JPH0735984B2 - 肌色に基づくカラーイメージスケール - Google Patents
肌色に基づくカラーイメージスケールInfo
- Publication number
- JPH0735984B2 JPH0735984B2 JP29375191A JP29375191A JPH0735984B2 JP H0735984 B2 JPH0735984 B2 JP H0735984B2 JP 29375191 A JP29375191 A JP 29375191A JP 29375191 A JP29375191 A JP 29375191A JP H0735984 B2 JPH0735984 B2 JP H0735984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- displayed
- column
- gold
- silver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肌色に合わせて服装
やメイクアップ等の配色や柄、素材の組合せ等を選択す
るのに極めて便利なカラーイメージスケールに関する。
やメイクアップ等の配色や柄、素材の組合せ等を選択す
るのに極めて便利なカラーイメージスケールに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】服装
やメイクアップは、それ自体の色彩、配色、デザイン等
が重要な要素であることは言うまでもないが、これに劣
らず重要であると考えられるのが、色彩や配色とこれを
身に付ける者の肌色とのマッチングである。通常、人に
はそれぞれ好みの色があり、多く人間はこの好みの色を
基準として服装等の色や配色を選択する。しかし、この
ようにして選択される服装の色や配色が、その人間に必
ずしも似合ったものとならないことは、しばしば経験す
るところである。これは、その色や配色がその人間の肌
色と十分マッチングしていないことによる場合が少なく
ない。
やメイクアップは、それ自体の色彩、配色、デザイン等
が重要な要素であることは言うまでもないが、これに劣
らず重要であると考えられるのが、色彩や配色とこれを
身に付ける者の肌色とのマッチングである。通常、人に
はそれぞれ好みの色があり、多く人間はこの好みの色を
基準として服装等の色や配色を選択する。しかし、この
ようにして選択される服装の色や配色が、その人間に必
ずしも似合ったものとならないことは、しばしば経験す
るところである。これは、その色や配色がその人間の肌
色と十分マッチングしていないことによる場合が少なく
ない。
【0003】しかし、実際に自分の肌色に対しどのよう
な色彩や配色が似合うか、或いはどのような配色を選択
した場合にいかなるイメージとなるかを知ることは、多
くの人間にとって容易なことではない。従来、このよう
な肌色を基準として色や配色等を選択するための簡便な
手段は知られていない。
な色彩や配色が似合うか、或いはどのような配色を選択
した場合にいかなるイメージとなるかを知ることは、多
くの人間にとって容易なことではない。従来、このよう
な肌色を基準として色や配色等を選択するための簡便な
手段は知られていない。
【0004】本発明は、多種多様な肌色に対する配色等
の適・不適を容易に判定し、或いは肌色に対する最適な
配色等を容易に選択することができる簡便な手段を提供
しようとするものである。
の適・不適を容易に判定し、或いは肌色に対する最適な
配色等を容易に選択することができる簡便な手段を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、人間の肌色
を明度と色相とから捉えた場合、それぞれを数段階に分
類できること、また、明度と色相の変化を特定のカラー
イメージと結び付けることにより肌色の区別、分類が非
常に容易に理解できることに着目し、明度と色相とによ
り分類される肌色を、特定のカラーイメージと結び付け
た2次元の座標系中に表示するとともに、各座標にそれ
ぞれの肌色に対して選択される配色等のサンプル例を表
示することにより、各人の肌色と対応させて服装等の適
切な配色や柄、素材等の組合せを容易に選択できるよう
にしたスケールを創案したものである。
を明度と色相とから捉えた場合、それぞれを数段階に分
類できること、また、明度と色相の変化を特定のカラー
イメージと結び付けることにより肌色の区別、分類が非
常に容易に理解できることに着目し、明度と色相とによ
り分類される肌色を、特定のカラーイメージと結び付け
た2次元の座標系中に表示するとともに、各座標にそれ
ぞれの肌色に対して選択される配色等のサンプル例を表
示することにより、各人の肌色と対応させて服装等の適
切な配色や柄、素材等の組合せを容易に選択できるよう
にしたスケールを創案したものである。
【0006】すなわち、本発明のカラーイメージスケー
ルは、交差する方向にそれぞれ複数の小枠欄が連続し、
実質的に4辺を有する表色欄を設け、この表色欄の対向
する任意の1対の辺間を肌色の明度の高低を表す「Mil
d」−「Sharp」系軸とし、この1対の辺のうち、一方の
辺の欄外に「Mild」等の高い明度をイメージさせる語の
文字を表示するとともに、他方の辺の欄外に「Sharp」
等の低い明度をイメージさせる語の文字を表示し、表色
欄の対向する他の辺間を肌色の色相を表す「Gold」−
「Silver」系軸とし、この1対の辺のうち、一方の辺の
欄外に「Gold」等の暖色系の色をイメージさせる語の文
字を表示するとともに、他方の辺の欄外に「Silver」等
の寒色系の色をイメージさせる語の文字を表示し、各小
枠欄内には「Mild」−「Sharp」系軸および「Gold」−
「Silver」系軸のカラーイメージに応じた異なる明度お
よび色相の肌色を表示し、且つ各小枠欄内に当該小枠欄
に表示の肌色に対応させる配色、柄、素材等のサンプル
例を表示できる表示部を設けたことをその特徴とする。
ルは、交差する方向にそれぞれ複数の小枠欄が連続し、
実質的に4辺を有する表色欄を設け、この表色欄の対向
する任意の1対の辺間を肌色の明度の高低を表す「Mil
d」−「Sharp」系軸とし、この1対の辺のうち、一方の
辺の欄外に「Mild」等の高い明度をイメージさせる語の
文字を表示するとともに、他方の辺の欄外に「Sharp」
等の低い明度をイメージさせる語の文字を表示し、表色
欄の対向する他の辺間を肌色の色相を表す「Gold」−
「Silver」系軸とし、この1対の辺のうち、一方の辺の
欄外に「Gold」等の暖色系の色をイメージさせる語の文
字を表示するとともに、他方の辺の欄外に「Silver」等
の寒色系の色をイメージさせる語の文字を表示し、各小
枠欄内には「Mild」−「Sharp」系軸および「Gold」−
「Silver」系軸のカラーイメージに応じた異なる明度お
よび色相の肌色を表示し、且つ各小枠欄内に当該小枠欄
に表示の肌色に対応させる配色、柄、素材等のサンプル
例を表示できる表示部を設けたことをその特徴とする。
【0007】このような本発明の基本的或いは好ましい
実施態様としては、例えば、以下のようなものがある。 (1) 上記の構成において、「Mild」−「Sharp」系軸が
3つの小枠欄から構成され、各小枠欄に対応した表色欄
の欄外には軸方向で順に「色白」、「普通」および「色
黒」等の肌色の明度の高低を表す語の文字若しくは明度
の高低を表す指数が表示され、「Gold」−「Silver」系
軸が4つまたはそれ以上の小欄枠から構成されたカラー
イメージスケール。
実施態様としては、例えば、以下のようなものがある。 (1) 上記の構成において、「Mild」−「Sharp」系軸が
3つの小枠欄から構成され、各小枠欄に対応した表色欄
の欄外には軸方向で順に「色白」、「普通」および「色
黒」等の肌色の明度の高低を表す語の文字若しくは明度
の高低を表す指数が表示され、「Gold」−「Silver」系
軸が4つまたはそれ以上の小欄枠から構成されたカラー
イメージスケール。
【0008】(2) 上記の構成において、表色欄が縦方
向および横方向にそれぞれ連続した複数の小枠欄を有
し、この表色欄の上部または下部のうちのいずれか一方
の欄外に「Mild」等の高い明度をイメージさせる語の文
字を表示するとともに、他方の欄外に「Sharp」等の低
い明度をイメージさせる語の文字を表示し、表色欄の左
右のうちいずれか一方の欄外に「Gold」等の暖色系の色
をイメージさせる語の文字を表示するとともに、他方の
欄外に「Silver」等の寒色系の色をイメージさせる語の
文字を表示したカラーイメージスケール。
向および横方向にそれぞれ連続した複数の小枠欄を有
し、この表色欄の上部または下部のうちのいずれか一方
の欄外に「Mild」等の高い明度をイメージさせる語の文
字を表示するとともに、他方の欄外に「Sharp」等の低
い明度をイメージさせる語の文字を表示し、表色欄の左
右のうちいずれか一方の欄外に「Gold」等の暖色系の色
をイメージさせる語の文字を表示するとともに、他方の
欄外に「Silver」等の寒色系の色をイメージさせる語の
文字を表示したカラーイメージスケール。
【0009】(3) 上記(2)の構成において、「Mild」−
「Sharp」系軸が3つの小枠欄から構成され、各小枠欄
に対応した表色欄の欄外には上段の小枠欄から順に「色
白」、「普通」および「色黒」等の肌色の明度の高低を
表す語の文字若しくは明度の高低を表す指数が表示さ
れ、且つ「Gold」−「Silver」系軸が4つまたはそれ以
上の小欄枠から構成されたカラーイメージスケール。
「Sharp」系軸が3つの小枠欄から構成され、各小枠欄
に対応した表色欄の欄外には上段の小枠欄から順に「色
白」、「普通」および「色黒」等の肌色の明度の高低を
表す語の文字若しくは明度の高低を表す指数が表示さ
れ、且つ「Gold」−「Silver」系軸が4つまたはそれ以
上の小欄枠から構成されたカラーイメージスケール。
【0010】(4) 上記(3)の構成において、正方形また
は矩形の表色欄が、その内部が格子状に仕切られること
により縦方向に3つ、横方向に4つの小枠欄を有し、こ
の表色欄の上部の欄外に「Mild」の文字を表示するとと
もに、下部の欄外に「Sharp」の文字を表示し、表色欄
の左側の欄外に「Gold」の文字を表示するとともに、右
側の欄外に「Silver」の文字を表示し、「Mild」−「Sh
arp」系軸の3つの小枠欄に対応した表色欄の欄外には
上段の小枠欄から順に「色白」、「普通」および「色
黒」の文字を表示したカラーイメージスケール。
は矩形の表色欄が、その内部が格子状に仕切られること
により縦方向に3つ、横方向に4つの小枠欄を有し、こ
の表色欄の上部の欄外に「Mild」の文字を表示するとと
もに、下部の欄外に「Sharp」の文字を表示し、表色欄
の左側の欄外に「Gold」の文字を表示するとともに、右
側の欄外に「Silver」の文字を表示し、「Mild」−「Sh
arp」系軸の3つの小枠欄に対応した表色欄の欄外には
上段の小枠欄から順に「色白」、「普通」および「色
黒」の文字を表示したカラーイメージスケール。
【0011】このような本発明のカラーイメージスケー
ルは、通常、紙、合成樹脂或いは金属製等のシートや板
体に表示されて使用されるが、その表示媒体は上記に限
定されるものではなく、立体的な表示媒体を含むあらゆ
る媒体に表示可能である。
ルは、通常、紙、合成樹脂或いは金属製等のシートや板
体に表示されて使用されるが、その表示媒体は上記に限
定されるものではなく、立体的な表示媒体を含むあらゆ
る媒体に表示可能である。
【0012】また、上記表色欄の欄外に表示される文字
は「Mild」、「Sharp」、「Gold」、「Silver」に限定
されるものではなく、例えば肌色の明度の高低を表す
「Mild」−「Sharp」系軸に関しては、対向する1対の
辺の欄外に「ソフトな」−「堅い」(「一方の辺の欄外
に表示の文字」−「他方の辺の欄外に表示の文字」以下
同様)、「静的」−「動的」、「穏やか」−「激しい」
或いはこれらの同義若しくは類義語等を表示することが
できる。また、色相を表す「Gold」−「Silver」系軸に
関しては、「SUN」−「MOON」、「暖色(系)」−「寒
色(系)」、「イエロー」−「オレンジ」、「ピンク」
−「ブルー」或いはこれらの同義若しくは類義語等を表
示することができる。
は「Mild」、「Sharp」、「Gold」、「Silver」に限定
されるものではなく、例えば肌色の明度の高低を表す
「Mild」−「Sharp」系軸に関しては、対向する1対の
辺の欄外に「ソフトな」−「堅い」(「一方の辺の欄外
に表示の文字」−「他方の辺の欄外に表示の文字」以下
同様)、「静的」−「動的」、「穏やか」−「激しい」
或いはこれらの同義若しくは類義語等を表示することが
できる。また、色相を表す「Gold」−「Silver」系軸に
関しては、「SUN」−「MOON」、「暖色(系)」−「寒
色(系)」、「イエロー」−「オレンジ」、「ピンク」
−「ブルー」或いはこれらの同義若しくは類義語等を表
示することができる。
【0013】さらに、同じく小枠欄の各欄外に表示され
る肌色の明度の高低を表す語としては、「色白」、「普
通」および「色黒」の外に、例えば「ホワイト」、「ナ
チュラル」および「ダーク」等の文字を表示することが
できる。また、これらの文字の代わりに、「1、2、
3」等の明度を表す指数を表示してもよい。
る肌色の明度の高低を表す語としては、「色白」、「普
通」および「色黒」の外に、例えば「ホワイト」、「ナ
チュラル」および「ダーク」等の文字を表示することが
できる。また、これらの文字の代わりに、「1、2、
3」等の明度を表す指数を表示してもよい。
【0014】なお、表色欄は、正方形または矩形の枠欄
を格子状に仕切ることにより縦方向および横方向に各複
数の小枠欄を形成した構成が最も単純且つ基本的なもの
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、表
色欄は交差する方向にそれぞれ複数の小枠欄が連続し、
実質的に4辺を有するものであればその構成を問わな
い。すなわち、表色欄やこれを構成する小枠欄の形状、
「Mild」−「Sharp」系軸と「Gold」−「Silver」系軸
の方向等の構成は、上記条件に従うかぎり任意である。
を格子状に仕切ることにより縦方向および横方向に各複
数の小枠欄を形成した構成が最も単純且つ基本的なもの
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、表
色欄は交差する方向にそれぞれ複数の小枠欄が連続し、
実質的に4辺を有するものであればその構成を問わな
い。すなわち、表色欄やこれを構成する小枠欄の形状、
「Mild」−「Sharp」系軸と「Gold」−「Silver」系軸
の方向等の構成は、上記条件に従うかぎり任意である。
【0015】
【作用】本発明のカラーイメージスケールにおいて、
「Mild」−「Sharp」系軸は肌色の明度の高低を表す軸
であり、各小枠欄に表示される肌色は「Mild」側から
「Sharp」側にかけて順次明度が小さく(すなわち、黒
っぽく)なっている。したがって、「Mild」−「Shar
p」系軸を3つの小枠欄から構成する場合には、この3
つの小枠欄は「Mild」側から「Sharp」側に順に「色
白」、「普通」、「色黒」を意味することになり、上述
したように各小枠欄の欄外に明度の高低を表す語の文字
または指数を表示することができる。一方、「Gold」−
「Silver」系軸は肌色の色相(色み)を表す軸であり、
各小枠欄に表示される肌色は「Gold」側ほど暖色系の色
みを含み、これに対し「Silver」側ほど寒色系の色みを
含む色合いとなる。
「Mild」−「Sharp」系軸は肌色の明度の高低を表す軸
であり、各小枠欄に表示される肌色は「Mild」側から
「Sharp」側にかけて順次明度が小さく(すなわち、黒
っぽく)なっている。したがって、「Mild」−「Shar
p」系軸を3つの小枠欄から構成する場合には、この3
つの小枠欄は「Mild」側から「Sharp」側に順に「色
白」、「普通」、「色黒」を意味することになり、上述
したように各小枠欄の欄外に明度の高低を表す語の文字
または指数を表示することができる。一方、「Gold」−
「Silver」系軸は肌色の色相(色み)を表す軸であり、
各小枠欄に表示される肌色は「Gold」側ほど暖色系の色
みを含み、これに対し「Silver」側ほど寒色系の色みを
含む色合いとなる。
【0016】各小枠欄の表示部には、配色等のサンプル
例が表示されるが、このサンプル例は、本スケールの使
用目的に応じて任意のものが表示できる。
例が表示されるが、このサンプル例は、本スケールの使
用目的に応じて任意のものが表示できる。
【0017】本発明のカラーイメージスケールは、例え
ば、肌色に対する服装、靴、アクセサリー等の色や柄さ
らには素材の組合せ、メイクアップカラー、ネイルカラ
ー、ヘアカラーの色の組合せ等を選択する際に使用され
る。したがって、例えば、洋服の色の組合せを選択する
ために使用する場合には、表示部にはそれぞれの小枠欄
に表示された肌色にマッチした洋服の色の組合せが表示
され、また、メイクアップカラーの色の組合せを選択す
る場合には、例えば、肌色にマッチしたファウンデーシ
ョン、リップカラー、アイシャドーカラー等の色の組合
せが表示される。また、同様に洋服と靴の色の組合せ、
メイクアップカラーとヘアカラーの組合せ、洋服の柄の
組合せや素材の組合せ等、表示部には任意の色や素材等
の組合せが表示できる。
ば、肌色に対する服装、靴、アクセサリー等の色や柄さ
らには素材の組合せ、メイクアップカラー、ネイルカラ
ー、ヘアカラーの色の組合せ等を選択する際に使用され
る。したがって、例えば、洋服の色の組合せを選択する
ために使用する場合には、表示部にはそれぞれの小枠欄
に表示された肌色にマッチした洋服の色の組合せが表示
され、また、メイクアップカラーの色の組合せを選択す
る場合には、例えば、肌色にマッチしたファウンデーシ
ョン、リップカラー、アイシャドーカラー等の色の組合
せが表示される。また、同様に洋服と靴の色の組合せ、
メイクアップカラーとヘアカラーの組合せ、洋服の柄の
組合せや素材の組合せ等、表示部には任意の色や素材等
の組合せが表示できる。
【0018】このようなカラーイメージスケールを使用
する場合には、使用する本人の肌の明度を測定して「Mi
ld」−「Sharp」系軸中のどのレベルの明度かを判定
し、次いで肌色合いから「Gold」−「Silver」系軸のど
の段階に位置するかを判定し、本人の肌色に該当すると
思われる1または複数の小枠欄を選択するものであり、
当該小枠欄の表示部に表示されたサンプル例から、例え
ば本人の肌色に適した服装の色の組合せやメイクアップ
の色の組合せを知ることができる。
する場合には、使用する本人の肌の明度を測定して「Mi
ld」−「Sharp」系軸中のどのレベルの明度かを判定
し、次いで肌色合いから「Gold」−「Silver」系軸のど
の段階に位置するかを判定し、本人の肌色に該当すると
思われる1または複数の小枠欄を選択するものであり、
当該小枠欄の表示部に表示されたサンプル例から、例え
ば本人の肌色に適した服装の色の組合せやメイクアップ
の色の組合せを知ることができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すもので、紙ま
たは合成樹脂製のシート1上に正方形ないし矩形の表色
欄2を設け、この表色欄2の内部を線により格子状に仕
切ることにより、縦方向および横方向にそれぞれ複数の
小枠欄3が連続した構成となっている。
たは合成樹脂製のシート1上に正方形ないし矩形の表色
欄2を設け、この表色欄2の内部を線により格子状に仕
切ることにより、縦方向および横方向にそれぞれ複数の
小枠欄3が連続した構成となっている。
【0020】この表色欄2の上部の欄外には「Mild」の
文字が、また、下部の欄外には「Sharp」の文字がそれ
ぞれ表示されている。また、表色欄2の左側の欄外には
「Gold」の文字が、右側の欄外には「Silver」の文字が
それぞれ表示されている。これにより、表色欄2の上下
方向が肌色の明度の高低を表示する「Mild」−「Shar
p」系軸、左右方向が肌色の色相を表す「Gold」−「Sil
ver」系軸となっている。この実施例では、「Mild」−
「Sharp」系軸が3つの小枠欄3から構成され、「Gol
d」−「Silver」系軸が4つの小枠欄3から構成されて
いる。そして、「Mild」−「Sharp」軸の小枠欄3に対
応した表色欄2の左欄外には、上段の小枠欄3から順に
「色白」、「普通」および「色黒」の文字が表示され、
さらに、「Gold」−「Silver」系軸の小枠欄3に対応し
た表色欄2の下部欄外には、左側の小枠欄から順に「肌
色A」、「肌色B」、「肌色C」、「肌色D」の文字が
表示されている。すなわち、この実施例では「Gold」−
「Silver」系軸は「肌色A」〜「肌色D」という4タイ
プの色合いに分類されることになる。
文字が、また、下部の欄外には「Sharp」の文字がそれ
ぞれ表示されている。また、表色欄2の左側の欄外には
「Gold」の文字が、右側の欄外には「Silver」の文字が
それぞれ表示されている。これにより、表色欄2の上下
方向が肌色の明度の高低を表示する「Mild」−「Shar
p」系軸、左右方向が肌色の色相を表す「Gold」−「Sil
ver」系軸となっている。この実施例では、「Mild」−
「Sharp」系軸が3つの小枠欄3から構成され、「Gol
d」−「Silver」系軸が4つの小枠欄3から構成されて
いる。そして、「Mild」−「Sharp」軸の小枠欄3に対
応した表色欄2の左欄外には、上段の小枠欄3から順に
「色白」、「普通」および「色黒」の文字が表示され、
さらに、「Gold」−「Silver」系軸の小枠欄3に対応し
た表色欄2の下部欄外には、左側の小枠欄から順に「肌
色A」、「肌色B」、「肌色C」、「肌色D」の文字が
表示されている。すなわち、この実施例では「Gold」−
「Silver」系軸は「肌色A」〜「肌色D」という4タイ
プの色合いに分類されることになる。
【0021】「Gold」−「Silver」系軸は、「Gold」側
ほど暖色系の色相であり、「Silver」側ほど寒色系の色
相となる。したがって、上記「肌色A」〜「肌色D」の
うち「肌色A」と「肌色B」が「Gold」側に入り、「肌
色C」と「肌色D」が「Silver」側に入ることになる。
この「Gold」側と「Silver」側は、それぞれ次のような
赤み系および黄み系の色を含んでいる。 「Gold」側 赤み系:ピーチ系、ウォームピンク系、
オレンジ系 黄み系:アイボリー系、イエローベージュ系、ゴールデ
ンベージュ系 「Silver」側 赤み系:ピンク系、ピンクベージュ系、 黄み系:ホワイト系、ベージュ系、オリーブ系
ほど暖色系の色相であり、「Silver」側ほど寒色系の色
相となる。したがって、上記「肌色A」〜「肌色D」の
うち「肌色A」と「肌色B」が「Gold」側に入り、「肌
色C」と「肌色D」が「Silver」側に入ることになる。
この「Gold」側と「Silver」側は、それぞれ次のような
赤み系および黄み系の色を含んでいる。 「Gold」側 赤み系:ピーチ系、ウォームピンク系、
オレンジ系 黄み系:アイボリー系、イエローベージュ系、ゴールデ
ンベージュ系 「Silver」側 赤み系:ピンク系、ピンクベージュ系、 黄み系:ホワイト系、ベージュ系、オリーブ系
【0022】各小枠欄3内には「Mild」−「Sharp」系
軸および「Gold」−「Silver」系軸のカラーイメージに
応じた異なる明度および色相の肌色を表示a1〜a
12し、且つ各小枠欄3に当該小枠欄に表示の肌色に対応
させる配色、柄、素材等のサンプル例を表示できる表示
部b1〜b12が設けられている。この表示部は、図中b
1A、b1Bやb5A、b5B、b5Cに示すように、1の小枠欄
3に2以上設けることができる。
軸および「Gold」−「Silver」系軸のカラーイメージに
応じた異なる明度および色相の肌色を表示a1〜a
12し、且つ各小枠欄3に当該小枠欄に表示の肌色に対応
させる配色、柄、素材等のサンプル例を表示できる表示
部b1〜b12が設けられている。この表示部は、図中b
1A、b1Bやb5A、b5B、b5Cに示すように、1の小枠欄
3に2以上設けることができる。
【0023】また、この実施例では各表示部b1〜b12
に表示された配色サンプル例に、その配色のイメージを
表す「ロマンチック」、「キュート」、「エレガン
ト」、「モダン」、「エスニック」等の文字が表示され
ている。また、本実施例のように肌色を「Mild」−「Sh
arp」系軸、「Gold」−「Silver」系軸により計12種
類に分類する場合、例えば、各肌色を以下のように表現
することができる。 肌色A 肌色B 肌色C 肌色D 色白 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ホワイト」 「ピンキッシュ ホワイト」 ホワイト」 ホワイト」 普通 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ベージュ」 「ピンキッシュ ナチュラル」 ナチュラル」 ナチュラル」 色黒 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ダーク」 「ピンキッシュ ダーク」 ダーク」 ダーク」 したがって、これらの各文字あるいはこれらに類する文
字を各小枠欄3に表示するようにしてもよい。
に表示された配色サンプル例に、その配色のイメージを
表す「ロマンチック」、「キュート」、「エレガン
ト」、「モダン」、「エスニック」等の文字が表示され
ている。また、本実施例のように肌色を「Mild」−「Sh
arp」系軸、「Gold」−「Silver」系軸により計12種
類に分類する場合、例えば、各肌色を以下のように表現
することができる。 肌色A 肌色B 肌色C 肌色D 色白 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ホワイト」 「ピンキッシュ ホワイト」 ホワイト」 ホワイト」 普通 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ベージュ」 「ピンキッシュ ナチュラル」 ナチュラル」 ナチュラル」 色黒 「オレンジ 「イエロイッシュ 「ダーク」 「ピンキッシュ ダーク」 ダーク」 ダーク」 したがって、これらの各文字あるいはこれらに類する文
字を各小枠欄3に表示するようにしてもよい。
【0024】以上の実施例は、本発明の最も基本的な実
施例であるが、前述したように本発明を構成する表色欄
は種々の態様を採ることが可能であり、交差する方向に
それぞれ複数の小枠欄が連続し、実質的に4辺を有する
ものであればその構成を問わない。
施例であるが、前述したように本発明を構成する表色欄
は種々の態様を採ることが可能であり、交差する方向に
それぞれ複数の小枠欄が連続し、実質的に4辺を有する
ものであればその構成を問わない。
【0025】図2および図3は、それぞれ本発明の他の
実施例を示すものであり、このうち図2に示すものは、
「Mild」−「Sharp」系軸と「Gold」−「Silver」軸系
が斜め方向で交差するような座標系とした例、また、図
3に示すものは各小枠欄3をそれぞれ独立した枠欄で構
成した例である。なお、本発明のカラーイメージスケー
ルは、デザインや配色等を学ぶ際の教材としても利用で
き、例えば、配色等の表示部b1〜b12を空欄としてお
き、この表示部に自分のイメージする配色等のサンプル
例を載せていき、肌色に対しどのような配色が適切かを
研究するのにも利用することができる。
実施例を示すものであり、このうち図2に示すものは、
「Mild」−「Sharp」系軸と「Gold」−「Silver」軸系
が斜め方向で交差するような座標系とした例、また、図
3に示すものは各小枠欄3をそれぞれ独立した枠欄で構
成した例である。なお、本発明のカラーイメージスケー
ルは、デザインや配色等を学ぶ際の教材としても利用で
き、例えば、配色等の表示部b1〜b12を空欄としてお
き、この表示部に自分のイメージする配色等のサンプル
例を載せていき、肌色に対しどのような配色が適切かを
研究するのにも利用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明のカラーイメー
ジスケールは、明度と色相とにより分類される肌色を、
特定のカラーイメージと結び付けた2次元の座標系中に
表示し、各座標にそれぞれの肌色に対して選択される配
色等のサンプル例を表示できるようにしたので、多種多
様な肌色に対する配色等の適・不適を何人でも容易に判
定し、或いは肌色に対する最適な配色等を容易に選択す
ることができる。
ジスケールは、明度と色相とにより分類される肌色を、
特定のカラーイメージと結び付けた2次元の座標系中に
表示し、各座標にそれぞれの肌色に対して選択される配
色等のサンプル例を表示できるようにしたので、多種多
様な肌色に対する配色等の適・不適を何人でも容易に判
定し、或いは肌色に対する最適な配色等を容易に選択す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図である。
1…シート、2…表色欄、3…小枠欄、a1〜a12…肌
色の表示、b1〜b12…表示部
色の表示、b1〜b12…表示部
Claims (4)
- 【請求項1】 交差する方向にそれぞれ複数の小枠欄が
連続し、実質的に4辺を有する表色欄を設け、この表色
欄の対向する任意の1対の辺間を肌色の明度の高低を表
す「Mild」−「Sharp」系軸とし、この1対の辺のう
ち、一方の辺の欄外に「Mild」等の高い明度をイメージ
させる語の文字を表示するとともに、他方の辺の欄外に
「Sharp」等の低い明度をイメージさせる語の文字を表
示し、表色欄の対向する他の辺間を肌色の色相を表す
「Gold」−「Silver」系軸とし、この1対の辺のうち、
一方の辺の欄外に「Gold」等の暖色系の色をイメージさ
せる語の文字を表示するとともに、他方の辺の欄外に
「Silver」等の寒色系の色をイメージさせる語の文字を
表示し、各小枠欄内には「Mild」−「Sharp」系軸およ
び「Gold」−「Silver」系軸のカラーイメージに応じた
異なる明度および色相の肌色を表示し、且つ各小枠欄内
に当該小枠欄に表示の肌色に対応させる配色、柄、素材
等のサンプル例を表示できる表示部を設けてなる肌色に
基づくカラーイメージスケール。 - 【請求項2】 表色欄が縦方向および横方向にそれぞれ
連続した複数の小枠欄を有し、この表色欄の上部または
下部のうちのいずれか一方の欄外に「Mild」等の高い明
度をイメージさせる語の文字を表示するとともに、他方
の欄外に「Sharp」等の低い明度をイメージさせる語の
文字を表示し、表色欄の左右のうちいずれか一方の欄外
に「Gold」等の暖色系の色をイメージさせる語の文字を
表示するとともに、他方の欄外に「Silver」等の寒色系
の色をイメージさせる語の文字を表示することを特徴と
する請求項1に記載の肌色に基づくカラーイメージスケ
ール。 - 【請求項3】 「Mild」−「Sharp」系軸が3つの小枠
欄から構成され、各小枠欄に対応した表色欄の欄外には
軸方向で順に「色白」、「普通」および「色黒」等の肌
色の明度の高低を表す語の文字若しくは明度の高低を表
す指数を表示し、且つ「Gold」−「Silver」系軸が4つ
またはそれ以上の小欄枠から構成されてなる請求項1ま
たは2に記載の肌色に基づくカラーイメージスケール。 - 【請求項4】 正方形または矩形の表色欄が、その内部
が格子状に仕切られることにより縦方向に3つ、横方向
に4つの小枠欄を有し、この表色欄の上部の欄外に「Mi
ld」の文字を表示するとともに、下部の欄外に「Shar
p」の文字を表示し、表色欄の左側の欄外に「Gold」の
文字を表示するとともに、右側の欄外に「Silver」の文
字を表示し、「Mild」−「Sharp」系軸の3つの小枠欄
に対応した表色欄の欄外には上段の小枠欄から順に「色
白」、「普通」および「色黒」の文字を表示したことを
特徴とする請求項1、2または3に記載の肌色に基づく
カラーイメージスケール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29375191A JPH0735984B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 肌色に基づくカラーイメージスケール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29375191A JPH0735984B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 肌色に基づくカラーイメージスケール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107115A JPH05107115A (ja) | 1993-04-27 |
JPH0735984B2 true JPH0735984B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17798761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29375191A Expired - Fee Related JPH0735984B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 肌色に基づくカラーイメージスケール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735984B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2400748C (en) | 2000-03-31 | 2009-10-20 | Imx Labs, Inc. | Nail polish color selection system and method |
US6516245B1 (en) | 2000-05-31 | 2003-02-04 | The Procter & Gamble Company | Method for providing personalized cosmetics |
FR2817745B1 (fr) * | 2000-12-08 | 2003-03-28 | Oreal | Nuancier et procede de fabrication |
FR2817746B1 (fr) * | 2000-12-08 | 2005-03-11 | Oreal | Nuancier reproduisant une caracteristique d'apparence autre que la couleur |
US7624769B2 (en) | 2004-11-08 | 2009-12-01 | Cosmetic Technologies, L.L.C. | Automated customized cosmetic dispenser |
EP3935997A1 (en) | 2015-06-08 | 2022-01-12 | Cosmetic Technologies, LLC | Automated delivery system of a cosmetic sample |
US11887509B2 (en) * | 2020-04-10 | 2024-01-30 | Lee Kaplan | Method and apparatus for comparing colors |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP29375191A patent/JPH0735984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05107115A (ja) | 1993-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Chevreul | The principles of harmony and contrast of colours, and their applications to the arts | |
Whelan | Color harmony, 2: A guide to creative color combinations | |
US1629330A (en) | Color-harmony device | |
JP2001095623A (ja) | ポイントメークアップ化粧料の選択方法 | |
Shin et al. | Colour preferences for traditional Korean colours | |
JPH0735984B2 (ja) | 肌色に基づくカラーイメージスケール | |
Lluch | Color for Architects (Architecture Brief) | |
US4744378A (en) | Method and apparatus for selecting lipstick shades | |
Wyler | Color terms between elegance and beauty | |
JP3913310B2 (ja) | 色票セット | |
Dransart | The sounds and tastes of colours: hue and saturation in Isluga textiles | |
Troost | 10 Empirical studies in color constancy | |
Corcoran | The variability of children's responses to color stimuli | |
Aslanoğlu | The Role of Color in Determining Visual Complexity in Abstract Images | |
Galeotti | The Challenge Of The Teaching Of Colour: A Method For The Graphic Design | |
Hadiyansyah et al. | Lipstick as Female Students Visual Communication Strategy | |
Kavolis | The value-orientations theory of artistic style | |
Martel | The principles of colouring in painting | |
Zaragoza | Colour and gender: language nuances | |
Huttunen | Beneath the Surface of Colours | |
JPH11309016A (ja) | パーソナルカラーシステム デコーダー | |
Swasty | Color: the Professional's Guide Understanding, Appreciating, and Mastering Color in Art and Design | |
Dennis | An Introduction to Marisol Escobar’s The Party, c. 1965-66 | |
Lee | Impact of traditional Korean textile designs on the aesthetic evaluation of modern consumers | |
Kuleshova et al. | Image clothing as a component of the professional designer’s education |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |