JPH0736686A - 影響検索装置 - Google Patents

影響検索装置

Info

Publication number
JPH0736686A
JPH0736686A JP5177141A JP17714193A JPH0736686A JP H0736686 A JPH0736686 A JP H0736686A JP 5177141 A JP5177141 A JP 5177141A JP 17714193 A JP17714193 A JP 17714193A JP H0736686 A JPH0736686 A JP H0736686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
unit
data
sentence
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5177141A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Yoshino
利明 吉野
Nobuyuki Kanetani
延幸 金谷
Sanpachi Uehara
三八 上原
Takao Okubo
隆夫 大久保
Shigeki Naota
繁樹 直田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5177141A priority Critical patent/JPH0736686A/ja
Publication of JPH0736686A publication Critical patent/JPH0736686A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 影響検索装置に係り、特にソフトウェアの一
部を変更するときに仕様書を変更するとき、仕様書の一
部変更に伴ってその影響の存在する部分を自動的に検索
できる装置を提供することである。 【構成】 仕様書の文を解析して名詞、動詞等の品詞名
を付与する言語解析部3と、仕様書の中で使用されるデ
ータの設定箇所、参照箇所を抽出し、設定・参照リスト
を作成する設定・参照箇所獲得部4と、前記設定・参照
リストから指定されたデータの設定/参照箇所を抽出す
るデータ検索部5を具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は影響検索装置に係り、特
にソフトウェア、つまりプログラムの内容を一部変更す
るときに、先ず仕様書の変更が行われるが、この変更に
ともなって仕様書のどの部分を変更すべきかという影響
の及ぼされる位置を自動的に検索する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラムを作成するとき、先ず仕様書
を作成し、それに応じてプログラムを作成することが一
般的である。例えば図9に示す如き仕様書が作成される
プログラムの保守をする場合もその変更はまず仕様書で
行われる。
【0003】仕様書の作成者は、通常、業務のことは詳
しいが、プログラムのことはあまり知らない場合が多
い。そのため、プログラムの一部を変更したとき、それ
に対する関連部分のどこを変更すべきかわからない場合
が多い。
【0004】ソフトウェア、つまりプログラムの仕様を
変更する場合、仕様書の作成者が仕様書でその変更箇所
を検討する。この際、或る変更に関して他のどのモジュ
ールを変更すべきか、つまり或る変更したことにともな
って影響を受ける部分を仕様書において検討することが
必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プログラムに関しては
その影響検索ツールつまりソースコードのクロスレファ
レンス機能が実現されている。しかし仕様書については
このようなツールは存在しない。しかもプログラム変更
の前に、変更に際して最初に検討すべき対象である仕様
書にはこのような影響検索のツールは現在存在していな
い。
【0006】従って本発明の目的は、仕様書を変更した
とき、これにより影響を受ける仕様書の他の部分を自動
的に検索できるようにした影響検索装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1(A)に示す如く、検索すべき仕
様書を格納したデータベース1と、単語が名詞か、動詞
か等の文法が格納された解析用辞書2と、言語解析部3
と、設定・参照箇所獲得部4と、データ検索部5を設け
る。
【0008】入出力部6に対して指定データ項目例えば
「端末番号」の存在する箇所をサーチせよという検索命
令が、サーチ対象の仕様書名(仕様書のグループ名の場
合、複数の仕様書名の場合もある)と場合によってはそ
の範囲とともに入力されたとき、言語解析部3に対して
これらが入力される。
【0009】言語解析部3は、仕様書用データベース1
から、指定された範囲の仕様書を1文ずつ読み出し、
「AをBに設定(又はセット)」、「Cからセット」、
「DがEの場合」等のパタンの文書に該当するか否か解
析する。この場合A、B、C、D、Eはそれぞれ名詞で
あり、「設定」とか「セット」、「場合」等は動詞と判
別する。
【0010】これにより、例えば図9の仕様書から、そ
の4行目の「編集前入力電文の受渡データ入力WSをM
S NOに設定」、7行目の「端末テーブル領域の端末
番号からセット」、8行目の「MS NOの上2桁がP
Gの場合」等の前記パタンに合致したものが中間表現と
して出力される。
【0011】設定・参照箇所獲得部4は、これらの中間
表現を受けたとき、「AをBに設定(又はセット)」
の場合は、Aを参照項目とし、Bを設定項目として抽出
し、「Cからセット」の場合はCを参照項目とし、そ
のタイトルを設定項目として抽出し、「DがEの場
合」にはDを参照項目とし、Eを設定項目として抽出す
る。このようにして前記の例では図1(B)に示す如
く、仕様書の4行目に記載された「MS NO」を設定
項目として、4行目に記載された「編集前入力電文」、
「受渡データ入力」を参照項目として、7行目に記載さ
れた「端末番号」を設定項目として、「端末テーブル領
域」、「端末番号」を参照項目として、8行目に記載さ
れた「MS NO」を参照項目として、「端末番号」を
設定項目としてそれぞれ抽出して、設定・参照リストを
出力する。
【0012】データ検索部5は、指定データ項目とし
て、前記の如く、「端末番号」が印加されているので、
図1(B)に示す如き設定・参照リストをサーチして7
行目、8行目に「端末番号」が設定項目として存在し、
7行目に参照項目として存在していることを検知し、こ
れを入出力部6に送出し、外部に出力する。
【0013】
【作用】本発明によれば、仕様書を読み出して、これよ
り指定データ項目の存在する位置を自動的に抽出するこ
とができるので、人間が仕様書より抽出する場合に比較
して、正確にその位置を検出することができるので、仕
様書を変更する場合、その影響の及ぶ範囲を自動的に検
知することが可能となり、正確な仕様書の変更が可能と
なる。
【0014】
【実施例】
1.第1実施例 本発明の第1実施例を図1を参照しつつ図2及び図3に
もとづき詳述する。図2(A)は、図1における言語解
析部3の詳細図を示し、同(B)は図1における設定・
参照箇所獲得部4の詳細図を示し、図3は設定・参照リ
ストを示す。
【0015】図2(A)に示す如く、言語解析部3は、
一文カット部3−1、単語解析部3−2、文解析部3−
3を有する。また図2(B)に示す如く、設定・参照箇
所獲得部4は、パタン判定部4−1、設定項目・参照項
目認定部(以下設定参照部という)4−2を有する。
【0016】一文カット部3−1は仕様書用データベー
ス1から指定された範囲内の仕様書を一文ずつ読み出
し、これを単語解析部3−2に送出するものである。な
お、タイトルについてはその先頭に数字とか予め定めら
れた特別の記号が付加されているので、これにより、タ
イトルであることを判別し、表については罫線の存在で
判別する。
【0017】単語解析部3−2は、送付された仕様書の
一文を単語解析するものであり、解析用辞書2を参照し
て単語毎に区切るとともに、その品詞を付与するもので
ある。
【0018】文解析部3−3は、単語解析部3−2から
伝達された単語解析された文が特定のパタンで表現され
たものか否かを解析するものである。そして特定のパタ
ンか否かを判別するため、パタン保持部10が接続さ
れ、特定のパタンが伝達されている。
【0019】パタン保持部10には、例えば「AをBに
設定」、「AをBにセット」、「Cからセット」、「D
がEの場合」等のパタンが格納されている。ここでA〜
Eはいずれも変数であり、名詞である。なお「設定」、
「セット」、「場合」等は動詞として認識される。また
図2(A)、(B)には図示省略したが、タイトルに対
しては「Fの設定」のパタンが格納され、表については
初めの欄が設定項目で次の欄(図9では設定内容)を参
照項目とすることが記入されている。
【0020】これにもとづき、文解析部3−3から、図
9に示す仕様書の第4行の文は〔「編集前入力電文の受
渡データ入力WS」を「MS NO」に「設定」〕と解
析されて出力され、また第7行の文は〔「端末テーブル
領域の端末番号」から「セット」〕と解析されて構文
木、即ち動詞+名詞+助詞の形で中間表現として出力さ
れる。このとき動詞の位置が特定位置、例えば最初に送
出されるようにすることもできる。
【0021】この出力は設定・参照箇所獲得部4のパタ
ン判定部4−1に送出される。パタン判定部4−1には
パタン保持部10が保持している各パタンが伝達されて
おり、その動詞と構文によりその、・・・のいずれ
かを判定する。例えば動詞が「設定」のときパタンと
判定し、「セット」のときは「〜を〜に」という構文の
ときと判定し、「〜から」という構文のときはと判
定する。そしてこの判定結果を中間表現である構文木と
ともに設定参照部4−2に送る。
【0022】設定参照部4−2は、このパタン、・
・・に応じて参照・項目テーブル11を参照して、例え
ばパタンの場合はAを参照項目、Bを設定項目として
抽出し、パタンの場合はCを参照項目、タイトルを設
定項目として抽出する。このようにして図9に示す如き
仕様書から図3に示す如き設定・参照リストが得られ
る。
【0023】なお参照・項目テーブル11には、図2で
は図示省略したが、タイトルについては「Fの設定」の
Fが設定項目として記入され、表については最初の欄を
設定項目とし、次の欄を参照項目とすることが記入され
ている。
【0024】このようにして設定、参照箇所の獲得結果
である設定・参照リストを図1に示すデータ検索部5
が、指定データ項目にもとづきサーチして、指定データ
項目例えば「端末番号」がそのモジュール名とその存在
箇所である位置と、設定項目か参照項目等が出力され、
入出力部6より送出されることになる。従って仕様書で
「端末番号」という用語を変更したいとき、その存在部
分が検知でき、見直し部分が認識できる。
【0025】これにより仕様書を指定データにより自動
的に検索することができるので、仕様書上で影響検索が
可能となる。なお、パタン保持部10及び参照・項目テ
ーブル11のパタンは前記のもののみに限定されるもの
ではなく、適宜決定することができる。またタイトルに
ついてはそのパタンにかかわらず、自動的に抽出するこ
ともできる。
【0026】2.第2実施例 本発明の第2実施例を図4にもとづき他図を参照して説
明する。前記第1実施例では、検索対象となる仕様書範
囲よりデータ項目に関係なく変数を全部抽出して図3に
示す参照リストを先に作成し、それからデータ項目につ
いて検索を行っていたので、設定・参照リストの作成に
かなりの時間を必要とした。本発明の第2実施例では、
先にデータ項目に関係する文を抽出してそれに対しての
み、設定・参照リストを作成するように構成し、設定・
参照リストの作成の負担を軽くしたものである。
【0027】図4において他図と同記号部は同一部分を
示し、21は一文カット部、22は文抽出部、23は単
語解析部、24は文解析部、25はパタン判定部、26
は設定参照部、27はデータ検索部である。
【0028】一文カット部21は、仕様書用データベー
ス1より、検索対象とする仕様書の範囲から一文ずつ読
み出すものであり、図2における一文カット部3−1と
同様のものである。文抽出部22は、仕様書から読み出
された文中に指定データ項目が存在するか否かを、例え
ば文字列パタンマッチングにより検索し、存在する文の
みを抽出するものである。
【0029】単語解析部23は文抽出部22より伝達さ
れた文に対して、解析用辞書2を参照して単語解析を行
い、名詞、動詞等を区別するものであり、図2における
単語解析部3−2と同様のものである。文解析部24
は、この単語解析された文が、パタン保持部10に保持
されたパタンの1つと一致するか否かを検索し、一致す
るものに対しては文を名詞、動詞等に区分した構文木の
形で出力するものであり、図2における文解析部3−3
と同様のものである。
【0030】パタン判定部25は伝達された構文木が、
パタン保持部10に保持されている複数のパタンのうち
のどれに相当するのかを判定するものであり、例えばパ
タンに該当するものと判定するものであり、図2にお
けるパタン判定部4−1と同様のものである。
【0031】設定参照部26はパタン判定部25で判定
されたパタンに応じて参照・項目テーブル11を参照
し、構文木の形で伝達された文より参照項目、設定項目
を抽出して、その行数ともに設定・参照リストを作成す
るものであり図2における設定参照部4−2と同様のも
のである。
【0032】データ検索部27は設定参照部26の出力
をアクセスして、指定されたデータ項目がどの仕様書の
どの位置に存在するのかを検出するものであり、参照項
目か、設定項目かをも出力できる。一文カット部21で
不必要の文がカットされており、必要のもののみが送出
されてくるので、設定参照部26の出力を直接サーチす
ることも可能であり、この場合は設定参照部26は設定
・参照リストを作成する必要はない。
【0033】図4に示す第2実施例の動作について説明
する。仕様書の変更に際し仕様書作成者はその仕様書名
又は仕様書グループ名、サーチ範囲、指定データ項目等
を入力する。これにもとづき、一文カット部21は仕様
書用データベース1よりその指定された仕様書のサーチ
範囲の文を一文ずつ抽出する。そしてこの文に指定デー
タ項目が存在するか否かを文抽出部22において、例え
ば文字列マッチングで検索し、存在する文のみが単語解
析部23に送出される。
【0034】単語解析部23は、この文を解析用辞書2
を参照しながら、名詞、動詞等に区分する。そしてこれ
が文解析部24において、パタン保持部10に保持され
ている各パタンと照合され、パタンに該当するものが、
前記名詞、動詞等に区分された中間表現である構文木の
形でパタン判定部25に送出される。
【0035】パタン判定部25は、これがパタン保持部
10のどのパタンに相当するのかを判別し、構文木とと
もにそのパタンの番号を設定参照部26に送出する。設
定参照部26は参照・項目テーブル11をパタン番号に
応じて参照して、その構文木より設定項目、参照項目を
抽出する。このときこれらの項目に助詞で接続された複
数の名詞があるとき、助詞を除いて複数の名詞を抽出す
る。
【0036】この設定参照部26の出力をデータ検索部
27で検索して、指定データ項目が存在する仕様書名、
行数、設定項目、参照項目等が、指定データ項目ととも
に出力される。
【0037】なお前記説明では、パタン判定部25でパ
タン判定を行う例について説明したが、文解析部23で
そのパタン判定も行わせることによりパタン判定部25
を省略することもできる。
【0038】このようにして必要な文のみを予め選択す
ることができるので、単語解析部23以下の処理量を大
幅に減少することができ、装置の負担を軽くし、検索速
度を向上することができる。
【0039】3.第3実施例 本発明の第3実施例を図5、図6にもとづき説明する。
第3実施例では、プログラムが外部モジュールを呼び出
したり、外部モジュールにより呼び出される場合につい
ても影響検索可能とするものである。
【0040】図5は本発明の第3実施例を示すものであ
って、(A)は構成図、(B)はフロー解析データ獲得
説明図、(C)はフロー解析方法説明図、(D)は外部
モジュール呼出し例説明図、図6は第3実施例の検索状
態説明図であり、(A)は検索状態説明図、(B)はフ
ロー解析結果説明図である。
【0041】図5(A)において、30はデータベー
ス、31はフロー解析部、32はパタン保持部、33は
言語解析部、34は設定・参照箇所獲得部、35はデー
タ格納部、36は検索入力部、37はコール検出部、3
8はコール保持部、39はデータ項目検索部である。
【0042】データベース30は、設定・参照リスト及
びフロー解析結果リストがそれぞれモジュール名別に格
納するものである。フロー解析部31は仕様書を解析し
てコール部分を抽出し、フロー解析結果リストを作成す
るものである。このためパタン保持部32が接続され、
パタン保持部32にはコール部分であることを判断する
ためのパタン例、「Aを呼ぶ」、「Aへ行く」、「CA
LL A」(Aは名詞)等が記入される。このフロー解
析部31の動作は後述詳記する。
【0043】言語解析部33は、図示省略した仕様書用
データベースから、仕様書を一文ずつ読み出して、図示
省略した解析用辞書を参照して名詞、動詞等の品詞毎に
区分するものであり、前記図1に示す言語解析部3と同
様の動作を行う。
【0044】設定・参照箇所獲得部34は、前記言語解
析部33において解析された文を、図示省略したパタン
保持部及び図示省略した参照・項目テーブルを参照して
設定・参照リストを作成するものである。
【0045】データ格納部35は、前記フロー解析部3
1より送出されたフロー解析結果リストをその仕様書名
とともにデータベース30に格納したり、前記設定・参
照箇所獲得部34から送出された設定・参照リストをこ
れまたその仕様書名とともにデータベース30に格納す
るものである。
【0046】検索入力部36は、データベース30を検
索するときの検索指令が入力されるものである。コール
検出部37は、モジュール間のコール関係を検出するも
のであって、データベース30のフロー解析結果リスト
をアクセスしてコール関係を得るものであり、そのモジ
ュールから呼ばれる外部モジュール名、そのモジュール
を呼ぶ外部モジュール名を検知して、そのモジュール名
をコール保持部38に記入するものである。
【0047】データ項目検索部39は、検索入力部36
に対して入力された指定データ項目と仕様書名にもとづ
き、この仕様書名の設定・参照リストと、コール保持部
38に記入されたモジュール名の設定・参照リストを指
定データ項目にもとづきアクセスして、その存在位置を
検出するものである。
【0048】次にフロー解析部31について説明する。
例えば図5(D)に示す如く、モジュールCにおいてモ
ジュールAを呼出すCALL Aが存在し、モジュール
BにモジュールCを呼出すCALL Cが存在すると
き、モジュールCを変更する場合、その影響がモジュー
ルA、Bに及ぶ可能性があるので、その影響の有無をチ
ェックすることが必要になる。この場合、モジュールC
からみたとき、モジュールAが図6(A)に示すフロー
チャートにおけるモジュール名から呼ばれる外部モジュ
ール名に相当し、モジュールBがモジュール名を呼ぶ外
部モジュール名に相当する。
【0049】フロー解析部31の動作を、図5(C)に
もとづき説明する。フロー解析部31は、言語解析部3
3より送出された、仕様書1文毎の単語区分されたデー
タを、パタン保持部に保持された複数のパタンと1つ1
つパタンマッチする。
【0050】パタンマッチしたものに対して、そのAが
外部モジュールか、否かチェックする。Aが外部モジュ
ールでない場合は、コールの内容が自モジュールと同一
のケースであり、次のパタンマッチ処理を行う。
【0051】外部モジュールであれば、その存在部分と
外部モジュール名をデータベースのフローリストに登録
するためデータ格納部35に送出する。これにより、図
9に示す如き仕様書の例では、図6(B)に示す如きフ
ロー解析結果リストがデータベース30の該当モジュー
ル名別領域に記入されることになる。このようにして外
部モジュールの呼出しリストを作成する。
【0052】図5(B)は、仕様書入力に対し一文毎に
言語解析が行われて品詞毎に区分され、これに対してフ
ロー解析が行われて呼出リストが作成され、また設定・
参照箇所獲得が行われて設定・参照リストが作成される
ことを示している。
【0053】また、図5(D)に示す状態のモジュール
Cに対する仕様書にはプログラムA、Bの呼出し関係に
関する記述があるので、これに対するフロー解析結果リ
ストには当然のことながらプログラムA、Bがリストア
ップされることになる。
【0054】次に、このようにして作成された外部モジ
ュールの呼出しリスト及び設定・参照リストが記入され
たデータベース30に対して、図5(D)に示すモジュ
ールCに関する仕様書に対して検索が行われる場合につ
いて、図6(A)のフローチャートに従って説明する。
【0055】例えば仕様書作成者が、検索すべき対象
とするモジュール名C、変数(検索対象とすべきデータ
項目名)、設定又は参照の指定等を検索データとして検
索入力部36に入力する。
【0056】これによりコール検出部37がデータベ
ース30をアクセスしてそのモジュール名Cに対応する
仕様書のフロー解析結果リストをアクセスし、このモジ
ュール名(C)から呼ばれる外部モジュール名を調べ
る。これにより外部モジュール名Aが得られるので、コ
ール検出部37は、この外部モジュール名Aをコール保
持部38に記入する。
【0057】次にコール検出部37が、同様に、この
モジュール名(C)を呼ぶ外部モジュール名を調べる。
これにより外部モジュール名Bが得られるので、コール
検出部37は、この外部モジュール名Bをコール保持部
38に記入する。
【0058】それからデータ項目検索部39は、コー
ル保持部38に記入されているモジュール名AとB及び
コール検出部37を経由して伝達されるモジュール名C
によりそれぞれ指定されるモジュールの仕様書の設定・
参照リストを、同じくコール検出部37を経由して伝達
されたデータ項目及び設定又は参照の指定にもとづき検
索する。これによりモジュール名A、B、Cのそれぞれ
の仕様書の設定・参照リストから、該データ項目及びそ
の設定又は参照に該当する変数の位置が検索されその結
果がモジュール毎に出力できる。
【0059】この第3実施例によれば、予め全仕様書を
解析して設定・参照リストや呼出リストを作成してお
き、これをデータベース30に保持しておくので、前記
実施例の如く、設定・参照リストをその検索の毎に作成
する必要がなく、効率的である。しかも検索がモジュー
ルを越えて可能になる。このため影響検索時に、呼び出
し関係にある全モジュールに関しての影響検索を行うこ
とができ、正確な検索が可能となる。
【0060】4.第4実施例 本発明の第4実施例を図7にもとづき説明する。第4実
施例は、オブジェクト指向設計書に対しても本発明の影
響検索装置が適用できることを示したものである。
【0061】図7(A)はオブジェクト指向設計書の1
例を示し、同(B)は本発明の第4実施例構成図を示
す。図7(B)において、40はデータベース、41は
クラス読込部、42は言語解析部、43は設定・参照箇
所獲得部である。
【0062】データベース40には、図7(A)で示す
如き、オブジェクト指向設計書が格納されている。オブ
ジェクト指向設計書は、仕様書の1種であり、クラス単
位で記述されている。図7(A)の例ではクラス名が
「Circle」の例である。
【0063】クラス読込部41は、データベース40か
らクラス単位にデータを一文ずつ読み込むものであり、
すべてのクラスを読み込むような指令が印加されたとき
は、データベース40の全データに対しクラス毎に一文
ずつ読み込むものである。このとき読み込まれたクラス
名は設定・参照箇所獲得部43まで印加される。なおク
ラスの最初には、「Class Descriptio
n」が記述され、クラス名の先頭には「Class N
ame」が記述されているので、その次の単語がクラス
名であることがわかる。従ってクラス読込部41はこれ
らをパタンマッチすることで検出し、クラスの最初とク
ラス名を認識する。
【0064】言語解析部42は、図示省略した解析用辞
書を参照して、名詞、動詞等の品詞毎に区分するもので
ある。設定・参照箇所獲得部43は、前記言語解析部4
2において解析された文を、図示省略したパタン保持部
や、図示省略した参照・項目テーブルを参照して、設定
・参照リストを作成し、クラス名を付与して出力するも
のであり、前記設定・参照箇所獲得部4と同様の動作を
行うものである。
【0065】この実施例によればオブジェクト指向設計
書に対しても本発明を適用することができ、すべてのク
ラスを読み込み、影響範囲を検索することができる。 5.第5実施例 本発明の第5実施例を図8に基づき説明する。第5実施
例は、プログラムの構造体情報を別に保持しておき、仕
様書のデータ項目を変更したとき、それに関係するプロ
グラムの上位、下位部分のデータ項目名をこの構造体情
報より獲得して、この獲得項目名についてもデータ検索
を行い、影響範囲をさらに正確に検索可能にしたもので
ある。
【0066】図8(A)はプログラムの1例を示し、同
(B)は第5実施例の構成図を示す。図8(B)におい
て、50は構造体情報保持部、51は言語解析部、52
は設定・参照箇所獲得部、53は関連データ項目名獲得
部、54は関連データ項目保持部、55はデータ検索
部、56は設定・参照リストである。
【0067】構造体情報保持部50は、仕様書にもとづ
き作成されたプログラムの構造体情報が保持されてい
る。ここで構造体情報について説明する。例えば図8
(A)に示す如きプログラムにおいて、変数Bが変わる
とき、その影響はA、C、Dにも及ぶ可能性があり、そ
れもチェックすることが必要である。いまAが人、Bが
名前、Cが性、Dが名の場合、名前が変わったとき、性
または名が変わり、人も変わる可能性があるので、名前
のデータ項目を変更する場合、これらのデータ項目の検
討も必要となる。このようにプログラムの構造体にもと
づき影響の及ぶ範囲の情報が構造体情報より得られ、図
8(A)の場合には、名前と、人、性、名とが構造体情
報となる。このような構造体情報は、前もってプログラ
ムをシステムで解析することにより、システムで作成で
きる。
【0068】言語解析部51は、図示省略した仕様書用
データベースに格納された仕様書を一文ずつ読み込み、
これを図示省略した解析用辞書を参照して名詞、動詞等
の品詞毎に解析するものであり、前記図1における言語
解析部3と同様の動作を行うものである。
【0069】設定・参照箇所獲得部52は、図示省略し
たパタン保持部及び参照・項目テーブルを参照して設定
・参照リスト56を作成するものであり、図1における
設定・参照箇所獲得部4と同様の動作を行うものであ
る。この設定・参照リスト56は全体をサーチ範囲とす
るときに作成したときこれを保持することが効率的であ
る。
【0070】関連データ項目名獲得部53は、検索項目
として入力されたデータ項目にもとづき構造体情報保持
部50をアクセスしてこのデータ項目に関連する関連デ
ータ項目、例えば図8(A)に関してデータ項目として
「名前」が入力されたとき、「人」、「性」、「名」を
関連データ項目として抽出し、これらを関連データ項目
保持部54に記入するものである。
【0071】関連データ項目保持部54は、関連データ
項目名獲得部53が構造体情報保持部50から獲得した
関連データ項目を一時的に保持するものである。データ
検索部55は、入力されたデータ項目及び関連データ項
目保持部54に保持された関連データ項目にもとづき設
定・参照リスト56をアクセスし、該当するデータ項目
の存在情報を出力するものである。
【0072】設定・参照リスト56は設定・参照箇所獲
得部52により作成されるものであり、仕様書全体をサ
ーチ範囲とするような要求が入力したときに作成された
ものについてはこれを保持しておき、その後のサーチに
ついてはこれを使用する。しかしそれ以外の仕様書のサ
ーチ範囲が限定された場合においては、サーチの毎に設
定・参照リストが作成されるものである。
【0073】図8(B)において、言語解析部51にデ
ータ項目名とサーチ範囲が入力されたとき、言語解析部
51は、図示省略した仕様書用データベースから指定さ
れた範囲の仕様書名とその範囲内の文を一文ずつ読み出
し、これを名詞、動詞等の品詞毎に解析する。設定・参
照箇所獲得部52はこれにもとづき設定・参照リスト5
6を作成し、またデータ項目とサーチ範囲を関連データ
項目名獲得部53に伝達する。
【0074】これにより関連データ項目名獲得部53は
構造体情報保持部50をアクセスしてデータ項目に関連
する関連データ項目を獲得し、これを関連データ項目保
持部54に保持する。
【0075】データ検索部55は、例えばまず関連デー
タ項目名獲得部53より伝達されたデータ項目にもとづ
き設定・参照リスト56をアクセスし、次に関連データ
項目保持部54に保持されている関連データ項目にもと
づき設定・参照リスト56をアクセスする。このように
してデータ項目のみならずこれに関連する関連データ項
目についてもそれらの存在位置を得ることができる。
【0076】第5実施例によれば、指定されたデータ項
目のみならず、プログラム構造体にもとづく関連データ
項目まで影響検索することができる。従って下流の設計
書にも適用可能になる。またこの構造体情報の検索は、
オプションで選択するように構成することもできる。
【0077】ところで特開平3−11427号公報に、
ソフトウェア上で取り扱われるデータの影響範囲を求め
る仕様書分析方式が記載されているが、これは名詞の関
連をデータとして関連名詞で影響を検索するため仕様書
中に出現する名詞を文単位で相互に関連付けて整理する
複雑な処理が必要であるのみならず、影響のある範囲が
おおよそわかるだけにすぎない。しかも本発明の如く、
データの設定/参照箇所を検出することができない。ま
た設定/参照の別も検出することができない。本発明は
動詞のパタンを利用するためデータの設定/参照箇所が
検出できる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、仕様書の一部内容を変
更するとき、その変更に関して他のどのモジュールが変
更されるべきか影響部分を自動的に検出できるので、正
確に仕様書の変更について仕様書上で対応できる。
【0079】また、本発明の第2実施例によれば予め与
えられたデータを含む文のみを抽出してその文に対して
言語解析、設定/参照箇所の認識を行うので、高速化す
ることができる。
【0080】さらに本発明の第3実施例によれば解析結
果をモジュール毎にデータベースに登録し、呼び出し関
係も登録しているので、呼び出し関係にある全てのモジ
ュールの影響検索を行うことができる。
【0081】本発明の第4実施例によればオブジェクト
指向設計にも適用することができる。本発明の第5実施
例によれば、構造体のデータ定義情報を予め獲得して、
プログラム構造上関連する全ての情報名について影響検
索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部構成図である。
【図3】設定・参照リストである。
【図4】本発明の第2実施例である。
【図5】本発明の第3実施例である。
【図6】第3実施例の検索状態説明図である。
【図7】本発明の第4実施例である。
【図8】本発明の第5実施例である。
【図9】仕様書の1例を示す。
【符号の説明】
1 仕様書用データベース 2 解析用辞書 3 言語解析部 4 設定・参照箇所獲得部 5 データ検索部 6 入出力部 10 パタン保持部 11 参照・項目テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 隆夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 直田 繁樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕様書の文を解析して名詞、動詞等の品
    詞名を付与する言語解析部(3)と、 仕様書の中で使用されるデータの設定箇所、参照箇所を
    抽出し、設定・参照リストを作成する設定・参照箇所獲
    得部(4)と、 前記設定・参照リストから指定されたデータの設定/参
    照箇所を抽出するデータ検索部(5)を具備したことを
    特徴とする影響検索装置。
  2. 【請求項2】 指定されたデータ項目を指定されたモジ
    ュールの仕様書から検索し、そのデータを含む文を抽出
    する文抽出部を具備したことを特徴とする請求項1記載
    の影響検索装置。
  3. 【請求項3】 モジュール中で外部モジュールの呼び出
    しを行う箇所を検出するフロー検出部と、 データの設定・参照リストと呼び出し関係をモジュール
    毎にデータベースに登録するデータ格納部を有し、設定
    /参照箇所データ抽出のために関係のあるすべてのモジ
    ュールを検索することを特徴とする請求項1記載の影響
    検索装置。
  4. 【請求項4】 オブジェクト指向設計書のクラスを読込
    むクラス読込部と、 この読込んだクラスの文を解析する言語解析部と、 オブジェクト指向設計書の中で使用されるデータの設定
    ・参照リストとそのクラス名を出力する設定・参照箇所
    獲得部を具備したことを特徴とする影響検索装置。
  5. 【請求項5】 データ項目の関連データ項目を示す構造
    体情報を保持する構造体情報保持部と、 仕様書の文を解析して名詞、動詞等の品詞を付与する言
    語解析部と、 仕様書の中で使用されるデータの設定箇所、参照箇所を
    抽出し設定・参照リストを作成する設定・参照箇所獲得
    部と、 データ項目に関連する関連データ項目を前記構造体情報
    保持部より抽出する関連データ項目名獲得部と、 前記設定・参照リストを前記データ項目及び前記関連デ
    ータ項目により検索するデータ検索部を具備したことを
    特徴とする影響検索装置。
JP5177141A 1993-07-19 1993-07-19 影響検索装置 Withdrawn JPH0736686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5177141A JPH0736686A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 影響検索装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5177141A JPH0736686A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 影響検索装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0736686A true JPH0736686A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16025905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5177141A Withdrawn JPH0736686A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 影響検索装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736686A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128738A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 仕様作成支援装置、仕様作成支援プログラム及び仕様作成支援方法
JP2010186309A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Toshiba Corp 文書処理装置
JP2014106564A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Mitsubishi Electric Corp ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法、および、プログラム
US10631520B2 (en) 2013-06-19 2020-04-28 Radio Systems Corporation Automatic animal feeding system
JP2021174474A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 株式会社日本法務システム研究所 プログラム、端末及び情報処理システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128738A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 仕様作成支援装置、仕様作成支援プログラム及び仕様作成支援方法
JP2010186309A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Toshiba Corp 文書処理装置
JP2014106564A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Mitsubishi Electric Corp ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法、および、プログラム
US10631520B2 (en) 2013-06-19 2020-04-28 Radio Systems Corporation Automatic animal feeding system
JP2021174474A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 株式会社日本法務システム研究所 プログラム、端末及び情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8412514B1 (en) Method and apparatus for compiling and querying a QA database
US5890103A (en) Method and apparatus for improved tokenization of natural language text
US5541838A (en) Translation machine having capability of registering idioms
EP1217533A2 (en) Method and computer system for part-of-speech tagging of incomplete sentences
JPH11110416A (ja) データベースからドキュメントを検索するための方法および装置
WO1997004405A9 (en) Method and apparatus for automated search and retrieval processing
US20040128292A1 (en) Search data management
JPH0652221A (ja) 固有名詞の自動抽出方式
JPH0736686A (ja) 影響検索装置
JPH0748217B2 (ja) 文書要約装置
JP2570681B2 (ja) ワード・プロセッサ
JPH07244669A (ja) 文書検索方式
JP2599973B2 (ja) 日本文訂正候補文字抽出装置
JPH0477857A (ja) 不適切表現検出装置
JP2002366556A (ja) 情報検索方法
JPS63163956A (ja) 文書作成・校正支援装置
JP2693489B2 (ja) 日本語文誤り検出方法
JP2000207475A (ja) 文書作成装置及び文書作成プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JP3884001B2 (ja) 言語解析システムおよび方法
JP5032453B2 (ja) 機械翻訳装置及び機械翻訳プログラム
JPH04211868A (ja) Cd―romデータの検索用キーワードの作成方法
JP2895137B2 (ja) 日本文誤り自動検出および訂正装置
JPH07200592A (ja) 文章処理装置
JPH0736898A (ja) 日中機械翻訳における定語処理方式
JP2003132059A (ja) 言語文を用いた検索装置、検索システム、検索方法、プログラム、および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003