JPH0736583B2 - 会議通話装置 - Google Patents
会議通話装置Info
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- JPH0736583B2 JPH0736583B2 JP62051594A JP5159487A JPH0736583B2 JP H0736583 B2 JPH0736583 B2 JP H0736583B2 JP 62051594 A JP62051594 A JP 62051594A JP 5159487 A JP5159487 A JP 5159487A JP H0736583 B2 JPH0736583 B2 JP H0736583B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は会議通話用の音声回線で相互に接続された複数
の通話者端末に配置される会議通話装置に利用する。特
に、個々の通話者端末において複数の通話者から送話元
を識別する音像位置認識に関する。
の通話者端末に配置される会議通話装置に利用する。特
に、個々の通話者端末において複数の通話者から送話元
を識別する音像位置認識に関する。
会議通話装置では、送話中の通話者を識別するため、そ
して一般の会議の雰囲気を得るため、通話者毎に異なる
場所に音声を生成することが望まれている。
して一般の会議の雰囲気を得るため、通話者毎に異なる
場所に音声を生成することが望まれている。
このような会議通話装置として、複数の通話者を二つの
対地に振り分け、音像(送話者の音源のイメージ)をシ
テレオ方式により伝送して再生する装置が提案されてい
る。このような装置の例が、南、「擬似ステレオ音声を
用いたテレコンファレンスシステムの音声系」、電気通
信学会、回路とシステム研究回資料CAS86−29、1986年
に説明されている。
対地に振り分け、音像(送話者の音源のイメージ)をシ
テレオ方式により伝送して再生する装置が提案されてい
る。このような装置の例が、南、「擬似ステレオ音声を
用いたテレコンファレンスシステムの音声系」、電気通
信学会、回路とシステム研究回資料CAS86−29、1986年
に説明されている。
第4図は従来例会議通話装置のブロック構成図を示す。
この図では、二つの通話者端末にそれぞれ送話部と受話
部とを配置して示す。
この図では、二つの通話者端末にそれぞれ送話部と受話
部とを配置して示す。
右マイクロホン41および左マイクロホン42は、送話者の
音声を電気信号に変換する。伝達関数算出回路44は、右
マイクロホン41と左マイクロホン42との差の伝達関数を
求め、この伝達関数を音声回線43とは別に設けられた制
御情報回線45を介して送る。受話側では、音声情報と受
信伝達関数とが合成された信号から、伝達関数再生回路
46により別チャネルを再生し、右拡声器47、左拡声器48
により音像を再生する。伝達関数を求めるには、右マイ
クロホン41と左マイクロホン42との音声信号の相関係数
を求める。
音声を電気信号に変換する。伝達関数算出回路44は、右
マイクロホン41と左マイクロホン42との差の伝達関数を
求め、この伝達関数を音声回線43とは別に設けられた制
御情報回線45を介して送る。受話側では、音声情報と受
信伝達関数とが合成された信号から、伝達関数再生回路
46により別チャネルを再生し、右拡声器47、左拡声器48
により音像を再生する。伝達関数を求めるには、右マイ
クロホン41と左マイクロホン42との音声信号の相関係数
を求める。
しかし、この会議通話方式では、根本的に、 複数人が同時に送話元となった場合(第4図におい
て送話者が複数)や、送話者が動いたときには、伝達関
数を正確に求めることができず、上述の文献の音声品質
評価試験結果にも記載されているように、擬似ステレオ
では左右のレベル比が不自然になり、 この文献では二つの対地の間の通信を前提にしてい
るが、テレコンフェレンス(遠隔通信会議)では、二つ
の対地間だけでなく、二以上の対地間を接続することが
望ましいが、上記の原理や、従来の右チャネルと左チャ
ネルとを独立に伝送して音場を再生するステレオ方式で
は、三以上の対地を接続する会議通話方式において擬似
ステレオ音場を生成することは原理的に無理がある 欠点があった。
て送話者が複数)や、送話者が動いたときには、伝達関
数を正確に求めることができず、上述の文献の音声品質
評価試験結果にも記載されているように、擬似ステレオ
では左右のレベル比が不自然になり、 この文献では二つの対地の間の通信を前提にしてい
るが、テレコンフェレンス(遠隔通信会議)では、二つ
の対地間だけでなく、二以上の対地間を接続することが
望ましいが、上記の原理や、従来の右チャネルと左チャ
ネルとを独立に伝送して音場を再生するステレオ方式で
は、三以上の対地を接続する会議通話方式において擬似
ステレオ音場を生成することは原理的に無理がある 欠点があった。
このような欠点を解決するため、本出願人は、複数の対
地に通話者端末を配置してその通話者端末毎に異なる位
置に音像を発生させることのできる会議通話方式に関す
る発明について既に特許出願した(特願昭61−33228、
以下「先願発明」という)。この先願発明では、複数の
通話者端末を音声回線で接続し、送話者側の通話者端末
が音声信号と共に送話元を示す制御情報を送信し、受話
者側の通話者端末では、受信した制御情報に従って複数
の拡声器を用いて相手の通話者端末毎に位置が異なる音
像を発生させる。
地に通話者端末を配置してその通話者端末毎に異なる位
置に音像を発生させることのできる会議通話方式に関す
る発明について既に特許出願した(特願昭61−33228、
以下「先願発明」という)。この先願発明では、複数の
通話者端末を音声回線で接続し、送話者側の通話者端末
が音声信号と共に送話元を示す制御情報を送信し、受話
者側の通話者端末では、受信した制御情報に従って複数
の拡声器を用いて相手の通話者端末毎に位置が異なる音
像を発生させる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、先願発明の方式では、 相手通話者数と同じ個数の拡声器を必要とし、 複数の通話者端末が同時に送話中のとき、音声回線
上で音声信号を加算して伝送する場合には、拡声器が同
時に鳴動してしまい、受話者側ではその複数の拡声器の
間に音像が生成され、会話の状態が通話者の一人から複
数人に変化したときに音像位置が移動し、受話者に奇異
な感じを与える。
上で音声信号を加算して伝送する場合には、拡声器が同
時に鳴動してしまい、受話者側ではその複数の拡声器の
間に音像が生成され、会話の状態が通話者の一人から複
数人に変化したときに音像位置が移動し、受話者に奇異
な感じを与える。
欠点があった。
さらに、二つの拡声器を用いて複数の音像位置を発生さ
せる方法が黒住他、「2チャンネルスピーカ再生による
音像の空間的印象とその制御法」、NHK技術研究第38巻
第1号(1986年)に記載されているが、拡声器の設置し
てある会議質の残響特性によって音層位置がぼけること
があり、対地識別による音像位置の分解能を改善するに
は、この方法は好ましくない。
せる方法が黒住他、「2チャンネルスピーカ再生による
音像の空間的印象とその制御法」、NHK技術研究第38巻
第1号(1986年)に記載されているが、拡声器の設置し
てある会議質の残響特性によって音層位置がぼけること
があり、対地識別による音像位置の分解能を改善するに
は、この方法は好ましくない。
本発明は、以上の問題点を解決し、複数の通話者端末が
同時に送話中のときに、受話者側の通話者端末で臨場感
のある音像を生成することのできる会議通話装置を提供
することを目的とする。
同時に送話中のときに、受話者側の通話者端末で臨場感
のある音像を生成することのできる会議通話装置を提供
することを目的とする。
本発明の会議通話装置は、会議通話用の音声回線に接続
される通話者端末に配置され、送話音声信号とともに送
信元を示す制御情報を送信する手段と、受信音声信号か
ら送話者の音声を再生する再生手段とを備え、上記再生
手段は、複数の電気音響変換器と、受信した制御情報に
より上記複数の電気音響変換器の相対的な音量を制御し
て相手通話者端末毎に位置の異なる音像を発生させる制
御手段とを含む会議通話装置において、上記複数の電気
音響変換器は、その個数Pが相手通話者端末の数Nに対
して なる関係があり、上記制御手段は、一つの電気音響変換
器の位置または二つの電気音響変換器の中間の位置に音
像を発生させる音像位置設定手段を含むことを特徴とす
る。
される通話者端末に配置され、送話音声信号とともに送
信元を示す制御情報を送信する手段と、受信音声信号か
ら送話者の音声を再生する再生手段とを備え、上記再生
手段は、複数の電気音響変換器と、受信した制御情報に
より上記複数の電気音響変換器の相対的な音量を制御し
て相手通話者端末毎に位置の異なる音像を発生させる制
御手段とを含む会議通話装置において、上記複数の電気
音響変換器は、その個数Pが相手通話者端末の数Nに対
して なる関係があり、上記制御手段は、一つの電気音響変換
器の位置または二つの電気音響変換器の中間の位置に音
像を発生させる音像位置設定手段を含むことを特徴とす
る。
音像位置設定手段は、同時に複数の通話者端末が送話中
のときには、これらの通話者端末に対応する位置の中心
に、その通話端末の数に比例した音像の広がり感を付与
する構成であることが望ましい。
のときには、これらの通話者端末に対応する位置の中心
に、その通話端末の数に比例した音像の広がり感を付与
する構成であることが望ましい。
本発明の会議通話装置は、一つの通話者端末から音声信
号が送信されているときには、受信した制御信号に従っ
て相手の通話者端末毎に位置が異なる音像を発生させ
る。このとき、音像の発生位置は、個々の電気音響変換
器の位置または二つの電気音響変換器の中間の位置とな
るように制御する。これにより、各通話者毎にあらかじ
め設定された会議テーブルのそれぞれの位置に、各通話
者の音像が擬似的に生成される。したがって、通話者の
うちの誰が送話中なのかを識別することが可能となる。
号が送信されているときには、受信した制御信号に従っ
て相手の通話者端末毎に位置が異なる音像を発生させ
る。このとき、音像の発生位置は、個々の電気音響変換
器の位置または二つの電気音響変換器の中間の位置とな
るように制御する。これにより、各通話者毎にあらかじ
め設定された会議テーブルのそれぞれの位置に、各通話
者の音像が擬似的に生成される。したがって、通話者の
うちの誰が送話中なのかを識別することが可能となる。
さらに、複数の通話者端末が同時に音声信号を送信して
いるときに、音像の発生位置をそれらの通話者端末に対
応する位置のほぼ中心の位置に設定し、擬似的な音の広
がりを与えて臨場感を高めることができる。したがっ
て、一般の会議と同等の雰囲気を生成することができ
る。
いるときに、音像の発生位置をそれらの通話者端末に対
応する位置のほぼ中心の位置に設定し、擬似的な音の広
がりを与えて臨場感を高めることができる。したがっ
て、一般の会議と同等の雰囲気を生成することができ
る。
第1図は本発明実施例会議通話装置の受信部のブロック
構成図を示す。
構成図を示す。
この会議通話装置は各通話者端末に配置され、それぞれ
会議通話用の音声回線1に接続される。処理回路3には
音声回線1から音声信号が供給され、制御回路4には制
御回線2から制御情報が供給される。処理回路3は増幅
器5−1〜5−Pを介して拡声器6−1〜6−Pに接続
される。制御回路4は処理回路3に接続される。
会議通話用の音声回線1に接続される。処理回路3には
音声回線1から音声信号が供給され、制御回路4には制
御回線2から制御情報が供給される。処理回路3は増幅
器5−1〜5−Pを介して拡声器6−1〜6−Pに接続
される。制御回路4は処理回路3に接続される。
増幅器5−1〜5−Pおよび拡声器6−1〜6−Pのそ
れぞれの個数Pは、相手通話者端末の数がNのとき、 の関係がある。
れぞれの個数Pは、相手通話者端末の数がNのとき、 の関係がある。
制御回路4は、処理回路3を制御し、一つの通話者端末
から音声信号が送信されているときには、受信した制御
情報に従って相手の通話者端末毎に位置が異なる音像を
発生させる。このときの音像の発生位置は、拡声器6−
1〜6−Pのいずれかの位置、または拡声器6−1〜6
−Pのうち隣接する二つの中間の位置となるようにす
る。したがって、通話者のうちの誰が送話中なのかを識
別することが可能となる。
から音声信号が送信されているときには、受信した制御
情報に従って相手の通話者端末毎に位置が異なる音像を
発生させる。このときの音像の発生位置は、拡声器6−
1〜6−Pのいずれかの位置、または拡声器6−1〜6
−Pのうち隣接する二つの中間の位置となるようにす
る。したがって、通話者のうちの誰が送話中なのかを識
別することが可能となる。
また、制御回路4は、複数の通話者端末が同時に音声信
号を送信しているときには、音像の発生位置をそれらの
通話者端末に対応する位置のほぼ中心の位置に設定し、
さらに、擬似的な音の広がりを与える。これにより臨場
感を高め、一般の会議と同等の雰囲気を生成することが
できる。
号を送信しているときには、音像の発生位置をそれらの
通話者端末に対応する位置のほぼ中心の位置に設定し、
さらに、擬似的な音の広がりを与える。これにより臨場
感を高め、一般の会議と同等の雰囲気を生成することが
できる。
以下では対地接続数が6の場合を例に説明する。
第2図は拡声器の配置および音像位置の例を示す。対地
接続数が6であることから、相手通話者端末の数Nは5
であり、拡声器の個数Pは3である。音像は、送話中の
通話者端末に対応して、拡声器6−1〜6−3の位置2
1、23、25、拡声器6−1と6−2との中間の位置22、
または拡声器6−2と6−3との中間の位置24に生成さ
れる。
接続数が6であることから、相手通話者端末の数Nは5
であり、拡声器の個数Pは3である。音像は、送話中の
通話者端末に対応して、拡声器6−1〜6−3の位置2
1、23、25、拡声器6−1と6−2との中間の位置22、
または拡声器6−2と6−3との中間の位置24に生成さ
れる。
第3図は処理回路3の一例を示すブロック構成図であ
る。
る。
音声回線1は、直接に可変減衰回路31、33、35に接続さ
れ、移相回路30を介して可変減衰回路32、34、36に接続
される。可変減衰回路31、32は増幅器5−1に接続さ
れ、可変減衰回路33、34は増幅器5−2に接続され、可
変減衰回路35、36は増幅器5−3に接続される。可変減
衰回路31〜36の減衰量は制御回路4により制御される。
この減衰量を制御することにより、各拡声器の音量を調
整でき、音像の位置を設定することができる。
れ、移相回路30を介して可変減衰回路32、34、36に接続
される。可変減衰回路31、32は増幅器5−1に接続さ
れ、可変減衰回路33、34は増幅器5−2に接続され、可
変減衰回路35、36は増幅器5−3に接続される。可変減
衰回路31〜36の減衰量は制御回路4により制御される。
この減衰量を制御することにより、各拡声器の音量を調
整でき、音像の位置を設定することができる。
図示していないが、この会議通話装置は、送話音声信号
とともに送信元を示す制御情報を送信する手段を含む。
このような制御情報の例として、通話者端末の数Mに等
しいビット数の制御情報を用い、送話元の通話者端末が
その端末番号に対応するビットを「1」として送信する
場合を説明する。このような制御情報における符号構成
および符号処理に関する発明については、本出願人によ
り既に出願されている(特願昭61−186674)。この符号
構成を第1表に示す。
とともに送信元を示す制御情報を送信する手段を含む。
このような制御情報の例として、通話者端末の数Mに等
しいビット数の制御情報を用い、送話元の通話者端末が
その端末番号に対応するビットを「1」として送信する
場合を説明する。このような制御情報における符号構成
および符号処理に関する発明については、本出願人によ
り既に出願されている(特願昭61−186674)。この符号
構成を第1表に示す。
この制御情報を送信する手段の構成および制御方法につ
いて第1表を参照して説明する。
いて第1表を参照して説明する。
ある通話者端末が送話元になると、その通話者端末は、
あらかじめ割り当てられた番号のビットが「1」である
制御情報を制御情報回線に送信する。例えば、番号
「1」の通話者端末が送話元になると、その通話者端末
は「000…01」を制御情報として送信する。また、番号
「2」の通話者端末が送話元になると、その通話者端末
は「00…010」を制御情報として送信する。送話元とな
っていない通話者端末は「000…00」を送信する。
あらかじめ割り当てられた番号のビットが「1」である
制御情報を制御情報回線に送信する。例えば、番号
「1」の通話者端末が送話元になると、その通話者端末
は「000…01」を制御情報として送信する。また、番号
「2」の通話者端末が送話元になると、その通話者端末
は「00…010」を制御情報として送信する。送話元とな
っていない通話者端末は「000…00」を送信する。
このとき制御回線2上では、各通話者端末からの制御情
報が重なり合い、それらの論理和が伝送される。このた
め、例えば番号「1」と番号「2」との二つの通話者端
末が送話元となっているときには、他の通話者端末には
「00…011」の制御情報が供給される。
報が重なり合い、それらの論理和が伝送される。このた
め、例えば番号「1」と番号「2」との二つの通話者端
末が送話元となっているときには、他の通話者端末には
「00…011」の制御情報が供給される。
このような2進符号系列の制御情報を受信したとき、各
通話者端末の会議通話装置は、まず、符号系列から送話
元が一つであるか複数であるかを識別する。
通話者端末の会議通話装置は、まず、符号系列から送話
元が一つであるか複数であるかを識別する。
送話元が一つの場合には、受信側の会議通話装置であら
かじめ設定していた位置に音像を生成する。音像の配置
とその制御方法については、黒住、「音像の広がり感と
距離感」、NHK技研月報、昭和58年5月号に詳細に記載
されている。すなわち、二つの拡声器の中間に音像を生
成する場合には、基準受聴音量レベルを「1」としたと
きに、上記二つの拡声器の音量をそれぞれ1/2に設定す
る。また、右側に音像を生成する場合には右側の拡声器
の音量を「1」とし、他の拡声器の音量を「0」となる
ように制御する。
かじめ設定していた位置に音像を生成する。音像の配置
とその制御方法については、黒住、「音像の広がり感と
距離感」、NHK技研月報、昭和58年5月号に詳細に記載
されている。すなわち、二つの拡声器の中間に音像を生
成する場合には、基準受聴音量レベルを「1」としたと
きに、上記二つの拡声器の音量をそれぞれ1/2に設定す
る。また、右側に音像を生成する場合には右側の拡声器
の音量を「1」とし、他の拡声器の音量を「0」となる
ように制御する。
会議通話では、必ずしも一つの通話者端末だけが送話元
になるとは限らず、笑い声や相槌等により送話元が複数
となることが多い。この場合には、制御情報回線から受
信される2進符号が、少なくとも論理「1」の符号を複
数個含む。このため、上述の制御では音像の生成位置を
決定することができない。このような場合には、送話元
の通話者端末に対応する位置の中心に、送話元の数に比
例した音像の広がり感を付与して音像を生成する。
になるとは限らず、笑い声や相槌等により送話元が複数
となることが多い。この場合には、制御情報回線から受
信される2進符号が、少なくとも論理「1」の符号を複
数個含む。このため、上述の制御では音像の生成位置を
決定することができない。このような場合には、送話元
の通話者端末に対応する位置の中心に、送話元の数に比
例した音像の広がり感を付与して音像を生成する。
単一の音で音像の広がりを得る方法については、シュロ
イダ、「アン・アーティフィッシャル・ステレオフォニ
ック・イフェクト・オブテインド・フロム・ア・シング
ル・オーディオ・シグナル」、ジェイ・エイ・イー・エ
ス第6巻第2号(1958年)第74頁(「An Artificial St
ereophonic Effect obtained fron a Singl Audio Sign
al」J.A.E.S.,Vol.6,No.2,p74,1958)に示されている。
したがって、第3図に示したように、移相回路30の出力
信号と入力信号との組み合わせにより、音の広がりを実
現できる。複数の送話元が存在する場合には、可変減衰
回路31〜36の減衰量を制御することにより、音像の位置
および広がりを制御することができる。
イダ、「アン・アーティフィッシャル・ステレオフォニ
ック・イフェクト・オブテインド・フロム・ア・シング
ル・オーディオ・シグナル」、ジェイ・エイ・イー・エ
ス第6巻第2号(1958年)第74頁(「An Artificial St
ereophonic Effect obtained fron a Singl Audio Sign
al」J.A.E.S.,Vol.6,No.2,p74,1958)に示されている。
したがって、第3図に示したように、移相回路30の出力
信号と入力信号との組み合わせにより、音の広がりを実
現できる。複数の送話元が存在する場合には、可変減衰
回路31〜36の減衰量を制御することにより、音像の位置
および広がりを制御することができる。
第2表ないし第5表は、送信元の数が異なる場合のそれ
ぞれにおける可変減衰回路31〜36の制御例を示す。ここ
では、受信制御情報として、自己の通話者端末に割り当
てられたビットを除去した制御情報を示す。
ぞれにおける可変減衰回路31〜36の制御例を示す。ここ
では、受信制御情報として、自己の通話者端末に割り当
てられたビットを除去した制御情報を示す。
可変減衰回路31〜36の減衰量を制御するために、制御回
路4に読み出し専用メモリを用いることが便利である。
すなわち、受信した制御情報の2進符号を読み出し専用
メモリのアドレス信号として利用し、そのアドレス毎に
可変減衰回路31〜36のそれぞれの減衰量を記憶してお
く。
路4に読み出し専用メモリを用いることが便利である。
すなわち、受信した制御情報の2進符号を読み出し専用
メモリのアドレス信号として利用し、そのアドレス毎に
可変減衰回路31〜36のそれぞれの減衰量を記憶してお
く。
第6表はアドレス信号に対する読み出し専用メモリの出
力符号の例を示す。アドレス信号として、自己の通話者
端末に割り当てられているビットを除去した制御情報を
用いる。出力符号の「00」は0dBの減衰量に対応し、「0
1」、「11」はそれぞれ3dB、40dBに対応する。
力符号の例を示す。アドレス信号として、自己の通話者
端末に割り当てられているビットを除去した制御情報を
用いる。出力符号の「00」は0dBの減衰量に対応し、「0
1」、「11」はそれぞれ3dB、40dBに対応する。
また、2進符号制御信号に対応してアナログ信号の減衰
量を可変に制御する半導体集積回路が市販されているの
で、このような集積回路を用いて可変減衰回路31〜36を
構成することもできる。
量を可変に制御する半導体集積回路が市販されているの
で、このような集積回路を用いて可変減衰回路31〜36を
構成することもできる。
このような動作により、あらかじめ読み出し専用メモリ
内のテーブルに任意に相手通話者の位置を設定し、送話
元がひとつのときには可変減衰回路31〜36の減衰量を制
御してひとつの位置に音像を生成し、送話元が複数のと
きには可変減衰回路31〜36の減衰量と移相回路30の出力
信号とを併用して複数人が同時に送話者となった音像が
得られる。
内のテーブルに任意に相手通話者の位置を設定し、送話
元がひとつのときには可変減衰回路31〜36の減衰量を制
御してひとつの位置に音像を生成し、送話元が複数のと
きには可変減衰回路31〜36の減衰量と移相回路30の出力
信号とを併用して複数人が同時に送話者となった音像が
得られる。
以上説明したように、本発明の会議通話装置は、通話者
端末数のほぼ半数の拡声器を用いて、仮想的に任意の配
置で音像を発生することができる。これにより、通話者
の識別が容易になり、会議としての雰囲気を豊かにでき
る効果がある。
端末数のほぼ半数の拡声器を用いて、仮想的に任意の配
置で音像を発生することができる。これにより、通話者
の識別が容易になり、会議としての雰囲気を豊かにでき
る効果がある。
第1図は本発明実施例会議通話装置の受信部のブロック
構成図。 第2図は拡声器の配置および音像位置の例を示す図。 第3図は処理回路の一例を示すブロック構成図。 第4図は従来例会議通話装置のブロック構成図。 1……音声回線、2……制御回線、3……処理回路、4
……制御回路、5−1〜5−P……増幅器、6−1〜6
−P……拡声器、30……移相回路、31〜36……可変減衰
回路、41……右マイクロホン、42……左マイクロホン、
43……音声回線、44……伝達関数算出回路、45……制御
情報回線、46……伝達関数再生回路、47……右拡声器、
48……左拡声器。
構成図。 第2図は拡声器の配置および音像位置の例を示す図。 第3図は処理回路の一例を示すブロック構成図。 第4図は従来例会議通話装置のブロック構成図。 1……音声回線、2……制御回線、3……処理回路、4
……制御回路、5−1〜5−P……増幅器、6−1〜6
−P……拡声器、30……移相回路、31〜36……可変減衰
回路、41……右マイクロホン、42……左マイクロホン、
43……音声回線、44……伝達関数算出回路、45……制御
情報回線、46……伝達関数再生回路、47……右拡声器、
48……左拡声器。
Claims (2)
- 【請求項1】会議通話用の音声回線に接続される通話者
端末に配置され、送話音声信号とともに送信元を示す制
御情報を送信する手段と、受信音声信号から送話者の音
声を再生する再生手段とを備え、 上記再生手段は、複数の電気音響変換器と、受信した制
御情報により上記複数の電気音響変換器の相対的な音量
を制御して相手通話者端末毎に位置の異なる音像を発生
させる制御手段とを含む 会議通話装置において、 上記複数の電気音響変換器は、その個数Pが、相手通話
者端末の数Nに対して なる関係があり、 上記制御手段は、一つの電気音響変換器の位置または二
つの電気音響変換器の中間の位置に音像を発生させる音
像位置設定手段を含む ことを特徴とする会議通話装置。 - 【請求項2】音像位置設定手段は、同時に複数の通話者
端末が送話中のときには、これらの通話者端末に対応す
る位置の中心に、その通話端末の数に比例した音像の広
がり感を付与する構成である特許請求の範囲第(1)項
に記載の会議通話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62051594A JPH0736583B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 会議通話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62051594A JPH0736583B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 会議通話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63217865A JPS63217865A (ja) | 1988-09-09 |
JPH0736583B2 true JPH0736583B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=12891237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62051594A Expired - Fee Related JPH0736583B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 会議通話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736583B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP62051594A patent/JPH0736583B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63217865A (ja) | 1988-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |