JPH0738569Y2 - 解体装置 - Google Patents

解体装置

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JPH0738569Y2
JPH0738569Y2 JP8268092U JP8268092U JPH0738569Y2 JP H0738569 Y2 JPH0738569 Y2 JP H0738569Y2 JP 8268092 U JP8268092 U JP 8268092U JP 8268092 U JP8268092 U JP 8268092U JP H0738569 Y2 JPH0738569 Y2 JP H0738569Y2
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JP
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dismantling
arm
disassembled
hydraulic cylinder
disassembling
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JP8268092U
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JPH0635523U (ja
Inventor
直人 岩本
Original Assignee
オカダアイヨン株式会社
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はバックホーなどの自走
式作業台車に取付けて使用し、自動車等の車両の解体を
行う解体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の解体装置としては、例えば実公昭
59−1701号公報に記載のものを挙げることができ
る。この解体装置は、下部走行体と上部旋回体とを有す
る油圧作業車両であって、下部走行体の前端部にフォー
ク状の押え具を、油圧シリンダで上下に回動可能に取付
けると共に、上部旋回体に回動自在に取付けられたアー
ムの先端に切断機付き掴み装置を取付けたものである。
そして上記押え具で被解体物である廃棄自動車等を押え
ると共に、切断機付き掴み装置に設けた解体アームを操
作して引きちぎり作業や切断作業を行い、廃棄自動車等
を解体するようになっている。
【0003】上記解体装置における解体作業は具体的に
は次のようになる。まず油圧作業車両を解体しようとす
る廃棄自動車の近傍に移動させて、上記押え具を操作し
て廃棄自動車を押える。次にアームを操作し、アーム先
端の切断機付き掴み装置の解体アームを廃棄自動車の分
離しようとする箇所に押し当て、解体アームを噛み合わ
せて切断作業を行うか、または解体アームで分離箇所を
掴み上げることで引きちぎり作業を行うのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記解体
装置においては、押え具は下部走行体に、また切断機付
き掴み装置は上部旋回体にそれぞれ設けられており、両
者が別体となっているため、上記解体作業では切断箇所
を変更する毎に油圧作業車両を移動させる必要がある。
また押え具で押える場合は、切断箇所を考慮して押え具
を正確に位置決めする必要があるので、油圧作業車両自
体の正確な位置決めも必要となる。この位置決めには油
圧作業車両のわずかな移動を頻繁に繰り返すことにな
り、その作業に時間を要し、作業者に余分な負担を強い
ることになる。また押え具を下部走行体に装備した専用
の油圧作業車両を使用しなければならず、そのため汎用
されている油圧作業車両が使用できないという欠点もあ
る。
【0005】この考案は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、汎用されている
油圧作業車両が使用できて、解体作業の作業性を向上で
きる解体装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の解体装
置は、自走式作業台車に回動可能に取付けられたアーム
1を備え、さらにこのアーム1の先端部1aに枢支され
るフレーム3と、このフレーム3に少なくとも一方が回
動自在に取付けられ被解体物15を掴みまたは切断する
一対の解体アーム4a、4bとから成る解体機2を有す
る解体装置において、上記解体機2のフレーム3側に、
油圧シリンダ16と、この油圧シリンダ16によって被
解体物15を押圧可能とする押え具5とを設けたことを
特徴としている。
【0007】 また請求項2の解体装置は、上記押え具
5をL字状あるいはV字状のように屈曲した部材で構成
すると共に、その屈曲部又はその近傍をフレーム3側に
枢支する一方、その後端側を上記油圧シリンダ16に接
続すると共に、その伸縮によって回動可能にし、その押
え具5の先端部で被解体物15を押圧できるようにした
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1の解体装置において、被解体物1
5を切断する場合は次のように実施する。まずアーム1
を操作することによって解体機2を被解体物15の上方
に移動させ、この解体機2の解体アーム4a、4bを開
く。次に解体アーム4a、4bを切断箇所に当接した
後、油圧シリンダ16を伸長駆動して押え具5で被解体
物15の切断箇所の近傍を押圧固定し、被解体物15の
動きを規制する。そして解体アーム4a、4bを閉じる
ことにより被解体物15を切断する。その後アーム1を
操作して新たな切断箇所に切断機2を移動し、上記切断
動作を繰り返して解体作業を進めることになる。
【0009】また被解体物15を引きちぎる場合は、解
体アーム4a、4bを該当箇所に当接すると共に、解体
アーム4a、4bを閉じて被解体物15を掴み、アーム
1を操作して被解体物15を持ち上げる。そしてこの状
態で油圧シリンダ16を伸長し、押え具5でもって被解
体物15を押圧し、この押圧力でもって引きちぎり作業
を行う。そしてアーム1を回動させることによって被解
体物15を搬送した後、新たな箇所に切断機2を移動さ
せ、上記引きちぎり操作を繰り返して解体作業を進め
る。
【0010】
【実施例】次にこの考案の解体装置の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの
考案の第1実施例の解体装置を示す正面図であり、図2
はその底面図である。
【0011】図1において、1は回動アームであり、2
は解体機である。この回動アーム1は、図示しないが、
自走式の油圧作業台車に支持されたブームの先端部に装
着されるものである。また解体機2は、主としてフレー
ム3と、一対の解体アーム4a、4bと、押え具5とか
ら成っている。
【0012】まず上記フレーム3は、ブラケット6と旋
回ベアリング7とを有している。このブラケット6は、
一端側が上記回動アーム1の先端部1aにピン8a、8
bによって回動自在に枢着される一方、他端側は上記旋
回ベアリング7に固定されている。さらにこの旋回ベア
リング7は上記フレーム3の一端側に固定されており、
上記フレーム3は回動アーム1に対して回動自在である
と共に、旋回自在となされている。
【0013】上記解体アーム4a、4bは、上記フレー
ム3に回動自在に支持された一方の解体アーム4bと、
この一方の解体アーム4bと相対向して固定された他方
の解体アーム4aとから成っており、この両解体アーム
4a、4bの先端部9a、9bが上記ブラケット6の位
置とは逆方向に延びるように配置されている。上記一方
の解体アーム4bの中央部10は、上記フレーム3に枢
着されると共に、その後端部11は油圧シリンダ12の
ピストンに枢着され、この油圧シリンダ12のシリンダ
チューブが上記フレーム3に枢着されている。また上記
一対の解体アーム4a、4bには、相対向するようにそ
れぞれカッター刃13a、13bとその先端に突起14
a、14bが設けられているので、上記油圧シリンダ1
2を伸縮駆動すれば上記一方の解体アーム4bは回動可
能となり、フレーム3と一体となっている他方の解体ア
ーム4aと共働して被解体物15の上記カッター刃13
a、13bによる切断作業、または上記突起14a、1
4bによる掴み作業が可能となる。
【0014】そして上記押え具5は、図2にその形状を
示すように、上記一対の解体アーム4a、4bによって
掴まれる被解体物15の三方側を押圧できるように略U
字状になっており、この押え具5の中央部が、押え具用
油圧シリンダ16のピストンの先端部に取付けられてい
る。またこの油圧シリンダ16は、その伸縮方向が上記
解体アーム4a、4bの先端方向に向くように上記フレ
ーム3に固定されている。この油圧シリンダ16を伸長
すれば、押え具5の前方に位置する切断または掴み取り
箇所の両側を効果的に押圧することが可能となり、引き
ちぎり作業を効果的に実施できる。
【0015】上記構成の解体装置において、被解体物の
引きちぎり作業を行う場合の一連の動作を図3に基づい
て説明する。
【0016】まず図3(a)に示すように、開いた状態
の解体アーム4a、4bを所定の場所に移動させ、この
状態で油圧シリンダ12を伸長して解体アーム4a、4
bを閉じることにより被解体物15を掴むと共に、アー
ム1を操作して被解体物15の全体を少しだけ持ち上げ
る。
【0017】次に図3(b)に示すように、押え具用油
圧シリンダ16を伸長し、押え具5でもって被解体物1
5を下方へと押圧し、この押圧力でもって所定箇所の引
きちぎり作業を行う。
【0018】そして図3(c)に示すように、押え具用
油圧シリンダ16を収縮駆動させて押え具5を引き戻す
と共に、回動アーム1を操作して引きちぎった被解体物
15を所定の位置に搬送し、さらに新たな箇所に解体機
2を移動させる。
【0019】また切断の場合は、解体アーム4a、4b
の位置決めを行った後、被解体物15の切断箇所の近傍
を押え具5で押圧固定して、その動きを規制し、この状
態で油圧シリンダ12を伸長駆動して解体アーム4a、
4bを閉じることによって切断を行う。またこの場合、
被解体物15を押え具5で押圧固定しないこともある。
【0020】なお上記引きちぎり作業に際しては、解体
アーム4a、4bの位置を合わせる動作、押え具5で被
解体物15を地面に押付ける動作、解体アーム4a、4
bで被解体物15を掴む動作、アーム1によって被解体
物15を引上げる動作という動作順序を採用することも
でき、この場合には、アーム1の引上げ時に、押え具5
から被解体物15に作用する押圧力でもって引きちぎり
作業が行われることになる。
【0021】以上にこの考案の第1実施例について説明
したが、第2実施例の解体機2を図4に、第3実施例の
解体機2を図5にそれぞれ示す。
【0022】図4において、(a)では押え具用油圧シ
リンダ16を収縮させ、(b)では伸長させている状態
をそれぞれ示している。この解体機2にはフレーム3の
両側にそれぞれ押え具用油圧シリンダ16が設けられる
と共に、その押え具用油圧シリンダ16の先端部に、そ
れぞれ押え具5が取付けられているので、押え具5は個
々に往復動可能である。したがって被解体物15の両側
の押圧部が平坦でない場合においても安定した押圧動作
が可能となり、引きちぎり作業や切断時の被解体物15
の押圧固定に有効である。
【0023】 図5においては、図4と同様に(a)で
は押え具用油圧シリンダ16を収縮させた状態を、
(b)では伸長させている状態をそれぞれ示している。
同図においては、押え具5はL字状あるいはV字状のよ
うに屈曲した部材で構成し、その中央部、つまりその屈
曲部又はその近傍がフレーム3に枢着され、その後端部
が押え具用油圧シリンダ16の先端部に枢着されてい
る。したがって押え具用油圧シリンダ16を伸縮させれ
ば押え具5の先端部5aが回動して被解体物を押圧する
ことが可能である。
【0024】以上の説明のように上記実施例における解
体装置においては、回動アーム1の先端部1aに枢着さ
れている解体機2に往復動又は回動可能な押え具5を設
けているので、切断または引きちぎり箇所を変更する場
合でも、下部走行体に回動自在な押え具を設けている従
来の装置のように頻繁に作業車両自体を移動させる必要
がなく、回動アーム1を操作することにより解体機2を
移動させればよいだけであるので、解体作業の作業性の
向上を図れ、また作業者への負担も軽減できる。
【0025】また上記押え具5は、回動アーム1の先端
部1aに取付けられた解体機2に一体的に取付けられて
いるので、従来のように作業車両の下部走行体に押え具
を装備した特殊な構造の車両を使用する必要がない。し
たがって押え具5を有する解体機2を交換取付けするの
みで、汎用の作業車両が使用可能となり、作業車両の利
用効率の向上を図ることができる。
【0026】
【考案の効果】以上のように請求項1の解体装置におい
ては、従来のように解体機と押え具を別体とせず、アー
ムの先端部に枢支される解体機に押え具を設けたので、
切断または引きちぎり箇所を変更する場合でも、従来の
ように作業車両自体を移動させて押え具の位置合わせを
行う必要がなくなり、解体作業の作業性を向上できる。
【0027】また従来のように走行車両の下部走行体に
押え具を装備したような特殊な構造の車両を使用せず、
汎用の作業車両を使用できるので、作業車両の利用効率
の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の解体装置の第1実施例を示す正面図
である。
【図2】上記実施例の底面図である。
【図3】この考案の解体装置の解体機による解体動作を
示す説明図であって、(a)は被解体物を解体機で掴ん
だ状態を示す図、(b)は油圧シリンダを駆動させて押
え具を押し出すと共に、解体機を上方に引上げて被解体
物を引きちぎった状態を示す図、(c)は引きちぎった
被解体物を掴み上げ、搬出しようとする状態を示す図で
ある。
【図4】この考案の解体装置の第2実施例を示す正面図
であって、(a)は押え具用油圧シリンダを収縮させて
いる状態を示す図、(b)は押え具用油圧シリンダを伸
長させて押え具を押し出した状態を示す図である。
【図5】この考案の解体装置の第3実施例を示す正面図
であって、(a)は押え具用油圧シリンダを収縮させて
いる状態を示す図、(b)は押え具用油圧シリンダを伸
長させて押え具の先端部を押し出した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アーム 1a アーム先端部 2 解体機 3 フレーム 4a 一方の解体アーム 4b 他方の解体アーム 5 押え具 15 被解体物 16 押え具用油圧シリンダ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式作業台車に回動可能に取付けられ
    たアーム(1)を備え、さらにこのアーム(1)の先端
    部(1a)に枢支されるフレーム(3)と、このフレー
    ム(3)に少なくとも一方が回動自在に取付けられ被解
    体物(15)を掴みまたは切断する一対の解体アーム
    (4a)(4b)とから成る解体機(2)を有する解体
    装置において、上記解体機(2)のフレーム(3)側
    に、油圧シリンダ(16)と、この油圧シリンダ(1
    6)によって被解体物(15)を押圧可能とする押え具
    (5)とを設けたことを特徴とする解体装置。
  2. 【請求項2】 上記押え具(5)をL字状あるいはV字
    状のように屈曲した部材で構成すると共に、その屈曲部
    又はその近傍をフレーム(3)側に枢支する一方、その
    後端側を上記油圧シリンダ(16)に接続すると共に、
    の伸縮によって回動可能にし、その押え具(5)の先
    端部で被解体物(15)を押圧できるようにしたことを
    特徴とする請求項1の解体装置。
JP8268092U 1992-10-16 1992-10-16 解体装置 Expired - Lifetime JPH0738569Y2 (ja)

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JPH0635523U JPH0635523U (ja) 1994-05-13
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ID=13781141

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JP2001062317A (ja) * 1999-06-23 2001-03-13 Sango Juki Kk 木材破砕機
JP2020200744A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 隆 正木 把持腕付きバケット

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