JPH073820Y2 - 自励交流発電機 - Google Patents

自励交流発電機

Info

Publication number
JPH073820Y2
JPH073820Y2 JP1985003797U JP379785U JPH073820Y2 JP H073820 Y2 JPH073820 Y2 JP H073820Y2 JP 1985003797 U JP1985003797 U JP 1985003797U JP 379785 U JP379785 U JP 379785U JP H073820 Y2 JPH073820 Y2 JP H073820Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
generator
excited
self
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985003797U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61120278U (ja
Inventor
保博 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP1985003797U priority Critical patent/JPH073820Y2/ja
Publication of JPS61120278U publication Critical patent/JPS61120278U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073820Y2 publication Critical patent/JPH073820Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本考案は、自励交流発電機、特にいわゆる野中式と呼ば
れる如き自励交流発電機において、コンデンサなどのイ
ンピーダンス素子が接続される励磁巻線からタップを出
した低圧の直流出力端子を発電機筐体上に位置せしめる
ようにした自励交流発電機に関するものである。
(B)開示の概要 いわゆる野中式と呼ばれる如き自励交流発電機におい
て、コンデンサなどのインピーダンス素子が接続される
励磁巻線からタップを出して整流し、当該低圧の直流出
力端子を発電機筐体上に位置せしめるよう構成すること
によって、当該直流出力と発電機本来の主発電巻線出力
との間を電気的に絶縁した構成とした自励交流発電機が
開示されている。
(C)従来の技術と考案が解決しようとする問題点 従来から、いわゆる野中式と呼ばれる自励交流発電機が
知られている。このような発電機において比較的低圧の
直流電圧をあわせて取出せるようにする必要がある場
合、従来第2図に示す如き回路構成が採用されていた。
第2図において、1は発電機筐体、2は主発電巻線、3
は励磁巻線、4はコンデンサ、5は回転子、6-0、6-1は
夫々界磁巻線、7-0、7-1は夫々ダイオードを表わしてい
る。また8はコンデンサ、9-0、9-1は夫々交流電圧端
子、10はスイッチ、11はコンセントを表わしている。更
に12、13、14は夫々タップ、15、16は夫々ダイオード、
17-0、17-1は夫々直流出力端子、18はスイッチ、19-0、
19-1は直流コンセント部を表わしている。
第2図図示構成の場合、励磁巻線3内に残留磁気により
交番電圧が誘起されると、それによってコンデンサ4を
介して進相電流が励磁巻線3内を流れる。このために励
磁巻線3が交番する磁界を発生するが、回転子5が回転
していることとあいまって、界磁巻線6-0、6-1に交番電
圧が誘起され、ダイオード7-0、7-1にて整流されること
によって回転子5上に磁極NSが現われる。即ち、この磁
極NSによって、主発電巻線2と励磁巻線3とに交番電圧
が誘起され、発電機の電圧が確立される。
この態様は従来から野中式の発電機として知られている
所であるが、第2図図示の場合には、主発電巻線2から
タップ12、13、14がひき出され、ダイオード15、16を介
して直流出力端子17-0、17-1が筐体上にもうけられてい
る。
第2図図示の場合には、直流出力のために主発電巻線2
とは別個に巻線をもうけていないという点においては第
3図を用いて後述する如く評価される所があるが、例え
ばスイッチ10と18とが共にオンされている状態の下で、
図示コンセント11のスイッチ10側のライン(図示A)
と、図示直流コンセント部19-1側ライン(図示B)との
間に、オペレータなどが非所望に接触すると,直流出力
端子17-0,17-1が例えばバッテリなどの直流外部負荷に
接続されるよう構成されていることから,例えば200V程
度の交番電圧が人体に印加されることとなり、或る国の
規格によれば、そのような構成は禁止されている。
第3図もまた従来の構成を示し、図中の符号1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、15、16、17は第
2図に対応しており、20は直流出力供給用巻線を表わし
ている。第3図図示の場合には、第2図図示の場合に主
発電巻線2からタップをひき出していたのに代わって、
直流出力供給用巻線20が別巻線として巻回されている。
図示構成の場合には、第2図に関連して説明した如き非
所望な感電を与えることがないが、次の如き理由によっ
て、第2図図示構成の発電機にくらべて、電圧変動率が
大幅に劣化する。また温度上昇が生じ、出力が低下す
る。
即ち、上記直流出力供給用巻線20を巻回するための固定
子スロットが必要であることから、主発電巻線2のため
に占有できるスロットが減小する。このような制約の下
でも出力電圧を規定値に保つために規定の巻数を必要と
することから、主発電巻線2の線径を細くすることが必
要となり、巻線2の抵抗が増大し、上記電圧変動率が劣
化する。また温度上昇が生じる。
第4図において、曲線Pは、定格負荷時に225〔V〕程
度の電圧を得るように設計した所の、第2図図示構成を
もつ発電機の電圧−負荷特性を表わしている。また曲線
Qは、同じく定格負荷時に225〔V〕程度の電圧を得る
ように設計した所の、第3図図示構成をもつ発電機の電
圧−負荷特性を表わしている。
(D)問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題を解決するものであり、(i)主
発電巻線から絶縁された形で直流出力を得るようにする
と共に、(ii)主発電巻線のために占有できるスロット
を減小しないようにした構成をもつようにしている。そ
してそのため、本考案の自励交流発電機は、主発電巻線
と,該主発電巻線に対して異なる電気角位置に巻回され
てなる励磁巻線と,該励磁巻線に対して接続されるイン
ピーダンス素子と,上記主発電巻線および上記励磁巻線
に対して相対的に回転可能に位置する回転子と,該回転
子上に巻回された界磁巻線と,該界磁巻線の両端間に接
続されてなるダイオードとを有し,上記主発電巻線から
外部負荷に供給するための電圧端子が当該自励交流発電
機の筐体上にもうけられている自励交流発電機におい
て, 上記励磁巻線にもうけられたタップから所定レベルの交
番電圧を抽出すると共に, 当該交番電圧を整流するダイオードをもうけ, 該ダイオードからの直流出力を直流外部負荷に供給する
ための直流出力端子が当該自励交流発電機の上記筐体上
に位置され,当該直流出力端子に対して上記直流外部負
荷を接続するように構成されていることを特徴としてい
る。以下、図面を参照しつつ説明する。
(E)実施例 第1図は本考案の一実施例構成を示している。図中の符
号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、15、
16、17は第2図に対応しており、21、22、23は夫々励磁
巻線3にもうけられたタップを表わしている。
本考案の場合には、励磁巻線3上にもうけたタップ21、
22、23にダイオード15、16を接続するようにしている。
そして当該ダイオード15、16の出力を直流出力端子17-
0、17-1に導びくようにしている。
第2図に関連して説明した如く、励磁巻線3は、(i)
コンデンサ4に流れる進相電流にもとづいて交番磁界を
発生せしめて、界磁巻線6-0、6-1に電圧を誘起させる役
割と、(ii)回転子5に発生された磁極NSにもとづいて
交番電圧を当該巻線3内に誘起させる役割とをもってい
るものである。第1図図示の如くタップ21、22、23をひ
き出して、そこからエネルギを抽出するようにした場合
に、上記励磁巻線3における役割は多少減退される形と
なるが、実質的にはそのための悪い影響は殆んど現われ
ないことが確かめられた。
第4図図示の曲線Rは、第1図図示構成の発電機の電圧
−負荷特性を表わしている。図示曲線R図示の場合に
は、定格負荷時の電圧を230〔V〕程度に保つような仕
様の下で設計された発電機に対応している。このために
図示曲線Pにくらべて無負荷電圧を多少高く設計してい
るが、曲線Pの場合の電圧変動率が8.5%であるのに対
して曲線Rの場合のそれは8.7%であり、両者は実質的
に変わりはない。なお、曲線Qの場合の電圧変動率は2
0.3%にもなってしまっている。
本考案の場合には、言うまでもなく、上述の如く電圧変
動率を適正なものに選ぶことが可能となっていると共
に、直流出力端子17-0、17-1と主発電巻線2とは電気的
に絶縁されており、上記第2図および第3図に関連して
説明した問題点が解決されている。なお、直流出力端子
17-0、17-1は励磁巻線3に対して絶縁されてない。しか
し、励磁巻線3は発電機筐体内部に収納されている状態
にあって筐体外に端子をもっていない。このために、オ
ペレータが誤まった操作にもとづいて感電することはな
い。勿論、筐体内では、高圧の交番電圧が低圧の直流側
に混触することを防止する十分な絶縁態様がとられるこ
とは、言うまでもない。
(F)考案の効果 以上説明した如く、本考案によれば、電圧変動率が少な
くかつ感電の危険性のきわめて少ない発電機を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例構成、第2図および第3図は
従来の構成、第4図は各発電機の電圧−負荷特性を表わ
している。 図中の符号1は発電機筐体、2は主発電巻線、3は励磁
巻線、4はコンデンサ、5は回転子、6は界磁巻線、7
はダイオード、15、16は夫々ダイオード、17は直流出力
端子、21、22、23は夫々タップを表わす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主発電巻線と,該主発電巻線に対して異な
    る電気角位置に巻回されてなる励磁巻線と,該励磁巻線
    に対して接続されるインピーダンス素子と,上記主発電
    巻線および上記励磁巻線に対して相対的に回転可能に位
    置する回転子と,該回転子上に巻回された界磁巻線と,
    該界磁巻線の両端間に接続されてなるダイオードとを有
    し,上記主発電巻線から外部負荷に供給するための電圧
    端子が当該自励交流発電機の筐体上にもうけられている
    自励交流発電機において, 上記励磁巻線にもうけられたタップから所定レベルの交
    番電圧を抽出すると共に, 当該交番電圧を整流するダイオードをもうけ, 該ダイオードからの直流出力を直流外部負荷に供給する
    ための直流出力端子が当該自励交流発電機の上記筐体上
    に位置され,当該直流出力端子に対して上記直流外部負
    荷を接続するように構成されている ことを特徴とする自励交流発電機。
JP1985003797U 1985-01-16 1985-01-16 自励交流発電機 Expired - Lifetime JPH073820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985003797U JPH073820Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16 自励交流発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985003797U JPH073820Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16 自励交流発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120278U JPS61120278U (ja) 1986-07-29
JPH073820Y2 true JPH073820Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=30478761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985003797U Expired - Lifetime JPH073820Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16 自励交流発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073820Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5671461A (en) * 1979-11-15 1981-06-15 Yamaha Motor Co Ltd Capacitor-excitation type brushless self-exciting synchronous generator

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61120278U (ja) 1986-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0057730B1 (en) Electric generator
US4454464A (en) Pulsar rotor system and coil winding
JPH073820Y2 (ja) 自励交流発電機
US20030080643A1 (en) Brushless rotating electric machine
RU98114409A (ru) Индукционная электрическая машина
JPH033461B2 (ja)
CN110417193A (zh) 一种带过流过热保护的发电机
JPH11215729A (ja) 蓄電池充電装置
GB2071430A (en) Brushless A.C. Generators
SU1510044A1 (ru) Устройство дл защиты от перегрузки и обрыва фаз обмотки асинхронного двигател
JPH077999A (ja) 交流発電機
US20220140665A1 (en) Power Generator Separating Multiple Electric Sources
SU813605A1 (ru) Система электроснабжени на двауРОВН НАпР жЕНи
SU696581A1 (ru) Преобразователь переменного тока в посто нный
JPH0515144B2 (ja)
US1301334A (en) Electricity transforming and converting apparatus.
JP2520179B2 (ja) 発電機の出力特性調整装置
JPH0531379B2 (ja)
JPS61293141A (ja) 誘導子形ブラシレス多相同期発電機の電圧補償回路
JPH0619289Y2 (ja) 自励交直発電機
SU1358034A1 (ru) Устройство дл питани нагрузок
SU69380A1 (ru) Трехфазный синхронный генератор
JPH0218038B2 (ja)
SU1173480A1 (ru) Устройство дл защиты электродвигател от повреждени
JPS6245478Y2 (ja)