JPH073779B2 - 螢光ランプ - Google Patents
螢光ランプInfo
- Publication number
- JPH073779B2 JPH073779B2 JP26267985A JP26267985A JPH073779B2 JP H073779 B2 JPH073779 B2 JP H073779B2 JP 26267985 A JP26267985 A JP 26267985A JP 26267985 A JP26267985 A JP 26267985A JP H073779 B2 JPH073779 B2 JP H073779B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bulb
- fluorescent lamp
- inorganic
- brightness
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発光効率を向上した蛍光ランプに関する。
本発明の蛍光ランプはガラスバルブ内面に蛍光体を無機
被着剤とともに被着したものにおいて、ガラスバルブお
よび無機被着剤の両方にほう素(元素名)を含有させ、
それらの相乗効果によりランプの明るさを飛躍的に向上
させたことを特徴とする。
被着剤とともに被着したものにおいて、ガラスバルブお
よび無機被着剤の両方にほう素(元素名)を含有させ、
それらの相乗効果によりランプの明るさを飛躍的に向上
させたことを特徴とする。
〔従来の技術〕 従来、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラスなどからなるバルブ
の内面に蛍光体を鉛ガラス、ほう酸ガラスあるいはその
他の無機微粉末などの無機被着剤とともに被着し、バル
ブの両端にフィラメント電極を封装して、バルブ内にア
ンゴルなどの始動ガスとともに適量の水銀を封入してな
る蛍光ランプが知られている。
の内面に蛍光体を鉛ガラス、ほう酸ガラスあるいはその
他の無機微粉末などの無機被着剤とともに被着し、バル
ブの両端にフィラメント電極を封装して、バルブ内にア
ンゴルなどの始動ガスとともに適量の水銀を封入してな
る蛍光ランプが知られている。
しかして、従来、明るさを向上させるため、蛍光体や始
動ガスについて多くの改良がなされ、多大の成果が得ら
れたが、さらに、より大きな向上が要望されている。
動ガスについて多くの改良がなされ、多大の成果が得ら
れたが、さらに、より大きな向上が要望されている。
本発明者らは蛍光体や始動ガス以外の部材につき種々検
討を加えた結果、バルブのガラス組成と無機被着剤との
組合せに研究の余地があることを発見し、多くの研究と
実験ののち最適の組合せを発明し、明るさを向上するに
到った。
討を加えた結果、バルブのガラス組成と無機被着剤との
組合せに研究の余地があることを発見し、多くの研究と
実験ののち最適の組合せを発明し、明るさを向上するに
到った。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
バルブを構成するガラスおよび無機被着剤のそれぞれに
ほう素(元素名、分析的にB2O3で表わす。)を含有させ
たことにより向上させた蛍光ランプである。
バルブを構成するガラスおよび無機被着剤のそれぞれに
ほう素(元素名、分析的にB2O3で表わす。)を含有させ
たことにより向上させた蛍光ランプである。
本発明の蛍光ランプは上述のように構成したので、ガラ
ス中のほう素の無機被着剤中のほう素との相乗作用によ
って、ランプの明るさが格段に向上した。
ス中のほう素の無機被着剤中のほう素との相乗作用によ
って、ランプの明るさが格段に向上した。
試験品として環形蛍光ランプFCL 30/28WFを用い、バル
ブのガラス組成を3種類、無機被着剤を8種類選び、こ
れらの各組合わせによって上記蛍光ランプを構成し、各
試験品ごとに10個づつ試験して光出力を測定し、その平
均値を相対値で表した。
ブのガラス組成を3種類、無機被着剤を8種類選び、こ
れらの各組合わせによって上記蛍光ランプを構成し、各
試験品ごとに10個づつ試験して光出力を測定し、その平
均値を相対値で表した。
まず、バルブのガラス組成を示す。
A…SiO2・Na2O・ドロマイト B…SiO2・Na2O・ドロマイト+1重量%BaO C…SiO2・Na2O・ドロマイト+1重量%B2O3 つぎに無機被着剤の組成を示す。
a…B2O3・ZnO b…B2O3・CaO・BaO c…B2O3・PbO d…Ca2P2O7 e…Ca3(PO4)2 f…Al2O3 g…TiO2 h…SiO2 上記各試験品の測定結果を次表に示す。
この表から明らかなとおり、C・a,C・b,C・cの組合わ
せ、換言すればバルブのガラスと無機被着剤とのいずれ
にもB2O3成分を含有するものは他の総ての組合わせのも
のに比べて光出力が優れている。しかもバルブと無機被
着剤の双方にホウ素を含有することにより、ランプの明
るさを向上させる相乗効果が働いていることがわかる。
すなわちバルブのみにホウ素を含有させることによる明
るさ向上の効果をXとし、被着剤にホウ素を含有させる
ことによる明るさ向上の効果をYとし、バルブ及び被着
剤の双方にホウ素を含有させたことによる明るさ向上の
効果をZとするとZ>X・Yの関係がうかがえる。
せ、換言すればバルブのガラスと無機被着剤とのいずれ
にもB2O3成分を含有するものは他の総ての組合わせのも
のに比べて光出力が優れている。しかもバルブと無機被
着剤の双方にホウ素を含有することにより、ランプの明
るさを向上させる相乗効果が働いていることがわかる。
すなわちバルブのみにホウ素を含有させることによる明
るさ向上の効果をXとし、被着剤にホウ素を含有させる
ことによる明るさ向上の効果をYとし、バルブ及び被着
剤の双方にホウ素を含有させたことによる明るさ向上の
効果をZとするとZ>X・Yの関係がうかがえる。
例えばA・dの組合せからCdの組合せにする(すなわち
バルブにホウ素を含有させる)ことによる明るさ向上の
効果Xは表の数値を用いて が得られ、Adの組合せからA・aの組合せにする(すな
わち被着剤にホウ素を含有させる)ことによる明るさ向
上の効果Yは が得られ、A・dの組合せからC・aの組合せにするこ
とによる明るさ向上の効果Zは が得られ、これらの数値より X・Y<Z であることがわかる。その他の組合せについても同様の
結果が得られる。
バルブにホウ素を含有させる)ことによる明るさ向上の
効果Xは表の数値を用いて が得られ、Adの組合せからA・aの組合せにする(すな
わち被着剤にホウ素を含有させる)ことによる明るさ向
上の効果Yは が得られ、A・dの組合せからC・aの組合せにするこ
とによる明るさ向上の効果Zは が得られ、これらの数値より X・Y<Z であることがわかる。その他の組合せについても同様の
結果が得られる。
このことはバルブ及び無機被着剤の両方にホウ素が含有
されることにより、何らかの相乗り効果が働き、結果と
してランプの明るさについて予想以上の向上が達成され
たことを意味している。
されることにより、何らかの相乗り効果が働き、結果と
してランプの明るさについて予想以上の向上が達成され
たことを意味している。
なお、本発明におけるバルブを構成するガラスと無機被
着剤とは前述の組成に限らず、両者がいずれもほう素
(元素名)を含有するものならば既知のどのようなもの
でもよい。さらに蛍光ランプは環形に限らず、直管形や
鞍形など如何なる外形のものでもよい。そうして、蛍光
体はその組成や発光色を問わない。
着剤とは前述の組成に限らず、両者がいずれもほう素
(元素名)を含有するものならば既知のどのようなもの
でもよい。さらに蛍光ランプは環形に限らず、直管形や
鞍形など如何なる外形のものでもよい。そうして、蛍光
体はその組成や発光色を問わない。
このように、本発明の蛍光ランプはバルブを構成するガ
ラスおよび蛍光体をこのバルブ内面に被着する無機被着
剤の両方にほう素(元素名)を含有させたので、その相
乗効果によりランプの明るさが格段に向上した。
ラスおよび蛍光体をこのバルブ内面に被着する無機被着
剤の両方にほう素(元素名)を含有させたので、その相
乗効果によりランプの明るさが格段に向上した。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラスバルブ内面に蛍光体を無機被着剤と
ともに被着してなる蛍光ランプにおいて、 上記ガラスバルブおよび上記無機被着剤はいずれもほう
素を含有することを特徴とする蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26267985A JPH073779B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 螢光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26267985A JPH073779B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 螢光ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123648A JPS62123648A (ja) | 1987-06-04 |
JPH073779B2 true JPH073779B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=17379083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26267985A Expired - Lifetime JPH073779B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 螢光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073779B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3270073B2 (ja) * | 1991-08-13 | 2002-04-02 | 化成オプトニクス株式会社 | 蛍光ランプ |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP26267985A patent/JPH073779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62123648A (ja) | 1987-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |