画像領
域8aを電子ビームが走査するための鋸歯状波部分であ
り、その前後にある偏向波形期間A1、A2と偏向波形期
間B1、B2は、画像領域8aを走査するための鋸歯状波
部分よりも波高が高くしてあり、これにより電子ビーム
が画像領域の外側、つまり画像領域外8bまで走査、つ
まりオーバースキャン走査できるようにしてある。
【0029】そこで、この図1に示した垂直ブランキン
グ信号3Aと水平ブランキング信号3A'を重畳して、
図2に示した撮像管のカソード電極3に印加すると共
に、垂直偏向信号5Aを垂直偏向電極5に、そして水平
偏向信号6Aは水平偏向電極6に、それぞれ供給して動
作させると、電子ビームEBが光導電ターゲット(光導
電膜)8上を2次元的に走査し、画像による電荷の読出
が適切に制御される。
【0030】すなわち、図3に示すように、光導電ター
ゲット8を電子ビーム走査側から見ると、信号を読み出
す第1のフィールド期間に於いては、画像領域8aと画
像領域外8bの双方の領域から電荷が読出され、また、
信号電荷蓄積期間となる読出停止期間に入った第2フィ
ールド期間以降は、画像領域外8bだけから不要な電荷
のみが読出されるようになる。
【0031】従って、この実施例においては、信号電荷
蓄積期間となる読出停止期間に入っているときでも、画
像領域外8b部分についての電子ビームEBによる信号
読出走査だけは順次継続され、不要な電荷が取出されて
いることになる。
【0032】そして、この結果、この実施例によれば、
蓄積フィールド数を多くしても、光導電ターゲット8の
電子ビーム走査側における画像領域の内側に対して、外
側の電位が増大することはなく、従って、光導電ターゲ
ットに対する印加電圧が高い超高感度光導電型撮像管を
用いて長時間の間欠走査動作を行っても、画像領域外に
不要電荷が蓄積されることがなく、さざなみ現象や高速
反転現象などの異常現象や、暗電流シェーディング、図
形歪、戻りビームによる電極反射像等の偽信号等が生じ
難く、安定した良好な画質のもとで、高感度を実現する
ことができる。
【0033】次に、上記実施例における垂直ブランキン
グ信号3Aと、水平ブランキング信号3A'を発生する
回路の一実施例について、図5により説明する。まず、
図5において、60は第1のブランキング信号aの入力
端子、61は第2のブランキング信号bの入力端子、6
2は第3のブランキング信号dの入力端子、63は間欠
走査切換信号eの入力端子、64は間欠走査停止用信号
の入力端子、65はEXOR(エクスクルーシブ・オア)
回路、66はアンド回路、67は切換回路、68は反転
(インバータ)回路、そして69は垂直ブランキング信号
3A又は水平ブランキング信号3A'の出力端子であ
る。
【0034】図6は、この図5の回路の動作を説明する
波形図で、まず、入力端子60に供給される第1のブラ
ンキング信号aは、図1の信号3Aにおける期間A、又
は信号3A'における期間Bを設定するための信号で、
オーバースキャンをしないで画像領域だけを走査する場
合の通常のブランキング信号と同じパルス幅のものであ
る。次に、入力端子61に供給される第2のブランキン
グ信号bは、図1の信号3Aにおける期間A1、A2、又
は信号3A'における期間B1、B2を設定するための信
号で、オーバースキャンをして画像領域外をも走査する
場合のブランキング信号と同じパルス幅のものである。
【0035】これら第1のブランキング信号aと第2の
ブランキング信号bはEXOR回路65に入力され、信
号cが出力される。この結果、この信号cは、画像領域
外に対応した部分だけがハイレベルになっている。一
方、入力端子62に供給されている第3のブランキング
信号dは、第2のブランキング信号bの極性が反転され
た信号になっており、これにより信号読出期間でのブラ
ンキング信号を得るようになっている。
【0036】また、入力端子63に印加されている間欠
走査切換信号eは、信号読出期間と読出停止期間を設定
する信号で、図6に示されているように、1フィールド
の信号読出期間の間はローレベルを保ち、それに続く所
定のフィールド数からなる読出停止期間の間はハイレベ
ルを保つ信号波形になっている。
【0037】そして、入力端子64に入力されている間
欠走査停止用信号は、図1の実施例では説明しなかった
が、必要に応じて間欠走査を停止させて、普通の連続し
た走査による撮像動作に切換えることができるようにす
るための信号で、図示のように、連続走査に切換えると
きにはローレベルにし、間欠走査させるときには、ハイ
レベルのままにしておくようになっており、この結果、
この間欠走査停止用信号がハイレベルのときには、アン
ド回路66の出力に間欠走査切換信号eがそのまま表わ
れ、これにより切換回路67が制御されるようになって
いる。
【0038】従って、この切換回路67は、間欠走査停
止信号がローレベルのときは、図示のように、切換回路
67は下側に切換わって入力端子62に供給されている
第3のブランキング信号dを反転回路68に供給し、ハ
イレベルのときには、図示と反対に、切換回路67は上
側に切換わってEXOR回路65の出力信号cを反転回
路68に供給するように動作する。
【0039】この結果、第1のブランキング信号aと第
2のブランキング信号b、それに第3のブランキング信
号dの各信号の周期をフィールド周期(垂直走査周期)に
同期させてやれば、出力端子69に垂直ブランキング信
号3Aを得ることができ、ライン周期(水平走査周期)に
同期させてやれば、出力端子69に水平ブランキング信
号3A'を得ることができる。
【0040】他方、間欠走査切換信号eがローレベルの
ときは、図示のように、切換回路67は下側に切換わっ
たままになり、従って、このときには、入力端子62に
供給されている第3のブランキング信号dが反転回路6
8を介して出力端子69に表われるようになり、普通の
連続した走査が得られることになり、従って、この実施
例によれば、任意に間欠走査と連続走査の切換えを行な
うことができる。
【0041】なお、垂直偏向電極5に供給するためのオ
ーバースキャン用の垂直偏向信号5Aと、水平偏向電極
6に供給するための、同じくオーバースキャン用の水平
偏向信号6Aについては、例えば上記した特公平1−2
3036号公報にも記載されているように、周知なの
で、詳細な説明は割愛する。
【0042】ところで、以上の実施例では、ダイオード
型の電子銃と電界偏向型の撮像管を用いて本発明を実施
した場合について説明したが、電子銃がトライオード型
の撮像管でも良く、また偏向方式としても、電界偏向
(静電偏向)に限らず、磁界を用いた電磁偏向型でも差し
支えない。
【0043】また、撮像管の電子銃から射出される電子
ビームの制御に関しては、上記実施例で示したカソード
電圧波形で行う方法以外に、カソード電極と、これに対
向して設けられた第1グリット電極又は第2グリット電
極などとの電圧差によって制御しても差し支えない。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、光導電膜の電子ビーム
走査側における画像領域の電位に対する画像領域外の電
位を低く保つことができ、このため、さざなみ現象や高
速反転現象などの異常現象や、暗電流シェーディング、
図形歪、戻りビームによる電極反射像などの偽信号等が
生じ難く、高感度特性を安定した良好な画質のもとで容
易に得ることができるので、超高感度光導電型撮像管な
どに適用して充分に高感度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像装置の一実施例における制御
動作を説明するための波形図である。
【図2】光導電型撮像管の一例を示す説明図である。
【図3】光導電型撮像管におけるターゲットの走査範囲
の説明図である。
【図4】従来技術による間欠走査を説明するための波形
図である。
【図5】本発明の一実施例における制御用の信号発生手
段の一実施例を示す回路図である。
【図6】信号発生手段の動作を説明するための波形図で
ある。
【符号の説明】
1 光導電型撮像管(超高感度光導電型撮像管) 2 ガラス管 3 カソード電極 4 第1グリッド電極 3A 垂直ブランキング信号 3A' 水平ブランキング信号 5 垂直偏向電極 5A オーバースキャン用の垂直偏向信号 6 水平偏向電極 6A オーバースキャン用の水平偏向信号 8 光導電膜(光導電ターゲット) 8a 画像領域 8b 画像領域外 9 フェースプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 順一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 丸山 裕孝 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 久保田 節 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電型ターゲットを備えた撮像管を用
    い、1フィールドの信号読出期間に続く少なくとも2フ
    ィールドの読出停止期間を設けて間欠走査を行なう方式
    の撮像装置において、上記読出停止期間の内の少なくと
    も1フィールド期間毎に上記光導電型ターゲットの画像
    領域外の部分だけからここに蓄積された電荷の読出を行
    なわせる制御手段を設け、上記光導電型ターゲットの画
    像領域外の部分に存在する電荷を除去するように構成し
    たことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、上記撮像管
    が、非晶質セレンを主成分としたターゲットを用い、該
    ターゲット内での雪崩増倍を利用した高感度撮像管で構
    成されていることを特徴とする撮像装置。
JP5179165A 1993-07-20 1993-07-20 撮像装置 Pending JPH0738794A (ja)

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