JPH0736908A - 英日機械翻訳装置 - Google Patents
英日機械翻訳装置Info
- Publication number
- JPH0736908A JPH0736908A JP5177982A JP17798293A JPH0736908A JP H0736908 A JPH0736908 A JP H0736908A JP 5177982 A JP5177982 A JP 5177982A JP 17798293 A JP17798293 A JP 17798293A JP H0736908 A JPH0736908 A JP H0736908A
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- JP
- Japan
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- translation
- word
- interpretation
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一見出し語でも異原形であるために多義性
が存在し、文法的に、どの解釈を採用すべきかの判断が
つかなくなった場合でも、より一般的な訳文を出力す
る。 【構成】 同一見出し語中に、異原形であったがために
多義性が起こり、複数の単語がエントリーされているも
のについて、その意味情報を明記している単語辞書2を
用意し、文法的にどの解釈を採用すべきかの判断がつか
なくなった場合に、この意味情報を用いて多義性を解消
し翻訳処理を行う。
が存在し、文法的に、どの解釈を採用すべきかの判断が
つかなくなった場合でも、より一般的な訳文を出力す
る。 【構成】 同一見出し語中に、異原形であったがために
多義性が起こり、複数の単語がエントリーされているも
のについて、その意味情報を明記している単語辞書2を
用意し、文法的にどの解釈を採用すべきかの判断がつか
なくなった場合に、この意味情報を用いて多義性を解消
し翻訳処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、英語から日本語への機
械翻訳に関するもので、特に同一見出し語の異原形のた
めに起こる多義性の解消を図る英日機械翻訳装置に関す
るものである。
械翻訳に関するもので、特に同一見出し語の異原形のた
めに起こる多義性の解消を図る英日機械翻訳装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】同一の見出し語で、原形が異なるために
多義性が起こり、複数の解釈を持つ単語について、文法
的にどの解釈が正しいか決定できる要因がない場合、文
法的には正しくても、文としては妙な(意味的に正しく
ない)訳文を翻訳結果として出力してしまうことがあ
る。(例えば、「I saw a girl.」(私は少女をのこぎり
で切る。)この例文では、sawに「のこぎりで切る」と
「見た」の2つの異原形から起こる多義性がある。)こ
れは、同一見出しではあるが、各々の原形が異なってい
るために多義性が存在する場合に起こる。特に、ある語
の原形とある語の過去形が同一見出しのとき、主語が一
人称であると、どちらの解釈が正しいのか区別がつかな
くなる。
多義性が起こり、複数の解釈を持つ単語について、文法
的にどの解釈が正しいか決定できる要因がない場合、文
法的には正しくても、文としては妙な(意味的に正しく
ない)訳文を翻訳結果として出力してしまうことがあ
る。(例えば、「I saw a girl.」(私は少女をのこぎり
で切る。)この例文では、sawに「のこぎりで切る」と
「見た」の2つの異原形から起こる多義性がある。)こ
れは、同一見出しではあるが、各々の原形が異なってい
るために多義性が存在する場合に起こる。特に、ある語
の原形とある語の過去形が同一見出しのとき、主語が一
人称であると、どちらの解釈が正しいのか区別がつかな
くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、異原形
のために起こる多義性を含む単語が存在する場合におい
て、多義性のため、どちらの解釈が正しいのか区別がつ
かなくなるという問題があった。本発明は上記の問題を
解決するものであり、文法的にどの解釈を採用すべきか
の判断がつかなくなった場合でも、より一般的な訳文を
出力する英日機械翻訳装置を提供することを目的とする
ものである。
のために起こる多義性を含む単語が存在する場合におい
て、多義性のため、どちらの解釈が正しいのか区別がつ
かなくなるという問題があった。本発明は上記の問題を
解決するものであり、文法的にどの解釈を採用すべきか
の判断がつかなくなった場合でも、より一般的な訳文を
出力する英日機械翻訳装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、辞書にその多義性の解釈について優先順
位を記述する方法や、辞書にエントリーする順番を優先
度順にするといった方法により、多義性を解消すること
が考えられるが、ここでは単語辞書に個々の単語に意味
情報を明記することにより多義性の解消を行う。異原形
のために多義性が存在し複数の解釈を持つ見出し語に対
して、文法的に正しい解釈が複数存在する場合に、多義
性を持つ単語の意味情報と文中に現れる主語や目的語の
意味情報を照合し、その多義性を解消し意味的にも正し
い唯一の解釈を決定する翻訳処理を行うことにより、よ
り一般的な訳文を得るようにしたものである。
成するために、辞書にその多義性の解釈について優先順
位を記述する方法や、辞書にエントリーする順番を優先
度順にするといった方法により、多義性を解消すること
が考えられるが、ここでは単語辞書に個々の単語に意味
情報を明記することにより多義性の解消を行う。異原形
のために多義性が存在し複数の解釈を持つ見出し語に対
して、文法的に正しい解釈が複数存在する場合に、多義
性を持つ単語の意味情報と文中に現れる主語や目的語の
意味情報を照合し、その多義性を解消し意味的にも正し
い唯一の解釈を決定する翻訳処理を行うことにより、よ
り一般的な訳文を得るようにしたものである。
【0005】
【作用】したがって、異原形のために多義性が起こり複
数の解釈が存在し、文法的にどの解釈を使用するべきか
の判断がつかなくなったときに、辞書に記述されている
単語の意味情報を基に多義性の解消を行い、1つの解釈
を採用し翻訳処理を行うことにより、文法的にも意味的
にも正しい訳文を得ることができるようになる。
数の解釈が存在し、文法的にどの解釈を使用するべきか
の判断がつかなくなったときに、辞書に記述されている
単語の意味情報を基に多義性の解消を行い、1つの解釈
を採用し翻訳処理を行うことにより、文法的にも意味的
にも正しい訳文を得ることができるようになる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明を行う。図1は本発明の一実施例における英日機
械翻訳装置の機能ブロック図である。図1において、1
は原文の文字列を入力する入力手段、2は単語に関する
文法情報や意味情報,訳語など、翻訳に必要な情報を記
憶している単語辞書、3は単語辞書2を用いて原文を翻
訳する翻訳実行部、4は翻訳実行部3で翻訳を行う際に
用いる文法規則を記憶した翻訳ルール辞書、5は原文,
訳文を対応づけて表示する表示手段、6は翻訳実行部3
の動作などを制御する翻訳制御部である。
ら説明を行う。図1は本発明の一実施例における英日機
械翻訳装置の機能ブロック図である。図1において、1
は原文の文字列を入力する入力手段、2は単語に関する
文法情報や意味情報,訳語など、翻訳に必要な情報を記
憶している単語辞書、3は単語辞書2を用いて原文を翻
訳する翻訳実行部、4は翻訳実行部3で翻訳を行う際に
用いる文法規則を記憶した翻訳ルール辞書、5は原文,
訳文を対応づけて表示する表示手段、6は翻訳実行部3
の動作などを制御する翻訳制御部である。
【0007】上記のように構成された英日機械翻訳装置
において、この装置の動作について説明する。まず、入
力手段1により入力された原文文字列に対し、翻訳制御
部6を動作させ、翻訳実行部3にて単語辞書2と翻訳ル
ール辞書4を用いて翻訳処理を行う。この翻訳の処理過
程において、文法的には正しいが異原形のために多義性
が起こり、複数の解釈の可能性が存在するとき、原文を
構成するそれぞれの単語について単語辞書2の意味情報
の検索が行われる。同一見出しで異原形のために多義性
を持つ単語の意味情報と、原文を構成する各々の単語の
意味情報を検索することにより、異原形による多義性を
解消し、より自然な訳文を得ることができる。
において、この装置の動作について説明する。まず、入
力手段1により入力された原文文字列に対し、翻訳制御
部6を動作させ、翻訳実行部3にて単語辞書2と翻訳ル
ール辞書4を用いて翻訳処理を行う。この翻訳の処理過
程において、文法的には正しいが異原形のために多義性
が起こり、複数の解釈の可能性が存在するとき、原文を
構成するそれぞれの単語について単語辞書2の意味情報
の検索が行われる。同一見出しで異原形のために多義性
を持つ単語の意味情報と、原文を構成する各々の単語の
意味情報を検索することにより、異原形による多義性を
解消し、より自然な訳文を得ることができる。
【0008】以下、図2のフローチャートを参照しなが
ら異原形のための多義性の解消処理の過程の説明を行
う。まず、異原形のための多義性の解消処理が開始され
る(S1)。次に、異原形のために複数解釈(多義性)を持
つ単語の複数の解釈のうち、第一候補の解釈について、
その意味情報が原文を構成している他の単語の意味情報
とマッチするかどうかの検査を行うために、第一候補の
解釈の意味情報の検索を行う(S2)。そして、S2により
検索した意味情報と原文を構成している他の単語の意味
情報がマッチしているか否かの検査を行い(S3)、マッ
チしていたら(S3-YES)、現在照合を行っていた解釈を
原文の解釈として採用する。これで、多義性の解消が行
われたことになり、処理を終了する(S7)。マッチしな
かったら(S3-NO)、未照合の解釈の有無を調べ(S4)、
未照合の解釈が存在すれば次の候補へ進み(S5)、次の
解釈について意味情報の照合を行う(S3,S4の処理を
繰り返す)。既に、すべての解釈について意味情報の照
合を行っていたら(S4-YES)、第一候補の解釈を選択(デ
フォルトの解釈が第一候補としてエントリーされていた
ものとする)し、この解釈を採用する(S6)。デフォルト
値を優先して多義性の解釈が行われたことになる。以上
のように、異原形であるために多義性が起こり複数の解
釈を持つ単語が存在する場合、その単語の意味情報と原
文中の他の単語の意味情報を照合することにより、その
単語の多義性の解消処理を行う。
ら異原形のための多義性の解消処理の過程の説明を行
う。まず、異原形のための多義性の解消処理が開始され
る(S1)。次に、異原形のために複数解釈(多義性)を持
つ単語の複数の解釈のうち、第一候補の解釈について、
その意味情報が原文を構成している他の単語の意味情報
とマッチするかどうかの検査を行うために、第一候補の
解釈の意味情報の検索を行う(S2)。そして、S2により
検索した意味情報と原文を構成している他の単語の意味
情報がマッチしているか否かの検査を行い(S3)、マッ
チしていたら(S3-YES)、現在照合を行っていた解釈を
原文の解釈として採用する。これで、多義性の解消が行
われたことになり、処理を終了する(S7)。マッチしな
かったら(S3-NO)、未照合の解釈の有無を調べ(S4)、
未照合の解釈が存在すれば次の候補へ進み(S5)、次の
解釈について意味情報の照合を行う(S3,S4の処理を
繰り返す)。既に、すべての解釈について意味情報の照
合を行っていたら(S4-YES)、第一候補の解釈を選択(デ
フォルトの解釈が第一候補としてエントリーされていた
ものとする)し、この解釈を採用する(S6)。デフォルト
値を優先して多義性の解釈が行われたことになる。以上
のように、異原形であるために多義性が起こり複数の解
釈を持つ単語が存在する場合、その単語の意味情報と原
文中の他の単語の意味情報を照合することにより、その
単語の多義性の解消処理を行う。
【0009】次に、意味情報の照合の処理について「I
saw a girl.」の文について詳しく説明する。sawには、
sawの現在形「のこぎりで切る」と、seeの過去形「見
た」の異原形による多義性が存在する。そこで、原文を
構成する他の単語の意味情報と照合を行うことにより、
どちらか一方の解釈を採用する。原文を構成する単語の
意味情報を(表1)に示す。
saw a girl.」の文について詳しく説明する。sawには、
sawの現在形「のこぎりで切る」と、seeの過去形「見
た」の異原形による多義性が存在する。そこで、原文を
構成する他の単語の意味情報と照合を行うことにより、
どちらか一方の解釈を採用する。原文を構成する単語の
意味情報を(表1)に示す。
【0010】
【表1】
【0011】まず、saw の過去形「のこぎりで切る」の
解釈で意味情報の照合を行うと、主語に関してはどちら
も「人」であるのでマッチするが、目的語については
「人」と「物」でマッチしないので、この解釈は意味的
に正しくないことが分かる。次に、see の過去形「見
た」の解釈で意味情報の照合を行うと、主語も目的語マ
ッチするので意味的にも正しいと言える。そこで、see
の過去形「見た」の解釈を採用する。これで、saw の異
原形による多義性は解消される。この処理により、訳文
は、「私は、少女を見た」となり、文法的にも意味的に
も正しい訳文を得ることができる。
解釈で意味情報の照合を行うと、主語に関してはどちら
も「人」であるのでマッチするが、目的語については
「人」と「物」でマッチしないので、この解釈は意味的
に正しくないことが分かる。次に、see の過去形「見
た」の解釈で意味情報の照合を行うと、主語も目的語マ
ッチするので意味的にも正しいと言える。そこで、see
の過去形「見た」の解釈を採用する。これで、saw の異
原形による多義性は解消される。この処理により、訳文
は、「私は、少女を見た」となり、文法的にも意味的に
も正しい訳文を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】上記から明らかなように、同一見出し語
でも、異原形であるために多義性が起こってしまい、複
数の解釈を持つ見出し語に対して文法的に正しい解釈が
複数存在する場合に、その単語の意味情報を記述した単
語辞書を用いて、その多義性を解消し翻訳処理を行うこ
とにより、意味的に正しい訳文を得ることができるとい
う効果を有する。
でも、異原形であるために多義性が起こってしまい、複
数の解釈を持つ見出し語に対して文法的に正しい解釈が
複数存在する場合に、その単語の意味情報を記述した単
語辞書を用いて、その多義性を解消し翻訳処理を行うこ
とにより、意味的に正しい訳文を得ることができるとい
う効果を有する。
【図1】本発明の一実施例における英日機械翻訳装置の
機能ブロック図である。
機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における異原形のための多義
性の解消処理の動作を表すフローチャートである。
性の解消処理の動作を表すフローチャートである。
1…入力手段、 2…単語辞書、 3…翻訳実行部、
4…翻訳ルール辞書、5…表示手段、 6…翻訳制御
部。
4…翻訳ルール辞書、5…表示手段、 6…翻訳制御
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ユーザが原文を入力する入力手段と、単
語に関する文法情報や意味情報,訳語を記憶し、同一見
出し語で異原形のために多義性が存在し複数の単語がエ
ントリーされているものについては、特に各々の意味情
報を明記している単語辞書と、単語辞書の情報を用いて
英文の解析を行い、日本語の構文へ変換・生成する翻訳
実行部と、英文の解析,日本語の構文へ変換・生成を行
うのに用いる文法規則を記憶した翻訳ルール辞書と、原
文,訳文を対応づけて表示する表示手段と、翻訳実行部
の動作および原文,訳文の記憶および表示を制御する翻
訳制御部とを備え、同一見出し語で異原形のために起こ
る多義性の解消が行えることを特徴とする英日機械翻訳
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177982A JPH0736908A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 英日機械翻訳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177982A JPH0736908A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 英日機械翻訳装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736908A true JPH0736908A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16040473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5177982A Pending JPH0736908A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 英日機械翻訳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736908A (ja) |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5177982A patent/JPH0736908A/ja active Pending
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