JPH0736011B2 - 液体クロマトグラフ用カラムの製造方法 - Google Patents
液体クロマトグラフ用カラムの製造方法Info
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- JPH0736011B2 JPH0736011B2 JP61280866A JP28086686A JPH0736011B2 JP H0736011 B2 JPH0736011 B2 JP H0736011B2 JP 61280866 A JP61280866 A JP 61280866A JP 28086686 A JP28086686 A JP 28086686A JP H0736011 B2 JPH0736011 B2 JP H0736011B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/50—Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
- G01N30/52—Physical parameters
- G01N2030/522—Physical parameters pressure
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- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/50—Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
- G01N30/56—Packing methods or coating methods
- G01N2030/562—Packing methods or coating methods packing
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体クロマトグラフの主要部であるカラムの
製造方法に関する。
製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、液体クロマトグラフの主要構成要素であるカラム
は、大部分があらかじめ充填剤をカラム内に充填したパ
ックドカラムであり、使用目的に応じて、いく種類もの
パックドカラムを用意していた。しかし最近は、液体ク
ロマトグラフィーによる分離‐精製技術に基づいて、生
化学物質や医薬品の多量分取を行うことが指向され、よ
り効率よく多量分取を行うために、対象とする物質の分
離に最適な機能を有するカラムと充填剤が使用され、さ
らに、カラムの分離効率を高めることができる加圧充填
方式を用いた液体クロマトグラフ用カラムが使用される
ようになって来た。加圧充填する方式は通常、油や気体
などの流体圧力を利用して充填剤を加圧充填している
が、本発明者等が先に提案した特開昭61-7466号公報お
よび特開昭61-28864号公報に記載されている電動機の動
力を機械的伝導機構を用いて可動栓に伝達し、この可動
栓によってカラム内に充填した充填剤を加圧圧縮する方
法であり、加圧充填カラムはこれらのいずれかの加圧充
填方式によって製造されている。
は、大部分があらかじめ充填剤をカラム内に充填したパ
ックドカラムであり、使用目的に応じて、いく種類もの
パックドカラムを用意していた。しかし最近は、液体ク
ロマトグラフィーによる分離‐精製技術に基づいて、生
化学物質や医薬品の多量分取を行うことが指向され、よ
り効率よく多量分取を行うために、対象とする物質の分
離に最適な機能を有するカラムと充填剤が使用され、さ
らに、カラムの分離効率を高めることができる加圧充填
方式を用いた液体クロマトグラフ用カラムが使用される
ようになって来た。加圧充填する方式は通常、油や気体
などの流体圧力を利用して充填剤を加圧充填している
が、本発明者等が先に提案した特開昭61-7466号公報お
よび特開昭61-28864号公報に記載されている電動機の動
力を機械的伝導機構を用いて可動栓に伝達し、この可動
栓によってカラム内に充填した充填剤を加圧圧縮する方
法であり、加圧充填カラムはこれらのいずれかの加圧充
填方式によって製造されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の従来のカラム製造方法において、流体圧力を利用
して充填剤を加圧する方法は、加圧する圧力がせいぜい
10〜20kg/cm2までであり、また、カラムを希望する圧力
に加圧した状態で試料の分離‐分取操作を行うには、カ
ラムをカラム製造装置に組み込んで行う必要があった。
また機械的動力伝達機構を用いたカラム製造装置の場合
は400kg/cm2位までの高い圧力で加圧できるが、やはり
カラムを加圧状態で試料の分離‐分取操作を行う時は、
流体圧力を利用する方法と同様にカラム製造装置にカラ
ムを組み込んで一体化した状態で行う必要があった。従
って、加圧充填状態で試料を分離‐分取操作する場合
は、これらのカラム製造装置が必要であった。
して充填剤を加圧する方法は、加圧する圧力がせいぜい
10〜20kg/cm2までであり、また、カラムを希望する圧力
に加圧した状態で試料の分離‐分取操作を行うには、カ
ラムをカラム製造装置に組み込んで行う必要があった。
また機械的動力伝達機構を用いたカラム製造装置の場合
は400kg/cm2位までの高い圧力で加圧できるが、やはり
カラムを加圧状態で試料の分離‐分取操作を行う時は、
流体圧力を利用する方法と同様にカラム製造装置にカラ
ムを組み込んで一体化した状態で行う必要があった。従
って、加圧充填状態で試料を分離‐分取操作する場合
は、これらのカラム製造装置が必要であった。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明は、電動機の動力を機械的伝導機構によ
って可動栓に伝達した充填剤を加圧圧縮したカラムをカ
ラム製造装置から取り外して、カラムを単体にし、その
カラムが密閉状態または加圧状態で分離‐分取操作を行
うことができる液体クロマトグラフ用カラムの製造方法
を提供することを目的とする。
って可動栓に伝達した充填剤を加圧圧縮したカラムをカ
ラム製造装置から取り外して、カラムを単体にし、その
カラムが密閉状態または加圧状態で分離‐分取操作を行
うことができる液体クロマトグラフ用カラムの製造方法
を提供することを目的とする。
本発明によれば、上端部が開口し、下端部に底板を有す
る円柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラム
に充填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結
した回転軸で配設され、この回転軸の周方向の回転を上
下方向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、ピス
トン状の可動栓の可動栓軸が垂直方向に配設され、前記
可動栓取付台と結合してなる前記可動栓を前記カラムの
上端部から挿入し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向
から下方へ向って移動させ、この充填剤を加圧圧縮して
カラムを製造する方法において、 (a)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、この充
填カラムの上端部に外部と連通する開孔を有する蓋体を
固着して液体クロマトグラフ用カラムを製造する方法、 (b)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、スクリ
ューロッド状の軸を有するピストン状の可動栓をこのカ
ラムの上端部から挿入し、この可動栓の軸に螺合するネ
ジ部を有する蓋体をこの可動栓の軸に螺合して前記カラ
ムの上端部に固着した後、この可動栓の軸を前記カラム
の底部へ向って螺入し、前記充填剤を圧縮保持する液体
クロマトグラフ用カラムの製造方法、 (c)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、円板状
の可動栓をこのカラムの上端部から前記充填剤の上面に
挿入し、このカラムの上端部に外部と連通する開孔を有
する蓋体を固着し、この開孔から加圧液体を流入させて
前記円板状可動栓を加圧し、前記充填剤を圧縮保持する
液体クロマトグラフ用カラムの製造方法、 が提供され、 また、上端部が開口し、下端部に底板を有する円柱状の
カラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充填剤を
注入した後、電動機と減速機構を介して連結した回転軸
が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方向の移
動に変換する可動栓取付台が設けられ、この可動栓取付
台に棒状の駆動軸が垂直に接続され、この駆動軸とピス
トン状の可動栓の可動栓軸とを結合してなるこの可動栓
を前記カラムの上端部から挿入し、前記カラムの上端部
に蓋体を固着し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向か
ら下方へ向って移動させてこの充填剤を加圧圧縮してカ
ラムを製造する方法において、ネジ部を有する前記蓋体
の開孔の上面から螺入してこの蓋体を貫通する少なくと
も2本以上のスクリューロッド状の止め具と、この止め
具の先端が当接する可動栓先端部の上面の所定の位置
に、弾性体からなる圧力保持具を配設してなる前記カラ
ムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記駆動軸と前記可
動栓軸を切り離し、前記止め具を下向へ螺入してこの止
め具の先端を可動栓先端部に当圧力させて前記充填剤を
圧縮保持する液体クロマトグラフ用カラムの製造方法が
提供される。
る円柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラム
に充填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結
した回転軸で配設され、この回転軸の周方向の回転を上
下方向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、ピス
トン状の可動栓の可動栓軸が垂直方向に配設され、前記
可動栓取付台と結合してなる前記可動栓を前記カラムの
上端部から挿入し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向
から下方へ向って移動させ、この充填剤を加圧圧縮して
カラムを製造する方法において、 (a)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、この充
填カラムの上端部に外部と連通する開孔を有する蓋体を
固着して液体クロマトグラフ用カラムを製造する方法、 (b)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、スクリ
ューロッド状の軸を有するピストン状の可動栓をこのカ
ラムの上端部から挿入し、この可動栓の軸に螺合するネ
ジ部を有する蓋体をこの可動栓の軸に螺合して前記カラ
ムの上端部に固着した後、この可動栓の軸を前記カラム
の底部へ向って螺入し、前記充填剤を圧縮保持する液体
クロマトグラフ用カラムの製造方法、 (c)前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラム
と前記可動栓が上下方向に移動する移動カラムからな
り、この移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着
された前記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、
前記充填カラムを前記移動カラムから取り外し、円板状
の可動栓をこのカラムの上端部から前記充填剤の上面に
挿入し、このカラムの上端部に外部と連通する開孔を有
する蓋体を固着し、この開孔から加圧液体を流入させて
前記円板状可動栓を加圧し、前記充填剤を圧縮保持する
液体クロマトグラフ用カラムの製造方法、 が提供され、 また、上端部が開口し、下端部に底板を有する円柱状の
カラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充填剤を
注入した後、電動機と減速機構を介して連結した回転軸
が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方向の移
動に変換する可動栓取付台が設けられ、この可動栓取付
台に棒状の駆動軸が垂直に接続され、この駆動軸とピス
トン状の可動栓の可動栓軸とを結合してなるこの可動栓
を前記カラムの上端部から挿入し、前記カラムの上端部
に蓋体を固着し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向か
ら下方へ向って移動させてこの充填剤を加圧圧縮してカ
ラムを製造する方法において、ネジ部を有する前記蓋体
の開孔の上面から螺入してこの蓋体を貫通する少なくと
も2本以上のスクリューロッド状の止め具と、この止め
具の先端が当接する可動栓先端部の上面の所定の位置
に、弾性体からなる圧力保持具を配設してなる前記カラ
ムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記駆動軸と前記可
動栓軸を切り離し、前記止め具を下向へ螺入してこの止
め具の先端を可動栓先端部に当圧力させて前記充填剤を
圧縮保持する液体クロマトグラフ用カラムの製造方法が
提供される。
[作用] 液体クロマトグラフィーの分離‐分取操作では、カラム
内に充填剤がカラムの周方向および軸方向に均一に充填
され、空間部がないことが重要である。また、充填剤の
種類によって加圧する望ましい圧力が設定されるので、
本発明に用いている機械的伝導機構による加圧充填方式
で充填したカラムを試料の分離‐分取に用いるのは好適
である。
内に充填剤がカラムの周方向および軸方向に均一に充填
され、空間部がないことが重要である。また、充填剤の
種類によって加圧する望ましい圧力が設定されるので、
本発明に用いている機械的伝導機構による加圧充填方式
で充填したカラムを試料の分離‐分取に用いるのは好適
である。
本発明では、まず電動機の動力を利用して機械的伝導構
成によって、20〜400kg/cm2の高い圧力でカラム内に充
填剤を加圧圧縮して充填した後、このカラムをカラム充
填装置から取り外し、充填剤を加圧した状態で分離‐分
取操作を行う必要がない場合は、この加圧充填したカラ
ムに蓋をして使用する。次に、充填剤を充填したカラム
をカラム充填装置から取り外した後、加圧状態で分離‐
分取操作を行う場合は、この加圧充填したカラムの可動
栓先端部を機械的に押えて加圧し、充填剤を連続的に圧
縮保持しながら分離‐分取操作を行う。また、一度加圧
充填したカラムを加圧流体で加圧する場合は、カラム充
填装置から取り外したカラムに円板状可動栓を挿入して
蓋をした後、加圧流体源に加圧流体配管を接続し、流体
圧力で連続的に可動栓を加圧しながら分離‐分取操作を
行う。
成によって、20〜400kg/cm2の高い圧力でカラム内に充
填剤を加圧圧縮して充填した後、このカラムをカラム充
填装置から取り外し、充填剤を加圧した状態で分離‐分
取操作を行う必要がない場合は、この加圧充填したカラ
ムに蓋をして使用する。次に、充填剤を充填したカラム
をカラム充填装置から取り外した後、加圧状態で分離‐
分取操作を行う場合は、この加圧充填したカラムの可動
栓先端部を機械的に押えて加圧し、充填剤を連続的に圧
縮保持しながら分離‐分取操作を行う。また、一度加圧
充填したカラムを加圧流体で加圧する場合は、カラム充
填装置から取り外したカラムに円板状可動栓を挿入して
蓋をした後、加圧流体源に加圧流体配管を接続し、流体
圧力で連続的に可動栓を加圧しながら分離‐分取操作を
行う。
[実施例] 以下、本発明による実施例を図面を参照しながら説明す
る。
る。
実施例1 第1図は、本発明の第1の発明に係る方法に用いる充填
剤を充填する装置の概略構成図、第2図は、充填装置で
充填剤をカラムに充填した後製作されたカラムを示す縦
断面図である。
剤を充填する装置の概略構成図、第2図は、充填装置で
充填剤をカラムに充填した後製作されたカラムを示す縦
断面図である。
第1図において、電動機5が回転すると減速機構7を介
して、外周にネジが刻設された回転軸4,4が回転し、こ
の回転軸4,4のネジに螺合して内ネジが左右2ヶ所に設
けてあって、回転軸4,4が回転を上方方向の移動に変換
する機構を有する水平の可動栓取付台3が、電動機5の
回転方向に従って上下方向に移動する。カラム15は、可
動栓1が上下に移動する移動カラム9と充填剤8が充填
される充填カラム10から構成されており、いずれもステ
ンレス製である。移動カラム9の下端部と充填カラム10
の上端部はボルトで締め付けてフランジで連結してお
り、各フランジ間はシール材でシールされている。充填
カラム10の下端部には、液注入出用のキャピラリー管11
aが接続されており、移動カラム9の上端部は開口して
いる。
して、外周にネジが刻設された回転軸4,4が回転し、こ
の回転軸4,4のネジに螺合して内ネジが左右2ヶ所に設
けてあって、回転軸4,4が回転を上方方向の移動に変換
する機構を有する水平の可動栓取付台3が、電動機5の
回転方向に従って上下方向に移動する。カラム15は、可
動栓1が上下に移動する移動カラム9と充填剤8が充填
される充填カラム10から構成されており、いずれもステ
ンレス製である。移動カラム9の下端部と充填カラム10
の上端部はボルトで締め付けてフランジで連結してお
り、各フランジ間はシール材でシールされている。充填
カラム10の下端部には、液注入出用のキャピラリー管11
aが接続されており、移動カラム9の上端部は開口して
いる。
まず、電動機5を回転させて可動栓取付台3を最上部へ
上げた後、前記の連結したカラム15を固定台6に垂直に
取付けて固定し、このカラム15の上端部からスラリー状
の充填剤8を所定量、カラム15内に注入する。次に、可
動栓1を移動カラム9に挿入した後、可動栓取付台3を
下方へ移動させて、可動栓軸12を可動栓取付台3に装着
し、電動機5を定速で回転させて可動栓1を下方へ移動
させると、スラリー状の充填剤は一定の荷重で加圧充填
される。加圧充填が終了すると、電動機5を逆回転させ
て可動栓1を上方の移動カラム9内に移動させた後、充
填カラム10を移動カラム9から取り外す。次に、第2図
において、取り外した充填カラム10の上端部に液注入出
用のキャピラリー管11bが接続された蓋体21を取付け
て、シール材でシールし、ボルトナットで蓋体21を閉め
てカラムを密閉し、密閉型のカラムを製作した。この
時、蓋体21と充填材8との間に空隙が生じないように、
充填剤が充填カラム10の上端部まで十分に充填されてい
ることが必要である。
上げた後、前記の連結したカラム15を固定台6に垂直に
取付けて固定し、このカラム15の上端部からスラリー状
の充填剤8を所定量、カラム15内に注入する。次に、可
動栓1を移動カラム9に挿入した後、可動栓取付台3を
下方へ移動させて、可動栓軸12を可動栓取付台3に装着
し、電動機5を定速で回転させて可動栓1を下方へ移動
させると、スラリー状の充填剤は一定の荷重で加圧充填
される。加圧充填が終了すると、電動機5を逆回転させ
て可動栓1を上方の移動カラム9内に移動させた後、充
填カラム10を移動カラム9から取り外す。次に、第2図
において、取り外した充填カラム10の上端部に液注入出
用のキャピラリー管11bが接続された蓋体21を取付け
て、シール材でシールし、ボルトナットで蓋体21を閉め
てカラムを密閉し、密閉型のカラムを製作した。この
時、蓋体21と充填材8との間に空隙が生じないように、
充填剤が充填カラム10の上端部まで十分に充填されてい
ることが必要である。
試料の分離‐分取操作は、試料をキャピラリー管11aか
ら注入し、充填カラム10内で成分が分離された後、キャ
ピラリー管11bから溶出液として流出する。
ら注入し、充填カラム10内で成分が分離された後、キャ
ピラリー管11bから溶出液として流出する。
実施例2 第3図は、本発明の第2の発明に係るカラムの縦断面図
である。
である。
実施例1の充填装置でスラリー状の充填剤を加圧充填し
た後、この充填装置から充填カラム10を取り外し、外周
にネジが刻設された可動栓軸31を有する可動栓先端部2
を充填カラム10内に挿入する。次に、この可動栓軸31の
ネジに螺合した内ネジ部を有する蓋体32を充填カラム10
に装着し、蓋体32を押え金具33で充填カラム10に固定
し、可動栓軸31をネジ込んで可動栓先端部2で充填剤8
を連続的に加圧圧縮するカラムを製作した。可動栓先端
部2の下端部には、焼結金属などの多孔質体で作られた
フィルター13が設けられており、このフィルター13は可
動栓軸31を貫通してキャピラリー管11bと連通してい
る。また、この可動栓先端部2の外周垂直面には第6図
に示した可動栓先端部2と同様に下端からスクレーパ65
a、Oリング66a、スペーサ67、Oリング66b、スクレー
パ65bの順序でシール部材が配設されており、可動栓先
端部2を下方へ移動させて、充填剤を加圧圧縮する際
に、Oリング66a,66bとカラム壁の間に粒状の充填剤が
浸入してOリング66a,66bのシールもれが発生するのを
このスクレーパ65aで防止しており、またこれらのOリ
ング66a,66bで可動栓先端部2の上端部と下端部をシー
ルしている。
た後、この充填装置から充填カラム10を取り外し、外周
にネジが刻設された可動栓軸31を有する可動栓先端部2
を充填カラム10内に挿入する。次に、この可動栓軸31の
ネジに螺合した内ネジ部を有する蓋体32を充填カラム10
に装着し、蓋体32を押え金具33で充填カラム10に固定
し、可動栓軸31をネジ込んで可動栓先端部2で充填剤8
を連続的に加圧圧縮するカラムを製作した。可動栓先端
部2の下端部には、焼結金属などの多孔質体で作られた
フィルター13が設けられており、このフィルター13は可
動栓軸31を貫通してキャピラリー管11bと連通してい
る。また、この可動栓先端部2の外周垂直面には第6図
に示した可動栓先端部2と同様に下端からスクレーパ65
a、Oリング66a、スペーサ67、Oリング66b、スクレー
パ65bの順序でシール部材が配設されており、可動栓先
端部2を下方へ移動させて、充填剤を加圧圧縮する際
に、Oリング66a,66bとカラム壁の間に粒状の充填剤が
浸入してOリング66a,66bのシールもれが発生するのを
このスクレーパ65aで防止しており、またこれらのOリ
ング66a,66bで可動栓先端部2の上端部と下端部をシー
ルしている。
実施例3 第4図は、本発明の第3の発明に係るカラムの縦断面図
である。
である。
実施例1の充填装置でスラリー状の充填剤を加圧充填し
た後、この充填装置から充填カラム10を取り外し、液注
入出用のキャピラリー管11cを接続した円板状可動栓41
を充填カラム10内に挿入する。次に、油またはガスなど
の加圧流体を流す加圧流体用配管43および充填カラム10
内のキャピラリー管11cと液注入出用のキャピラリー管1
1bとを接続する接続口を有する蓋体45にキャピラリー管
11cを接続した後、この蓋体45を充填カラム10にボルト
で固定する。この時蓋体45と充填カラム10の上端フラン
ジ部はシール材でシールされている。
た後、この充填装置から充填カラム10を取り外し、液注
入出用のキャピラリー管11cを接続した円板状可動栓41
を充填カラム10内に挿入する。次に、油またはガスなど
の加圧流体を流す加圧流体用配管43および充填カラム10
内のキャピラリー管11cと液注入出用のキャピラリー管1
1bとを接続する接続口を有する蓋体45にキャピラリー管
11cを接続した後、この蓋体45を充填カラム10にボルト
で固定する。この時蓋体45と充填カラム10の上端フラン
ジ部はシール材でシールされている。
次に、加圧流体用配管43を蓋体45と油圧ポンプ(図示せ
ず)に接続し、油圧で加圧して円板状可動栓41を下方へ
押し下げて充填剤を加圧圧縮したカラムを製作した。ま
た加圧した状態で弁44を閉止しておくと、連続的に加圧
圧縮状態を保持することができる。加圧流体は油に限定
されるものではなく、気体であってもよい。
ず)に接続し、油圧で加圧して円板状可動栓41を下方へ
押し下げて充填剤を加圧圧縮したカラムを製作した。ま
た加圧した状態で弁44を閉止しておくと、連続的に加圧
圧縮状態を保持することができる。加圧流体は油に限定
されるものではなく、気体であってもよい。
円板状可動栓41の下端部には焼結金属などの多孔質体で
作られたフィルター13が設けられており、このフィルタ
ー13はキャピラリー管11cと連通している。また、この
円板状可動栓41の外周垂直部には、実施例2と同様のシ
ール機構が設けられている。
作られたフィルター13が設けられており、このフィルタ
ー13はキャピラリー管11cと連通している。また、この
円板状可動栓41の外周垂直部には、実施例2と同様のシ
ール機構が設けられている。
実施例4 第5図は、本発明の第4の発明に係る方法によって充填
剤を充填する装置の概略構成図であり、第6図はこの発
明に係る可動栓先端部の一実施例を示す一部縦断面図で
ある。
剤を充填する装置の概略構成図であり、第6図はこの発
明に係る可動栓先端部の一実施例を示す一部縦断面図で
ある。
第5図において、可動栓1へ電動機5の動力を伝達する
機構は実施例1と同様であり、第1図と同一の符号を符
して説明は省略する。棒状の可動栓軸51は連結具53を介
して棒状または角柱状の駆動軸52と連結している。カラ
ム56の蓋体55には、外周にネジを刻設した棒状の止め具
54‥を螺入する内ネジを刻設した開孔57‥が設けてあ
り、この開口57‥は、可動栓先端部2を止め具54‥で堅
固に押し付けられるように同心円上に3ヶ所設けてあ
る。蓋体55に刻設してある内ネジは、あらかじめ内ネジ
が設けてあるボスを蓋体に溶接しておいてもよい。ま
た、蓋体55に設けて開孔57‥の位置と数量はカラムの直
径によって適宜選択すればよい。
機構は実施例1と同様であり、第1図と同一の符号を符
して説明は省略する。棒状の可動栓軸51は連結具53を介
して棒状または角柱状の駆動軸52と連結している。カラ
ム56の蓋体55には、外周にネジを刻設した棒状の止め具
54‥を螺入する内ネジを刻設した開孔57‥が設けてあ
り、この開口57‥は、可動栓先端部2を止め具54‥で堅
固に押し付けられるように同心円上に3ヶ所設けてあ
る。蓋体55に刻設してある内ネジは、あらかじめ内ネジ
が設けてあるボスを蓋体に溶接しておいてもよい。ま
た、蓋体55に設けて開孔57‥の位置と数量はカラムの直
径によって適宜選択すればよい。
可動栓取付台3が最上部へ上げた状態でカラム56を固定
台6に垂直に取付けて固定した後、このカラム56の開口
した上端部からスラリー状の充填剤8を所定量、カラム
56内に注入する。次に可動栓軸51が蓋体55を貫通してい
る可動栓先端部2をカラム56内に挿入した後、可動栓取
付台3を下方へ下げて連結具53で駆動軸52と可動栓軸51
を連結する。そして、蓋体55の開孔57‥に止め具54‥を
ネジ込み可動栓先端部2に当接しない位置に止めてお
く。この止め具54‥はあらかじめ蓋体55の開孔57‥にネ
ジ込んでおいてもよい。
台6に垂直に取付けて固定した後、このカラム56の開口
した上端部からスラリー状の充填剤8を所定量、カラム
56内に注入する。次に可動栓軸51が蓋体55を貫通してい
る可動栓先端部2をカラム56内に挿入した後、可動栓取
付台3を下方へ下げて連結具53で駆動軸52と可動栓軸51
を連結する。そして、蓋体55の開孔57‥に止め具54‥を
ネジ込み可動栓先端部2に当接しない位置に止めてお
く。この止め具54‥はあらかじめ蓋体55の開孔57‥にネ
ジ込んでおいてもよい。
次に電動機5を定速で回転させて可動栓1を下方へ移動
させるとスラリー状の充填剤は一定の荷重で加圧充填さ
れる。加圧充填が終了すると、連結具53を取り外して電
動機5を逆回転させ、可動栓取付台3と駆動軸52を上方
へ移動させる。そして止め具54‥を更にネジ込んで、そ
の先端で可動栓先端部2に設けられた第6図に示す当て
板62を当圧させる。
させるとスラリー状の充填剤は一定の荷重で加圧充填さ
れる。加圧充填が終了すると、連結具53を取り外して電
動機5を逆回転させ、可動栓取付台3と駆動軸52を上方
へ移動させる。そして止め具54‥を更にネジ込んで、そ
の先端で可動栓先端部2に設けられた第6図に示す当て
板62を当圧させる。
第6図において、本発明の第4の発明に係る可動栓1
は、止め具54‥が当圧する同心円板状の当て板62の下面
に圧縮力を保持する複数枚の皿バネを用いた圧力保持具
61‥が設けられており、当て板62は押え板63で可動栓先
端部2に固定されている。また可動栓先端部2の下端部
には、焼結金属などの多孔質体で作られたフィルター13
が設けられている。このフィルター13はキャピラリー管
11bと連通しており、このキャピラリー管11bは可動栓軸
51内を貫通して外部へ出ている。また可動栓先端部2の
外周垂直面には、実施例2と同様に、シール機構が設け
られている。
は、止め具54‥が当圧する同心円板状の当て板62の下面
に圧縮力を保持する複数枚の皿バネを用いた圧力保持具
61‥が設けられており、当て板62は押え板63で可動栓先
端部2に固定されている。また可動栓先端部2の下端部
には、焼結金属などの多孔質体で作られたフィルター13
が設けられている。このフィルター13はキャピラリー管
11bと連通しており、このキャピラリー管11bは可動栓軸
51内を貫通して外部へ出ている。また可動栓先端部2の
外周垂直面には、実施例2と同様に、シール機構が設け
られている。
この可動栓1を用いて第5図に示した装置でカラムに充
填剤を充填した後、駆動軸52と可動栓軸51を切り離し止
め具54‥をネジ込んで、その先端に当て板62に当圧させ
た。そして、その圧縮力を弾性を有する圧力保持具61‥
で保持しながら可動栓先端部2で充填剤8を加圧圧縮し
ているカラム7を固定台6から取り外して充填カラムを
製作した。また、電動機5を回転させて加圧充填が終了
した時点で、この止め具54‥をネジ込んでその先端を可
動栓先端部2の当て板62の上面に当接させておいて、固
定台6からカラム56を取り外した後に止め具54‥を更に
ネジ込んでもよい。
填剤を充填した後、駆動軸52と可動栓軸51を切り離し止
め具54‥をネジ込んで、その先端に当て板62に当圧させ
た。そして、その圧縮力を弾性を有する圧力保持具61‥
で保持しながら可動栓先端部2で充填剤8を加圧圧縮し
ているカラム7を固定台6から取り外して充填カラムを
製作した。また、電動機5を回転させて加圧充填が終了
した時点で、この止め具54‥をネジ込んでその先端を可
動栓先端部2の当て板62の上面に当接させておいて、固
定台6からカラム56を取り外した後に止め具54‥を更に
ネジ込んでもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、電動機の動力を利用して機械的伝導機
構を用いたカラム充填装置でカラムに充填剤を加圧充填
した後、充填剤を加圧状態で分離‐分取操作を行う必要
がない場合は、加圧充填したカラムに蓋をして密閉状態
で使用するカラムの製造方法、また充填剤を加圧状態で
分離‐分取操作を行う場合は、あらかじめ加圧充填した
カラムに別途製作した可動栓を挿入し、可動栓先端部を
可動栓軸の外周に刻設したネジを利用して充填剤を連続
的に加圧圧縮するカラムの製造方法、複数本の止め具を
用いて充填剤を連続して加圧圧縮するカラムの製造方
法、および円板状可動栓を用いる場合は、液体圧力で連
続的に加圧するカラムの製造方法によって製作したカラ
ムを用いて、カラム製造装置から離れた場所で、試料の
分離‐分取操作を行うことができ、また、カラム製造装
置に組み込まない状態で、充填剤を加圧圧縮した条件の
もとで、試料の分離‐分取操作を行うことができる。
構を用いたカラム充填装置でカラムに充填剤を加圧充填
した後、充填剤を加圧状態で分離‐分取操作を行う必要
がない場合は、加圧充填したカラムに蓋をして密閉状態
で使用するカラムの製造方法、また充填剤を加圧状態で
分離‐分取操作を行う場合は、あらかじめ加圧充填した
カラムに別途製作した可動栓を挿入し、可動栓先端部を
可動栓軸の外周に刻設したネジを利用して充填剤を連続
的に加圧圧縮するカラムの製造方法、複数本の止め具を
用いて充填剤を連続して加圧圧縮するカラムの製造方
法、および円板状可動栓を用いる場合は、液体圧力で連
続的に加圧するカラムの製造方法によって製作したカラ
ムを用いて、カラム製造装置から離れた場所で、試料の
分離‐分取操作を行うことができ、また、カラム製造装
置に組み込まない状態で、充填剤を加圧圧縮した条件の
もとで、試料の分離‐分取操作を行うことができる。
第1図は、本発明の第1,2,3の発明に係る方法に用いる
カラム充填装置の概略構成図。第2図は、第1の発明に
係るカラムの縦断面図、第3図は、第2の発明に係るカ
ラムの縦断面図、第4図は、第3の発明に係るカラムの
縦断面図、第5図は、第4の発明に係る方法に用いるカ
ラム充填装置およびカラムの概略構成図、第6図は、第
4の発明に係る可動栓の一部縦断面図である。 1……可動栓、2……可動栓先端部 3……可動栓取付台、4……回転軸 5……電動機、6……固定台 7……減速機構、8……充填剤 9……移動カラム、10……充填カラム 11a,11b,11c……キャピラリー管 12,31……可動栓軸、13……フィルター 15……カラム、21,32……蓋体 33……押え金具、41……円板状可動栓 42……加圧流体、43……加圧流体用配管 44……弁、45,55……蓋体 51……可動栓軸、52……駆動軸 53……連結具、54……止め具 56……カラム、57……開孔 61……圧力保持具、62……当て板 63……押え板 65a,65b……スクレーパ 66a,66b……Oリング、67……スペーサ
カラム充填装置の概略構成図。第2図は、第1の発明に
係るカラムの縦断面図、第3図は、第2の発明に係るカ
ラムの縦断面図、第4図は、第3の発明に係るカラムの
縦断面図、第5図は、第4の発明に係る方法に用いるカ
ラム充填装置およびカラムの概略構成図、第6図は、第
4の発明に係る可動栓の一部縦断面図である。 1……可動栓、2……可動栓先端部 3……可動栓取付台、4……回転軸 5……電動機、6……固定台 7……減速機構、8……充填剤 9……移動カラム、10……充填カラム 11a,11b,11c……キャピラリー管 12,31……可動栓軸、13……フィルター 15……カラム、21,32……蓋体 33……押え金具、41……円板状可動栓 42……加圧流体、43……加圧流体用配管 44……弁、45,55……蓋体 51……可動栓軸、52……駆動軸 53……連結具、54……止め具 56……カラム、57……開孔 61……圧力保持具、62……当て板 63……押え板 65a,65b……スクレーパ 66a,66b……Oリング、67……スペーサ
Claims (7)
- 【請求項1】上端部が開口し、下端部に底板を有する円
柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充
填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結した
回転軸が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方
向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、ピストン
状の可動栓の可動栓軸が垂直方向に配設され、前記可動
栓取付台と結合してなる前記可動栓を前記カラムの上端
部から挿入し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向から
下方へ向って移動させ、この充填剤を加圧圧縮してカラ
ムを製造する方法において、 前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラムと前記
可動栓が上下方向に移動する移動カラムからなり、この
移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着された前
記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記充填
カラムを前記移動カラムから取り外し、この充填カラム
の上端部に外部と連通する開孔を有する蓋体を固着する
ことを特徴とする液体クロマトグラフ用カラムの製造方
法。 - 【請求項2】上端部が開口し、下端部に底板を有する円
柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充
填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結した
回転軸が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方
向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、ピストン
状の可動栓の可動栓軸が垂直方向に配設され、前記可動
栓取付台と結合してなる前記可動栓を前記カラムの上端
部から挿入し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向から
下方へ向って移動させ、この充填剤を加圧圧縮してカラ
ムを製造する方法において、 前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラムと前記
可動栓が上下方向に移動する移動カラムからなり、この
移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着された前
記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記充填
カラムを前記移動カラムから取り外し、スクリューロッ
ド状の軸を有するピストン状の可動栓をこのカラムの上
端部から挿入し、この可動栓の軸に螺合するネジ部を有
する蓋体をこの可動栓の軸に螺合して前記カラムの上端
部に固着した後、この可動栓の軸を前記カラムの底部へ
向って螺入し、前記充填剤を圧縮保持することを特徴と
する液体クロマトグラフ用カラムの製造方法。 - 【請求項3】前記スクリューロッド状の軸を有するピス
トン状の可動栓の可動栓先端部の外周垂直面にスクレー
パ、スペーサおよびOリングが配設されていることを特
徴とする特許請求の範囲第2項に記載の方法。 - 【請求項4】上端部が開口し、下端部に底板を有する円
柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充
填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結した
回転軸が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方
向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、ピストン
状の可動栓の可動栓軸が垂直方向に配設され、前記可動
栓取付台と結合してなる前記可動栓を前記カラムの上端
部から挿入し、前記可動栓を前記充填剤の上面方向から
下方へ向って移動させ、この充填剤を加圧圧縮してカラ
ムを製造する方法において、 前記カラムが、前記充填剤を充填する充填カラムと前記
可動栓が上下方向に移動する移動カラムからなり、この
移動カラムの下端部に上端部が着脱自在に固着された前
記充填カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記充填
カラムを前記移動カラムから取り外し、円板状の可動栓
をこのカラムの上端部から前記充填剤の上面に挿入し、
このカラムの上端部に外部と連通する開孔を有する蓋体
を固着し、この開孔から加圧流体を流入させて前記円板
状可動栓を加圧し、前記充填剤を圧縮保持することを特
徴とする液体クロマトグラフ用カラムの製造方法。 - 【請求項5】前記円板状可動栓の外周垂直面にスクレー
パ、スペーサおよびOリングが配設されていることを特
徴とする特許請求の範囲第4項に記載の方法。 - 【請求項6】上端部が開口し、下端部に底板を有する円
柱状のカラムを固定台に垂直に固定し、このカラムに充
填剤を注入した後、電動機と減速機構を介して連結した
回転軸が配設され、この回転軸の周方向の回転を上下方
向の移動に変換する可動栓取付台が設けられ、この可動
栓取付台に棒状の駆動軸が垂直に接続され、この駆動軸
とピストン状の可動栓の可動栓軸とを結合してなるこの
可動栓を前記カラムの上端部から挿入し、前記カラムの
上端部に蓋体を固着し、前記可動栓を前記充填剤の上面
方向から下方へ向って移動させてこの充填剤を加圧圧縮
してカラムを製造する方法において、ネジ部を有する前
記蓋体の開孔の上面から螺入してこの蓋体を貫通する少
なくとも2本以上のスクリューロッド状の止め具と、こ
の止め具の先端が当接する可動栓先端部の上面の所定の
位置に、弾性体からなる圧力保持具を配設してなる前記
カラムに前記充填剤を圧縮充填した後、前記駆動軸と前
記可動栓軸を切り離し、前記止め具を下向へ螺入してこ
の止め具の先端を可動栓先端部に当圧させて前記充填剤
を圧縮保持することを特徴とする液体クロマトグラフ用
カラムの製造方法。 - 【請求項7】前記可動栓の可動栓先端部の外周垂直面に
スクレーパ、スペーサおよびOリングが配設されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61280866A JPH0736011B2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 液体クロマトグラフ用カラムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61280866A JPH0736011B2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 液体クロマトグラフ用カラムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63134952A JPS63134952A (ja) | 1988-06-07 |
JPH0736011B2 true JPH0736011B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17631052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61280866A Expired - Lifetime JPH0736011B2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 液体クロマトグラフ用カラムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736011B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02128158A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-16 | Showa Denko Kk | 液体クロマトグラフ用カラムの製造方法 |
US5667675A (en) * | 1996-02-29 | 1997-09-16 | Varian Associate, Inc. | Collapsible apparatus for compressing packing material in liquid chromatography columns and methods of use |
FR2898064A1 (fr) * | 2006-03-03 | 2007-09-07 | Novasep Soc Par Actions Simpli | Dispositif de chromatographie modulaire |
JP4862729B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-01-25 | 栗田工業株式会社 | クロマトグラフィカラムの支持加圧装置およびクロマトグラフィ装置 |
US8066876B2 (en) * | 2009-11-23 | 2011-11-29 | Agilent Technologies, Inc. | Apparatus and methods for packing chromatography columns |
-
1986
- 1986-11-27 JP JP61280866A patent/JPH0736011B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63134952A (ja) | 1988-06-07 |
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