JPH0737554U - ベルト研磨装置 - Google Patents

ベルト研磨装置

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JPH0737554U
JPH0737554U JP7218593U JP7218593U JPH0737554U JP H0737554 U JPH0737554 U JP H0737554U JP 7218593 U JP7218593 U JP 7218593U JP 7218593 U JP7218593 U JP 7218593U JP H0737554 U JPH0737554 U JP H0737554U
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JP
Japan
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endless belt
drive roller
roller
grindstone
belt
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Pending
Application number
JP7218593U
Other languages
English (en)
Inventor
一久 西口
Original Assignee
クレハエラストマー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by クレハエラストマー株式会社 filed Critical クレハエラストマー株式会社
Priority to JP7218593U priority Critical patent/JPH0737554U/ja
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無端ベルトの表面を回転砥石で研磨する際、
工作物である無端ベルトおよび該無端ベルトを回転する
ための駆動ローラの温度上昇を防ぎ、研磨作業を容易に
し、無端ベルト表面の仕上げ精度を向上する。 【構成】 無端ベルトWを互いに平行な駆動ローラ15
およびテンションローラ26に巻掛けて回転させ、駆動
ローラ15上の無端ベルトWに回転砥石34を圧接しな
がら駆動ローラまたは回転砥石をトラバースさせるよう
にしたベルト研磨装置において、駆動ローラ15を中空
の筒状に形成し、この駆動ローラ15内に冷却水を循環
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、無端ベルトの表面を回転砥石で研磨するためのベルト研磨装置に 関し、工作物である無端ベルトを回転するための駆動ローラの温度上昇を防ぎ、 上記ベルト表面の仕上げ精度を向上するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴムベルトなど無端ベルトの表面を平滑に仕上げるためのベルト研磨装置とし て、上記の無端ベルトを駆動ローラおよびテンションローラに巻掛けて回転させ 、駆動ローラ上の無端ベルトに回転砥石を圧接しながら駆動ローラを幅方向にト ラバースさせるようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の研磨装置は、多数本の無端ベルトを順に入れ替えて長時 間の研磨作業を続けると、回転砥石に工作物の無端ベルトを介して接する駆動ロ ーラの温度が上昇して駆動ローラの径が増大するので、回転砥石の送り量を調整 しなおすことが必要になり、また工作物である無端ベルトの温度も上昇して変質 し、研磨面が肌焼け状態になると共に、砥石の目詰まりが多くなり、研磨精度が 低下し、これを防ぐためには、再三運転を停止して駆動ローラや無端ベルトを自 然冷却したり、砥石表面を掃除したりする必要があった。
【0004】 この考案は、上記の駆動ローラを水で冷却することにより、駆動ローラの温度 上昇を防止し、もって駆動ローラの膨張およびベルトの温度上昇を防いで研磨精 度を向上し、併せて運転停止による自然冷却を不要にし、かつ砥石の掃除回数を 減少して稼働率の向上を可能にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、無端ベルトを互いに平行な駆動ローラおよびテンションローラに 巻掛けて回転させ、駆動ローラ上の無端ベルトに回転砥石を圧接しながら駆動ロ ーラまたは回転砥石を幅方向にトラバースさせるようにしたベルト研磨装置にお いて、上記の駆動ローラを中空の筒状に形成し、この駆動ローラ内に冷却水を循 環させるようにしたことを特徴とするベルト研磨装置である。
【0006】
【作用】
駆動ローラおよびテンションローラに工作物の無端ベルトを巻掛けて駆動ロー ラを駆動し、無端ベルトを回転する一方、回転砥石を駆動して駆動ローラ上の無 端ベルトに圧接させ、かつ駆動ローラおよび回転砥石の一方をトラバースさせる と、上記無端ベルトが回転砥石で研磨される。そして、中空の駆動ローラ内に冷 却水を循環させると、工作物である無端ベルトおよび該無端ベルトを支持する駆 動ローラの上記研磨に伴う温度上昇が防止されてこれらが常温に維持され、駆動 ローラが熱膨張することなく一定の直径に保たれ、無端ベルトが変質しない。し たがって、長時間の運転を続けた場合にも、回転砥石の送り量や送り速度等の初 期条件を変更する必要がない。
【0007】
【実施例】
図1において、10はスライディングテーブルであり、ベッド(図示されてい ない)上を幅方向(矢印P方向)にトラバースできるように設置されている。こ のスライディングテーブル10上の主軸台(図示されていない)に左右の軸受け 11、11を介してスリーブ12が回転自在に支持され、このスリーブ12の内 側に中空主軸13が嵌装され、スリーブ12の右端に固定した駆動プーリ14を モータ(図示されていない)からのベルト伝動で駆動することにより、スリーブ 12および中空主軸13が一体になって回転する。この中空主軸13の右端には 、中空の駆動ローラ15が一体に接続されており、この駆動ローラ15の他端が 幅方向(矢印Q方向)に移動可能な心押し台16のセンター16aによって支持 されている。
【0008】 上記の中空主軸13および駆動ローラ15の中心線に沿って給水パイプ17が 中空主軸13および駆動ローラ15の内面との間に隙間を形成し、かつ左端が中 空主軸13から突出するように挿入される。中空主軸13の左端には水封金具1 8が回転自在に接続されており、この水封金具18の内側に上記給水パイプ17 の突出端が固定され、水封金具18の給水パイプ17内面に通じる給水口18a に冷却水の供給パイプ19が接続され、給水パイプ17の外側空間に通じる排水 口18bに冷却水の戻しパイプ20が接続される。
【0009】 上記戻しパイプ20の他端は、冷却水タンク21内に挿入され、上記供給パイ プ19の他端は、冷却水タンク21の底部に接続され、冷却水タンク21から水 封金具18に至る供給パイプ19に第1コック22、ポンプ23、冷却器24お よび第2コック25が順に介設され、冷却水タンク21の水を供給パイプ19の 第1コック22、ポンプ23、冷却器24、第2コック25、水封金具18の給 水口18a、給水パイプ17、駆動ローラ15の内側、中空主軸13の内側、水 封金具18の排水口18bおよび戻しパイプ20を経て冷却水タンク21に循環 させる冷却回路が形成される。
【0010】 上記駆動ローラ15の後方(図の上方)には、駆動ローラ15よりも小径のテ ンションローラ26が配置され、その左端が前記主軸台に対して回転自在の軸受 け27で支持され、他端が着脱自在の軸受け28で支持される。そして、上記の 駆動ローラ15およびテンションローラ26に工作物の無端ベルトWが巻掛けら れる。なお、このテンションローラ26の軸受け27、28は、前後方向(矢印 R方向)に移動可能な摺動台(図示されていない)上に設置され、その移動によ って無端ベルトWの張力を調節することができる。また、無端ベルトWの着脱は 、センター16aを右方に後退させて駆動ローラ15から分離すると共に、テン ションローラ26の他端を着脱自在の軸受け28から外してテンションローラ2 6を矢印S方向に回転して行うことができる。
【0011】 上記駆動ローラ15の前方(図の下方)には、砥石台30がベッドと一体に設 置されており、この砥石台30上に前後方向(矢印T方向)のレール31に沿っ て移動可能な送り台32が設置され、この送り台32上に砥石用モータ33が固 定され、砥石用モータ33の回転軸に円盤形の回転砥石34が固定される。
【0012】 上記の構造において、砥石用の送り台32を手前側に後退させて回転砥石34 を駆動ローラ15の表面から離し、また心押し台16を右方に後退させてセンタ ー16aを駆動ローラ15から離し、かつテンションローラ26の右端を軸受け 28から外した後、この駆動ローラ15およびテンションローラ26に工作物の 無端ベルトWを掛け、上記の心押し台16を図示の位置に前進させてセンター1 6aを駆動ローラ15の自由端のセンター孔に挿入し、テンションローラ26の 他端を軸受け28に嵌合し、更にテンションローラ26を前後に移動して上記無 端ベルトWの張力を調整する。
【0013】 一方、冷却水の供給パイプ19に介設されているコック22、25を開き、ポ ンプ23を駆動すると、冷却水タンク21の水が供給パイプ19およびポンプ2 3を経て冷却器24に送られて冷却され、この冷却水が水封金具18の給水口1 8aおよび給水パイプ17を経て駆動ローラ14内に送られ、駆動ローラ14と 熱交換した後、給水パイプ17と中空主軸10の間の隙間および水封金具18の 排水口18bおよび戻しパイプ20を経て冷却水タンク21に戻される。
【0014】 そして、砥石用モータ33を駆動して回転砥石34を回転させ、砥石台30上 の送り台32を送りネジ(図示されていない)の手動回転によりレール31に沿 って駆動ローラ15側に前進させ、回転砥石34を駆動ローラ15上の無端ベル トWに接触させ、次いでスライディングテーブル10をベッド上の送りネジの駆 動によりトラバースさせると、無端ベルトWが研磨される。この場合、駆動ロー ラ15が内部を循環する冷却水によって冷却されるため、駆動ローラ15および 無端ベルトWの温度が上昇することはない。
【0015】 実験によれば、上記の装置を使用し、温度20±5℃の室内でゴム製の無端ベ ルトWを研磨し、冷却器24で10〜20℃(夏期:10〜15℃、冬期:15 〜20℃)に冷却した水を駆動ローラ(外径:35mm)15に送った場合、駆動 ローラ15の温度は、終始25±5℃の範囲に保たれ、回転砥石34の前後位置 を調整する必要がなかった。これに対して水の循環を停止した場合は、4回の繰 返し研磨で駆動ローラ15の温度が40℃まで上昇し、駆動ローラ15の直径が 0.0095mm増大して研磨面が不良になり、回転砥石34の後退が必要になっ た。また、10回の繰返し研磨で温度が50℃以上に上昇した。
【0016】 上記の実施例において、駆動ローラ15の表面にウレタンゴム、フッ素樹脂等 の合成樹脂からなるフィルムまたはシートを貼付けることができ、この場合は、 駆動ローラ15と無端ベルトWの密着性が良好となり、研磨精度が一層向上する 。なお、テンションローラ26の右端を軸受け28で着脱自在に支持する代わり に、駆動ローラ15と同様に心押し台のセンターで支持することができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上記のとおり、工作物である無端ベルトを回転させながら支持す るための駆動ローラを中空の筒状に形成し、この駆動ローラ内に冷却水を循環さ せるようにしたものであるから、長時間の運転が続いた場合にも、駆動ローラお よび無端ベルトの温度が上昇して駆動ローラが膨張することはなく、また無端ベ ルトが変質することがなく、そのため運転開始時に設定した回転砥石の前後位置 や送り速度等の初期条件を途中で変更する必要が無く、研磨作業が容易になり、 かつ研磨の精度が向上し、しかも従来必要であった運転停止による冷却が不要に なり、砥石の掃除回数が大幅に減少するため、装置の稼働率を大幅に向上するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部を破断して示した平面図である。
【符号の説明】
W:無端ベルト(工作物) 10:スライディングテーブル 13:中空主軸 15:駆動ローラ 16:心押し台 16a:センター 17:給水パイプ 18:水封金具 19:冷却水の供給パイプ 20:冷却水の戻しパイプ 21:冷却水タンク 23:ポンプ 24:冷却器 26:テンションローラ 30:砥石台 32:送り台 34:回転砥石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルトを互いに平行な駆動ローラお
    よびテンションローラに巻掛けて回転させ、駆動ローラ
    上の無端ベルトに回転砥石を圧接しながら駆動ローラま
    たは回転砥石を幅方向にトラバースさせるようにしたベ
    ルト研磨装置において、上記の駆動ローラを中空の筒状
    に形成し、この駆動ローラ内に冷却水を循環させるよう
    にしたことを特徴とするベルト研磨装置。
JP7218593U 1993-12-13 1993-12-13 ベルト研磨装置 Pending JPH0737554U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7218593U JPH0737554U (ja) 1993-12-13 1993-12-13 ベルト研磨装置

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JP7218593U JPH0737554U (ja) 1993-12-13 1993-12-13 ベルト研磨装置

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JPH0737554U true JPH0737554U (ja) 1995-07-11

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ID=13481909

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JP7218593U Pending JPH0737554U (ja) 1993-12-13 1993-12-13 ベルト研磨装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130077U (ja) * 1974-08-23 1976-03-04
JPS5144237U (ja) * 1974-09-30 1976-04-01
JPH05185359A (ja) * 1991-11-13 1993-07-27 Mitsuboshi Belting Ltd エンドレスベルトの加工装置及びこれに用いる研削ホイール

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130077U (ja) * 1974-08-23 1976-03-04
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